JPH0250387A - 磁気記憶素子 - Google Patents

磁気記憶素子

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JPH0250387A
JPH0250387A JP63201614A JP20161488A JPH0250387A JP H0250387 A JPH0250387 A JP H0250387A JP 63201614 A JP63201614 A JP 63201614A JP 20161488 A JP20161488 A JP 20161488A JP H0250387 A JPH0250387 A JP H0250387A
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JP
Japan
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domain
vbl
tip
magnetic field
stripe
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Application number
JP63201614A
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English (en)
Inventor
Yasuharu Hidaka
桧高 靖治
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPH0250387A publication Critical patent/JPH0250387A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C19/00Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers
    • G11C19/02Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers using magnetic elements
    • G11C19/08Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers using magnetic elements using thin films in plane structure
    • G11C19/0858Generating, replicating or annihilating magnetic domains (also comprising different types of magnetic domains, e.g. "Hard Bubbles")
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C19/00Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers
    • G11C19/02Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers using magnetic elements
    • G11C19/08Digital stores in which the information is moved stepwise, e.g. shift registers using magnetic elements using thin films in plane structure
    • G11C19/0866Detecting magnetic domains

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は不揮発性の超高密度固体磁気記憶素子に関する
(従来の技術) 本素子においてもっとも重要な部分は情報書き込み部お
よび情報読み出し部である。本磁気記憶素子は情報読み
出し手段と情報書き込み手段と情報蓄積手段を備えてな
り、かつ該ブロッホライン(以下、VBLと称する)の
対をブロッホ磁壁(以下、磁壁と称する)内で転送する
手段を有している。このような磁気記憶素子においては
情報をVBL対の形でストライプドメイン磁壁内に書き
込む手段およびVBL対の形でストライプドメイン磁壁
内に書き込んだ情報を読み出す手段が不可欠である。情
報書き込みにおいては、vBLを全く持たないストライ
プドメイン(以下、χ−ストライプと称する)先端領域
を切断してVBL対を注入していた。該χ−ストライプ
の長手方向に沿って面内磁界Htpを加える。そうする
と、)(tpと逆向きの磁化をもつ側壁では、膜の上、
下両面から水平ブロッホライン(HBL)が発生する。
この状態に膜上面に2本の導体パターンを配置し、該2
本の導体パターンに挟まれた領域にストライプドメイン
安定化用バイアス磁界H2と同じ向きの磁界を発生する
ように、導体パターンにパルス電流を与える。そうする
と、磁壁がダイナミックに移動し、それに伴い、HBL
にジャイロ力が働き、HBLが膜下面からパンチスルー
する。そして、2本のVBLが入ったトランジェントな
状態が得られる。この状態ではストライプドメインの2
つの側壁の中心磁化は互いに平行になっている。この状
態に引き続きパルス磁界を加えることにより、ストライ
プドメインは最終的に切断され、2つのドメインになる
。それぞれのドメイン磁壁内には負同士のVBLまたは
異符号のVBLがそれぞれ2本ずつ注入されている。こ
こで見出した1つのドメイン磁壁内に2本の負のVBL
を注入する機構を本素子に於けるVBL対の書き込みに
利用したのが本発明の骨子である。
従来方法の内容を具体的に説明する。第7図(a)〜(
b)はストライプドメイン先端部に形成したVBL対書
き込み部の基本構成である。1はストライプドメイン、
2は磁壁である。3はストライプドメイン先端部であり
、先端にあるVBL4は初期状態に必然的に入っている
ものである。
7はVBL対の書き込み時にストライプドメインを引き
伸ばすために用いる導体パターンである。
10.11.12は該ストライプドメイン先端部にドメ
イン長手方向に局所面内磁界を発生するための導体パタ
ーンである。8.9はドメイン先端部切断用の導体パタ
ーンである。5は膜厚中心における磁壁中心の磁化、6
はストライプドメイン内の磁化である。次に動作につい
て説明する。チップにはストライプドメイン磁壁中のV
BL対を安定化するため、ドメイン長手方向に14で示
す面内磁界H+noが加えられている。先端のVBL4
を情報書き込み時に側壁へ移動させ、ドメイン先端部を
予め定められたχ−状態にするため、導体パターン10
.11.12に平行電流を与え、ストライプドメイン先
端部に長手方向に左向きの面内磁界H1pを与えつつ、
導体パターン7にパルス電流を与えて、ストライプドメ
イン先端部を該書き込み部に導く。そうすると、該VB
L4はジャイロ力によって、この場合下側の側壁13“
に沿って、導体パターン10の左端まで移動し、H5,
との相互作用で、その位置に安定化される。そして、導
体パターン10から右の部分の磁壁構造は第7図(a)
に示すように、予め定められたχ−状態になっている。
上側の側壁13には第7図(b)に横から見たときの様
子を示した水平ブロッホライン(以下、HBLと称する
)18.19が入る。IF5.17はそれぞれ膜上、膜
下面の磁壁磁化である。このドメインに導体パターン8
.9に矢印で示す向きに互いに反平行の電流を与え、8
.9に挟まれた領域にH2と同じ向きのパルス磁界を与
えて、HBL19を膜上面からパンチスルーさせる。そ
うすると、第7図(C)に示す様に2本のVBL20,
21が磁壁の中に書き込まれた状態がトランジェントに
形成される。この状態に対して、8.9の電流による磁
界を引き続き加えて、ドメインを切断する。この結果、
ストライプドメイン先端部に2本の負のVBL20.2
2が書き込まれる。
つぎに第8図(a)〜(d)により読み出し部について
述べる。従来は第8図(a)に示すように、導体パター
ン7により、ドメイン先端3にパルス磁界を与えて、磁
壁を矢印の向きへまず移動し、3本のVBL23を−H
ドメイン先端からずらす。そうすると、3本のVBL2
3’の中でドメイン先端にもっとも近いVBLだけが面
内磁界H+noとの相互作用で先端に戻る。そのタイミ
ングを捕らえて導体パターン10.11.12に平行電
流を与え、ストライプドメイン先端部に長手方向に左向
きの面内磁界)(t+eを与えつつ、導体パターン7に
パルス電流を与えて、ストライプドメイン先端部を該読
み出しゲート部へ引き伸ばし、この時誘起されるジャイ
ロ力によって該VBLを予め定められた側壁へ移動させ
、最終的に第8図(C)に示すようなVBL、が3本に
分離した4、26を作っていた。しかし、従来方式では
必ずしもこの状態を得られなかった。ドメイン先端のV
BLをドメイン引き伸ばし時のジャイロ力で所望の側壁
13′へ移動させるためには、引き伸ばし動作に先立っ
てVBLを精度よくドメイン先端に位置させておくこと
が重要であることがわかった。しかし、HlnOは通常
チップ外から加えるようにするので、その方向はドメイ
ン長手方向に正確に一致させて加えることは非常に難し
く、シばしば問題を生じた。他方、第9図(a)〜(d
)に示すような先端にVBL対がない場合は先端のVB
Lが上、下どちらの側壁へ移動しても問題がないので、
以下ではドメイン先端にVBL対がない場合は特に議論
しない。
(発明が解決しようとする問題) 従来の書き込み法では、書き込み時にドメイン先端部の
カイラリティが一定になっているようにするため、スト
ライプドメイン先端部磁壁をダイナミックに移動させる
際にVBLに働くジャイロ力を利用してストライプドメ
イン先端のVBLを定められた側の側壁(この場合13
′)に移動させる方法を用いていた。この方法では、ス
トライプドメイン磁壁に記憶されている情報を安定に保
持するためにストライプドメイン長手方向に加えている
市内磁界の向きが何等かの原因で僅かに傾くことによっ
て、ドメイン先端のVBLが先端からずれてしまい、上
記ジャイロ力によって期待する側の側壁へのVBL移動
が不成功に終わることがしばしばあり、制御性がいま一
つであった。この点を解決する手段を見出すことがこの
素子の実用化上、重要であった。本発明ではこの問題を
解決する新しい方法を提示する。
ストライプドメイン先端部3にVBL対があると、予め
先端部にある1本のVBLと合わせて第8図(a)に2
3で示す3本のVBLがある。読み出し時には、該3本
のVBLを先端に1本、その両側の側壁にそれぞれ1本
ずつに分離する技術が必要である。従来はドメイン先端
に1度引き伸ばすパルス磁界と逆向きのパルス磁界を加
えてVBLを−Hドメイン先端からずらす。その後、市
内磁界H+nOとの相互作用で先端にもっとも近いVB
Lだけが先端に戻る。そのタイミングを捕らえて導体パ
ターン7を使って、パルス磁界を加えてドメインをゲー
ト部へ引き伸ばす。この時のジャイロ力によって該VB
Lを予め定められた側壁へ移動させる機構を使っていた
。しかし、この方法では必ずしも所望の動作特性を得ら
れなかった。大きな原因はドメイン先端のvBLをドメ
イン引き伸ばし時のジャイロ力で所望の側壁へ移動させ
るのが難しかったためである。つまり、引き伸ばし動作
(こ先立ってVBLをドメイン先端に位置させてお(こ
とが非常に難しいことがわかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明では、情報担体であるVBL対安定化のため、従
来ストライプドメイン長手方向に加えていた面内磁界H
lnoの向きを制御することで上記問題点を解決してい
る。以下、実施例を使って発明の内容を詳細に説明する
(実施例1) VBL対の書き込みの際、ドメイン先端に予め存在して
いるVBLをVBL対の書き込み時に側壁へ移動させる
ため、従来情報記憶用のVBL対保持用に素子全体にド
メイン長手方向に一致させて加えられていた面内磁界H
lnoをドメイン長手方向に一致した向きから第1図1
4で示すように、予め定められた角度だけ傾けた向きに
加えているのが特徴である。動作を第2図(a)〜(d
)で説明する。H+noがドメイン長手方向から傾けで
あるので、ドメイン先端のVBLの第2図(a)の4に
示すようにドメイン先端からずれた位置にある。この状
態に対して、15で示すHIn1、と逆向きの局所面内
磁界HIpを導体パターン10.11.12を使ってド
メイン引き伸ばし部ニ与えて、導体パターン7にパルス
電流を与えて、ストライプドメイン先端部を該書き込み
部に導く。そうすると、該VBL4はジャイロ力および
HIPとの相互作用により、この場合、第2図の下側の
側壁に沿って、導体パターン10の左端まで移動し、そ
の位置に安定化される。そして、導体パターン10から
右の部分の磁壁構造は第2図(a)に示す予め定められ
たχ−状態になっている。上側の側壁にはHipの作用
で横から見た様子を第2図(b)に示すHBL18.1
9が形成されている。このドメインに導体パターン8.
9に矢印で示す向きに互いに反平行の電流を与え、8.
9に挟まれた領域にHアと同じ向きのパルス磁界を与え
て、HBL19をパンチスルーさせる。そうすると、第
2図(C)に示す様に2本のVBL20.21が磁壁の
中に書き込まれた状態がトランジェントに形成される。
この状態に対して、8.9の電流による磁界が引き続き
加わり、ドメインが切断される。この結果、ストライブ
ドメイン先端部に2本の負のVBL20.22が書き込
まれる(第2図(d))。
(実施例2) 本発明の読み出し法を第3図(a)〜(d)に示す。書
き込みのときと同様に情報担体であるVBL対安定化の
ため、従来素子全体にドメイン長手方向に一致させて加
えられていた面内磁界HIn、をドメイン長手方向に一
致した向きから14で示すように、予め定められたイき
に定められた大きさたけ傾けた向きに加えることにより
、ドメイン先端に23で示す3本のVBLはドメイン先
端からずれた位置に安定化されている。読み出し動作を
説明する。まず、ドメイン先端にドメインを引き伸ばす
のと逆向きのパルスバイアス磁界を加えて、ドメイン先
端を第3図(a)に矢印で示す向きに移動させ、3本の
VBLを23から23′へ一旦移動させる。そうすると
、先端にもっとも近いVBLだけがHInOとの相互作
用で第3図(C)に4“で示すHInOの向きと該VB
Lの中心磁化との向きが一致する位置までドメインに沿
って戻る。この位置はドメイン先端からずれている。こ
の状態に対して、HInOと逆向きの15で示す局所面
内磁界HIpを導体パターン10.11.12を使って
ドメイン引き伸ばし都に与えておいて、導体パターン7
にパルス電流を与えて、ストライブドメイン先端部を該
読み出し部に導(。そうすると、該VBL4’はジャイ
ロ力お上びHipとの相互作用により、この場合、第3
図(b)の下側の側壁13゛に沿って、導体パターン1
0の左端まで移動し、第3図(C)に示すように、その
位置に安定化される。その結果、先端部に3本のVBL
がある場合、3本の該VBLは引き伸ばしたドメインの
先端に1本、両側の側壁の導体線の脇に、各1本ずつ保
持される。その結果、先端と他の2本のVBLが保持さ
れている位置との間の領域では2つの側壁の磁化は互い
に平行になる。この状態に対してパルス磁界を与えてド
メインを切断する。そうすると、バブルができ、もとの
ドメイン先端にあった第3図(C)に22で示すVBL
と同じタイプのVBLが切断後のストライプドメイン先
端に第3図(d)に22’ としてレプリケートされて
いる。従来はHlnOの向きをドメイン長手方向に一致
させていたので、何等かの理由でHinOの向きが僅か
にずれると、そのずれかたによっては該VBLはその後
のドメイン先端引き伸ばしによるジャイロ力によって安
定性よく予め定められ側壁へ移動せず、上記のように先
端の3本のVBLを孤立した3本のVBLに分離するこ
とが難しかった。他方、先端にVBLが1本しかない場
合、VBL安定化位置をドメイン先端から制御してずら
すことで、ストライプドメイン先端部を該読み出し部に
導くときのジャイロ力により、VBLを所定の側壁に移
動させ先端部をユニカイラル状態にして、上記パルス磁
界では切断させないようにする。以上の改良により、従
来方法に比べて、動作が格段に安定した。また、HIn
oの設定精度もドメイン長手方向に正確に一致させよう
としていた従来法と比べて大幅に緩和されることになる
(実施例3) ジャイロ力によるVBLの移動向きを常に一定にする°
ため、HlnOの向きをドメイン長手方向から傾けてド
メイン先端のVBLの安定位置を移動し、さらにVBL
対を転送する方法として、ドメインにドメイン保持用の
バイアス磁界と逆向きのパルスバイアス磁界を印加方法
を用いると、コーナーから側壁部への転送の安定性が大
幅に改善された。従来のドメイン先端にVBLの安定位
置を設けていた方法ではVBL対がドメイン先端(コー
ナー)を回るとき、コーナーから側壁部に出て行くとこ
ろが非常に不安定であった。
(実施例4) 本発明のもう1つのVBL対の書き込み方法を示す。V
BL対の書き込みの際、ドメイン先端に予め存在してい
るVBLをVBL対の書き込み時に側壁へ移動させるた
め、第4図に示す導体パターン15を配置し、さらに情
報担体であるVBL対安定化のため、素子全体にドメイ
ン長手方向に一致させて加えられている市内磁界H+、
、oをドメイン長手方向に一致した向きに固定せず、第
4図に14で示すように回転できるようにしている。書
き込み動作を第5図(a)〜(d)を使って説明する。
まず、導体パターン25に電流を与え、ドメイン先端部
にHlnOと逆向きの局所面内磁界HInを加えておく
。その後、素子全体またはドメイン先端部にHlnOと
同じ向きの市内磁界を与え、その向きを第5図(a)の
14で示すように、予め指定された向きにθ0°以内の
大きさたけ回転する。そうすると、ドメイン先端のVB
Lは先端から移動し、かつHInとの相互作用で導体パ
ターン25の左側に4′で示すようにトラップされる。
この状態に対して、HinOと逆向きの局所磁界Htp
を導体パターン10.1工、12を使ってドメイン引き
伸ばし部に与えて、導体パターン7にパルス電流を与え
て、ストライプドメイン先端部を該書き込み部に導く。
そうすると、導体パターン25から右の部分の磁壁構造
は第5図(a)に示す予め定められたχ−状態になって
いる。上側の側壁にはHtpの作用でHBL18.19
が形成されている。このドメインに導体パターン8.9
に矢印で示す向きに互いに反平行の電流を与え、8.9
に挟まれた領域にH2と同じ向きのパルス磁界を与えて
、HBL19をパンチスルーさせる。そして、25の電
流を切ると、第5図(c)に示す様に2本のVBL20
.21が磁壁の中に書き込まれた状態がトランジェント
に形成される。この状態に対して、8.9の電流による
磁界が引き続き加わり、ドメインが切断される。この結
果、ストライプドメイン先端gl<に2本の負のVBL
20.22が書き込まれる。
(実施例5) VBL対がドメイン先端にあるときの読み出し方法に関
するもう1つの例を示す。その動作を第6図(a)〜(
d)を使って説明する。読み出しの際は書き込み時に使
用した導体線25により、書き込み時と同じようにHl
nOと逆向きの局所面内磁界H1nを該ストライプドメ
イン先端部に加えておき、素子全体またはドメイン先端
部にH1t+0と同じ向きの市内磁界を与え、その向き
を第6図(a)に示すように、まず−90°以内の予め
定められた大きさだけ回転する。そうすると、3本のV
BL23の中の1本がHlnOと相互作用し、さらにH
lnと相互作用して第6図(a)に示すように下側の側
壁上で、導体パターン25の左側にトラップされる。引
き続き第6図(b)に示すように、HlnOの向きを今
と逆向きに+90’以内まで回転する。そうすると、3
本のVBLの中の1本がHI、、Oと相互作用し、さら
にHInと相互作用して第6図(b)に示すように上側
の側壁上で、導体パターン25の左側にトラップされる
この状態でHl、、0のむきを第6図(C)に示すよう
にドメイン長手方向に戻す。そうすると、ドメイン先端
にあった3本のVBLは第6図(b)に示すように、3
本の孤立VBLに分離される。この状態に対して、第6
図(C)に示すように、HInOと逆向きの局所磁界H
1pを導体パターン10111.12を使ってドメイン
引き伸ばし部に与えて、導体パターン7にパルス電流を
与えて、ストライプドメイン先端部を該読み出し部に導
く。そうすると、該VBL4’はジャイロ力およびHl
pとの相互作用により、この場合、第3図の下側の側壁
に沿って、導体パターン10の左端まで移動し、第3図
(C)に示すように、その位置に安定化される。その結
果、先端部に3本のVBLがある場合、3本の該VBL
は引き伸ばしたドメインの先端に1本、両側の側壁の導
体線の脇に各1本ずつ保持される。その結果、先端と他
の2本のVBLが保持されている位置との間の領域では
2つの側壁の磁化は互いに平行になる。この状態に対し
てパルス磁界を与えてドメインを切断する。そうすると
、バブルができ、もとのドメイン先端にあった第3図(
C)に22で示すVBLと同じタイプのVBLが切断後
のストライプドメイン先端に第3図(d)に22°とし
てレプリケートされている。従来はHInOの向きをド
メイン長手方向に一致させていたので、何等かの理由で
Hlnoの向きが僅かにずれると、そのずれかたによっ
ては該VBLはその後のドメイン先端引き伸ばしによる
ジャイロ力によって安定性よく予め定められた側壁へ移
動せず、上記のように先端の3本のVBLを孤立した3
本のVBLに分離することが難しかった。他方、先端に
VBLが1本しかない場合、VBL安定化位置をドメイ
ン先端から制御じてずらしておくことで、ストライプド
メイン先端部を該読み出し部に導くときのジャイロ力に
より、VBLは所定の側壁に移動させ先端部をユニカイ
ラル状態にして、上記パルス磁界では切断させないよう
にする。以上の改良により、従来方法に比べて、動作が
格段に安定した。その後はHIn。と逆向きの局所磁界
H+pをドメイン引き伸ばし部に与えて、導体パターン
7にパルス電流を与えて、ストライプドメイン先端部を
該読み出し部に導く。そうすると、先端部3本のVBL
がある場合、3本の該VBLは引き伸ばしたドメインの
先端に1本、両側の側壁の導体線10の脇にHIl+と
の相互作用で各1本ずつ保持される。その結果、先端と
他の2本のVBLが保持されている位置との間の領域で
は上側と下側の側壁の磁化は互いに平行になる。この状
態に対してパルス磁界を与えてドメインを切断する。他
方、先端にVBLが1本しかない場合は前述の局所面内
磁界によってそのVBLは先端を挾むどちらかの側壁に
移動させ、先端部をユニカイラル状態にして、上記パル
ス磁界では切断させないようにする。以上の改良により
、従来方法に比べて、動作が格段に安定した。
(発明の効果) 本発明により、ストライプドメイン磁壁を情報記憶部と
するブロッホラインメモリにおいて、安定した情報書き
込み法が確立され、従来のストライプドメイン先端部を
ダイナミックに押して情報を書き込んでいたのに比べて
、動作が格段に安定化された。
本発明により、ストライプドメイン磁壁を情報記憶部と
するブロッホラインメモリにおいて、安定した情報読み
出し法が確立され、従来のストライプドメイン先端部に
単に面内磁界を加える方法に比べて動作が安定化された
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のVBL対をストライプドメイン先端部
に書き込む部分の基本構成の1つの例を示す図。第2図
(a)〜(d)は本発明に使われているVBL対の書き
込み動作を示す図。第3図(a)〜(d)は本発明に使
われているVBL対の読み出し動作の1例を示す図。第
4図は本発明のVBL対をストライプドメイン先端部に
書き込む部分の基本構成の1つの例を示す図。第5図(
a)〜(d)は本発明に使われているVBL対の書き込
み動作を示す図。第6図(a)〜(d)は本発明に使わ
れているVBL対の読み出し動作の1例を示す図。第7
図(a)〜(d)は従来のVBL対書き込み法の1例を
示す図。第8図(a)〜(d)、第9図(a) 〜(d
)は従来のVBL対読み出し法の1例を示す図。 1、ストライプドメイン。2.ストライプドメイン磁壁
、3.3’  ストライプドメイン先端部、4.4’ 
、VBL、5.膜厚中心における磁壁中心の磁化、6.
ストライプドメイン内の磁化、7.ストライプドメイン
先端部引き伸ばし用導体パターン、8.9.ストライプ
ドメイン先端部切断用導体パターン、10.11.12
0局所面内磁界発生用パターン、13.13’ 、側壁
、14、情報担体であるVBL対安定化用面内磁界H,
nol 15.  ドメイン引き伸ばし時にゲート部に
加えるH+v+oと逆向きの磁界、16.膜上面の磁壁
磁化、17.膜下面の磁壁磁化、18.19、水平ブロ
ッホライン、20.負のVBL。 21、正のVBL、22.  ドメイン切断によって入
った負のVBL123.23゛、ドメイン先端+7)3
本(7)VB L、 24. バフルトメ47.25゜
導体パターン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)情報読み出し手段、情報書き込み手段および情報
    蓄積手段を有し、且つ、膜面に垂直な方向を磁化容易方
    向とする強磁性体(フェリ磁性体を含む)膜に存在する
    ストライプドメインの境界のブロッホ磁壁(以下、磁壁
    と称する)中に作った相隣る2本の垂直ブロッホライン
    (以下、VBLと称する)の対を情報担体として用い、
    該VBL対を安定化する面内磁界印加手段、前記ストラ
    イプドメイン先端部の外周磁壁の一部をメイジャライン
    部に向かって引き伸ばして安定化させる手段と、この引
    き伸ばしたストライプドメイン長手方向に面内磁界を加
    える手段およびこの局所面内磁界が加わっている領域に
    おいて、ストライプドメインを切断する手段を備えてい
    る磁気記憶素子において、VBL対を安定化する面内磁
    界をストライプドメイン長手方向から傾いた方向に加え
    る手段を備えていることを特徴とする磁気記憶素子。
  2. (2)情報読み出し手段、情報書き込み手段および情報
    蓄積手段を有し、かつ膜面に垂直な方向を磁化容易方向
    とする強磁性体(フェリ磁性体を含む)膜に存在するス
    トライプドメインの境界のブロッホ磁壁(以下、磁壁と
    称する)中に作った相隣る2本の垂直ブロッホライン(
    以下、VBLと称する)の対を情報担体として用い、該
    VBL対を安定化する面内磁界印加手段、前記ストライ
    プドメイン先端部の外周磁壁の一部をメイジャライン部
    に向かって引き伸ばして安定化させる手段と、この引き
    伸ばしたストライプドメイン長手方向に面内磁界を加え
    る手段およびこの面内磁界が加わっている領域において
    、ストライプドメインを切断する手段を備えている磁気
    記憶素子において、VBL対を安定化する面内磁界をス
    トライプドメイン長手方向を中心としてその両側に±9
    0°その向きを回転できる面内磁界印加手段とストライ
    プドメイン先端部に該ストライプドメイン長手方向に局
    所面内磁界を加える手段とを備えていることを特徴とす
    る磁気記憶素子。
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