JPH0260788B2 - - Google Patents

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JPH0260788B2
JPH0260788B2 JP57199824A JP19982482A JPH0260788B2 JP H0260788 B2 JPH0260788 B2 JP H0260788B2 JP 57199824 A JP57199824 A JP 57199824A JP 19982482 A JP19982482 A JP 19982482A JP H0260788 B2 JPH0260788 B2 JP H0260788B2
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JP
Japan
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mooring
parallel
cable
pipe
test liquid
Prior art date
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JP57199824A
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English (en)
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JPS5994693A (ja
Inventor
Junichi Inoe
Tadashi Azuma
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPS5994693A publication Critical patent/JPS5994693A/ja
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  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、海洋浮遊構造物を係留する場合に
用いられる検査用パイプ内包型係留用平行線ケー
ブルに関するものである。
〔従来の技術〕
海底油田の開発等に用いられる海洋浮遊構造物
の係留索には長期(20〜30年)の耐久性が要求さ
れる。
一方、吊橋等で使用される平行線ケーブルは、
高い破断強度、高い疲労強度、高い縦弾性係数を
持つため、引張構造部材として最も優れた性能を
有している。平行線ケーブルを海水中の係留索と
して使用する場合は、上記の優れた性能を長期間
持続させるために、平行線ケーブルの外層をプラ
スチツク等により被覆し、海水が平行線ケーブル
の素線に接触しないようにする必要がある。この
ため係留用平行線ケーブルとしては、プレ防食平
行線ケーブルを使用する必要がある。
またプレ防食平行線ケーブルを係留索として使
用する場合は、その性能が長期間にわたつて保持
されているか否かをチエツクする必要があり、そ
のチエツクのポイントは、素線の断線の有無およ
び防食層の破損の有無である。
従来、防食層の破損を検出する方法としては、
防食層の内側に検査液を充填すると共にこれに加
圧しておき、その検査液の圧力低下をモニターす
ることによつて防食層の破損を検出する方法が提
案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来の方法の場合は、検査に常時加圧する
という煩雑な手段を必要とし、かつ上部の端末部
での閉塞処理方法も困難であり、また検査液の充
填を具体的にどのような手段により行なうかにつ
いても開発されていない。
この発明は前述の問題を有利に解決できる検査
用パイプ内包型係留用平行線ケーブルを提供する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この発明の検査用
パイプ内包型係留用平行線ケーブルにおいては、
海洋構造物の係留に用いられ、かつ外周にプラス
チツクからなる防食層5が設けられている平行線
ケーブル1の中央部に、周壁に多数の透孔3を有
する検査用パイプ2が内包されている。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図ないし第3図はこの発明の第1実施例を
示すものであつて、周壁に多数の透孔3を有する
1本の検査用パイプ2が平行線ケーブル1の中央
部に収納され、かつ前記平行線ケーブル1の外周
には連続気泡性の多孔質ゴムからなる緩衝層4が
設けられ、その緩衝層4の外周にはポリエチレン
等のプラスチツクからなる防食層5が設けられ
て、検査用パイプ内包型係留用平行線ケーブル6
が構成されている。
この係留用平行線ケーブル6の下端部に下部ソ
ケツト7が結合され、かつ前記係留用平行線ケー
ブル6の上端部には上部ソケツト8が結合され、
さらに防食層5の内側には油などの防錆剤を兼ね
る検査液が充填される。この検査液としては海水
より高比重のものを使用し、かつ検査液の上面の
高さを海面よりも高くしておく。
前記検査用パイプ2の下端部は下部ソケツト7
の底板に設けられた透孔に嵌合され、かつその底
板にはゴムバルブ等からなる自動閉塞バルブ9が
取付けられ、さらに検査用パイプ2の下端部には
接続管10の一端部が接続され、その接続管10
の他端部は下部ソケツト7の外側に配置され、ま
たその接続管10の他端部には開閉用バルブ11
およびカツプリング12が順次接続されている。
なお第2図および第3図において、13はソケ
ツト内に鋳込まれた結合用合金である。
前記防食層5が破損した場合は、防食層5の内
側の検査液が外部に漏出し、検査液の上面の高さ
が低下するので、検査液の上面の高さを監視する
ことにより、防食層5の破損を検出することがで
きる。また防食層5の内外の圧力差は、高さ方向
(水深)によつて異なるので、液面の変化量の大
小によつて破損個所の概略水深も推定することが
できる。
第4図は防食層破損検出の基本原理を示すもの
であつて、P1は海水の圧力線、P2は検査液の圧
力線、14は検査液15の液面レベルを計測する
液面計である。
第5図は検査要領を示すものであつて、Aは正
常状態を示し、Bは防食層破損時の状態を示し、
両者の検査液には液面差Hが生じている。また1
6は海洋浮遊構造物における上部ソケツト支持
部、17は検査用作業台である。
第6図は検査液の充填方法を示すものであつ
て、前述のように構成された係留用平行線ケーブ
ル6が作業船18に設置されたリール19に巻付
けられ、かつ海洋浮遊構造物20に設置された注
入用ポンプ21に注入用ホース22の一端部が接
続され、さらにそのホース22の他端部は前記カ
ツプリング12およびバルブ11を介して接続管
10に接続され、前記リール19が繰り出し方向
に回転されて係留用平行線ケーブル6が海底の基
礎23に向かつて加工されていくと共に、前記ポ
ンプ21からホース22および接続管10を経て
防食層5内に検査液が注入充填されていく。
次に防食層破損検出方法の他の例について説明
する。
第7図に示すように、海水と異なる性質(例え
ば導電率、PHなど)を有する検査液15を防食層
5の内側に充填し、かつ海水検出器(例えば導電
率計、PH計など)24を検査用パイプ内にその上
方から下端まで移動させる。このようにすると、
もし防食層5が破損して検査用パイプ2内の検査
液に海水が混入している場合は、これが海水検出
器24により検出されるので、防食層5の破損を
容易に検出することができる。
なお海水検出器24を検査用パイプ2の上方か
ら挿入しないで、検査用パイプ2の内部に予め多
数の海水検出器24を上下方向に一定間隔で取付
けておき、各海水検出器を常時モニターする方法
を採用してもよい。
前述のように検査液15の上面の高さ検出ある
いは防食層5内の海水検出により防食層破損検出
を行なえば、防食層5内の検査液は静水圧でよい
ので、検出液加圧等の煩雑な手段を省略すること
ができ、かつ静水圧を確保するのに充分な中空部
を検査用パイプ2によつて容易に得ることができ
る。
第8図は断線を検出する場合の一例を示すもの
であつて、多数の透孔を有する検査用パイプ2の
内面にAE(Acoustic Emission)センサー25が
上下方向に一定間隔で取付けられ、素線断線時の
衝撃が前記AEセンサー25により検出される。
なお障害となるノイズは緩衝層4によつてかなり
の程度吸収除去される。前記AEセンサーの代り
に加速度計を用いることもでき、また両者を併用
してもよい。
なお平行線ケーブル1のチエツクは、必要に応
じて、素線断線検出および防食層の破損検出の両
方を同時に行なつてもよく、あるいは何れか一方
の検出のみを行なつてもよい。
次に係留用ケーブルの交換方法について説明す
る。
従来、海洋浮遊構造物の引張脚係留用ケーブル
の交換方法については、2〜3の方法が提案され
ているが、何れの方法の場合も、引張脚とは別に
パイロツトロープあるいはガイドロープを必要と
すると共に多くのスペースを必要とし、またパイ
ロツトロープあるいはガイドロープが常時海水に
浸漬されているため、それらをかなりの頻度で交
換する必要がある等の問題があつた。
次にこの発明の実施例に係る検査用パイプ内包
型係留用平行線ケーブルを使用したケーブル交換
方法について説明すると、まず第9図Aに示すよ
うに検査用パイプ2によりガイドされながらその
中にガイドロープ26が下降され、そのガイドロ
ープ26が第9図Bに示すように海底の基礎23
に取付けられる。この場合、ガイドロープ26の
下降は、第10図に示すように引張脚係留式海洋
浮遊構造物20におけるカラム27内にセツトさ
れたハンドリングリール28によつて行なわれ
る。
次に第9図Cに示すように、セツトされたガイ
ドロープ26によりガイドされながら係留用平行
線ケーブル6が海洋浮遊構造物20に引き上げら
れる。この引き上げ作業は海洋浮遊構造物20の
上部に設置されたメインテナンス用リール29に
よつて行なわれる。また引き上げ作業中は、防食
層5内の検査液が海水圧とバランスする量だけ海
中に放出される。したがつて、メインテナンスリ
ール29に巻取られる係留用平行線ケーブル6内
には検査液が残つていないので、リール29への
巻取り作業が容易に行なうことができる。
次に巻取りが終つたメインテナンス用リール2
9が撤去されて、その代りに新しい係留用平行線
ケーブルを巻いたリールが設置され、そのリール
から繰り出される係留用平行線ケーブルが、第9
図Dに示すようにガイドロープ26によりガイド
されながら下降される。この場合、係留用平行線
ケーブル6における検査用パイプ2の下部に検査
液注入用ホース22が予めバルブ11を介して接
続され、前記係留用平行線ケーブル6の下降の度
合に応じて検査液が注入されていく。
次に第9図Eに示すように、前記係留用平行線
ケーブル6が海底の基礎23にセツトされたの
ち、バルブ11が閉じられて注入用ホース22が
撤去され、次いで前記ハンドリングリール28に
よりガイドロープ26が第9図Fに示すように撤
去されていく。
前述のようにして係留用平行線ケーブル6の交
換を行なえば、パイロツトロープまたはガイドロ
ープが係留用平行線ケーブル6の中に包含されて
いるので、余分なスペースが不要であり、かつパ
イロツトロープまたはガイドロープ等はケーブル
交換の際にのみ海水中で使用されるので、常に検
査済みの確実なものを使用することができる。
第11図ないし第13図はこの発明の第2実施
例ないし第4実施例に係る検査用パイプ内包型係
留用平行線ケーブル6の断面を示すものであつ
て、第11図に示す第2実施例の場合は平行線ケ
ーブル1が正6角形状に集合された平行素線から
なる6本のケーブル1Aにより構成され、その6
本のケーブル1Aが検査用パイプ2の周囲を囲む
ように相互に密接して配置されているが、その他
の構成は第1実施例の場合と同様である。
第12図に示す第3実施例の場合は、平行線ケ
ーブル1の中央部に複数本の検査用パイプ2が収
納されているが、その他の構成は第1実施例の場
合と同様である。
第13図に示す第4実施例の場合は、平行線ケ
ーブル1の中央部に外管2Aおよび内管2Bから
なる2重管構造の検査用パイプが収納されている
が、その他の構成は第1実施例の場合と同様であ
る。第12図および第13図に示す実施例は、係
留用ケーブルの交換用のパイロツトロープまたは
ガイドロープの通路と検査用のセンサーの取付部
とを隔離し、センサーの損傷を防止することを目
的としたものである。
〔発明の効果〕 この発明によれば、海洋浮遊構造物の係留に用
いられる外周にプラスチツクからなる防食層5が
設けられている平行線ケーブル1の中央部に、周
壁に多数の透孔3を有する検査用パイプ2が内包
されているので、平行線ケーブル1の外周に設け
られているプラスチツクの防食層5が破損した場
合、防食層5の内側に充填した検査液の流出また
は防食層5内への海水の流入を、検査用パイプ2
の透孔3を通じて検知することができ、またその
検査用パイプ2を利用して、平行線ケーブル1の
素線の断線検査などを容易に行なうことができ、
かつ係留用平行線ケーブルを交換する場合は、ガ
イドロープ26を検査用パイプ2内に挿通して海
底の基礎に固定することにより、係留用平行線ケ
ーブルを前記ガイドロープ26および検査用パイ
プ2を介してガイドしながら所定の位置間で昇降
させることができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例に係る検査用パ
イプ内包型係留用平行線ケーブルの断面図、第2
図はその係留用平行線ケーブルの端部にソケツト
およびバルブ等を取付けた状態を示す一部切欠側
面図、第3図はその平面図である。第4図は防食
層破損検出の基本原理を示す側面図、第5図は正
常時および防食層破損時の検査液の液面変化状態
を示す側面図、第6図は検査液の注入充填を行な
つている状態を示す側面図、第7図は防食層破損
検出法の他の例を示す縦断側面図、第8図は素線
の断線検出手段の他の例を示す縦断斜視図、第9
図は係留用平行線ケーブルの交換順序を示す概略
側面図、第10図は海洋浮遊構造物のコラム部分
に設けられた設備を示す一部切欠斜視図である。
第11図ないし第13図はこの発明の第2実施例
ないし第4実施例に係る検査用パイプ内包型係留
用平行線ケーブルを示す断面図である。 図において、1は平行線ケーブル、2は検査用
パイプ、3は透孔、4は緩衝層、5は防食層、6
は係留用平行線ケーブル、7は下部ソケツト、8
は上部ソケツト、9は自動閉塞バルブ、11は開
閉用バルブ、15は検査液、20は海洋浮遊構造
物、21は注入用ポンプ、22は注入用ホース、
23は海底の基礎、24は海水検出器、25は
AEセンサー、26はガイドロープである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 海洋構造物の係留に用いられ、かつ外周にプ
    ラスチツクからなる防食層5が設けられている平
    行線ケーブル1の中央部に、周壁に多数の透孔3
    を有する検査用パイプ2が内包されていることを
    特徴とする検査用パイプ内包型係留用平行線ケー
    ブル。
JP19982482A 1982-11-16 1982-11-16 検査用パイプ内包型係留用平行線ケ−ブル Granted JPS5994693A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19982482A JPS5994693A (ja) 1982-11-16 1982-11-16 検査用パイプ内包型係留用平行線ケ−ブル

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JP19982482A JPS5994693A (ja) 1982-11-16 1982-11-16 検査用パイプ内包型係留用平行線ケ−ブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5994693A JPS5994693A (ja) 1984-05-31
JPH0260788B2 true JPH0260788B2 (ja) 1990-12-18

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ID=16414249

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JP19982482A Granted JPS5994693A (ja) 1982-11-16 1982-11-16 検査用パイプ内包型係留用平行線ケ−ブル

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425146A (en) * 1977-07-28 1979-02-24 Nec Corp Automatic frequency controller

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425146A (en) * 1977-07-28 1979-02-24 Nec Corp Automatic frequency controller

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JPS5994693A (ja) 1984-05-31

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