JPH02500491A - 改良された火災止め用管路挿入物 - Google Patents
改良された火災止め用管路挿入物Info
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- JPH02500491A JPH02500491A JP63507095A JP50709588A JPH02500491A JP H02500491 A JPH02500491 A JP H02500491A JP 63507095 A JP63507095 A JP 63507095A JP 50709588 A JP50709588 A JP 50709588A JP H02500491 A JPH02500491 A JP H02500491A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
改良された火災止め用管路挿入物
この発明は可燃性の導管とその延出管部を備えながらなお且つ、建物の床間での
火災の延焼を防止する、改良された火災止め用管路挿入物に関するものである。
出願人が所有する米国特許Nα4,583,565は最も近接した従来技術を示
している。それに開示の火災止め用管路挿入物では主導管と延出導管とが、鋳鉄
または何か別の不燃性材料で作製されている。この組合せは良好に機能するが、
製作が高価につく。発明者は挿入物が機能する上で、導管とその延出管部が不燃
性であることが必須の要件であると考えていた。
目 的
したがってこの発明の目的とするところは、不燃性の部品を最少限に減らすよう
に主導管と延出導管が可燃性材料から成り、しかも安全性を犠牲にしてない、改
良された火災止め用管路挿入物を提供するにある。
この発明はまた、従来技術によるものよりも軽量で比較的安価に製作できる、改
良された火災止め用の管路挿入物を提供することも目的とする。これら及びその
他の目的は、以下の説明と図面を参照することにより極(明瞭となる。
図面の簡単な説明
第1図はこの発明に従った、改良された火災止め用の管路挿入物10の分解斜視
図であって、不燃性の栓体16及び不燃性のスリーブ13を、挿入物10下方の
床からの火災による拘束解除前の状態で示している。
第2図は第1図に図示の火災止め用管路挿入物の組立てられたものの一部縦断正
面図であって、特に拘束を解除された栓体16のスリーブ13中での位置を破線
で画いである。
第3図は延出管部12中で支え枠17上に支持されている拘束状態の栓体16を
示す一部縦断拡大正面図である。
第4図は床100中に埋込む連結具15に代えて、床101中に予め形成するか
穿設した大中に圧力嵌めする連結具30を用いる変形例を示す縦断正面図である
。
第5図は床100中でのスリーブ13の支持構造を示す拡大縦断正面部分図であ
る。
一般的な説明
この発明は建物の床を通しての火災の延焼を防止するための管路挿入物に係り、
同挿入物は、(a)6両端の開口間で第1の長手軸線(a−a)を有し、建物の
複数の床間に垂直に配置されている流体導通パイプに対し1つの床を通して接続
される流体導通用の可燃性の主導管、
(b)、この主導管から延出させである可燃性の延出導管であって、主導管の上
記長手軸線と鋭角で交差する第2の軸線を有し延出端に開口を備えている可燃性
の延出導管、
(C)、この延出導管中に設けられた可燃性 の支持体に支持させて延出導管中
に配置され、主導管及び延出導管よりも低い温度で溶融する上記支持体が建物の
火災により主導管を介し加熱されて溶融すると拘束を解除される不燃性の栓体で
あって、床下方を向くように設けられていて拘束を解除されると主導管中へ移動
するようにされている不燃性の栓体、(d)、上記した延出導管の開口を閉鎖す
る閉鎖手段、及び
(e)0両端に開口を備え、上記した栓体及び延出導管よりも下方の位置で主導
管中で支持されている不燃性のスリーブであって、上記支持体の溶融によって該
スリーブ中へと不燃性の上記栓体が落下することにより閉塞されて複数の床間で
の火災の延焼を防止する不燃性のスリーブ、
を備える。
が延焼するのを防止するための建物構造に係り、同構造は、
(a)、火災延焼防止用の管路挿入物であって、両端の開口間で第1の長手軸線
(a−a)を有し、建物の複数の床間に垂直に配置されている流体導通パイプに
対し1つの床を通して接続される流体導通用の可燃性の主導管、
この主導管から延出させである可燃性の延出導管であって、主導管の上記長手軸
線と鋭角で交差する第2の軸線を有し延出端に開口を備えている可燃性の延出導
管、
この延出導管中に設けられたプラスチック製の支持体に支持させて延出導管中に
配置され、主導管及び延出導管よりも低い温度で溶融する上記支持体が建物の火
災により主導管を介し加熱されて溶融すると拘束を解除される不燃性の栓体であ
って、床下方を向(ように設けられていて拘束を解除されると主導管中へ移動す
るようにされている不燃性の栓体、上記した延出導管の開口を閉鎖する閉鎖手段
、及び
両端に開口を備え、上記した栓体及び延出導管よりも下方の位置で主導管中で支
持されている不燃性のスリーブであって、上記支持体の溶融によって該スリーブ
中へと不燃性の上記栓体が落下することにより閉塞されて複数の床間での火災の
延焼を防止する不燃性のスリーブ、
を備える管路挿入物、
(b)、その床を通しての流体の導通を可能とするように上記した管路挿入物の
主導管を支持している床、及び
(C)、上記主導管の両端の上記開口に接続されている流体導通用のパイプ、
を備える。
前記した鋭角は、約100と45°間の角度であるのが好ましい。
出願人が所有する米国特許Nα4.583,565に開示の従来の挿入物は、不
燃性の主導管及び延出導管を有する。
挿入物が有効であるためには、栓体の支持構造部が不燃性でなければならないと
考えられていた。パイプの穴を通って低い階から高い階へと移行する火災により
栓体を支持する支え枠が、各階を通過させであるプラスチックパイプの素材プラ
スチック(P V C)の融点よりもかなり低い比較的低温で溶融することが重
要である。支え枠は普通、約180’Fと240°F間の温度で溶融する。これ
より思いがけなく、不燃性の主及び延出導管に代えて安価なスリーブを用いうろ
ことを見出した。
第1−5図は改良された火災止め用管路挿入物10或はその一部分を示している
。挿入物10は主導管11及び一体的な延出導管12を備え、主導管11の長手
軸線a−aと延出導管12の軸線b−bとは鋭角Cで交差している。導管11.
12は可燃性材料、特にプラスチック材から製作され、パイプ或は他の挿入物を
取付けるための輪縁ないし拡大部11b。
11d、12aを有する一体的な略Y字形のものに形成されている。延出導管1
2よりも下方側で主導管11中には鉄製のスリーブ13が嵌合され、プラスチッ
ク1製のスペーサ管14によって位置保持されている。
スペーサ管14はスリーブ13の円筒面状外面上に据付けられ、ソルベント溶着
(solvent welding)により主導管11の内壁面11aに、そし
て次にプラスチック製連結具15の内壁面15aに、取付けられる。スリーブ1
3は外側の輪縁13aを有し、この輪縁13aに対しスペーサ管14の一端を支
持のために係合させである。連結具15はコンクリート製の床100(第2,5
図)を貫通して該床100により支持されている。スペーサ管14とスリーブ1
3とは輪縁13a反対側の端で、連結具15内に一体形成されている内側輪縁1
5bに対し係合させである。このようにして不燃性のスリーブ13が、連結具1
5内で位置保持されている。連結具15は外側の輪縁15Gも有し、床100中
に埋込まれ外側の輪縁15Cにより床100中で位置保持されている。この連結
具15は下端の支架フランジ15dを有し、この支架フランジ15dは床100
を形成するセメントを注入するときに型枠(図示せず)内で連結具15を支持す
るために用いられる。
第4図は、コンクリート製の床101中に穿設された穴に通し接着剤により位置
を固定される連結具30を示している。上端フランジ30aが、床101中で連
結具30を支持するための支持手段として機能する。
スリーブ13とスペーサ管14は連結具30内で支持され、前記連結具15内に
お、けるのと同様に連結具30の内側輪縁30bに対し係合させである。
第1−3図は、延出導管12中で支え枠(harness)17上に支架されて
いる円錐状の不燃性栓体16を示している。支え枠17はリング部17a及び十
字状に交差する一体的な帯片部17b、170を有する。単一の帯片部17bま
たは17Cを有する支え枠も有効であり、そのような支え枠はより安価につ(。
リング部17bの内側部分は栓体16の唇状部16aと係合し、栓体16の截頭
円錐状突出部16bは帯片部17b、17cによって支持されている。支え枠1
7は延出導管12の開口12C内に据付けられ、延出導管体16は支え枠17上
に載架され、火災により支え枠17が溶融したときに延出導管12内を通り抜け
うるように十分に小さくされている。延出導管12の開口12Gはキャップ18
によって閉鎖されており、このキャップ18は延出導管12上で、キャップ18
の凹溝18a内に設けられた締付具19によって密封されている。栓体16の支
持構造はほぼ、出願人が所有する米国特許Nα4,583,565に示されたも
のと同様である。
普通プラスチックで製作されるパイプ102.103に対し挿入物10は、床1
00或は101の何れかの側で連結される。プラスチックパイプ103は輪縁1
5b或は30bへと押付けるようにして連結具15或は30中に挿入され、該連
結具に対しソルベント溶着により固定される。この連結のために、0リング10
3aを付加して用いることもできる。パイプ102には一般に、主導管11の肩
部10aに対しソルベント溶着により取付けられパイプ102に対し締付具10
5により取付けられる可撓性のPVC連結用ゴムスリーブが設けられる。以上の
構造によってパイプ102,103を容易に据付けることができる。
火災時にパイプ103内の火焔は熱を支え枠17へと到達させ、その熱で帯片部
17b及び/または17Cが溶融する。それにより栓体16が拘束を解除されて
スリーブ13中に移動して該スリーブ13中に滞留し、床100或は101の上
下部間で火災の封鎖を行なう。これによって床100或は101を通しての火災
の延焼が防止される。スリーブ13上の輪縁13aの内面部13bは、該スリー
ブ13中に栓体16が正しく且つ確実に移行するように面取りしてお(のが好ま
しい。
栓体16は、図示の截頭円錐形が推賞されるも任意の形状のものとできることに
留意されるべきである。
例えば栓体16を球状のものともできる。重要なことはスリーブと栓体が、火災
を封鎖するのに十分であるように密着し合うことである。
当業者であれば数多くの変形を考え付きえよう。これ迄の説明はこの発明を例示
的に説明するためのものに過ぎず、この発明は以下に掲げる請求の範囲によって
限定されるべきである。
国際調査報告
Claims (23)
- 1.建物の床を通しての火災の延焼を防止するための管路挿入物であつて、 (a).両端の開口間で第1の長手軸線を有し、建物の複数の床間に垂直に配置 されている流体導通パイプに対し1つの床を通し接続される流体導通用の可燃性 の主導管、 (b).この主導管から延出させてある可燃性の延出導管であつて、主導管の上 記長手軸線と鋭角で交差する第2の軸線を有し延出端に開口を備えている可燃性 の延出導管、 (c).この延出導管中に設けられた可燃性の支持体に支持させて延出導管中に 配置され、主導管及び延出導管よりも低い温度で溶融する上記支持体が建物の火 災により主導管を介し加熱されて溶融すると拘束を解除される不燃性の栓体であ つて、床下方を向くように設けられていて拘束を解除されると主導管中へ移動す るようにされている不燃性の栓体、 (d).上記した延出導管の開口を閉鎖する閉鎖手段、及び (e).両端に開口を備え、上記した栓体及び延出導管よりも下方の位置で主導 管中で支持されている不燃性のスリーブであつて、上記支持体の溶融によつて該 スリーブ中へと不燃性の上記栓体が落下することにより閉塞されて複数の床間で の火災の延焼を防止する不燃性のスリーブ、 を備えた管路挿入物。
- 2.請求項1に記載の挿入物において、前記した主導管と延出導管が互いに一体 でありそれぞれが横断面形状円形の内面を有し、不燃性の前記スリーブが円形の 横断面形状を有し、前記栓体が基部と前記主導管に向けて配置された截頭突出部 とを有する円錐状のものに形成され、該栓体が拘束解除時に前記スリーブの上端 側開口中に入つて該開口を封鎖するものとされている挿入物。
- 3.請求項2に記載の挿入物において、前記栓体が前記基部付近で前記延出導管 の内径よりも若干小さく前記スリーブの内径よりも大きな直径を有する唇状部を 備え、該栓体が拘束を解除されたとき上記唇状部が前記スリーブの上端に係合し 前記突出部が該スリーブの上端側開口内に位置するようにされた挿入物。
- 4.請求項3に記載の挿入物において、不燃性の前記スリーブの上端側開口部が 、拘束を解除された前記栓体を該スリーブ中へと誘導するための面取りされた輪 縁を有する挿入物。
- 5.請求項1に記載の挿入物において、不燃性の前記スリーブが前記長手軸線を 取巻く外壁上で筒状部分の上方位置において拡大された外側の輪縁を備え、前記 主導管の内壁面上と上記したスリーブの筒状部分上とにプラスチック製のスペー サ管を、主導管中でスリーブを位置保持するように設けてある挿入物。
- 6.請求項1に記載の挿入物において、可燃性の前記支持体を、前記栓体を載架 する帯片部を有する低融点のプラスチック製支え枠によつて構成してある挿入物 。
- 7.請求項6に記載の挿入物において、前記支え枠を、前記した延出導管の開口 付近に配置してある挿入物。
- 8.請求項7に記載の挿入物において、前記支え枠を、前記した延出導管の開口 を閉鎖する閉鎖手段の付近で延出導管の拡大部内に据付けてある挿入物。
- 9.請求項1に記載の挿入物において、前記閉鎖手段が、前記した延出導管の開 口付近にリング状の締付具により取付けられた弾性のキヤツプを有する挿入物。
- 10.請求項1に記載の挿入物において、前記第2の軸線が前記第1の長手軸線 と約10−45度の間の角度で交差していて、第1の軸線が鉛直であるとき可燃 性の前記支持体による拘束を解除されたとき前記栓体が前記した主導管及びスリ ーブ中に重力により落下するようにされている挿入物。
- 11.請求項1に記載の挿入物において、前記主導管が、そのまわりにセメント を注入される連結具を備えている挿入物。
- 12.請求項1に記載の挿入物において、前記主導管が、床中に穿設された穴に 挿入される連結具を備えている挿入物。
- 13.建物の床間でパイプを通して火災が延燃するのを防止するための建物構造 であつて、 (a).火災延焼防止用の管路挿入物であつて、両端の開口間で第1の長手軸線 を有し、建物の複数の床間に垂直に配置されている流体導通パイプに対し1つの 床を通して接続される流体導通用の可燃性の主導管、 この主導管から延出させてある可燃性の延出導管であつて、主導管の上記長手軸 線と鋭角で交差する第2の軸線を有し延出端に開口を備えている可燃性の延出導 管、 この延出導管中に設けられたプラスチック製の支持体に支持させて延出導管中に 配置され、主導管及び延出導管よりも低い温度で溶融する上記支持体が建物の火 災により主導管を介し加熱されて溶融すると拘束を解除される不燃性の栓体であ つて、床下方を向くように設けられていて拘束を解除されると主導管中へ移動す るようにされている不燃性の栓体、上記した延出導管の開口を閉鎖する閉鎖手段 、及び 両端に開口を備え、上記した栓体及び延出導管よりも下方の位置で主導管中で支 持されている不燃性のスリーブであつて、上記支持体の溶融によつて該スリーブ 中へと不燃性の上記栓体が落下することにより閉塞されて複数の床間での火災の 延焼を防止する不燃性のスリーブ、 を備える管路挿入物、 (b).その床を通しての流体の導通を可能とするように上記した管路挿入物の 主導管を支持している床、及び (c).上記主導管の両端の上記開口に接続されている流体導通用のパイプ、 を備えた建物構造。
- 14.請求項13に記載の建物構造において、前記主導管が、床を貫通させて据 付けられたプラスチック製の連結具を備えている建物構造。
- 15.請求項13に記載の建物構造において、前記した挿入物の主導管と延出導 管が互いに一体でありそれぞれが横断面形状円形の内面を有し、不燃性の前記ス リーブが円形の横断面形状を有し、前記栓体が基部と前記主導管に向けて配置さ れた截頭突出部とを有する円錐状のものに形成され、該栓体が拘束解除時に前記 スリーブの上端側開口中に入つて該開口を封鎖する,ものとされている建物構造 。
- 16.請求項15に記載の建物構造において、前記栓体が前記基部付近で前記延 出導管の内径よりも若干小さく前記スリーブの内径よりも若干大きな直径を有す る唇状部を備え、該栓体が拘束を解除されたとき上記唇状部が前記スリーブの上 端に係合し前記突出部が該スリーブの上端側開口内に位置するようにされた建物 構造。
- 17.請求項16に記載の建物構造において、前記スリーブの上端側開口部が、 拘束を解除された前記栓体を該スリーブ中へと誘導するための面取りされた輪縁 を有する建物構造。
- 18.請求項13に記載の建物構造において、不燃性の前記スリーブが前記長手 軸線を取巻く外壁上で筒状部分の上方位置において拡大された外側の輪縁を備え 、前記主導管の内壁面上と上記したスリーブの筒状部分上とにプラスチック製の スペーサ管を、主導管中でスリーブを位置保持するように設けてある建物構造。
- 19.請求項13に記載の建物構造において、プラスチック製の前記支持体を、 前記栓体を載架する帯片部を有する支え枠によつて構成してある建物構造。
- 20.請求項19に記載の建物構造において、前記支え枠を、前記した延出導管 の開口付近に配置してある建物構造。
- 21.請求項20に記載の建物構造において、前記支え枠を、前記した延出導管 の開口を閉鎖する閉鎖手段の付近で延出導管の拡大部内に据付けてある建物構造 。
- 22.請求項13に記載の建物構造において、前記閉鎖手段が、前記した延出導 管の開口付近にリング状の締付具により取付けられた弾性のキヤツプを有する建 物構造。
- 23.請求項13に記載の建物構造において、前記第2の軸線が前記第1の長手 軸線と約10−45度の間の再度で交差していて、可燃性の前記支持体による拘 束を解除されたとき前記栓体が前記延出導管内から前記主導管中に重力により落 下するようにされている建物構造。
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