JPH0262315B2 - - Google Patents

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JPH0262315B2
JPH0262315B2 JP22957086A JP22957086A JPH0262315B2 JP H0262315 B2 JPH0262315 B2 JP H0262315B2 JP 22957086 A JP22957086 A JP 22957086A JP 22957086 A JP22957086 A JP 22957086A JP H0262315 B2 JPH0262315 B2 JP H0262315B2
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JP
Japan
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air
inclined plate
separation
plate
blade
Prior art date
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Expired
Application number
JP22957086A
Other languages
English (en)
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JPS6388087A (ja
Inventor
Yoshiaki Nozu
Kineo Kojima
Yoshio Itami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP22957086A priority Critical patent/JPS6388087A/ja
Publication of JPS6388087A publication Critical patent/JPS6388087A/ja
Publication of JPH0262315B2 publication Critical patent/JPH0262315B2/ja
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、たばこ、茶、穀物その他各種の固形
物から異物とされる重量物を空気流により多段に
選別分離するための固形物分離装置に関する。 (従来の技術) 従来この種の固形物分離装置としては、例えば
サイクロンのように、原料固形物を多量の空気に
浮遊させて旋回流を生じさせ、比重差により分離
する風選式分離機や、固形物を高速で飛散させ、
比重差による慣性の相違を利用して分離する慣性
分離機等が知られており、又実開昭61−115175号
公報には固形物の排出シユート内にエアーを吹込
み重量物と軽量物とを選別分離する装置が開示さ
れている。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、風選式分離機では多量の空気を循環利
用する必要があるためランニングコストが高くな
り、しかもたばこ、茶等のように多量の空気流で
搬送される間に品質劣化をきたすおそれのある原
料の分離には必ずしも適しない。又、慣性分離機
では大きな設置面積を必要とするため、多段に形
成して分離効率を高めるには限界があり、さらに
原料固形物の水分が高い場合には、飛散装置に付
着して分離が困難となるなどの問題点がある。 又、実開昭61−115175号公報に開示される装置
では、固形物の滑落傾斜面がエアー吹込ノズルと
ほぼ対向して設けられるため、落下する固形物に
吹付けられる空気流が弱まり、又軽量物の飛散距
離の調整も不可能であることから、重量物との分
離効率を高めるには限界があり、さらに分離効率
を高めるため多段に形成することも構造上困難で
あるという問題点がある。 そこで原料固形物が例えばたばこ中骨刻である
場合において、これからの切損じ品の分離は、中
骨を加湿、圧展した後、裁刻した水分約35%の中
骨刻を水分約16〜17%に乾燥し、風選風送方式に
より行なつているが、風送りに伴なうランニング
コストの上昇、香り成分の飛散による品質低下の
みならず、乾燥に伴なつて分離時に発生する中骨
刻の破砕や、回収された切損じ品を再利用する際
の再加湿に伴なう品質低下等の問題があるため、
栽刻直後の高水分状態で、しかも多量の空気を使
用しない多段式固形物分離方式の開発が要請され
ていた。 本発明は、従来の固形物分離装置のかかる問題
点に着目してなされたもので、原料固形物が比較
的高水分状態にあつても、最小限の空気量で効率
よく固形物から重量物と軽量物とを分離し得る装
置を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 以下に本発明の固形物分離装置(以下単に本発
明装置という)を、実施例を示す添付の図面に基
づいて詳細に説明する。 第1図に本発明装置と付帯設備を含む全体概略
説明図、第2図に第1図のX方向から見た本発明
装置の側面図、第3図に本発明装置の要部説明図
を示した。 図において本発明装置Aは、水平方向に対する
傾斜角度を45〜85゜の範囲とし、空気噴出部1を
複数段に設けた傾斜板2の下方に空気導入口3を
有する空気供給室4を、一方空気排出口5、原料
供給口6、重量物取出口7及び軽量物取出口8を
それぞれ設けた分離室9を傾斜板2の上方にそれ
ぞれ形成した函体10と、前記傾斜板2の上方に
傾斜板2からの高さ可変自在にかつ複数段に配設
された分離羽根11とから主として構成される。 以上の構成において、函体10は側板10a、
端板10b、上板10c、底板10dによりほぼ
直方体状の外形に形成される。なお10eは覗き
窓である。 又、分離羽根11は、板体12の後部12bを
一部残して、前部12aの下面に側断面舟形状の
ガイド板13を装着して形成され、ガイド板13
の両側板を貫通する支軸11aを函体10の側板
10aに設けた長孔(図示せず)内で上下に移動
させることにより、傾斜板2からの高さが調節さ
れる。この分離羽根11は、ガイド板13を空気
噴出部1相互間の傾斜板2に対向させ、かつ板体
12の後部12bを空気噴出部1にほぼ対向させ
ると共に、より上段に位置する分離羽根11の板
体後部12bを隣接する下段の分離羽根11の板
体前部12a上方に一部ラツプさせて配設され、
又、原料供給口6は傾斜板2の上端部に連設して
函体10の上部に、重量物取出口7は傾斜板2の
下端部に連設して、又、軽量物取出口8は最下段
の分離羽根11の板体後部12bに連設して夫々
函体10の底部に配設されている。 傾斜板2は水平方向に対して45〜85゜、好まし
くは55〜70゜の傾斜角度αを有して函体10内に
配設される。又、傾斜板2に複数段(図示の例で
は5段)に設けられる空気噴出部1は、傾斜板2
の側方向に径1〜3mmφの多数の小孔1aを帯状
に穿設することにより形成される。 又、各段の空気噴出部1からの空気噴出量を調
節するため、傾斜板2の空気供給室4の側に空気
を個別に供給する複数枚の整流板14が突設され
ると共に、各整流板14間には、空気噴出部1に
供給される空気量を調節するためのダンパ15が
開度調整自在に設けられている。 又、傾斜板2から分離羽根11の板体前端部に
至る高さh1は40〜120mm、好ましくは70〜90mmに
設定されると共に、空気噴出部1から至近の分離
羽根板体前端部に至る水平距離h2は20〜60mm程度
に設定される。又、分離羽根11の板体前端部に
は必要に応じポリエチレン等からなる分離用パイ
プ16が冠着される。 又、傾斜板2に設けられる最上段の空気噴出部
1の上方にはガイド板13を装着しない板体12
のみを対向配設してよく、傾斜板2の最下段の空
気噴出部1の直前には高さ10mm程度の山形の飛躍
台17を設けることができる。さらに、原料供給
口6には流量規制板18が函体10の上板10c
に対し上下スライド自在に設けられる。 以上の構成からなる本発明装置Aは架台19に
載置される。又、本発明装置Aの付帯設備として
原料固形物を幅方向に展開移送するための振動コ
ンベヤ20、本発明装置Aに空気を供給するため
のブロワ21、ブロワ21と空気導入口3を連結
する供給導管22、空気排出口5とブロワー21
を連結する排出導管23等が具備される。 振動コンベヤ20は一旦に原料固形物の供給コ
ンベヤ24を有しており、他端が本発明装置Aの
原料供給口6に連設するように架台25上に設置
される。 なお26は振動コンベヤ20の駆動用モータ、
27はブロワー21の駆動用モータ、28は循環
空気量調節用ダンパ、29は本発明装置Aに重量
物取出口7に連設される搬送コンベヤ、30は同
軽量物取出口8に連設される搬送コンベヤであ
る。 (作用) 以下に本発明装置Aの作用を説明する。 先ず供給コンベヤ24に投入された原料固形物
は、振動コンベヤ20により移送されると同時に
幅方向に展開され、本発明装置Aの原料供給口6
から傾斜板2上に副方向に拡げられた状態で供給
される。この場合原料供給量は流量規制板18に
より最適量に調整される。供給された原料固形物
は自重により傾斜板2上を滑落する間に、傾斜板
2に複数段に設けられた空気噴出部1の上方にお
いて空気噴出部1から噴出する空気流により噴き
上げられ、比重差により重量物と軽量物とに浮上
分離される。 この場合、分離羽根11の板体12は、浮上分
離された軽量物が再び落下して重量物と混合され
ることなく、軽量物取出口8に案内する作用を有
し、板体後部12bの次段の板体上部12aとの
ラツプ部分はこの作用の外、軽量物が必要以上に
噴き上げることを防止して、次段の分離羽根の板
体上に円滑に移行させる作用を有するとともに板
体前端部における固形物の流速を早めて、この部
分への固形物の引掛りを防止する作用がある。 又、ガイド板13は空気噴出部1上で大部分の
軽量物と分離された一部軽量物を含む重量物を再
び傾斜板2に沿わせて次段の空気噴出部1に案内
する作用を有する。又、分離羽根11の板体前端
部に冠着された分離用パイプ16は、原料固形物
が刻みたばこや茶片である場合に、これが分離羽
根の前端部に纒着することを防止する。 このような空気噴出部1上における浮上分離を
傾斜板2上で複数段繰返すことにより、重量物と
軽量物とは精度よく分離され、軽量物は軽量物取
出口8から、重量物は重量物取出口7から夫々取
出され次工程に移送される。 なお、最終段の空気噴出部1直前に設けられる
飛躍台17は、重量物原料を噴出空気流に乗せる
ことにより最終段の空気噴出部においての重量物
から僅かに含有する軽量物の分離を促進する作用
がある。 又、空気導入口3から空気供給室4に導入され
る空気流は、導入口3の先端部に設けられた整流
板3aに衝き当つたのち、周囲の開口3bから傾
斜板2の下面に広く供給される。 又、傾斜板2の空気供給室4側に設けられる整
流板14及びダンパ15は、各段の空気噴出部1
からの噴出空気の風速を分離に必要な適当な範囲
に制御する作用を有する。空気噴出部1から噴出
され固形物の浮上分離に使用された後の排気は空
気排出口5から排出導管23及びブロワー21、
供給導管22を介して循環使用される。 (他の実施例) 第4図に本発明装置Aの傾斜板2に設けた空気
噴出部1からの空気噴出方向を変化させた場合の
他の実施例を示した。すなわち、この実施例では
傾斜板2の空気噴出部1における傾斜角度のみを
より大とすることにより、固形物の浮上方向が各
段の分離羽根11のほぼラツプ部分に向くように
して分離効率の改善をはかつたものである。 (試験例) 以下に本発明装置を用いてたばこ中骨刻から切
損じ品を分離した場合の試験例を示した。 (1) 試験条件 *傾斜板 第1図に示されるもの(飛躍台設置
せず) 傾斜角度α=60゜ *空気噴出部 噴出孔 2mmφ×50個 5段 吹出静圧 110mmAg *分離羽根 5段 羽根の位置
【表】 (2) 試験結果 *切損じ品分離効率 平均98.3% *切損じ品中良品混入率 〃 13.7% *良品中切損じ品混入率 〃 0.043% *原料の破砕は極めて少なく、又喫味の低下も
全くなかつた。 (発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明装置によれ
ば原料固形物を傾斜板上において自重により滑落
する間に、傾斜板に複数段に設けた空気噴出部か
らの僅かの噴出空気により浮上分離させるように
したから、比較的高水分を有する原料固形物につ
いても最小限の空気量で効率よく重量物を分離で
きる顕著な利点が得られる。又、原料固形物が刻
みたばこや茶片であるときは、破砕や香成分の低
下を伴なうことなく分離することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置と付帯設備を含む全体概略
説明図、第2図は第1図X方向から見た本発明装
置の側面図、第3図は本発明装置Aの要部説明
図、第4図は本発明装置の他の実施例の要部説明
図である。 1…空気噴出部、2…傾斜板、3…空気導入
口、4…空気供給室、5…空気排出口、6…原料
供給口、7…重量物取出口、8…軽量物取出口、
9…分離室、10…函体、11…分離羽根、12
…板体、13…ガイド板、14…整流板、18…
流量規制板、20…振動コンベヤ、21…ブロワ
ー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水平方向に対する傾斜角度を45〜85゜の範囲
    とし、空気噴出部を複数段に設けた傾斜板の下方
    に空気導入口を有する空気供給室を、一方空気排
    出口、原料供給口、重量物取出口及び軽量物取出
    口をそれぞれ設けた分離室を該傾斜板の上方にそ
    れぞれ形成した函体と、前記傾斜板上方に傾斜板
    からの高さ可変自在にかつ複数段に配設された分
    離羽根とを具備し、該分離羽根の後部を該空気噴
    出部にほぼ対向させると共に、より上段に位置す
    る分離羽根の後部を隣接する下段の分離羽根の前
    部上方に一部ラツプさせて配設し、前記原料供給
    口を傾斜板上端部に、重量物取出口を傾斜板下端
    部に、軽量物取出口を最下段の分離羽根後部に
    夫々連設させたことを特徴とする固形物分離装
    置。
JP22957086A 1986-09-30 1986-09-30 固形物分離装置 Granted JPS6388087A (ja)

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JP22957086A JPS6388087A (ja) 1986-09-30 1986-09-30 固形物分離装置

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JPS6388087A JPS6388087A (ja) 1988-04-19
JPH0262315B2 true JPH0262315B2 (ja) 1990-12-25

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