JPH02504478A - 歯科用レーザ - Google Patents

歯科用レーザ

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JPH02504478A JP1503370A JP50337089A JPH02504478A JP H02504478 A JPH02504478 A JP H02504478A JP 1503370 A JP1503370 A JP 1503370A JP 50337089 A JP50337089 A JP 50337089A JP H02504478 A JPH02504478 A JP H02504478A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 歯科用レーザ 発明の背景 I.発明の分野 本発明は大体においてレーザ、具体的には歯のエナメル質と象牙質を取り除き、 歯肉を切るのに特に適した歯科用レーザに関する。
II.従来技術の説明 悪くなった歯のエナメル質や悪くなった象牙質は、伝統的に歯科医によって機械 的なドリルで取り除がれてきた。一方、口の中の悪くなった歯肉は、伝統的に解 剖刀、はさみ等で切り取られてきた。これら両方法とも患者にとって苦痛であり 、その結果はある種の欠陥を伴う。
しかし、歯をレーザ照射に当てて、歯のエナメル質の物理的または化学的性質の 変化があればそれを特定するいくつかの公知の実験が行われている。これら実験 で、エナメル質を形成するヒドロキシアパタイト結晶がレーザを当てると表面で 幾分溶け、虫歯の原因となる種類の酸に対してエナメル質が影響を受は難くなる ことを示している。
しかし、これまでの研究は、レーザがエナメル質に穴を形成するに必要な出力レ ベルが歯を加熱し、パルプ質を損傷して歯神経を殺すので、歯の腐食を除去する ためにレーザを使用できないとも結論している。この理由で、歯の腐食や象牙質 を取り除(ために歯科用レーザがこれまで使用されなかった。これまで使用され たレーザは、本書で提案されるものと異なる態様で操作され、異なるレーザ物質 を使用し、異なる波長であった。
われわれの先行アメリカ特許第4.521.194号で、われわれは歯から初期 の腐食障害を取り除く方法を開示している。このような障害は木質的には歯に形 成される表層欠陥であり、その除去は歯のエナメル質に穴をあけることを必要と しない、更に、そのような用途において、前述の理由で歯のエナメル質や象牙質 に穴をあけるためにレーザを使用すべきでないと考えた。
本発明の要約 本発明は腐食、歯のエナメル質や象牙質を取り除くための装置を提供するもので ある。同じレーザ装置がレーザで歯肉を切るためにも使用できる。
要約すると、本発明はレーザと、ビーム径が50〜2000ミクロン、パルス長 さが数ピコ秒から数ミリ秒、エネルギレベルが−パルスにつき0.1〜100ミ リジユール、パルスの繰返し速さが毎秒1〜200パルスのパルス出力を発生す るようレーザを駆動する手段とを備えている。
別の形では、効果的な歯肉切取りができるように照射を集中させる小さなチップ が使用される。また、レーザは2.0〜3.0ミクロンの波長を持つ出力パルス を発生する。これらの波長は歯のエナメル質や象牙質の除去に特に有効であるこ とが証明されている。また、口の中の歯肉に吸収され易いことも証明されている 。エナメル質に対する照射は、歯をあまり加熱せず、パルプ質や歯神経を損傷せ ずに行える。この波長と上記特質ないしレーザのパラメータを使用したレーザは 、従来の研究で教示されたようにエナメル質を溶かさずに効果的かつ効率的にエ ナメル質に穴を形成することができる。
発明の1形態において、レーザが実質的に2.94ミクロンの波長を持つエルビ ウム処理されたイツトリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)レーザであ ることが望ましい0発明の第2の実施例で、レーザが実質的に2.06ミクロン の波長を持つホリウム処理したクリスタルレーザであることが望ましい、しかし 、他の種類のパルスレーザで代替してもよい。
使用に際し、腐食、エナメル質、象牙質または歯肉が根絶されるまでレーザが繰 り返しパルスされる。更に、実際上、本発明の装置は痛みを伴わずに腐食、エナ メル質および象牙質を取り除くことが判明している。
図面の簡単な説明 本発明は添付図を参照しながら以下の詳細な説明を読むことによってよりよく理 解されよう、いくつかの図面を通して同じ参照符号は同じ部分を示すもので、図 中第1図は本発明の好適実施例の斜視図、第2および3図は本発明の好適実施例 の作用を示す略図、 第4図は第3図の4−4に実質的に沿った横断面図、第5図は第4図と同様な図 だが別の種類の腐食を示す図、 第6図は本発明の改変例を示す部分側面図である。
発明の好適実施例の詳細な説明 先ず第1図を参照すると、本発明の好適実施例の装置が示され、それは作動時に レーザビーム12を発生するレーザlOを備えている。レーザ1oを励起ないし 作動させるために公知の手段11が使用される。レーザビーム12はレンズ13 によってファイバ内に集束される。
レーザ10は、パルス長さが数ピコ秒から数ミリ秒で、エネルギが−パルスにつ き0.1〜100ミリジユールで、パルスの繰返し速さが毎秒1〜200パルス のビームを有するパルス出力を発生する。更に、レーザ1oは2.0〜3.0ミ クロンの波長を有し、この波長が歯のエナメル質と象牙質を根絶するのに特に有 効であると証明されている。ターゲットにおけるレーザビーム径は50〜2.0 00ミクロンである。これらの波長が歯肉を切るのに非常に有効であることも証 明されている。
どのような種類のレーザも使用できるが、発明の一形態では、レーザは実質的に 2.94ミクロンの波長を持つ、エルビウム処理したイツトリウム・アルミニウ ム・ガーネット(YAG)レーザである。これに代えて、し−ザ10は2.06 の波長を持つホルミウム結晶レーザでもよい0両者とも、これらの波長がエナメ ル質との相互作用、従ってエナメル質の根絶、に特に有効であることが証明され ている。もち′ろんエナメル質15は象牙質よりずっと硬いので、エナメル質を 根絶するレーザは象牙質と腐食をも根絶する効果がある。
次に第1.2および4図を参照して、レーザ10が歯18の腐食14を取り除く ために使用されるが、腐食は第4図に示すように象−牙質19を侵している。レ ーザ出力ビーム12は光フアイバ21等の公知の伝達システム20を介して腐食 14に投射される。レーザ10からの出力をファイバ21の一端に集束させるた めにレンズ13が使用され、ファイバ21の他端はターゲット、つまりエナメル t15、象牙質19、腐食および/または歯肉、に集束される。更に、1木の光 ファイバは、人間の口の小さな範囲内の所定箇所にレーザビームを向けたり伝達 したりするために容易に曲げられるので、歯科用として特に存効であることが判 明している。
他の投射システムも代替としてもちろん使用できる。
例えば、第6図に最もよく示されているように、光ファイバ21とともに接触チ ップ25を使用してもよい、典型的な場合、チップ25は円錐または円錐台形で 、レーザエネルギをその頂点27に集中させる。そして、使用質、腐食あるいは 歯肉)に接触する。更に、チップ25は歯肉の除去に特に効果的であることが判 明している。
次に第2〜4図を参照して、手段11によってレーザ10を駆動すると、象牙′ 1i19の腐食14内の深さ26(第4図)でのレーザビームの入射エリア22 における歯の腐食14および/またはエナメル質および/または象牙119をレ ーザが気化によって根絶する。その後、伝達システム20を介して歯の腐食14 の残り部分にレーザの照燻を再び合わせ、全部の腐食14が歯から根絶ないし除 去されるまで再駆動される。
レーザのエネルギレベルは0.1〜100ミリジユールのエネルギ出力レベルを 達成するよう調節可能であることが望ましく、それに応じてレーザ10によって 除去される腐食14の深さ26あるいは除去されるエナメル質または象牙質の量 が変わる。比較的浅い程度に歯を侵している腐食との相互作用には比較的低いレ ーザエネルギが使用される。一方、エナメル質および象牙質を取り除くためには 高いエネルギレベルを使用する必要がある。
広い範囲のエネルギレベルが要求されるのはこの理由からである。
歯がレーザに当てられて腐食が除去されるときに起こる正確な現象は、主として レーザ照射の時間が非常に短いことが理由で正確に理解されていない、しかし、 歯をそれほど加熱せずに、従って神経を損傷することなく歯のエナメル質と象牙 質の両方が除去されることが判明している。
次に第5図を参照して、腐食14が歯18の中にあり、健康な象牙119と健康 なエナメル質15に囲まれている場合がある。この場合、レーザで腐食を取り除 く前に健康なエナメル質15と健康な象牙質19を取り除く必要がある。以前こ れはドリル作業で行われていた。
第2図に最もよく示されているように、本発明のレーザは、歯茎等の歯肉32か ら疾患30をも効果的に取り除く、歯肉を取り除くために特別なチップを使用で きる。
レーザは低エネルギレベルだが前述と同じ波長で高い繰返し速度のものを使用し 、チップが歯肉の疾患部分に当てられ、手段11によって切取りが開始される0 作業が開始されると歯肉32の疾患部分30が切り取られることによって疾患が 除去され、同時に歯肉が消毒される。
歯肉の疾患部分30を完全に根絶するためにレーザの駆動を繰り返すことが必要 かも知れず、また疾患部30の除去が痛みなしに達成される。
わたくしの発明を説明したが、請求の範囲に記載された発明の精神から逸脱せず に多くの改変が可能なことが当業者には明かであろう。
国際調査報告

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.以下の構成を備えた、歯のエナメル質、象牙質および/または歯肉を取り除 く装置、 レーザ、 波長が2.0〜3.0ミクロン、ビーム径が50〜2000ミクロン、パルス長 さが数ピコ秒から数ミリ秒、エネルギが0.1〜100ミリジュールのパルス出 力を発生するよう前記レーザを駆動する手段、前記パルスを歯のエナメル質、象 牙質および/または歯肉に伝達して、これによって歯のエナメル質し、象牙質お よび/または歯肉を根絶する手段。
  2. 2.レーザのパルスの繰絶し速さが毎秒1〜200パルスである請求項1に記載 の装置。
  3. 3.前記レーザがイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)レーザで ある請求項1に記載の装置。
  4. 4.前記レーザがホリウム処理したレーザである請求項3に記載の装置。
  5. 5.前記レーザがエルビウム処理したレーザである請求項3に記載の装置。
  6. 6.前記レーザが実質的に2.94ミクロンの波長を持つ請求項5に記載の装置 。
  7. 7.前記レーザが実質的に2.06ミクロンの波長を持つ請求項4に記載の装置 。
  8. 8.前記伝達手段が光ファイバより線の一端に前記パルスを集束する手段を備え ている請求項1に記載の装置。
  9. 9.前記より線の他端付近に接触チップを備えている請求項8に記載の装置。
  10. 10.前記チップが円錐形である請求項9に記載の装置。
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