JPH0263108A - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
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- JPH0263108A JPH0263108A JP21361788A JP21361788A JPH0263108A JP H0263108 A JPH0263108 A JP H0263108A JP 21361788 A JP21361788 A JP 21361788A JP 21361788 A JP21361788 A JP 21361788A JP H0263108 A JPH0263108 A JP H0263108A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、新規な駆動用電解液を使用した電解コンデン
サに関する。
サに関する。
［従来の技術］
アルミニウム等の弁作用金属の箔をセパ゛？−タととも
に巻回してコンデンサ素子とした電解コンデンサは、−
ｍにコンデンサ素子に駆動用電解液（以下、 「電解液
」と略す）を含浸し、アルミニウム等の金属ケースや合
成樹脂性のケースにコンデンサ素子が収納され密閉した
構造を有する。
に巻回してコンデンサ素子とした電解コンデンサは、−
ｍにコンデンサ素子に駆動用電解液（以下、 「電解液
」と略す）を含浸し、アルミニウム等の金属ケースや合
成樹脂性のケースにコンデンサ素子が収納され密閉した
構造を有する。
従来、電解コンデンサの電解液としては、エチレングリ
コール、等を主体とし、これに電解質としてアジピン酸
のような有機酸のアンモニウム塩を溶解した電解液が一
般的に使用されている。 （特公昭５８−１３０１９号
公報等参照）また、飽和鎖状ジカルボン酸の第４級アン
モニウム塩を極性有機溶媒に溶解した電解液の使用が特
開昭５９−７８５２２号公報に開示されている。
コール、等を主体とし、これに電解質としてアジピン酸
のような有機酸のアンモニウム塩を溶解した電解液が一
般的に使用されている。 （特公昭５８−１３０１９号
公報等参照）また、飽和鎖状ジカルボン酸の第４級アン
モニウム塩を極性有機溶媒に溶解した電解液の使用が特
開昭５９−７８５２２号公報に開示されている。
また、フタル酸の第４級アンモニウム塩を使用した特性
の良好な電解液（特開昭６２−１４５７１５号、特開昭
６２−２６４６１５号、特開昭６３−６９２１３号）も
開発されている。
の良好な電解液（特開昭６２−１４５７１５号、特開昭
６２−２６４６１５号、特開昭６３−６９２１３号）も
開発されている。
［発明の解決しようとする課題〕
しかしながら、前記特公昭５８−１３０１９号に代表さ
れるようなコンデンサにおいては、電導度を上げるため
に水を１〜３０％加えることが行われ、陰極箔の腐食や
解離したアンモニアのため高温での特性劣化、特に損失
（ｔａｎδ）の変化、高温無負荷で放置した後の漏れ電
流が大きく、より信頼性を要求される産業機器等への使
用は制限を受ける欠点を有していた。
れるようなコンデンサにおいては、電導度を上げるため
に水を１〜３０％加えることが行われ、陰極箔の腐食や
解離したアンモニアのため高温での特性劣化、特に損失
（ｔａｎδ）の変化、高温無負荷で放置した後の漏れ電
流が大きく、より信頼性を要求される産業機器等への使
用は制限を受ける欠点を有していた。
また、前記特開昭５９−７８５２２号に代表されるよう
なコンデンサにおいては、電導度が不十分であるという
欠点を有している。
なコンデンサにおいては、電導度が不十分であるという
欠点を有している。
さらに、フタル酸第４級アンモニウム塩を電解質として
用いた場合には、コンデンサ特性は安定であるが、現在
の市場の要求を満足させるためには電導度が十分でない
という欠点を有していた。
用いた場合には、コンデンサ特性は安定であるが、現在
の市場の要求を満足させるためには電導度が十分でない
という欠点を有していた。
［課題を解決するための手段］
本発明者らは、上記欠点を排除し、安定性を損なうこと
なく、低抵抗特性を有する非水系電解コンデンサを見出
すことを目的として種々研究１．検討した結果、電解液
の極性溶媒に混合溶媒を用いることにより、前記目的を
達成し得ることを見出した。
なく、低抵抗特性を有する非水系電解コンデンサを見出
すことを目的として種々研究１．検討した結果、電解液
の極性溶媒に混合溶媒を用いることにより、前記目的を
達成し得ることを見出した。
かくして本発明は、フタル酸テトラメチルアンモニウム
塩またはフタル酸テトラエチルアンモニウム塩を溶質と
して使用し、かつ、電解液の溶媒Ｇ；テトラヒドロフラ
ン、ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、メチル
セロソルブ、ジメチルホルムアミド、メチルエチルケト
ンから選ばれる少なくとも１種とγ−ブチロラクトンと
からなる混合溶媒を使用した駆動用電解液を用いること
を特徴とする電解コンデンサを要旨とするものである。
塩またはフタル酸テトラエチルアンモニウム塩を溶質と
して使用し、かつ、電解液の溶媒Ｇ；テトラヒドロフラ
ン、ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、メチル
セロソルブ、ジメチルホルムアミド、メチルエチルケト
ンから選ばれる少なくとも１種とγ−ブチロラクトンと
からなる混合溶媒を使用した駆動用電解液を用いること
を特徴とする電解コンデンサを要旨とするものである。
本発明において、駆動用電解液に含まれる上記混合溶媒
の混合比は、 （γ−ブチロラクトン６０重量％）：（
他の溶媒４０重量％）ないしは同様に（９５重量％）：
（５重量％）であり、特には同様に（７５重量％”）
： （２５重量％）ないしは同様に（９０重量％）：
（１０重量％）が好ましい。
の混合比は、 （γ−ブチロラクトン６０重量％）：（
他の溶媒４０重量％）ないしは同様に（９５重量％）：
（５重量％）であり、特には同様に（７５重量％”）
： （２５重量％）ないしは同様に（９０重量％）：
（１０重量％）が好ましい。
上述した溶質の溶媒中における含有量は、種々に選ぶこ
とができるが、電解液中好ましくは５〜４０重量％、特
には１０〜３０重量％が、電解コンデンサの耐食性なら
びに高周波特性（インピーダンス）の面で好ましい。
とができるが、電解液中好ましくは５〜４０重量％、特
には１０〜３０重量％が、電解コンデンサの耐食性なら
びに高周波特性（インピーダンス）の面で好ましい。
さらに、本発明において、電解コンデンサ（以下、製品
という）内の、電解液中の含有水分量は少ないことが特
性劣化防止の面から好ましい、含有水分が製品内電解液
中に、 １．６％以上になるとｔａｎδ変化が大きくな
るために好ましくない。
という）内の、電解液中の含有水分量は少ないことが特
性劣化防止の面から好ましい、含有水分が製品内電解液
中に、 １．６％以上になるとｔａｎδ変化が大きくな
るために好ましくない。
製品内電解液中の含有水分量が多くなるのは、原材料の
コンデンサ素子（主としてセパレータ）中の水分、並び
に、製品製造工程中の吸湿により通常的０．６％水分量
が増加することが見い出されたため、製品に含浸させる
電解液（含浸用電解液）としては、通常含有水分量は１
％未満とするのが好ましい。
コンデンサ素子（主としてセパレータ）中の水分、並び
に、製品製造工程中の吸湿により通常的０．６％水分量
が増加することが見い出されたため、製品に含浸させる
電解液（含浸用電解液）としては、通常含有水分量は１
％未満とするのが好ましい。
本発明において、電解液のＰＨはフタル酸テトラメチル
アンモニウム塩またはフタル酸テトラエチルアンモニウ
ム塩とフタル酸を、固体あるいは溶媒に溶解させた状態
で適宜混合させることで特定の範囲内に調整することが
可能である。かくして、その好ましい範囲は５以上８未
満、特には６〜７である。
アンモニウム塩またはフタル酸テトラエチルアンモニウ
ム塩とフタル酸を、固体あるいは溶媒に溶解させた状態
で適宜混合させることで特定の範囲内に調整することが
可能である。かくして、その好ましい範囲は５以上８未
満、特には６〜７である。
本発明の電解コンデンサが包含される典型的態様として
は、紙等の適宜のセパレータで分離したアルミニウム箔
陽極とアルミニウム箔陰極とを使用し、これらを円筒状
に巻いたものをコンデンサ素子とし、この素子に駆動用
電解液を含浸させる。
は、紙等の適宜のセパレータで分離したアルミニウム箔
陽極とアルミニウム箔陰極とを使用し、これらを円筒状
に巻いたものをコンデンサ素子とし、この素子に駆動用
電解液を含浸させる。
電解液の含浸量としては、セパレータに対して、好まし
くは５０〜３００重量％とされる。電解液が含浸された
素子は、耐食性を有する金属や合成樹脂等のケースに収
納し、密封した構造にされる。
くは５０〜３００重量％とされる。電解液が含浸された
素子は、耐食性を有する金属や合成樹脂等のケースに収
納し、密封した構造にされる。
以下、本発明の実施例並びに比較例について説明する。
［実施例と比較例］
実施例１〜１３．比較例１．２
各実施例並びに比較例は、以下に示すような方法で調製
した。ただし、以下に示した調製方法は、特にこれに限
定されるものではない。
した。ただし、以下に示した調製方法は、特にこれに限
定されるものではない。
フタル酸テトラメチルアンモニウム塩またはフタル酸テ
トラエチルアンモニウム塩は、水酸化テトラメチルアン
モニウム水溶液（１５％水溶液）または水酸化テトラエ
チルアンモニウム水溶液（４０％水溶液）とフタル酸を
５０＋５１のモル比で混合溶解させたものをエバポレー
タにより水を除いて固体状の塩とし、これを使用した。
トラエチルアンモニウム塩は、水酸化テトラメチルアン
モニウム水溶液（１５％水溶液）または水酸化テトラエ
チルアンモニウム水溶液（４０％水溶液）とフタル酸を
５０＋５１のモル比で混合溶解させたものをエバポレー
タにより水を除いて固体状の塩とし、これを使用した。
上記の塩を溶質として極性有機溶媒に溶解させ、さらに
フタル酸を適宜混合溶解させて、ＰＨを調整し、実施例
並びに比較例に用いた電解液とした。
フタル酸を適宜混合溶解させて、ＰＨを調整し、実施例
並びに比較例に用いた電解液とした。
種々調整した電解液を使用してアルミニウムを電極とす
る電解コンデンサ（定格２５ｖ３３００μＦ）を製作し
、高温負荷試験（１１０℃）における製品のｔａｎδ（
２５°Ｃ，１２０Ｈｚ）の変化を測定した。
る電解コンデンサ（定格２５ｖ３３００μＦ）を製作し
、高温負荷試験（１１０℃）における製品のｔａｎδ（
２５°Ｃ，１２０Ｈｚ）の変化を測定した。
その結果を第１表に示す、尚、表中、ＴＨＦはテトラヒ
ドロフラン、ＤＭＥは１．２−ジメトキシエタン、ＤＭ
ＳＯはジメチルスルホキシド、ＭＣはメチルセロソルブ
、ＤＭＦはＮ、 Ｎ−ジメチルホルムアミド、ＭＥＫ
はメチルエチルケトン、ＢＬはγ−ブチロラクトンを示
す。
ドロフラン、ＤＭＥは１．２−ジメトキシエタン、ＤＭ
ＳＯはジメチルスルホキシド、ＭＣはメチルセロソルブ
、ＤＭＦはＮ、 Ｎ−ジメチルホルムアミド、ＭＥＫ
はメチルエチルケトン、ＢＬはγ−ブチロラクトンを示
す。
第
表
［発明の効果］
以上水したように、本発明によれば、フタル酸のテトラ
メチルアンモニウム塩またはフタル酸テトラエチルアン
モニウム塩を溶質に用い、これと混合溶媒を組み合わせ
てなる駆動用電解液を使用することで、安定性を損なう
ことなく製品特性の優れた電解コンデンサが得られる。
メチルアンモニウム塩またはフタル酸テトラエチルアン
モニウム塩を溶質に用い、これと混合溶媒を組み合わせ
てなる駆動用電解液を使用することで、安定性を損なう
ことなく製品特性の優れた電解コンデンサが得られる。
Claims (1)
- （１）フタル酸テトラメチルアンモニウム塩またはフタ
ル酸テトラエチルアンモニウム塩を溶質として使用し、
かつ、電解液の溶媒にテトラヒドロフラン、ジメトキシ
エタン、ジメチルスルホキシド、メチルセロソルブ、ジ
メチルホルムアミド、メチルエチルケトンから選ばれる
少なくとも１種とγ−ブチロラクトンとからなる混合溶
媒を使用した駆動用電解液を用いることを特徴とする電
解コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21361788A JPH0263108A (ja) | 1988-08-30 | 1988-08-30 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21361788A JPH0263108A (ja) | 1988-08-30 | 1988-08-30 | 電解コンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0263108A true JPH0263108A (ja) | 1990-03-02 |
Family
ID=16642139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21361788A Pending JPH0263108A (ja) | 1988-08-30 | 1988-08-30 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0263108A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0591810A1 (en) * | 1992-09-29 | 1994-04-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electrolyte for use in an electrolytic capacitor and the electrolytic capacitor |
-
1988
- 1988-08-30 JP JP21361788A patent/JPH0263108A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0591810A1 (en) * | 1992-09-29 | 1994-04-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electrolyte for use in an electrolytic capacitor and the electrolytic capacitor |
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