JPH0264972A - 揺動型ヘッド位置決め機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、揺動型ヘッド位置決め機構、特に磁気ヘッ
ドを有するアームの信号ラインの実装構造に関するもの
である。

［従来の技術］ 一般に、磁気ディスク装置において、磁気ヘッドを所定
のトラック位置に位置決めするための機構としては、直
進型ヘッド位置決め機構と揺動型ヘッド位置決め機構が
ある。従来使用されてきた直進型ヘッド位置決め機構で
は、案内部を構成する部品点数が多く、機構が複雑であ
り、また長い作動範囲を必要とするため、小形化には限
界があった。これに対し、揺動型ヘッド位置決め機構は
機構が簡単なため、小形、軽量化に有利である。

また、磁気ディスク装置は、磁気ヘッドの任意のトラッ
ク間の必要移動時間を短縮する傾向にあり、この手段と
して揺動部の軽量化、駆動系の性能向上とともに、磁気
ヘッドの最大移動距離を減少させるため、磁気ディスク
に対する一記憶面あたり２個の磁気ヘッドが配置される
。

従来の揺動型ヘッド位置決め機構を第５図乃至第１０図
を用いて説明する。図において、３３ａはデータアーム
、３３ｂはサーボアームであり、上記データアーム３３
ａは、第５図に示すように中央部が数カ所肉抜きされた
長辺形状の板材よりなるアーム本体２と、このアーム本
体２の先端側２ａに固定されたデータ磁気ヘッドｌａ、
ｌａと、上記アーム本体２に貼着されたフレキシブルプ
リント配線板（以下、ＦＰＣという）４ａとからなる。

上記サーボアーム３３ｂは、上記アーム本体２と、この
アーム本体２の先端側２ａに固定されたデータ磁気ヘッ
ド１ａおよびサーボ磁気ヘッド１ｂと、ＦＰＣ４ｂとか
らなる。上記ＦＰＣ４ａは、上記データ磁気ヘッド１ａ
からの信号を変換。

増幅するデータ情報集積回路（以下、データＩＣという
）３ａが実装される部品装着部１６ａと、先端にコネク
タ６を有し上記データＩＣ３ａと図示しない外部の基板
とを接続してデータ信号を伝達する第１のリード部であ
るデータ信号ライン１１ａとからなる。上記ＦＰＣ４ｂ
は、上記データＩＣ３ａおよびサーボ磁気ヘッド１ｂか
らの信号を変換、増幅するサーボ情報集積回路（以下、
サーボＩＣという）３ｂが実装される部品装着部１６ｂ
と、データ信号ラインｌｌａと、先端にコネクタ６を有
し上記サーボＩＣ３ｂと外部の基板とを接続してサーボ
信号を伝達する第２のリード部であるサーボ信号ライン
ｌｌｂとからなる。

次に、上記データアーム３３ａおよびサーボアーム３３
ｂは、第７図および第８図に示す如く、互いに積層され
るようにアーム支持ブロック７の溝に嵌合され、固定ネ
ジ８ａ、８ｂにより高精度に保持、固定される。但し、
上記サーボアーム３３ｂは、アーム支持ブロック７に１
つだけ設けられる。すなわち、ディスク装置においてサ
ーボ磁気ヘッド１ｂは１ケしか設けられていない。−上
記アーム支持ブロック７は、はぼ中央に回転軸が嵌合さ
れる穴７ａと、一端に上記各アーム３３ａ。

３３ｂを支持する支持部７ｂと、他端にコイル２１とを
有する。当該アーム支持ブロック７は、第９図および第
１０図に示すようにハウジング２４にベアリングおよび
シャフト２３を介して回動自在に枢着されており、上記
ハウジング２４は。

上記コイル２１を被うように設けられた磁気回路２２を
有する。また、２５は上記シャフト２３に取付けられた
リーフスプリングであり、上記アーム支持ブロック７を
、コイル２１および磁気回路２２により揺動する方向、
すなわち矢印Ｆ方向と反対方向に附勢している。

次に動作について説明する０図示しない磁気ディスクの
サーボ面に記録されたサーボ情報によりフィードバック
制御され、上記磁気ディスクの任意の位置に磁気ヘッド
１を移動させるために必要な電流がコイル２１に通電さ
れる。このコイル２１からの電磁力によりアーム支持ブ
ロック７はシャフト２３を回動中心として矢印Ｆ方向に
揺動して、磁気ヘッド１を磁気ディスク上の所定のトラ
ック上に移動する。上記磁気ヘッド１が所定のトラック
上に移動したのち、上記磁気ディスクに記録されたデー
タをデータ磁気ヘッド１ａが読取る。データ読取り後、
コイル２１の電流はオフされ、磁気ヘッド１はリーフス
プリング２５により元の位置に戻される。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の揺動型ヘッド位置決め機構は以上のように構成さ
れているので、サーボアーム３３ｂにデータ情報ＩＣ３
ａとサーボ情報ＩＣ３ｂとを近接して実装しなければな
らず、サーボアーム３３ｂのデータ磁気ヘッド１ａがデ
ータの書込み動作を行なう際に発生する電磁ノイズがサ
ーボ磁気ヘッド１ｂとＩＣ入力ピン間に影響を与えて、
サーボ情報に外乱として加わり磁気ヘッド１の位置決め
精度を悪化させる。すなわち、ライトノイズ現象が発生
する。

また上記各アーム３３ａ、３３ｂからそれぞれ外部の基
板にＦＰＣ４のリード部１１ａ、ｌｌｂを引出さねばな
らず、ＦＰＣ４による出力信号系の実装が複雑になる。

またアーム３３ａ、３３ｂの揺動時に磁気ヘッド１の移
動方向によっては上記ＦＰＣ４の信号ラインｌｌａ、ｌ
ｌｂのテンションが大きくなって磁気ディスク上の任意
のトラック移動直後の位置決め精度が悪くなるなどの問
題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、ライトノイズ現象を極力押さえ、かつＦＰＣ
の信号ラインのテンションを軽減して、位置決め精度を
向上させることができ、またＦＰＣによる出力信号系の
実装を簡単にできる揺動型ヘッド位置決め機構を得るこ
とを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る揺動型ヘッド位置決め機構は、サーボ情
報集積回路をアーム支持ブロックに設け、このサーボ情
報集積回路とサーボ磁気ヘッドとをツイスト線で結線し
、かつ各プリント配線板のリード部を一枚のフレキシブ
ルプリント配線板により形成したものである。

［作用］ この発明における揺動型位置決め機構は、サーボ情報集
積回路をアーム支持ブロックに設けて、データ情報集積
回路とサーボ情報集積回路との距離を広げ、またサーボ
磁気ヘッドとサーボ情報集積回路とをツイスト線で結線
したので、サーボ情報集積回路にデータ信号の書込み動
作によるノイズが混入するのを減少させる。また、各プ
リント配線板のリード部を一枚のフレキシブルプリン１
へ配線板で形成したので、ＦＰＣによる出力信号系の実
装構造が簡単になり、かつリード部のテンションが軽減
する。

［実施例コ 以下、この発明の一実施例である揺動型ヘッド位置決め
機構を第１図乃至第４図を用いて説明する。なお、第５
図乃至第１０図と同じものは同一の符号を用いて説明を
省略する。図において、３０ａはデータアーム、３０ｂ
はサーボアームであり、それぞれＦＰＣ４のデータ信号
ライン１１ａを有する。上記サーボアーム３０ｂは、ア
ーム本体２と、ＦＰＣ４とからなり、サーボ信号ライン
であるツイスト線５を有する。上記ツイスト線５は、サ
ーボ磁気ヘッド１ｂに接続され、アーム本体２の側面に
固定されている。上記データアーム３０ａおよびサーボ
アーム３０ｂは、固定ネジ８ａ、８ｂによりアーム支持
ブロック７に積層される如く固定され、また、上記アー
ム支持ブロック７の側面には、上記ＦＰＣ４からのデー
タ信号ラインｌｌａの先端に設けられたコネクタを保持
、固定するための接続端子１０と、当該接続端子１０を
実装しデータ出力信号を整理共有化を計るため、すなわ
ちＧＲＤを共通にするなど信号線をまとめるための端子
用基板９が装着されている。また、上記端子用基板９の
磁気ヘッド１側の横にはサーボＩＣ３ｂが実装されたＩ
Ｃ用基板１３が設けられている。当該ＩＣ用基板１３は
、上記ツイスト線５の他端が接続され、かつデータ信号
ラインｌｌａを押え込む固定板も兼用している。上記サ
ーボＩＣ３ｂは、シールド板１４で被われており、上記
端子用基板９に接続されている。

上記端子用基板９で整理統合されたサーボ、データ信号
線は、−枚のＦ　Ｐ　Ｃ１５を通じて外部の基板に接続
される。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば揺動型ヘッド位置決め
機構において、サーボ情報集積回路をアーム支持ブロッ
クに設けて、データ情報集積回路とサーボ情報集積回路
との距離を広げ、またサーボ磁気ヘッドとサーボ情報集
積回路とをツイスト線で結線したので、サーボ情報集積
回路へのデータ信号の書込み動作によるノイズの混入が
減少し、かつ各プリント配線板のリード部を一枚のフレ
キシブルプリント配線板で形成したので、リード部のテ
ンションが軽減して、磁気ヘッドの位置決め精度が向上
する。また、ＦＰＣによる出力信号系の実装構造が簡単
になる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の一実施例である揺動型
ヘッド位置決め機構のデータアームおよびサーボアーム
の平面図、第３図および第４図はアーム支持ブロックの
平面図および側面図、第５図および第６図は従来の揺動
型ヘッド位置決め機構のデータアームおよびサーボアー
ムの平面図、第７図および第８図はアーム支持ブロック
の平面図および側面図、第９図および第１０図は揺動型
ヘッド位置決め機構の平面図および側面図である。 １ａ・・・データ磁気ヘッド、１ｂ・・・サーボ磁気ヘ
ッド、２・・・アーム本体、３ａ・・・データＩＣ１３
ｂ・・・サーボＩＣ，４，１５・・・ＦＰＣ１５・・・
ツイスト線、７・・・アーム支持ブロック。 代理人　　大　岩　増　雄　（ほか２名）第２図 第５ 図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　回転軸に枢着されかつコイルに作用する電磁力で回動
   されるアーム支持ブロックと、積層されて上記ブロック
   に装着された複数のアームと、上記アームの先端側に設
   けられたデータ磁気ヘッドおよびサーボ磁気ヘッドと、
   これ等磁気ヘッドからの信号を増幅するデータ情報集積
   回路およびサーボ情報集積回路と、当該集積回路が装着
   される部品装着部と上記磁気ヘッドと外部基板に設けら
   れた端子とを接続するリード部とからなるプリント配線
   板とから構成された揺動型ヘッド位置決め機構において
   、上記サーボ情報集積回路を上記アーム支持ブロックに
   設け、このサーボ情報集積回路とサーボ磁気ヘッドとを
   ツイスト線で結線し、かつ上記各プリント配線板のリー
   ド部を一枚のフレキシブルプリント配線板により形成し
   たことを特徴とする揺動型ヘッド位置決め機構。