JPH0255831B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規なタレツト形コツプ送出し機
構、ことに飲料を分与するようにした販売機に使
うコツプ送出し装置に関する。

従来の技術 販売機内部の硬貨の堆積と選択ボタンの駆動と
に応答して飲料を分与するようにした販売機は従
来から知られている。従来のこれ等の各販売機の
幅装置の１つに、供給源からコツプを１個ずつ送
出すようにしたコツプ分与単位がある。従来これ
等のコツプ送出し機構の多くは、顧客が飲料を受
取る送出し場所に通ずるシユート又は類似物の上
方に柱状に重ねたコツプを支える回動できる複数
個の部片を備えている。これ等のコツプ送出し装
置は、与えられた角変位だけ回動し半径方向に可
動な部片を引きコツプの柱から１度に１個のコツ
プを釈放するようにした環を備えている。

前記したコツプ送出し機構のほかに従来の販売
機の多くは、送出し機構の上方に１本ずつ位置さ
せた複数本のコツプの柱を保持するようにしたタ
レツトを備えている。１本のコツプの柱内のコツ
プがなくなると、新らたなコツプの柱がコツプ送
出し環の上方の位置に動く。

前記した従来のこれ等のコツプ送出し機構はか
なり満足の得られる機能を果すが、これ等の送出
し機構には若干の欠点がある。たとえば特開昭53
−69371号公報に記載されたコツプ送出し機構は、
コツプ送出し機構を作動しタレツト回転機構を作
動する電動機以外の電気機械式装置を必要とす
る。

多くの送出し機構は従来知られている種種のコ
ツプ送出し環に対する互換性のある使用に適合し
ない。これ等の機構は種種の本数のコツプの柱を
持つタレツトに対する互換性のある使用が容易で
ない。

発明が解決しようとする問題点 さらに本発明の他の目的は、電動機４０以外の
電気機械式装置を使用することなく、純粋に機械
的装置によつてタレツトの割出しを行なうコツプ
送出し装置を提供しようとするにある。

なお本発明の他の目的は、従来から利用できる
種種のコツプ送出し環に対し互換性のある使用が
できる新規なタレツト形コツプ送出し装置を提供
しようとするにある。

問題点を解決するための手段 本発明はによれば、飲料分与機に使用され、こ
の飲料分与機の各作動サイクルの間に回転する軸
４４を備えたコツプ送出し装置において、 (イ) 作動関係に位置させたコツプの柱から１個ず
つコツプを送出するに作動させられるのに適す
るコツプ分与機構３６と、 (ロ) 複数の前記コツプの柱を収容し、これ等のコ
ツプの柱を前記コツプ分与機構と作動関係に位
置させるために、順次に移動するように取り付
けられたタレツト１０と、 (ハ) 前記コツプ分与機構を作動するように、前記
軸の回転に応答する駆動システム５０，７３，
６８と、 (ニ) 前記コツプの柱の外の使用不可能位置と、前
記コツプの柱内の使用可能位置との間を移動す
るように、作動関係の前記コツプの柱に隣接し
て取り付けられた腕部片９２と、 (ホ) 前記腕部片内に滑動可能に支えられたスライ
ダ１００と、前記軸に取付けられたクランク腕
１１０とにより支えられ、前記軸の回転の際
に、前記腕部片の前記使用可能位置において係
合して、前記スライダとタレツト作動環８８と
の係合により前記タレツトを前記軸から駆動す
るのに適する相互に係合可能なエレメント１１
２，１１６と、 (ヘ) 前記腕部片を、前記使用可能位置の方へ向つ
て付勢するばね９６とを備え、前記コツプの柱
内のコツプが、通常は前記ばねの作用状態にあ
る前記腕部片に係合してこの腕部片の前記使用
可能位置への移動を妨げるようにしたコツプ送
出し装置を提供することによつて従来技術の欠
点を除去できたのである。

作 用 電動機４０を付勢して軸４４を第３図の時計回
りに回転する。腕部片９２のフランジ１１４と、
軸４４に取付けたクランク腕１１０に設けたピン
１１２との係合がはずれ、ばね９６によつて腕部
片９２を時計回りに回動できる状態にする。この
ときコツプの柱内の供給コツプが所定の低い高さ
位置にあれば、ばね９６の作用により腕部片９２
はコツプの柱内の使用可能位置（第３図に示す破
線位置）へ揺動する。この位置において、作動環
駆動スライダ１００のボス１１６が、軸４４の回
転と共に回転するピン１１２に係合してスライダ
１００を第３図の右方から左方に動かし、作動環
駆動スライダ１００の表面１０８をタレツト作動
環８８のピン９０に係合させ、タレツトの所定の
角運動である割出しを行なう。

実施例 以下本発明によるコツプ送出し装置の実施例を
添付図面について詳細に説明する。

第１図、第２図及び第３図に示すように、本発
明コツプ送出し装置は、コツプ１４の柱を受入れ
るようにした若干の管部分１２を設けたタレツト
１０を備えている。各管部片の内側壁部分１５
は、上板１６から下向きに延びる出張り１７が壁
部分１５の外側に連関し又出張り１７の各側で上
板１６から下向きに延びる各出張り１８が壁部分
１５の内面に連関するように形成してある。同様
に下板１９は各管部片１２に協働する出張り２０
を備えている。出張り２０は上向きに延び壁部分
１５の外面に連関するが、出張り２０の各側で下
板１９から上向きに延びる１対の出張り２１，２
１は管部片１２の壁部分１５の内面に連関する。
このようにして各管部片１２はタレツト１０に保
持される。タレツト１０の中央管状部片２２には
半径方向に延びる１個又は複数個の腕部片２３を
取付けてある。腕部片２３の上下の端部には、任
意適当な部片たとえばねじ片２５又は類似物によ
り板１６，１９を締付けることのできるフランジ
２４を設けてある。このコツプ分与装置を使つた
販売機（図示してない）に固定した固定のハウジ
ング又は架わく２８に支えた軸２６は、管状部片
２２にはめ、タレツト１０を位置決めし、コツプ
１４の柱を案内３４を経てコツプ送出し環装置３
６に下方に落下させるようにする。コツプ送出し
環装置自体は本発明の一部にはならないから詳し
い説明は省くことにする。当業者にはよく知られ
ているようにコツプ送出し環装置３６は、コツプ
１４の柱を通常支えるがコツプ送出し環装置３６
の駆動時に引出され１個のコツプを柱の下部から
落下させる複数個のカム又は指片３８を備えてい
る。本発明コツプ送出し装置に協働させる駆動自
在なコツプ送出し環装置の１例はアトウツド
（Atwood）等を発明者とする米国特許第3071292
号明細書に記載してある。

本発明によるコツプ送出し装置は、コツプ送出
し環装置３６によりコツプを送出そうとするとき
によく知られているようにして電気信号を受ける
電動機４０を備えている。電動機４０は、出力用
の両端部を持つ軸４４を持つ減速歯車箱４２を駆
動する。軸４４の下向きに延びる端部は、軸４４
と一緒に回転するようにコツプ送出し環装置３６
の駆動用の釈放部片４６を支える。釈放部片４６
は、リンク５２に取付けたピン５０を受入れる弧
状のみぞ穴４８を備えている。リンク５２のみぞ
穴５４は、１個又は複数個のピンみぞ穴継手によ
り架わく２８の下側に動くように支えたリンク５
８に支えたピン５６を受入れる。又リンク５８の
みぞ穴６０と架わく２８のピン６２とによりピン
みぞ穴継手を構成してある。リンク５８の一方の
側に沿つて走る下向きに延びるフランジ６４は折
曲げ部６６を備えている。一端部は折曲げ部６６
に他端部は架わく２８にそれぞれ連結したばね６
８は、通常リンク５８を付勢し第２図の左方に動
かす。フランジ６４の切欠き７０は、コツプ送出
し環装置３６の一部を形成する腕部片７２の端部
を受入れるようにしてある。

前記した部品の停止位置（第２図に示した位
置）においては、リンク５２に取付けたピン５０
は、軸４４に取付けた釈放部片４６のみぞ穴４８
の端部と、架わく２８に取付けた固定カム７３と
の間にはさまれて、固定カム７３に押しつけられ
ているために、リンク５２，５８から成るリン
ク・アセンブリは、ばね６８の作用を受けても、
第２図の左方へ動くことはできない。しかし軸４
４と、これに取付けた釈放部片４６が、第２図に
おいて逆時計回りに回転し始めるとすぐに、ピン
５０は、釈放部片４６のみぞ穴４８の端部に押さ
れて固定カム７３に乗りかかり、リンク５２，５
８から成るリンク・アセンブリは、ばね６８の力
に逆らつて、第２図においてわずかに右方へ動か
される。釈放部片４６が逆時計回りに回転し続け
るときは、ピン５０は完全に固定カム７３を乗り
越えることにより、ピン５０はみぞ穴４８に沿つ
て自由に動ける状態になり、ばね６８の作用によ
つてリンク５２，５８から成るリンク・アセンブ
リを、急速に第２図の左方に移動させる。リンク
５８の折曲げ部６６が、緩衝部片６７に当たるま
でリンク５８が移動する。この移動のときに、リ
ンク５８の切欠き７０が、腕部片７２を充分な距
離にわたつて逆時計回りに動かし、コツプ送出し
環装置３６を作動し、指片３８を引き、コツプを
送出し場所に落下させる。後述のように電動機４
０の回路は、軸４４の１回転だけ保持し、この回
転が終ると各部品は第２図に示した位置にもど
る。前記したコツプ送出し環装置３６を作動する
装置の説明は例示しただけであるのはもちろんで
ある。異なるコツプ送出し環装置を使う場合に異
る駆動方向が必要になるわけである。

又第１図及び第３図に示すようにブラケツト７
４に、下板１９の穴８０に受入れる出張り７８を
形成してある。ねじ片８４のような任意適当な部
片によりタレツト駆動用の歯車８２をブラケツト
７４に締付けてある。ねじ片８４をゆるめると歯
車８２に対するタレツト１０の回転位置を調節す
ることができる。歯車８２は軸２６を囲むボス７
６を備えている。歯車８２にかみあう歯車８６は
タレツト作動環８８にこれと一緒に回転するよう
に固定してある。適当な支持環８９は、歯車８６
及びタレツト作動環８８の組合わせを、架わく２
８の上壁に穴３２に合致して支え、コツプの柱か
らコツプが歯車８６及びタレツト作動環８８の組
合わせを通過することができるようにする。タレ
ツト作動環８８には円周方向に互に間隔を隔てた
若干の下向きに延びる出張り９０を形成してあ
る。各出張り９０には、穴３２の上方に位置させ
た管部片１２内の供給コツプを排出するときに、
後述のようにして駆動されタレツト１０を１対の
管部片１２の間の距離に等しい角度距離だけ前進
させるようにしてある。

タレツト作動環８８を駆動する構造は、架わく
２８に溶接したブラケツト９５に取付けたピン９
４に枢動するように支えた腕部片９２を備えてい
る。腕部片９２は、ねじりばねのようなばね９６
により通常付勢され、第３図に示すようにピン９
４のまわりに時計回りに回転する。腕部片９２に
沿つて延びるみぞ穴９８は作動環駆動スライダ１
００を滑動自在に受入れる。作動環駆動スライダ
１００のピン１０４と、ピン９４から遠い方の腕
部片９２の端部のフランジ１０６との間に延びる
ばね１０２は、通常作動環駆動スライダ１００を
第３図の右側限度位置に付勢する。穴３２の上方
に配置したコツプの柱内の供給用のコツプがなく
なると、作動環駆動スライダ１００の表面１０８
は、作動環駆動スライダ１００を後述のようにし
て第３図の左方に駆動したときに出張り９０に関
連する位置にする。

軸４４の上向きに延びる部分は、これと一緒に
回転するようにクランク腕１１０を取付けてあ
る。クランク腕１１０は、各部品の停止位置で腕
部片９２のフランジ１１４に係合するピン１１２
を支え、腕部片９２をばね９６の作用に逆らつて
保持し、各コツプに対する腕部片９２の圧力を釈
放する。

電動機４０を付勢するときは、軸４４と、これ
に取付けたクランク腕１１０とは、第３図におい
て時計回りに回転する。この結果、クランク腕１
１０に取付けたピン１１２と、腕部片９２のフラ
ンジ１１４との係合がはずれて、腕部片９２を自
由にして、ねじりばねのようなばね９６により腕
部片９２を時計回りに揺動させる。第１図に示す
コツプ送出し環装置３６に支えられたコツプの柱
の上端部が、所定の低い高さ位置LLにならない
ときは、腕部片９２の揺動は、コツプの柱により
阻止される。コツプが減つて、コツプの柱の上端
部が、所定の低い高さ位置LLになるときは、腕
部片９２の揺動は、コツプの柱によつて妨げられ
ないために、腕部片９２は、第３図に示す破線位
置に移動する。腕部片９２のこの破線位置におい
ては、作動環駆動スライダ１００の下側に取付け
たボス１１６が、クランク腕１１０に取付けたピ
ン１１２に係合できる状態になる。このとき、ク
ランク腕１１０が時計回りに回転し続けることに
よつて、ピン１１２が、ボス１１６に係合して、
ばね１０２の力に逆らつて作動環駆動スライダ１
００を、第３図の左方に移動させ、作動環駆動ス
ライダ１００の表面１０８を、タレツト作動環８
８の出張り９０に係合させ、タレツト作動環８８
を、所定の角度にわたつて回転させる。タレツト
作動環８８の歯車８６の歯１１８とかみあう歯を
持つ歯車８２を回転させる。第１図ないし第３図
に例示した特定の構造においては、９本のコツプ
の柱を設けてある。従つて１本のコツプの柱を、
隣接するコツプの柱と交換するのに必要な角変位
は、360゜／９すなわち40゜である。１個のピン９
０によるタレツト作動環８８の角変位により、歯
車８６が歯車８２を20゜回転させるように、両歯
車の歯車比を定めてある。従つて、コツプの柱の
交換のために、歯車８２を40゜回転させるために
は、軸４４とクランク腕１１０との２回の回転が
必要である。従つて軸４４に取付けた釈放部片４
６も２回の回転をすることになり、２個のコツプ
の落下が行なわれることになる。コツプの柱の下
部のコツプを落下させる作用は、軸４４の初期変
位後に極めて迅速に行われる。落下作用は、ピン
１１２がそのもとの位置から或る角変位のできる
前に終る。すなわちフランジ１１４の形状とその
ピン１１２に対する関係とは、コツプ落下動作の
終るまでは腕部片９２があまり枢動できないよう
にしてある。

第３図及び第４図に示すように６本のコツプ柱
を備える本発明タレツト形供給装置の１変型にお
いては、架わく２８の頂部に穴１２７を備えた軸
受またはその類似部材により軸２６を支える。こ
の変型では歯車８２の代りに、第１図ないし第３
図に例示した実施例について前記としたのと同じ
ようにブラケツト７４に固定した歯車１２４を設
けてある。この変型では歯車１１８により、共通
の軸１２１に支えた中間歯車１２０を駆動する。
軸１２１はこれと一緒に回転するように歯車１２
２に取付けてある。歯車１２２は歯車１２４を駆
動する。この変型ではタレツトをこれを第１図な
いし第３図に例示した実施例で回転する向きとは
反対の向きに回転する。さらにこの例では６本の
コツプ柱だけしかないから、タレツトは各コツプ
柱を補充するごとに60゜だけ回す。そしてタレツ
トを軸２６に取付けるために、下板１９′に出張
り７８を受入れる穴８０′を設ける。

前記した実施例及び変型では共に腕部片９２
に、コツプの柱の交換のために駆動する向きにタ
レツト作動環８８が超過移動しないようにする舌
状片１２８を支えるフランジ１２６を設けてあ
る。第２図に示すようにピン１３２に枢動自在に
支えたつめ１３０は、１対の互に隣接する出張り
９０，９０間でつめ１３０がタレツト作動環８８
に係合する位置にばね１３４により付勢されタレ
ツト作動環８８を正確に位置決めする。

軸４４が第３図の時計回りに回転すると、腕部
片９２をコツプが所定の高さ位置の上方に存在し
ても全サイクルスイツチ１３６を釈放するのに十
分なだけ動かす。全サイクルスイツチ１３６は、
軸４４の１回転のために電動機４０の回路を閉じ
る。ピン１１２がそのもとの位置にもどると、ピ
ン１１２はふたたびフランジ１１４に連関し腕部
片９２をその始めの位置にもどし全サイクルスイ
ツチ１３６を開く。

本発明コツプ送出し装置には、駆動腕１４０を
持つから信号スイツチ１３８を設けてある。ピン
１４４に枢動するように取付けたフイーラ１４２
は、タレツト１０からの最後のコツプを送出した
ときに重力の影響のもとに案内３４内に動くよう
にしてある。この送出しが終ると、フイーラ１４
２は案内３４内に動き、そしてフイーラ１４２の
上端部はこれがスイツチ腕１４０を駆動する位置
に揺動し販売機に使用不能にし、この販売機にコ
ツプをの切れていることを指示する信号又は類似
物（図示してない）を生ずる。

効 果 このようにして本発明の目的が達成できたこと
は明らかである。本発明によりコツプの詰まりの
おそれが極めて少い新規なタレツト形コツプ送出
し装置が得られたわけである。本発明コツプ送出
し装置は割出し位置の調節が容易である。本発明
コツプ送出し装置は構造が比較的簡単である。本
発明コツプ送出し装置は、コツプ落下装置及びタ
レツト割出し装置を共に作動するのに単一の電働
機を必要するだけである。本発明コツプ送出し装
置は従来の種種のコツプ送出し環に使うことがで
きる。本発明コツプ送出し装置では多数のコツプ
柱を持つタレツトから一層少数のコツプ柱又はそ
の逆のコツプ柱を持つタレツトに容易に変換でき
る。

以上本発明をその実施例について詳細に説明し
たが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の
変化変型を行うことができるのはもちろんであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明コツプ送出し装置の１実施例を
一部を切欠き又一部を竪面にして示す側面図、第
２図は第１図に例示したコツプ送出し装置の下面
図、第３図は第１図の３−３線に沿う断面図、第
４図は本発明コツプ送出し装置の要部の変型の平
面図、第５図はリンク５２の拡大斜視図、第６図
はリンク５８の拡大斜視図、第７図は腕部片９２
の拡大斜視図、第８図は作動環駆動スライダ１０
０の拡大斜視図、第９図は軸４４に取付けた釈放
部片４６と、リンク５２に取付けたピン５０と、
架わく２８に取付けた固定カム７３との構造的関
係を説明する部分断面図である。 １０…タレツト、１２…管部片、１４…コツ
プ、２６…軸、３６…送出し環装置、３８…指
片、４０…電動機、４４…出力軸、４６…釈放部
片、５０…ピン、５２…リンク、５８…リンク、
６８…ばね、７３…固定カム、８２…タレツト駆
動歯車、８８…タレツト作動環、９０…出張り、
９２…腕部片、９４…ピン、９６…ねじりばね、
１００…作動環駆動スライダ、１０２…ばね、１
０８…スライダ表面、１１０…クランク腕、１１
２…クランクピン、１１６…ボス、１４２…フイ
ーラ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 飲料分与機に使用され、この飲料分与機の各
   作動サイクルの間に回転する軸４４を備えたコツ
   プ送出し装置において、 (イ) 作動関係に位置させたコツプの柱から１個ず
   つコツプを送出するように作動させられるのに
   適するコツプ分与機構３６と、 (ロ) 複数の前記コツプの柱を収容し、これ等のコ
   ツプの柱を前記コツプ分与機構と作動関係に位
   置させるために、順次に移動するように取り付
   けられたタレツト１０と、 (ハ) 前記コツプ分与機構を作動するように、前記
   軸の回転に応答する駆動システム５０，７３，
   ６８と、 (ニ) 前記コツプの柱の外の使用不可能位置と、前
   記コツプの柱内の使用可能位置との間を移動す
   るように、作動関係の前記コツプの柱に隣接し
   て取り付けられた腕部片９２と、 (ホ) 前記腕部片内に滑動可能に支えられたスライ
   ダ１００と、前記軸に取付けられたクランク腕
   １１０とにより支えられ、前記軸の回転の際
   に、前記腕部片の前記使用可能位置において係
   合して、前記スライダとタレツト作動環８８と
   の係合により前記タレツトを、前記軸から駆動
   するのに適する相互に係合可能なエレメント１
   １２，１１６と、 (ヘ) 前記腕部片を、前記使用可能位置の方へ向つ
   て付勢するばね９６とを備え、前記コツプの柱
   内のコツプが、通常は前記ばねの作用状態にあ
   る前記腕部片に係合してこの腕部片の前記使用
   可能位置への移動を妨げるようにしたコツプ送
   出し装置。 ２ 前記軸が復帰位置を持ち、前記腕部片を、前
   記コツプの柱の外の位置をわずかに越えた位置に
   保持するように、前記復帰位置において前記軸上
   に設けられたピン１１２を備えた特許請求の範囲
   第１項記載のコツプ送出し装置。 ３ (i)前記タレツトにより保持されたコツプの柱
   の数とは異なる数のコツプの柱を保持するのに適
   する別のタレツトと、(ii)前記両タレツトの１つの
   前記コツプの柱を、前記コツプ分与機構に作動関
   係になるようにして、前記両タレツトを二者択一
   的にかつ交換可能に取り付けると共に、他の前記
   コツプの柱を、前記コツプ分与機構に作動関係に
   位置させるように前記タレツトを移動させる歯車
   １２０，１２２，１２４とを備えた特許請求の範
   囲第１項記載のコツプ送出し装置。