JPH0243291Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案の目的とするところは、目先の変つたコ
ンパクトの開発にあり、請求の範囲に示すごと
く、非常に簡単な構成で、蝶番で枢着されたコン
パクトの蓋体あるいは本体の、該蝶番の軸に平行
な、中心線より前側部に一対の環を取り付け、更
に本体、あるいは蓋体の該中心線より後部（蝶番
より）で該一対の環とあまりはなれない位置に、
一個又は多数個の環を取り付け、閉蓋時に、該環
の孔の中心が、全てやゝ一平面上にありしかも、
該閉蓋時のコンパクトの蓋体と本体の縁にやゝ平
行であるように設け、該環の全ての孔を貫通する
紐状体、又は、鎖等よりなると云ふ構成であり、
蓋体と本体を開き分ければ、該紐状体又は鎖は該
中心線より前に一対設けた環の孔を滑つて、該孔
との接触位置を前進させ、又、閉めれば、環の孔
を滑つて、該孔との接触位置を後退させ、該中心
線より後部に設けた環と該一対の環との間隔を最
短にし、該紐状体又は鎖の両端を支点にして吊り
下げれば、該コンパクトの自重で、該紐状体又は
鎖は、引かれ、許す限り直線に近ずこうとするか
ら、環の中心も、たがいに同一平面に位置するよ
う働きかけられ、したがつて、蓋体と本体は、吊
り下げられた状態に有るときは、常に閉鎖されて
いる。と云う構成の物で非使用時には、壁にぶら
下げておいたり、首からぶらさげて持ち歩いた
り、縛り絡げて、ハンドバツク等に入れ持ち歩い
たり種々の変化を楽しむことが出来る。又このよ
うな感覚の物であるから、化粧品容器のみでな
く、ペンダント等、他の使用目的を持つ物にも、
使用出来、広汎な需用も考へられる。以下本考案
の一実施例を別紙添付の図面に拠詳述する。

１は、蓋体、円形で縁部を、立ち上がらせ、後
縁部に蝶番蝶番１２を巻設し、該蝶番の軸に平行
な、中心線より、やゝ前の側面に一対の環１１を
孔部は、紐３が摺動自在な状態にしつらへ固定し
てある。又裏面には、鏡５を貼設してる。２は本
体で蓋体１より縁部立ち上がりを、やゝ高目にし
て、蓋体１と同形に成され、後縁部には蝶番２２
を巻設し、該中心線よりやゝ後に一対、更に、蝶
番附近に孔部は紐３が摺動自在なような状態に、
しつらへ固定し、内側には、中枠４を嵌入してあ
り該蓋体１と蝶番で枢着され開閉自在にしつらへ
てある、３は、紐体、環の孔全てを摺嵌自在に貫
通してその両端を蝶番の反対に向けて延設してい
る、４は、中枠で本体２の縁よりやゝ露出させ
て、本体２の内側にその外側を当接させて嵌入さ
中心部に化粧料等を収納する、凹部を凹設してい
る、以上のような構成であるから非常に廉価で又
堅牢で、更にユニークなデザインのコンパクトを
提供せんとするものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例の図で、第１図は、ぶら
さがつた状態の平面図。第２図は、ぶら下がつた
状態の側面図。第３図は、蓋体を開放した状態の
側面図。第４図は、開放した状態の平面図であ
る。 符号説明、１……蓋体、１１……蓋体用環、１
２……蓋体蝶番、２……本体、２１……本体用
環、２２……本体蝶番、３……紐体、４……中
枠、５……鏡。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 概括を蓋体と本体をそれぞれの縁後部に蝶番設
   した蝶番で、蝶番嵌合してなるコンパクトに於
   て、蓋体あるいは本体の側部に一対と、本体ある
   いは蓋体側部に一個又は、多数個の環を取り付け
   該環の全ての孔に紐状体又は、鎖等を貫通してな
   るコンパクト。