JPH0248876Y2 - - Google Patents

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JPH0248876Y2
JPH0248876Y2 JP9873983U JP9873983U JPH0248876Y2 JP H0248876 Y2 JPH0248876 Y2 JP H0248876Y2 JP 9873983 U JP9873983 U JP 9873983U JP 9873983 U JP9873983 U JP 9873983U JP H0248876 Y2 JPH0248876 Y2 JP H0248876Y2
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JP
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worm shaft
speed
plate
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brake cup
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JP9873983U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はオルゴール等に用いる調速装置の改良
に係り制動力が大きくて安定な調速性能を得たも
のである。
従来、この種調速装置としては、風切り羽根を
用いたエアーガバナー方式(第1図)弾性調速板
を用いたゴムガバナー方式(第2図)が実用に供
されているが、前者は制動力が小さく、後者は回
転ムラが出るとともに制動力のバラツキが大きい
という欠点があつた。
即ち、第1図の方式は、地板Aに軸受けBが固
定してあり、ウオーム軸Cが回転自在に支持され
ていてウオーム軸Cには風切り羽根Dが固定して
ある。又地板Aには駆動歯車Eが支持されてウオ
ーム軸の歯部と噛み合つており羽根Dの回転での
空気抵抗で調速するので、回転ムラは出ない反面
制動力が小さくなつてしまい、例えばオルゴール
に用いた場合鳴奏時間が短くその延長が要求され
た。
この要求を満足すべく提案された第2図の方式
は、ウオーム軸Cに略S字状のゴム製調速板Gを
固定し、地板Aに調速板Gを囲む制動カツプFを
固定することによりウオーム軸Cの回転力に応じ
て調速板Gの外周がカツプFに摺接し、摩擦制動
をかけるものであり、制動力は大きいものの製品
個々のバラツキも大きく、且つ回転ムラも出てし
まう。
ところで調速装置として要求されるものは制動
力が大、回転ムラ無し、製品間での制動力のバラ
ツキ無し、であり要求を満足しない。
又第2図の方式をオルゴールに用いた場合、オ
ルゴールのストツパーは調速装置に作用させるの
が普通であるので、ストツパーとの係脱用の作用
部をウオーム軸Cに特別に設けなければならなか
つた。
本考案はこれらの点に鑑みて提案されたもの
で、風切り羽根は内側の効果が小さく、外側のみ
有るだけでも大きな効果が得られる点に着目し、
小さい摩擦制動部とその外周に回転羽根部とを設
けて制動力が大、バラツキ、回転ムラ小という調
速の目的を達成した。
具体的には、被調速部材により回転するウオー
ム軸と、ウオーム軸の回転支持部材(軸受け部)
と、回転支持部材と一体の制動カツプと、ウオー
ム軸に固定してあり制動カツプ内空間に位置し
て、遠心力で拡開するウエート部をもつ調速板
と、ウオーム軸に固定してあり制動カツプの側方
に羽根部をもつ風切り板とで構成し、従来のエア
ーガバナー方式と同じような大きさで制動力が大
きく安定した調速という効果を得た。
以下図面を参照して本考案の一実施例を説明す
ると、略コ字状地板1の上辺に支持孔11、下辺
に軸受け部12、支持部13が形成してあり、支
持孔11に制動カツプ2が下向き固定してある。
制動カツプ2には内周摺接面21、軸受け部2
2が設けてあり、上下に対向している軸受け部1
2と軸受け部22によりウオーム軸3を回転自在
に支持している。ウオーム軸3にはゴム等の弾性
体より成る調速板4がスペーサ5を介して2枚圧
入固定してあり、その下に風切り板6が圧入固定
してある。調速板4には遠心力で拡開変位するウ
エート部41を有し、カツプ2内で内周摺接面2
1と近接対向している。風切り板6には制動カツ
プ2の下に設けた円形の支持部材61、制動カツ
プ2の外側に位置する羽根部62が合成樹脂で一
体成形してある。
地板1を折曲した支持部13には図示しないオ
ルゴールのドラム等被調速部材により、若しくは
被調速部材と連動回転する駆動歯車7が回転自在
に支持され、この歯車7がウオーム軸3の歯部3
1と噛み合つている。
以上の構成による動作は、駆動歯車7によりウ
オーム軸3が回転すると、調速板4及び風切り板
6も一体的に回転する。
そこで風切り板6には空気抵抗が作用し、調速
板4には回転速度に比例した遠心力でウエート部
41が拡開変位して内周摺接面21に摺接するこ
とによる摩擦抵抗が作用して、夫々が制動力とな
り、ウオーム軸3の回転が調速される。
そして、空気抵抗は製品間でのバラツキが殆ど
無いので、製品間のバラツキが出やすい摩擦抵抗
をカバーして変動の少ない安定した調速作用が得
られるのである。
実際、第1〜3図示例を比較した場合、 第3図示例は、第1図示例の数倍(オルゴール
の嗚奏時間で2〜2.5倍)、第2図示例(調速板が
1枚)の数割増の制動力にが得られ、回転ムラは
問題にならなかつた。
又第3図示例で調速板4を1枚にした場合でも
第2図示例(調速板が1枚)より少し劣る制動力
得られ、上記と同様に回転ムラは問題にならなか
つた。
更に、上記実施例をオルゴールに用いた場合、
羽根部62の形状が第1図示例の風切り羽根Dの
外側形状と同じなので、羽根Dにストツパーを当
ててオルゴールを止めるものにそのまま用いられ
るという効果も得られる。
そしてこの場合には、第6図示のように羽根部
62の外側に平面若しくは曲面の切り落とし部6
3を設けるとストツパーが羽根部62の先端面と
突き当たることが防止出来、ストツパー機能の確
実化がはかれる。
尚、上記実施例では調速板4にゴムを用いたが
他の弾性体でも良く、又剛体の調速板にウエート
部を支持するようにしても良く、又支持板部61
を棒状にしてもよく、勿論用途もオルゴールに限
るものではない。
以上から明らかの通り本考案は、2つの制動手
段を小型、簡単にまとめた上、制動力が大きく、
安定回転が得られ、しかも製品間のバラツキも小
さく出来るという作用効果を奏したものである。
そして、オルゴールに用いれば従来のストツパ
ーがそのまま用いられるので互換性もあるという
効果を併せ奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の構成図、第2図は他の従来例
要部構成図、第3図は本考案の一実施例側面図、
第4図はその断面図、第5図は調速板の平面図、
第6図は風切り板の変更例斜視図を示し、 1……地板、2……制動カツプ、21……内周
摺接面、3……ウオーム軸、4……調速板、6…
…風切り板、62……羽根部、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被調速部材により回転するウオーム軸と、該ウ
    オーム軸の回転支持部材と、該回転支持部材と一
    体の制動カツプと、前記ウオーム軸に固定してあ
    り前記制動カツプ内空間に位置して、遠心力で拡
    開するウエート部をもつ調速板と、前記ウオーム
    軸に固定してあり前記制動カツプの側方に羽根部
    をもつ風切り板とより成る調速装置。
JP9873983U 1983-06-28 1983-06-28 オルゴ−ル等の調速装置 Granted JPS608999U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9873983U JPS608999U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 オルゴ−ル等の調速装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9873983U JPS608999U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 オルゴ−ル等の調速装置

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Publication Number Publication Date
JPS608999U JPS608999U (ja) 1985-01-22
JPH0248876Y2 true JPH0248876Y2 (ja) 1990-12-21

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JP9873983U Granted JPS608999U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 オルゴ−ル等の調速装置

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JPS608999U (ja) 1985-01-22

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