JPH02501832A - 被覆組成物及び自己修復性防食フィルムの形成法 - Google Patents

被覆組成物及び自己修復性防食フィルムの形成法

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JPH02501832A
JPH02501832A JP50227787A JP50227787A JPH02501832A JP H02501832 A JPH02501832 A JP H02501832A JP 50227787 A JP50227787 A JP 50227787A JP 50227787 A JP50227787 A JP 50227787A JP H02501832 A JPH02501832 A JP H02501832A
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アシュランド・オイル・インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 被覆組成物及び自己修復性防食フィルムの形成法発明の背景 (1)発明の分野 本発明は、被覆並びに該被覆塗付のための金属表面子偏処理に関する。
(2)先行技術の説明 保護被覆が付与する塩スグレー保護を改善する試み、とりわけ被覆材料組成の改 善及び保護被覆との接合をよりよくするよう表面を化学的に変性する被覆前予備 処理の改善試行が多数なされてきた。
マーカー(Merker)の米国特許第2,528.535号は、潤滑組成物と して、好ましくは酸化防止剤を含んだリン酸塩処理(phosphating) 用の水中油系を教示しており、さび腐食防止剤を好ましくは3重量%未満添加す る可能性について指摘している。
ベーター(Pater)の米国特許第3.457.173号は、シロキサン−ポ リオキシアルキレンブロック共重合体を塗付して金属表面を潤滑している。
ソビエト連邦特許第0810782号は、重合した綿実油を明らかに潤滑油とし て使用している。
スミス(Ss i Lh )等の米国特許第4,440,582号は、リン酸塩 処理油、ポリシロキサン又はアルキルポリシロキサン及び水から本質的に構成さ れる被覆組成物を請求しており、リン酸塩処理された金属部品に斯かる被覆組成 物を塗付すると好ましいことを述べている。
しかしながら、前記いずれの引用特許も、ソルビタンと、好ましくはアルカリ土 類スルホン酸塩、例えばスルホン酸バリウムとを使用する本発明の驚くべき改善 については教示していない。
米国特許第4.440,582号は、組成物が本質的にリン酸塩処理油、シロキ サン及び水から構成されなければならない(それに制限される)と教示している が、本発明が、本願に開示1.た一種以上の追加成分を添加すると性能が極めて 実質的に向上する知見に係わることは特に驚くべきことである。
乱−−1 (1)本発明の詳細な説明 石油系オイル、シロキサン及び、多官能性長鎖有機化合物たとえばポリアミン若 し、くはポリヒドロキレド若L<はポリアミン/ポリヒドロキシド混合物を有機 酸と反応させて製造される有機塩を含有する油性コンセントレ・−トから製造さ れるエマルションを用いる本発明は、測定時に、塩スプレー性能とくに自動車の 洗浄又は他の洗剤溶液との接触後に塩スプレー性能を劇的に改善する9本発明の 組成物は、窒化処理、クロム酸塩処理又はリン酸塩処理された鉄系金属作業片等 の予備処理鉄系金属表面に塗付すると、本質的に自己修復性のポリマー被覆とく に自動車、軍事施設及び全ゆる種類の機械に用いて好適なポリマー被覆を与える 0本発明は、実質的な腐食防止を必要とする実質上全てのリン酸塩処理若しくは 窒化処理された作業片に適用可能であり、非鉄系作業片にも若干の保護を付与で きる。
(2)発明の有用性 本発明は、金属とくに鉄系作業片の保護に有用であり、リン酸塩前処理物又は窒 化前処理物の保護に特に有用である。
本発明は、どのような理論にも拘束されるものではないが、窒化又はリン酸塩処 理が金属表面の粗度を高め、被覆層を金属作業片に17つかつと把持・接合する 不規性を与えるものと思わ第1図は、数種の本発明接合物及び従来配合物に関す る塩スプレー抵抗(時間)のグラフである。
第2図は、本発明による製造物品の概要図である。
第3図は、リン酸塩処理後に本発明のエマルション組成物中に浸漬被覆すること を示した本発明方法の概要図である。
熊 の; (1)出発材料 A−旌 本発明に有用な油類は石油系のものであり、ナフテン油は好適性が低いが、パラ フィン油は好適性が高い、より好適なパラフィン油には、SSU粘度(38℃( 100°F)での秒数)が約50乃至約7003SU範囲のものが包含され、1 00乃至400のものが更に好ましく、250乃至370のものが最も好ましい 、粘度指数90以上の油が特に好適であり、95以上の油が更に好適である。
この油は、本発明コンセントレート全配合物の約20乃至95重量%を占めるこ とが好ましく、30乃至80重量%であると更に好ましく、45乃至85重量% が最も好ましい。
B、グ2Lココシヒ瓦二テL 本発明は、グリコール、グリコールエーテル及びその誘導体を含有する。アルA ルカルビトール特にブチルカルピトールが好適であり、イーストマンコダク社( Eastmamn kodak 。
Rochester)製造のブチルセロソルブが最も好適である。
グリコール等は、全配合物の約0.1乃至15重1%であることが好まし2く、 1乃至10重量%であると更に好ましい。
C9孔北見 本発明は、酸化炭化水素をアルカリ土類金属(例えばバリウム)で部分中和し、 それにスルホン酸アルカリ金属(ナトリウム等)塩たとえばアロツクス社(JV I、OX Corp、 of Niagara Falls)のALOX575  、アイディアズ社(Ideas、 Inc、Woodale、 if)のID ASOL D274又はエヌ、エル、カイムズ社(N、L、Kimes、 In c 、Al11s。
n Park、PA)の類似製品を混合した乳化剤を含有する。
乳化剤は、全配合物の約5乃至50重量%であることが好ましく、8乃至35重 量%であると更に好ましく、20乃至30重量%が最も好ましい。
0.2pA巳しこ 本発明に有用なシロキサンは、−以上のアルキル基で置換されたものであり、各 アルキル基は1以上の炭素原子を含有し、l乃至6炭素原含有物が好ましく、1 乃至5炭素原子を含有するものが最も好ましい。
斯かる製品は、ダウケミカル社(Dot Chemical)、ユニオンカーバ イド社(Union Carbide)その他の供給業者から市販されている。
これらのシロキサンはダウ社カタログ22−240−A−78に記載されている ように、シランの縮合反応によりシリカ−酸素−シリカ結合を形成して製造され る。
好適なアルキル置換ポリシロキサンは、米国特許第3,863.371号、同第 3,508,933号、同第3,890,271号及び同第3,960,575 号に記載のようなアミン官能性シリコーンである。
ポリシロキサンは、一般に本発明コンセントレートの約0.5乃至10重量%を 占め、0.5乃至5重量%であると更に好ましく、1乃至4重量%が最も好まし い。
E−木 コンセントレート配合物は0.01乃至40重量%あるいはそれ以上の水(イオ ン交換水が好ましい)を含有するが、水分は0.05乃至10重量%であること が好ましく、0.1乃至5重量%が最も好ましい、エマルションは一般に約50 乃至95重量%又はそれ以上の水を含有するが、70乃至90%であると更に好 ましい。
F、長須コ01改膚−Uム薮くL乙L)本発明のポリオキシエチレン誘導体又は 無水ソルビトールの脂肪酸部分エステルは、ソルビタン誘導体が好適であり、本 願を通してそのように称するが、これはその一般性を差引くものではない、如何 なる理論にも拘束されるわけではないが、この分子は水をめる親水端部と油をめ る疎水端部とを有するので、配合物を特に安定なエマルションにして釣合を保つ ものと思われる。これに加え、これらソルビタン誘導体が腐食保護性能を高める ことは特に驚異的である。
長鎖多官能性有機化合物たとえばソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオ レエート、ヒドロキシ又はアミン多官能性をを有するミリステートが好適である 。
Gコロ11 有機酸は、本発明に好適であるが、任意選択成分である。有機酸は12乃至54 炭素原子ものもが好ましく、14乃至2o炭素のものが更に好ましく、C1gの もの(ステアリン酸又はイソステアリン酸及びその誘導体)が最も好ましい。
イソステアリン酸は室温で液状であり、特に好適である。有、機成は、組成物の アミノ官能性ポリシロキサン成分と幾分反応する可能性があるが、その機能は全 面的に明らかになっているわけではない、有機酸を添加すると、大抵の場合、コ ンセントレートの安定性及び得られる被覆の性能が実質的に向上することは知ら れている。
有機酸は、全配合物の約0.1乃至10重量%であり、約0.5乃至5重量%で あることが好ましく、約1乃至4%が最も好ましい。
H0玉五1ぢ4蚊塗j1 本発明の一好適特徴は、配合物中に有機スルホン酸塩を含むことである。この好 適な有機スルホン酸塩を塩基過剰にするとく過剰のカルシウム、バリウム又はそ の他金属の炭酸塩で製造する)、腐食防止性が最良になることが知見された。
好適スルホン酸塩は、バリウム、カルシウム、カリウム又はナトリウムを過剰に したものであり、腐食環境に対するさび防止性を向上させる十分な当量を有する 。アルキルベンゼンがち誘導されるこれらスルホン酸塩の好適当量は、下記のス ルホン酸金属塩で塩基過剰にした際には以下の通りである、スルホン酸ナトリウ ム当量、好ましくは370乃至750、更に好ましくは400乃至650、最も 好ましくは450乃至600:スルホン酸バリウム当量、好ましくは400乃至 1400、更に好ましくは700乃至1300、最も好ましくは800乃至12 00 、スルホン酸カルシウム当量、好ましくは370乃至850、更に好まし くは400乃至800、最も好ましくは500乃至750.市販の好適なスルホ ン酸アルカリ金属塩は、ルブリゾール社(Lubrizol Corp、、C1 eaveland)製のLubrizol 5530である。
本発明の有機スルホン酸塩は、配合物の合計重量基準で、一般に約1乃至60重 量%量使用され、約5乃至約40重量%使用されると更に好ましく、5乃至30 重量%が最も好ましい。
好適な鎖長は約10乃至30炭素原子であり、12乃至24炭素原子であると更 に好ましく、16乃至20炭素原子が最も好ましい0分子量は10乃至50であ ることが好ましく、15乃至40であると更に好ましく、20乃至30が最も好 ましい。
前述のように、最も好ましいソルビタン誘導体はソルビタンモノオレエート(分 子量465)であり、これは多数の商品名で市販されていて容易に入手できる0 例えばrTweens」20乃至85、rSpans J20乃至85、rso rlax」(ケマックス社(Chemax ofGreenville、 5C ))等がICIのアトラスケミカルディビジョン(Atlas Chemica l Division of ICLWilmington、DE)を含む各社 から供給されており、またマカッチョン(McCutcheon)のrEmul sifiers and Detergent(乳化剤と洗剤) J (MCP ub、Co、。
Glen Rock、NJ、)に記載されている。
ソルビタン誘導体の使用上限は主に経済的理由により制限されるが、一般に本発 明配合物には約0.1乃至20重量%水準で使用され、0.5乃至15重量%使 用が更に好ましく、1乃至10重量%が最も好ましい。
■、アミン 潤滑性及び安定性の添加を要する場合には、約0.1乃至10重量%のアルカノ ールアミン特にトリエタノールアミンが添加さ顔料、染料等通常の任意成分を添 加してもよい。
(2)宍」已11法− 表面処理にはクロム酸塩処理など従来の処理法が使用可能であるが、窒化処理又 はリン酸塩処理が特に好適である。
−i的にはカーク及びオスマーの「エンサイクロペディアオブ ケミカルテクノ ロジーJ (Kirk and Othmer、”Encyc!apedia  of Chemical Technolgy”)第2版、第18巻(1969 年)第282−303頁及びその後の版を参照されたい。
リン酸塩処理は、従来技術たとえばマンジル社(Maxi l ICompan y)の「実用的リン酸塩被覆(Practical PhosphateCoa ting)」及び米国特許第3,967.948号、同第2.465,247号 、同第3,686.031号、同第4,419,199号、同第4.539.0 51号及び同第4.540,637号及びそれらの引用例に説明された技術によ り実施することができる。自動車用に好適なリン酸塩処理は、少なくともリン酸 亜鉛2000−3000 mg/作業片平行フィートの厚みまでである。
窒化処理には、塩浴又は流動床窒化たとえば商業的プロセスの「タフトライド( Tuff Tride)」、rメロナイト(Melonite) J、’QPQ (Quench−Polish−Quench、 息冷−研磨−急冷、塩浴窒化 後に酸化性塩浴内で急冷し、そのあと機械研磨及び第二急冷を行なう)」又は「 ダイキャスト工業への流動床炉加熱処理の適用(”Fluidized Bed  Furnace Heat Treating Applications  for the Dye Casting Industny″JAPKA、1 983年5−6月、Dye Casting Engineer)に記載された ような流動床窒化等の諸法が使用可能である3本発明に使用できるその他の表面 処理法には、10セダイン(Procedyne)の「ダイナ−ケース表面硬化 処理法(Dyna−Case 5urfase HardeningTreat n+ent)又はそれを組合わせた方法がある0本法は、蒸発メタノールに窒素 と少量の天然ガスとを混合したものを添加して処理炉内に合成吸熱雰囲気を形成 した流動床内で、約899−1010℃(1650−1850°F)1−8時間 源表層浸炭(deep case earburization) L、815 −87℃(1500−1600°F)で10分−1時間炭窒化(carboni triding) したあと急冷し、 51.0−593℃(950−1100 °F)の材料表面上に原料アンモニアからの窒素を添加して窒化し、深さ0.0 25〜0.38mm (0,001−0,015インチ)の硬化層を付与し、  566−621℃(1050−1150°F)の流動床炉内で天然ガスと原料ア ンモニアとの混合物に0.5−2時間接触させて深さ13−51μ(0,000 5−0,0020インチ)の硬化層を付与し: 343−538℃(650−1 000°F)の流動床炉内で20分−1時間スチームブルーイング処理して、青 色乃至黒色の表面にする方法である。
(3)コンセントレートの調製 装置:本発明に用いる装置は、被覆組成物のm製に従来使用されているもので、 例えば流量測定装置及び攪拌手段たとえば主容器に連結するサイドアーム上に搭 載されたポンプ、内部攪拌機、二重反転剪断装置、その他当該技術分野で周知の 装置を備えた反応釜及び混合タンクである。・温度:混合時の温度は、配合ステ ージ毎に異なる。この温度は、狭く限界的な温度ではなく、当業者が観察して混 合をより速め、諸成分の相溶性をより良好にするよう変える0例えば、混合が困 難な成分の分散をよくするため、有用ならば、成分の融点及び沸点を低下させる 目的で圧力容器を使用する。
混合方法二本発明の配合物は、所望ならば連続的にもIjA造できるが、通常は 回分法が採用される。そのあとソルビタン誘導体を混合し、最終配合物を好まし くは一定攪拌下に蒸煮し、それが終って出荷容器たとえばタンクカー、タンクト ラック、ドラム又はそれより小さな缶に該配合物を抜き取る。
品質管理:最終配合物は、容器詰め前に一般に粘度、凍結−融解安定性、促進条 件下での腐食防止性及び被覆工業に周知の技術を用いるその他の試験に付されて チェックされる。
適用二本発明の配合物は、散布、はけ塗り、浸漬、流動被覆、ディツプスピニン グ、「フィルホワール(Fi Iwhire) J又はエアスプレー等従来の塗 付技術により、保護対象の基材に塗付される。塗付厚みは、配合物、被覆数又は −被覆当りの塗イー1量に応じて変化するが、−iには乾燥後51乃至127ミ クロン(約2乃至約5ミル)の範囲である。
(4)エマルションの調製 コンセン1〜レート(例えば実施例1に従って調製したもの)を1乃至20重量 部の水、更に好ましくは2乃至15重量部、最も好ましくは3乃至8重量部の水 で稀釈して、作業片に塗付されるエマルションを形成する。稀釈は好ましくは約 38℃(100” F)以上で実施され、更に好ましくは52℃(125°F) 以上、最も好ましくは52−71℃(125−160’ F)で実施される。
(5)回分ベース又は連続ベース 実施例では本発明を回分ベースで説明しているが、出発材料の連続流を混合容器 に移動すること及び連続コンベアをロール被覆したり、更には連続作業片たとえ ばシート鋼を連続的に浸漬タンクに移動・通過させる等の連続被覆技術を用いた 連続ベースでも勿論実施できる。
(8)実施例 If!fit (秀れた塩スプレー抵抗及び貯蔵寿命を与える本発明配合物) ロータリー攪拌機を備えた通常のスチームジャケット付混合容器に38℃(10 0°F)で100SSUの粘度を有するナフテン油(マクミラン(McMi l  fan)、100VRとして購入)66重量部を添加し。
54℃(130°F)ニ加熱した。コノ油に乳化剤ノALOX 575(7ロツ クス社から購入)20重量部、ブチルセロソルブ(イーストマンコダク社製)5 重量部、ソルビタンモノオレエート形態のソルビタン誘導体(ゲマックス社の5 orbax 5M0)2重量部及び追加乳化剤としてスルホン酸ナトリウム1重 量部を添加した。
攪拌を続けながら市販購入の予備混合組成物としてDow 536なるポリシロ キサン2.46重量部、llitcamide 511なるアルカノールアミド 乳化剤2.46重量部及びイソステアリン!!!1.08重量部を添加した。別 法として、イソステアリン酸をポリシロキサンと反応させて添加することもでき る。加熱を停止して攪拌を約20分間続け、均質な混合物にした0次に混合容器 内容物を試料採取し、粘度、安定性及び外観の品質管理試験を行ない、配合物を 55ガロンドラムに抜き取った。(各成分が全配合物重量基準で約0.5重1部 の水を含んでいたので、別に水を添加することはなかったや 得られた配合物を予かしめ従来法でリン酸塩処理された鉄系作業作業片に塗付し 、或いは前記配合物1容量部をイオン交換水4容量部に加えて形成したエマルシ ョン中に作業片を浸漬し、該配合物の防食性を試験した。24時間乾燥後、該試 験作業片をASTB−117に従い35℃(95°F)の温度で中性PH塩(N aC1)スプレーに露した。試験パネルは39日間(936時間)損傷(腐食) に抵抗した。
前記配合物の試料(未稀釈)は、各−18℃(0’ F )で16時間、25℃ (77°F)で8時間の凍結−融解サイクルに連続5回付しても何ともなく、分 離その他明らかな有害結果は認められなかった。
エマルション試料(前記のように稀釈)は、室温で24時間放置後も著るしくは 分離しなかった(「クリーム」2%未満)。
前述のような作業片を前記配合物(稀釈したもの)に浸漬して、室温下約50% の相対湿度で放置・乾燥すると、被覆は24時間以内に硬化した。しかし自己修 復能は残存し、スクライバでつけた掻き傷は修復されて金属を約24時間保護し た。
(比較のため、同様な油未処理リン酸塩処理作業片について実施したが、塩スプ レーで48時間以内に損傷し、同様な油未処理、、窒化作業片は72時間以内に 損傷した。)火琵l−n (米国特許第4,440.582号による比較例)ソ ルビタンモノオレエート(Che+nax 5orbax 5M0)及び乳化剤 (ALOX 575)を省き、油、アミノ官能性シロキサン(Day 536) を残し、油とアルカノールアミド及びイソステアリン酸その他の成分を第1表に 明記した重量部にして米国特許第4,440,582号に記載の方法に従って配 合物を調製し、実施例1記載の試験に付した。同じ塩スプレーに露された作業片 は26日間(624時間)後に損傷し、塩スブl/−損傷時間は本発明配合物的 33%に低下した。
実施例■(比較例−シロキザン含まず)成分として油、乳化剤(スルホン酸ナト リウム)、有機酸(オレイン酸)及びトリエタノールアミン(共に優れた腐食禁 止剤、アイディア社の高分子量物)並びにダイヤモンドジャムロック社(Dia mond Shamrock、Morristown NJ)製め通常消泡剤の みを用いて、実施例1の方法に従って配合物を調製すると、塩スプレー損傷時間 は9日(216時間)に過ぎなかった。
’1wttiJflJV (ソルビタンモノオレエー ト安定剤を省いた発明品 )実施例1の方法に従い、ソルビタンモノオレエート安定剤を省いたこと以外は 同−重量部を用いて配合物を調製すると、実施例1の方法による希釈配合物で処 理した作業片は、塩スプレーで損傷まで38日間(816時間)耐え残り、実施 例2の比較配合物よりも実質的に改善された。但し、実施例1の好適配合物より は若干劣るものであった。しかしながら、この配合物は、未稀釈コンセントレー トでの24時間室温試験中には実質的に分離した。
X1置V<本発明品、パラフィン油に代替)実施例1で用いたナフテン油をパラ フィン油に代えて実施例1の方法及び試験を繰り返すと、得られた配合物は塩ス プレー試験に44日間(1056時間)耐え残り、がっ、該配合物は濃厚形態で もエマルション形態でも安定であった。この好適配合物は、ナフテン油の代りに パラフィン油を用いると秀れた結果が得られることを示している。
K1匠W(安定剤、パラフィン油及びスルホン酸金属塩を含有する本発明品) 更に金属スルホン酸塩(Lubrizol 5530)を10重量部添加し、実 施例Vの方法に従って配合物を調製すると、塩スプレー抵抗は損傷まで54日間 (1296時間)と更に改善されることが観察された。この配合物は、濃厚形態 でもエマルション形態でも安定であった9本例は、塩スプレー抵抗が実施例■に 比較される先行技術配合物の2倍以上となる本発明の最も好適な配合物を示すも のである。
1fLIL(本発明の窒化処理作業片上での使用)リン酸塩処理作業片を窒化処 理作業片に代えて実施例■を繰り返すと、42日間卓越した保護作用が認められ た。但し試験は損傷前に終了した。
z肪二交火 以上説明した特定の組成物、方法又は実施態様は、本明細書に開示した本発明を 説明することしが意図されていない。これらの組成物、方法又は実施態様の変形 は、本明細書の教示に基づけば当業者には容易に明らかであり、従って本願に開 示された発明の一部として包含されるものである0例えば、配合物中に殺菌剤、 消泡剤、染料、顔料等を含めてもよい。
本明MA書中の引用特許は、それらが引用した特許その他の文献を含めて引用す ることを明示する。
第1表 33ONeutra 1 NopcoNDW −0,50,5−−100Pale 33ONeutra I 53.35 B、 グリコール R,セロソルブ 4,8 E、水(イオン交換水) Lubrizol 553O Nopco NDW *窒化処理作業片;十−損傷前に試験終了FIG、1 FIG、2 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の7第1局 平成 元年 9月19日 1、特許出願の表示 PCT/US87100619 2、発明の名称 被覆組成物及び自己修復性防食フィルムの形成法3、特許出願人 住 所 アメリカ合衆国ケンタラキー州41114.アシ二ランド。
アシ二ランド・ドライブ 2000 名 称 アシ二ランド・オイル・インコーホレーテッド4、代理人 住 所 東京都千代田区大手町二丁目2番1号新大手町ビル 206区 5、補正書の提出日 昭和63年 2月 1日 諜−去一乃一−Wf)’4E (原請求の範囲第1乃至10項を補正した請求の範囲第1乃至10項に差し替え る) 1、 乳化されて固体金属基村上に塗付及び流動可能なエマルション及び分散性 被覆組成物を形成し、塩スプレー抵抗の改善された自己修復性ポリマー被覆を形 成する防食性、貯蔵安定性の油性組成物であって8前記組成物が、A、約50乃 至500秒(SSU 037℃、100°F)の粘度を有する脂肪族油又はナフ テン油、約20乃至95重景%;B1.グリコールヌはグリコールエーテル又は それらの誘導体を含む安定剤、約0.1乃至15重量%;C,スルホン酸アルカ リ土類金属塩を含む乳化剤、約5乃至50重I%; D、ポリアルキルシロキサン又はアルキルポリシロキサン又(まぞね、らの誘導 体を古むシIニアキサン、約0.5乃至10重1%:E、水、約o、i重景%以 上: を含有することを特徴とする組成物。
2、 請求項1記載の組成物をコンセントレート容重1部当り約1乃至20部範 囲の追加水で希釈して調製される水中油エマルション。
3、 ソルビトール誘導体を特徴とする請求項1記載の組成物。
4、A。容器に油を充填14、て100乃至71℃に加熱すること、B2安定剤 、乳化剤及びシロキサンを添加することの工程を組み合わせて包含する請求項1 記載の組成物の製造法。
5、 更に長M多官能性有機ポリアミン又はポリヒドロキシド化合物のモノ又は ポリオレエート有機塩を約0.1乃至20重量%含有する請求項1記載の組成物 。
6、 金属製作業片上に防食性表面を付与する方法であって5A、油状組成物の 吸収を促進するよう表面を粗くする表面処理法を適用すること: B、該表面に請求項1記載の油状組成物を塗付すること;の工程を組み合わせて 包含することを特徴とする防食性表面を付与する方法。
7、A、約50乃至500秒(SSU 637℃、100°F)の粘度を有する 脂肪族油又はナフテン油: B、グリコール又はグリコールエーテル又はそれらの誘導体を含む安定剤; C7スルホン酸アルカリ土類金属塩を含む乳化剤:D、ポリアルキルシロキサン 又はアルキルポリシロキサン又はそれらの誘導体を含むシロキサン樹脂:E、水 ; を組み合わせて含有する被覆組成物で被覆された金属基材を含む製造物品。
8、 塗付前の基材表面処理が、窒化処理、浸炭処理、炭窒化処理、スチームブ ルーイング処理又はリン酸塩処理を包含する請求項7記載の製造物品。
9、 金属作業片上に塗付及び流動可能かつ硬化して塩スプレー抵抗の改善され たポリマー被覆を形成可能な水中油エマルシランに前記作業片を接触させる金属 作業片の被覆方法であって1、前記エマルションコンセン(・レー■・が、A、 約50乃至500秒(SStJ@37℃、100 ’ F )の粘度を有する脂 肪族油又はナフテン油; B7グリコール又はグリコールエーテル又はそれらの誘導体を含む安定剤; C,スルホン酸アルカリ土類金属塩を含む乳化剤;D、ポリアルキルシロキサン 又はアルキルポリシロキサン又はそれらの誘導体を含む硬化性シ1コキサン樹脂 ;E、水: を組み合わせて含有することを特徴とする金属作業片の被覆方法。
10、前記接触前の作業片の表面処理が、窒化処理、浸炭処理、炭窒化処理、窒 素浸炭処理、スチームブルーイング処理又(まリン酸塩処理を包含する請求項9 記載の方法。
国際調奔報告 ANNEX To TF’ INTER−NATIONAL 5EARC!K  REPCRT ON

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.乳化して固体金属基材上に塗付及び流動可能な水中油エマルション及び分散 性被覆組成物を形成し、塩スプレー抵抗が改善された自己修復性ポリマー被覆を 形成する防食性、貯蔵安定性の油性組成物であって、前記コンセントレートが、 A.約50乃至500秒(SSU@37℃、100°F)の粘度を有する脂肪族 油又はナフテン油、約20乃至95重量%;B.グリコール又はグリコールエー テル又はそれらの誘導体を含む安定剤、約0.1乃至15重量%;C.スルホン 酸アルカリ土類金属塩を含む乳化剤、約5乃至50重量%; D.ポリアルキルシロキサン又はアルキルポリシロキサン又はそれらの誘導体を 含むシロキサン、約0.5乃至10重量%;E.水、約0.1重量%以上; を含有することを特徴とする組成物。
  2. 2.請求項1記載の組成物をコンセントレート各重量部当り約1乃至20部範囲 の追加水で希釈して調製される水中油エマルション。
  3. 3.油、安定剤及び乳化剤が、水中油エマルシヨン又は可溶性油を含有する請求 項1記載の組成物。
  4. 4.ソルビトール誘導体を更に含有する請求項1記載の組成物。
  5. 5.A.容器に油を充填して100乃至71℃に加熱すること、B.安定剤、乳 化剤及びシロキサンを添加することの工程を組み合わせて包含する請求項1記載 組成物の製造法。
  6. 6.請求項1記載の組成物を金属に塗付することを特徴とする金属部品の被覆方 法。
  7. 7.請求項1記載の組成物を浸漬により塗付することを特徴とする金属部品の被 覆方法。
  8. 8.請求項1記載の被覆組成物を塗付した金属基材を含む製造物品。
  9. 9.更に長鎖多官能性有機ポリアミン又はポリヒドロキシド化合物のモノ又はポ リオレエート有機塩を約0.1乃至20重量%合有する請求項1記載の組成物。
  10. 10.金属製作業片上に防食性表面を付与する方法であって、A.油状組成物の 吸収を促進するよう表面を粗くする表面処理法を適用すること; B.該表面に請求項1記載の油状組成物を塗付すること;の工程を組み合わせて 包含することを特徴とする防食性表面を付与する方法。
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