JPH025121Y2 - - Google Patents

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JPH025121Y2
JPH025121Y2 JP17184284U JP17184284U JPH025121Y2 JP H025121 Y2 JPH025121 Y2 JP H025121Y2 JP 17184284 U JP17184284 U JP 17184284U JP 17184284 U JP17184284 U JP 17184284U JP H025121 Y2 JPH025121 Y2 JP H025121Y2
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shaped permanent
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permanent magnet
piston
permanent magnets
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 流体圧シリンダー中のピストンに永久磁石を取
付け、該永久磁石で駆動されるスイツチを外部に
配設することで、ピストンの位置を外部で検出す
ることが行なわれている。本考案は、このように
永久磁石を装備して位置検出を行なうピストンに
おける、永久磁石の実装構造に関する。
〔従来の技術〕
第5図は例えば特公昭47−46840号公報などに
記載されているものと基本的に同じ構成の流体圧
シリンダーを示す断面図である。1は非磁性のシ
リンダチユーブであり、内部に非磁性のピストン
2が内蔵され、該ピストン2には、第6図に示す
ような、リング状の永久磁石3が取付けられてい
る。シリンダチユーブ1の外部には、リードスイ
ツチ4が配設され、ピストン2が、該リードスイ
ツチ4の付近を通過する瞬時に、永久磁石3の磁
界によつて、該リードスイツチ4が動作し、外部
に電気的な検出信号を出力する。即ちピストン2
の位置を、非接触式に検出することができる。
ところで永久磁石3は、第6図のように、一方
の端面がN極に、他方の端面がS極にそれぞれ着
磁されている。このようなリング状の永久磁石3
をピストン2に装着するには、第7図のようにピ
ストン2を分解できない構造の場合は、永久磁石
3をゴム磁石のように柔軟性のある材料で構成す
ると共に、1個所にスリツト5を入れて、開閉可
能とし、このスリツト部を開いて、ピストン2の
小径部2aをはめ込むことで組み立てられる。こ
のようにスリツト5を入れると、スリツト5の両
側は同じ極性になるため、互いに反発し合い、矢
印a3,a4で示すように常時スリツト5を開く方向
の力が発生して径を拡大する傾向にあり、組み立
てにくく、且つスリツトが発生することにより磁
気特性が劣化するため、好ましくない。しかもス
リツト5を開閉可能にするには、ゴム磁石などに
材料が制限されるので、外部のリードスイツチ4
を駆動するのに充分な磁界を得ることが困難で、
大型の磁石を用いなければならない。
第8図のように、ピストンをフランジ部2bと
押さえリング2cに分割し、小径部2aをリング
状永久磁石3中に挿入し、押さえリング2cの上
から、ナツト7をピストンロツド内端のオネジ6
aに螺合させる構成にすれば、第6図のリング状
永久磁石3をそのまま使用できる。ただしこの構
成は、小型のシリンダーには適するが、シリンダ
チユーブ1の口径の大きい大型シリンダーでは、
大径の永久磁石の製作が困難なため、大型シリン
ダーには適しない。即ち永久磁石を製造するに
は、磁性材料とバインダーとからなる合成樹脂を
混合し溶解して金型に充填し、強力な磁場をかけ
た状態で、硬化させ磁束の方向を一方向に揃える
という、特殊な成型機が必要なため、口径の大き
なリング状永久磁石を得ることは困難である。
そのため口径の大きな流体圧シリンダーでは、
第9図のように、ピストンロツド6の外端に、リ
ミツトスイツチ8a,8bを配設し、ピストンロ
ツド6の先端が、該リミツトスイツチ8a,8b
の側方を通過する時点で、該リミツトスイツチ8
a,8bを駆動するという、機械的な検出機構に
しなければならない。
本考案の技術的課題は、従来の位置検出式ピス
トンにおけるこのような問題を解消し、大口径の
永久磁石をピストンに実装可能とすることで、無
接触式にピストン位置を検出可能な、大口径の流
体圧シリンダーを実現することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この問題点を解決するために講じた本考案によ
る技術的手段は、流体圧シリンダーのピストンの
外周に、リング状に永久磁石を配設し、シリンダ
チユーブの外側に配設した磁気検出手段で、該永
久磁石の通過を検出するピストン位置検出式の流
体圧シリンダーのピストンにおいて、円弧状の永
久磁石を複数個円周方向に配設することでリング
状永久磁石を構成すると共に、このように複数個
の円弧状永久磁石からなるリング状永久磁石を複
数組用い、それぞれのリング状永久磁石の側面同
士を密着させてピストンの軸心と平行方向に重
ね、かつ重ね合わせ面が互いに異なる磁極となる
ように着磁すると共に、片方の組の1つの円弧状
永久磁石を隣接する他方の組の2つの円弧状永久
磁石に跨つて重ねることで、各円弧状永久磁石の
円周方向の突き合わせ面同士が揃わないように、
ずらして配置した構成を採つている。
〔作用〕
この技術的手段によれば、円弧状の永久磁石を
円周方向に配設することでリング状の永久磁石を
構成するため、シリンダチユーブの口径が大きい
場合は、各円弧状永久磁石の曲率半径を大きくす
ると共に、該円弧状永久磁石の個数を増やすだけ
で、大口径のリング状永久磁石を容易に構成する
ことができ、リング状永久磁石の大きさが制限さ
れない。また互いに側面で重ねられたリング状永
久磁石は、重ね合わせ面の極性が逆になつている
ので、隣接する組の円弧状永久磁石の側面同士が
吸着し合う。しかも、各リング状永久磁石ごと
に、円周方向の突き合わせ面がずらして配置され
ているので、円弧状永久磁石の組み合わせでリン
グ状永久磁石を構成しているにも拘わらず、各円
弧状永久磁石がバラバラになるようなことはな
く、組み立てが容易である。なお永久磁石の組み
立てに際しては、例えばA組の円弧状永久磁石と
B組の円弧状永久磁石とを、1個ずつ互い違い
に、ピストンの外周に配設していくことで、容易
に組み立てることができる。
また特に、互いに重ねられた円弧状永久磁石同
士が前記のように側面で吸着することで、各円弧
状永久磁石の突き合わせ面間での反発力は発生し
なくなり、前記の円弧状永久磁石の側面間の吸着
力として作用する。そのため、同一リング状永久
磁石内での各円弧状永久磁石の組み立てを阻害す
る要因もなく、容易に組み立てることができる。
こうしてリング状に組み立てられた永久磁石の
両端面からは、スリツトが無いため全周にわたり
均一の磁束が発生するので、シリンダチユーブの
外側の磁気検出手段は、ピストンが通過する際
に、前記磁束で駆動され、ピストンの位置検出が
行なわれる。
〔実施例〕
次に本考案による位置検出式ピストンが実際上
どのように具体化されるかを実施例で説明する。
第1図は本考案による組み立て式のリング状永久
磁石を示す斜視図、第2図は該組み立て式リング
状永久磁石の一部拡大斜視図、第3図は該リング
状永久磁石が実装された流体圧シリンダーの断面
図である。図示例では、Aの組とBの組の2組の
リング状永久磁石を、ピストン2の軸心と平行方
向に重ねることで、リング状永久磁石が構成され
ている。A組のリング状永久磁石は、円弧状の永
久磁石A1,A2,A3,A4を円周方向に配設
することで構成され、B組のリング状永久磁石
は、円弧状の永久磁石B1,B2,B3,B4を
円周方向に配設することで構成されている。これ
らの円弧状永久磁石A1,A2…,B1,B2…
は総て同じ形状になつている。A組のリング状永
久磁石とB組のリング状永久磁石が側面で重ねら
れる。円弧状永久磁石A1…A4,B1…B4
は、ロツドカバー9側がN極に、ヘツドカバー1
0側がS極となるように、着磁されている。その
ため、A組の円弧状永久磁石とB組の円弧状永久
磁石とでは、重ね合わせ面11における極性が逆
になる。即ちA組の円弧状永久磁石A1,A2…
はN極となつているのに対し、B組の円弧状永久
磁石B1,B2…はS極となつている。そのた
め、A組の各円弧状永久磁石A1,A2…とB組
の各円弧状永久磁石B1,B2…とは、矢印a1
a2方向の吸引力で互いに吸着される。同一組内に
おける隣接円弧状永久磁石例えばA1とA2との
突き合わせ面12では、本来第7図で説明したよ
うに矢印a3,a4方向の反発力が発生するはずであ
るが、前記の矢印a1,a2方向の吸着力が発生する
ことで、この反発力は発生しなくなる。したがつ
て隣接する円弧状永久磁石間の突き合わせ面12
では、反発力も吸引力も発生しない。
そのため、A組の円弧状永久磁石の突き合わせ
面12とB組の円弧状永久磁石の突き合わせ面1
2とが一致すると、円周方向の結合力が得られ
ず、円弧状永久磁石がバラバラになる。ところが
A組の各円弧状永久磁石A1,A2…の突き合わ
せ面12とB組の各円弧状永久磁石B1,B2…
の突き合わせ面12とは、円周方向にずらして配
置されている。そのため、例えばB組の円弧状永
久磁石B1とA組の円弧状永久磁石A1とが重ね
合わせ面11で吸着され、該円弧状永久磁石A1
とB組の次の円弧状永久磁石B4とが重ね合わせ
面11で吸着される。以下同様にして、B4とA
2,A2とB3というように、1つの円弧状永久
磁石が他の組の隣接する2つの円弧状永久磁石に
跨つて吸着される構成となつている。その結果、
突き合わせ面12で吸着力が発生しなくても、各
円弧状永久磁石がバラバラになることはない。
なお組み立てに際しては、ピストン2の外周の
円周方向溝13中において、円弧状永久磁石B
1,A1,B4,A2,B3の順に、互い違いに
配設していくことで、容易に組み立てることがで
きる。必要に応じ、各円弧状永久磁石の隣接面に
接着材を塗布することもできる。また第4図のよ
うに、各円弧状永久磁石の外周にはウエアリング
14を巻き付けてもよい。第4図では、円弧状永
久磁石が、A,B,Cの3組重ねられている。な
お15,15はシール用のパツキングである。
このように円弧状永久磁石を組み合わせること
で、リング状の永久磁石を構成しても、重ね合わ
せ面以外の側面、即ちヘツドカバー10側の端面
16はS極、ロツドカバー9側の端面17はN極
のため、両磁極から発生する磁束で、シリンダチ
ユーブ外部の磁気検出スイツチ4が駆動される。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、同一形状の円弧
状永久磁石を複数個組み合わせることで、円弧状
の永久磁石をピストン外周に形成することがで
き、シリンダチユーブの口径が大きくなつても、
何等支障なく実現することができる。しかも材料
の制限を受けることもなく、充分な磁力を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による組み立て式のリング状永
久磁石を示す斜視図、第2図は該組み立て式リン
グ状永久磁石の一部拡大斜視図、第3図は該リン
グ状永久磁石が実装された流体圧シリンダーの断
面図、第4図は位置検出式ピストンの他の実施例
を示す断面図である。第5図以下は従来の位置検
出式ピストンを示すもので、第5図は流体圧シリ
ンダー全体を示す断面図、第6図は一体のリング
状永久磁石の斜視図、第7図はゴム磁石からなる
リング状永久磁石を実装する例の分解斜視図、第
8図は一体のリング状永久磁石を実装する例の分
解斜視図、第9図は従来の流体圧シリンダーの使
用状態を示す側面図である。 図において、1はシリンダチユーブ、2はピス
トン、4はリードスイツチ、A1,A2…はA組
の円弧状永久磁石、B1,B2…はB組の円弧状
永久磁石、11は隣接する組の円弧状永久磁石同
士の重ね合わせ面、12は同じ組内の円弧状永久
磁石の円周方向の突き合わせ面、13ピストンの
永久磁石実装溝をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体圧シリンダーのピストンの外周に、リング
    状に永久磁石を配設し、シリンダチユーブの外側
    に配設した磁気検出手段で、該永久磁石の通過を
    検出するピストン位置検出式の流体圧シリンダー
    のピストンにおいて、円弧状の永久磁石を複数個
    円周方向に配設することでリング状永久磁石を構
    成すると共に、このように複数個の円弧状永久磁
    石からなるリング状永久磁石を複数組用い、それ
    ぞれのリング状永久磁石の側面同士を密着させて
    ピストンの軸心と平行方向に重ね、かつ重ね合わ
    せ面が互いに異なる磁極となるように着磁すると
    共に、片方の組の1つの円弧状永久磁石を隣接す
    る他方の組の2つの円弧状永久磁石に跨つて重ね
    ることで、各円弧状永久磁石の円周方向の突き合
    わせ面同士が揃わないように、ずらして配置した
    ことを特徴とする位置検出式ピストン。
JP17184284U 1984-11-13 1984-11-13 Expired JPH025121Y2 (ja)

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JP17184284U JPH025121Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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JP2007040316A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Smc Corp 環状磁石およびそれを用いた流体圧シリンダ
JP6751916B2 (ja) * 2018-03-23 2020-09-09 Smc株式会社 流体圧シリンダ

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JPS6187207U (ja) 1986-06-07

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