JPH0248234B2 - KOSEIBUTSUSHITSUNOSEIZOHO - Google Patents

KOSEIBUTSUSHITSUNOSEIZOHO

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JPH0248234B2
JPH0248234B2 JP279388A JP279388A JPH0248234B2 JP H0248234 B2 JPH0248234 B2 JP H0248234B2 JP 279388 A JP279388 A JP 279388A JP 279388 A JP279388 A JP 279388A JP H0248234 B2 JPH0248234 B2 JP H0248234B2
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JP
Japan
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compound
culture
acid
water
methyl
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JP279388A
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JPS63183598A (en
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Takashi Suzuki
Hidekazu Sawada
Kazuyoshi Katamoto
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は、式 〔式中、Rは水素、ハロゲン原子、低級アルキル
基またはヒドロキシメチル基を示す〕で表わされ
る化合物またはその酸塩の製造法に関する。 本発明者らは、種々研究を重ねた結果、ストレ
プトヴアーテイシリウム属に属するミルデイオマ
イシン生産菌を、式 〔式中、Rは水素、ハロゲン原子、低級アルキル
またはヒドロキシメチル基を示す〕で表わされる
化合物を含有する培地に培養すると、上記式
()で表わされる化合物(以下、化合物()
と称することがある。またはその酸塩が得られる
こと、とりわけN−メチル化合物を3mM以上含
有する培地で培養すると化合物()またはその
酸塩の生成が良好であること、さらに化合物
()が優れた植物用殺菌殺ダニ作用を有してい
ることを見出し、これらに基づいて本発明を完成
した。 即ち、本発明は、 (1) ストレプトヴアーテイシリウム属に属し、化
合物()を化合物()に変換する能力を有
するミルデイオマイシン生産菌を、化合物
()を含有する培地に培養して、培養物中に
化合物()またはその酸塩を生成蓄積せしめ
ることを特徴とする化合物()またはその酸
塩の製造法及び (2) N−メチル化合物を3mM以上含有する培地
で培養することを特徴とする上記(1)記載の製造
法に関するものである。 上記式中、Rで示されるハロゲン原子として
は、臭素、塩素、ヨウ素、フツ素が用いられる。
また、アルキル基としては、炭素数1ないし4の
直鎖状または分枝状のものが好ましく、たとえば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチルなどが繁用される。化合物()
中Rが水素原子であるものは、低廉に製造するこ
とができ工業生産上有利である。また、本発明の
化合物としては、遊離の化合物()のみならず
その酸塩も含まれる。このような酸塩としては、
たとえば塩酸、硫酸、硝酸などの無機酸またはた
とえばギ酸、酢酸、酪酸などの有機酸との塩が用
いられ、なかでも塩酸、硫酸、ギ酸などとの塩が
好ましい。不整炭素原子を有しているので種々の
立体構造をとりうると考えられるが、本発明の化
合物()はテトラヘドロン レターズ
(Tetrahedron Letters)No.44,PP4277−4280に
記載のミルデイオマイシン(mildiomycin)と同
じ立体構造を示す。 化合物()の生産に供されるミルデイオマイ
シン生産菌としては、放線菌ストレプトヴアーテ
イシリウム リモフアシエンス
(Streptoverticillium rimofaciens)に属する菌
株、とりわけストレプトミセス リモフアシエン
ス(Streptomyces rimofaciens)B−98891[寄
託番号:IFO13592(FERM−P2549)]が著名で
あり〔ザ・ジヤーナル・オブ・アンテイバイオテ
イツクス(The Journal of Antibiotics),第31
巻第6号511−518頁,1978年〕、本発明実施の目
的にもつとも有効に用いられる菌の一例である。
このような放線菌は、一般的性状として菌学上の
性質あるいは生理学上の性質が容易に変異するの
で、人工的にも、自然的にも種々の変異株または
種が容易に得られるが、これらの変異株、変異種
も化合物()またはその酸塩を生産する性質を
失つていないかぎり本発明の目的に使用すること
ができる。 化合物()またはその酸塩の製造に当つて
は、ミルデイオマイシン生産菌を化合物()を
含有する培地に培養して行うが、培地としては、
一般に微生物が同化しうる炭素源、窒素源および
無機塩、要すれば微量栄養素、発育促進因子など
の微量有効物質のほかに、化合物()を添加し
た培地が用いられる。一般に、炭素源としては、
たとえばグルコース、シユクロース、糖蜜、でん
ぷん、デキストリン、グリセリン、ソルビツトな
どが用いられ、また窒素源としては、たとえば肉
エキス、大豆粉、コーン、ステイープ、リカー、
カゼイン、ペプトン、綿実粕などの有機窒素源の
ほか、アンモニウム塩、硝酸塩などの無機塩が用
いられ、これらは単独もしくは組合せて使用され
る。 化合物()としては、R=Hの場合すなわち
シトシンまたは培地中で分解してシトシンを生成
するたとえばシチジン、シチジル酸などの他、核
酸またはその加水分解物など、あるいはそれらを
含む多くの微生物菌体、農蓄水産資源が用いられ
る。R=ハロゲン原子の場合すなわち5−ハロゲ
ノシトシンまたは培地中で分解し5−ハロゲノシ
トシンを生成するたとえば5−ハロゲノシチジ
ン、5−ハロゲノシチジル酸などが用いられる。
R=アルキル基の場合すなわち5−アルキルシト
シンまたは培地中で分解して5−アルキルシトシ
ンを生成するたとえば5−アルキルシチジン、5
−アルキルシチジル酸などが用いられるほか、5
−ヒドロキシメチルシトシンまたは培地中でそれ
を生成する化合物などが用いられる。化合物
()を添加する場合、あるいはこれら化合物
()を培地中で生成する化合物などを添加する
場合の添加濃度は、化合物()として0.01〜
1.0%(重量/容量)が望ましいが、さらに望ま
しくは0.03〜0.5%(重量/容量)で用いられる。
これらを培地に添加する時期は、培養の開始以前
に加えるのが最も有効であるが培養途中経時に添
加しても差支えない。 さらに、化合物()の生成を良好なものとす
るために、培地中にN−メチル化合物を存在せし
めるのがよい。このようなN−メチル化合物とし
ては、分子内に1ないし4個のメチル基で置換さ
れた窒子原子を1個以上有する化合物が用いられ
る。なかでも、たとえば分子内にメチル基で置換
された窒素原子を1個有するものなどがよく、と
りわけ3個のメチル基で置換された窒素原子のト
リメチルアムモニオ(trimethylammonio)基:
−N+(CH33を有する第4アンモニウム塩が好適
である。また培地中で>N−CH3に変りうるも
の、たとえばN,N−メチレンビスアクリルアミ
ドなども、N−メチル化合物として用いられる。
N−メチル化合物の分子量は、通常50〜1000好ま
しくは90〜130である。水溶性、非水溶性にかか
わらず用いられるが、易水溶性のN−メチル化合
物が利用しやすい。具体例としては、たとえばN
−メチル酸アミド、N−メチルアミノ化合物、N
−メチルアミン、N−メチルアムモニウムあるい
はN,N−メチレンビスアクリルアミドなどが用
いられる。N−メチル酸アミドとしては、たとえ
ばN,N−ジメチルアセタミド、N−メチルアク
リルアミドなどが、N−メチルアミノ化合物とし
てはN−メチル尿素、1,1,3,3−テトラメ
チル尿素、2−ジメチルアミノエタノールなど
が、N−メチルアミンとしては、たとえばトリメ
チルアミン、ジメチルアミンなどが、またN−メ
チルアムモニウムとしては、たとえばレシチン、
コリン、ベタイン、テトラメチルアムモニウムな
どが有利に用いられる。N−メチルアムモニウム
とりわけコリン、ベタイン、テトラメチルアムモ
ニウムを用いた場合に、好結果が得られる。これ
らのN−メチル化合物は、単独または2種以上を
混じて用いてもさしつかえない。またN−メチル
化合物の含有物、たとえばベタインを含有するて
んさい糖蜜、レシチンを含有する大豆粉またはコ
リンとレシチンを含有する鶏卵等を多量培地中に
添加し、N−メチル化合物として3mM以上含有
させる方法も本発明方法に含まれる。培地に含有
されるN−メチル化合物の濃度は、用いる微生物
の発育を抑制しない範囲で適宜選択すればよく、
通常3mM以上含有させられる。望ましくは4mM
ないし200mM、さらに好ましくは7〜50mMの
添加が効果的であり、200mMを越えると効果の
伸展率が鈍化する。またN−メチル化合物を含有
する天然物の添加量は、含有されるN−メチル化
合物の濃度が前述の範囲になるように選択すれば
よいが、従来の添加量を越える多量を用いること
になるので、天然物の単独添加では他の成分の影
響により微生物の発育が著しく影響をうけ、ミル
デイオマイシンの生産が阻害される場合もあり、
その場合にはN−メチル化合物を併用するのがよ
い。また、これらのN−メチル化合物を培地に含
有させる時期は、培地に微生物を接種する以前に
添加するのが最も容易かつ効果的な方法であるが
培養の間に適宜添加することもできる。 培養は表面培養法によつてもよいが、通常、深
部通気培養法によるのが合理的である。深部培養
法による場合、培地の液性は微酸性ないし微アル
カリ性がよく、また培養の温度は15〜40℃、とり
わけ24〜34℃に保つのが望ましい。しかし、これ
らの培養条件は、使用する菌株の種類や外部の条
件などに応じて好ましい結果が得られるように適
宜、選択することは言うまでもない。通常4日〜
14日培養すれば、化合物()を著量含有する培
養液が得られるが、培養液からこの化合物()
を採取するには、微生物の代謝産物をその培養液
から採取するのに通常用いられる分離、採取の手
段が適宜使用される。たとえばこの化合物()
は水溶性塩基性の物質で主として培養液中に含ま
れるので、まずろ過、遠心分離などの手段で菌体
を除去する。得られた上清液を適当な吸着剤、た
とえば活性炭、吸着性樹脂、陽イオン交換樹脂、
活性アルミナ、シリカゲルあるいは分子篩の如き
吸着剤と接触させて目的物質を吸着させたのち、
たとえばアセトン、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、ブタノールなどの水溶性有機溶媒の
含水液、あるいは酸、アルカリ、緩衝液もしくは
無機塩、有機塩の水溶液を溶剤として、目的物質
を溶離することができる。これらの分離手段を適
宜組合せて実施したのち、有効画分を濃縮、粉末
化を行えば、化合物()を遊離の状態もしくは
塩の状態で採取することができる。 なお、原料として用いられる化合物()は、
たとえばジヤーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケ
ミカル・ソサイエテイー(Journal of the
American Chemical Society)第56巻134頁〜
139頁およびジヤーナル・オブ・ラベルド・コン
パウンド(Journal of Labelled Compounds)
第9巻3号475頁〜482頁などに記載されている方
法またはそれに準じた方法により製造できる。 本発明の植物用殺菌殺ダニ剤には、化合物
()を有効成分として含有せしめる。 化合物()は、単独でも、あるいは植物に適
用されうるその他の薬剤と共存させてもよい。 剤型としては、公知の植物用殺菌剤の種々の剤
型を適宜採用しうる。たとえば、液状担体(たと
えば溶剤)に溶解するかあるいはこれに分散さ
せ、または適当な固体担体(たとえば希釈剤、増
量剤)と混合するかあるいはこれに吸着させ、所
要の場合はさらにこれらにたとえば剤化剤、分散
剤、懸濁剤、展着剤、浸透剤、湿潤剤、粘漿剤、
安定剤などを添加し、油剤、乳剤、水和剤、粉
剤、錠剤、粒剤、噴霧剤などの剤型として使用す
る。 主要有効成分()の濃度は、乳剤、水和剤な
どとしては1〜70%程度が適当であり、油剤、粉
剤などとしては、0.01〜10%程度が適当であるが
使用目的によつてはこれらの濃度を適宜変更して
もよい。なお、乳剤、水和剤などは使用に際して
水などで適宜希釈、増量(たとえば100〜10000
倍)して撒布するのがよい。 本発明の植物用殺菌殺ダニ剤に使用する溶剤に
は、たとえば水、アルコール類(たとえばメチル
アルコール、エチルアルコール、エチレングライ
コールなど)、エーテル類(たとえばジオキサン、
テトラハイドロフラン、セロソルブなど)、脂肪
族炭化水素類(たとえばガソリン、ケロセン、灯
油、燃料油、機械油など)、芳香族炭化水素類
(たとえばベンゼン、トルエン、キシレン、ソル
ベントナフサ、メチルナフタレンなど)やその他
有機塩基類(たとえばピリジン、アルデヒドコリ
ジンなど)、ハロゲン化炭化水素類(たとえばク
ロロホルム、四塩化炭素など)、酸アミド類(た
とえばジメチルホルムアミドなど)、エステル類
(たとえば酢酸エチルエステル、酢酸ブチルエス
テル、脂肪酸のグリセリンエステルなど)、ニト
リル類(たとえばアセトニトリル)などの溶媒が
適当であり、これらの1種または2種以上の混合
物を使用する。 希釈、増量剤としては植物性粉末(たとえば大
豆粉、タバコ粉、小麦粉、木粉など)、鉱物性粉
末(たとえばカオリン、ベントナイト、酸性白土
などのクレー類、滑石粉、ロウ石粉などのタルク
類、珪藻土、雲母粉などのシリカ類など)、さら
にアルミナ、硫黄粉末、活性炭なども用いられ、
これらの1種または2種以上の混合物を使用す
る。 また、乳化剤、展着剤、浸透剤、分散剤などと
して使用される界面活性剤としては、たとえば石
けん類、高級アルコールの硫酸エステル、アルキ
ルスルホン酸、アルキルアリールスルホン酸、第
4級アンモニウム塩、オキシアルキルアミン、脂
肪酸エステル、ポリアルキレンオキサイド系、ア
ンヒドロソルビトール系等が広く使用されうる。
また、必要に応じてカゼイン、ゼラチン、でん
粉、アルギン酸、寒天、ポリビニルアルコール、
松根油、糠油、ベントナイト、クレゾール石けん
等を用いることもできる。 また、化合物()以外に他種の殺菌剤(たと
えば銅系殺菌剤、水銀系殺菌剤、有機イオウ系殺
菌剤、フエノール系殺菌剤など)、除草剤、殺虫
剤(有機塩素系殺虫剤、有機リン系殺虫剤、天然
殺虫剤など)その他殺ダニ剤、殺線虫剤、植物生
長調整剤、共力剤、誘引剤、忌避剤、香料、植物
栄養剤、肥料などを配合し、混合使用することも
できる。 本発明の植物用殺菌殺ダニ剤の使用量あるいは
他種の薬剤との混合の組み合わせおよびこれらの
配合比などは、適用作物の種類、生育段階、生育
状況、栽培方法、疾病の種類、発病の状態、薬剤
の施用の時期およびそれに伴う環境条件、施用方
法、薬剤の経済的使用などの諸条件によつて異な
るが、普通10アール当たり1〜300g程度でもよ
い。使用濃度としては本発明の化合物()を含
有した終末濃度が1μg/ml〜10mg/mlの範囲で
あるのが適当である。又、本発明の殺菌殺ダニ剤
の使用方法としては、直接作物の表面に散布ある
いは土壌に潅注してもよい。 すなわち、作物に安全かつ有効に使用されるな
らばそれがどのような使用量、使用濃度または使
用方法であろうと本発明になんらの制約を加える
ものではない。 本発明の方法によつて得られる化合物()ま
たはその酸塩は例えば植物用殺菌殺ダニ剤として
用いられ、種々の植物の疾病に有効で、さらに殺
ダニ効果も併用する有用なものである。たとえ
ば、食用作物(例、オオムギ)、特用作物(例、
タバコ)、果樹(例、リンゴ)、林木(例、アラカ
シ)、野菜(例、キウリ、マクワウリ、ピーマン、
トマト)、花弁(例、バラ)などのうどんこ病、
たとえばトマト、ジヤガイモ等の疾病に対し特に
有効である。そして、毒性(例、急性毒性、眼粘
膜および皮膚刺激作用、魚毒等)も何ら問題はな
く、極めて安全なものである。 実施例 1 2坂口フラスコにグルコース1%、酵母エキ
ス0.3%、ペプトン0.5%(重量/容量)からなる
培地500mlを20%苛性ソーダ水溶液でPH7に調整
した後に分注、滅菌し、これにストレプトバーテ
イシリウム・リモフアシエンス
(Streptoverticillium rimofaciens)IFO13592
(FERM−P2549)の斜面培養物を接種したのち、
28℃で48時間往復振盪培養機上で培養した。50
容発酵槽にグルコース10%、プロフロ(トレーラ
ーズ社製)3%、コーンステイープリカー1%、
食塩0.5%、炭酸カルシウム0.5%、第1硫酸鉄
0.001%、消泡剤(アクトコール、武田薬品製)
0.05%(重量/容量)からなる培地30を20%苛
性ソーダ水溶液でPH7に調整、滅菌し、先に培養
した坂口フラスコ培養液500mlを接種、通気量
1VVM(単位液容量当りの毎分の通気容量)、撹
拌回転数100rpmで28℃、48時間培養して種培養
とした。200容発酵槽にシトシン100gを加えた
上記種培地100を調製、滅菌したのち、上記種
培養10を移植し、通気量0.5VVM、撹拌回転数
200rpm、温度28℃で5日間培養した。 かくして得られた培養液から30をとり、これ
に水20とハイフロスーパセル(ジヨンズ・マン
ビル社製)1Kgを加えてろ過し45のろ液を得、
これを6のクロマトグラフイー用活性炭(武田
薬品製)を充填したカラムに通液した。カラムを
20の水で洗つたのち、7%イソブタノール水30
を用いて溶出し、有効画分を集め6のイオン
交換樹脂、アンバーライトIRC50(ローム・アン
ド・ハース社製)H+型のカラムに通じて、カラ
ムを20の水で洗浄後、2%アンモニア水で溶出
した。溶出液の有効画分を集めて、減圧下に濃縮
し0.4の濃縮液を得、含まれる不溶物をろ去し
た。ろ液を3.5のエタノール中に滴下し、生じ
た沈澱を集め、乾燥するとR=Hの化合物()
の粗粉末15gが得られた。 実施例 2 実施例1で得た化合物の粗粉末5gを水30mlに
溶解し、これをイオン交換樹脂アンバーライト
CG−50(ローム・アンド・ハース社製)1を充
填し、0.3Mホウ酸リチウム緩衝液(PH8.8)で緩
衝化したカラムに通じ、ついで同緩衝液を用い
て、有効画分を流出した。得られた有効画分を50
mlのクロマトグラフイー用活性炭(武田薬品製)
のカラムに通じて吸着させ、200mlの水でカラム
を洗つた後、5%イソブタノール水で溶出した。
有効画分を集めて減圧下に濃縮し、濃縮液をエタ
ノール中に滴下して沈澱を析出させた。この沈澱
を集めて乾燥したところ1.2gのR=Hの化合物
()が得られた。 実施例 3 実施例1で得た化合物の粗粉末4gを水に溶解
し、イオン交換樹脂アンバーライトCG−50 1.8
のカラムを用いて、実施例2と同様にクロマト
グラフイーを行い有効画分を集めた。これを40ml
のクロマトグラフイー用活性炭のカラムに通液し
て吸着させ、150mlの水で洗浄したのち、0.5%ギ
酸を含む20%アセトン水(いずれも重量/容量)
で溶出し、有効画分を集め、これを減圧下に濃縮
して、エタノール中に滴下した。析出した沈澱を
集めて乾燥し、R=Hの化合物()のギ酸塩
1.0gを得た。このものの代表的理化学的性状は
次の通りであつた。 融点 227℃(分解) 旋光度 [α]22 D=+71.3゜(c=0.5、水) 紫外部吸収 λH2O nax=268nm、E1%1cn=163 元素分析値
C=39.12%、H=6.47%、N=18.93% 実施例 4 実施例1の方法で培養するとき、培地にシトシ
ンを下表1に記載の種々の濃度で添加した場合、
R=Hの化合物()は表1の生成量で得られ
た。
The present invention is based on the formula The present invention relates to a method for producing a compound represented by the formula [wherein R represents hydrogen, a halogen atom, a lower alkyl group, or a hydroxymethyl group] or an acid salt thereof. As a result of various studies, the present inventors have discovered that the mildeiomycin-producing bacterium belonging to the genus Streptovaartecillium has a formula of When cultured in a medium containing a compound represented by [wherein R represents hydrogen, a halogen atom, a lower alkyl or a hydroxymethyl group], the compound represented by the above formula () (hereinafter referred to as compound ())
It is sometimes called. or its acid salt can be obtained, especially when cultured in a medium containing 3mM or more of the N-methyl compound, the production of compound () or its acid salt is good, and furthermore, compound () is an excellent plant bactericidal and miticide. The present invention was completed based on these findings. That is, the present invention provides: (1) Cultivating a mildeiomycin-producing bacterium belonging to the genus Streptovaartecillium and having the ability to convert compound () into compound () in a medium containing compound (); (2) A method for producing a compound () or its acid salt, characterized by producing and accumulating the compound () or its acid salt in a substance, and (2) culturing in a medium containing 3mM or more of an N-methyl compound. The present invention relates to the manufacturing method described in (1) above. In the above formula, bromine, chlorine, iodine, and fluorine are used as the halogen atom represented by R.
The alkyl group is preferably a linear or branched one having 1 to 4 carbon atoms, such as methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, and the like. Compound()
Those in which R is a hydrogen atom can be produced at low cost and are advantageous in industrial production. Moreover, the compound of the present invention includes not only the free compound () but also its acid salt. Such acid salts include
For example, salts with inorganic acids such as hydrochloric acid, sulfuric acid, and nitric acid, or organic acids such as formic acid, acetic acid, and butyric acid are used, and salts with hydrochloric acid, sulfuric acid, formic acid, and the like are particularly preferred. Since the compound of the present invention has an asymmetric carbon atom, it is thought that it can take various three-dimensional structures. ) shows the same three-dimensional structure. The mildeiomycin-producing bacteria used for the production of compound () include strains belonging to the actinomycete Streptoverticillium rimofaciens, particularly Streptomyces rimofaciens B-98891 [Deposit number: IFO13592 (FERM -P2549)] is famous [The Journal of Antibiotics, No. 31].
Vol. 6, pp. 511-518, 1978] is an example of a bacterium that can be effectively used for the purpose of carrying out the present invention.
As a general characteristic of actinomycetes, their mycological or physiological properties easily mutate, so various mutant strains or species can be easily obtained both artificially and naturally. These mutant strains and mutant species can also be used for the purpose of the present invention, as long as they do not lose the property of producing the compound () or its acid salt. The production of compound () or its acid salt is carried out by culturing mildeiomycin-producing bacteria in a medium containing compound ().
In general, a medium is used in which a compound () is added in addition to a carbon source, a nitrogen source, and inorganic salts that can be assimilated by microorganisms, and if necessary, trace amounts of effective substances such as micronutrients and growth-promoting factors. In general, carbon sources include
For example, glucose, sucrose, molasses, starch, dextrin, glycerin, sorbitol, etc. are used, and nitrogen sources include, for example, meat extract, soybean flour, corn, staple, liquor, etc.
In addition to organic nitrogen sources such as casein, peptone, and cottonseed meal, inorganic salts such as ammonium salts and nitrates are used, and these may be used alone or in combination. Examples of the compound () include cytosine when R=H, cytidine, cytidylic acid, etc. that are decomposed in the medium to produce cytosine, as well as nucleic acids or their hydrolysates, or many microbial cells containing them. , agricultural and fisheries resources are used. When R=halogen atom, 5-halogenocytosine or 5-halogenocytidine, 5-halogenocytidylic acid, etc., which are decomposed in the medium to produce 5-halogenocytosine, are used.
When R=alkyl group, i.e. 5-alkylcytosine or 5-alkylcytidine, which is decomposed in the medium to produce 5-alkylcytosine, 5
-Alkylcytidylic acid etc. are used, and 5
-Hydroxymethylcytosine or a compound that produces it in the medium, etc. are used. When adding compounds (), or when adding compounds that produce these compounds () in the medium, the concentration of the compound () is 0.01 to 0.01.
It is preferably used at 1.0% (weight/volume), more preferably from 0.03 to 0.5% (weight/volume).
The most effective time to add these to the medium is before the start of culture, but they may also be added at some point during culture. Furthermore, in order to improve the production of compound (), it is preferable to have an N-methyl compound present in the medium. As such an N-methyl compound, a compound having one or more nitrogen atoms substituted with 1 to 4 methyl groups in the molecule is used. Among these, for example, those having one nitrogen atom substituted with a methyl group in the molecule are preferable, and in particular, a trimethylammonio group with a nitrogen atom substituted with three methyl groups:
Quaternary ammonium salts with -N+(CH3)3 are preferred. Also, compounds that can be converted to >N-CH 3 in the culture medium, such as N,N-methylenebisacrylamide, are also used as N-methyl compounds.
The molecular weight of the N-methyl compound is usually 50-1000, preferably 90-130. Although it can be used regardless of whether it is water-soluble or water-insoluble, easily water-soluble N-methyl compounds are easily used. As a specific example, for example, N
-Methyl acid amide, N-methylamino compound, N
-Methylamine, N-methylammonium, N,N-methylenebisacrylamide, etc. are used. Examples of N-methyl acid amides include N,N-dimethylacetamide and N-methylacrylamide; examples of N-methylamino compounds include N-methylurea, 1,1,3,3-tetramethylurea, and -dimethylaminoethanol, etc.; N-methylamines include trimethylamine, dimethylamine, etc.; N-methylammonium includes lecithin,
Choline, betaine, tetramethylammonium and the like are advantageously used. Good results are obtained with N-methylammonium, especially choline, betaine and tetramethylammonium. These N-methyl compounds may be used alone or in combination of two or more. Another method is to add a large amount of N-methyl compound-containing substances, such as sugar beet molasses containing betaine, soybean flour containing lecithin, or chicken eggs containing choline and lecithin, to the medium to contain 3mM or more of N-methyl compounds. Also included in the method of the present invention. The concentration of the N-methyl compound contained in the medium may be appropriately selected within a range that does not inhibit the growth of the microorganisms used.
It is usually contained at 3mM or more. Preferably 4mM
Addition of 7 to 200mM, more preferably 7 to 50mM, is effective, and if it exceeds 200mM, the rate of extension of the effect will slow down. Furthermore, the amount of natural products containing N-methyl compounds to be added may be selected so that the concentration of the N-methyl compounds contained falls within the above-mentioned range, but a larger amount than the conventional amount would be used. Therefore, if natural products are added alone, the growth of microorganisms will be significantly affected by the influence of other ingredients, and the production of mildeiomycin may be inhibited.
In that case, it is preferable to use an N-methyl compound in combination. The easiest and most effective way to add these N-methyl compounds to the medium is before inoculating the medium with microorganisms, but they can also be added as appropriate during cultivation. Although culture may be carried out by surface culture, it is usually rational to use deep aeration culture. When using the deep culture method, the liquid nature of the medium is preferably slightly acidic or slightly alkaline, and the culture temperature is desirably maintained at 15 to 40°C, particularly 24 to 34°C. However, it goes without saying that these culture conditions should be selected as appropriate to obtain preferable results depending on the type of bacterial strain used, external conditions, etc. Usually 4 days~
If cultured for 14 days, a culture solution containing a significant amount of compound () can be obtained;
In order to collect microorganisms, separation and collection means commonly used for collecting metabolites of microorganisms from their culture fluids are appropriately used. For example this compound ()
Since it is a water-soluble basic substance and is mainly contained in the culture solution, the bacterial cells are first removed by means such as filtration or centrifugation. The obtained supernatant liquid is treated with a suitable adsorbent such as activated carbon, adsorbent resin, cation exchange resin,
After adsorbing the target substance by contacting it with an adsorbent such as activated alumina, silica gel, or molecular sieve,
For example, the target substance can be eluted using a water-containing solution of a water-soluble organic solvent such as acetone, methanol, ethanol, propanol, or butanol, or an aqueous solution of an acid, an alkali, a buffer, or an inorganic salt or an organic salt. After carrying out an appropriate combination of these separation means, the effective fraction is concentrated and powdered, so that the compound () can be collected in a free state or a salt state. In addition, the compound () used as a raw material is
For example, the Journal of the American Chemical Society
American Chemical Society) Vol. 56, p. 134 -
139 pages and Journal of Labeled Compounds
It can be produced by the method described in Vol. 9, No. 3, pages 475-482, or a method similar thereto. The plant fungicidal and acaricide of the present invention contains the compound () as an active ingredient. The compound () may be used alone or in combination with other agents that can be applied to plants. As the dosage form, various dosage forms of known plant fungicides can be appropriately employed. For example, it can be dissolved or dispersed in a liquid carrier (e.g. a solvent), or mixed with or adsorbed onto a suitable solid carrier (e.g. diluent, filler), and if required further coated with e.g. curing agent, dispersing agent, suspending agent, spreading agent, penetrating agent, wetting agent, mucilage agent,
Stabilizers are added and used in the form of oils, emulsions, wettable powders, powders, tablets, granules, sprays, etc. The appropriate concentration of the main active ingredient () is approximately 1 to 70% for emulsions, hydrating agents, etc., and approximately 0.01 to 10% for oils, powders, etc., depending on the purpose of use. These concentrations may be changed as appropriate. In addition, when using emulsions, hydrating agents, etc., dilute or increase the amount with water as appropriate (for example, 100 to 10,000
It is best to double the amount and distribute it. The solvent used in the plant fungicidal and acaricide of the present invention includes, for example, water, alcohols (such as methyl alcohol, ethyl alcohol, and ethylene glycol), and ethers (such as dioxane,
tetrahydrofuran, cellosolve, etc.), aliphatic hydrocarbons (e.g. gasoline, kerosene, kerosene, fuel oil, machine oil, etc.), aromatic hydrocarbons (e.g. benzene, toluene, xylene, solvent naphtha, methylnaphthalene, etc.) Other organic bases (e.g., pyridine, aldehyde collidine, etc.), halogenated hydrocarbons (e.g., chloroform, carbon tetrachloride, etc.), acid amides (e.g., dimethylformamide, etc.), esters (e.g., ethyl acetate, butyl acetate, etc.) , glycerin esters of fatty acids, etc.), nitriles (eg, acetonitrile), and the like, and one or a mixture of two or more of these are used. Diluents and bulking agents include vegetable powders (such as soybean flour, tobacco flour, wheat flour, wood flour, etc.), mineral powders (such as kaolin, bentonite, clays such as acid clay, talcs such as talc powder and waxite powder, silica such as diatomaceous earth and mica powder), as well as alumina, sulfur powder, activated carbon, etc.
One or a mixture of two or more of these may be used. In addition, surfactants used as emulsifiers, spreaders, penetrants, dispersants, etc. include soaps, sulfuric acid esters of higher alcohols, alkylsulfonic acids, alkylarylsulfonic acids, quaternary ammonium salts, Alkylamines, fatty acid esters, polyalkylene oxides, anhydrosorbitols, etc. can be widely used.
In addition, casein, gelatin, starch, alginic acid, agar, polyvinyl alcohol,
Pine oil, bran oil, bentonite, cresol soap, etc. can also be used. In addition to compounds (), other types of fungicides (e.g., copper-based fungicides, mercury-based fungicides, organic sulfur-based fungicides, phenolic fungicides, etc.), herbicides, and insecticides (organic chlorine-based fungicides, organic Phosphorus-based insecticides, natural insecticides, etc.) and other acaricides, nematicides, plant growth regulators, synergists, attractants, repellents, fragrances, plant nutrients, fertilizers, etc., are mixed and used. You can also do that. The amount of the plant fungicidal and acaricide of the present invention to be used, the combination with other types of chemicals, and the mixing ratio thereof will depend on the type of crop to be applied, growth stage, growth conditions, cultivation method, type of disease, and disease onset. Although it varies depending on various conditions such as the condition, the time of application of the drug, the accompanying environmental conditions, the method of application, and the economical use of the drug, the amount may normally be about 1 to 300 g per 10 ares. As for the concentration used, it is suitable that the final concentration containing the compound () of the present invention is in the range of 1 μg/ml to 10 mg/ml. Furthermore, the fungicidal and acaricide of the present invention may be used by directly spraying it on the surface of crops or by irrigating it into the soil. That is, as long as it is used safely and effectively on crops, no restrictions will be placed on the present invention, regardless of the amount, concentration, or method of use. The compound () or its acid salt obtained by the method of the present invention is used, for example, as a fungicidal and acaricide for plants, and is effective against various plant diseases, and is also useful in combination with an acaricidal effect. For example, food crops (e.g. barley), specialty crops (e.g.
tobacco), fruit trees (e.g. apples), forest trees (e.g. oaks), vegetables (e.g. cucumbers, Japanese cucumbers, green peppers,
powdery mildew on tomatoes), petals (e.g. roses),
For example, it is particularly effective against diseases of tomatoes, potatoes, etc. Furthermore, there are no problems with toxicity (eg, acute toxicity, irritation of the eye mucous membranes and skin, fish poisoning, etc.) and it is extremely safe. Example 1 500 ml of a medium consisting of 1% glucose, 0.3% yeast extract, and 0.5% peptone (weight/volume) was adjusted to pH 7 with a 20% aqueous solution of caustic soda, then dispensed into two Sakaguchi flasks, sterilized, and then injected with streptovertebrate. Streptoverticillium rimofaciens IFO13592
After inoculating the slant culture of (FERM-P2549),
Culture was carried out on a reciprocating shaker incubator at 28°C for 48 hours. 50
10% glucose, 3% Proflo (manufactured by Trailers), 1% cornstarch liquor in a fermenter,
Salt 0.5%, calcium carbonate 0.5%, ferrous sulfate
0.001%, antifoaming agent (Actocor, manufactured by Takeda Pharmaceutical)
Medium 30 consisting of 0.05% (weight/volume) was adjusted to pH 7 with 20% caustic soda aqueous solution, sterilized, and inoculated with 500 ml of the previously cultured Sakaguchi flask culture, and the aeration volume was
A seed culture was obtained by culturing at 28° C. for 48 hours at 1 VVM (aeration volume per minute per unit liquid volume) and a stirring speed of 100 rpm. After preparing and sterilizing the above seed culture medium 100 with 100 g of cytosine added to a 200-volume fermenter, the above seed culture 10 was transplanted, and the aeration volume was 0.5 VVM and the stirring rotation speed.
The cells were cultured at 200 rpm and a temperature of 28°C for 5 days. Take 30% of the culture fluid thus obtained, add 20% of water and 1kg of Hyflo Supercel (manufactured by Johns Manville), and filter it to obtain 45% of the filtrate.
This was passed through a column filled with activated carbon for chromatography (manufactured by Takeda Pharmaceutical Co., Ltd.) No. 6. column
After washing with 20% water, 7% isobutanol water 30%
The effective fractions were collected and passed through a 6 ion exchange resin, Amberlite IRC50 (manufactured by Rohm and Haas) H + type column, and after washing the column with 20 ml of water, 2% ammonia was added. It eluted with water. Effective fractions of the eluate were collected and concentrated under reduced pressure to obtain a 0.4 concentration solution, and the insoluble materials contained therein were filtered off. The filtrate was added dropwise to 3.5 ml of ethanol, the resulting precipitate was collected, and when dried, the R=H compound ()
15 g of coarse powder was obtained. Example 2 5 g of the coarse powder of the compound obtained in Example 1 was dissolved in 30 ml of water, and this was added to the ion exchange resin Amberlite.
Pass through a column filled with CG-50 (manufactured by Rohm & Haas) 1 and buffered with 0.3M lithium borate buffer (PH8.8), then use the same buffer to flow out the effective fraction. did. The effective fraction obtained is 50
ml activated carbon for chromatography (manufactured by Takeda Pharmaceutical)
After washing the column with 200 ml of water, it was eluted with 5% isobutanol water.
Effective fractions were collected and concentrated under reduced pressure, and the concentrated solution was dropped into ethanol to precipitate. When this precipitate was collected and dried, 1.2 g of R=H compound () was obtained. Example 3 4 g of the coarse powder of the compound obtained in Example 1 was dissolved in water, and ion exchange resin Amberlite CG-50 1.8
Chromatography was carried out in the same manner as in Example 2 using the same column, and effective fractions were collected. 40ml of this
Pass the liquid through an activated carbon column for chromatography to adsorb it, wash with 150 ml of water, and then add 20% acetone water containing 0.5% formic acid (both weight/volume).
The effective fractions were collected, concentrated under reduced pressure, and added dropwise to ethanol. The precipitate was collected and dried, and the formate of the compound () with R=H
1.0g was obtained. The typical physical and chemical properties of this product were as follows. Melting point 227℃ (decomposition) Optical rotation [α] 22 D = +71.3゜ (c = 0.5, water) Ultraviolet absorption λ H2O nax = 268nm, E 1 % 1cn = 163 Elemental analysis value C = 39.12%, H = 6.47%, N=18.93% Example 4 When culturing according to the method of Example 1, when cytosine was added to the medium at various concentrations listed in Table 1 below,
The compound () with R=H was obtained in the amounts shown in Table 1.

【表】【table】

【表】 実施例 5 実施例1と同様の方法でストレプトバーテイシ
リウム・リモフアシエンス(Streptoverticillium
rimofaciens)IFO13592(FERM−P2549)を種
菌としてタンク培養を実施するが、実施例1では
200容発酵槽にシトシンを添加したのに対し、
本実施例では5−ブロモシトシンを100g添加し
た。 実施例1と同様な条件で200容発酵槽を用い
る培養を実施し、およそ100の培養液を得た。
かくして得られた培養液から30をとり、これに
水20とハイフロスーパセル(ジヨンズ・マンビ
ル社製)1Kgを加えてろ過45のろ液を得、これ
を6のクロマトグラフイー用活性炭(武田薬品
製)を充填したカラムに通液した。カラムを20
の水で洗つたのち、7%イソブタノール水30を
を用いて溶出し、有効画分を集め、6のイオン
交換樹脂、アンバーライトIRC−50(ローム・ア
ンド・ハース社製)H+型のカラムに通じて、カ
ラムを20の水で洗浄後、2%アンモニア水で溶
出した。溶出後の有効画分を集めて減圧下に濃縮
し0.4の濃縮液を得、含まれる不溶物をろ去し
た。ろ液を3.5のエタノール中に滴下し、生じ
た沈澱を集め、乾燥すると粗粉末10.5gが得られ
た。この粗粉末5gを実施例2と同様の方法で再
精製を行つたところ1.8gのR=Brの化合物()
が得られた。 実施例 6 実施例1と同様な方法でストレプトバーテイシ
リウム・リモフアシエンス(Streptoverticillium
rimofaciens)IFO13592(FERM−P2549)を種
菌としてタンク培養を実施するが、実施例1で添
加されるシトシンの代りに、本実施例においては
5−メチルシトシンを100g添加した。 実施例1と同様な条件で200容発酵槽を用い
る培養を実施し、およそ100の培養液を得た。
かくして得られた培養液から30をとり、実施例
5で示した精製法と同様な精製操作を実施し、R
=CH3の化合物()粉末1.5gが得られた。 上記の実施例2、5、6で得られた遊離型の化
合物()は次の諸性質を示した。 (1) 溶解性 水に易溶であるが、その他の有機溶媒には難
溶である。 (2) 呈色反応 坂口反応、過マンガン酸カリウム試薬反応は
陽性、フタール酸、アニリン試薬、ニンヒドリ
ン試薬反応は疑陽性、エーリツヒ反応、、ドラ
ーゲンドルフ反応、バートン反応は陰性であ
る。 (3) 薄層クロマトグラフイー 実施例2、5、6で得られた化合物の薄層ク
ロマトグラフイーRf値は表2に一括して示し
た。
[Table] Example 5 Streptoverticillium limofaciens was grown in the same manner as in Example 1.
rimofaciens) IFO13592 (FERM-P2549) was used as a seed culture, but in Example 1,
While cytosine was added to a 200 volume fermenter,
In this example, 100 g of 5-bromocytosine was added. Culture was carried out using a 200 volume fermenter under the same conditions as in Example 1, and approximately 100 culture solutions were obtained.
Take 30% of the culture solution obtained in this way, add 20% water and 1kg of Hyflo Super Cell (manufactured by Johns Manville) to obtain a 45% filtrate, and filter this with activated carbon for chromatography (Takeda Pharmaceutical Co., Ltd.) of 6. The solution was passed through a column packed with a 20 columns
After washing with water, elution was performed using 30% 7% isobutanol water, the effective fractions were collected, and the ion exchange resin Amberlite IRC-50 (manufactured by Rohm and Haas) H + type was collected. The column was washed with 20ml of water and then eluted with 2% aqueous ammonia. The effective fractions after elution were collected and concentrated under reduced pressure to obtain a 0.4% concentrated solution, and the insoluble matter contained therein was filtered off. The filtrate was dropped into 3.5 g of ethanol, and the resulting precipitate was collected and dried to obtain 10.5 g of coarse powder. When 5 g of this crude powder was repurified in the same manner as in Example 2, 1.8 g of R=Br compound ()
was gotten. Example 6 Streptoverticillium limofaciens was grown in the same manner as in Example 1.
rimofaciens) IFO13592 (FERM-P2549) was used as a seed culture, but instead of the cytosine added in Example 1, 100 g of 5-methylcytosine was added in this example. Culture was carried out using a 200 volume fermenter under the same conditions as in Example 1, and approximately 100 culture solutions were obtained.
30 was taken from the culture solution obtained in this way, and a purification procedure similar to that shown in Example 5 was carried out to obtain R.
1.5 g of the compound () powder of =CH 3 was obtained. The free compounds () obtained in Examples 2, 5, and 6 above exhibited the following properties. (1) Solubility It is easily soluble in water, but poorly soluble in other organic solvents. (2) Color reaction Sakaguchi reaction, potassium permanganate reagent reaction is positive, phthalic acid, aniline reagent, ninhydrin reagent reaction is false positive, Ehritz reaction, Dragendorff reaction, Burton reaction is negative. (3) Thin layer chromatography The thin layer chromatography Rf values of the compounds obtained in Examples 2, 5, and 6 are collectively shown in Table 2.

【表】【table】

【表】 (4) 融点 いずれの化合物も230℃付近より徐々に炭化
し、明瞭な融点を示さない。 (5) 比旋光度 一括して表3に示した。
[Table] (4) Melting point All compounds gradually carbonize from around 230°C and do not show a clear melting point. (5) Specific rotation The optical rotations are listed in Table 3.

【表】 (6) 含有元素および元素分析値 一括して表4に示した。それぞれの化合物の
元素分析値が示されているが、実測値はほとん
ど計算値と一致した。
[Table] (6) Contained elements and elemental analysis values are summarized in Table 4. The elemental analysis values for each compound are shown, and the measured values almost matched the calculated values.

【表】【table】

【表】 (7) 紫外部吸収スペクトラム 水,1/10N NaOH、1/10N HClをそれ
ぞれ溶剤とした場合のスペクトラムを得、その
極大値λnaxおよび水を溶媒したときのE1%1cnを表
5に一括して示した。
[Table] (7) Ultraviolet absorption spectrum Spectra obtained when water, 1/10N NaOH, and 1/10N HCl were used as solvents were obtained, and the maximum value λ nax and E 1 % 1cn when water was used as the solvent were obtained. 5.

【表】 (8) 核磁気共鳴スペクトラム 重水中で測定した 13C−NMRスペクトラム
から得られるδ値(ppm)を表6に示した。
[Table] (8) Nuclear magnetic resonance spectrum Table 6 shows the δ values (ppm) obtained from the 13 C-NMR spectrum measured in heavy water.

【表】【table】

【表】 (9) 高速液体クロマトグラフイー カラム;内径2.1mm×450mm、充填剤;日立イ
オン交換樹脂#2610、移動槽;0.3Mホウ酸リ
チウム緩衝液(PH9.02)を用い、温度45℃、圧
力90〜110Kg/cm2、流速0.6ml/minでクロマト
グラフイーを行い、254nmの吸収を検出すると
き、実施例2の化合物の保持時間は9.5分、実
施例5の化合物の保持時間は12.5分、実施例6
の化合物の保持時間は10.5分である。 (10) 生物活性 寒天希釈法(in vitro)による化合物()
の抗菌スペクトラムは表7に示すとおりであ
る。すなわち、化合物()はある種の細菌、
植物病原性真菌、一部の酵母などに対して抗菌
力を示すことがわかる。とくに実施例5の化合
物は一部の細菌に対して著しく強い抗菌活性を
示した。
[Table] (9) High performance liquid chromatography column; inner diameter 2.1mm x 450mm, packing material: Hitachi ion exchange resin #2610, transfer tank: 0.3M lithium borate buffer (PH9.02), temperature 45℃ When performing chromatography at a pressure of 90 to 110 Kg/cm 2 and a flow rate of 0.6 ml/min to detect absorption at 254 nm, the retention time of the compound of Example 2 was 9.5 minutes, and the retention time of the compound of Example 5 was 12.5 minutes, Example 6
The retention time of the compound is 10.5 minutes. (10) Biological activity Compound () by agar dilution method (in vitro)
The antibacterial spectrum of is shown in Table 7. That is, the compound () is a type of bacteria,
It is found that it exhibits antibacterial activity against plant pathogenic fungi and some yeasts. In particular, the compound of Example 5 showed extremely strong antibacterial activity against some bacteria.

【表】 検定培地 A:シヨ糖3.0%、L−アスパラギン0.2%、
NH4NO30.3%、KH2PO40.1%、MgSO4
7H2O0.1%、ヴエルセノール(ダウ・ケミカ
ル社製鉄キレート化合物、アイアン・ソデイ
ウム;エタノール・エチレンデイアミントリ
アセテート57.04%含有)0.001%、粉末寒天
1.5%(PH7) 使用前に下記のビタミンをそれぞれ記載し
た最終濃度となるように培地に添加する。 サイアミン1μg/ml、リボフラビン1μ
g/ml、パントテン酸カルシウム1μg/ml、
ニアシン1μg/ml、ビオチン0.005μg/ml、
葉酸0.5μg/ml、ピリドキシン塩酸塩2μg/
ml、パラアミノ安息香酸0.5μg/ml、シアノ
コバラミン0.0002μg/ml B:エールリツヒ肉エキス0.5%、ポリペプト
ン0.5%、NaCl0.5%、粉末寒天1.5%(PH7) C:グリセリン3.0%、エールリツヒ肉エキス
0.5%、ポリペプトン0.5%、NaCl0.5%、粉
末寒天1.5%(PH7) (11) 毒性 実施例2、5、6の化合物についてのマウス
を用いた急性毒性は、いずれも次のとおりであ
る。 LD50(mg/Kg) 静脈注射 >100 腹腔内投与 >200 皮下投与 >200 実施例 7 実施例1と同様に、ストレプトバーテイシリウ
ム・リモフアシエンス(Streptoverticillium
rimofaciens)IFO13592(FERM−P2549)を接
種し、種培養液を得る。グルコース10%、綿実胚
芽粉(商品名プロフロ、トレーラーズ社製)3
%、コーンステイープリカー1%、食塩0.5%、
炭酸カルシユウム0.5%、第一硫酸鉄0.001%、消
泡剤(商品名アクトコール、武田薬品製)0.05%
(重量/容量)の組成を有する培地を基本培地と
してこれに以下述べる各種の添加物を加え、20%
苛性ソーダ水溶液でPH7に調整したのち25mlずつ
200ml容三角フラスコに分注する。表8に示すご
とくに、化合物()におけるR=H、Br、
CH3、Iに相当する4種の化合物をそれぞれ添加
し、おのおのの場合にN−メチル化合物としてコ
リンを添加する場合はまた添加しない場合を設定
し、計8種の培地を作成する。種培養液1mlを各
8種の培地に移植し、28℃、5日間、ロータリー
シエーカー上(回転速度200rpm)で培養する。
培養液を5000gの条件で遠心分離し、菌体を除
き、上精液を得、これを50倍希釈して高速液体ク
ロマトグラフイーに供し、培養液中の生成物、す
なわち化合物()におけるR=Hを添加した場
合は、化合物()(R=H)、化合物()にお
けるR=Brを添加した場合は化合物()(R=
Br)、化合物()におけるR=CH3を添加した
場合は化合物()(R=CH3)、化合物()に
おけるR=Iを添加した場合は化合物()(R
=I)をそれぞれ以下述べる方法で定量する。 陽イオン交換樹脂、日立2610を45cmのカラムに
充填し、高速液体クロマトグラフイー装置(ウオ
ーターズ社製、6000A型)に設置し、45℃にカラ
ムを保温しつつ、毎分0.6mlの速度で0.3Mホウ酸
−水酸化リチウム緩衝液(PH9.02)を流出させ
る。これに培養希釈液25μを注入すると、化合
物()(R=H)は9.5分、化合物()(R=
Br)は12.5分、化合物()(R=CH3)は10.5
分、化合物()(R=I)は20.5分の保持時間
で流出され、UV検出器に254nmの紫外部波長吸
収が検出され、自記記録装置に記録される吸収曲
線極大値より定量される。
[Table] Test medium A: 3.0% sucrose, 0.2% L-asparagine,
NH 4 NO 3 0.3%, KH 2 PO 4 0.1%, MgSO 4 .
7H 2 O 0.1%, Vercenol (Dow Chemical Iron Chelate Compound, Iron Sodium; Contains 57.04% Ethanol/Ethylenediamine Triacetate) 0.001%, Powdered Agar
1.5% (PH7) Add the following vitamins to the culture medium at the final concentrations listed before use. Thiamine 1μg/ml, riboflavin 1μ
g/ml, calcium pantothenate 1 μg/ml,
Niacin 1μg/ml, biotin 0.005μg/ml,
Folic acid 0.5μg/ml, pyridoxine hydrochloride 2μg/
ml, para-aminobenzoic acid 0.5μg/ml, cyanocobalamin 0.0002μg/ml B: Ehrlitsuch meat extract 0.5%, polypeptone 0.5%, NaCl 0.5%, powdered agar 1.5% (PH7) C: Glycerin 3.0%, Ehrlitsuch meat extract
0.5%, polypeptone 0.5%, NaCl 0.5%, powdered agar 1.5% (PH7) (11) Toxicity The acute toxicity of the compounds of Examples 2, 5, and 6 using mice is as follows. LD 50 (mg/Kg) Intravenous injection >100 Intraperitoneal administration >200 Subcutaneous administration >200 Example 7 Similar to Example 1, Streptoverticillium
rimofaciens) IFO13592 (FERM-P2549) to obtain a seed culture. Glucose 10%, cottonseed germ powder (trade name: Proflo, manufactured by Trailers) 3
%, cornstarch liquor 1%, salt 0.5%,
Calcium carbonate 0.5%, ferrous sulfate 0.001%, antifoaming agent (trade name Actocol, manufactured by Takeda Pharmaceutical) 0.05%
A medium with a composition of (weight/volume) is used as a basic medium, and various additives described below are added to it, and 20%
After adjusting the pH to 7 with aqueous caustic soda solution, add 25 ml each.
Dispense into a 200ml Erlenmeyer flask. As shown in Table 8, R=H in compound (), Br,
Four types of compounds corresponding to CH 3 and I are respectively added, and in each case, choline is added as an N-methyl compound and cases are set where it is not added, to prepare a total of 8 types of media. Transfer 1 ml of the seed culture to each of the 8 types of media and culture on a rotary shaker (rotation speed 200 rpm) at 28°C for 5 days.
The culture solution was centrifuged at 5000 g to remove the bacterial cells and obtain supersemen, which was diluted 50 times and subjected to high performance liquid chromatography to determine the R= When H is added, the compound () (R=H) is added, and when R=Br in the compound () is added, the compound () (R=
Br), when R=CH 3 in the compound () is added, the compound () (R=CH 3 ), and when R=I in the compound () is added, the compound () (R
=I) is quantified by the method described below. A 45 cm column was packed with Hitachi 2610, a cation exchange resin, and installed in a high performance liquid chromatography device (Waters, Model 6000A). Drain the M boric acid-lithium hydroxide buffer (PH9.02). When 25μ of culture dilution was injected into this, compound () (R=H) was dissolved in 9.5 minutes, compound () (R=
Br) is 12.5 minutes, and compound () (R=CH 3 ) is 10.5 minutes.
The compound () (R=I) is released with a retention time of 20.5 minutes, and its ultraviolet wavelength absorption at 254 nm is detected by a UV detector, and quantified from the maximum value of the absorption curve recorded by a self-recording device.

【表】【table】

【表】 * 高速液体クロマトグラフイーにより、化
合物()の254nm紫外部吸収曲線極大値か
ら算出した定量値
樹脂:日立2610陽イオン交換樹脂、カラム長
さ:45cm、カラム保温:45℃、溶出液:0.3Mホ
ウ酸−水酸化リチウム緩衝液(PH9.02)流出速
度:毎分0.6ml この条件で生成物の高速液体クロマトグラフイ
ー、保持時間は次のとおりである。生成物、化合
物()(それぞれR=H、Br、CH3およびI) R=H 9.5分;R=Br 12.5分;R=CH3 10.5
分;R=I 20.5分 実施例 8 実施例7と同様な方法で、コリンの代りにN−
メチル化合物として、トリメチルアミンを用い、
その添加効果を測定しその結果を表9に示した。
[Table] * Quantitative value calculated from the maximum value of the 254 nm ultraviolet absorption curve of compound () using high performance liquid chromatography Resin: Hitachi 2610 cation exchange resin, column length: 45 cm, column heat retention: 45°C , Eluent: 0.3M boric acid-lithium hydroxide buffer (PH9.02) Outflow rate: 0.6ml per minute Under these conditions, the product was subjected to high performance liquid chromatography, and the retention time was as follows. Product, Compound () (R=H, Br, CH3 and I respectively) R=H 9.5 min; R=Br 12.5 min; R= CH3 10.5
minutes; R=I 20.5 minutes Example 8 In the same manner as in Example 7, N-
Using trimethylamine as a methyl compound,
The effect of the addition was measured and the results are shown in Table 9.

【表】 ら算出した定量値
条件は実施例7に記載されるものに準じる。 実施例 9 実施例1と同様に、ストレプトバーテイシリウ
ム・リモフアシエンス(Streptoverticillium
rimofaciens)IFO13592(FERM−P2549)を接
種し、種培養液を得る。200ml容三角フラスコに、
グルコース10%、綿実胚芽粉(商品名プロフロ、
トレーラーズ社製)3%、コーンステイープリカ
ー1%、食塩0.5%、炭酸カルシウム0.5%、第一
硫酸鉄0.001%、消泡剤(商品名アクトコール、
武田薬品製)0.05%(重量/容量)の組成を有す
る培地25mlを20%苛性ソーダ水溶液でPH7に調整
し分注して、これを基本培地とする。表10に示す
ごとくに、化合物()におけるR=CH2OHに
相当するもの、すなわち5−ヒドロキシメチルシ
トシンを添加物として、これを添加する場合と添
加しない場合の培養比較試験をした。種培養液1
mlを移植したのち、28℃、5日間、ロータリーシ
エーカー上(回転速度200rpm)で培養し、生成
物である化合物()におけるR=CH2OHに相
当する化合物、すなわちミルデイオマイシン(テ
トラヘドロン・レターズ、Tetrahedron Letters
No.444277−4280(1978)に記載の化合物に相当
する)を実施例8と同様な方法で高速液体クロマ
トグラフイーにより定量した。ミルデイオマイシ
ンは本条件の高速液体クロマトグラフイーでは保
持時間5.6分に検出され、定量結果を表10に示し
た。
[Table] Quantitative values calculated from [Table] The conditions were as described in Example 7. Example 9 Similar to Example 1, Streptoverticillium limofaciens (Streptoverticillium
rimofaciens) IFO13592 (FERM-P2549) to obtain a seed culture. In a 200ml Erlenmeyer flask,
Glucose 10%, Cottonseed Germ Powder (Product Name: Proflo,
Trailers Inc.) 3%, corn staple liquor 1%, salt 0.5%, calcium carbonate 0.5%, ferrous sulfate 0.001%, antifoaming agent (trade name: Actocol,
25 ml of a medium having a composition of 0.05% (weight/volume) (manufactured by Takeda Pharmaceutical) was adjusted to pH 7 with a 20% aqueous solution of caustic soda and dispensed, and this was used as the basic medium. As shown in Table 10, a culture comparison test was carried out with and without adding something corresponding to R=CH 2 OH in compound (), that is, 5-hydroxymethylcytosine, as an additive. Seed culture solution 1
ml was transplanted, and cultured on a rotary shaker (rotation speed 200 rpm) at 28°C for 5 days, and a compound corresponding to R=CH 2 OH in the product compound (・Letters, Tetrahedron Letters
No. 444277-4280 (1978)) was quantified by high performance liquid chromatography in the same manner as in Example 8. Mildeiomycin was detected at a retention time of 5.6 minutes by high performance liquid chromatography under these conditions, and the quantitative results are shown in Table 10.

【表】 実施例 10 実施例2の化合物10部、リグニンスルホン酸ナ
トリウム2部、ポリオキシエチレンアルキルアリ
ールエーテル3部およびクレイ85部を混合して水
和剤を得る。本剤を水で500倍〜1000倍に希釈し
て10a当り100〜200の割合で農園芸作物に均一
に噴霧する。 実施例 11 実施例2の化合物0.5部およびクレイ99.5部を
混合して粉剤を得る。本剤を10aあたり3〜5Kg
直接に散布する。 実施例 12 実施例3の化合物10部、ポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル5部および乳糖85部を混
合撹拌して水溶剤とし水で所望濃度に稀釈して
10a当り100農園芸作物に均一に散布する。 実施例 13 実施例5の化合物50部、メタノール5部、アミ
ンステアレート5部および水40部を混合してなる
水溶液剤で、本剤を水で稀釈し実施例10と同様に
噴霧する。 実施例 14 実施例6の化合物0.5部、アラビアゴム5部、
ベントナイト30部およびタルク64.5部を混合造粒
してなる粒剤を10aあたり3〜5Kgを直接に施用
する。 試験例 1 トマト疫病防除試験を実施した。トマト(品種
大型副寿)を12cm鉢で栽培し、その30日苗を供試
した。1区4鉢の2反復の試験を行つた。薬液を
充分量噴霧し、2日後にトマト疫病菌の遊走子懸
濁液を噴霧接種した。4日間温室に保ちその後
(第3および4葉)の病斑面積率を調査した。そ
の結果を表11に示した。
[Table] Example 10 A wettable powder is obtained by mixing 10 parts of the compound of Example 2, 2 parts of sodium lignin sulfonate, 3 parts of polyoxyethylene alkylaryl ether, and 85 parts of clay. Dilute this agent 500 to 1000 times with water and spray it uniformly on agricultural and horticultural crops at a rate of 100 to 200 parts per 10 acres. Example 11 0.5 part of the compound of Example 2 and 99.5 parts of clay are mixed to obtain a powder. 3 to 5 kg of this drug per 10a
Spray directly. Example 12 10 parts of the compound of Example 3, 5 parts of polyoxyethylene alkylaryl ether, and 85 parts of lactose were mixed and stirred to form a water solvent, and diluted with water to the desired concentration.
Spray evenly on 100 agricultural and horticultural crops per 10a. Example 13 An aqueous solution prepared by mixing 50 parts of the compound of Example 5, 5 parts of methanol, 5 parts of amine stearate and 40 parts of water is diluted with water and sprayed in the same manner as in Example 10. Example 14 0.5 parts of the compound of Example 6, 5 parts of gum arabic,
A granule prepared by mixing and granulating 30 parts of bentonite and 64.5 parts of talc is directly applied in an amount of 3 to 5 kg per 10 a. Test Example 1 A tomato late blight control test was conducted. Tomatoes (variety Daiso Soju) were grown in 12 cm pots, and the seedlings were used for 30 days. Two replicate tests were conducted with 4 pots per section. A sufficient amount of the chemical solution was sprayed, and two days later, a zoospore suspension of Phytophthora tomato was inoculated by spraying. The plants were kept in a greenhouse for 4 days and the lesion area ratio (on the 3rd and 4th leaves) was investigated. The results are shown in Table 11.

【表】 試験例 2 岩佐ら〔ザ・ジヤーナル・オブ・アンテイバイ
オテイツクス(The Journal of Antibiotics),
第31巻、第6号、512頁、1978年〕の方法に従つ
て、大麦のウドンコ病に対する防除効果を調べ
た。実施例2、5、6の化合物のいずれにおいて
も、著しく有効であることが認められた。 試験例 3 殺ダニ効果試験を実施した。鉢(直径9cm)植
えしたインゲンの実生苗(発芽後5日)の本葉上
にナミハダニ(Totranychus urticae)の雌成虫
50頭前後を接種したのち、供試薬液をスプレーガ
ンを用いて鉢当り20ml散布した。散布後鉢をフア
イトトロン(28℃)中に置き、5日目および7日
目の葉上の生存ダニ数を調査し、散布直前のダニ
数に対する減少率 (=供試ダニ数−生存ダニ数/供試ダニ数×100)を
求め た。 いずれも著しく有効であることを表12に示し
た。同時にインゲンに対する薬害を観たが総ての
場合において認められなかつた。
[Table] Test Example 2 Iwasa et al. [The Journal of Antibiotics,
Vol. 31, No. 6, p. 512, 1978], the control effect on powdery mildew of barley was investigated. All of the compounds of Examples 2, 5, and 6 were found to be extremely effective. Test Example 3 A miticidal effect test was conducted. Female adult of the two-spotted spider mite (Totranychus urticae) on the true leaves of green bean seedlings (5 days after germination) planted in pots (9 cm in diameter)
After about 50 animals were inoculated, 20 ml of the test solution was sprayed per pot using a spray gun. After spraying, the pot was placed in a Phytotron (28℃), and the number of surviving mites on the leaves on the 5th and 7th day was investigated, and the reduction rate relative to the number of mites immediately before spraying (= number of test mites - number of surviving mites) / number of test mites x 100). Table 12 shows that all of them were extremely effective. At the same time, chemical damage to green beans was observed, but was not observed in all cases.

【表】 *:増加率を示す。
[Table] *: Indicates the rate of increase.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 ストレプトヴアーテイシリウム属に属し、式 [式中、Rは水素、ハロゲン原子、低級アルキル
またはヒドロキシメチル基を示す]で表わされる
化合物[以下化合物()と称する]を式 [式中の記号は前記と同意義]で表わされる化合
物 [以下化合物()と称する]に変換する能力を
有するミルデイオマイシン生産菌を、化合物
()を含有する培地に培養して、培養物中に化
合物()またはその酸塩を生成蓄積せしめるこ
とを特徴とする該化合物の製造法。 2 N−メチル化合物を3mM以上含有する培地
で培養することを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の製造法。
[Scope of Claims] 1 Belongs to the genus Streptuvatecilium and has the formula A compound [hereinafter referred to as compound ()] represented by [wherein R represents hydrogen, a halogen atom, a lower alkyl or a hydroxymethyl group] is represented by the formula A mildeiomycin-producing bacterium that has the ability to convert into a compound represented by [the symbols in the formula have the same meanings as above] [hereinafter referred to as compound ()] is cultured in a medium containing compound () to produce a culture. A method for producing the compound, which comprises producing and accumulating the compound () or its acid salt in the compound. 2. Claim 1, characterized in that the culture is carried out in a medium containing 3mM or more of an N-methyl compound.
Manufacturing method described in section.
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