JPH0252806B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0252806B2 JPH0252806B2 JP1287482A JP1287482A JPH0252806B2 JP H0252806 B2 JPH0252806 B2 JP H0252806B2 JP 1287482 A JP1287482 A JP 1287482A JP 1287482 A JP1287482 A JP 1287482A JP H0252806 B2 JPH0252806 B2 JP H0252806B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curved surface
- point
- work
- point support
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000004441 surface measurement Methods 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000004438 eyesight Effects 0.000 description 1
- 238000009659 non-destructive testing Methods 0.000 description 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 1
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B5/00—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
- G01B5/20—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring contours or curvatures
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Machine Tool Copy Controls (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、例えば水車ランナやポンプインペラ
等の大物製品における自由曲面の計測作業或は研
削作業等の自動化を行ない得るようにした曲面倣
い作業装置に関する。
等の大物製品における自由曲面の計測作業或は研
削作業等の自動化を行ない得るようにした曲面倣
い作業装置に関する。
一般に、水車ランナやポンプインペラのように
ワーク表面が自由曲面を呈する大物製品において
は、そのワーク表面上の法線方向と位置が連続的
に三次元に変化するため、そのワーク表面の計測
或は研削作業を機械化・自動化するには、設計か
ら出て来る最終形状を基に大形計算機で各々の法
線方向と位置を計算するとともに、その結果を実
現する複雑な機構とその制御装置が必要であり、
膨大な費用と高度な技術が要求される。
ワーク表面が自由曲面を呈する大物製品において
は、そのワーク表面上の法線方向と位置が連続的
に三次元に変化するため、そのワーク表面の計測
或は研削作業を機械化・自動化するには、設計か
ら出て来る最終形状を基に大形計算機で各々の法
線方向と位置を計算するとともに、その結果を実
現する複雑な機構とその制御装置が必要であり、
膨大な費用と高度な技術が要求される。
そこで、従来上記水車ランナやポンプインペラ
等の如き大物製品における自由曲面の計測作業や
研削作業等は、多数の熟練作業者による手作業に
よつて行なわれていた。すなわち、上記自由曲面
の計測作業においては、設計から出て来る最終形
状を基に計測断面に添つたゲージを作成し、対象
ワークにその計測断面に合わせてゲージを当て
て、そのゲージとワーク間の隙間を等ピツチでワ
ークに倣いながら作業者自身によつて測定してい
た。また、研削作業においては、ハンドグライン
ダ等を手に持ち適当な押付力と送り速度でワーク
に倣いながら少しづつ研削していた。
等の如き大物製品における自由曲面の計測作業や
研削作業等は、多数の熟練作業者による手作業に
よつて行なわれていた。すなわち、上記自由曲面
の計測作業においては、設計から出て来る最終形
状を基に計測断面に添つたゲージを作成し、対象
ワークにその計測断面に合わせてゲージを当て
て、そのゲージとワーク間の隙間を等ピツチでワ
ークに倣いながら作業者自身によつて測定してい
た。また、研削作業においては、ハンドグライン
ダ等を手に持ち適当な押付力と送り速度でワーク
に倣いながら少しづつ研削していた。
したがつて、このような作業には高度の技術を
有する熟練者が必要となる。すなわち、上記計測
作業においては、計測姿勢が良く視力があるとと
もに熟練技術をもち、単調な作業に耐え得る人が
要求され、また研削作業においては、粉塵、騒
音、振動等の悪環境下で重労働で単調な作業に耐
え、かつ熟練した技術をもつた人が要求される。
有する熟練者が必要となる。すなわち、上記計測
作業においては、計測姿勢が良く視力があるとと
もに熟練技術をもち、単調な作業に耐え得る人が
要求され、また研削作業においては、粉塵、騒
音、振動等の悪環境下で重労働で単調な作業に耐
え、かつ熟練した技術をもつた人が要求される。
しかしながら、最近特に上述の如き要望にかな
つた技術労働者の維持確保が非常に困難であり、
上述の如き作業を機械的にかつ自動的に行ない得
るとともに、安価で機構が簡単な装置が要望され
ていた。
つた技術労働者の維持確保が非常に困難であり、
上述の如き作業を機械的にかつ自動的に行ない得
るとともに、安価で機構が簡単な装置が要望され
ていた。
本発明はこのような点に鑑み、従来手作業によ
つていた自由曲面の計測作業或は研削作業等の機
械化・自動化を可能とするとともに、安価でかつ
操作が簡単な曲面倣い作業装置を提供することを
目的とする。
つていた自由曲面の計測作業或は研削作業等の機
械化・自動化を可能とするとともに、安価でかつ
操作が簡単な曲面倣い作業装置を提供することを
目的とする。
本発明は、先端にボール軸受を設けるとともに
途中に接触検出器を設けた同一長さの3本の支持
足からなり、その各支持足の基端部或はその延長
線を一点に集めてその一点を頂点とし、先端のボ
ール軸受中心間を等間隔に保持せしめて上記ボー
ル軸受中心間を結んでできる正三角形を底面とす
る直角三角錐状の三点支持部と、互いに直交する
2つの軸線まわりに上記三点支持部を揺動自在に
軸支する揺動部と、三角錐状部の頂点を通りかつ
上記両軸線の少なくとも一方の軸線に直交する軸
線方向に前記揺動部を移動可能に支持する伸縮部
と、前記三角錐状部の頂点を通りその底面に直交
する線上に配設され、前記三点支持部に固定され
た作業機具とを有することを特徴とする。
途中に接触検出器を設けた同一長さの3本の支持
足からなり、その各支持足の基端部或はその延長
線を一点に集めてその一点を頂点とし、先端のボ
ール軸受中心間を等間隔に保持せしめて上記ボー
ル軸受中心間を結んでできる正三角形を底面とす
る直角三角錐状の三点支持部と、互いに直交する
2つの軸線まわりに上記三点支持部を揺動自在に
軸支する揺動部と、三角錐状部の頂点を通りかつ
上記両軸線の少なくとも一方の軸線に直交する軸
線方向に前記揺動部を移動可能に支持する伸縮部
と、前記三角錐状部の頂点を通りその底面に直交
する線上に配設され、前記三点支持部に固定され
た作業機具とを有することを特徴とする。
以下、添付図面を参照して本発明をその一実施
例について説明する。
例について説明する。
第1図は本発明の曲面倣い作業装置の概略系統
図であつて、ロボツトアーム先端またはNC工作
機主軸ヘツド部1(以下ヘツド部1という)に、
そのヘツド部1に直交する矢印α方向に伸縮自在
な伸縮部10の一端が固着されている。この伸縮
部10の先端には上記伸縮部10の伸縮方向αに
直交する矢印β方向およびγ方向とにそれぞれ揺
動自在で、かつ両揺動軸線が一点Oで交差するよ
うに構成した揺動部30が固定され、さらにこの
揺動部30の上記一点O部に先端が対象ワーク表
面Sに三点A,B,Cにて接触する三点支持部5
0が取り付けられている。
図であつて、ロボツトアーム先端またはNC工作
機主軸ヘツド部1(以下ヘツド部1という)に、
そのヘツド部1に直交する矢印α方向に伸縮自在
な伸縮部10の一端が固着されている。この伸縮
部10の先端には上記伸縮部10の伸縮方向αに
直交する矢印β方向およびγ方向とにそれぞれ揺
動自在で、かつ両揺動軸線が一点Oで交差するよ
うに構成した揺動部30が固定され、さらにこの
揺動部30の上記一点O部に先端が対象ワーク表
面Sに三点A,B,Cにて接触する三点支持部5
0が取り付けられている。
すなわち、ヘツド部1の先端下面には、第2図
および第3図に示すように、取付板11を介して
シリンダ12が装着されており、そのシリンダ1
2内には上記ヘツド部1に対して直交する方向に
移動可能でかつスプリング13によつて一方に附
勢されたピストン14が内蔵せしめられている。
上記シリンダ12内壁面にはその縦軸方向に延び
る溝15が形成されており、その溝15に前記ピ
ストン14から突設されたピン16が係合され、
ピストン14がシリンダ12の軸線方向(矢印
α)のみに移動可能としてある。ところで、上記
ピストン14に固着された上部ピストンロツド1
7は前記取付板11およびヘツド部1を貫通して
上方に延びており、その側面にはラツク18が設
けられ、前記取付板11上に支持台19を介して
支承されたポテンシヨメータ20によつて回転駆
動されるピニオン21が上記ラツク18に噛合せ
しめられている。また、ピストン14に装着され
シリンダ12の端壁を貫通する下部ピストンロツ
ド22の先端には接続板23が固着されている。
および第3図に示すように、取付板11を介して
シリンダ12が装着されており、そのシリンダ1
2内には上記ヘツド部1に対して直交する方向に
移動可能でかつスプリング13によつて一方に附
勢されたピストン14が内蔵せしめられている。
上記シリンダ12内壁面にはその縦軸方向に延び
る溝15が形成されており、その溝15に前記ピ
ストン14から突設されたピン16が係合され、
ピストン14がシリンダ12の軸線方向(矢印
α)のみに移動可能としてある。ところで、上記
ピストン14に固着された上部ピストンロツド1
7は前記取付板11およびヘツド部1を貫通して
上方に延びており、その側面にはラツク18が設
けられ、前記取付板11上に支持台19を介して
支承されたポテンシヨメータ20によつて回転駆
動されるピニオン21が上記ラツク18に噛合せ
しめられている。また、ピストン14に装着され
シリンダ12の端壁を貫通する下部ピストンロツ
ド22の先端には接続板23が固着されている。
また、上記接続板23に装着された取付板31
には、前記ピスイン14の移動方向αに直交する
第1の軸線を有する第1の軸32が軸受33,3
3によつて軸支されており、この第1の軸32は
歯車34,35を介してポテンシヨメータ36に
連結され、そのポテンシヨメータ36によつて第
1の軸32の軸線まわりの回転方向(矢印β方
向)の回転角度を検出し得るように構成されてい
る。上記第1の軸32は、第4図に示すように、
その中間部が字状に屈曲せしめられており、そ
の屈曲部32a内に上記第1の軸32の軸線と直
交する第2の軸線を有する第2の軸37が軸受3
8,38によつて軸支され、さらに上記第1の軸
32および第2の軸37の両軸線、並びに前記ピ
ストン14の移動軸線は一点Oで交差するように
配設されている。また、上記第2の軸37も歯車
39,40を介してポテンシヨメータ41に連結
されており(第5図)、このポテンシヨメータ4
1によつて第2の軸37の軸線まわりの回転方向
(矢印γ方向)の回転角度を検出することができ
る。
には、前記ピスイン14の移動方向αに直交する
第1の軸線を有する第1の軸32が軸受33,3
3によつて軸支されており、この第1の軸32は
歯車34,35を介してポテンシヨメータ36に
連結され、そのポテンシヨメータ36によつて第
1の軸32の軸線まわりの回転方向(矢印β方
向)の回転角度を検出し得るように構成されてい
る。上記第1の軸32は、第4図に示すように、
その中間部が字状に屈曲せしめられており、そ
の屈曲部32a内に上記第1の軸32の軸線と直
交する第2の軸線を有する第2の軸37が軸受3
8,38によつて軸支され、さらに上記第1の軸
32および第2の軸37の両軸線、並びに前記ピ
ストン14の移動軸線は一点Oで交差するように
配設されている。また、上記第2の軸37も歯車
39,40を介してポテンシヨメータ41に連結
されており(第5図)、このポテンシヨメータ4
1によつて第2の軸37の軸線まわりの回転方向
(矢印γ方向)の回転角度を検出することができ
る。
ところで、上記第2の軸37には前記第1の軸
32の軸線との交点である点O部に、3方向に突
出し三点支持部50を構成する3本の支持足51
a,51b,51cの基端が固着されている(第
6図、第7図)。上記3本の支持足51a,51
b,51cはそれぞれその先端に回転自在なボー
ル軸受52a,52b,52cを有し、途中に上
記ボール軸受52a,52b,52cが対象ワー
ク表面Sにそれぞれ接触したときその接触を検出
する接触検出器53a,53b,53cがそれぞ
れ設けられた同一長さを有し、各支持足51a,
51b,51cはその中間部を支持板54によつ
て互いに連結固定され直角三角錐状に形成されて
いる。上記支持板54は、前記ボール軸受52
a,52b,52cがそれぞれ対象ワーク表面S
と接触する3点A,B,Cで囲まれた三角形平面
(直角三角錐状部の底面)に平行に設けられてお
り、さらに上記三角形平面の中心Gから垂直に延
びる中心線Hが前記一点Oと交差するとともに、
前記第2の軸37に直交するように形成されてい
る。
32の軸線との交点である点O部に、3方向に突
出し三点支持部50を構成する3本の支持足51
a,51b,51cの基端が固着されている(第
6図、第7図)。上記3本の支持足51a,51
b,51cはそれぞれその先端に回転自在なボー
ル軸受52a,52b,52cを有し、途中に上
記ボール軸受52a,52b,52cが対象ワー
ク表面Sにそれぞれ接触したときその接触を検出
する接触検出器53a,53b,53cがそれぞ
れ設けられた同一長さを有し、各支持足51a,
51b,51cはその中間部を支持板54によつ
て互いに連結固定され直角三角錐状に形成されて
いる。上記支持板54は、前記ボール軸受52
a,52b,52cがそれぞれ対象ワーク表面S
と接触する3点A,B,Cで囲まれた三角形平面
(直角三角錐状部の底面)に平行に設けられてお
り、さらに上記三角形平面の中心Gから垂直に延
びる中心線Hが前記一点Oと交差するとともに、
前記第2の軸37に直交するように形成されてい
る。
一方、上記支持板54に対象ワーク表面Sの計
測装置や研削装置等を装着し得るようにしてあ
る。すなわち、対象ワーク表面Sの計測に際して
は第6図に示すように、前記3点A,B,Cで囲
まれた三角形平面の中心Gを通る中心線上の対象
ワーク表面Sからの垂直距離Lを測定する距離セ
ンサ55がナツト56によつて上記支持板54に
締付固定される。
測装置や研削装置等を装着し得るようにしてあ
る。すなわち、対象ワーク表面Sの計測に際して
は第6図に示すように、前記3点A,B,Cで囲
まれた三角形平面の中心Gを通る中心線上の対象
ワーク表面Sからの垂直距離Lを測定する距離セ
ンサ55がナツト56によつて上記支持板54に
締付固定される。
また、研削作業に際しては、第7図に示すよう
に、上記中心線Hが対象ワーク表面Sと交わる点
Dを研削することができる研削面Fを有する研削
装置60が上記支持板54に装着される。上記研
削装置60は、第8図に示すように、支持板54
に装着し得るエアシリンダ61を有し、そのエア
シリンダ61内に装着され、支持板54に直交す
る軸線方向に摺動し得るピストンロツド62の先
端に、上記エアシリンダの軸線に直交する軸線回
りに回動し得る砥石63を軸支した支持台64が
取り付けられている。そして、上記支持台64に
チエーン65を介して上記砥石63に回転力を与
える駆動モータ66が装着されている。なお、こ
の場合上記エアシリンダ61の軸線が、前記三点
支持部50における三角形平面の中心Gからの垂
線に重なるように構成する。
に、上記中心線Hが対象ワーク表面Sと交わる点
Dを研削することができる研削面Fを有する研削
装置60が上記支持板54に装着される。上記研
削装置60は、第8図に示すように、支持板54
に装着し得るエアシリンダ61を有し、そのエア
シリンダ61内に装着され、支持板54に直交す
る軸線方向に摺動し得るピストンロツド62の先
端に、上記エアシリンダの軸線に直交する軸線回
りに回動し得る砥石63を軸支した支持台64が
取り付けられている。そして、上記支持台64に
チエーン65を介して上記砥石63に回転力を与
える駆動モータ66が装着されている。なお、こ
の場合上記エアシリンダ61の軸線が、前記三点
支持部50における三角形平面の中心Gからの垂
線に重なるように構成する。
次にその作用について説明する。
先ず、対象ワーク表面Sの目標スタート点近傍
にヘツド部1を近づけ、支持足51a,51b,
51cのいずれか2つ以下の先端がワーク表面S
に接触すると、接触検出器53a,53b,53
cの対応するものによつてその接触が検知され、
ヘツド部1の移動が停止せしめられる。(第9図
点線、なおこの場合説明をわかりやすくするため
支持足はその2本のみを示し、自由曲面を直線平
面とした時の状態を示す。) そこで、次に前記ヘツド部1をシリンダ12の
軸線方向(矢印α方向)に移動せしめ、下部ピス
トンロツド22を介して揺動部30を押圧する。
しかして、この揺動部30への押圧力によつて、
三点支持部50が、揺動部30の第1の軸線およ
び第2の軸線まわりに揺動し、全ての支持足51
a,51b,51cの先端が対象ワーク表面Sに
接触する方向に移動する。このようにして全ての
支持足が対象ワーク表面Sに接触すると(第9図
実線)、各接触検出器53a,53b,53cに
よつてその接触が確認され、それと同時にヘツド
部1の移動が停止される。これで、三点支持部5
0は、対象ワーク表面Sに倣つて安定した状態と
なり、その三点支持部50の中心線Hすなわち底
面の中心Gを通る垂線が対象ワーク表面S上の接
触点A,B,C内の法線(対象ワーク表面に直交
する垂線)と一致する。
にヘツド部1を近づけ、支持足51a,51b,
51cのいずれか2つ以下の先端がワーク表面S
に接触すると、接触検出器53a,53b,53
cの対応するものによつてその接触が検知され、
ヘツド部1の移動が停止せしめられる。(第9図
点線、なおこの場合説明をわかりやすくするため
支持足はその2本のみを示し、自由曲面を直線平
面とした時の状態を示す。) そこで、次に前記ヘツド部1をシリンダ12の
軸線方向(矢印α方向)に移動せしめ、下部ピス
トンロツド22を介して揺動部30を押圧する。
しかして、この揺動部30への押圧力によつて、
三点支持部50が、揺動部30の第1の軸線およ
び第2の軸線まわりに揺動し、全ての支持足51
a,51b,51cの先端が対象ワーク表面Sに
接触する方向に移動する。このようにして全ての
支持足が対象ワーク表面Sに接触すると(第9図
実線)、各接触検出器53a,53b,53cに
よつてその接触が確認され、それと同時にヘツド
部1の移動が停止される。これで、三点支持部5
0は、対象ワーク表面Sに倣つて安定した状態と
なり、その三点支持部50の中心線Hすなわち底
面の中心Gを通る垂線が対象ワーク表面S上の接
触点A,B,C内の法線(対象ワーク表面に直交
する垂線)と一致する。
そこで、上記三点支持部50の支持板54に設
けられた距離センサ55によつて、対象ワーク表
面Sからの距離Lを求めるとともに、伸縮部10
と揺動部30のポテンシヨメータ20,36,4
1によつて得られるピストンロツド22の移動量
(矢印α方向)と、第1および第2の軸32,3
7の回転角度(矢印β方向、矢印γ方向)によ
り、対象ワーク表面上の点A,B,C,Dの4点
位置を求めることができる。なお、ヘツド部1の
位置は予め移動することからその位置は検出する
ことができる。このようにして4点A,B,C,
Dが求まれば対象ワーク表面の当該部分の曲率半
径Rおよびその方向を求めることができる。以
下、この動作を順次繰り返すことによつて対象ワ
ーク表面に倣いながら自動的にワーク表面の形状
を測定することができる。
けられた距離センサ55によつて、対象ワーク表
面Sからの距離Lを求めるとともに、伸縮部10
と揺動部30のポテンシヨメータ20,36,4
1によつて得られるピストンロツド22の移動量
(矢印α方向)と、第1および第2の軸32,3
7の回転角度(矢印β方向、矢印γ方向)によ
り、対象ワーク表面上の点A,B,C,Dの4点
位置を求めることができる。なお、ヘツド部1の
位置は予め移動することからその位置は検出する
ことができる。このようにして4点A,B,C,
Dが求まれば対象ワーク表面の当該部分の曲率半
径Rおよびその方向を求めることができる。以
下、この動作を順次繰り返すことによつて対象ワ
ーク表面に倣いながら自動的にワーク表面の形状
を測定することができる。
また、これで求まつた曲率半径Rの方向を基
に、ロボツト本体またはNC工作機械を制御して
ヘツド部1の方向を修正することにより、対象ワ
ーク表面への曲面倣い範囲を拡大することができ
る。
に、ロボツト本体またはNC工作機械を制御して
ヘツド部1の方向を修正することにより、対象ワ
ーク表面への曲面倣い範囲を拡大することができ
る。
さらに、三点支持部50の中心線H上に研削装
置60を装着し、エアシリンダ61によつて砥石
63を対象ワーク表面に一定圧で押付けるととも
に、駆動モータ66を駆動することによつて、対
象ワーク表面Sの点Dを研削することができる。
このとき砥石63の研削面Fは、三点支持部50
の中心線Hに直交しているとともに、対象ワーク
表面S上の法線が中心線Hと一致していることか
ら、対象ワーク表面Sの接線方向と一致すること
になり、目標研削深さの管理を高精度に行なうこ
とができる。このようにして、自由曲面の対象ワ
ーク表面を曲面に倣いながら順次目標の研削深さ
で自動的に研削することができる。
置60を装着し、エアシリンダ61によつて砥石
63を対象ワーク表面に一定圧で押付けるととも
に、駆動モータ66を駆動することによつて、対
象ワーク表面Sの点Dを研削することができる。
このとき砥石63の研削面Fは、三点支持部50
の中心線Hに直交しているとともに、対象ワーク
表面S上の法線が中心線Hと一致していることか
ら、対象ワーク表面Sの接線方向と一致すること
になり、目標研削深さの管理を高精度に行なうこ
とができる。このようにして、自由曲面の対象ワ
ーク表面を曲面に倣いながら順次目標の研削深さ
で自動的に研削することができる。
なお、上記実施例においては3本の支持足51
a,51b,51cの頂を一点Oに集中せしめた
ものを示したが、3本の支持足51a,51b,
51cの基端側を中心線Hに平行に延ばし、それ
らを結ぶ新たな支持板の支持足51a,51b,
51cと第2の軸37間に設け、その支持板の中
心部を上記第2の軸37の点Oに接続してもよ
い。この場合、支持足51a,51b,51cで
囲まれた空間の体積を大きく取ることができ、そ
の空間へ設ける研削機構等の作業能力を拡大する
ことができる。
a,51b,51cの頂を一点Oに集中せしめた
ものを示したが、3本の支持足51a,51b,
51cの基端側を中心線Hに平行に延ばし、それ
らを結ぶ新たな支持板の支持足51a,51b,
51cと第2の軸37間に設け、その支持板の中
心部を上記第2の軸37の点Oに接続してもよ
い。この場合、支持足51a,51b,51cで
囲まれた空間の体積を大きく取ることができ、そ
の空間へ設ける研削機構等の作業能力を拡大する
ことができる。
また、曲率半径Rの計算等が少し複雑になる
が、揺動部の両軸線は必ずしも互いに一点で交差
する必要はない。さらに、前記三点支持部の支持
板中心線上には研削機構等以外に溶接トーチや非
破壊検査用の探触子等を取り付け、計測作業や研
削作業だけでなく、溶接作業等にも応用すること
もできる。
が、揺動部の両軸線は必ずしも互いに一点で交差
する必要はない。さらに、前記三点支持部の支持
板中心線上には研削機構等以外に溶接トーチや非
破壊検査用の探触子等を取り付け、計測作業や研
削作業だけでなく、溶接作業等にも応用すること
もできる。
本発明は上述のように構成したので、従来高度
の熟練を要した作業者による手作業で行なつてい
た例えば水車ランナ、ポンプインペラ等の大物製
品の自由曲面上の計測作業あるいは研削作業等
を、本発明装置によつて簡単に且つ自動的に行な
うことができる。また装置の構成も簡単なため小
形化することができ、挾隘部をもつ対象ワークに
も適用することができる。
の熟練を要した作業者による手作業で行なつてい
た例えば水車ランナ、ポンプインペラ等の大物製
品の自由曲面上の計測作業あるいは研削作業等
を、本発明装置によつて簡単に且つ自動的に行な
うことができる。また装置の構成も簡単なため小
形化することができ、挾隘部をもつ対象ワークに
も適用することができる。
第1図は本発明装置の概略構成斜視図、第2図
は本発明装置の側面図、第3図は伸縮部の縦断側
面図、第4図は揺動部の側面図、第5図は上記揺
動部の底面図、第6図は三点支持部の側面図、第
7図は研削装置を取り付けた三点支持部の側面
図、第8図は研削装置を取り付けた状態を示す3
点支持部の側面図、第9図は作動原理説明図であ
る。 1……ヘツド部、10……伸縮部、12……シ
リンダ、20……ポテンシヨメータ、30……揺
動部、32……第1の軸、36……ポテンシヨメ
ータ、37……第2の軸、41……ポテンシヨメ
ータ、50……三点支持部、51a,51b,5
1c……支持足、53a,53b,53c……接
触検出器、54……支持板、60……研削装置、
S……対象ワーク表面、H……中心線。
は本発明装置の側面図、第3図は伸縮部の縦断側
面図、第4図は揺動部の側面図、第5図は上記揺
動部の底面図、第6図は三点支持部の側面図、第
7図は研削装置を取り付けた三点支持部の側面
図、第8図は研削装置を取り付けた状態を示す3
点支持部の側面図、第9図は作動原理説明図であ
る。 1……ヘツド部、10……伸縮部、12……シ
リンダ、20……ポテンシヨメータ、30……揺
動部、32……第1の軸、36……ポテンシヨメ
ータ、37……第2の軸、41……ポテンシヨメ
ータ、50……三点支持部、51a,51b,5
1c……支持足、53a,53b,53c……接
触検出器、54……支持板、60……研削装置、
S……対象ワーク表面、H……中心線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 先端にボール軸受を設けるとともに途中に接
触検出器を設けた同一長さの3本の支持足からな
り、その各支持足の基端部或はその延長線を一点
に集めてその一点を頂点とし、先端のボール軸受
中心間を等間隔に保持せしめて上記ボール軸受中
心間を結んでできる正三角形を底面とする直角三
角錐状の三点支持部と、互いに直交する2つの軸
線まわりに上記三点支持部を揺動自在に軸支する
揺動部と、三角錐状部の頂点を通りかつ上記両軸
線の少なくとも一方の軸線に直交する軸線方向に
前記揺動部を移動可能に支持する伸縮部と、前記
三角錐状部の頂点を通りその底面に直交する線上
に配設され、前記三点支持部に固定された作業機
具とを有することを特徴とする、曲面倣い作業装
置。 2 互いに直交する2つの軸線は、三角錐状部の
頂点を通る第1の軸線と、その第1の軸線に直交
し、三角錐状部の頂点を通るとともに前記三点支
持部の底面に平行な第2の軸線とからなることを
特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の曲面倣
い作業装置。 3 作業機具は、接触式或は非接触式の距離セン
サーであることを特徴とする、特許請求の範囲第
1項または第2項記載の曲面倣い作業装置。 4 作業機具は、三点支持部の底面に平行な平面
内に研削面を有する研削装置であることを特徴と
する、特許請求の範囲第1項または第2項記載の
曲面倣い作業装置。 5 作業機具は、溶接トーチであることを特徴と
する、特許請求の範囲第1項または第2項記載の
曲面倣い作業装置。 6 伸縮部はロボツトアーム先端部に取り付けら
れていることを特徴とする、特許請求の範囲第1
項乃至第5項のいずれかに記載の曲面倣い作業装
置。 7 伸縮部は、工作機械の主軸ヘツド部に取り付
けられていることを特徴とする、特許請求の範囲
第1項乃至第5項のいずれかに記載の曲面倣い作
業装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1287482A JPS58129311A (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | 曲面倣い作業装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1287482A JPS58129311A (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | 曲面倣い作業装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58129311A JPS58129311A (ja) | 1983-08-02 |
JPH0252806B2 true JPH0252806B2 (ja) | 1990-11-14 |
Family
ID=11817564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1287482A Granted JPS58129311A (ja) | 1982-01-29 | 1982-01-29 | 曲面倣い作業装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58129311A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63251158A (ja) * | 1987-04-08 | 1988-10-18 | Toyota Motor Corp | 自由曲面の機械加工方法および装置 |
JP2577092B2 (ja) * | 1989-08-22 | 1997-01-29 | 日産自動車株式会社 | 研削加工装置 |
JP4612036B2 (ja) * | 2007-10-31 | 2011-01-12 | 三井造船株式会社 | ビームダウン方式太陽光採光装置 |
-
1982
- 1982-01-29 JP JP1287482A patent/JPS58129311A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58129311A (ja) | 1983-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE4238139C2 (de) | Koordinatenmeßgerät | |
JPH0224441B2 (ja) | ||
JP2003513259A (ja) | 可動測定プローブを備えた測定デバイス | |
DE19534535A1 (de) | Koordinatenmeßmaschine | |
US3823482A (en) | Inspection machine having right angle probe units | |
GB2083795A (en) | Manipulator mechanisms | |
US6354012B1 (en) | Device for determining the dimensions of three-dimensional objects | |
US4176455A (en) | Plotting apparatus | |
US4976043A (en) | Precision contour gage | |
US4128943A (en) | Apparatus for controlling inner and outer surfaces, of members of mechanics, and utilization of this apparatus | |
JPH0252806B2 (ja) | ||
JPH01295713A (ja) | ねじ軸有効径のインプロセス測定方法および装置 | |
CN209857862U (zh) | 一种基于Delta并联机构的三坐标测量机 | |
JP2860801B2 (ja) | 三次元自由曲面制御用のリンク機構 | |
JP3858062B2 (ja) | 工作機械の精度測定装置 | |
CN107030548A (zh) | 一种可抛光任意角度金属表面的金属零件抛光机 | |
JPH04129682A (ja) | 多軸ジョイスティック | |
US5643049A (en) | Floating contact gage for measuring cylindrical workpieces exiting a grinder | |
US1169928A (en) | Movable sine-bar. | |
JPH0615584A (ja) | ワーク罫書き装置及びワーク取付装置 | |
CN210834778U (zh) | 一种超声相控探伤仪的工作台 | |
JP2504561B2 (ja) | 形状測定装置 | |
JPS6113208Y2 (ja) | ||
RU211123U1 (ru) | Устройство для измерения геометрии режущей кромки металлорежущего инструмента | |
CN218994211U (zh) | 一种可切削加工的综合型测量台 |