JPH0254925A - 半導体装置とその使用方法 - Google Patents

半導体装置とその使用方法

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JPH0254925A
JPH0254925A JP20618088A JP20618088A JPH0254925A JP H0254925 A JPH0254925 A JP H0254925A JP 20618088 A JP20618088 A JP 20618088A JP 20618088 A JP20618088 A JP 20618088A JP H0254925 A JPH0254925 A JP H0254925A
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semiconductor layer
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JP20618088A
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Shuichi Samata
秀一 佐俣
Katsuhiko Hieda
克彦 稗田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、微細集積回路等の半導体装置に関するもので
、特に半導体基板主面上に気相成長法により形成される
島状の半導体層例えばコンタクトホール埋込層或いは誘
電体分離の能動素子形成層等の半導体層が、基板上のこ
れ等に近接する積層体から受ける有害作用を低減できる
fil造の半導体装置とその使用方法に係るものである
(従来の技術) 第1の従来例として、半導体基板上に開口したコンタク
トホールに、選択気相成長法によりシリコンを埋め込み
、コンタクトホール下の能動層と基板上の配線金属とを
電気的に接続する場合について、第6図を参照して説明
する。 同図は例えば256KCMO8型SRAM内の
1つのコンタクト部の模式的断面図である。 N型半導
体基板1の主面にP4拡散層2が形成される。 基板1
上にノンドープ5in2層3及びB P SG (8o
ro Ph。
5pho 5ilicate Glass)層4が積層
され、積層体にはコンタクトホール5が開口され、この
コンタクトホール5には選択気相成長法によりアクセプ
タ不純物を含む選択気相成長シリコン層(コンタクトポ
ール埋込MjJ)6が埋め込まれる。 選択気相成長P
型シリコン層6の上部にアルミ配線層7が形成される。
高密度集積回路では素子の微細化に伴いコンタクトホー
ルのアスペクト比が増大し、従来のアルミ配線ではステ
ップカバレッジを著しく劣化させる等欠点があり、この
問題を克服するため第6図に見られるようなP4拡散層
2とアルミ配線層7とを選択気相成長P型シリコン層6
で電気的に接続する技術が開発され、注目を集めている
。 この新しい従来技術では拡散層・コンタクトホール
埋込層間の自己整合コンタクト及びコンタクトホール埋
込層・配線金属間の自己整合コンタクトが同時に得られ
ると共に、コンタクト部分の平坦化が実現できる。
集積回路素子の微細化に伴い眉間絶縁体層は上層にB 
S G (Boro 5ilicate Glass)
或いはBPSG等の不純物を多量に含むSin2層が用
いられ、その溶融現象を利用して平坦化を行うことが多
い。
このため層間絶縁体層の上層には、特に融点の低いBP
SGが用いられている。 この層間絶縁体層にコンタク
トポールを開口し、シリコン選択気相成長法を用い、開
口部にシリコン層を成長させると、BPSG層中のリン
(P)の影響で、シリコン層がN型にドーピングされて
しまう、 特にこの従来例のように、選択気相成長シリ
コン層6をP4拡散層2と同じ導電型にする必要のある
場合には、這択気相成長後イオン注入法等でボロンをシ
リコン層6にドーピングしても、コンタクト部分の抵抗
が高く、集積回路素子が動作しないという問題が起きて
いる。
次に第2の従来例として、半導体基板主面上に気相成長
法により形成される半導体層が、誘電体分離の能動素子
形成層である場合について、第7図を参照して説明する
。 集積回路素子で用いられている素子分離技術のうち
、サブミクロン(線幅1μl以下)の素子分離を実現す
るために、選択エピタキシャル気相成長技術が注目され
ている。
この選択エピタキシャル気相成長法による素子分離層形
成の概略手順は次の通りである。 第7図<a >の断
面図を参照し、同図(b )の工程手順に示すように、
半導体基板11にSin、層12を形成し、フォトリソ
グラフィー法によりSho。層12に開口部15を設け
る。 次に開口部15に選択エピタキシャル気相成長法
により能動素子形成層となるシリコン単結晶半導体層1
6 (16a 、16b 、−)を実現スル。 ナオ残
されたSin2層12は素子分離層12となる。
このような選択エピタキシャル気相成長法により形成し
た従来のシリコン単結晶半導体層16には、結晶欠陥が
存在し、このため例えばこの半導体層16にPN接合を
形成した場合、接合のリーク電流を実用上十分な程度ま
で減少することが困難であった。 又従来の方法で第7
図(a )に示すように半導体基板11上に、素子分離
層12により分離された複数の半導体層16(16a。
16b、・・・)を設け、それぞれの半導体層に集積回
路素子を作製すると、半導体層16aの素子分離層12
に接する部分に、この素子分離層を挟んで対向する隣接
半導体層16bからの静電誘導効果により5、反転層が
形成される場合があり、回路の誤動作を引き起こし問題
となっている。
(発明が解決しようとする課題) 集積回路の高集積密度化に伴い、半導体基板の能動層と
基板上の配線層を電気接続する自己整合コンタクト技術
及びサブミクロンの素子分離を実現するための選択エピ
タキシャル成長技術が注目されている。 これら両技術
は、半導体基板主面上に選択気相成長法により、それぞ
れコンタクトホール埋込層及び素子形成層を形成するも
のであるが、前述のように基板上の隣接する積層体から
悪い影響を受ける課題がある。 即ち自己整合コンタク
ト技術においては、コンタクトホール気相成長埋込層が
コンタクトホール側壁l壁に露出する高不純物濃度絶縁
体層からの不純物の影響を受け、本来の機能を損なうと
いう課題がある。 又基板上の絶縁体に設けられた開口
部に選択エピタキシャル気相成長法で形成される素子形
成層は、素子分離層又はこれを介して結晶欠陥又は反転
層が形成される課題がある。
本発明の目的の1つは、半導体基板の能動層と基板上の
配線層とを電気的に接続するコンタクトホール気相成長
埋込半導体層が、基板上の近接積層体のうちの高不純物
濃度絶縁体層の不純物の影響を受けず、良好なコンタク
ト特性を実現できる構造の半導体装置を提供することで
ある。 又本発明の目的の池の1つは、誘電体により分
離され選択エピタキシャル気相成長法により形成された
素子形成半導体層が、素子分離層に起因する結晶欠陥を
受けることがなく、又素子分MMに接する素子形成半導
体層部分に反転層が形成されない構造の半導体装置とそ
の使用方法を提供することである。
[発明の構成] (課題を解決するだめの手段とその作用)本発明の第1
請求項に係る半導体装置は、半導体基板主面上に選択気
相成長法により形成された島状の第1半導体層(例えば
コンタクトホール埋込半導体層)と、この第1半導体層
の側壁に接してこれを囲む環状低不純物濃度の第1絶縁
体層(例えば5i02層又は窒化珪素層等)と、前記半
導体基板主面に形成された低不純物濃度の第2絶縁体層
(例えばSiO□層)上に積層され前記第1絶縁体層の
側壁に接する層積層体とを有し、該層積層体は、第1絶
縁体層の側壁に接すると共にこの第1絶縁体層により第
1半導体層に接触しない高不純物濃度の第3絶縁体層(
例えばBPSG層、830層等)を含み、且つ第1半導
体層は導電性配線層(例えばアルミ配線層)に接してい
ることを特徴とする半導体装置である。
上記構成を有する半導体装置においては、選択気相成長
法により例えばコンタクトホールに第1半導体層を選択
的に埋め込む場合、コンタクトホール側壁にあらかじめ
形成されている第1絶縁体層により、高不純物濃度の第
3絶縁体層からの不純物の影響は無視できる程度に抑え
ることができ、これにより良好なコンタクト特性が実現
できる。
この場合、第1絶縁体層の基板主面方向の厚さは、不純
物の拡散を阻止するため、第1絶縁体層が5i02層の
場合には5001以上、窒化珪素層の場合には10nI
I以上とすることが望ましい、 又第1絶縁体層の低不
純物濃度は0.01%以下とし、第3絶縁体層の高不純
物濃度は少なくとも0.01%以上とする。なお第1半
導体層は単結晶半導体層或いは多結晶半導体層のいずれ
でも差支えない。
本発明の第2請求項に係る半導体装置は、半導体基板主
面上に選択気相成長法により形成された島状の第1半導
体NJ(例えば能動又は受動素子形成半導体層)と、こ
の第1半導体層の側壁に接してこれを囲む環状低不純物
濃度の第1絶縁体層(例えば素子分離誘電体層)と、前
記半導体基板主面に形成された低不純物濃度の第2絶縁
体層(例えばSi 02層)上に積層され且つ第1絶縁
体層の側壁に接する層積層体とを有し、該層!!1層体
は第1絶縁体層の側壁に接する第2半導体層を含む事を
特徴とする半導体装置である。
上記構成の半導体装置では、第1半導体層の側壁を第1
絶縁体層で囲み、この環状の第1絶縁体層の外側壁を更
に第2半導体層で囲む2重構造とすることができる。 
従来技術で選択気相成長法により形成された半導体層中
の結晶欠陥は、この半導体層とこれを囲む絶縁体層との
熱膨張係数の差による半導体層の格子歪みのため主とし
て形成される。 本発明の半導体装置では、第1半導体
層及び第2半導体層はそれぞれの熱膨張係数の差が無視
できる部材、例えば第1半導体層をシリコン単結晶層、
第2半導体層をシリコン多結晶層とし、第1絶縁体層の
基板主面方向の厚さを第1半導体層に結晶欠陥が発生し
ない厚さとする。 第1、第2半導体層がシリコンの場
合には第1絶縁体層は5i02層が良く、その基板主面
方向の厚さは5ないし200 nnの範囲が好ましい、
 試行結果によれば5 r+11以下では素子分離が不
十分となり、200 n1以上では第1半導体層に結晶
欠陥が発生する。
このように第1半導体層の外111Iuを囲む層を2重
構造とすることにより、第1半導体層の格子歪みは緩和
され、結晶欠陥の発生防止ができた。
本発明の第3請求項は、第2請求項の半導体装置の第1
半導体層に能動素子を形成し且つ前記第2半導体層を所
定電位に保持した状態で使用する該半導体装置の使用方
法である。
このように所定の一定電位例えば接地電位に保持された
第2半導体層は、核層を挾んで形成される異なる2つの
第1半導体層間を静電遮蔽する作用を持つので、第1半
導体層が第1絶縁体層と接する部分に静電誘導効果によ
る反転層は形成されない。
(実施例) 以下本発明の実施例について、発明の過程で行なった試
行例も含め、詳述する。
本発明の第1請求項に係る半導体装置の実施例としてC
MO3型O36KSRAMを収り上げる。
第1図は、本発明の該SRAMのコンタクト部の第1実
施例を示す模式的断面図である。 該SRAMは、リン
(P)ドープ、比抵抗10Ω−cra、主面(100)
のN型シリコンウェーハを用い作成される。 半導体基
板21の一方の主面側にP″1拡散層22が形成され、
P′″拡散層22上に選択気相成長法により形成された
島状の第1半導体層(コンタクトホール埋込層とも呼ぶ
)26、この半導体層の側壁に接してこれを取り囲む環
状の第1絶縁体層28、基板主面に形成される第2絶縁
体層23、第2絶縁体123上に積層され第1絶縁体層
28の側壁に接する層積層#24が設けられる。 層積
履体λまは、本実施例では高不純物濃度の第3絶縁体層
24から成り、第3絶縁体層24は第1絶縁体層28に
より第1半導体層26と隔離されている。 符号27は
第1半導体層26に接する導電性配線層である。
次に、上記コンタクト部の製造工程の概略を述べる。 
基板21の主面上に熱酸化等の方法でS+027信23
(第2絶縁体JAW)、その上にCVD法によりBPS
G7’!24 (第3絶縁体層)を積層した後、フォト
リソグラフィー法(PEP法)にてP4拡散7122上
に幅1.2μIのコンタクトホール25を形成する。 
次にCVD法でノンドープ8102層を基板面に被着し
、RIBを用いた異方性エツチング法によりコンタクト
ホール25の側壁に、基板主面方向の厚さ0.15μm
のノンドープ5i02層28(第1絶縁体層)を形成す
る。 この後Si H2C12+HCI +H2ガスを
用い900℃の選択気相成長法によりシリコン層をコン
タクトホールに埋め込む、 次にこのコンタクトホール
埋込層26にB(ボロン)イオン注入とBP、イオン注
入とにより、B(ボロン)をドープした後、アニールし
、注入ボロンの電気的活性化を行なう、 この後アルミ
配線層27を形成し、256KS RA Mを作成する
上記構成のSRAMは、層81層体の上層に高不純物濃
度のBPSG層24全24が、BPSG層24全24ド
ープSiO□層28によりコンタクトホール埋込層26
と隔Mされているので、BPSG層24全24物はコン
タクトホール埋込層26に拡散されず、良好なコンタク
ト性が得られる。
次に第2実施例として、第1図に示すコンタクトホール
側壁のノンドープSiO□層28に代えて、基板主面方
向の厚さ20nnの窒化珪素層とし、他は第1実施例と
同様にした256KSRAMを作製した。
更に第1及び第2実施例のSRAMに対しその特性、効
果を比較するため次のSRAMを試作した。
従来例・・・・・・第1実施例において、コンタクトホ
ールffl壁のノンドープ5iQ2層 (第1絶縁体層)28を設けない 256KSRAM。
第1比較例・・・第1実施例においてノンドープ5in
2層28の厚さ150nlを、 20n1と薄くした256KS RA M 。
第2比較例・・・第2実施例におけるコンタクトホール
側壁の窒化珪素層の厚さ20%m を、5nIIと薄くした256XSRAM。
第3比較例・・・第1実施例において、コンタクトホー
ル側壁のSiO□層内のリン (P)濃度を0.05%とした256KSRAM。
以上のようにして試作した256KSRAMのデバイス
特性の比較を行なった。 第1、第2実施例、及び第3
比較例では、SRAMとしての書き込み、記憶、読み出
し動作が可能ならのく以下動作品と呼ぶ)が得られたが
、従来例、第1、第2比較例では動作品は0であった。
次に各チップに形成したテストパターンを利用してP型
コンタクトホール埋込層28のコンタクト特性を調べる
と、第1、第2実施例では線形の電圧−電流特性を示し
、良好なコンタクト特性が得られているが、従来例、第
1、第2比較例では非線形な電圧−電流特性となり、コ
ンタクト抵抗自体が第1、第2実施例の103倍以上あ
つt:。
これはコンタクトホールに選択気相成長法によりシリコ
ン層を埋め込む時、層積層体上部のBPSQl中のP(
リン)の影響によりコンタクト特性が劣化したものと考
えられる。 又このため動作品が得られなかった。
第3比較例では、第1、第2実施例と同様、動作品は得
られたが書き込み等の動作速度は第1、第2実施例の1
.5倍であった。 又第3比較例のP型コンタクトホー
ル埋込層のコンタクト特性は線形な電圧−電流特性を示
したが、コンタクト部全体の抵抗は、第1、第2実施例
の5ないし10倍であった。 このように第3比較例で
は、256KSRAM本体の動作は実現できたが、コン
タクト抵抗が高いため、前記のように動作速度が第1、
第2実施例の1,5倍となったものと思われる。
上述の試行結果から、コンタクトホール側壁の第1絶縁
体層は、5in2層又は窒化珪素層であることが好まし
く、その基板主面方向の厚さ及び不純物濃度には許容限
界値のあることがわかる。
即ち第1、第2実施例に対し第1絶縁体層の厚さを薄く
した第1、第2比較例では動作品が得られず、又第1絶
縁体層の不純Th濃度も第3比較例の0.05%では良
好な動作特性が得られない。
更に類似の試行を繰り返した結果、前述のようにBPS
G層24の不純物の影響を無くするなめには、第1絶縁
体層の基板主面方向の厚さは、第1絶縁体層が5in2
層の場合には5001以上、窒化珪素層の場合には10
n11以上、又第1絶縁体層の不純物濃度は0.01%
以下とする必要がある。
次に本発明の第2及び第3請求項に係る半導体装置とそ
の使用方法の実施例について以下説明する。
第2図は該半導体装置の1つの実施例を示す断面図であ
る。 半導体基板31上に選択気相成長法により形成さ
れた島状の第1半導体層(素子形成層>36 (36a
 、36b 、−)と、第1半導木層36の側壁に接し
て第1半導体層を囲む環状の第1絶縁体層(S’ 02
1)38と、基板31上に形成された第2絶縁体層33
上に積層される層積NJ体1Aとが形成される。 本実
施例では層積層体34は、第1絶縁体層38の側壁に接
する第2半導体層(多結晶シリコン層)34及び510
2層32から成る。 図示してないが、第1半導体層3
6には能動素子又は受動素子が形成される。
第2図に示す半導体装置の製造工程の概要を第3図に示
す、 半導体基板31は、主面(100)のN型シリコ
ン基板を用いる。 基板31の主面にp!!、酸化等の
方法により5102層33(第2絶縁体層)を形成する
。 次にその上に例えばLPCVD法により多結晶シリ
コンを積層し、リン(P)をこの多結晶シリコン層34
にイオン注入法等でドープし、アニールしてP拡散を行
なう。
次にフォトリソグラフィーにより素子形成予定層36a
の多結晶シリコン層34をエツチングした後、熱酸化等
により5in2層を形成する。 次に異方性エツチング
により側壁のSiO□層38及び多結晶シリコン層の上
のSin2層32を残し、素子形成予定[36の底部の
Sin、層をエツチングする。 なお5102層38の
基板主面方向の厚さは100 r+nとした。 次に選
択エピタキシャル気相成長法により第1半導体層(素子
形成層)36を形成する。 第1半導体層36に能動素
子形成のために諸拡散工程を行なった後、アルミ配線を
行なう。
上記構成の半導体装置では、第1半導体層(単結晶シリ
コン層)36は、適当な厚さ(100nn)の第1絶縁
体層(Si02層)38と、熱膨張係数が第1半導体層
とほぼ等しい第2半導体層(多結晶シリコン層)34と
から成る二重構造の素子分At1−により囲まれ、隣り
合う第1半導体層相互の間では良好な素子分離がなされ
ると共に選択エピタキシャル成長工程における第1半導
体層の格子歪みも大幅に軽減される。 なお後述の試行
結果により第1絶縁体層の厚さは5ないし200 r+
nの範囲が望ましい。
又本発明の第3請求項に係る第2図に示す半導体装置の
使用方法では、第1半導体層36に能動素子を形成し、
第2半導体層34を所定電位に、例えば基板電位(アー
ス電位)に保持した状態で使用する。 第2半導体層3
4はリンをドープした多結晶シリコン層で且つ所定の一
定電圧に保持されるため、この素子分離層を挟む2つの
第1半導体層36a及び36bは互いに静電遮蔽される
ので、静電誘導効果による反転層は形成されない。
次に第2及び第3請求項の発明を完成する過程で行なっ
た試行とその結果について述べる。 第2図に示す本発
明の実施例及び第7図(a )に示す第1の従来例の半
導体装置のほか、第8図(a )に示す第2の従来例の
半導体装置を作成しな。
第2従来例の半導体装置は第8図(b )に示す工程に
より作成される。 即ち第8図(a )及び(b )に
おいて半導体基板41の主面にフォトリソグラフィーに
より素子形成予定層となる部分のレジスト膜を開口し、
基板をエツチングする。
次に熱酸化により、基板主面方向の厚さが100 nn
の素子分離層(Si 02 ) 42を形成し、再びフ
ォトリソグラフィーにより素子形成層46の底面の酸化
膜を異方性エツチングにより除去する。
次に選択エピタキシャル成長法により素子形成層46 
(46a 、46b 、−)を形成する。
実施例、第1及び第2従来例の半導体装置の選択エピタ
キシャル成長層(素子形成層)36.16及び46には
従来技術の問題点を調査するため、能動素子が形成され
る。 これには2種類あり、その1つは素子形成層に存
在するPN接合の特性を調べるものであり、他の1つは
素子分離層に接する素子形成層が、該素子分離層を挟む
反対側の素子形成層に反転層を形成するかどうかを調べ
るためのもので、それぞれ第4図及び第5図に模式的な
概念図を示す。
第4図は実施例の半導体装置の断面図で、素子形成層3
6の厚さ方向にP”N接合を形成し、Pゝ拡散層に接し
てアルミ配線層35を設ける。
このP”NtH合に逆バイアス電圧を印加して接合のリ
ーク電流を測定する。 第1及び第2の従来例について
も同様である。 実施例及び第2従来例では、通常素子
分離法として用いられるcocos法と同程度で実用上
差支えないリーク電流であったが、第1従来例では10
0ないし1000倍のリーク電流が流れた。 素子形成
層を透過型電子顕微鏡で!!察すると、実施例及び第2
従来例では特に結晶欠陥は観察されなかったが、第1従
来例では多数の積層欠陥が観察され、これがリーク電流
を増した原因であった。 実施例でも、素子形成層36
と多結晶シリコン層34との間の第1絶縁体層(Si 
O,層)38の層厚を200 Illより大きくすると
素子形成層36に積層欠陥が発生し、PN接合リーク電
流は増加した。
第5図(a )及び(b)は、素子分離層に接する素子
形成層に反転層が形成されるかどうかを調べるための実
施例の半導体装置の模式的な平面図及びA−A線断面図
である。 同図において、素子形成層36aには高抵抗
の2層53(反転層形成領域)を挟んで基板31に達し
ない低抵抗のN1層51及び52(ソース又はドレイン
に類似)を、又素子形成層36bにはN3層54、PR
155から成るN” ・P接合ダイオードを形成する。
例えばN”151の電位を基板31と同電位とし、N“
層52に+5■を印加した状態で、素子分離層く多結晶
シリコン層34を含み、これを囲む5層02層32,3
3.38)を挟むN1層54の電位を0ないし5Vに変
化し、素子分離層に接する2層53の部分に反転層が形
成されるか調べた。 本実施例の場合には、第2半導体
層(Pドープの多結晶シリコン層)の電位を基板と同電
位にした場合には、反転層の形成は見られなかった。
第8図に示す第2従来例の素子形成層46a及び46b
にも第5図と同様の拡散層を形成し、同様の試行を行な
ったが、常に反転層の形成が見られた。
実施例と同様な構成の装置について第1絶縁体N38の
厚さを変え、上記方法により調査した結果、第1絶縁体
層(Si O□層)38の厚さをbnn以下にすると、
多結晶シリコン層34と素子形成層46とが電気的に導
通する問題が見られ、又200 ni以上とすると、素
子形成領域に形成するPN接合のリーク電流が増加する
。 従って前述の通り第1絶縁体層38の基板主面方向
の厚さは、5ないし200 nnの範囲が好ましい。
[発明の効果] これまで述べたように、本発明の半導体装置とその使用
方法によれば、基板主面上に選択気相成長法により形成
される島状の半導体層は、これに近接する基板上の積層
体からの従来の悪影響を受けることがない。
即ち第1請求項の半導体装置においては、半導体基板の
能動層と基板上の配線層とを電気的に接続するコンタク
トポール気相成長埋込半導体層は、高不純物濃度絶縁体
層(例えばB P S G層)を含む近接81層体が存
在しても、その不純物の影響を受けず、良好なコンタク
ト特性を実現できる。
又第2請求項及び第3請求項に係る半導体装置とその使
用方法によれば、誘電体により分離され選択エピタキシ
ャル気相成長法により形成された素子形成層は、素子分
離層に起因する結晶欠陥を受けることがなく、又素子分
離層に接する素子形成層部分に反転層が形成されない、
 即ち第2、第3請求項に係る本発明を使用することに
より選択エピタキシャル成長法を素子分離に応用する場
合の課題が同時に解決でき、その実用化が可能となり、
サブミクロン或いはクォーターミクロン(0,25μl
′K)の素子分離が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1請求項に係る半導体装置の部分断
面図、第2図は本発明の第2請求項に係る半導体装置の
部分断面図、第3図は第2図の半導体装置の製造工程の
流れ図、第4図及び第5図は第2請求項に係る半導体装
置の課題特性の調査方法を説明するための図、第6図は
第1請求項に係る従来の半導体装置の部分断面図、第7
図<a )及び(b )はそれぞれ第2請求項に係る従
来例の半導体装置の部分断面図及びその製造工程流れ図
、第8図(a )及び(b )はそれぞれ第2請求項に
係る第2従来例の半導体装置の部分断面図及びその製造
工程流れ図である。 1 11.21,31.41・・・半導体基板、23.
33.・・・第2絶縁体層、 旦、1庄・・・層積暦本
、 24・・・第3絶縁体層、 26,36(36a 
、36b )−・・第1半導体層、 27 ・・・導電
性配線層、 28.38・・・第1絶縁体層、34・・
・第2半導体層。 特許出願人 株式会社 東  芝 (b) 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図(1) (b) 第 図(2)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1半導体基板主面上に選択気相成長法により形成された
    島状の第1半導体層と、島状の第1半導体層の側壁に接
    して第1半導体層を囲む環状低不純物濃度の第1絶縁体
    層と、前記半導体基板主面に形成された低不純物濃度の
    第2絶縁体層上に積層され且つ第1絶縁体層の側壁に接
    する層積層体とを有し、該層積層体は第1絶縁体層の側
    壁に接すると共に第1絶縁体層により第1半導体層と隔
    離される高不純物濃度の第3絶縁体層を含み、且つ第1
    半導体層は導電性配線層に接していることを特徴とする
    半導体装置。 2半導体基板主面上に選択気相成長法により形成された
    島状の第1半導体層と、島状の第1半導体層の側壁に接
    して第1半導体層を囲む環状低不純物濃度の第1絶縁体
    層と、前記半導体基板主面に形成された低不純物濃度の
    第2絶縁体層上に積層され且つ第1絶縁体層の側壁に接
    する層積層体とを有し、該層積層体は第1絶縁体層の側
    壁に接する第2半導体層を含むことを特徴とする半導体
    装置。 3前記第1半導体層に能動素子を形成し且つ前記第2半
    導体層を所定電位に保持した状態で使用する特許請求の
    範囲第2項記載の半導体装置の使用方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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