JPH024713B2 - - Google Patents

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JPH024713B2
JPH024713B2 JP58090399A JP9039983A JPH024713B2 JP H024713 B2 JPH024713 B2 JP H024713B2 JP 58090399 A JP58090399 A JP 58090399A JP 9039983 A JP9039983 A JP 9039983A JP H024713 B2 JPH024713 B2 JP H024713B2
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acid
polyester resin
resin
water
polyester
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Yoshifumi Tamaki
Tsutomu Imai
Setsuji Sueyoshi
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は糸、織物、編物等の繊維製品の樹脂加
工法に関する。 更に詳しくは合成繊維、化学繊維、天然繊維等
各種繊維製品に対して耐久性の良い風合改良、防
縮、形付、硬仕上、抗ピル、抗スリツプ等の加工
を行うために特定のポリエステル樹脂乳化分散液
を処理剤として使用する新しい樹脂加工法に関す
るものである。 従来繊維製品に上記加工を施す方法としては、
一般にPVA、ポリアクリルアミドの如き水溶性
高分子、メラミン樹脂、尿素樹脂等の水溶性アミ
ノプラスト、酢酸ビニル、アクリル樹脂エマルジ
ヨン、水溶性又は水分散型のポリアミド樹脂、エ
ポキシ樹脂、ウレタン樹脂等が利用されている。
しかしこれらの加工剤は、例えば水溶性高分子系
では耐洗濯性が不十分であり、アミノプラストは
ホルムアルデヒド発生の問題があり、アクリル樹
脂エマルジヨン等は安定性問題や乳化剤による耐
久性悪化、染色摩擦堅牢度悪化の問題があり、又
ポリアミド、エポキシ、ウレタン等の樹脂では熱
や日光、又は塩素吸着により変色劣化する問題が
ある。 イオン性を有する加工剤に於ては、酸、アルカ
リ、無機塩類、反対のイオン性助剤との相溶性が
悪く、実際の加工に於ては、用途、要求性能に基
づく加工剤の難しい選択を必要とする上に、これ
ら従来の加工剤は効果に於ても必ずしも満足する
ものではなかつた。 本発明はかかる状況に於て上記欠点が無く、繊
維表面に均一で密着性が良く、強靭な皮膜を形成
することができ、かつ洗濯で脱落しない耐久性の
良い加工剤とその加工法について研究の結果、本
発明に到達した。 即ち本発明は、(A)テレフタル酸及び/又はイソ
フタル酸を全酸成分中50モル%以上含有する酸成
分と、(B)分子量1000〜6000のポリエチレングリコ
ールを必須とするグリコール成分とから得られる
分子量1000〜8000で、得られた樹脂中に5〜15重
量%の該ポリエチレングリコールを含んだポリエ
ステル樹脂を水溶性有機溶剤の存在下に乳化分散
させてなる水性分散液で繊維製品を処理すること
を特徴とする繊維製品の樹脂加工法に関する。 本発明によれば、従来繊維製品の仕上加工に用
いられた同様の手法、即ち該ポリエステル樹脂を
用いた加工浴に繊維製品を浸漬、絞液、乾燥する
ことにより容易に均一で強靭な皮膜を繊維表面に
形成し、耐久性のある防縮、形付、硬仕上、風合
改良、抗ピル、抗スリツプ等の効果を付与するこ
とが認められた。又、この様にして得られた樹脂
加工製品は、日光、熱、酸化窒素ガス、塩素に対
しても安定で、変色したり劣化することはなかつ
た。又、ポリエステル樹脂の皮膜形成により非ポ
リエステル繊維製品に於ても分散染料による染色
性を発現し、転写捺染等の応用が可能となる。 本発明の方法は繊維製品として、木綿、麻、ビ
スコースレーヨン、銅アンモニアレーヨン、ポリ
ノジツクの様なセルロース系繊維、羊毛、絹の様
な蛋白質繊維、セルロースアセテートの如き半合
成繊維、ポリアミド、ポリアクリル、ポリエステ
ル、ポリウレタンの様な合成繊維、及びこれらの
混用より成る糸、織物、編物、不織布、スパンボ
ンド等あらゆる繊維製品に対して有効であり、
又、特に従来官能基が無く加工の難しかつた、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリアクリル繊維等
に、より有効に樹脂加工できることが認められ
た。 本発明に用いられるポリエステル樹脂は、酸成
分としてテレフタル酸及び/又はイソフタル酸が
全酸成分中50モル%以上含有する酸成分より得ら
れる芳香族系ポリエステルである。テレフタル酸
及び/又はイソフタル酸が50モル%未満の酸成分
を用いたポリエステル樹脂では、物性が不足して
加工効果が劣ると共に、特に耐水性が劣り水性分
散液中もしくは加工後、加水分解劣化を受け易く
好ましくない。 テレフタル酸及びイソフタル酸以外の酸成分
は、特に制限されず任意のものが使用できる。こ
れらのものには例えば、コハク酸、マレイン酸、
アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等の脂肪
族ジカルボン酸;オルトフタル酸、トリメリツト
酸、ピロメリツト酸、ナフタレンジカルボン酸等
の芳香族ポリカルボン酸及びこれらの核水素添加
物等であり、又パラヒドロキシエトキシ安息香酸
の如きオキシ酸の使用も制限されない。グリコー
ル成分としては任意のグリコールが使用できる
が、一成分として分子量1000〜6000、好ましくは
2000〜5000のポリエチレングリコールを必須成分
とし、これがポリエステル樹脂中に5〜15重量
%、好ましくは6〜12重量%含まれることが必要
である。分子量1000〜6000のポリエチレングリコ
ールは、本発明でのポリエステル樹脂を水性化す
るための必須成分であり、これが5%未満ではポ
リエステル樹脂は安定な水性分散液として得るこ
とが困難であり、又15%を越えると親水性が大き
くなり過ぎて耐洗濯性が低下し、又加工製品の染
色摩擦堅牢度悪化の原因となつて好ましくない。 他のグリコール成分については何ら制限され
ず、従来ポリエステル樹脂に使われているグリコ
ール類が全て使われていて良い。例えば、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
ポリプロピレングリコール等の脂肪族系グリコー
ル、1,4−シクロヘキサングリコール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフエノ
ールAの如き脂環族グリコール、1,4−ジヒド
ロキシエトキシベンゼン、ビスフエノールAのエ
チレンオキサイド又はプロピレンオキサイド付加
物等の含芳香核グリコール類である。特に脂環族
グリコールや含芳香核グリコールはポリエステル
樹脂の耐水性向上の為に好ましい原料である。
又、グリセリン、トリメチロールエタン、ペンタ
エリスリトール等の多官能グリコールも使用され
ても良い。 又、本発明に用いられるポリエステル樹脂は、
分子量が1000〜8000、好ましくは3000〜8000のも
のである。分子量が1000未満の場合は、耐水性や
強度が低いため好ましくなく、又8000より高いも
のは物性的には好ましいものであるが、水性化が
困難であつて実際的でない。 この様なポリエステル樹脂の合成は、既に公知
にして慣用なる方法に従つて行うことができる。
即ち、不活性ガス中触媒の存在下または不存在下
に前述した酸成分及びグリコール成分を160〜270
℃に加熱してエステル化反応あるいはエステル交
換反応を行わしめ、次いで常圧あるいは減圧下に
重縮合せしめることによつて得られる。 軸媒としては、酸化バリウム、酸化アンチモ
ン、酢酸亜鉛、酢酸マンガン、酢酸コバルト、コ
ハク酸亜鉛、硅酸カルシウム、ジブチル錫オキサ
イド、テトラブチルチタネート、マグネシウムメ
トキシド、あるいはナトリウムメトキシド等の金
属酸化物、有機金属化合物が用いられる。 又、得られるポリエステル樹脂は一般に酸価は
小さいことが好ましいものであるが、本発明に於
ても酸価が高い場合は、水分散液が酸性となり安
定性が低下するおそれがあり、又中和するとポリ
エステル樹脂はアニオン性となり、分散液の他薬
剤との相溶性が悪化して好ましくない。従つて酸
価は5以下のポリエステル樹脂が好ましい。 本発明で使用される上記ポリエステル樹脂は水
分散液として使用されるが、これを直接水に乳化
分散させることは困難であり、本発明では分散液
とするために水溶性の有機溶剤が用いられる。即
ち、該ポリエステル樹脂を水溶性有機溶剤にて適
度に希釈後、水又は熱水に混合し、分散液とされ
る。この様な水溶性有機溶剤としては、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、アセトン、
テトラハイドロフラン、ジオキサン、エチレング
リコールモノエチルエーテル、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エトキシエチルアセテート、
ジメチルホルムアミド等の水溶性のアルコール、
ケトン、エーテル、エステル、アミド類がある
が、これらは任意に選定して用いられる。この有
機溶剤は場合によつてはポリエステル樹脂の乳化
分散後、蒸溜等により除去されても良いが、多く
の場合支障のない範囲で水分散液中に含有したま
まで使用される。このため有機溶剤量は必要最少
限度にとどめるべきである。一般にはポリエステ
ル樹脂に対して50重量%以内で用いられる。 この様にして得られる本発明のポリエステル樹
脂分散液は、非常に微粒子で安定性の良いもので
あり、繊維表面に均一で密着性に優れた皮膜を形
成することができる。又、外部乳化剤を用いて該
ポリエステル樹脂を分散液とすることもできる
が、この場合は乳化剤の持つ欠点が付随し、本発
明の目的からはずれ、好ましいものではない。し
かし染色摩擦堅牢度を悪化させない範囲で少量の
非イオン系乳化剤を併用することは可能である。 本発明でのポリエステル樹脂分散液はイオン性
を持たないため、セルロース繊維の樹脂加工時の
無機塩系触媒や又イオン性のエマルジヨン、柔軟
剤、撥水剤等の助剤類との相溶性は良く、又PHに
よる安定性の影響も受けず、これらとの併用性に
優れている。又、かかるポリエステル樹脂は組成
の選択によつて硬質のものから比較的軟質なもの
まで得られ、芯地や帆布の様な硬い仕上を行う場
合は硬質のポリエステル樹脂が用いられ、又抗ピ
ル加工、スリツプ防止加工等には比較的軟質のポ
リエステル樹脂が選定される。又本発明ポリエス
テル樹脂は水溶性有機溶剤の存在により非常に微
粒子のコロイド状分散体となつているため、繊維
に均一に連続的に付着することができ、効果を一
層高めることができ、かつ耐久性に優れる。 このポリエステル樹脂を用いて繊維製品を処理
する場合は、加工目的によつて適度に希釈し、樹
脂浴を調整し従来通りの浸漬、絞液、乾燥、熱処
理を行う。又、スプレー法や、泡加工法にて処理
することもできるし、又高温での吸尽法による処
理も単独もしくは低曇点の活性剤の存在下で行う
こともできる。 本発明に於ては本発明の作用効果をより高める
ために、架橋剤としてアミノプラスト、エポキシ
化合物、アジリジン化合物等を併用することがで
きる。又、複合効果を得るために繊維製品の改質
加工に通常用いられる柔軟剤、強度低下防止剤、
撥水剤、風合調節剤、帯電防止剤、浸透剤、螢光
染料、セルロース繊維加工に於けるグリオキザー
ル樹脂、アミノプラスト、触媒等を同時に用いる
ことは任意に実施できる。 次に本発明を実施例及び参考例により具体的に
説明するが、本発明はこれらのみに限定されるも
のではない。以下実施例及び参考例に示される
「部」及び「%」は重量基準である。 参考例 1、2、3、4 (ポリエステル樹脂分散液の合成) 本発明のポリエステル樹脂分散液を表−1の組
成にて反応して得た。酸成分及びグリコール成分
を反応釜に仕込み、触媒として酢酸亜鉛を全仕込
み量に対して0.05%加え、窒素気流下170℃に昇
温しエステル化反応を開始させ、徐々に220℃ま
で昇温しこの温度で重合せしめポリエステル樹脂
を得た。ついでこれらのポリエステル樹脂の一定
量を水溶性有機溶剤と混合後、70〜80℃にて水を
徐々に加えて転相乳化させ分散液を得た。 いずれの分散液もやや透明感のあるコロイド様
分散体であり、6ケ月間経過後も状態は変化しな
い安定なものであつた。
The present invention relates to a resin processing method for textile products such as yarn, woven fabrics, and knitted fabrics. More specifically, we use specific polyester resins to provide durable texture improvement, shrink-proofing, shaping, hard finishing, anti-pilling, anti-slip, etc. to various fiber products such as synthetic fibers, chemical fibers, and natural fibers. This paper relates to a new resin processing method that uses an emulsified dispersion as a processing agent. Conventional methods for applying the above processing to textile products include:
Generally, water-soluble polymers such as PVA and polyacrylamide, water-soluble aminoplasts such as melamine resin and urea resin, vinyl acetate, acrylic resin emulsion, water-soluble or water-dispersible polyamide resins, epoxy resins, urethane resins, etc. are used. ing.
However, these finishing agents, for example, water-soluble polymer systems, have insufficient washing resistance, aminoplasts have problems with formaldehyde generation, and acrylic resin emulsions have stability problems, deteriorated durability due to emulsifiers, and dye friction. There is a problem of poor fastness, and resins such as polyamide, epoxy, urethane, etc. have a problem of discoloration and deterioration due to heat, sunlight, or chlorine adsorption. Ionic processing agents have poor compatibility with acids, alkalis, inorganic salts, and opposite ionic auxiliaries, making it difficult to select a processing agent based on the application and required performance in actual processing. In addition, these conventional processing agents are not necessarily satisfactory in terms of effectiveness. Under such circumstances, the present invention aims to research on a processing agent and processing method thereof that does not have the above-mentioned drawbacks, can form a strong film that is uniform and has good adhesion on the fiber surface, and has good durability and does not fall off when washed. As a result, we have arrived at the present invention. That is, the present invention is obtained from (A) an acid component containing 50 mol% or more of terephthalic acid and/or isophthalic acid in the total acid component, and (B) a glycol component that essentially contains polyethylene glycol with a molecular weight of 1000 to 6000. Treating textile products with an aqueous dispersion obtained by emulsifying and dispersing a polyester resin having a molecular weight of 1000 to 8000 and containing 5 to 15% by weight of the polyethylene glycol in the resulting resin in the presence of a water-soluble organic solvent. This invention relates to a resin processing method for textile products characterized by: According to the present invention, a uniform and tough film can be easily formed by the same method conventionally used for finishing textile products, that is, by dipping the textile product in a processing bath using the polyester resin, squeezing the liquid, and drying it. It has been found that it can be formed on the fiber surface to impart effects such as durable shrink-proofing, shaping, hard finishing, improved hand, anti-pilling, and anti-slip properties. Furthermore, the resin-processed product thus obtained was stable against sunlight, heat, nitrogen oxide gas, and chlorine, and did not discolor or deteriorate. In addition, by forming a polyester resin film, non-polyester fiber products can also be dyed with disperse dyes, making it possible to apply them to transfer printing, etc. The method of the present invention can be applied to textile products such as cotton, hemp, viscose rayon, cuprammonium rayon, cellulose fibers such as polynosik, wool, protein fibers such as silk, semi-synthetic fibers such as cellulose acetate, polyamide, polyacrylic fibers, etc. It is effective for all kinds of textile products such as synthetic fibers such as polyester, polyurethane, and yarns, woven fabrics, knitted fabrics, nonwoven fabrics, spunbond fabrics, etc. made of synthetic fibers such as polyester, polyurethane, and mixtures thereof.
In addition, it has been found that polyester, polyamide, polyacrylic fibers, etc., which have conventionally been difficult to process due to lack of functional groups, can be more effectively processed with resin. The polyester resin used in the present invention is an aromatic polyester obtained from an acid component containing 50 mol% or more of terephthalic acid and/or isophthalic acid in the total acid component. Polyester resins using acid components containing less than 50 mol% of terephthalic acid and/or isophthalic acid have insufficient physical properties and poor processing effects, and are particularly poor in water resistance, causing hydrolytic deterioration in the aqueous dispersion or after processing. Easy to accept and undesirable. The acid components other than terephthalic acid and isophthalic acid are not particularly limited, and any acid component can be used. These include, for example, succinic acid, maleic acid,
Aliphatic dicarboxylic acids such as adipic acid, azelaic acid, and sebacic acid; aromatic polycarboxylic acids such as orthophthalic acid, trimellitic acid, pyromellitic acid, and naphthalene dicarboxylic acid, and their nuclear hydrogen additives; and parahydroxyethoxybenzoic acid. The use of oxyacids such as acids is also not limited. Any glycol can be used as the glycol component, but one component has a molecular weight of 1000 to 6000, preferably
2000 to 5000 polyethylene glycol is an essential component, and it is necessary that this is contained in the polyester resin in an amount of 5 to 15% by weight, preferably 6 to 12% by weight. Polyethylene glycol with a molecular weight of 1000 to 6000 is an essential component for making the polyester resin aqueous in the present invention, and if it is less than 5%, it is difficult to obtain the polyester resin as a stable aqueous dispersion; If it exceeds this amount, the hydrophilicity becomes too large and the washing resistance decreases, and the dyeing fastness to rubbing of the processed product deteriorates, which is not preferable. There are no restrictions on other glycol components, and all glycols conventionally used in polyester resins may be used. For example, ethylene glycol, diethylene glycol, propylene glycol, 1,4-butanediol, 1,6
-hexanediol, neopentyl glycol,
Aliphatic glycols such as polypropylene glycol, 1,4-cyclohexane glycol, 1,4
-Aromatic glycols such as cyclohexanedimethanol, alicyclic glycols such as hydrogenated bisphenol A, 1,4-dihydroxyethoxybenzene, and ethylene oxide or propylene oxide adducts of bisphenol A. In particular, alicyclic glycols and aromatic glycols are preferred raw materials for improving the water resistance of polyester resins.
Further, polyfunctional glycols such as glycerin, trimethylolethane, and pentaerythritol may also be used. In addition, the polyester resin used in the present invention is
It has a molecular weight of 1,000 to 8,000, preferably 3,000 to 8,000. If the molecular weight is less than 1,000, it is undesirable due to low water resistance and strength, while if it is higher than 8,000, although it is preferable from a physical standpoint, it is difficult to make it water-soluble and is not practical. Synthesis of such a polyester resin can be carried out in accordance with a well-known and commonly used method.
That is, in the presence or absence of a catalyst in an inert gas, the above-mentioned acid component and glycol component were mixed at 160 to 270%
It can be obtained by heating to 0.degree. C. to carry out an esterification reaction or transesterification reaction, and then polycondensing it under normal pressure or reduced pressure. As the axial medium, metal oxides such as barium oxide, antimony oxide, zinc acetate, manganese acetate, cobalt acetate, zinc succinate, calcium silicate, dibutyltin oxide, tetrabutyl titanate, magnesium methoxide, or sodium methoxide, Organometallic compounds are used. In addition, it is generally preferable for the obtained polyester resin to have a low acid value, but in the present invention, if the acid value is high, the aqueous dispersion may become acidic and the stability may decrease; When mixed, the polyester resin becomes anionic, which deteriorates the compatibility with other drugs in the dispersion, which is not preferable. Therefore, polyester resins having an acid value of 5 or less are preferred. The polyester resin used in the present invention is used as an aqueous dispersion, but it is difficult to emulsify and disperse it directly in water, so in the present invention, a water-soluble organic solvent is used to make the dispersion. . That is, the polyester resin is appropriately diluted with a water-soluble organic solvent and then mixed with water or hot water to form a dispersion. Examples of such water-soluble organic solvents include methanol, ethanol, isopropanol, acetone,
Tetrahydrofuran, dioxane, ethylene glycol monoethyl ether, ethylene glycol monobutyl ether, diethylene glycol monoethyl ether, ethoxyethyl acetate,
Water-soluble alcohols such as dimethylformamide,
There are ketones, ethers, esters, and amides, and these can be arbitrarily selected and used. In some cases, this organic solvent may be removed by distillation or the like after emulsifying and dispersing the polyester resin, but in most cases it is used as it is contained in the aqueous dispersion to the extent that no problem occurs. For this reason, the amount of organic solvent should be kept to the minimum necessary limit. Generally, it is used within 50% by weight based on the polyester resin. The polyester resin dispersion of the present invention obtained in this way has very fine particles and good stability, and can form a uniform film with excellent adhesion on the fiber surface. It is also possible to form a dispersion of the polyester resin using an external emulsifier, but this is not preferred as it is accompanied by the drawbacks of the emulsifier and defeats the purpose of the present invention. However, it is possible to use a small amount of a nonionic emulsifier as long as the color fastness to rubbing is not deteriorated. Since the polyester resin dispersion used in the present invention does not have ionic properties, it is not compatible with inorganic salt catalysts during resin processing of cellulose fibers, ionic emulsions, softeners, water repellents, etc. It also has good stability and is not affected by pH, making it excellent for use in combination with these. Moreover, such polyester resins can be obtained from hard to relatively soft depending on the selection of composition, and hard polyester resins are used for hard finishing such as interlining and canvas, and anti-pilling finishing. A relatively soft polyester resin is selected for anti-slip processing. In addition, the polyester resin of the present invention is a colloidal dispersion of extremely fine particles due to the presence of a water-soluble organic solvent, so it can be uniformly and continuously adhered to fibers, further enhancing its effectiveness and durability. Excellent in sex. When treating textile products using this polyester resin, it is diluted appropriately depending on the purpose of processing, the resin bath is adjusted, and conventional immersion, squeezing, drying, and heat treatment are performed. Further, the treatment can be carried out by a spray method or a foam processing method, and a treatment by an exhaustion method at high temperature can also be carried out alone or in the presence of an activator having a low clouding point. In the present invention, an aminoplast, an epoxy compound, an aziridine compound, etc. can be used in combination as a crosslinking agent in order to further enhance the effects of the present invention. In addition, in order to obtain a composite effect, softeners, strength reduction preventive agents, and
A water repellent, a hand control agent, an antistatic agent, a penetrating agent, a fluorescent dye, a glyoxal resin in cellulose fiber processing, an aminoplast, a catalyst, etc. can be used at the same time as desired. EXAMPLES Next, the present invention will be specifically explained using Examples and Reference Examples, but the present invention is not limited to these. "Parts" and "%" shown in Examples and Reference Examples below are based on weight. Reference Examples 1, 2, 3, 4 (Synthesis of polyester resin dispersion) The polyester resin dispersion of the present invention was obtained by reacting with the composition shown in Table 1. Charge the acid component and glycol component into a reaction vessel, add 0.05% zinc acetate to the total charge as a catalyst, raise the temperature to 170℃ under a nitrogen stream to start the esterification reaction, and gradually raise the temperature to 220℃. Polyester resin was obtained by polymerization at this temperature. Next, a certain amount of these polyester resins was mixed with a water-soluble organic solvent, and then water was gradually added at 70 to 80°C to effect phase inversion emulsification to obtain a dispersion. All of the dispersions were colloid-like dispersions with a somewhat transparent feel, and remained stable with no change in state even after 6 months had passed.

【表】 実施例 1 参考例1のポリエステル樹脂分散液を用い、
100%ポリエステル芯地用織物及びポリエステ
ル/綿=65/35混紡芯地用織物を従来の樹脂加工
剤と比較して次の条件で硬仕上加工を行つた。結
果を表−2に示す。 加工条件 樹脂配合:樹脂液を表−2の如く配合 含浸:1dip、1nip 絞り率:100%ポリエステル布 50% ポリエステル/綿混紡布 65% 乾燥:100℃×2分 ベーキング:150℃×3分 試験方法 洗濯条件:JIS L−0217 103法、5回 剛軟度:ハンドロメータ法(g) スリツト巾 20mm 風合:触感で判定 ◎……極めて良好 〇……やや良好 △……やや劣る ×……劣る
[Table] Example 1 Using the polyester resin dispersion of Reference Example 1,
A 100% polyester interlining fabric and a polyester/cotton = 65/35 blend interlining fabric were compared with a conventional resin finishing agent and hard finishing was performed under the following conditions. The results are shown in Table-2. Processing conditions Resin composition: Mix resin liquid as shown in Table 2 Impregnation: 1 dip, 1 nip Squeezing ratio: 100% polyester cloth 50% polyester/cotton blend fabric 65% Drying: 100℃ x 2 minutes Baking: 150℃ x 3 minutes test Method Washing conditions: JIS L-0217 103 method, 5 times Bending resistance: Handrometer method (g) Slit width 20mm Texture: Determined by touch ◎...Very good 〇...Slightly good △...Slightly inferior ×...Poor

【表】 洗濯上りの剛軟度−原反洗濯後の剛軟度
*2)
[Table] Bending resistance after washing - Bending resistance after washing original fabric *2)

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 (A) テレフタル酸及び/又はイソフタル酸を
全酸成分中50モル%以上含有する酸成分と、 (B) 分子量1000〜6000のポリエチレングリコール
を必須とするグリコール成分と から得られる分子量1000〜8000で、得られたポリ
エステル樹脂中に5〜15重量%の該ポリエチレン
グリコールを含んだポリエステル樹脂を水溶性有
機溶剤の存在下に乳化分散させてなる水性分散液
で繊維製品を処理することを特徴とする繊維製品
の樹脂加工法。
[Scope of Claims] 1 (A) an acid component containing 50 mol% or more of terephthalic acid and/or isophthalic acid in the total acid component, and (B) a glycol component that essentially includes polyethylene glycol with a molecular weight of 1000 to 6000. Textile products are manufactured using an aqueous dispersion obtained by emulsifying and dispersing a polyester resin having a molecular weight of 1,000 to 8,000 and containing 5 to 15% by weight of the polyethylene glycol in the resulting polyester resin in the presence of a water-soluble organic solvent. A resin processing method for textile products characterized by processing.
JP58090399A 1983-05-23 1983-05-23 Resin processing of fiber product Granted JPS59216983A (en)

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