JPH02504585A - 動物用飼料箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 動物用飼料箱 本発明は、動物、特に、しかし限定はしないが、豚用の飼料箱に関するものであ る。

公知の豚用の飼料箱の問題点は、飼料がこぼれること、飼料の取入量が一定しな いこと、食べ争うこと及び飼料を汚すことである。これらの問題点は、少なくと も部分的には、飼育中の豚のサイズや形状ばかりでなく、かれらの飼料の食べか た及び集団行動をも考慮していないという飼料供給器の設計上の問題から生じる ものである。

本発明の目的は、このような欠点を解消若しくは緩和することにある。

本発明の１例によると、次のものからなる動物用飼料箱が提供される。即ち、そ れは、横方向の仕切によって個々の部屋に分割された延長部材からなり、且つ、 動物の頭が入れるように構成する個々の部屋の幅及び飼料箱の正面壁の高さ、更 には動物の頭が届く　（リーチする）ように該部屋の内部空間を限定する上部張 出部が、すべて飼料箱を使用する動物に関してアーゴノミックス（動物工学）に 基づいて設計されているものである。

本発明の他の実施例では、次のものからなる動物用飼料箱が提供される。即ち、 それは延長部材からなり、飼料箱の底部は床レベルと同じ高さであり、飼料箱の 正面壁は該床レベルから、予め決めた飼育する動物の予め決められた最小の大き さのものの、最小の胸高さにされており、更に該部材は、下方かつ内方に向かっ て角度を持って延びて床レベルで終わっている内部正面壁、及び下方に向かって 角度を持って延び該平均リーチ（届く距離）の地点で床レベル上の所定の高さの 位置で終わる内部後部壁を有しており、また、上部張出部は延長部材を上方で覆 い、且つ予め設定された平均体重動物の平均首角度で内方かつ下方に延びて、予 め設定された最大動物の最大鼻脳天距離に等しい位置で内部後部壁と出合い、（ 内部後部壁の長さが該鼻脳天距離と等しい）更に、仕切が延長部材に沿って最大 動物の最大肩幅に等しい間隔でスペースを取っているものである。

以下本発明の実施例を、添付の図面を参照して説明する。

第１図は、本発明による飼料箱の正面から側面にかけての斜視図である。

第２図は、第１図に示す飼料箱のＡ−Ａ断面図である。

第３図は、計算式である。

図によると、飼料箱１０は、横仕切１２によって部屋１１に分割された延長部材 である。

該飼料箱は、正面壁１３、及びその傾斜が下方であり箱の内部へ向かっている内 部正面壁１４を有している。また、該箱は、下方へ向かって傾斜し、後方で後部 壁１７に接合する下方壁１６をその一部として有する上部張出部を有している。

後部壁１７は、箱の床１８の床レベル上で所定の高さを残して終わっている。

飼料箱の各部の寸法は、１つの設計基準即ち、第１図及び第２図の図番１から７ として記されている７つの構成単位によって与えられる。その内の６つは、豚の 選ばれた特定のグループに、それぞれ、次に示すように、アーゴノミカリーに関 連している。

桶設計の基準 】　最大豚の鼻から脳天までの最大距離　　　ＮＣ９５２飼料床高さ　　　　　 　　　　　　　　　Ｈ３最小豚の最小胸高さ　　　　　　　　　　ＢＨ３４平均 体重の豚の平均リーチ（届く距離）　　ＢＨ５０５平均体重の豚の平均首角度　 　　　　　　ＮＡ３０６　平均体重の豚の平均頭角度　　　　　　　ＮＡ５０７ 　最大豚の肩の最大幅　　　　　　　　　　ＳＷ９５これらの飼料箱寸法は、第 ３図に示した６つのアーゴノミックスに基づいた構成のそれぞれに関連した計算 式（Ｗは豚の体重、Ｈは床レベル上の飼料の高さ）によって得られる。

Ｈは、既知の値であり、飼料が消費されると後部壁１７の後ろの貯蔵部から供給 されるため、一定値である。これらの式は、対数式に当てはめた体の各部寸法の データを逆に解析することによって導かれたものであり、−１′均の概その値を 表わすもので、体重は同じであるが寸法がすこし違う豚にも適合させるために加 減されている。これらの式から得られた寸法は、所定の範囲内における動物の上 限から下限までの成長の余地を残している。

豚の体重は、一般的には５ｋｇから９０ｋｇであるが、その範囲の豚を一緒に飼 育することはできない。それらは、２又はそれ以上に分割され、豚は次から次に 移される。例えば、５〜１５ｋｇ、１５〜３０ｋｇ、３０〜９０ｋｇの３つの範 囲等である。飼料箱は、所定の範囲内でそれぞれの豚のグループに適合するよう に設計しなければならない。

すでに述べたように、上記の飼料箱は、豚用に設計されているが、飼料箱をアー ゴノミックスに基づいて設計しきれなければ、また、施飼料或いは群における行 動を適当に規制しなければ問題が生じるような他動物にも通用できる。

第１回 国際調査報告 国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．横方向の仕切によって個々の部屋に分割された延長部材１０からなる動物用 飼料箱において、動物の頭が入れるように構成する個々の部屋の幅及び飼料箱の 正面壁の高さ、及び動物の頭が届くように該部屋の内部空間を限定する上部張出 部１５が、すべて飼料箱を使用する動物に関してアーゴノミックス（動物工学） に基づいて設計されているものであることを特徴とする動物用飼料箱。
2. ２．延長部材１０からなる動物用飼料箱であり、そのベースが床レベルであるも のにおいて、その正面壁は該床レベルから、飼育する動物の予め決められた最小 の大きさのものの最小の胸高さにされており、更に、該箱部材は、下方かつ内方 に向かって角度を持って延びて床レベルで終わっている内部正面壁、及び下方に 向かって角度を持って延び、該平均リーチの地点で床レベル上で所定の高さで終 わる内部後部壁を有しており、また、上部張出部は延長部材を上方で覆い、且つ 予め設定された平均体重動物の平均首角度で内方かつ下方に延びて、予め設定さ れた最大動物の最大鼻脳天距離に等しい位置で内部後部壁と出合い、更に、仕切 が延長部材に沿って最大動物の最大肩幅に等しい間隔でスペースを取っているも のであることを特徴とする動物用飼料箱。
3. ３．飼料箱の寸法は、豚の選ばれたグルーブに関して、アーゴノミックスに基づ く基準によって与えられ、該基準は、次の表から得られるものである特許請求の 範囲第１項又は第２項記載の動物用飼料箱。 ＮＣ９５　最大豚の鼻から脳天までの最大距離ＢＨ５　　最小豚の最小胸高さ ＲＥ５０　平均体重の豚の平均リーチ ＮＡ５０　平均体重の豚の平均首角度 ＨＡ５０　平均体重の豚の平均頭角度 ＳＷ９５　量大豚の肩の最大幅
4. ４．それぞれの基準は、第３図に示す計算式によって与えられ、Ｗは豚の体重で あり、Ｈは箱の床レベル上の飼料の高さである特許請求の範囲第３項記載の動物 用飼料箱。