JPH0247885Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は主として神社、仏閣等で頂くシールを
貼り付けたお札に関するものである。

（従来の技術） 従来においては多くの人々が各神社、仏閣を御
参りした際に、読経、厄除け、開運等のお札を頂
いている（購入の意味）が、該お札に予め印刷で
もつて、「家内安全」「交通安全」「七難即滅」等
種々の文言が記載されているが、現代の若人、子
供等に必ずしもマツチしない欠点があつた。

（技術的課題） 而して、本考案では従来技術の欠点に鑑みなさ
れたもので、現代風にアレンジし、若人、子供等
にも興味をもたせることを技術的課題とするもの
である。

（技術的手段） 本考案では上記の技術的課題を解決するために
カラー化したシール体をお札の一部に貼り付ける
ように成してある。

具体的には下記の実施例に示す如くである。

第一の実施例（第１図）について。

１はボール紙等の中芯（図示せず）を有する白
色和紙等で作成した袋状のお札本体でその表面２
の上方部分に適宜の文字３例えば「御寳前」と黒
色で印刷してある。４は印影で朱肉色で印刷して
ある。

５はお札本体１を抱え込むようにして半開きに
包んだ包装紙で第１図に示す如くお札本体１に於
ける表面２の縁部２Ａの一部を隠蔽しておくだけ
で前記文字３を見易く又後述するシール体を貼り
付け易いように勘案採択してある。

６は包装紙５の表側折返し部である。

７は金色の帯封でお札本体１にアクセントをつ
けるものである。

８は自己の所の神社、仏閣等の名前で例えば
「〇〇寺」とか「〇〇寺」とか「〇〇寺」とかい
うように印刷してある。

９は各神社、仏閣で予め用意したシール体で、
表面１０には「家内安全」「交通安全」「病即消
滅」等と文言１１を印刷してある。

又、このシール体９の表面１０をカラー化する
ために、黄色、緑色、赤色等の下地色を適宜採用
してある。シール体９の裏面には感圧性接着剤を
塗布してある。

（作用） 先ず、参拝者が神社、仏閣等の事務所でお札本
体１を頂く（購入する）。

この時、事務所側はお札本体１とシール体９を
参拝者に渡すので、参拝者は自分でシール体９を
お札本体１の適宜個所に貼り付ければよい。

又、事務所側でシール体９を貼り付けてもよい
ことは勿論である。

而して、本実施例ではお札本体１にシール体９
を貼るというユニークな興味、面白さがある。

第二の実施例（第２図乃至第５図）について。

本実施例に於いて、第一の実施例と同じ部分に
は同じ番号を附してある。

本実施例は主として〇〇三祖師巡りのお札に関
するものである。

昔から〇〇寺、〇〇寺、〇〇寺は江戸の三祖師
として著名であり、多くの人々が信仰し、前記お
寺を御参りした際に各お寺ごとに読経、厄除け、
開運等のお札を頂き（購入の意味）、三つのお札
を揃えることに意義が存在するものであるが、該
お札が複数枚になり嵩張る欠点がある。又、頂い
たお札の内の１つを落したりすると再度お札を頂
きに行かなければならない等の欠点があつた。

而して、本考案は従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、複数のお寺から頂くお札を１つにまと
めてお札を小嵩さにして各お寺をお参りするのに
便ならしめることを技術的課題とするものであ
る。

（技術的手段） 本考案では、上記の技術的課題を解決するため
に、１枚のお札本体に複数の個所の神社、仏閣の
シールを貼り付けることが出来るように成してあ
る。

具体的には下記の構成となる。

３Ａは前記文字３の両側に印刷した文字で例え
ば「〇〇」「三祖師」と記載してある。

１２，１３，１４はお札本体の下方部分に印刷
表示したシール貼付け指定部分であり、本実施例
では３個所指定しているが適宜の数に変更しても
よく、数に限定されるものではない。

１５，１６，１７は前記シール貼付け指定部分
１２，１３，１４の上部に印刷表示した御利益の
表示文言で例えば、表示文言１５には「如説修
行」「功徳甚多」等と印刷してあり、表示文言１
６には「七難即滅」「病即消滅」等と印刷してあ
り、表示文言１７には「無量珍宝」「現世安穏」
等と印刷してある。その他、「家内安全」「交通安
全」等と印刷してもよい。

１８，１９，２０は各神社、仏閣で予め用意し
たシール体で裏面には感圧性接着剤を塗布してあ
る。

表面には各神社、仏閣の名前P.Q.Rを印刷表示
してある。例えばシール体１８には名前Ｐとして
「〇〇寺」、シール体１９には名前Ｑとして「〇〇
寺」、シール体２０には名前Ｒとして「〇〇寺」
の如くである。

又、名前P.Q.Rの他に前記した御利益の表示文
言１５，１６，１７を適宜記載してもよい。更
に、シール体１８は黄色の下地色、シール体１９
は緑色の下地色、シール体２０には赤色の下地色
を夫々附してあり、色彩の三原色を採用すること
によりお札本体１の神秘性を増すようにしてあ
る。

第４図乃至第５図に示した２１は紙製の携帯袋
でお札本体１を入れて各神社、仏閣を巡るのに便
ならしめてある。２２は手堤げ穴、２３は携帯袋
の表側で、巡ろうとする神社、仏閣の名前P.Q.R
を記載表示してある。２４は携帯袋の裏側で巡ろ
うとする神社、仏閣の案内地図Ａ，Ｂ，Ｃが記載
してある。

（作用） 先ず、参拝者がお寺の事務所でお札本体１を頂
く（購入する）。

この時、事務所側は自分のお寺のシール体１８
をお札本体１のシール貼付け指定部分１２に貼つ
て参拝者に渡す。このお札本体１を受け取つた参
拝者は携帯袋２１内にお札本体１を入れて携帯し
次のお寺の事務所で参拝料を払つて該お札本体１
を提示しそのお寺のシール体１９をシール貼付け
指定部分１３に貼り付けてもらう。

以下同様のことを次のお寺で行つてもらう。

このようにして、三祖師を巡ることによりお札
本体１に各お寺のシール体１８，１９，２０が貼
られたこととなる。

而して、本実施例では一つのお札本体１に複数
の神社、仏閣のシール体１８，１９，２０を貼る
ことが出来、ユニークな神社、仏閣巡りを行うこ
とが出来ると共に複数の神社、仏閣を一度に巡つ
てもお札本体が嵩張らず行動が行い易い。

（効果） 而して、本考案は第一乃至第二の実施例で示し
た如き構成及び作用を有するので、複数の神社仏
閣を一度に巡つてもお札本体が嵩張らず行動が行
い易いと共に、お札本体に複数の各お寺に応じて
各々シール体を貼るという従来にないユニークさ
があり、現代の若人子供等に特に興味を与え、行
動範囲を広げることが出来るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の第一の実施例を示す斜視図で
ある。第２図乃至第５図は本考案の第二の実施例
を示し、第２図は本考案品の斜視図、第３図は同
じく平面図、第４図及び第５図は携帯袋の表側及
び裏側より見た斜視図である。 １……お札本体、２……表面、１８，１９，２
０……シール体、１２，１３，１４……シール貼
付け指定部分。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 神社仏閣等の各お寺巡りに於いて、一枚のお札
   本体１の表面２の一部に、神社仏閣等の各お寺で
   予め用意した処の適宜色分けし寺社名前や文言を
   附したシール体１８，１９，２０……を各参拝の
   度に貼り付ける為の複数のシール貼付け指定部分
   １２，１３，１４……を印刷表示せしめると共
   に、該シール貼付け指定部分の上部に各々御利益
   の表示文言１５，１６，１７……を印刷表示せし
   めたお札。