JPH0262463B2 - - Google Patents
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- JPH0262463B2 JPH0262463B2 JP58154124A JP15412483A JPH0262463B2 JP H0262463 B2 JPH0262463 B2 JP H0262463B2 JP 58154124 A JP58154124 A JP 58154124A JP 15412483 A JP15412483 A JP 15412483A JP H0262463 B2 JPH0262463 B2 JP H0262463B2
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Description
〔技術分野〕
本発明はパツケージの内中外層部、端面中央部
等の巻き位置による内部歪が極めて少なく、均一
で均染な糸質を有し、かつ糸質の経時変化の少な
く、そのまま実用に耐え得るポリエステル繊維の
巻取方法に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
一般に実用に耐え得るポリエステル繊維の多く
は、パーン形状か又はチーズ形状のパツケージと
して市場に供給される。しかしながら、これらの
ポリエステル繊維は、パツケージの巻き位置によ
り内部歪の違い、特にパツケージの両端面と中央
部の内部歪の差が大きく、繊編物用原糸として使
用する場合、周期的なヒケ斑、染斑が発生しやす
く織編物の品位を著しく低下せしめるという問題
が生じる。このため使用用途が限定され汎用性に
欠けるきらいがある。
この原因について検討としところ次の結論を得
た。
(1) チーズ形状のパツケージは、巻取時に高速で
往復運動を行なうトラバースガイドで糸を高速
トラバースさせる必要がある。このためトラバ
ースの両端面では実質的巻取張力が中央部分の
それより高くなり、糸条に過度の歪を内在せし
める。しかも急激なトラバースの折返しのため
大きな衝撃力が糸条に加えられるし、両端面部
での糸だまりも発生しやすく大きな歪が内在し
やすくなる。
したがつて、巻いた時点から、両端面部は内
部歪の大きい状態になつている。この傾向は巻
取速度が高くなると、それに伴なつてトラバー
ス速度も速くするためにより増幅される。
(2) パーン状パツケージは一般に延伸撚糸機によ
る延伸方式で巻き取られる。巻上げに際し、ス
ピンドル回転数がほぼ一定に近いため、トラベ
ルの回転速度が巻量に伴なつて変化するため実
巻取張力が変化する。このため、巻かれた時点
で糸条の層別に異なつた歪が付与される。
さらにパーン形状の場合、巻き位置により、
糸の締め付け力が異なるため、特にパーン両端
面部と中央部で、巻いたあとの内部歪の緩和速
度、量が異なり、経時により、残留内部歪の大
きさが増幅される。
(3) 巻いた後の内部歪の緩和は、パーン形状、チ
ーズ形状のパツケージとも生じるが、これは巻
かれた糸の非晶部の緊張度合が高いほど、すな
わち非晶部配向度が高い状態で巻かれた糸ほど
緩和しやすい。
以上の理由から織編物に製編織し、熱処理を施
す際、固定された歪が解放され、歪量が異なるた
めヒケ斑、染斑等の問題を引起こすのである。
そこでこのような問題点を解決するために種々
検討したところ、巻取られたパツケージの糸の物
性が
原糸の結晶配向度(fc)fc≧0.85
原糸の非晶配向度(fa)fa≦0.50
繊維軸方向に測定した4%ストレツチ時のス
トレツチテンシヨン値の変動幅ΔTが0.1g/d
以下
同上ストレツチテンシヨン値のパツケージ中
央部分と端面部分の各々の平均値の差Rが0.1
g/d以下
とすることによつて解決できることが判明した。
ところが、上記特性を有し、実用に耐え得るポリ
エステル繊維を得るには、特殊な巻取条件が必要
であることがわかり、さらに検討した結果本発明
に至つたのである。
〔発明の目的〕
すなわち、本発明の目的はパツケージの内、
中、外層部間あるいは中央部と端面部等の巻き位
置による内部歪が、極めて少なく均一で均染な糸
質を有し、かつ糸質の経時変化の少ない上記所望
の特性を有し実用に耐え得るポリエステル繊維の
巻取方法を提案することにある。
〔発明の構成〕
つまり、本発明は、ポリエステル系重合体を溶
融紡糸し、口金から吐出せしめ、冷却固化したの
ち、油剤を付与し、糸条に水上交絡数で1〜70
コ/mの交絡を施しながら実質的に実撚を付与す
ることなく巻取る方法において、巻取機としてス
ピンドルドライブ型の巻取機を用い、巻取中のパ
ツケージは完全に他のものと非接触であり、か
つ、ボビンを装着したスピンドル自体を下式を満
足する速度T(cm/sec)で往復運動させ、糸道を
往復運動させることなく常に実質的に一定位置を
走行せしめて、巻取速度5000m/min以上で巻取
ることを特徴とするポリエステル繊維の巻取法で
ある。
V/2400≦T≦V/180
ただし、Vは巻取速度(m/min)
本発明について詳細に説明する。
巻取速度は5000m/min以上とする必要があ
る。5500m/min以上の巻取速度が好ましい。こ
のような5000m/min以上の高速紡糸した糸は、
その紡糸中の構造発現、形成により、
結晶配向度fcがfc≧0.85
(好ましくはfc≧0.88)
非晶配向度faがfa≦0.50
(好ましくはfa≦0.4)
の内部構造の糸となり、結晶部の分子間力は高く
強固であるため、紡糸したままで実用に供するこ
とが可能である。5000m/min未満だと、そのま
までは高伸度、高収縮のため実用に耐えうる糸と
なり得ない。このような5000m/min以上の高速
紡糸された糸を巻取時に極力、歪を付与しないよ
うに、又巻き位置により付与歪量に差を与えない
ような巻取方法で巻き上げる必要がある。このた
め巻取機としてスピンドルドライブ型の巻取機を
用い、巻取中のパツケージは完全に他のものと非
接触の状態で巻取る必要がある。スピンドルドラ
イブ型の巻取機であつても、例えば巻取速度を制
御するため、パツケージに接触せしめるローラベ
ールのようなものを用いてはならない。他の目的
であつてもパツケージと接触するローラ状のもの
が存在するとパツケージをある大きさの面圧で押
えつけるため、巻かれた糸が互いに押えつけら
れ、巻取時に余分な歪を付与すると同時に糸条が
過度に重なり合うので解舒性は悪くなる。つま
り、本発明においては巻取中のパツケージは、何
ら他の物体と接触しないことが肝要である。この
ために巻取速度をコントロールするためには巻取
張力を検知して、一定張力になるようにスピンド
ル回転数を巻量に応じて減少させたり、あらかじ
めスピンドル回転数の減少パターンを記憶させ、
巻時間に応じて回転数を減少せしめるプログラム
制御等が適用される。
本発明はこのようなスピンドルドライブ型の巻
取機を用い、ボビンを装着したスピンドル自体を
V/2400〜V/180(cm/sec)の速度で往復運動させ、
パツケージを形成しなければならない。ただしV
は巻取速度(m/min)である。このようにスピ
ンドル自体に往復運動を行わしめるため、ボビン
に巻かれるべき糸は、その糸道をトラバース運動
のように移動せしめることなく常に実質的に一定
位置を走行することになる。
したがつて、パツケージの巻き位置による巻取
張力変動が殆んどなく、5000m/min以上の超高
速巻取の場合、糸への歪付与が極めて少ないた
め、均一なパツケージが得られることになる。ス
ピンドルの往復運動速度TがV/180(cm/sec)よ
り速い場合は、パツケージの両端面部の折返し時
におけるスピンドルの慣性力が大きすぎて、パツ
ケージ自体がビビリや肩くずれ等を発生する欠点
がある。特に巻量が多くなるにつれて、この現象
は顕著になる。
また、V/2400(cm/sec)未満の場合はパツケー
ジ表面上で、前に巻かれた糸条と次に巻かれる糸
条とのトラバースによるズレが小さく、糸条が密
接に接近しすぎる。このため、解舒時の張力変動
が大きく高次工程で問題を引起こす。なお、前記
問題点を確実に解消するためにV/1800≦T≦V/300
(cm/sec)の範囲にコントロールすることが好ま
しい。
巻幅を糸の巻径の増大に伴つて、順次減少する
ことによりパツケージに好ましいテーパー角を付
与でき、安定したパツケージ形態を形成すること
ができる。
また、巻かれる前に糸条に水上交絡数で1〜70
コ/mの交絡を施し、糸条の集速性を高めること
が必要である。紡糸中に交絡処理を行なうことに
より、単糸1本1本に巻取中に異常に高い歪や応
力が付与されるのを防止できる。交絡程度として
はフイラメントが完全に平行で存在しないよう
に、わずかな平行度の乱れを生じさせるような撹
乱を与えることによつて達成される。交絡処理を
施す位置は、第1ゴデツトローラ前、第1ゴデツ
トローラと第2ゴデツトローラの間あるいは第2
ゴデツトローラと巻取機との間等に、目的に応じ
て任意に選ぶことができる。
特に最終の引取ゴデツトローラ(上記の場合は
第2ゴデツトローラ)と巻取機の間に設置する場
合には、糸道が一定で巻取張力が一定であるた
め、交絡張力が一定となり、均一な交絡処理を行
なうことができるので好ましい。さらに第1ゴデ
ツトローラ前や第1と第2ゴデツトローラ間に設
置する場合も、最終の引取ゴデツトローラの出口
で糸が交絡集束されているため、糸離れがよく、
加えて巻取張力が常に一定であるため、極めて低
い巻取張力でパツケージ形成することが可能とな
り好ましい。
このように本発明は、所望の特性を有するがポ
リエステル繊維のパツケージを得るために5000
m/min以上で高速紡糸した糸をスピンドルの往
復運動速度など特定の巻取条件で巻取ることによ
つてはじめて達つせられる。
これに対して、未延伸糸(低配向低結晶の糸)
を供給して延伸撚糸機で延伸を行なつて延伸糸と
する延伸撚糸巻取法や、紡糸と延伸とを連続化し
た直接紡糸延伸法などで得られた延伸糸はその非
晶部においても高い配向性を示した糸となつてい
るため巻取つた後の非晶部の配向緩和が大きく
て、経時的にパツケージに応力分布を引起こし、
前述した問題が起こるので本発明の適用外であ
る。
また、単に巻取速度を5000m/minにしても、
本発明で規定する巻取条件で巻取らないと巻取つ
たパツケージの糸が所望の特性を有しない。
紡糸巻取機として広く使用されている、駆動ロ
ールにパツケージを接触させて巻取るサーフエイ
スドライブ型の巻取機や、チーズ形状に巻上げ
る、チーズワインダーも設備的な面からみて駆動
ロールをも往復運動させる必要があり、本発明に
は適用できない。
なお、パツケージに巻かれたポリエステル繊維
をより均一とするためには巻取時の張力とボビン
径を配慮するとより効果的である。すなわち、パ
ツケージになつてからの歪の緩和は、その締め付
け力に依存するため、できるだけ締け付け力を下
げる方向が好ましい。一般にパツケージの締め付
け力Pはパツケージの中心からの距離r点で
P=T(r)/r 〔T(r);巻取張力〕
で表わされるが、このPの値を小さくする方向が
好ましい。具体的には巻取張力T(r)を下げた
り、最内層部分の半径を大きくする。すなわち、
ボビン径を大きくすること等が考えられる。巻取
張力T(r)は0.5g/dより好ましくは0.3g/
d以下にする。ボビン径は生産上の効率から2イ
ンチ径以上が好ましい。
本発明の巻取方法の実施形態の一例を図をもつ
て説明する。
第1図は本発明に係る紡糸巻取工程の一例を示
す概略図である。口金1から溶融吐出されたポリ
エステル糸Yは冷却装置2を通過する間に冷却固
化せしめられ、給油装置3を経て5000m/min以
上の周速度で回転する1対の第1ゴデツトローラ
4、第2ゴデツトローラ5へ引取られる。
第2ゴデツトローラ5から出た糸はインターレ
ースノズル6により適度な交絡処理を受け、糸道
ガイド8を経て巻取装置9にてパーン形状に5000
m/min以上の速度で巻取られる。
巻取装置9はスピンドルドライブ型で駆動モー
タ10により単独駆動される。駆動モータ10は
巻取張力検出する張力検出器7とコントロール盤
13を介して制御される。巻取張力が一定になる
ように電力制御器12、張力設定器11からなる
コントロール盤13で駆動モータを制制御し、常
に巻取速度が一定になるようにコントロールされ
る。
巻取装置(スピンドル)9は油圧シリンダー1
4と連結され、油圧シリンダーの動きにより、巻
取装置9すなわちパツケージ15自体が往復運動
を行なう。したがつて糸条は往復運動せず、常に
実質的に同じ位置を走行してパツケージに巻取ら
れる。回転しているパツケージ15はいかなるも
のとも接触せず回転される。
なお「実質的に同じ位置を走行する」という意
味は交絡処理や紡糸張力変動等によるわずかな糸
揺れや第2図のような場合を含有する。
すなわち、第2図はボビン16への巻始めの状
態Aとある程度巻太つた状態Bを示すが、糸道ガ
イド8を固定した場合、巻量により、第2図Bに
示したように糸道が順次θで示したように移動す
ることも許容する。当然θが発生しないように糸
道ガイド8や巻取装置9を巻量に応じてわずかづ
つ移動し、常にθ=0゜となるようにすればより好
ましい方法となる。
本発明におけるポリエステルとはエチレンテレ
フタレート単位を主たる繰返し単位とするポリエ
ステルを意味し、ポリエチレンテレフタレートを
主たる対象とするが、80モル%以上のポリエチレ
ンテレフタレートを含めば、第3成分を共重合さ
せたコポリエステルでもよい。又ポリエステル繊
維の断面形状は丸断面から種々の公知の異形断面
に適用される。
〔発明の効果〕
本発明の紡糸巻取方法で得られたポリエステル
繊維のパツケージは
非晶部配向が0.50より低く、結晶配向度が
0.85より高いので、パツケージ全体にわたつて
均斉であるため、熱セツト効果が高く、パツケ
ージの巻層による熱セツト斑が少ない。なかん
ずく強撚用途に最適な原糸となる。
引取速度5000m/min以上であるため高い生
産性を示し、原糸製造コストを大幅に下げるこ
とが可能である。
繊維軸方向に測定した4%ストレツチ時のス
トレツチテンシヨン値の変動幅ΔTが0.1g/d
以下好ましくは0.07g/d以下で、かつ同上の
ストレツチテンシヨンの値のパツケージの中央
部分と端面部分の各々の平均値の差Rが0.1
g/d以下となり極めて均一な糸となつてい
る。
など所望の特性を有するパツケージが得られる。
以下、本発明をより明確にするため具体的な実
施例で説明するが、実施例中で使用した測定値は
次の測定方法で得た。
(1) 結晶配向度fc
fcについては呉、久保の工化、39、929
(1939)に記載されている次式を用いて計算す
る。
fc=180−H(010)/180
ここでH(010)はX線回折法により赤道線上の
(010)回折ピーク位置に検出器をセツトし、試
料を試料面内で8゜/minで回転させることによ
り測定できる。(010)の強度分布曲線の半価巾
をH(010)とする。
なおX線回折条件は次の一般式条件である。
CuKα線(Niフイルター使用)
出力:35KV−15mA
スリツト系:2mmφピンホール
ゴニオメータ:理学電機社製
受光スリツト:1×1′mm
タイムコンスタント:1sec
(2) 非晶配向fa
次式で計算する。
fa=Δn−0.212fcXc/0.1986(1−Xc)
ここでΔnは偏光顕微鏡を用いて、コンペン
センターで測定した繊維の複屈折率。ただし異
形断面糸の場合は特開48−35112号公報に記載
されている干渉顕微鏡法により測定する。
Xc:密度法により求めた密度ρから
Xc=ρ−1.335/0.12
の式を用いて計算した結晶化度である。TiO2
を含有する場合はTiO2補正を行なう。
fcは1項記載の結晶配向度である。
(3) 4%ストレツチ時のストレツチテンシヨン値
の変動幅ΔT
ΔT測定のための測定装置のモデル図第3図
に示すパツケージ15から解じよした被検糸1
7は、ガイド18を経て、張力調整装置19に
よつて一次張力を0.1g/dに調整し、等速の
ローラ20,22間で、ダンサーローラ21と
荷重21′とにより0.2g/dの荷重をかけて一
定張力に調整した後、150mm間隔に配置したロ
ーラ22,24間で4%伸長しながらローラ2
4の表面速度80m/minで連続的に走行させ
る。このときの伸長部の張力変動をピツクアツ
プ23で検出し、60mm/minのチヤートスピー
ドで記録させる。図中fは、フリクシヨンロー
ラ、Sは、セパレートローラ、25は巻取機を
示すものである。
第4図は第3図に示す装置によつて測定して
得られたチヤートの一例を示す任意の部分のチ
ヤート長さ15cm中の張力の変動巾を大きいもの
から5つ選びΔT1、ΔT2…ΔT5として、その平
均値5
〓i=1
ΔTi/5を変動巾ΔTとする。
(4) 4%ストレツチ時のストレツチテンシヨン値
のパツケージ中央部分と端面部分の各々の平均
値の差R
ΔT測定と同じ第3図の装置で測定する。第
5図は典型的なストレツチテンシヨンチヤート
を示すが第5図tはパツケージの端面部に巻か
れた部分、Pは中央部分に巻かれた部分であ
る。第5図のように端面部分のストレツチテン
シヨン値の平均値をXtとし、中央部分のスト
レツチテンシヨン値の平均値をとしR=|
Xt−|として計算する。
(4) 水上交絡数の測定法
長さ1m、巾10〜20cm、深さ2〜3cmで常に
新しい水が供給できると共に、過剰の水が排出
できる容器を用意する。次に、該容器に水を一
杯に張り、常に新しい少量の水を供給しながら
小量の水がオーバーフローするように弁を用い
て調整する。(これはポリエステルマルチフイ
ラメント糸条を浸漬すると、糸条に付着してい
る油剤が水面に広がり、次に新しい糸条を浸漬
したときに、その糸条が開繊しにくくなること
を防止するためである。即ち常に新しい水を供
給して水面に広がつた油剤膜を除去するように
するためである。)
次に、パツケージからポリエステルマルチフ
イラメント糸条を解舒し、200mgの荷重をかけ
て1mを測長する。この糸条を前記容器の水面
に1%弛緩させて浮べる。次に糸条の完全に集
束している交絡点の数を読み取り、1m当りの
個数を求める。(この時、フイラメントが1本
でも離れていたら交絡点として読み取つてはな
らない。)
この測定を10回繰返し、その平均値を水上交
絡数(コ/m)とする。
実施例 1
極限粘度〔η〕=0.61のポリエチレンテレフタ
レートを紡糸温度290℃で溶融し、0.3mmの直径の
孔24個を有する口金を用い巻取糸のトータルデニ
ールが50デニールになるような吐出量で溶融紡糸
した。紡糸−巻取装置は第1図のものを用い、巻
取速度、スピンドルの往復運動速度を変更して巻
取つた。交絡圧力3Kg/cm2、テーパ角20゜とした。
条件と得られた糸特性を第1表に示した。水準No.
1〜9の水上交絡数は5〜20コ/mであつた。
[Technical field] The present invention has extremely little internal distortion due to winding positions such as the inner and outer layers of the package and the center of the end face, has uniform and level dyeing yarn quality, and has little change in yarn quality over time, and can be put into practical use as is. The present invention relates to a method for winding polyester fibers that can withstand high temperatures. [Prior art and its problems] Generally, most of the polyester fibers that can be put to practical use are supplied on the market as packages in the form of pear or cheese. However, these polyester fibers have a large difference in internal strain depending on the winding position of the package, especially between the end faces and the center of the package, and when used as yarn for knitted fabrics, periodic sink spots, A problem arises in that dyeing spots are likely to occur and the quality of the woven or knitted fabric is significantly degraded. For this reason, it tends to have limited uses and lack versatility. We investigated the cause of this and came to the following conclusion. (1) For a cheese-shaped package, it is necessary to traverse the yarn at high speed using a traverse guide that reciprocates at high speed during winding. For this reason, the effective winding tension at both ends of the traverse is higher than that at the center, causing excessive strain in the yarn. Moreover, a large impact force is applied to the yarn due to the sudden turn of the traverse, and yarn pooling is likely to occur at both end surfaces, making it easy for large strains to occur. Therefore, from the time of winding, both end surfaces are in a state of large internal strain. This tendency is amplified as the winding speed increases because the traverse speed also increases accordingly. (2) Purn-shaped packages are generally wound by a stretching method using a stretch twisting machine. During winding, since the spindle rotational speed is nearly constant, the rotational speed of the travel changes with the amount of winding, so the actual winding tension changes. For this reason, different strains are applied to each layer of yarn at the time of winding. Furthermore, in the case of a pirn shape, depending on the winding position,
Since the tightening force of the thread is different, the rate and amount of relaxation of internal strain after winding are different, especially between the end faces of the pirn and the center, and the magnitude of the residual internal strain is amplified over time. (3) Relaxation of internal strain after winding occurs in both paan-shaped and cheese-shaped packages, but this occurs when the tension of the amorphous part of the wound yarn is higher, that is, the degree of orientation of the amorphous part is higher. The more the thread is wound, the easier it is to relax. For the above reasons, when a woven or knitted fabric is knitted and heat treated, the fixed strain is released and the amount of strain differs, causing problems such as sink spots and dye spots. Therefore, we conducted various studies to solve these problems, and found that the physical properties of the thread of the wound package were as follows: Crystalline orientation of the yarn (fc) fc≧0.85 Degree of amorphous orientation of the yarn (fa) fa≦ 0.50 The variation range ΔT of the stretch tension value during 4% stretching measured in the fiber axis direction is 0.1 g/d
Below, the difference R between the average values of the stretch tension values at the center part and end face parts of the package is 0.1.
It has been found that the problem can be solved by setting it to less than g/d.
However, it was found that special winding conditions were required in order to obtain a polyester fiber having the above-mentioned properties and capable of withstanding practical use, and as a result of further study, the present invention was arrived at. [Object of the invention] That is, the object of the present invention is to
It has very little internal distortion due to the winding position between the middle and outer layers or between the center and end faces, has a uniform and level dyeing quality, and has the above-mentioned desired characteristics of little change in quality over time, so it can be put into practical use. The purpose of this invention is to propose a method for winding polyester fibers that is durable. [Structure of the Invention] In other words, the present invention melt-spun a polyester polymer, discharged it from a spinneret, cooled and solidified it, and then applied an oil agent to give the yarn a water entanglement number of 1 to 70.
In this method, a spindle drive type winder is used as the winder, and the package during winding is completely different from other ones. The spindle itself, which is in contact with the bobbin, is moved reciprocally at a speed T (cm/sec) that satisfies the following formula, and the thread path is always moved at a substantially constant position without reciprocating. This is a polyester fiber winding method characterized by winding at a winding speed of 5000 m/min or more. V/2400≦T≦V/180, where V is the winding speed (m/min) The present invention will be explained in detail. The winding speed must be 5000 m/min or more. A winding speed of 5500 m/min or higher is preferred. This kind of yarn spun at a high speed of 5000m/min or more is
Due to the structure development and formation during spinning, the yarn becomes a thread with an internal structure in which the degree of crystal orientation fc is fc≧0.85 (preferably fc≧0.88) and the degree of amorphous orientation fa is fa≦0.50 (preferably fa≦0.4). Since the intermolecular force of is strong and strong, it is possible to put it into practical use as it is spun. If the speed is less than 5000 m/min, the yarn cannot be used as it is due to high elongation and high shrinkage. It is necessary to wind up such a yarn spun at a high speed of 5000 m/min or more in such a way that strain is not applied as much as possible during winding, and the amount of strain applied does not vary depending on the winding position. For this reason, it is necessary to use a spindle drive type winder as the winder, and to wind the package in a completely non-contact state with other objects. Even with a spindle drive type winder, it is not advisable to use roller bales that come into contact with the package, for example to control the winding speed. Even for other purposes, if there is a roller-like object that comes into contact with the package cage, it will press down the package cage with a certain amount of surface pressure, which will cause the wound yarn to be pressed against each other and cause extra strain during winding. At the same time, the yarns overlap excessively, resulting in poor unwinding properties. That is, in the present invention, it is important that the package being wound does not come into contact with any other object. Therefore, in order to control the winding speed, the winding tension is detected and the spindle rotation speed is decreased according to the amount of winding to maintain a constant tension, or the pattern of decrease in the spindle rotation speed is memorized in advance.
Program control or the like is applied to reduce the number of rotations depending on the winding time. In the present invention, using such a spindle drive type winding machine, the spindle itself to which the bobbin is attached must be reciprocated at a speed of V/2400 to V/180 (cm/sec) to form a package. However, V
is the winding speed (m/min). Since the spindle itself performs a reciprocating motion in this manner, the thread to be wound on the bobbin always runs at a substantially constant position without having its thread path moved as in a traverse motion. Therefore, there is almost no variation in the winding tension depending on the winding position of the package, and when winding at ultra-high speeds of 5000 m/min or more, there is extremely little strain on the yarn, resulting in a uniform package. . If the reciprocating speed T of the spindle is faster than V/180 (cm/sec), the inertial force of the spindle when folding both end faces of the package cage is too large, causing the package cage itself to chatter or buckle. be. This phenomenon becomes particularly noticeable as the amount of winding increases. On the other hand, when the value is less than V/2400 (cm/sec), the deviation due to traverse between the previously wound yarn and the next wound yarn on the package surface is small, and the yarns are too close to each other. For this reason, tension fluctuations during unwinding are large, causing problems in higher-order processes. In order to reliably solve the above problem, it is preferable to control the voltage within the range of V/1800≦T≦V/300 (cm/sec). By sequentially decreasing the winding width as the winding diameter of the yarn increases, a preferable taper angle can be imparted to the package, and a stable package form can be formed. Also, before winding, the yarn has a water entanglement number of 1 to 70.
It is necessary to intertwine the yarn at a ratio of 1/m to improve the speed-collecting performance of the yarn. By performing the interlacing treatment during spinning, it is possible to prevent abnormally high strain or stress from being applied to each single yarn during winding. The degree of entanglement is achieved by providing a disturbance that slightly disturbs the parallelism so that the filaments are not completely parallel. The position where the interlacing process is performed is before the first godet roller, between the first godet roller and the second godet roller, or at the second godet roller.
It can be arbitrarily selected between the godet roller and the winding machine depending on the purpose. In particular, when installed between the final take-up godet roller (second godet roller in the above case) and the winder, the yarn path is constant and the winding tension is constant, so the entangling tension is constant and uniform entangling is achieved. This is preferable because it allows processing. Furthermore, even when the yarn is installed in front of the first godet roller or between the first and second godet rollers, the yarn is entangled and bundled at the exit of the final take-up godet roller, so the yarn separation is easy.
In addition, since the winding tension is always constant, it is possible to form a package with extremely low winding tension, which is preferable. Thus, the present invention utilizes 5,000 fibers to obtain packages of polyester fibers with the desired properties.
This can only be achieved by winding yarn spun at a high speed of m/min or higher under specific winding conditions such as the reciprocating speed of the spindle. On the other hand, undrawn yarn (lowly oriented, low crystalline yarn)
Drawn yarns obtained by a drawn twist winding method in which a drawn yarn is supplied and drawn in a draw-twisting machine to produce a drawn yarn, or a direct spinning and drawing method in which spinning and drawing are continuous, have a high Since the yarn is oriented, the orientation of the amorphous part after winding is greatly relaxed, causing stress distribution in the package over time.
Since the above-mentioned problem occurs, the present invention is not applicable. Also, even if the winding speed is simply set to 5000 m/min,
Unless the yarn is wound under the winding conditions specified in the present invention, the yarn of the wound package will not have the desired properties. The Surf Ace Drive type winder, which is widely used as a spinning winder, winds the package by contacting the drive roll, and the cheese winder, which winds the package into a cheese shape, also has a drive roll. It requires reciprocating motion and cannot be applied to the present invention. In order to make the polyester fibers wound around the package more uniform, it is more effective to take into consideration the tension during winding and the bobbin diameter. That is, since the relaxation of strain after the package is formed depends on the tightening force, it is preferable to lower the tightening force as much as possible. Generally, the tightening force P of the package is expressed at a distance r from the center of the package as follows: P=T(r)/r [T(r); winding tension], and it is preferable to decrease the value of P. Specifically, the winding tension T(r) is lowered or the radius of the innermost layer portion is increased. That is,
Possible measures include increasing the bobbin diameter. The winding tension T(r) is preferably 0.3 g/d rather than 0.5 g/d.
Make it less than d. The bobbin diameter is preferably 2 inches or more from the viewpoint of production efficiency. An example of an embodiment of the winding method of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic diagram showing an example of the spinning and winding process according to the present invention. The polyester yarn Y melted and discharged from the nozzle 1 is cooled and solidified while passing through a cooling device 2, and then passes through an oil supply device 3 to a pair of first godet rollers 4 and second godet rollers that rotate at a circumferential speed of 5000 m/min or more. 5. The yarn coming out of the second godet roller 5 is subjected to appropriate interlacing treatment by an interlace nozzle 6, passes through a yarn guide 8, and is turned into a pirn shape by a winding device 9.
It is wound up at a speed of m/min or higher. The winding device 9 is of a spindle drive type and is independently driven by a drive motor 10. The drive motor 10 is controlled via a tension detector 7 for detecting winding tension and a control panel 13. The drive motor is controlled by a control panel 13 consisting of a power controller 12 and a tension setting device 11 so that the winding tension is constant, and the winding speed is always controlled to be constant. The winding device (spindle) 9 is a hydraulic cylinder 1
4, and the winding device 9, that is, the package 15 itself reciprocates due to the movement of the hydraulic cylinder. Therefore, the yarn does not move back and forth, but always travels in essentially the same position and is wound onto the package. The rotating package 15 is rotated without contacting anything. Note that the meaning of "running in substantially the same position" includes cases where the yarn sways slightly due to entanglement treatment, fluctuations in spinning tension, etc., and cases such as those shown in FIG. That is, FIG. 2 shows a state A at the beginning of winding on the bobbin 16 and a state B where the winding is thickened to some extent, but if the thread guide 8 is fixed, the thread guide will change as shown in FIG. 2B depending on the amount of winding. It is also allowed to move sequentially as shown by θ. Of course, a more preferable method would be to move the thread guide 8 and the winding device 9 little by little according to the amount of winding so that θ does not occur so that θ=0°. The polyester in the present invention means a polyester having ethylene terephthalate units as the main repeating unit, and polyethylene terephthalate is the main target, but if it contains 80 mol% or more of polyethylene terephthalate, it may be a copolyester copolymerized with a third component. But that's fine. Moreover, the cross-sectional shape of the polyester fiber can be applied to various known irregular cross-sections from a round cross-section. [Effects of the Invention] The polyester fiber package obtained by the spinning and winding method of the present invention has an amorphous part orientation lower than 0.50 and a crystal orientation degree of less than 0.50.
Since it is higher than 0.85, it is uniform over the entire package, so the heat setting effect is high, and heat setting unevenness due to the winding layer of the package is small. Above all, it is the best yarn for high twisting applications. Since the take-up speed is 5000 m/min or more, it exhibits high productivity and can significantly reduce the yarn manufacturing cost. The variation width ΔT of the stretch tension value during 4% stretching measured in the fiber axis direction is 0.1 g/d.
The following is preferably 0.07 g/d or less, and the difference R between the average values of the center portion and end surface portion of the package for the same stretch tension values as above is 0.1
g/d or less, making it an extremely uniform yarn. A package having desired characteristics such as the following can be obtained. Hereinafter, in order to clarify the present invention, specific examples will be described, and the measured values used in the examples were obtained by the following measurement method. (1) Regarding crystal orientation fc fc, Kure, Kubo, Koka, 39 , 929
(1939) using the following formula. fc=180−H (010) /180 Here, H (010) is determined by X-ray diffraction method.The detector is set at the (010) diffraction peak position on the equator line, and the sample is rotated at 8°/min within the sample plane. It can be measured by Let H (010) be the half width of the intensity distribution curve of (010) . Note that the X-ray diffraction conditions are the following general formula conditions. CuKα radiation (using Ni filter) Output: 35KV-15mA Slit system: 2mmφ pinhole goniometer: Rigaku Denki Co., Ltd. Receiving slit: 1 x 1'mm Time constant: 1sec (2) Amorphous orientation fa Calculate using the following formula. fa=Δn− 0.212fc However, in the case of threads with irregular cross-sections, the measurement is carried out by the interference microscopy method described in JP-A No. 48-35112. Xc: Crystallinity calculated from the density ρ determined by the density method using the formula Xc = ρ−1.335/0.12. TiO2
If it contains TiO 2 correction. fc is the degree of crystal orientation described in item 1. (3) Variation range ΔT of stretch tension value during 4% stretching Test yarn 1 unraveled from the package 15 shown in Figure 3, which is a model diagram of the measuring device for measuring ΔT.
7, the primary tension is adjusted to 0.1 g/d by the tension adjusting device 19 via the guide 18, and the primary tension is adjusted to 0.2 g/d by the dancer roller 21 and the load 21' between the constant speed rollers 20 and 22. After applying a load and adjusting the tension to a constant tension, roller 2 is stretched by 4% between rollers 22 and 24 arranged at 150 mm intervals.
4, run continuously at a surface speed of 80 m/min. At this time, the tension fluctuation in the extension part is detected by a pick-up 23 and recorded at a chart speed of 60 mm/min. In the figure, f indicates a friction roller, S indicates a separate roller, and 25 indicates a winding machine. FIG. 4 shows an example of a chart obtained by measuring with the apparatus shown in FIG. 3. Select five of the largest tension fluctuation ranges in a chart length of 15 cm at an arbitrary part ΔT 1 , ΔT 2 ...Assuming ΔT 5 , the average value 5 〓 i=1 ΔTi/5 is the fluctuation range ΔT. (4) Difference R between the average values of the stretch tension values at the center and end portions of the package during 4% stretching. Measured using the same device shown in Figure 3 as used for the ΔT measurement. FIG. 5 shows a typical stretch tension chart, where t is the part wrapped around the end face of the package, and P is the part wrapped around the center part of the package. As shown in Fig. 5, let Xt be the average value of the stretch tension values at the end portions, and let the average value of the stretch tension values at the center portion be R=|
Calculate as X t − |. (4) Method for measuring the number of entanglements on water Prepare a container with a length of 1 m, a width of 10 to 20 cm, and a depth of 2 to 3 cm that can constantly supply fresh water and drain excess water. Next, fill the container with water and adjust the valve so that a small amount of water overflows while constantly supplying a small amount of fresh water. (This is to prevent the oil agent adhering to the yarn from spreading on the water surface when the polyester multifilament yarn is immersed, making it difficult for the yarn to open when a new yarn is immersed next.) (In other words, this is to constantly supply fresh water to remove the oil film that spreads on the water surface.) Next, the polyester multifilament yarn was unwound from the package and a load of 200 mg was applied. Measure 1m. This thread is relaxed by 1% and floats on the water surface of the container. Next, read the number of intertwined points where the yarn is completely converged, and calculate the number per 1 m. (At this time, if even one filament is separated, it should not be read as an intertwined point.) Repeat this measurement 10 times and take the average value as the number of entanglements on water (co/m). Example 1 Polyethylene terephthalate with an intrinsic viscosity [η] = 0.61 was melted at a spinning temperature of 290°C, and a spout having 24 holes with a diameter of 0.3 mm was used to obtain a discharge amount such that the total denier of the wound yarn was 50 denier. It was melt spun. The spinning and winding apparatus shown in FIG. 1 was used, and the winding was carried out by changing the winding speed and the reciprocating speed of the spindle. The entangling pressure was 3 Kg/cm 2 and the taper angle was 20°.
The conditions and yarn properties obtained are shown in Table 1. Standard No.
The number of entanglements on the water of 1 to 9 was 5 to 20 pieces/m.
【表】
糸を測定した。
表において水準No.1、3および9は本発明の効
果を明確にするための比較例である。水準2、4
〜8が本発明であり、所望の特性を有するパツケ
ージが得られた。
比較例
極限粘度〔η〕=0.61のポリエチレンテレフタ
レートを紡糸温度290℃で溶融し、0.3mmの直径の
孔24個を有する口金を用いて、引取糸のデニール
が50デニールになるような吐出量で、種々の条件
で溶融紡糸一巻取を行つて試料1、2を得た。
<試料1>
口金から吐出された糸条を冷却固化せしめ、油
剤を付与し85℃に加熱された1対のネルソン型加
熱ローラで1000m/minの速度で引取り、次いで
160℃に加熱された1対のネルソン型加熱ローラ
で3.5倍に延伸した後、実施例1と同様なスピン
ドルドライブ型巻取機でスピンドル往復速度10
cm/secで3500m/min、テーパー角20゜のパーン
形状に巻取つた。
<試料2>
巻取機以外は第1図で示した装置で巻取速度
6000m/minの高速紡糸を実施した。巻取機とし
て、東レエンジニアリング(株)製TW601チーズワ
インダーを用いた。引取速度6000m/minでトラ
バース速度3230cpmで巻取つて得られた糸特性を
第2表に示す。[Table] The yarn was measured.
In the table, levels No. 1, 3 and 9 are comparative examples for clarifying the effects of the present invention. Level 2, 4
Items 1 to 8 are in accordance with the present invention, and packages having desired characteristics were obtained. Comparative example Polyethylene terephthalate with intrinsic viscosity [η] = 0.61 was melted at a spinning temperature of 290°C, and using a spinneret with 24 holes with a diameter of 0.3 mm, the flow rate was such that the denier of the drawn yarn was 50 denier. Samples 1 and 2 were obtained by performing one roll of melt spinning under various conditions. <Sample 1> The thread discharged from the spinneret is cooled and solidified, coated with oil and taken off at a speed of 1000 m/min by a pair of Nelson-type heated rollers heated to 85°C.
After stretching 3.5 times with a pair of Nelson-type heating rollers heated to 160°C, the same spindle drive type winder as in Example 1 was used at a spindle reciprocating speed of 10.
It was wound into a pirn shape with a taper angle of 20° at a speed of 3500 m/min in cm/sec. <Sample 2> The winding speed was adjusted using the equipment shown in Figure 1 except for the winder.
High-speed spinning was performed at 6000 m/min. As a winder, a TW601 cheese winder manufactured by Toray Engineering Co., Ltd. was used. Table 2 shows the yarn properties obtained by winding at a take-up speed of 6000 m/min and a traverse speed of 3230 cpm.
【表】
試料1は得られた糸のfaが大きすぎる。また経
日後のRが大きくなつていわゆるパーンビケとな
つて織物品位を下げる。試料2は高速のトラバー
ス速度で糸に衝撃を付与するための糸のRが大き
くなる。
このように紡糸条件と巻取条件が、ともに満足
しない場合は良好な品位の織物を得ることはでき
なかつた。
実施例 2
交絡圧力を変更した以外は実施例1水準No.5と
同じ条件で糸を得た。結果を第3表に示した。な
お、交絡圧力が12Kg/cm2以上では、毛羽が頻発し
て巻取が不可能であつた。[Table] Sample 1 has too large fa of the yarn obtained. Moreover, R increases after aging, resulting in so-called pern marks, which deteriorate the quality of the fabric. In sample 2, the R of the yarn is large in order to apply an impact to the yarn at a high traverse speed. As described above, if both the spinning conditions and the winding conditions are not satisfied, a fabric of good quality cannot be obtained. Example 2 A yarn was obtained under the same conditions as Example 1 Level No. 5 except that the entangling pressure was changed. The results are shown in Table 3. It should be noted that when the entangling pressure was 12 kg/cm 2 or higher, fuzz frequently occurred and winding was impossible.
【表】
第3表において水準No.12は本発明の効果を明確
にするための比較例である。
水準No.5、10および11は本発明であり、所望の
特性を有するパツケージが得られた。[Table] In Table 3, level No. 12 is a comparative example for clarifying the effects of the present invention. Levels Nos. 5, 10, and 11 were in accordance with the present invention, and packages with desired properties were obtained.
第1図は本発明に係る紡糸巻取工程の一例を示
す概略図である。第2図は本発明の巻き位置を説
明するための側面図である。第3図は本発明にお
けるΔTおよびR測定のための測定装置のモデル
図、第4図は第3図に示す装置によつてΔTを測
定して得られたチヤートの一例を示す。第5図は
Rを計算するための、第3図に示す装置によつて
測定されたストレツチテンシヨンのチヤートを示
す。
1……口金、2……冷却装置、3……給油装
置、4……第1ゴデツトロール、5……第2ゴデ
ツトロール、6……インタレースノズル、7……
張力検出器、8……糸道ガイド、9……巻取装
置、11……駆動モータ、11……張力設定器、
12……電力制御器、13……コントロール盤、
14……油圧シリンダー、15……パツケージ。
FIG. 1 is a schematic diagram showing an example of the spinning and winding process according to the present invention. FIG. 2 is a side view for explaining the winding position of the present invention. FIG. 3 is a model diagram of a measuring device for measuring ΔT and R in the present invention, and FIG. 4 shows an example of a chart obtained by measuring ΔT with the device shown in FIG. FIG. 5 shows a chart of stretch tensions measured by the apparatus shown in FIG. 3 for calculating R. DESCRIPTION OF SYMBOLS 1... Mouthpiece, 2... Cooling device, 3... Oil supply device, 4... First godet roll, 5... Second godet roll, 6... Interlace nozzle, 7...
Tension detector, 8... Thread path guide, 9... Winding device, 11... Drive motor, 11... Tension setting device,
12...Power controller, 13...Control panel,
14...Hydraulic cylinder, 15...Package.
Claims (1)
ら吐出せしめ、冷却固化したのち、油剤を付与
し、糸条に水上交絡数で1〜70コ/mの交絡を施
しながら実質的に実撚を付与することなく巻取る
方法において、巻取機としてスピンドルドライブ
型の巻取機を用い、巻取中のパツケージは完全に
他のものとは非接触であり、かつボビンを装着さ
れたスピンドル自体を下式を満足する速度T
(cm/sec)で往復運動させ、糸道を往復運動する
ことなく常に実質的に一定位置を走行せしめて、
巻取速度5000m/min以上で巻取ることを特徴と
するポリエステル繊維の巻取法。 V/2400≦T≦V/180 ただし、Vは巻取速度(m/min)[Claims] 1. A polyester polymer is melt-spun, discharged from a spinneret, cooled and solidified, and then an oil agent is applied to the yarn, and while the yarn is entangled at a rate of 1 to 70 entanglements/m on water, it is In this method, a spindle drive type winder is used as the winder, and the package cage during winding is completely out of contact with other objects, and the bobbin is attached. The spindle itself has a speed T that satisfies the following formula.
(cm/sec), so that the thread path always travels at a substantially constant position without reciprocating,
A polyester fiber winding method characterized by winding at a winding speed of 5000 m/min or more. V/2400≦T≦V/180, where V is the winding speed (m/min)
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP15412483A JPS6048870A (en) | 1983-08-25 | 1983-08-25 | Polyester fiber winding method |
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JP15412483A JPS6048870A (en) | 1983-08-25 | 1983-08-25 | Polyester fiber winding method |
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JPS6048870A JPS6048870A (en) | 1985-03-16 |
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- 1983-08-25 JP JP15412483A patent/JPS6048870A/en active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57175664A (en) * | 1981-04-20 | 1982-10-28 | Murata Mach Ltd | Accomodation of pitch fiber bundle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6048870A (en) | 1985-03-16 |
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