JPH0251062A - 塩化第二鉄液中の遊離酸濃度の測定方法 - Google Patents

塩化第二鉄液中の遊離酸濃度の測定方法

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JPH0251062A JP20190288A JP20190288A JPH0251062A JP H0251062 A JPH0251062 A JP H0251062A JP 20190288 A JP20190288 A JP 20190288A JP 20190288 A JP20190288 A JP 20190288A JP H0251062 A JPH0251062 A JP H0251062A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、塩化第二鉄を含有する水性液特にはエソチン
ダ液中の遊離酸濃度の測定方法に関し、特には自動分析
に容易に適用することのできる測定方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、塩化第二鉄の水性液中の遊離酸濃度の測定方法と
しては、日本工業規格(J [S) K 1447に記
載の方法が利用されてきた。この方法は、本来、塩化第
二鉄液中に不純物として存在する遊離塩酸を測定する方
法であり、塩化第二鉄含有液に中性フッ化カリウム溶液
を加え、よく混合してから3時間放置し、続いて濾過し
てから濾液を水酸化ナトリウム溶液で滴定することから
なる。
塩化第二鉄を主成分とするエツチング液は、各種のプリ
ント基板製品、印刷製品又は有孔金属板製品の製造に広
く利用されている。エツチング処理中には、通常、エツ
チング液中の遊離酸濃度を測定することによる浴管理を
実施する必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
塩化第二鉄(FeCl i)を水中に溶解させると、そ
の一部分は加水分解されて水酸化鉄(Fe(OH)3)
と塩酸とが生成し、式(1) %式%(1) で表される平衡が成立する。この中にフッ化カリウムを
添加すると以下の反応が起きる。
FeC(ls +3KF  −FeF3+ 3K(J!
    (2)F13(O)l):l+ 311CN 
+3KF →FeF:++ 3KCJ! +21’1z
Oすなわち、すべての鉄がフッ化鉄(FeF:+)に変
換し、それと同時に塩化第二鉄の加水分解によって生成
した塩酸もすべて消失する。従って、理論的には、この
系中に残存する塩酸があれば、その量は、加水分解に由
来する塩酸ではなく、遊離の塩酸の量を示すことになる
しかしながら、実際には、前記式(1)において生成す
る水酸化鉄はコロイド状で存在するため、これをフッ化
カリウムによってフッ化鉄等に変換する〔前記式(3)
参照〕ためには、かなりの長時間(例えば3時間以上)
放置することが必要である。また、長時間放置した後で
も、フッ化鉄に変換せずに水酸化鉄の形で残存し、従っ
て、系中に存在する塩酸の量が遊離酸の1と正確に対応
しない場合のあることを本発明者は見出した。
また、塩化第二鉄を主成分とする実際のエツチング液に
おいては、エツチング処理の進行に伴って、被処理基板
から各種の不純物例えばニッケル、マンガン、クロム、
銅、鉛等が溶出してくるため、被検上・ノチンダ液は複
雑な系となる。この複雑な被検エツチング液に対して、
その液中の遊離酸の測定に前記のJIS記載の方法(こ
の方法は、本来、純粋と考えられている塩化第二鉄液中
に少量存在することのある遊離塩酸を測定することを目
的としている)を適用すると、滴定の終点が不明確であ
り、測定者による個人差も大きくなる傾向がある。従っ
て、エツチング浴の管理は、浴管理者の経験に基づいて
行われていた。また、JIS記載の方法には前記のよう
な欠点があるので、自動分析に適用して信頼性のあるデ
ータを得ることが困難であった。
従って、本発明の目的は、多様な不純物を含有する塩化
第二鉄の水性液中の遊離酸濃度の測定方法であって、フ
ッ化物添加後に長時間放置する必要がなく、常に水酸化
鉄を残存させずに遊離酸量を正確に把握することができ
、滴定の終点が明瞭であり、測定者間の変動がな(、し
かも自動分析にそのまま適用することのできる測定方法
を保供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的は、本発明により、塩化第二鉄の水性液中の
遊離酸濃度の測定方法において、被検水性液中に存在す
る水酸化鉄を消失させるのに充分な既知量で遊離酸を被
検水性液中に添加し、そして被検水性液中に存在する塩
化第二鉄に対してフッ素がモル比で10倍量以上となり
しかも得られる滴定用被検液全体中の遊離酸濃度が3ミ
リ当量以上となる量で中性フッ化物水溶液を加えて滴定
用被検液を調製することを特徴とする、前記の測定方法
によって達成することができる。
更に、本発明は、前記の第1の測定方法に加えて、以下
の第2の測定方法にも関する。すなわち、本発明は、塩
化第二鉄の水性液中の遊離酸濃度の測定方法において、
被検水性液中に存在する水酸化鉄を消失させるのに充分
な既知量で遊離酸を被検水性液中に添加し、そして被検
水性液中に存在する塩化第二鉄に対してフッ素がモル比
で10倍鼠以上となりしかも得られる希釈液全体中の遊
離酸濃度が3ミリ当量以上となる量で中性フッ化物水溶
液を加えて希釈液を調製し、その希釈液を濾過し、そし
て濾液中の残留フッ素に対して当量以上のカルシウムを
含有する中性カルシウム化合物水溶液を加えて滴定用被
検液を調製することを特徴とする、前記の測定方法にも
関する。
以下、本発明の構成を詳説する。
本発明方法が対象とする、塩化第二鉄の水性液としては
、例えば、塩化第二鉄中に不純物として含まれる遊離酸
く特には遊離塩酸)の量を測定するための水性液、ある
いは塩化第二鉄を主成分として含有する任意のエツチン
グ液が含まれる。このエツチング液中には、一定量の遊
離酸特には遊離塩酸が存在することが要求される。従っ
て、エツチング処理を実施する際には、エツチング処理
槽から、適宜エツチング液を取り出して遊離酸濃度を測
定し、エツチング液中の遊離酸濃度を管理することが必
要となる。
木明細書において「被検水性液」とは、塩化第二鉄を含
有する液それ自体、あるいはその液の一部を測定用とし
て取り出したものを意味する。
前記のJIS K 1447記載の方法によれば、塩化
第二鉄液に中性フッ化カリウム水溶液を加える。
しかしながら、塩化第二鉄水性液中には前記式(1)に
示したように水酸化鉄が存在し、これがコロイド状であ
るため、系中に遊離塩酸が若干存在して前記式(1)の
平衡が左辺側に移動する傾向がある場合であっても、中
性フッ化カリウム水溶液を添加したときに、系中に存在
するすべての鉄がフッ化鉄に変換するのにかなりの時間
が必要であり、あるいは水酸化鉄が残留する場合がある
水酸化鉄の残留は、前記式(1)から明らかなとおり、
加水分解由来の塩酸の残留を意味する。従って、この被
検液を用いて滴定を実施すると遊離酸の量を正確に決定
することはできない。
また、塩化第二鉄水性液中から塩酸がガス状で消失され
ることがあり、この水性液からの被検液を用いて滴定を
実施すると、遊離塩酸量が零で、加水分解由来の塩酸量
が負の値を示す結果が得られることになる。
本発明によれば、予め被検液に既知量の塩酸(被検液中
に存在する水酸化鉄をすべて消失させるのに充分な量、
例えば、水性液中のすべての鉄化合物を塩化第二鉄に換
算して、その塩化第二鉄1gに対して塩酸15可以上、
好ましくは25nw)を添加してコロイド状の水酸化鉄
を消失させる。
すなわち、前記式(1)の平衡を右辺側から左辺側に完
全に移行させてすべての水酸化鉄を塩化第二鉄に変換さ
せ、水酸化鉄が系中に残存しないようにする。こうして
処理した被検液を更に以下の工程で処理してから塩酸量
の滴定を実施し、その滴定値から、予め添加した塩酸量
を差し引いた値が被検液中の遊離塩酸量となる。この値
が負になる場合があるが、これは加水分解によって生成
した塩酸がガス状で消失した量を意味する。
本発明方法においては、前記の遊離酸添加処理を行った
後で、中性フッ化物水溶液を被検液に加える。前記のJ
IS K 1447に記載の方法によれば、塩化第二鉄
液に中性フッ化カリウム水溶液を加えるが、この際に加
えられるフッ化カリウム水溶液の量は、液中に存在する
塩化第二鉄に対してフッ素がモル比で約7.8〜9.3
倍となる量である。しかしながら、本発明者の研究によ
れば、塩化第二鉄液又はエツチング液中の遊離酸濃度を
正確にしかも明瞭に測定するためには、前記のJIS法
でのフッ素添加量では少ないことが分かった。また、前
記のJIS K 1447記載の方法によって被検塩化
第二鉄液を中性フッ化カリウム水溶液で希釈した場合に
、その被検塩化第二鉄液中の遊離酸濃度がエツチング液
に通常必要とされる遊離酸濃度と同程度しか存在しない
とすると、希釈後の滴定用被検液中の遊離酸濃度が低く
なり過ぎることも分かった。
従って、本発明方法においては、遊離酸添加処理後の被
検液を中性フッ化物水溶液で希釈して滴定用被検液を調
製する際に、フッ素量が、前記被検液中に存在する塩化
第二鉄に対してモル比で10倍以上好ましくは11倍〜
17倍となり、しかも遊離酸(特には遊離塩酸)の濃度
が、希釈後の滴定用被検液全体中で3ミリ当量以上好ま
しくは5ミリ当量以上となるように希釈する。
被検液中に存在する塩化第二鉄の量は任意の公知の方法
によって推定または測定することができる。例えば、J
IS K 0102工場排水試験法のr57.2原子吸
光光度法」により全狭量を求め、r57.1゜フェナン
トロリン吸光光度法」により二価の鉄量を求め、その差
を三価の鉄量とし、その値を塩化第二鉄に換算する。
また、希釈後の滴定用被検液全体中の遊離酸濃度を3ミ
リ当量以上とする中性フン化物水溶液の添加量は、予備
試験によって簡単に決定することができる。
本発明方法においては、被検液中の塩化第二鉄の量は必
ずしも厳密に定量する必要はない。また、希釈後の遊離
酸濃度を予想するための前記の予備試験も、厳密に実施
する必要はない。
本発明方法において、添加されるフッ素量が、被検液中
の塩化第二鉄に対してモル比で10倍量未満である場合
には、明瞭な中和滴定曲線が得られない。これは、希釈
後の滴定用被検液中に鉄イオンを始めその他の金属にッ
ケル、マンガン、クロム、銅、鉛等)イオンの一部分が
フッ素との不溶性化合物を形成せずに残留し、そのため
に滴定に悪影響を与えるためと考えられる。一方、フッ
素量が極端に多くなる(例えばモル比で20倍以上)と
、pH測定用電極等を傷めるので好ましくない。
希釈後の測定被検液中の遊離酸濃度が3ミリ当量未満に
なると正確な濃度測定が不可能ないし著しく困難になる
本発明方法で使用する中性フッ化物水溶液としては、例
えばフッ化アルカリ金属、例えばフッ化カリウム、フン
化ナトリウム、フッ化ルビジウムまたはフッ化セシウム
の中性水溶液を挙げることができる。本発明方法では、
被検液中の遊離酸濃度を測定するので、添加する各溶液
は中性であることが必要である。前記のフッ化物水溶液
は、例えばフッ化物(特にはフッ化アルカリ金属)を水
に溶解し、フェノールフタレイン溶液を数滴加え、そし
てこれが紅色を呈する場合には0. I N塩酸を加え
、または紅色を呈しない場合には0.IN水酸化ナトリ
ウムを加えることによって中和して調製する。
中性フン化物水溶液の濃度は特に制限されないが、一般
にはフン化物をフッ素として80〜180g/i、好ま
しくは100〜150g/J含有する濃度で使用する。
前記の本発明による第1の測定方法では、希釈して調製
した滴定用被検液を、通常の方法で中和滴定することに
よって遊離酸濃度を決定する。例えば、被検液にアルカ
リ水溶液例えば水酸化ナトリウム水溶液を滴加し、p1
直増加の変化量をpH電極等で測定する方法、あるいは
予め決めておいたptt値に達するまでに添加したアル
カリ量を測定する方法等があるが、遊離酸濃度の正確な
測定という観点から、前者の方法のほうが好ましい。
本発明の第1の測定方法によれば、従来の方法と比較し
て、滴定操作において被検液に添加したアルカリ水溶液
の一定量に対するpH増加量の値(−広微分値)の変化
を鮮明にとらえることができるので、滴定の終点を正確
にしかも安定して決めることができる。
本発明者は、被検液を中性フン化物水溶液で前記のよう
に希釈した後、その希釈液を濾過し、そして得られた濾
液中に残留するフン素イオンに対して当量以上のカルシ
ウムを含有する中性カルシウム化合物水溶液を加えるこ
とにより、更に有利な滴定用被検液を調製することがで
きることを見出し、本発明の第2の測定方法を完成した
本発明の第2の測定方法では、被検液を中性フッ化物水
溶液で希釈した後、その希釈液を任意の通常の方法例え
ば濾紙で濾過する。この濾過処理によって希釈液中の不
溶性フッ化物例えばフ・ノ化鉄、フッ化カルシウムまた
はフッ化ニッケル等を除去する。
続いて、濾液と中性カルシウム化合物水溶液とを混合す
る。
本発明の第2の測定方法で使用する中性カルシウム化合
物水溶液としては、ハロゲン化カルシウム特には塩化カ
ルシウムの中性水溶液を挙げることができる。このカル
シウム化合物水溶液も前記と同様に中性であることが必
要であり、例えばハロゲン化カルシウムを水に溶解し、
これにフエノ−ルフタレイン数滴を加え、0.IN塩酸
または0.IN水酸化ナトリウムによって中和して調製
することができる。
中性カルシウム化合物水溶液の濃度も特に制限されない
が、一般にはカルシウム化合物をカルシウムとして11
0〜190g/ff、好ましくは130〜170g/6
の量で含む濃度である。
濾液に加える中性カルシウム化合物水溶液の量は、希釈
後の滴定用被検液中の遊離酸濃度が1ミリ当量以上とな
る量であることが好ましい。
濾液中の残留フッ素イオン量は任意の公知の方法で測定
することができる。例えば、JIS K 0102工場
排水試験法のr34.1ランタン一アリザリンコンブレ
キソン吸光光度法」によって行うことができる。
添加されるカルシウム量が少ないと、滴定用被検液中に
フッ素イオンが残留するので好ましくない。従って、添
加されるカルシウム量は残留フッ素イオンに対して当量
以上であることが好ましい。
本発明の第2の測定方法においては、滴定用被検液中の
フッ素イオン濃度が極めて低いので、pl+測定用電極
等を傷めることがなく、また、中和滴定曲線の出発pH
が低くなってpH増加量の変化を一層明確に把握するこ
とが可能となり、更に、遊離酸濃度が低い被検液でも測
定を実施することができる。
本発明の第1および第2の測定方法はいずれも自動分析
に適用することができるが、特に第2の測定方法は自動
分析に適している。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明を更に具体的に説明するが
、これは本発明の範囲を限定するものではない。
実JU生1 市販の塩化第二鉄エツチング液300−でステンレスス
チール1 、000■を55℃で3分間処理した後、こ
のエツチング液を採取して被検工・ノチンダ液とした。
この被検エツチング液の分析結果は以下の第1表のとお
りであった。
男−」−一層 第21 以下の第2表に示すとおり、前記の被検エツチング液に
0. I N塩酸20m1を加え、30秒間振りまぜて
から各種濃度の中性フッ化カリウム水溶液または水によ
って全体を100−に希釈し、1分間振とうした後で滴
定用被検液50−を採取し、0、 I N水酸化ナトリ
ウム水溶液で滴定した。
試料隘1〜隘4およびr1h7に関して得られた中和滴
定曲線を第1図に示す。試料光5および11h6は測定
不能であった。
尖施舅1 実施例1と同様の被検エツチング液2mlに0. IN
塩酸10−を添加し、30秒間振りまぜた後、フッ化カ
リウム(KF) 240 g / lを含む中性水溶液
50m1を加え、1分間振りまぜた後、0. I N水
酸化ナトリウム水溶液にて滴定して、滴定値11 、2
90−を得た。得られた中和滴定曲線を第2図に示す。
一方、前記実施例1と同様の被検エツチング液50−を
技付フラスコに入れ、55℃に加温し、蒸発した塩酸と
水とを0. I N水酸化ナトリウム100m1に吸収
させた。吸収液は110−となった。
この吸収f& 10 mlを採取し、0.IN塩酸で滴
定したところ滴定値は8.1 mjであった。一方、蒸
発残液は40−となり、その残液2+nzを取り、0.
IN塩酸10−を加え、前記と同様に処理した後で0、
 I N水酸化ナトリウム水溶液で滴定して滴定値10
.375m1を得た。この場合の中和滴定曲線を第3図
に示す。
蒸発前及び蒸発後の被検液中の塩酸量、並びに回収され
た塩酸量を計算すると以下のとおりである。
(a)蒸発前被検液(50ml)中の塩酸量:(11,
29−10)  X3.65X     =117.7
  (mg)(b)蒸発残液(40Inり中の塩酸量:
(10,375−10)  x3.65X     =
27.375  (mg)(c)蒸発回収した塩酸量: 1υ (b)  +  (c)  :  103.7胃−支紐 実施例1と同様の被検エツチング液8m7に0.IN塩
酸を4〇−添加して30秒間振りまぜてから、フン化カ
リウム(KF・2HzO) 540 g / lを含む
中性水溶液によって全体を100m1とし、1分間振り
まぜた後、濾過し、濾液50m1を採取し、塩化カルシ
ウム(CaCj! 、 ・2820) 520 g /
 lを含有する中性水溶液50−を加え、約1分間振り
まぜた後、濾過し、濾液50−を採取して、0.IN水
酸化ナトリウム溶液にて滴定した。得られた中和滴定曲
線を第4図に示す。
1考± 市販の塩化第二鉄(3種)から、塩化第二鉄として約5
0%の塩化第二鉄水溶液を調製し、2本の試験管に各々
2−ずつ採取した。その一方にのみ、0.IN塩酸10
−を添加し、30秒間振りまぜた。次に、各試験管にフ
ッ化カリウム(KF・2)120)240g/βを含む
中性水溶液50mZを加え、1分間振りまぜた後、それ
ぞれを0. I N水酸化ナトリウム水溶液で滴定した
。得られた滴定中和曲線を第5図に示す6 滴定曲線から明らかなとおり、0. I N塩酸無添加
の塩化第二鉄液〔第5図(a))の滴定値は0.200
m/であり、従って遊離塩酸濃度の計算値は365■/
lとなる。一方、O,I N塩酸1o−を添加した塩化
第二鉄液〔第5図(b)〕の滴定値は9.11−であり
、この滴定値から0. I N塩酸添加前の塩酸濃度を
計算すると以下のとおり負の値となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は中和滴定曲線である。 第1図 (d) 第 図 第 図 0、IN NaOH水溶液滴定量 (mA) 第 図 ○、IN NaOH水溶液滴定量 第4図 (a) 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、塩化第二鉄の水性液中の遊離酸濃度の測定方法にお
    いて、被検水性液中に存在する水酸化鉄を消失させるの
    に充分な既知量で遊離酸を被検水性液中に添加し、そし
    て、被検水性液中に存在する塩化第二鉄に対してフッ素
    がモル比で10倍量以上となりしかも得られる滴定用被
    検液全体中の遊離酸濃度が3ミリ当量以上となる量で中
    性フッ化物水溶液を加えて滴定用被検液を調製すること
    を特徴とする、前記の測定方法。 2、塩化第二鉄の水性液中の遊離酸濃度の測定方法にお
    いて、被検水性液中に存在する水酸化鉄を消失させるの
    に充分な既知量で遊離酸を被検水性液中に添加し、そし
    て、被検水性液中に存在する塩化第二鉄に対してフッ素
    がモル比で10倍量以上となりしかも得られる希釈液全
    体中の遊離酸濃度が3ミリ当量以上となる量で中性フッ
    化物水溶液を加えて希釈液を調製し、その希釈液を濾過
    し、そして濾液中の残留フッ素に対して当量以上のカル
    シウムを含有する中性カルシウム化合物水溶液を加えて
    滴定用被検液を調製することを特徴とする、 前記の測定方法。
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CN113533629B (zh) * 2021-07-20 2024-03-26 广东先导稀材股份有限公司 一种四氯化碲样品中游离盐酸含量的测定方法

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