JPH025541Y2 - - Google Patents

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JPH025541Y2
JPH025541Y2 JP1984181634U JP18163484U JPH025541Y2 JP H025541 Y2 JPH025541 Y2 JP H025541Y2 JP 1984181634 U JP1984181634 U JP 1984181634U JP 18163484 U JP18163484 U JP 18163484U JP H025541 Y2 JPH025541 Y2 JP H025541Y2
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JP
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socket
spring
holding
latch
cover
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JP1984181634U
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はICソケツトに搭載されたICパツケ−
ジをIC押え蓋にて押さえ付け、ICリードとソケ
ツトのコンタクトとの接触を保持するようにした
ICソケツトにおけるIC押え機構に係る。
従来例とその問題点 IC接片がICパツケージの側方へ突出されたフ
ラツト形ICパツケージや、IC接片が導体箔にて
形成されたリードレス形ICパツケージは、通常
IC接片をソケツトの弾性コンタクトの上へ載せ
接触を図る方法が採られているため、該接触状態
を保持するためのIC押え機構が不可欠となる。
従来のIC押え機構としては、ICソケツトの一
端にIC押え蓋を開閉可に枢着してIC押え可とす
ると共に、該IC押え蓋の自由端にICソケツト本
体他端へ係合し該IC押え蓋の閉合を保持する掛
止具を枢着して上記IC押えを保持する構成とし、
更に上記IC押え蓋を開方向に付勢する第1バネ
にて弾持すると共に、上記掛止具を係合方向に付
勢する第2バネにて弾持して、掛止具の第1バネ
に抗する係合解除と同時に第2バネの弾発力によ
るIC押え蓋の開放状態が得られるように意図し
た考案が知られている(特開昭59−第57462号参
照)。
然るに上記従来例は指で掛止具を第2バネに抗
し回動操作して係合を解除すると自動的にIC押
え蓋が第1バネの弾発力にて拡開し、ICパツケ
ージの着脱を容易に行うことができるとの説明を
するが、実際には構造からくる技術的帰結とし
て、屡々掛止具を解除操作しても解除が成されな
いことがあり、IC押え蓋の自動拡開が得られな
い不具合を来す。即ち、これは掛止具が拡開せん
とするIC押え蓋自身に取付けられており、掛止
具の係合を解除せんとして指圧を掛けると必然的
にIC押え蓋自身を閉合のまま押え込んだ状態と
なり、同状態で指を離しても第2バネの復元作用
にて掛止具が瞬時に復帰してICソケツト本体
(係合段部の先端縁)に再係合してしまうことに
よるものである。
考案の目的 本考案は従来品の欠点を解除すべく考案された
ものであつて、IC押え蓋に取付けた上記掛止具
の解除操作時にIC押え蓋を閉合のまま押えこん
で再係合を招来する事態を防止し、掛止具を解除
ミスを来すことなく係合解除操作でき、IC押え
蓋の拡開が常に確実に行えるようにしたものであ
つて、IC押え蓋に掛止具を付属させ且つ第1、
第2バネにて夫々弾装した前記IC押え機構の長
所を有効に活用し得るようにしたICソケツトを
提供するものである。
考案の構成 本考案は上記目的を達成するため前記の如く第
1バネにて開方向に付勢弾持したIC押え蓋の自
由端に、第2バネにて係合方向に付勢弾持した掛
止具を付属させ、該掛止具を第2バネの作用下で
ICソケツト本体へ係合することにより第1バネ
に抗しIC押え蓋の閉合を保持する構成とすると
共に、掛止具にIC押え蓋の上面側においてプツ
シユ操作されるプツシユレバーを設け、該プツシ
ユレバーのプツシユ操作にて係合解除を図る構成
とした上で、該プツシユレバーのプツシユ操作時
の押圧力をIC押え蓋に与えずにソケツト本体側
で受け止めるストツパーを同ソケツト本体側に設
けて、掛止具が第2バネにより再係合を来すこと
がない係合解除状態を的確に招来し、よつて第1
バネによるIC押え蓋の自動拡開を確実に招来す
るように構成したものである。
考案の実施例 以下本考案を第1図乃至第6図に示した実施例
に基いて詳述する。
図において、1は方形の絶縁基盤から成るIC
ソケツト本体を示す。該ICソケツト本体1はそ
の上面中央部にIC収容部2を有し、該IC収容部
2の周囲に並列された多数のIC接片接触用コン
タクト3を備える。該コンタクト3は既知のよう
に上下方向の撓み弾性を有する接片部分を有し、
その上にIC接片を載せ、押圧することによつて
両者の弾性接触が得られるようになつている。4
はICソケツト本体1へ開閉されるIC押え蓋を示
す。該IC押え蓋4は図示のように蓋基端部を軸
継手5にてICソケツト本体1の一端部に軸にて
回動可に枢着する。
又該枢軸部に左右一対の二又コイルバネ(第1
バネ)6を挿入し、該第1バネ6の一方のバネ脚
を押え蓋4側に支えさせ、他方のバネ脚をICソ
ケツト本体1側へ支持させる。
IC押え蓋4は該第1バネ6のバネ脚の開き弾
力により常時開き習性が付与され、該バネ力に抗
し回動することによつてICソケツト本体1の上
面へ閉合され、IC押えがなされる。
又7は上記IC押え蓋4の閉合をロツクするた
めの掛止具を示す。該掛止具7は上記IC押え蓋
4の自由端に軸にて回動可に枢着する。
該掛止具7の枢軸部に第2バネたる二又コイル
バネ8を挿入し、一方のバネ脚を押え蓋4側へ、
他方のバネ脚を上記掛止具側に夫々支持させる。
掛止具7は該第2バネ8の開き弾力により常時
ICソケツト本体1に対する係合方向へ付勢弾持
される。即ち、掛止具7は枢軸部からICソケツ
ト本体1の端面に沿い下方へ延ばされたラツチレ
バー9を有し、上記第2バネ8の弾発力でその内
側面がIC押え蓋4の端面に衝合しつつ、ラツチ
レバー9の先端係止爪をソケツト本体端面に形成
した係止段部11へ係合状態とし、同状態にて
IC収容部2に収容されたICパツケージ(図示せ
ず)をIC押え蓋4にて押さえ込みIC接片とコン
タクト3との弾性接触を保持する(第3図参照)。
更に上記掛止具7の係合を解除すべく同掛止具
7の枢軸部付近からIC押え蓋4の枢軸部側へ向
けプツシユレバー10を延成する。該プツシユレ
バー10と前記ラツチレバー9とは略形を呈
し、その折曲部を軸着し、プツシユレバー10の
プツシユ操作にて掛止具7が槓杆運動しラツチレ
バー9を係合解除位置へ回動する。
他方ICソケツト本体1側に掛止具7のレバー
下面を支承して係合解除を得るストツパー12を
設ける。
上記ストツパー12はプツシユレバー10のプ
ツシユ操作時の押圧力でIC押え蓋4を押え込ま
ずにソケツト本体側で受け止める目的を以つて設
けられたもので、プツシユ操作時プツシユレバー
下面に当接しこれを支承する部分をソケツト本体
から延設する機構を採る。
第1実施例たる第1図乃至第5図、第2実施例
たる第6図は上記ストツパー12をソケツト本体
1から立上げた突片にて形成している。該ストツ
パー12たる突片は上記プツシユレバー10の直
下に位置して立設され、その先端をプツシユレバ
ー10下面至近へ延ばす。第1実施例(第1図乃
至第5図)は上記ストツパー12をプツシユレバ
ー10の中間部を支承する如く設けた場合を示
す。同実施例を用いることによつてプツシユレバ
ー10がストツパー12に当接した後、更にプツ
シユレバー尾部をプツシユし同ストツパー12を
挺子の支点として掛止具7をより大きく回動させ
係合解除する機構が形成し得る。
又第2実施例(第6図)は上記ストツパー12
をプツシユレバー10の尾部に当接する如く設
け、プツシユレバー10のそれ以上の回動を阻止
する如くなし、プツシユレバー10に与えられる
押圧力をソケツト本体1側で受け止める構成とし
たものである。
IC押え蓋4にはプツシユレバー10の直下に
位置して上記ストツパー12たる突片と対応せる
開口14を穿け、上記突片を該開口14へ貫挿し
IC押え蓋との干渉を生ずることなくストツパー
12と対向させる。
更にプツシユレバー10の両脇には該プツシユ
レバー10よりも高い保護壁13を並設し、IC
ソケツト本体を積重ねたり、他の物体を載せたり
した場合に、プツシユレバー10が不用意に押さ
れて掛止具7を解除し、使用中あるいは搬送中に
IC押え蓋4が拡開してしまう事態を防止する構
成とする。
上記の如くプツシユレバー10は第4図、第5
図及び第6図に示されるように該ストツパー12
へ当接するまで回動操作(プツシユ操作)されて
ラツチレバー9の係合を外し、該当接状態でプツ
シユ力はプツシユレバー10からソケツト本体1
側のストツパー12に与えられ、IC押え蓋4を
直接的に押え込むことがない。この結果、第1バ
ネ6の弾発力が作用してIC押え蓋4を掛止具7
と共に若干開方向へ回動させ(第5図参照)、ラ
ツチ9の先端係止爪を係合段部11に対する係合
軌跡外へ持ち来す。
従つてプツシユレバー10の押圧を解除すれ
ば、掛止具7は再係合を来すことなく、第1バネ
の作用にてIC押え蓋4の拡開が果される。
考案の効果 以上詳述したように、本考案によれば前記IC
押え蓋の自由端に取付けた掛止具の第2バネに抗
する係合解除操作時にIC押え蓋自身を閉合のま
ま押え込んでしまう結果、第2バネの復元力で再
係合を招来してしまう前記不具合を的確に防止で
きる。
即ち、掛止具を解除ミスを来すことなく係合解
除でき、従つて、プツシユレバーのワンタツチ操
作にて第1バネによるIC押え蓋の自動拡開が常
に確実に遂行される。
この結果、IC押え蓋に掛止具を連装し、前者
を第1バネにて、後者を第2バネにて弾装した従
来IC押え機構の長所を最大限に活用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示すICソケツ
トを押え蓋を展開して示す平面図、第2図は同側
面図、第3図はIC押え蓋を閉合し掛止具を係合
した状態を示すICソケツト断面図、第4図、第
5図は掛止具の係合解除状態を示すICソケツト
断面図、第6図は第2実施例を掛止具の係合解除
状態を以つて示すICソケツト断面図である。 1……ICソケツト本体、3……コンタクト、
4……IC押え蓋、6……第1バネ、7……掛止
具、8……第2バネ、10……プツシユレバー、
12……ストツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ICソケツト本体の一端に該ICソケツト上に開
    閉されるIC押え蓋を枢着すると共に、該IC押え
    蓋の自由端にICソケツト本体他端へ係脱して該
    IC押え蓋の開閉を掌どる掛止具を枢着し、上記
    IC押え蓋を開方向に付勢する第1バネにて弾持
    すると共に、上記掛止具を係合方向に付勢する第
    2バネにて弾持したICソケツトにおいて、上記
    掛止具の軸部付近からIC押え蓋の枢軸部側へ向
    け掛止具係合解除操作用のプツシユレバーを延成
    し、該プツシユレバーの押下げにて掛止具を回動
    させ係合解除を得る構成とすると共に、ICソケ
    ツト本体側に係合解除部操作位置に押下げられた
    該プツシユレバー下面を支承し上記掛止具の回動
    を阻止するストツパーを設け、上記押下げ力を該
    ストツパーを介しソケツト本体に与えて蓋体の上
    記第1バネによる少量開回動を惹起する構成とし
    たことを特徴とするICソケツトにおけるIC押え
    機構。
JP1984181634U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH025541Y2 (ja)

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JPS6196550U JPS6196550U (ja) 1986-06-21
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5416978A (en) * 1977-05-27 1979-02-07 Bunker Ramo Elastic cover for electric connector

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59135700U (ja) * 1983-02-28 1984-09-10 山一電機株式会社 Icソケツトにおけるic押さえ機構

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5416978A (en) * 1977-05-27 1979-02-07 Bunker Ramo Elastic cover for electric connector

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JPS6196550U (ja) 1986-06-21

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