JPH0260542A - 食品の液を吸収するための吸収構造 - Google Patents

食品の液を吸収するための吸収構造

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JPH0260542A
JPH0260542A JP63211573A JP21157388A JPH0260542A JP H0260542 A JPH0260542 A JP H0260542A JP 63211573 A JP63211573 A JP 63211573A JP 21157388 A JP21157388 A JP 21157388A JP H0260542 A JPH0260542 A JP H0260542A
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liquid
absorbent
inner core
food
weight
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JP63211573A
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English (en)
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G Middkiff David
ディヴィッド ジー ミッドキッフ
J Lipple Karl
カール ジー リップル
D Towaiman Nancy
ナンシー ディ トワイマン
D Waarukuisuto Joseph
ジョセフ ディ ワールクイスト
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Kimberly Clark Corp
Original Assignee
Kimberly Clark Corp
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、食品から出る液を吸収するための新規で、改
善された構造に関する。更に詳しくは、本発明は獣肉及
び鳥肉食品用の吸収パッドに関する。
(従来の技術) 近年、食品を市場に出荷して販売する方法は、特に獣肉
、鳥肉、魚、及び野菜など腐敗し易い食品において急激
に変化してきた。長年にわたり続けられてきた伝統では
、購入者が購入すべき1つ又は複数の品目を個々に選べ
るように、そのような食品をバラの形で陳列してきた。
この点は特に、肉屋の陳列ケースで最も一般的に販売さ
れている獣肉及び鳥肉に当てはまる。現在、これらの食
品の多くは、予め包装された状態で食品店に到着する。
かかる包装、特に獣肉及び鳥肉に関する包装では、食品
を内部に含む半剛性のトレイと、トレイ内の食品を密封
して中身の新鮮さを一定の期間維持するプラスチックの
うわ包装(オーバランプ)とが使われている。
獣肉及び鳥肉等の食品は、勿論液/汁、時には後で加え
られた水を含んでおり、時間の経過とともにこれらが食
品から排出される。このような食品が肉屋の店先で販売
されるとき、上記の液は陳列ケースの底に排出される。
しかし、同じ食品が比較的気密且つ液密なパッケージ内
に包装される場合、上記の液は結局のところトレイ内に
集まり、その後運搬及び取扱中に漏れる。市場分析の結
果は、そうした液を含むパッケージは好まれないことを
示している。従って、かかる多くのパッケージでは現在
、食品から放出される液を吸収するため、トレイの底に
吸収材料を用いている。
上記の目的で一般に使われている1つの吸収材料は、薄
い織物(ティッシュ)及び/又は木材パルプのけば(フ
ラノ)で、通常これらがプラスチックフィルム又は薄葉
紙(ティッシュペーパ)内に包み込まれている。その他
多くの方式も開発され、食品の包装で広く使われてきて
いる。他の方式は特に、特定のパッケージ設計と協働す
るように開発されてきた。
液吸収バッグとトレイの両方を含み、液の吸収および封
じ込めを行なうための工夫が、デュプイ(Dupuis
)の米国特許第3,156,402号に開示されている
。液吸収バッグは、周縁に沿って熱癒着又は接着剤によ
って密封される2枚の重ね合わされた材料シートからな
る。これらのシートは、パラフィン紙、セロファン、ポ
リエチレン、あるいはその他の熱可塑性又は熱硬化性プ
ラスチック材料などの材料で形成し得る。各々のシート
が一連の開口又は穴を備え、液が重力及び毛管作用で頂
部あるいは底部からバッグ内へ入るのを可能としている
上記とは逆の適用例として、レイニー(Rainey)
の米国特許第3.940,062号は、プラスチック内
に密封されて冷却される消耗野菜の水和に使われる水分
パッドを開示している。このパッドは含水リザーバ要素
を含み、これがリザーバから水分を放出させるための開
口を備えた耐水フィルムのさや型ケース内に納められて
いる。つまりパ・2ドは、水で飽和され水のリザーバと
して作用するスポンジ又はその他の吸収性あるいは多孔
性パッドからなる。モして含水スポンジが、周囲に沿っ
て密封されるか又はその他の方法で閉じられた可撓性の
、水を通さない包み込みケース内に入れられる。包み込
みケースが開口を備え、内部の吸収性スポンジからの水
分の放出を可能としている。
液体を吸収する組合せ式パックである別の液体吸収機構
が、マツクカーベ・ジュニア(McCabe。
Jr、 )の米国特許第4.124.116号に開示さ
れている。
このパックは上側及び下側の対接フィルタシートから形
成され、両フィルタシートの最も外周の接縁で相互にボ
ンドされて外囲体を形成している。
外囲体自体が複数の区画室に分割され、各区画室は実質
上水溶性のカルボキシメチルセルロース合成物からなる
溶解性バリヤシートによって相互に隔絶されている。各
々の区画室が所定量の吸収顆粒を含み、これらの顆粒が
所定量の水分を吸収したとき、バリヤシートが溶解して
吸収顆粒を含むスペースが増大する。
水分滲出食品用の容器が、共にミラー(Miller)
の米国特許第4,321.997号及び第4,410.
578号に記載されている。この容器は汁又は液をしみ
出し易い食品を収納及び展示するために提供されたもの
で、トレイ又はバッグなどの支持部材と、それに付属し
た吸収パッドとで構成されている。吸収パッドは、木材
けばなど液吸収材料製のマット、吸収マットの上側に位
置する液を通さない上方プラスチックシート、及び吸収
マットの下側に位置する底部プラスチックシートからな
る。少なくとも一方のシートに穿孔が設けられ、また両
シートの間に剛性のスペーサ手段が配設され、食品を積
み重ねるなどして吸収パッドが圧縮荷重を受けたときパ
ッドの液吸収性能が損なわれないように、圧縮荷重下に
おいても両シートの分離状態を維持している。この構造
では、底部シートにだけ穿孔を設け、食品を吸収パッド
の上方シート上に置いたとき、滲出液はパ・7ドの周囲
を流れ、底部シートの穿孔開口を通じた毛管作用によっ
てマント内に入り、液が食品に触れないようにして、食
品の汚染が最小限化すると共に、食品の外観を維持し、
食品の棚持ち寿命を改善するのが望ましい。
更に、汁又は液をしみ出し易い食品を収納及び展示する
ための容器及び吸収パッドが、共にミラー(Mille
r)の米国特許第4.275,811号及び第4.38
2,507号に開示されている。この吸収バンドは、液
吸収材料製のマット、吸収マントの上側に位置する液を
通さない上方シート、及び吸収マントの下側に位置する
穿孔した底部シートからなる。
食品が吸収パッドの上方シート上に置かれると、滲出液
はバンドの周囲を流れ、底部シートの穿孔開口を通じた
毛管作用によってマント内に入り、液は非浸透性の上方
シートによって食品に触れない状態に保たれる。好まし
い実施例において、吸収マットはエンボシングによって
相互に接続可能な、比較的厚い木材けばの層と、比較的
薄いティッシュ様紙の詰め物とで構成される。更に、液
の吸収性能を高めるため、各種の添加物を加えることも
できる。
包装肉で使われる別の吸収パッドが、エルベス(Elv
es)等の米国特許第4.451.377号に開示され
ている。この吸収ハツトは、ビスコース・レーヨン、超
吸収性ビスコースレーヨン、又はポリビニルアルコール
などの不織布材料で作製されている。吸収パッドの片面
にバインダ材料の層が施され、バインダを含まないパッ
ドの他面と比べそれより低い吸収性能を持つ表面を与え
る。更にパッドに開孔を形成し、液がバインダ層を通過
して不織材料の残部内へと入れるようにすることもでき
る。不織材料の繊維がニードルパンチング、又は好まし
くは高圧の水ジェツトを用いて絡み合わされる。
次いで、こうして得られた帯状体くウェブ)が乾煙され
、乾燥後、バインダがパッドの一表面に施される。
汁又は液を滲出あるいは放出し易い食品を支持、収納及
び展示するための食品トレイが、ライエラスキー(La
iewski)の米国特許第4.576、278号に開
示されている。このトレイは、滲出液の溜めとなる上で
底を有する。この上げ底が、ポリエチレンなど液を通さ
ない穿孔した熱可塑性フィルムで作製されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記した各装置の主な機能は一包装された食品からしみ
出る液を吸収することにある。また、漏れ易いパッケー
ジが、食品店の経営主が受は取る一番多い苦情である。
このため、そうした食品でのパッケージの使用が、製品
全体のコストを高める結果となっている。従って、パッ
ケージ製品の開発における主要な推進力は、コスト効率
の良い構成部品を使いながら、大きい吸収性能を与える
吸収構造を提供することにある。またそのような設計は
、良好な湿り強度、弾性及び液保持特性を持つ製品を与
えなければならない。ティッシュなどの製品は、湿ると
破れ易い。またこのような材料は、圧縮荷重下に置かれ
ると、−旦吸収した液を放出し易い。この点は、パッケ
ージが相互に積み重ねられたときに最も顕著に生じる。
このため本発明の目的は、しみ出た液を良好に閉じ込め
ると共に、圧縮下でも一旦吸収した液を容易に放出した
り、あるいは湿ったとき容易に破れたりしない、食品か
らの放出液を集めて保持するための吸収構造を提供する
ことにある。本発明の別の目的は、液を吸収する能力を
与える一方、その能力が食品から過度に液を抽出しない
ような吸収構造を提供することにある。本発明の上記及
びその他の目的と利点は、以下の詳細な説明、図面及び
請求の範囲を更に検討することによってより明かとなろ
う。
(課題を解決するための手段) 本発明は、食品特に獣肉及び鳥肉から出る液を吸収する
ための新規で、改善された吸収構造に係わるものである
。本吸収構造は、不織スパンボンド又は溶融吹出材料な
ど液を通す浸透性材料製の頂部シートを備えている。あ
るいは、頂部シートをプラスチックなどの液を通さない
非浸透性材料で構成し、液の通過を可能とする少なくと
も1つの穿孔を形成してもよい。底部シートが、液を通
さない非浸透性の材料で構成される。パルプ共成形材料
製の吸収性内側心材が、頂部及び底部両シートの間にそ
れらに結合した状態で位置している。
パルプ共成形材料は、(吸収性心材の重量を基準として
)50〜90重量パーセントの木材パルプのけばとIO
〜50重量パーセントの合成繊維とを含んでいる。吸収
性心材の中に、カルボキシメチルセルロースなどの超吸
収性材料を含めることもできる。
本発明の好ましい実施例においては、頂部及び底部両シ
ートがそれらの外周に沿って密封されて液収集ポーチを
形成し、その内側室に層状化した吸収性心材を収納しで
ある。層状化吸収性心材は、ポーチの頂部に隣接した第
1層とポーチの底部に隣接した第2層とを含んでいる。
第1層は超吸収性材料を実質上含まず、第2層が吸収性
心材の総重量を基準として5〜100パーセントの付加
増1ffiパーセントで、カルボキシメチルセルロース
などの超吸収性材料を含んでいる。
(実施例) 本発明は、食品、特に獣肉及び鳥肉から出る液を集めて
保持するための吸収パッドに関する。現在各店で販売さ
れている獣肉及び鳥肉の多くは、スチロフォーム(発泡
ポリエチレン)製のトレイ内に予めパックされ、透明な
ポリマー製フィルムでラップされている。今では、食品
から放出される液を吸収するため、パッケージ内に吸収
材料を入れることが慣習となっている。スペース及び冷
却上の制約から、これらのパッケージは相互に積み重ね
られることが多く、その場合各々のパッケージ、それら
の中身及び吸収バンドに加わる圧縮荷重が倍加される。
更に、積み重ねられたパッケージが、完全に水平な平面
内に置かれることは滅多にない。この結果、バンドによ
って吸収された汁は通例少なくとも部分的に圧縮され、
パッドから逆に押し出され、パッケージの最も低い場所
に溜る。従って、パッケージから漏れの起きる可能性が
依然高い。
第1図を参照すると、食品から放出される液を集めて保
持するための吸収構造1oが示しである。
吸収構造10は、液を通す浸透性の頂部シート12と、
ポリエチレンフィルムなど液を通さない非浸透性の底部
シート14とを含む外側カバーを有している。これら頂
部及び底部両シート12.14の間にそれらに結合され
た状態に液吸収性の内側心材16が位置し、この内側心
材16は接着剤又はエンボシングなど適切な手段によっ
て両シート12.14に結合されている。食品からの滲
出液が吸収構造10に入るのを可能とするため、頂部シ
ート12に少なくとも1つの穿孔18が設けられ、穿孔
18は例えば穴、スリット、又は毛管状漏斗の形を取り
得る。第1図に示した実施例においては、液が吸収性心
材16へと移動するのを容易にするため、頂部シート1
2の複数の穿孔18が設けられている。あるいは、液の
吸収性心材16への通過を可能とするスパンボンドや溶
融吹出材など繊維質の不織材料で頂部シート12を形成
してもよい。
本発明の吸収性心材16の構想は、心材16が圧縮状態
下に置かれた場合でも液を放出しない構造的な完全性と
良好な吸収性能の両方を与えるものである。これを達成
するため、吸収性心材16は、木材パルプのけばと押し
出し成形した熱可塑性合成繊維との混合物から作製され
たパルプ共成形(coform)材料からなる。かかる
材料を作製する1つの方法はパルプ共成形法と称され、
7ンダーソン(Anderson)等の米国特許第4,
100,324号に開示されており、同特許はキンバー
リークラーク(Kimberly−C1ark)社に譲
渡され、参照によってここに含まれるものである。必要
な程度の湿り弾性と吸収性能を与えるため、パルプ共成
形材料は木材パルプのけばと合成繊維の総重量を基準と
して、50〜90重量パーセントの木材パルプのけばと
10〜50重量パーセントの合成繊維とを含む。木材パ
ルプが吸収材として作用する一方、木材パルプの全体に
わたって分散された合成繊維は、湿ったときと乾燥した
ときの両方と複合体をより弾性とする。木材パルプのけ
ばば、100パーセント軟質木材パルプか、あるいは3
0パーセントまでの硬質木材パルプを含んだ軟質木材パ
ルプである。軟質木材パルプの繊維は一般に、35ミク
ロン〜45ミクロンの繊維径と、31〜5m園の長さを
有する。共成形構造への処理後、繊維の長さは減少し、
平均して約2mmとなる。硬質木材パルプの繊維は約1
4ミクロン〜32ミクロンの繊維径を有し、長さは約1
鶴〜2龍である。合成繊維は最も一般的に、10ミクロ
ンまでの平均繊維径、より好ましくは2〜6ミクロンの
径を持ち、ポリプロピレンまたはポリエチレン繊維など
の押し出し成形可能な溶融吹出熱可塑性材料から作製さ
れる。これらの繊維は不連続性で、その結果−般に短繊
維木材パルプのけば材料より大きい長さを有する。本発
明で使われるパルプ共成形材料の密度は、脱イオン水を
吸収液として用い試験した場合、さまざまな吸収性能に
応じ約0.03 g /cJ〜約0.20g/aflの
範囲であった。(第4図の吸収性能グラフを参照)。
吸収性心材16の容量を更に高めるため、心材16のパ
ルプ共成形材料に超吸収性材料20を加えてもよい。こ
のような超吸収性材料を付加する1つの方法は、キンバ
ーリークラーク(Kimberly−C1ark)社に
譲渡され、参照によってここに含まれる米国特許第4.
604,313号に開示されている。
任意の数の超吸収性材料が吸収構造10で使えるが、吸
収構造10は食品に関連して使われるので、超吸収性材
料は米国食品及び薬品局の認可を得るべきである。かか
る好ましい超吸収性材料の1つは、米国プラウエア州つ
ィルミントン所在のアクアロン(Aqualon)社か
ら、表示A−250で販売されているようなカルボキシ
メチルセルロース(CMC)である゛。超吸収性材料は
、共成形材料の形成時あるいはその後に、粉末又はその
他の形でパルプ共成形材料に付は加えることができる。
吸収性心材16での液吸収性能における増加の大きさは
、パルプ共成形材料に付は加えられる超吸収性材料20
の量に依存する。好ましくは、超吸収性材料20が吸収
性心材16の総重量を基準として、5〜100パーセン
トの付加増重量パーセントで吸収性心材16に付は加え
られる。
使用時、吸収構造10は食品(不図示)とトレイ又はそ
の他の包装材料(不図示)との間に置かれ、穿孔された
頂部シート12が食品は接触される。汁などが食品から
放出されると、それらの汁は頂部シート12の穿孔18
又は不織材料を通過し、吸収性心材16内に集められそ
こに保持される。単純な木材パルプのけばと異なり、本
発明のハルツ共成形材料は合成繊維を用いているので、
湿ったときでも圧縮に対する抵抗がより強い。この結果
、吸収構造工0は、特に超吸収性材料20が使われてい
る場合、圧縮されても一旦吸収したその液を放出し難い
本発明のより自己完備した好ましい実施例の吸収構造3
0が、添付図面の第2及び3図に示しである。第1図の
実施例と同じく、吸収構造30は、前記したのと同じ材
料製の頂部シート32と底部シート34、及びパルプ共
成形材料製の吸収性心材36を有する。頂部シート32
が不織材料から作製されていない場合には、1つ以上の
穿孔38が頂部シート32が設けられ、また前述したよ
うな超吸収性材料40をパルプ共成形材料内に含めても
よい。第1図に示した実施例と異なり、頂部及び底部シ
ート32.34は接着剤、熱又はその他の手段により、
両シートの外周35に沿って密封されている。つまり第
2図に示すように、吸収構造30は、それぞれの全外周
35に沿って密封される2枚別々のシート32.34で
作製し得る。
あるいは第3図の断面図に示すように、頂部及び底部シ
ート32.34は1枚のシート材料から形成してそれを
折り返してもよく、こうすれば3辺での密封が必要なだ
けである。尚、両吸収構造10と30は正方形又は長方
形の形状に限られず、特定の用途と合うように任意のそ
の他の形状を設計し得る。
第2及び3図に示した実施例の重要な別の特徴は、層状
化した吸収性心材36にある。この実施例において、吸
収性心材36は、頂部シート32に隣接した第1層36
aと底部シート34に隣接した第2層36bとで構成さ
れている。第1層36aと第2層36bは共に、第1図
の実施例に関連して述べたのと同じパルプ共成形材料か
ら形成さている。前例と同じく、パルプ共成形材料は5
0〜90重量パーセントの木材パルプのけばと10〜5
0重量パーセントの合成繊維とを含むべきである。所望
に応じ、第1及び第2層36a、36bは同じ又は異な
る比の木材パルプのけばと合成繊維を持ち得る。
第2及び3図の実施例では、最も好ましくはカルボキシ
メチルセルロースからなる超吸収性材料40が、第2層
36b内にだけ存在する。そのため、第2層36bと超
吸収性材料40が液を吸収したときゲル閉塞の発生を防
ぐように、第2層36b内の合成繊維濃度を高くしてよ
り大きい隙間間隔を与えるのが望ましい。また前例と同
じく、超吸収性材料の濃度は木材パルプのけばと合成繊
維の総合重量を基準として、5〜100重量パーセント
とすべきである。
吸収性心材36を2つの層36aと36bに分割し、超
吸収性材料を第2層36b内に入れることによって、2
つの顕著な利点が達成される。第1に、超吸収性材料4
0が液を通す浸透性の頂部シート32からはなれて位置
し、分離されている。
この結果、超吸収性材料40が頂部シート32の穿孔3
8を通じて漏れ出、食品と直接接触する可能性がより低
い。第2に、超吸収性材料を吸収材料内に入れれば、吸
収材料の毛管作用つまり「吸引力」が必ず増大する。こ
の結果、食品によってはその早過ぎる無水化を引き起こ
すことがある。
超吸収性材料を食品から離しておけば、上記の吸引力が
減少すると同時に、超吸収性材料の液保持特性をより有
効に利用可能とする。
更に第2及び3図の吸収構造30は、吸収性心材36と
密封外周35の間の吸収構造30内に、液溜め領域42
を備えることもできる。こうすれば、吸収構造30が強
い圧縮下にある場合や、吸収構造30が吸収性心材36
の保持できるより多い液を受は取った場合に、吸収構造
30は液を一時的に貯めておくための含有液流出領域を
備えることとなる。この結果、本発明の吸収構造は、食
品パフケージ(不図示)内に入れられた食品からしみ出
る液を、より容易に受は取って保持することができる。
また、穿孔が食品に直接接触させられる独立した自己完
備方式を与えることによって、食品トレイ内に液が溜り
、最終的に容器から漏れ出る可能性も少なくなる。
± 超吸収性材料を用いたもの及び用いないもの両方の基本
重量が異なるパルプ共成形心材料について、代表的な吸
収性能を評価した。各パルプ共成形材料の吸収性能は、
以下の手順を用いて評価した: 1、パルプ共成形材料の4インチ(10,2cm)×6
インチ(L5.2cL1)のサンプルを計量してから、
脱イオン水の浴中に20分間浸漬した。
2、 サンプルのまん中にガラス棒を差し込み、持ち上
げることによってサンプルを浴から取り出し、サンプル
をガラス棒の周りに巻き付けた。
3、 その後、サンプルの巻き付いたガラス棒を1分間
宙吊りにし、超吸収性材料又はパルプ共成形材料内に拘
束されていない遊離水を残らずサンプルから流出させた
4、 その後、サンプルを計りの上に置き、湿重量を記
録した。
5、 サンプルの湿重量から乾重量を差し引いて水の吸
収性能を計算し、第4図にプロットした。
髭上土: カルボキシメチルセルロースを全く含まないパルプ共成
形サンプルを、上記の手順に従って試験した。サンプル
の基本重量は75g/mで、80重量パーセントのパル
プと20重量パーセントのポリプロピレン繊維とを含ん
でいた。サンプルの厚さは1.02 鶴、体積密度は0
.073g/cIaであった。第4図にプロットしたよ
うに、水の吸収性能は1.05g/6.45co!表面
積であった。
拠上亙: 5、0 g / mのカルボキシメチルセルロースを、
例1aと同等な材料のサンプルに付は加えた。第4図に
示すように、水の吸収性能は1.98g/6.45cd
であった。
開土且: 10、0 g / rdのカルボキシメチルセルロース
を、例1aと同等な材料のサンプルに付は加えた。第4
図に示すように、水の吸収性能は2.51g/6.45
cJlであった。
刺」〕4: 15.0g/mのカルボキシメチルセルロースを、例I
aと同等な材料のサンプルに付は加えた。第4図に示す
ように、水の吸収性能は3.17g/6、45 、ff
lであった。
尉ll: 同じくカルボキシメチルセルロースを全く含まないパル
プ共成形サンプルを、上記の手順に従って試験した。サ
ンプルの基本重量は200 g / rlで、80重量
パーセントのパルプと20重量パーセントのポリプロピ
レン繊維とを含んでいた。サンプルの厚さは4.04m
、体積密度は0.050g/ cJであった。第4図に
プロットしたように、水の吸収性能は2.93 g /
 6.45 cJ表面積であった。
尉工亙: 5.0g/n(のカルボキシメチルセルロースを、例1
1aと同等な材料のサンプルに付は加えた。第4図に示
すように、水の吸収性能は4.47g/6.45cJで
あった。
炭↓土: 10、0 g / mのカルボキシメチルセルロースを
、例Haと同等な材料のサンプルに付は加えた。第4図
に示すように、水の吸収性能は4.54g/6、45 
c4であった。
用ユ」罎 15.0g/rrrのカルボキシメチルセルロースを、
例naと同等な材料のサンプルに付は加えた。第4図に
示すように、水の吸収性能は5.20g/6、45 c
alであった。
上記のデータから明らかなように、パルプ共成形材料の
吸収性能は、超吸収性材料の付加によって高められた。
また例1dとI[aの吸収性能の比較から、パルプ共成
形材料を含んだ薄い超吸収性材料を、パルプ共成形材料
を含んだ厚い非超吸収性材料に代えて使えることが明ら
かであろう。従って所望なら、等しい吸収性能を持つよ
り薄い製品を達成することができる。
以上本発明の詳細な説明したが、特許請求の範囲に記載
の精神及び範囲を逸脱せずに、各種の変更及び変形を本
発明で成し得ることが理解されるベきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による、食品から放出される液を集めて
保持する吸収構造の斜視図、第2図は本発明による、食
品から放出される液を集めて保持する別の吸収構造の部
分破断斜視図、第3図は本発明による、食品から放出さ
れる液を集めて保持する吸収構造の断面図、及び第4図
は本発明の内側心材料だけ、及びさまざまな量の超吸収
性材料と組み合わせた各場合の水吸収性能を示すグラフ
である。 10.30−吸収構造、 12.32−頂部シート、 
 14.34−底部シート、  16.36内側心材、
  18.38−穿孔、 20.40超吸収性材料、 
36a−第1層、 36b第2層、 42−液溜め領域
。 水吸収性 及び カルボキンメチルセルロース含fM(g/m’)FIG
、4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、食品から放出される液を集めて保持する吸収構造に
    おいて; 液を通す浸透性の頂部シートと、 液を通さない非浸透性の底部シートと、 前記頂部及び底部両シートの間にそれらに結合されて位
    置したパルプ共成形材料製の吸収性内側心材とを有し、 該吸収性内側心材は、木材パルプのけばと合成繊維の総
    合重量を基準として、50〜90重量パーセントの木材
    パルプのけばと10〜50重量パーセントの合成繊維と
    を含むことを特徴とする吸収構造。 2、前記吸収性内側心材が超吸収性材料を含む請求項1
    記載の吸収構造。 3、前記超吸収性材料がカルボキシメチルセルロースで
    、前記吸収性内側心材中に、前記木材パルプのけばと前
    記合成繊維の総合重量の5〜100重量パーセントに等
    しい量で存在する請求項2記載の吸収構造。 4、食品から放出される液を集めて保持する吸収構造に
    おいて; 液を通す浸透性の頂部シートと、液を通さない非浸透性
    の底部シートとを有し、内部に室を画成する液収集ポー
    チ、及び 前記室内に位置し、木材パルプのけばと合成繊維の総合
    重量を基準として、50〜90重量パーセントの木材パ
    ルプのけばと10〜50重量パーセントの合成繊維とを
    含むパルプ共成形材料製の吸収性内側心材を有し、 該吸収性内側心材は、前記ポーチの前記頂部シートに隣
    接した第1層と前記ポーチの前記底部シートに隣接した
    第2層とに分割され、該第1層が超吸収性材料を実質上
    含まず、該第2層が前記木材パルプのけばと前記合成繊
    維の総合重量を基準として5〜100パーセントの付加
    増重量パーセントで超吸収性材料を含むことを特徴とす
    る吸収構造。 5、前記第2層内の超吸収性材料がカルボキシメチルセ
    ルロースである請求項4記載の吸収構造。 6、前記液収集ポーチと前記吸収性内側心材が、前記吸
    収性内側心材と密封された外周との間に、前記液を追加
    貯蔵するための液溜め領域を画成する請求項4記載の吸
    収構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5369040A (en) * 1992-05-18 1994-11-29 Westinghouse Electric Corporation Method of making transparent polysilicon gate for imaging arrays
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