JPH0258796B2 - - Google Patents
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- JPH0258796B2 JPH0258796B2 JP57092964A JP9296482A JPH0258796B2 JP H0258796 B2 JPH0258796 B2 JP H0258796B2 JP 57092964 A JP57092964 A JP 57092964A JP 9296482 A JP9296482 A JP 9296482A JP H0258796 B2 JPH0258796 B2 JP H0258796B2
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- conductive
- radio wave
- resistive film
- fiber
- wave absorber
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Landscapes
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- Aerials With Secondary Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は電波吸収体に関し、特に軽量で施工性
に優れ可撓性を有するとともに動作周波数範囲の
広い電波吸収体に関する。
に優れ可撓性を有するとともに動作周波数範囲の
広い電波吸収体に関する。
(背景技術)
従来の電波吸収壁としては例えばフエライトと
ゴムの混合体であるゴムシートが知られている。
しかしながら、このゴムシートは重量が重いこ
と、及びこれに起因して通常の接着剤による取付
けでは信頼性が低く、施工に困難をともなうとい
う欠点を有している。
ゴムの混合体であるゴムシートが知られている。
しかしながら、このゴムシートは重量が重いこ
と、及びこれに起因して通常の接着剤による取付
けでは信頼性が低く、施工に困難をともなうとい
う欠点を有している。
この欠点を改善するものとして発泡性プラスチ
ツクの表面にカーボンを塗布した電波吸収壁が知
られているが、発泡性プラスチツクの表面の凹凸
のためにカーボンのインピーダンスの管理が困難
であり従つて電波吸収特性が劣るという欠点があ
る。従つてこの種の電波吸収体は断面をほぼ三角
形にしてその頂点を自由空間に向けることにより
徐々にインピーダンスマツチングをとらなければ
ならず、その用途が大きく限定される。
ツクの表面にカーボンを塗布した電波吸収壁が知
られているが、発泡性プラスチツクの表面の凹凸
のためにカーボンのインピーダンスの管理が困難
であり従つて電波吸収特性が劣るという欠点があ
る。従つてこの種の電波吸収体は断面をほぼ三角
形にしてその頂点を自由空間に向けることにより
徐々にインピーダンスマツチングをとらなければ
ならず、その用途が大きく限定される。
この欠点を改善するものとして、導体表面にほ
ぼλ/4の厚さの発泡性プラスチツクを置き、その 表面に特性インピーダンスが自由空間の特性イン
ピーダンスである377Ωにほぼ等しい抵抗膜をも
うけた電波吸収体が提案されている。しかしなが
ら、この構造では第1図に示すごとく、塗布され
る抵抗膜の膜厚の変化に対する特性インピーダン
スの変化が大きく、製造工程の管理を厳しくしな
ければならないという欠点がある。なお第1図の
曲線における抵抗膜はエポキシ樹脂1に対し重量
比で0.5のアセチレンブラツクを混合したもので
ある。
ぼλ/4の厚さの発泡性プラスチツクを置き、その 表面に特性インピーダンスが自由空間の特性イン
ピーダンスである377Ωにほぼ等しい抵抗膜をも
うけた電波吸収体が提案されている。しかしなが
ら、この構造では第1図に示すごとく、塗布され
る抵抗膜の膜厚の変化に対する特性インピーダン
スの変化が大きく、製造工程の管理を厳しくしな
ければならないという欠点がある。なお第1図の
曲線における抵抗膜はエポキシ樹脂1に対し重量
比で0.5のアセチレンブラツクを混合したもので
ある。
(発明の課題)
従つて本発明は従来の技術の上記欠点を改善し
て製造が容易で軽量で施工性に優れかつインピー
ダンスの整合性に優れた電波吸収壁を提供するこ
とを目的とし、その特徴は、導電性の繊維を平面
状に配列して構成される抵抗膜を導体面に平行に
λ/4以下の距離に配置するごとき電波吸収体にあ る。
て製造が容易で軽量で施工性に優れかつインピー
ダンスの整合性に優れた電波吸収壁を提供するこ
とを目的とし、その特徴は、導電性の繊維を平面
状に配列して構成される抵抗膜を導体面に平行に
λ/4以下の距離に配置するごとき電波吸収体にあ る。
(発明の構成および作用)
第2図Aは本発明による電波吸収体の断面を示
し、10は導体、12は1/4λ以下の厚さの発泡 性プラスチツク、14は抵抗膜即ち導電性繊維
で、第2図Bに示されるごとく、たて系と横系の
間隔が等しい格子状である。発泡性プラスチツク
12としてはポリプロピレン又はポリエチレンが
用いられ、その誘電率εは自由空間の誘電率ε0に
ほぼ等しいが、これより若干大きいので、発泡プ
ラスチツクの厚さは1/4λ(λは自由空間波長)以 下であり、例えば1GHz帯での厚さは7.5cm以下と
なる。導体10は本電波吸収壁を支持する構造体
の表面が導体のときは、その導体により代用する
ことが可能で、例えばパラボラアンテナのステー
や船舶のマストに本電波吸収壁をとりつけるとき
は導体10はステー又はマストの表面の導体によ
り代用する。なお繊維14を発泡プラスチツク1
2の表面に付着させる際発泡プラスチツクの表面
の凹凸が問題になるときは両者の間に20〜30μm
の厚さの滑らかな合成樹脂をはさんでもよい。
し、10は導体、12は1/4λ以下の厚さの発泡 性プラスチツク、14は抵抗膜即ち導電性繊維
で、第2図Bに示されるごとく、たて系と横系の
間隔が等しい格子状である。発泡性プラスチツク
12としてはポリプロピレン又はポリエチレンが
用いられ、その誘電率εは自由空間の誘電率ε0に
ほぼ等しいが、これより若干大きいので、発泡プ
ラスチツクの厚さは1/4λ(λは自由空間波長)以 下であり、例えば1GHz帯での厚さは7.5cm以下と
なる。導体10は本電波吸収壁を支持する構造体
の表面が導体のときは、その導体により代用する
ことが可能で、例えばパラボラアンテナのステー
や船舶のマストに本電波吸収壁をとりつけるとき
は導体10はステー又はマストの表面の導体によ
り代用する。なお繊維14を発泡プラスチツク1
2の表面に付着させる際発泡プラスチツクの表面
の凹凸が問題になるときは両者の間に20〜30μm
の厚さの滑らかな合成樹脂をはさんでもよい。
導電性繊維14の抵抗膜は自由空間からみた規
格化インピーダンス(377Ω)に等しくして自由
空間とのインピーダンスマツチングをとる。
格化インピーダンス(377Ω)に等しくして自由
空間とのインピーダンスマツチングをとる。
導電性繊維14の構造としては炭素繊維、金属
繊維、又は非導電性繊維の表面に導電性金属を蒸
着したものが可能である。
繊維、又は非導電性繊維の表面に導電性金属を蒸
着したものが可能である。
第2図Cは第2図A及びBの電波吸収体の特性
例で、発泡体12は厚さ7.5mmの発泡ポリエチレ
ン、繊維は系間隔1.2〜1.3cmの格子状で、非導電
性合成繊維の表面に銅を蒸着したものである。図
示のごとく10GHz帯で約4GHzの広帯域にわたつ
て反射量は約−20dBとなつている。
例で、発泡体12は厚さ7.5mmの発泡ポリエチレ
ン、繊維は系間隔1.2〜1.3cmの格子状で、非導電
性合成繊維の表面に銅を蒸着したものである。図
示のごとく10GHz帯で約4GHzの広帯域にわたつ
て反射量は約−20dBとなつている。
第3図は本発明による別の電波吸収体の特性例
で、プラスチツク12は厚さ5.5mmの発泡ポリプ
ロピレン、抵抗膜は太さ0.08〜0.1mmφの導電性
繊維を線間隔7.5〜9.0mmとなるように格子状に編
んだものである。この場合にも図示のごとく広帯
域にわたつて優れた反射減衰量が得られる。
で、プラスチツク12は厚さ5.5mmの発泡ポリプ
ロピレン、抵抗膜は太さ0.08〜0.1mmφの導電性
繊維を線間隔7.5〜9.0mmとなるように格子状に編
んだものである。この場合にも図示のごとく広帯
域にわたつて優れた反射減衰量が得られる。
(発明の効果)
従来の抵抗膜は抵抗値のコントロールがむずか
しく製造上の厳しい管理が必要であつたのに対
し、本発明の抵抗膜は導電性繊維の織り方により
抵抗値を簡単にコントロールすることができる。
しく製造上の厳しい管理が必要であつたのに対
し、本発明の抵抗膜は導電性繊維の織り方により
抵抗値を簡単にコントロールすることができる。
本発明による電波吸収壁は軽量であるので、接
着剤により簡単に施工が出来、又抵抗体のインピ
ーダンスが均一に出来るので優れた電波吸収特性
を得ることが出来る。本発明の用途としては例え
ばマイクロ波の偽像防止、マイクロ波アンテナの
バツクとロブとサイドロブの防止などが考えられ
る。
着剤により簡単に施工が出来、又抵抗体のインピ
ーダンスが均一に出来るので優れた電波吸収特性
を得ることが出来る。本発明の用途としては例え
ばマイクロ波の偽像防止、マイクロ波アンテナの
バツクとロブとサイドロブの防止などが考えられ
る。
第1図は従来の電波吸収体の特性例、第2図
A,Bは本発明による電波吸収体の構造例、第2
図Cは第2図A及びBの装置の特性例、第3図は
本発明による別の電波吸収体の特性例である。 10;導体、12;発泡プラスチツク、14;
導電性繊維。
A,Bは本発明による電波吸収体の構造例、第2
図Cは第2図A及びBの装置の特性例、第3図は
本発明による別の電波吸収体の特性例である。 10;導体、12;発泡プラスチツク、14;
導電性繊維。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 導電性繊維からなり、導体面に平行して配置
された抵抗膜と、 前記抵抗膜と前記導体面との間に配置されると
共に、前記抵抗膜と前記導体面との間の距離を
λ/4(ただし、λは自由空間波長である。)に保
持するように前記抵抗膜を支持する誘電率の低い
発泡体と を有する電波吸収体。 2 前記導電性繊維は炭素繊維、金属繊維、及び
非導電性繊維の表面に導電性の金属を蒸着して得
られる繊維から選択された一つであることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の電波吸収体。 3 前記導電性繊維は各繊維が縦方向及び横方向
の間隔において互いにほぼ等しく格子状に配列さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の電波吸収体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9296482A JPS58210696A (ja) | 1982-06-02 | 1982-06-02 | 電波吸収体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9296482A JPS58210696A (ja) | 1982-06-02 | 1982-06-02 | 電波吸収体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58210696A JPS58210696A (ja) | 1983-12-07 |
JPH0258796B2 true JPH0258796B2 (ja) | 1990-12-10 |
Family
ID=14069109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9296482A Granted JPS58210696A (ja) | 1982-06-02 | 1982-06-02 | 電波吸収体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58210696A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0451024U (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-30 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH023678Y2 (ja) * | 1984-10-31 | 1990-01-29 | ||
JPS61207098U (ja) * | 1985-06-18 | 1986-12-27 | ||
JPS61207099U (ja) * | 1985-06-18 | 1986-12-27 | ||
JPS6214799U (ja) * | 1985-07-10 | 1987-01-29 | ||
JPH0783195B2 (ja) * | 1986-12-19 | 1995-09-06 | 東レ株式会社 | 整合型電波吸収体 |
JPS63162593U (ja) * | 1987-04-09 | 1988-10-24 | ||
JPS63162595U (ja) * | 1987-04-13 | 1988-10-24 | ||
JPS63182599U (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-24 | ||
JP2745016B2 (ja) * | 1988-09-19 | 1998-04-28 | 健一 野田 | 電波吸収基材の製造方法 |
PL413567A1 (pl) * | 2015-08-14 | 2017-02-27 | Uniwersytet Wrocławski | Absorber wolnej przestrzeni |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913698A (ja) * | 1972-03-22 | 1974-02-06 | ||
JPS5473300A (en) * | 1977-11-24 | 1979-06-12 | Toray Industries | Radio shield material |
JPS5527479A (en) * | 1978-08-18 | 1980-02-27 | Showa Alum Corp | Manufacture of hollow dies for use of extrusion |
-
1982
- 1982-06-02 JP JP9296482A patent/JPS58210696A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913698A (ja) * | 1972-03-22 | 1974-02-06 | ||
JPS5473300A (en) * | 1977-11-24 | 1979-06-12 | Toray Industries | Radio shield material |
JPS5527479A (en) * | 1978-08-18 | 1980-02-27 | Showa Alum Corp | Manufacture of hollow dies for use of extrusion |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0451024U (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58210696A (ja) | 1983-12-07 |
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