JPH0257489A - 自転車用シートの支持構造 - Google Patents

自転車用シートの支持構造

Info

Publication number
JPH0257489A
JPH0257489A JP20657188A JP20657188A JPH0257489A JP H0257489 A JPH0257489 A JP H0257489A JP 20657188 A JP20657188 A JP 20657188A JP 20657188 A JP20657188 A JP 20657188A JP H0257489 A JPH0257489 A JP H0257489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
vertical pipe
support rod
post
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20657188A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0356235B2 (ja
Inventor
Osamu Nagaoka
長岡 修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP20657188A priority Critical patent/JPH0257489A/ja
Publication of JPH0257489A publication Critical patent/JPH0257489A/ja
Publication of JPH0356235B2 publication Critical patent/JPH0356235B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、自転車用シートの支持構造に関し、詳しく
は、乗車したままでシートの高さ調整を行いうるように
構成されたものに関する。
【従来の技術】
自転車のシートは、基本的に、乗者の体格等に合わせて
その高さを調整できるように構成されている。すなわち
、上部にシート本体(サドル)を支持するパイプ状のシ
ートポストがスライド可能に挿入される立てパイプの上
部には、レバー操作によって立てパイプの上端部の内径
を縮径しうる締め付け装置が設けられており、この締め
付け装置により、シートポストを所望のスライド高さに
おいて締め付け固定できるようになっている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の自転車用シートおよびその高さ調
整機構は、単に立てパイプ内をスライドしつるシートポ
ストを締め付け装置によって固定するにすぎないため、
シートの高さ調整は、自転車から下りて行わざるを得な
い、すなわち、締め付け装置をゆるめると、立てパイプ
内のシートポストはその自重によってスライド可能範囲
の下端に落ちてしまうので、たとえば、一方の手でシー
トを所望の高さに保持しながら、他方の手で締め付け装
置を操作する必要がある。換言すると、シートの高さ調
整には、両手が必要なのであり、したがって、このよう
な調整を乗車したままで行うことはできない。 一方、たとえばマウンテンパイク車によるオフ・ロード
走行競技等においては、走行能力を高めるために乗者は
走行中その走行路の地形に応して体重移動を行うことが
肝要である。すなわち、登り坂では、乗者は体重を前方
に移動させながら走行することが望ましく、下り坂では
、体重を後方に移動させながら走行することが望ましい
。この場合、シートの高さを高くすると、体重の前方移
動を容易に行えるとともにその姿勢を維持するのが楽で
あり、シートの高さを低くすると、体重の後方移動を容
易に行えるとともにその姿勢を維持するのが楽である。 しかしながら、シートの高さ調整を一々下車して行って
いたのでは、時間のロスが大きすぎる。したがって、走
行中において乗車したままシートの高さ調整がテサれば
、上記の問題は解決され、オフ・ロード走行が非常に安
全、容易、かつ多彩なものとなるのである。 こうしたことから、従来より、シートの高さ調整を乗車
したままで行いうるようにしたアイディアは種々提案さ
れており、たとえば、実開昭58−17609]号公報
には、サドル支柱(シートポスト)を、フレーム管(立
てパイプ)内に内装したコイルスプリングによって上方
に付勢する一方、上記サドル支柱に長平方向において複
数設けた停止穴に、フレーム管に設けた化ビンを係脱す
ることにより、サドルの高さを調整するようにした自転
車サドルの亮さ調整装置が示されている。 しかしながら、この公報に示される高さ調整装置の場合
、サドル支柱には上記停止穴等を設け、方、フレーム管
には上記止ピン等を設けなればならないため、既存の立
てパイプおよびシートポストの構成に何ら変更を加える
ことなく上述のようなサドルの支持構造を構成すること
はできない。 すなわち、サドルの支持構造を構成するにあたり、従前
の自転車をそのまま利用することはできない。 換言すると、従来の自転車の構成に変更を要することな
く、シートの高さ位置調整を乗車したまま行いうるシー
トの支持構造を構成できれば、メーカサイドにおいても
、ユーザサイドにおいても非常に都合がよい。 本願発明は、以上のような事情のもとで考えだされたも
のであって、従前の自転車の構成にほとんど変更を要す
ることなく、乗車中のシートの高さ調整を可能とした自
転車用シートの支持構造を提供することをその目的とす
る。
【問題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手
段を講じている。 すなわち、本願発明の自転車用シートの支持構造は、 立てパイプにスライド可能に挿入されるシートポストを
、立てパイプの上部に設けられた締め付け装置によって
所望のスライド位置で固定できるように構成された自転
車用シートの支持構造であって、 所定長さを有するシート支持口7ドと、このシート支持
ロッドの上方部において略固定状に設けられ、シートポ
ストの内径と対応した外径をもつ大径状ロック部と、上
記シート支持ロッドの適部に設けた操作部を操作するこ
とにより上記大径状ロック部に軸方向の押圧力を付与し
て上記大径状ロック部の外径を実質的に増大させること
ができるロック機構と、上記シート支持ロッドの下方部
に最下端位置を規制された状態で相対スライド可能かつ
相対回転不能に套挿され、外周壁に係合孔を有する立て
バイブ固定体と、上記シート支持ロッドに套挿された状
態で上記大径状ロック部と立てパイプ固定体との間に介
装される圧縮コイルバネとを備えたシートアジャスタ装
置を有し、このシートアジャスタ装置を、上記大径状ロ
ック部をシートポストに差し込んで上記ロック機構を作
動させることによりシートポストの下端部に連結すると
ともに、こうして連結したシートポストとシー1−アジ
ャスタ’AHを立てバイブ内に挿入する一方、立てパイ
プの所定部に着脱可能に設けられているアジャスタ支持
部材を、立てパイプ内に挿入された上記型てパイプ固定
体の上記係合孔に係入することにより、シートを立てパ
イプに支持させるようにしたことを特徴としている。
【作用および効果】
本願発明のシートの支持構造においても、シートポスト
は、基本的に、従来の一般的な自転車な同様に、立てパ
イプに設けられた締め付け装置によって立てパイプに対
して固定する[F]とにより自転車に取付けられる。そ
して、本願発明では、このようなシートポストの立てパ
イプへの取付けが、シートアジャスタ装置をシートポス
トの下端部に連結して、これらを立てパイプ内に挿入す
るとともに、シートアジャスタ装置の立てパイプ固定体
の係合孔に、立てパイプの所定部に設けられているアジ
ャスタ支持部材を係入して、シートポストをシートアジ
ャスタ装置を介して立てパイプに支持させた状態で行わ
れる。 上記のシートアジャスタ装置とシートポストとの連結は
、シートアジャスタ装置の大径状ロック部をシートポス
ト内に差し込むとともに、シート支持ロッドの適部に設
けた操作部を操作してロック機構を作動させることによ
り行われる。すなわち、上記大径状ロック部は、通常時
はシートポストの内径と対応した外径を有するから、ロ
ック機構作動前はシートポスト内に問題なく挿入でき、
この後、ロック機構を作動させることにより、その外径
が増大させられるので、大径状ロック部の外面がシート
ポストの内面に突っ張り、その摩擦力によって、シート
アジャスタ装置をシートポストに固定できるのである。 そして、上述のようにして連結したシートポストとシー
トアジャスタ装置を、立てパイプ内に挿入し、立てパイ
プ内に内装されたシートアジャスタ装置の立てパイプ固
定体の係合孔に、上記アジャスタ支持部材を係入するこ
とにより、シートポストおよびシートアジャスタ装置を
立てパイプに支持させることができる。上記係合孔とア
ジャスタ支持部材との保合により、立てパイプ固定体は
立てパイプに支持固定されることになり、また、ソート
ポストに直接的に連結される大径状ロック部、および大
径状ロック部と略固定され、かつ立てパイプ固定体に対
して相対スライド可能なシート支持ロッドは、大径状ロ
ック部と立てパイプ固定体との間に介装された圧縮コイ
ルバネを介して立てパイプ固定体に支持されることにな
るからである。すなわち、シートポストおよびこれに連
結されたシート支持ロッドが、立てパイプ固定体および
立てパイプに対して、上記圧縮コイルバネによって上向
きに付勢された状態でスライド可能に支持されている。 なお、立てパイプ固定体は、シート支持ロッドに対して
最下端位置を規制された状態で套挿されているので、換
言すると、シート支持ロッドの立てパイプ固定体に対す
る最上方スライド位置が規制されているので、シート支
持ロッドが立てパイプ固定体から抜は出ることはない。 そうして、シートの固定は、シートの上面を下方に押圧
するなどしてシートポスト(および大径状ロック部ない
しシート支持ロッド)を上記弾性付勢力に抗して所望量
押し下げ、上記締め付け装置を操作して、シートポスト
を立てパイプに対して固定するこによって行う。 以上のようにしてシートポストを立てパイプに取付ける
本願発明のソートの支持構造の場合、乗車中にシートの
高さ調整を行うには、片手で上記締め付け装置をゆるめ
、臀部を上下させることによってシートの高さを所望の
位置に定めた後、締め付け装置でシートポストを固定す
るようにすればよい、締め付け装置をゆるめると、シー
ト本体およびシートポスト(さらに大径状ロック部およ
びシート支持ロッド)は、上記圧縮コイルバネの付勢力
によって上動するので、臀部を浮かすようにすると、シ
ートはそれに追随して自動的に上動し、また、シートに
体重をかければシートを上記付勢力に抗して押し下げる
ことができる。したがって、シートの高さ調整を片手だ
けで行うことができるから、乗車中でもシートの高さ調
整を安全に行うことができるのである。 また、シートポストは、大径状ロック部およびシート支
持ロッドに固定されており、シート支持ロッドは、立て
パイプに固定される立てバイブ固定体に対して相対回転
不能に通挿されている。したがって、シートポストは、
立てパイプに対して相対回転することはないから、シー
ト高さの調整中、シートの向きを一定させることができ
る。すなわち、シートポストが不用意に回転してシート
の向きが変わる、:とがないから、位置調整中、ソート
の向きを矯正する動作が必要なく、乗車中の高さ調整を
安全かつ容易に行える。また、上述したように、シート
支持ロッドは、立てパイプ固定体からの抜けを規制され
ており、シートポストはシート支持ロッドに連結固定さ
れている。したがって、シートを何ら保持しない状態で
締め付け装置をゆるめても、シートポストが、上記圧縮
コイルバネの弾発力によって立てパイプから飛び抜けて
しまうことはない。これにより、たとえば、顔をシート
の上方に位置させた状態で不用意に諦め付け装置をめる
めてしまったようなときに、シートが顔面にあたって怪
我をさせるようなことが有効に防止される。 また、シートアジャスタ装置とシートポストとの連結固
定は、上記装置側に構成されたロック機構によって行う
ので、シートポスト側に何らかの新たな機構等を設ける
必要は全くない。したがって、本願発明のシートの支持
構造を構成するにあたり、既存のシートポストをそのま
ま利用できる。 さらに、たとえばマウンテンパイク車やツーリング車等
の場合には、−船釣に、立てパイプにボトルケージを取
り付けるためのボルトが装着されており、このような自
転車の場合、上記ボルトを、立てパイプ固定体を立てパ
イプに支持固定させるためのアジャスタ支持部材として
利用できる。この場合には、シートポストだけでなく、
立てパイプの構成にも何ら変更を加える必要がなくなる
から、従前の自転車をそのまま使用して、本願発明のシ
ートの支持構造を構成できる。 なお、上記ボトルケージとは、飲料水等を貯蔵するボト
ル容器を保持するためのボトルホルダである。
【実施例の説明】
以下、本願発明の実施例を図面を参照しながら具体的に
説明する。 本願発明は、従前の一般的な自転車に対して適用される
。すなわら、第1図および第5図に示すように、立てパ
イプ1の上端部には、締め付け装置4が設けられており
、この締め付け装置4のレバー5を操作するによって、
上部にシート本体6を支持して立てパイプlにスライド
可能に通挿されるバイブ状のシートポスト7を立てパイ
プ1に固定できるようになっている。また、本例では特
に、マウンテンハイク車やツーリング車等のような、立
てパイプlに、第1図に示すようなボトルケージ(図示
略)を立てパイプlに取付けるだめのケージ取付け用ポ
ルト2が装着されている自転車に本願発明を適用した場
合を示す。なお、上記ケージ取付け用ボルト2は、通常
、立てパイプlに上下方向の三箇所において設けられて
おり、また、立てパイプ1に固設されたポスナツト3に
螺着されている。 さて、本例において上記締め付け装置4は次のように構
成されている。 すなわち、立てパイプ1の上端部外周壁には、第1図お
よび第5図に示すように、上端から所定長さの割り溝8
が形成されているとともに、この割り溝8を挟んで対向
する一対の耳片9.9が設けられている。上記耳片9.
9に開けられた貫通孔9a、9aには、一端にねじ部1
0aを、他端に頭部10bを有する軸体10が通挿され
る。この軸体10の上記ねじ部10aにはナツト11が
螺合され、上記頭部10bには、上記レバー5の回動に
よって強制的に頭部10bの軸方向に移動させられる押
圧キャップ12が套嵌される。上記レバー5は、押圧キ
ャンプ12および軸体10の頭部10bに対して軸直角
方向に通挿されるカム軸部5aと、これに対して略し字
状に折れ曲がるアーム部5bとを有する。また、カム軸
部5aは、押圧キャンプ12の軸支孔12aを中心とし
て回動するのであるが、上記頭部10bの貫通孔10C
に通挿されるカム部分は、回動中心すなわち上記軸支孔
12aに対して偏心させられている。したがって、レバ
ー5を回動操作すると、上記回動軸心を中心として旋回
するカム部分が軸体10を押圧キャップ12に対して強
制的に軸方向に移動させる。このことは、レバー5を回
動させることによって、上記ナツト11と上記押圧キャ
ップ12との間隔を拡縮できることを意味し、したがっ
て、上記両耳片9,9間の間隔を拡縮できるのである。 この場合、レバー5を締め付け方向に回動して、両耳片
9.9間の間隔を縮小させると、立てパイプlの上端部
の内径が縮小し、立てパイプ1の内周面がシートボスト
7の外周面に突っ張って、シートボスト7を立てパイプ
lに固定できる。 逆に、レバー5をゆるみ方向に回動させると、両耳片9
.9間の間隔は、立てパイプlのもつ弾性復帰力によっ
て拡大し、シートボスト7はスライド自由の状態となる
。 そして、本願発明では、このようなシートボスト7の立
てパイプ1への取り付けが、立てパイプl内に内装され
るシートアジャスタ装置13を介してシートボスト7を
立てパイプ1に支持させた状態で行われる。以下、上記
シートアジャスタ装置13の構成を説明する。 上記シートアジャスタ装置13は、第1図および第2図
に示すように、所定長さを有するシート支持ロッド14
を備える。このシート支持ロッド14には、本例の場合
、断面正方形の角棒を用いており、また、上下両端部外
周には、軸端から所定長さのねじ部14a、14bがそ
れぞれ形成されている。なお、角棒であっても、その大
きさに応じてねしの大きさを選択することにより、丸棒
同様にねし部を形成でき、たとえばその大きさが口 5 の場合には、M6(山径6.谷径4.91? >の
ねじをきればよい。 また、上記シート支持ロッド14の上部には、シートボ
スト7の内径と対応した外径をもつ、換言すると通常状
態においてシートボスト7内に挿入しうる大径状ロック
部15が略固定状に取付けられている0本例の場合、こ
の大径状ロック部15は、軸方向に所定の長さを有し、
かつシート支持ロッド14にスライド可能に套挿される
環状のゴム体15aにより構成している。 さらに、シート支持ロッド14には、上記大径状ロック
部15に軸方向の押圧力を付与して大径状ロック部15
の外径を増大させることができるロック機構16が付設
されている。このロック機構16は、軸方向のねじ孔1
7aを有し、シート支持ロッド14の上ねじ部t、t、
iに螺着される締め付け座体17と、この締め付け座体
17の上方において、上記ゴム体15aの上下にこれを
挾むようにしてソート支持ロッド14にスライド可能に
套挿された上下一対の受支板18a、18bとを備える
。また、シート支持ロッド14の上ねじ部14aには、
上側の受支板1日、1の上方においてストッパナツト1
9が螺締されており、このストッパナツト19と上記締
め付け座体18に挟み込まれた状態において、各受支板
18a、18bおよびゴム体15aのシート支持ロッド
14に対する軸方同動が規制されている。なお、上記各
受支孔18a、18bおよびゴム体15aの軸通孔は、
シート支持ロック14に対応させて角孔としてあり、こ
れにより、各受支孔18a、18bおよびコム体15a
が、シート支持ロッド14に対して相対回転しないよう
にしている。 そして、本例のロック機構16においては、上記締め付
け座体17を螺回してこれを上動させると、これにとも
ない、上記両受支板18a、18bの間隔が縮小して、
これによりゴム体15aが軸方向に圧迫される。こうし
て圧迫されたゴム体15aは変形によってその軸方向中
間部の外径が、第3図に仮想線で示すように増大する。 したがって、大径状ロック部15をシートボスト7に差
し込んで、上述のような掻作を行えば、ゴム体15aの
外面がシートボスト7の内周面に突っ張って、そのFj
擦により、大径状ロック部15をシートボスト7に連結
固定することができる。また、この場合、大径状ロック
部15はシート支持ロッド14に対して固定されている
から、シート支持ロッド14もシートボスト7に対して
固定されることになる。すなわち、大径状ロック部15
およびこれを支持固定するシート支持ロッド14が、シ
ートボスト7に連結固定される。 なお、締め付け座体17の螺回操作は、シート支持ロッ
ド14をスパナ等で保持固定した状態で行えばよく、ま
た、本例の場合、シート支持ロッド14には角棒を用い
ているから、シート支持ロッド14を保持し易く、上記
の螺回操作を容易に行える。また、締め付け座体17に
は、たとえば第2図に示すように、その基端鍔部17b
の外周に、直径方向に対向する一対の平坦状面17c1
7cを形成するようにするとよい、スパナ等の工具を用
いて締め付け座体17の螺回操作を行う際、上記平坦状
面17c、17cを工具当て面として利用でき、これに
より、締め付け座体17の螺回操作をより容易に行え、
装置の操作性が良くなるからである。 また、シート支持ロッド14の下方部には、立てパイプ
1の内径とほぼ対応した外径を有する略環状の立てパイ
プ固定体20が相対スライド可能に套挿されているとと
もに、この立てパイプ固定体20の下方において、立て
パイプ固定体20のシート支持ロッド14からの抜けを
防止するためのストッパナツト21が、シート支持ロッ
ド14の下ねし部14bに螺着されている。上記立てパ
イプ固定体20は、第4図に示すように、シート支持ロ
ッド14を通挿するその軸通孔20aをシート支持ロッ
ド14に対応させて角孔とすることによりシート支持ロ
ッド14に対して相対回転しないようにしである。また
、立てパイプ固定体20の外周壁には、第1図、第2図
および第4図に示すように、上端に受支壁部20bを有
し、かつ下端が開口した軸方向に延びるボスナツト係合
溝20cが形成されているとともに、このボスナツト係
合溝20cの底壁には、上記軸通孔20aに貫通する半
径方向のねじ穴状の係合孔20dが開けられている。さ
らに、立てパイプ固定体20の外周壁における上記ボス
ナンド係合溝20Cと周方向に変位した部位には、軸方
向全長にわたって、ボスナツト通し溝20eが形成され
ている。 そして、この立てパイプ固定体20と、上記締め付け座
体17および大径状ロック部15との間には、圧縮コイ
ルバネ22が、シート支持ロッド14に套挿された状態
で、その上下端が締め付け座体17の下面と立てパイプ
固定体20の上面にそれぞれ当接するようにして介装さ
れている。 すなわち、本例のシートアジャスタwit3は、シート
支持ロッド14の上方部に、ロック機構16によって外
径を増大させることができる大径状ロック部15が略固
定されている。また、シート支持ロッド14と大径状ロ
ック部15が、圧縮コイルバネ22によって上方への付
勢力を受けつつ、立てパイプ固体体20に対して相対ス
ライド可能となっている。 次いで、上記シートアジャスタ装置j13を用いてシー
トボスト7を立てパイプ1に増付ける本例のシートの取
付け方法を説明する。 まず、シートアジャスタ装置13の大径状ロック部15
をシートボスト7内に差し込み、この後、上記締め付け
座体17の基端鍔部17b等の操作部を回転操作してロ
ック機構16を作動させる。 これにより、上述したように、上記ゴム体L5aの外径
を増大させて、ゴム体15aの外面とシートボスト7の
内周面との突っ張りにより、大径状ロック部15をシー
トボスト7の下端部に連結固定でき、大径状ロック部1
5およびシート支持ロッド14がシートボスト7に対し
て固定された状態となる。 次に、こうして連結したシートボスト7とシートアジャ
スタ装置13を、第1図に示すように、立てパイプ1内
に挿入する。この場合、立てバイブ固定体20の上記ボ
スナツト係合溝20cと上記ボスナツト3の周方向位置
を一致させてボスナツト3がボスナンド係合溝20Cに
スライド係入するようにし、また、上記ボスナンド係合
溝20Cの受支壁部20bがボスナンド3に当接するま
で、シートボスト7およびシートアジャスタ装置13を
挿入する。そして、この後、予めボスナフト3から螺脱
しておいた上記ケージ取付け用ボルト2を、立てパイプ
固定体20の上記係合孔20dに螺入する。これにより
、立てバイブ薗定体2Oは、ケージ取付け用ボルト2と
上記係合孔20dとの係合により、立てバイブlに対し
て固定される。また、シート支持ロッド14およびこれ
に大径状ロック部15を介して連結固定されたシートボ
スト7は、上記圧縮コイルバネ22による上方への付勢
力を受けつつ、圧縮コイルバネ22を介して立てパイプ
固定体20ないし立てパイプ1に支持された状態となる
。 そうして、このようにシートボスト7およびシートアジ
ャスタ装置13の立てバイブlへの挿着が完了すれば、
シート本体6の上面を押圧するなどして、シートボスト
7を上記付勢力に抗して所望量押し下げ、シートの高さ
が定まったところで、上記締め付け装置4を操作して、
シートボスト7を立てバイブ1に固定すればよい。 なお、シートボスト7の長さが比較的長いときは、上記
圧縮コイルバネ20によるシートボスト7に対する付勢
力が大きくなりすぎないようにするため、上記の上下一
対のケージ取付け用ボルト2.2のうち、下側のケージ
取付け用ボルト2を利用して、立てパイプ固定体20を
立てバイブ1に固定するようにするとよい、この場合、
上記ボスナツト通し溝20eとボスナフト3との周方向
位置を一致させた状態で、シートアジャスタ装置L3を
立てパイプlに挿入すれば、立てパイプ固定体20を上
側のボスナツト3の下方側に挿入でき、この後、ボスナ
ツト係合溝20cと下側のボスナツト3との周方向位置
が一致するようにして、シートアジャスタ装置13をさ
らに挿入すればよい。 また、第4図に示すように、立てパイプ固定体20の上
記軸通孔20aは、シート支持ロッド14の大きさより
やや大とし、かつ上記係合孔20dに対する反対側の半
径長さがやや大きくなるように偏心状に設けておけば、
ケージ取付け用ボルト2の長さが比較的長くその先端が
軸通孔20a内に突出するような場合でも、ケージ取付
け用ボルト2と軸通孔20aに通挿されるシート支持ロ
ッド14との干渉を有効に防止できる。すなわち、上記
の干渉のために、シート支持ロッド14の立てパイプ固
定体20に対する相対スライドの円滑性が阻害されると
いったことがなくなる。 さて、以上のように構成される本例のシートの支持構造
においては、シートの高さ調整を乗車したままで行え、
これは、次のように行う。すなわち、上記締め付け装置
4のレバー5を片手で回動操作して、締め付け装置4を
ゆるめた後、臀部を上下させてシートの位置を定め、こ
の後、締め付け装置5で再度シートボスト7を立てパイ
プ1に固定するのである。締め付け装置4をゆるめて、
臀部を浮かすようにすると、上記圧縮コイルバネ22に
よって上方に付勢されたシート支持ロッド14およびシ
ートボスト7が、臀部の動きに追随して自動的に上動し
、また、シートに体重をかければ、シートを上記弾性付
勢力に抗して押し下げることができるからである。 また、シート支持ロッド14は、立てパイプ固定体20
に対して相対回転不能であり、立てパイプ固定体20は
立てパイプ1に固定されている。 したがって、シート支持ロッド14に固定されたシート
ボスト7は、立てパイプ1に対して相対回転することが
ないので、シートの高さ調整中、シートの向きが変わる
ことがなく、シートの位置調整を容易かつ安全に行える
。また、立てバイブ固定体20のシート支持ロッド14
からの抜けが上記ストッパナツト21によって防止され
ている。 すなわち、シート支持ロッド14は、立てパイプ1に固
定される立てパイプ固定体14から離脱することがない
ので、締め付け装置4をゆるめてシートを全く保持しな
い状態においても、シートボスト7が立てパイプ1から
上記圧縮コイルバネ22のばね力によって飛び抜けてし
まうことはない。 したがって、シートの上方に顔を位置させて不用意に締
め付け装置4をゆるめてしまっ−たときでも、立てパイ
プからシートが飛び出してこれが顔面にあたって怪我を
させるといったことも存効に防止される。 しかも、シートボスト7とシートアジャスタ装置13と
の連結は、上記装置側の機構を利用して行われ、シート
ボストに何らかの細工は全く要さず、従来のものをその
まま利用できる。また、本例では、立てパイプ固定体2
0を立てパイプ1に固定するにあたり利用するアジャス
タ支持部材は、立てパイプ1に本来的に設けられている
上記ケージ取付け用ボルト2およびボスナツト3を利用
するようにしているから、立てパイプ1においても、特
別の機構等を全く設ける必要がない、したがって、本例
の場合、本願発明のシートの支持構造を従前の自転車に
対してその構成に何ら変更を要することなくそのまま通
用できる。 また、本例では、立てパイプ固定体20を、上記ケージ
取付け用ボルト2に加えて、上記ボスナツト3にも保合
支持させているので、立てパイプ固定体20に対する支
持を十分に安定させることができる。したがって、シー
トの高さ調整中、シートに体重をあずけても何ら不都合
は生じない。 なお、アジャスタ支持部材を単一とする場合でも、比較
的大きなアジャスタ支持部材を用いるようにすれば、立
てパイプ固定体20の支持安定化に何ら問題なく対処で
きる。 ところで、本願発明の範囲は上述した実施例に限定され
るものではない。 たとえば、大径状ロック部15およびロック機構16を
第6図に示すように構成してもよい。 すなわち、この例では、大径状ロック部15として、シ
ートボスト7の内径と対応した外径を有し、シート支持
ロッド14に相対回転不能に套挿されるバイブ状体15
bを、上受支板18aと締め付け座体17との間に介装
している。このパイプ状体15bは、その外周壁に、下
端から軸方向に延びるスリット15cが周方向に適宜間
隔をあけて複数形成されており、これにより、内部から
半径方向外方の外力が作用すると外径が弾性的に増大す
るように構成されている。また、パイプ状体15bと締
め付け座体17との間には、切頭円錐台形状の押し上げ
うす23を、シート支持ロッド14にスライド可能かつ
相対回転不能に套挿している。 そして、締め付け座体17を螺回操作して、上記押し上
げうす23を上動させると、押し上げうす23の外周面
の斜面効果により、パイプ状体15bの外径が増大させ
ることができるようになついる。したがって、大径状ロ
ック部15をシートボスト7に差し込んだ状態で上述の
ような操作を行えば、大径状ロック部15およびシート
支持ロッド14をシートボスト7に連結固定することが
できる。 なお、上述のように、上記押し上げうすを別体構成とす
るのではなく、締め付け座体17に押し上げうす部を一
体的に設けるようにしてもよい。 また、本願発明では、立てパイプ固定体はシート支持ロ
ッドに対して相対回転不能に套挿されるが、この相対回
転不能は、厳格な意味での相対回転不能ではなく、シー
ト支持ロッドの立てパイプ固定体に対するスライド動を
よりスムーズに行わせるようにするために、シートのぐ
らつきの大きさが差し支えのない程度で、立てパイプ固
定体の軸通孔をシート支持ロッドの径よりも若干大とす
るようにすることも許容される。 また、上記実施例の場合、上記係合孔20dはねし孔と
しであるが、単なる孔であってもよいことはもちろんで
ある。 さらに、締め付け装置においても、上記実施例で図示し
たものに特に限定されるものでないことはいうまでもな
く、立てパイプの上部の内径を何らかの操作装置によっ
て縮径できるように構成されるものであればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は
実施例に係るシートアジャスタ装置の斜視図、第3図は
シートアジャスタ装置のロック機構の作動説明断面図、
第4図は第2図の[V−IV線断面図、第5図は実施例
に係る締め付け装置の断面図、第6図の他の実施例に係
る大径状ロック部を示す断面図である。 1・・・立てパイプ、2・・・アジャスタ支持部材(ケ
ージ取付け用ボルト)3・・・アジャスタ支持部材(ボ
スナフト)、4・・・締め付け装置、7・・・シートポ
スト、13・・・シートアジャスタ装置、14・・・シ
ート支持ロンド、15・・・大径状ロック部、16・・
・ロック機構、20・・・立てパイプ固定体、20c・
・・係 合孔(ボスナツト係合溝)、20d・・・係合孔、22
・・・圧縮コイルバネ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)立てパイプにスライド可能に挿入されるシートポ
    ストを、立てパイプの上部に設けられた締め付け装置に
    よって所望のスライド位置で固定できるように構成され
    た自転車用シートの支持構造であって、 所定長さを有するシート支持ロッドと、このシート支持
    ロッドの上方部において略固定状に設けられ、シートポ
    ストの内径と対応した外径をもつ大径状ロック部と、上
    記シート支持ロッドの適部に設けた操作部を操作するこ
    とにより上記大径状ロック部に軸方向の押圧力を付与し
    て上記大径状ロック部の外径を実質的に増大させること
    ができるロック機構と、上記シート支持ロッドの下方部
    に最下端位置を規制された状態で相対スライド可能かつ
    相対回転不能に套挿され、外周壁に係合孔を有する立て
    パイプ固定体と、上記シート支持ロッドに套挿された状
    態で上記大径状ロック部と立てパイプ固定体との間に介
    装される圧縮コイルバネとを備えたシートアジャスタ装
    置を有し、 このシートアジャスタ装置を、上記大径状ロック部をシ
    ートポストに差し込んで上記ロック機構を作動させるこ
    とによりシートポストの下端部に連結するとともに、こ
    うして連結したシートポストとシートアジャスタ装置を
    立てパイプ内に挿入する一方、立てパイプの所定部に着
    脱可能に設けられているアジャスタ支持部材を、立てパ
    イプ内に挿入された上記立てパイプ固定体の上記係合孔
    に係入することにより、シートを立てパイプに支持させ
    るようにしたことを特徴とする、自転車用シートの支持
    構造。
JP20657188A 1988-08-19 1988-08-19 自転車用シートの支持構造 Granted JPH0257489A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20657188A JPH0257489A (ja) 1988-08-19 1988-08-19 自転車用シートの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20657188A JPH0257489A (ja) 1988-08-19 1988-08-19 自転車用シートの支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0257489A true JPH0257489A (ja) 1990-02-27
JPH0356235B2 JPH0356235B2 (ja) 1991-08-27

Family

ID=16525605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20657188A Granted JPH0257489A (ja) 1988-08-19 1988-08-19 自転車用シートの支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0257489A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000054829A (ko) * 2000-06-27 2000-09-05 양선식 자전거 안장충격 완화장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000054829A (ko) * 2000-06-27 2000-09-05 양선식 자전거 안장충격 완화장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0356235B2 (ja) 1991-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5094424A (en) Bicycle seat post shock absorber assembly
US5511444A (en) Shock-absorbing bicycle handlebar assembly
US5285697A (en) Shock absorbing bicycle handlebar assembly
CN100352728C (zh) 可轴向调节定位的自行车踏板
US5190346A (en) Adjustable wraparound bicycle seat post clamping apparatus with a single fastener
US5823624A (en) Modular height adjustable vehicle seat armrest
US4365535A (en) Quick release locking mechanism
US5383706A (en) Adjusting assembly for bicycle seat
US5382039A (en) Suspension device for a seat of a bicycle
US7976045B2 (en) Bicycle front fork assembly
JPH04501692A (ja) 自転車或は同様な車両の調節可能なハンドルバーステム
US5756912A (en) Angle adjustment device for cymbal mounting frames
KR200447701Y1 (ko) 자전거의 안장도난방지장치
US4475770A (en) Adjustable backrest for cycle type seat
US5738326A (en) Seat stem positioning structure of a chair for drummer
JP3062085B2 (ja) ドラム椅子のがたつき防止機構
US20130334787A1 (en) Bicycle seat with adjustable stiffness
US5802930A (en) Bicycle pedal assembly having a rotatable cleat engaging unit mounted thereon
US4969373A (en) Pedal assembly
US5865069A (en) Light-weight bicycle handlebar stem for use with non-threaded fork tubes
US20080084097A1 (en) Support for a backrest
CA2528463C (en) Device for height adjustment of a child seat and telescopically adjustable foot support
JPH06505941A (ja) 衝撃吸収性自転車ハンドルバーアセンブリ
JPH0257489A (ja) 自転車用シートの支持構造
US5779253A (en) Mounting device for mounting adjustably a handlebar on a head tube of a bicycle