JPH025339A - 表面測定装置 - Google Patents

表面測定装置

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JPH025339A
JPH025339A JP15469588A JP15469588A JPH025339A JP H025339 A JPH025339 A JP H025339A JP 15469588 A JP15469588 A JP 15469588A JP 15469588 A JP15469588 A JP 15469588A JP H025339 A JPH025339 A JP H025339A
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JP15469588A
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Masatoshi Otake
大竹 正利
Sumio Hosaka
純男 保坂
Shigeyuki Hosoki
茂行 細木
Hiroshi Toyama
博 遠山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は走査型トンネル電子顕微鏡(STM)またはそ
の類似装置に係り、特に被測定試料に傾き、そり、厚さ
ムラなどが存在する場合に微小表面の観測ならびに測定
を行うのに好適な表面測定装置に関する。
〔従来の技術〕
固体表面の結晶構造などをオングストローム(人=10
−”m)以下の分解能で1iil!測する有効な方式と
して、走査型トンネル電子顕微鏡(STM:Scann
ing Tunneling Microscope)
が知られている。
従来のSTM装置は、米国特許第4343993に記載
のように、Xt y+ Zの3軸微動機構の先端に探針
を固定し、Z方向の粗動用インチワーム機構を用いて試
料−探針間の距離をオンゲスロームオーダにまで接近さ
せたのち1インチワーム機構を固定しXおよびy方向に
掃引しながら、探針に流れるトンネル電流を11111
tlIシ表示する方式となっていた。
なお、定直型トンネル電子顕微鏡については、サイエン
ス誌(SCiENTiFiCA肚RiCAN日本版)1
985年10月1日号、第10頁から第17頁などにそ
の原理などが記されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
一上記従来技術は、試料の傾き、そりなどに起因する試
料と探針間の相対位置変動が、探針の2方向微動アクチ
ユエータの可動範囲または、データの量子化範囲を越え
てしまった場合への配慮がなされておらず、試料と探針
の衝突ならびにデータ収集の中断、無効化などの問題が
あった。
本発明の目的は第1に広範囲な試料観察においても試料
と探針が衝突しないような表面測定装置を提供すること
、第2にはデータ収集の中断、無効化なしに広範囲な試
料観察を可能とする表面測定装置を提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の目的は、2方向微動アクチユエータを動かす
ことによってトンネル電流を一定に保つサーボループと
、上記微動アクチュエータへの印加電圧の低周波成分が
一定となるようにZ方向粗動用アクチュエータを制御す
るサーボループとの2爪サーボループ構造とし、データ
採集中室に2方向微動アクチユエータが可動範囲内にあ
るように制御することで達成される。
上記第2の目的は、データ量子化回路のオフセット電圧
として、上記微動アクチュエータへの印加電圧の低周波
成分を与えるように構成することで達成される。
〔作用〕
Z方向微動アクチュエータへの低周波成分印加電圧は、
試料の傾きまたは熱的要因などによる試料と探針間の相
対位置変動を検出する。それによって、可動範囲の大き
いZ方向粗動アクチュエータを有するサーボループは、
試料と探針間の平均的間隔が一定となるように作動し、
広範囲な試料面を容易に観測し測定することが可能とな
る。
また、データ量子化回路のオフセット電圧として、上記
微動アクチュエータへの印加電圧の低周波成分を与えて
量子化範囲をシフトさせることで試料の傾斜等に起因す
る信号値の変動があっても。
該信号値か常に量子化エリアにあるように動作させるこ
とができる。
〔実施例〕
実施例1 以下1本発明の第1の実施例を第1図〜第6図を用いて
説明する。
第2図は走査型トンネル電子顕微鏡(STM)の走査機
構系の概念図であり、3次元微動用トライポット機構と
粗動用インチワーム機構とで構成され、それぞれのアク
チュエータはセラミック素材などを用いた圧電素子(ピ
エゾ)を使用している。試料3と探針2との間隔を一定
に保つように微動する2方向微動アクチュエータ1.x
方向掃引用アクチュエータ20*3’方向掃引用アクチ
ュエータ21とで3次元トライポット機構を構成し、該
トライポットの2方向の先端には先端を鋭く加工した探
針2が固定されている。−力測定すべき試料3は粗動用
インチワーム機構のZ方向粗動(進行用)アクチュエー
タ4の先端に固定さ才している。上記アクチュエータ4
の両端近傍には、インチワーム動作(尺取り土様移動)
を行なわしめるための保持(ロック)用Aアクチュエー
タ5と進行用アクチュエータ4の片側を保持せしめるた
めのロック金具22およびその反対側を保持せしめるた
めのBアクチュエータ6とロック金具23でZ方向粗動
用インチワーム動作は構成されている。図示の例ではB
アクチュエータ6が縮み、金具23は進行用アクチュエ
ータ4の試料取付サイ眉、 ドを動かない様に寺持し、一方のAアクチュエータ5は
伸びその金具22は進行用アクチュエータ4から離れた
状態、すなわち該アクチュエータ4の試料取付面と反対
側は動きが自由な状態となっていることを示している。
なお、実際のSTM機構は、XおよびY方向の粗動機構
を有し、Z方向粗動機構との組合せで試料面の任意座標
面へ探針2を移動し接近させ得る構造となっている。
第3図は2方向微動アクチユエータの動きを説明する図
である。一般に微動用アクチュエータは高分解能を得る
ためにも最大可動(微動)ストロークQzは小さいもの
が選定され、本実施例においては100人〜400人(
10ナノメータ〜40ナノメータ)のピエゾを使用した
。探針2と試料3の間隔は約10人に保たれ、その状態
で探針を掃引すると、試料3の表面凹凸に倣うような軌
跡24を描きなから探針2は掃引される。
第1図は回路ブロック図である。試料3は接地電位であ
り、トンネル印加電圧Vcは検出抵抗R7を経て探針2
に接続されている。この状態でインチワームコントロー
ラ14のシーケンス(第5図を用い、後で説明する)に
従い、Z粗動用(進行用)アクチュエータ4.保持用ア
クチュエータ5および6をピエゾドライバアンプ16゜
17.18で伸び縮みさせながら、探針2と試料3を接
近させてゆき、10人程度に近ずくと探針と試料間にト
ンネル電流It が流れる。このトンネル電流Itは検
出抵抗Rtによって電圧に変換され、計測用アンプ7で
増幅し、目標トンネル電流値V、どの差をとり、電流/
間隙変換回路8を経て探針2と試料3との目標間隔誤差
信号Δ2となる(米国特許第4,343,993で述べ
られているように、トンネル電流と間隙との関係が非線
形であるため、上記変換回路8を用いて線形信吟に戻す
必要が生じる)。この目標誤差Δ2がゼロとなるように
即ち試料3と探針2との間隙が一定となるように、Δ2
用ピエゾドライバアンプ9で増幅し、2方向微動用アク
チユエータを駆動する。一方、上記ピエゾドライバアン
プ9の出力信号、即ち2方向微動用アクチユエータ1の
伸び縮み情報は。
アッテネータ10で所定の値に減衰させたものをモニタ
TV19にて明暗表示させるとともに、ローパスフィル
タ11で掃引時の高周波成分(試料而の微、細な凹凸情
報成分)を除去したZ方向微動用アクチュエータ1への
印加電圧増加値(該アクチュエータ1の可動範囲におけ
る平約長さ)と上記アクチュエータ1への目慄印加電圧
値(目標伸び寸法)Vcとの差分信号(2アクチユエー
タへの目標印加電圧誤差成分ΔV)は、増幅f+12゜
切換スイッチ13を経て、インチワームコントローラ1
4から指令に基づきZ方向粗動用アクチュエータ4を伸
び縮みさせるためのDAコンバータ15の出力信号と合
成され、ピエゾドライバアンプ16人力し2方向粗動用
アクチユエータ4を駆動しくこのとき、保持機構はAが
ロック状態でBは解放状態でなければならない)、z方
向微動用アクチュエータ1への印加電圧が低周波領域で
一定となるようにサーボされる。
第4図は、第3図で説明した2重サーボ構造に対する補
足説明をするための微動用アクチュエーりの可動範囲Q
 zと粗動用アクチュエータQ4との関係を示したもの
である。微動用アクチュエータ1の可動範囲QZは第3
図の説明でも述べたように検出分解能を向上させるため
に小さな値(100人〜400人)となっている。一方
、粗動用のZ方向アクチュエータ(インチワーム機構の
進行用アクチュエータ)は、試料と探針とを素早く接近
させるために大きな可動範囲(実施例ではQ−&= 1
0 μm 〜20 μm)を有している。ここで試料3
が角度Oなる値でホルダに固定されている場合を想定す
ると、探針2が掃引されたとき、Z方向微動用アクチュ
エータ1の可動範囲Qzではサーボの限界を越えてしま
い、測定不可能になるかもしくは試料3と探針2とが衝
突してしまうことになるため、可動範囲の大きい粗動用
アクチュエータを用いて前記θ成分をキャンセルさせる
べく作用するサーボループが必要となる。
第5図は、試料と探針とを2重す−ボループ系動作をさ
せるに当って最適な状態へ自動接近させるための流れ図
であり、第1図を1部参照しながら以五に説明する。先
ず自動接近シーケンスを作動させる前に付加したループ
系を開放状態にする31(第1図の切換スイッチ13を
OFF側にする)。インチワームのA側保持機構用アク
チュエータ(第1図の5)への印加電圧をゼロにするこ
とによってA側を保持状態にし32、B側保持機構用ア
クチュエータ(第1図の6)へ電圧(〜100v)を印
加することによりB側の保持状態を解除しておき33、
Z方向粗動(進行)用アクチュエータ(第1図の4)へ
ステップ状に電圧(〜100V)を印加せしめることに
よって該アクチュエータを素早く伸長させ34、トンネ
ル電流Itが流れ始めたか否かを判定し35、未だ流れ
ていなければB側保持機構用アクチュエータへの印加電
圧をゼロにすることによりB側を保持状態にし36、A
側保持機構用アクチュエータへ電圧(二100V)を印
加しA側保持を解除しておき37、zm動用アクチュエ
ータに印加していた電圧を急速にゼロにすることによっ
て該アクチュエータを速やかに短縮せしめ38、その後
A側を保持状態にする作業32へ戻るループを形成する
。この32から38のループを1回流る毎にZ方向粗動
用アクチュエータが印加され電圧によって伸びた量(実
施例では約10〜20μm)だけ探針(第1図の2)方
向へ進むことになり、試料と探針は急速に接近してゆき
、トンネル電流I。
が流れ出す間隔(〜10人〜20人)にまで近づいたと
き前記32〜38のループを判定作業35のところで脱
出し、同時にZ粗動用アクチュエータを速やかに短縮さ
せ39.その後、微小ステップ階段波電圧を2粗動用ア
クチユエータに印加させることによって1ステツプ相当
の微小変位ずつ該アクチュエータを伸し始め(実施例で
は1ステップ当り約1.5 人相当)40、トンネル電
流丁。
が流れ出すまで上記アクチュエータへの印加電圧増加を
続け41、トンネル電流Itが流れ始めた時点で該アク
チュエータへの印加電圧増加作業を中断し、Z粗動用ア
クチュエータの可動範囲の中心値もしくは目標値から中
断時点における該アクチュエータへ印加されている電圧
値との差分ΔZを計算しておき42.その後Z粗動用ア
クチュエータを短縮しておく43゜先に計算しておいた
ΔZが正であるか負であるかを判定し44、もし正であ
ればZ粗動用アクチュエータの伸びが該アクチュエータ
の可動範囲の中心値(目標値)よりも短かいことを示し
ており、そのt(ΔZ)だけ後退させることにより上記
粗動用アクチュエータの可動中心に自動接近させること
が可能となり、このΔZだけ後退させるフローを45〜
50で示す。
即ちB保持機構を保持し45、A保持機構を解除46す
ることにより持ち替えを行い、2粗動用アクチユエータ
にΔZ該当の電圧を印加し47.Aの保持48、Bの解
除49を行って元の保持状態に戻したのち、上記Z粗動
用アクチュエータへの印加電圧をゼロにする。また、判
定作業44によってΔZが負と判定した場合は、トンネ
ル電流Itが流れ始めた時点の2粗動用アクチユエータ
の伸びは該アクチュエータの可動範囲の中心値(目標値
)よりも長くなっていたことを示しており、前記45〜
50のフローと逆の動作、即ちΔ2相当だけ該アクチュ
エータを伸ばしておく必を一′。
要が生じていることを示しており、Δz i it z
粗動用アクチュエータを伸し51.B保持52、A解除
53の実行で保持機構をつかみ替えた後、F記粗動用ア
クチュエータの伸びをゼロに戻し54、今度はA保持5
5、B解除56で再び試料サイドがフリーとなる状態に
戻しておく、この様にインヂワーム機構をノーマライズ
(作業42〜作業56のフロー)しだ機構を用いて、Z
粗動用アクチュエータをゆっくりと伸し始め57、トン
ネル電流1.が流れ出したことを確認し58.さらに2
方向微動用アクチユエータの伸びが該アクチュエータ可
動範囲の中心(もしくは設定目標点)になるまで上記ア
クチュエータを伸し続け、上記可動範囲の中心に達した
ときに59.そのままの印加電圧を保持させ60.2重
ループ系を作動させる61 (第1図のスイッチ13を
ONの位置にする)。もちろん該フロー図において、試
料と探針とを自動接近させるだけで良い場合、即ち2粗
動用アクチユエータの動作点を該アクチュエータの可動
範囲の中心ヘセツテインする必要のない場合は作業42
から作業56のフローを除去すれば良いことになる。
第6図は第1図のブロック図における検出電流(または
他の物理量、例えば圧力、静電容量、温度、光など)を
増幅する計測用アンプ7を具体化した回路図である。試
料3の表面構造によって、トンネル印加電圧V、が正電
位の方が良い場合と負電位の方が良い場合どがあり、該
印加電圧Viはボリューム25によって正および負の値
を任意に設定することが可能となっており、オペアンプ
28および29は上記極性切換えに対処するための絶対
値化回路を構成している。試料3と探針2との間には検
出抵抗Rt を介してトンネル電圧V、が印加され、R
oと探針2との交点は、R7の近くに配置したダミー抵
抗R1’のリード線と共に、2芯シールド線26を用い
て差動型アンプ27の■入力およびO入力に接続し、電
源誘導等のコモンモード雑音が除去された信号成分が該
アンプ27から出力され、DJ、、D!の作用で検波し
、オペアンプ29によって給体値出力(本図では正方向
出力のみ)となる。ここでR1−Rlは同じ値となって
いる。なお、トンネル電圧Vtが片極性のときには上記
したオペアンプ28.29による絶対値回路部は省略可
能である。
なお、第1図で示す第1の実施例のブロック図において
、スイッチ13のON側接点に、事前に測定しておいた
試料傾きなどに対する補正値を挿入することによって、
該ループをフィードフォワード系として使用することに
よって探針掃引速度−向上を計ることも可能である。
実施例2 第7図は第2の実施例であり、第1の実施例における2
方向微動用アクチユエータ(第1図の1)k省略し、Z
方向粗動用アクチュエータ4に微動機能をも兼用させた
方式となっている。第1図との相異点は微動用アクチュ
エータ1を使用せず、電流/間隙変換回路8の出力信号
Δ2をアッテネータ回路30で減すいさせ、スイッチ1
3の出力信号とDAコンバータ15の出力信号との加算
点へ更に加算し、ピエゾドライバ16を駆動せしめてい
る。この第2の実施例においては、可動範囲の大きいZ
粗動用アクチュエータを微動用とじても兼用した、周波
数帯域の異なる2重サーボ系を構成することになり、ピ
エゾアクチュエータ固有のヒステリシス特性等により分
解能は悪くなるものの簡憤な機構構成で試料3と探針2
とが衝突したり離れすぎたりというトラブルを回避する
ができる。また、ヒステリシス補正回路をループ内に更
に付加せしめることによって分解能の低下もある程度防
ぐことも可能である。
実施例3 第3の実施例を第8図、第9図に示す。−膜内に走査型
トンネル電子顕Wi鏡(STM)などの装置で、探針の
上下方向軌跡を明暗像・鳥かん像または等高線像などと
して表示するに当っては、第1図実施例の記述では省略
したが、実際には、上記探針の上下方向軌跡信号をディ
ジタル化(量子化)し、メモリに蓄え、必要に応じて計
算機処理などを行なったのち、アナログ信号に戻しモニ
タ表示している。
第8図は第3の実施例の原理を示すものである。
たて軸は2方向微動用アクチユエータの微動量(ΔQz
)を示し、横軸はX(またはy)方向への掃引量を示し
ており、掃引にともなって探針のZ方向軌跡24がどう
なるかを示したものであり。
小さなサイン波形状の上下動が測定すべき試料面の凹凸
状態を示し、軌跡波形24が全体として右下りとなって
いるのは資料の傾きまたは歪などが存在していることを
、極端な状態で例示している。
上記軌跡波形24の小さな山と谷の関係を調べる(観測
する)ことが主な目的となるため、最も分解能を上げる
にはその山を上限とし、谷を下限とするような量子化範
囲に設定すれば良い(例えば8ビツトに量子化する際に
その範囲を100人としたときには0.39人、10人
を量子化範囲に設定したときには0.039人がそれぞ
れの量子化最小単位となる)が、図示の波形24のよう
に全体的にシフトしてゆく場合には、その設定範囲を広
くしておかなければならず1分解能の低下を余儀なくさ
れてしまう。そこで波形24のシフト量を検出し、量子
化範囲を自動的にシフトさせることよって分解能の低下
を防止することが可能となる。
第9図は上記に説明した第3の実施例のブロック図であ
る。探針2と試料3との間にトンネル電圧■、を検出抵
抗R7を介して印加し、トンネル電流工、成分は計測用
アンプ7で増幅し、目Js電流値vlで減算し、電流/
間隙変換回路8で間隙情報に変換し、ピエゾドライバ9
を経て2方向微動用アクチユエータ1を電流工、が一定
となるように駆動する。一方、上記変換回路8の間隙信
号出力は、オフセット電圧Vt を差し引き、クリッパ
増幅器70を経てADコンバータ71の入力信号となる
が、低周波のシフト成分をキャンセルさせるため、前記
ピエゾドライバ9の出力をアッテネータ10で減すいさ
せ、ローパスフィルタ11で観測すべき信号成分周波数
を除去し、2アクチユエータの目標伸び値電圧vcを差
し引いた成分。
即ち初期値からのシフト成分を前記クリッパアンプ70
への入力信号から差し引くことによって量子化範囲が自
動シフトされる。なお、ADコンバータ71で変換した
ディジタルデータは2次元メモリ72へ順次記憶してゆ
き、必要に応じて計算機73で画像処理などを行い、D
Aコンバータ74を用いてアナログ信号に戻し、モニタ
テレビまたはXYプロッタなどへ出力する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、シリコンウェハなどの比較的大面積で
かつ表面精度の余り良くない試料についても、オングス
トローム(人=10−10メートル)以下の分解能でそ
の表面状態を観測し測定することが容易にできる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の回路ブロック図、第2図はST
M走査機構系の概念図、第3図は2アクチユエータの可
動範囲説明図、第4図は微動用と粗動用のアクチュエー
タの可動範囲関係図、第5図は自動接近のための流れ図
、第6図はトンネル電検出回路図、第7図は第2の実施
例を示す回路ブロック図、第8図は第3の実施例の原理
図、第9図は第3の実施例を示す回路ブロック図である
。 1・・・2方向微動用アクチユエータ、2・・・探針、
3・・試料、4・・・Z方向粗動用アクチュエータ、7
・・・計測1■アンプ、8・・・電流/間隙変換回路、
9・・・Z用ピエゾドライバ、11・・・ローパスフィ
ルタ、13・・・切換スイッチ、15・・・2用DAコ
ンバータ。 ?電友同脩夛捩可各 第 図 L−一射U勤用イ47−&桟機ニ 軌跡 第 図 不 図 I5 4θρモ〈イnhMアス≠ユL−タQ町at匣lρt/
A ZOθA 図 芳 図 2を 華 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水平方向掃引手段、垂直方向掃引手段及び高さ方向
    微動手段を有し試料と探針の相対位置を変化させる三次
    元駆動機構と、上記探針と試料との間に電圧を印加する
    手段と、上記探針に流れる電流を一定とするように上記
    高さ方向微動手段を制御する手段と、上記高さ方向微動
    手段の上下方向微動量に基づき上記試料表面の状態を表
    示する手段とを有する表面測定装置において、上記試料
    と探針間の距離を粗く調節する高さ方向粗動手段と、上
    記高さ方向微動手段の駆動信号の低周波成分を抽出する
    手段と、該低周波成分を上記高さ方向粗動手段の駆動信
    号とする手段を有することを特徴とする表面測定装置。 2、水平方向掃引手段、垂直方向掃引手段及び高さ方向
    微動手段を有し、試料と探針の相対位置を変化させる三
    次元駆動手段と、上記探針と試料との間に電圧を引加す
    る手段と、上記探針に流れる電流を一定とならしめるよ
    うに上記高さ方向微動手段を制御する手段と、上記探針
    の上下方向微動量に基づき上記試料表面の状態を表示す
    る手段を有する表面測定装置において、上記試料と探針
    間の距離を粗く調節する高さ方向粗動手段と、上記探針
    と試料間の距離の変動または予測変動量計算値を記憶す
    る2次元メモリと、該メモリからの出力に基づき上記高
    さ方向粗動手段をフオワード制御する手段とを有するこ
    とを特徴とする表面測定装置。 3、水平方向掃引手段、垂直方向掃引手段及び高さ方向
    駆動手段を有し試料と探針の相対位置を変化させる三次
    元駆動手段と、上記探針と試料との間に電圧を引加する
    手段と、上記探針に流れる電流を一定とならしめるよう
    に上記高さ方向駆動手段を制御する手段と、上記探針の
    上下方向微動量を量子化回路で量子化してデータ処理し
    、試料表面の物理情報を得る手段を有する表面測定装置
    において、上記高さ方向駆動手段の上下方向微動量のう
    ち時間軸に対してゆるやかに変動する成分を上記量子化
    回路のオフセット印加電圧として印加する手段を有する
    ことを特徴とする表面測定装置。 4、請求項1又は2記載の表面測定装置において上記高
    さ方向粗動手段を用いて上記探針先端と試料とを上記微
    動手段の可動範囲内に接近させる自動接近手段は、上記
    探針の位置が上記可動範囲の一定点となるように動作す
    ることを特徴とする表面測定装置。 5、請求項1及至4のうちいずれかに記載の表面測定装
    置において、前記探針に流れる電流を絶体値化する回路
    を有することを特徴とする表面測定装置。 6、水平方向掃引手段、垂直方向掃引手段及び高さ方向
    駆動手段とを有し試料と探針の相対位置を変化させる三
    次元駆動手段と、上記探針により検出される物理量が一
    定となるように駆動信号を与えて上記高さ方向駆動手段
    を制御する制御手段と、上記高さ方向駆動手段の駆動信
    号に基づき上記試料表面の情報を得る表面測定装置にお
    いて、上記高さ方向駆動手段は粗動手段と微動手段とに
    より構成され、上記制御手段は、上記駆動信号を高周波
    数成分と低周波数成分に二分する手段と、上記低周波数
    成分に基づき上記粗動作手段を駆動する手段と、上記高
    周波数成分に基づき上記微動手段を駆動する手段とを有
    することを特徴とする表面測定装置。
JP15469588A 1987-10-09 1988-06-24 表面測定装置 Pending JPH025339A (ja)

Priority Applications (5)

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JP15469588A JPH025339A (ja) 1988-06-24 1988-06-24 表面測定装置
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012528341A (ja) * 2009-05-28 2012-11-12 ザ リサーチ ファウンデイション オブ ステイト ユニバーシティー オブ ニューヨーク 測定プローブ及びその構成方法
TWI451981B (zh) * 2007-11-26 2014-09-11 Mitsubishi Pencil Co mechanical pencil

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