JPH0242102Y2 - - Google Patents

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JPH0242102Y2
JPH0242102Y2 JP1985186541U JP18654185U JPH0242102Y2 JP H0242102 Y2 JPH0242102 Y2 JP H0242102Y2 JP 1985186541 U JP1985186541 U JP 1985186541U JP 18654185 U JP18654185 U JP 18654185U JP H0242102 Y2 JPH0242102 Y2 JP H0242102Y2
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JP
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bale
roll
bale chamber
chamber
rear part
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JP1985186541U
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JPS6294746U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ロールベールを成形するためのベー
ル成形手段を有したロールベーラのベール室に関
する。
〔従来の技術〕
一般に、ロールベーラは、わら・乾草などの被
束縛物を圧縮用ローラ等によつてベール室におい
て円柱形に圧縮し、所定の大きさのロールベール
に成形するものであるが、このロールベールをベ
ール室外に排出するために、ベール室を開放し得
る構造になつている。
即ち、ベール室を略縦半割りにして、固定側の
ベール室前方部と、これに枢支された後方部とが
形成されており、後方部が上方に展開したとき
に、ベール室内のロールベールが自重により落下
して、排出されるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来のロールベーラにおいて
は、ベール室後方部を展開してもロールベールが
排出されない場合があつた。その原因は、第4図
に示すように、ロールベール14が次第に圧縮・
成形されていく過程で、その外縁部19に硬い層
が生じ、この部分が前方部の側壁を押圧して、ベ
ール自重に抗する摩擦力を発生させることにあ
る。
これを防止するために、後方部が上方展開する
のと同時に前方部の側壁を外方へ微小移動させ
て、スムースに排出できるようにした構成も提案
されている。ただしその微小移動のための機構は
複雑となり、高価なものとならざるを得なかつ
た。
そこで本考案は、上記事情に鑑み、ロールベー
ルを円滑に排出でき、しかも簡単な構成で成るロ
ールベールのベール室を提供すべく創案されたも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ロールベールを成形するためのベー
ル成形手段を有し、成形されたロールベールを排
出すべくその後方部が展開可能に形成されたロー
ルベーラのベール室において、後方部の側方を区
画する側壁に、ベール成形手段に近接した位置で
ベール室内方に突出する突出部を設けたものであ
る。
〔作 用〕
上記構成によつて、突出部は、ロールベールの
側面のうち、硬質に形成される外縁部に当接して
その成長を抑える。後方部が上方展開したとき
に、前方部に残留するロールベールの側面は、前
方部の側壁を押圧することがないので、ロールベ
ールは速やかにベール室外に排出される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を、添付図面に従つて説
明する。
第1図及び第2図は、本考案に係るロールベー
ラのベール室の一実施例を示したものである。
このロールベーラ1は、走行方向前方側2に連
結用部材3,4を有し、その下方には、被束縛物
をベール室5内に導入するための拾い上げ装置6
が備えられている。この拾い上げ装置6は、公知
のタイン7、案内板8及び側板9により形成され
ている。そしてベール室5を走行方向に横断する
方向で二分割するように、固定側たるベール室前
方部10と、このベール室前方部10に上部にお
いて枢支されたベール室後方部11が形成されて
いる。
これらベール室前方部10及び後方部11の側
方を区画する側壁12,13間には、ロールベー
ル14を成形するためのベール成形手段たる圧縮
用ロール15が適宜間隔を隔てられて回転自在に
横架されている。これら圧縮用ローラ15は、そ
の軸心16が、略円形の軌道上に位置するように
並設されている。即ち圧縮用ローラ15によつ
て、実質的にベール室5の周側が区画されている
ことになる。
そして本考案の特長となる突出部17が、ベー
ル室後方部11の両側壁13の内側に、それぞれ
一箇所づつ相対向して設けられている。
突出部17は、所定の部材厚さを有した小さな
板18で成り、圧縮用ローラ15のうち、最も分
割位置寄りの下方に設けられた圧縮用ローラ15
に近接され、側壁13に面接着(ボルト止め)さ
れている。
次に本実施例の作用を説明する。
拾い上げ装置6によりベール室5内に導入され
た被束縛物は、圧縮用ローラ15の回転により順
次転動されロール状に成形される。そして所定の
大きさに近づくと、圧縮用ローラ15によつて圧
縮されるが、これに接触する部分、即ち側方から
見て円環状を成す外縁部19が、他の部分よりも
硬く成形される。
突出部17は、この外縁部19の側面に当接
し、その側方(軸方向外方)への成長を抑える。
即ち、ロールベール14は、外縁部19が他の部
分よりも若干窪まされて成形される。
ロールベール14が所定の大きさになつて、ベ
ール室後方部11が上方へ展開されると、ロール
ベール14は硬い外縁部19が前方部10の側壁
を押圧することがないため、突出部17とロール
ベール14との係合摩擦を利用して、展開動作に
より前方部10から簡単に引き出される。そして
後方部11が引き続き展開されると、ロールベー
ル14は前方部10から完全に離れると共に、そ
の自重によつてベール室後方部から落下し、ベー
ル室5外方へ排出される。
このように、後方部11の側壁13に突出部1
7を設けて、ロールベール14の外縁部19の成
長を抑えるようにしたので、前方部10の側壁1
2とロールベール14の側面との間に有害な摩擦
力が生じることがなく、後方部11の展開移動及
び自重によつて極めて円滑に且つ速やかに排出さ
れる。即ち、作業能率の向上が達成される。
また突出部17は、側壁13全体に設ける必要
がなく、一部に設けるだけで充分であり、この構
成を採用するに際して製造費が過大になることが
ない。そして、突出部17によりベール室5が過
度に狭められることがなく、ベール室5が本来有
しているベール成形のための容積を有効に利用で
き、ロールベール14の変形も小さなものです
む。
さらに、簡単な構成なので従来のベール室にも
容易に適用でき、極めて汎用性に富む。
なお、突出部17は、第3図に示すように、側
壁13を内側に折り曲げて段部20を形成するこ
とによつて構成してもよい。
また、以上の実施例においては、ベール成形手
段として圧縮用ローラを示したが、本考案はこれ
と同様な機能を有した分割ベルト或いは圧縮用チ
エーンを備えたロールベーラにも当然適用できる
ものである。
〔考案の効果〕
以上要するに本考案によれば、次のような優れ
た効果を発揮する。
(1) 後方部を区画する側壁にベール成形手段に近
接させてベール室内方に突出させた突出部を設
けたので、ロールベールと前方部との間に有害
な摩擦力が生じることがなく、後方部の展開に
よつてロールベーラの排出が極めて円滑且つ速
やかになされて、作業能率の向上が達成され
る。
(2) 突出部は極めて小さなものでよく、製造費を
安価にできると共に、ベール室の容積を有効に
利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロールベーラのベール室
の一実施例を示した側面図、第2図はその内部を
示した平面図、第3図は他の実施例を示した要部
断面図、第4図は従来技術の課題を説明するため
のロールベールの斜視図である。 図中、1はロールベーラ、5はベール室、10
はその後方部、13はその側壁、14はロールベ
ール、15はベール成形手段たる圧縮用ローラ、
17は突出部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロールベールを成形するためのベール成形手段
    を有し、成形されたロールベールを排出すべくそ
    の後方部が展開可能に形成されたロールベーラの
    ベール室において、上記後方部を区画する側壁
    に、上記ベール成形手段に近接した位置でベール
    室内方に突出する突出部を設けたことを特徴とす
    るロールベーラのベール室。
JP1985186541U 1985-12-02 1985-12-02 Expired JPH0242102Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985186541U JPH0242102Y2 (ja) 1985-12-02 1985-12-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985186541U JPH0242102Y2 (ja) 1985-12-02 1985-12-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6294746U JPS6294746U (ja) 1987-06-17
JPH0242102Y2 true JPH0242102Y2 (ja) 1990-11-09

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ID=31136186

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985186541U Expired JPH0242102Y2 (ja) 1985-12-02 1985-12-02

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JP (1) JPH0242102Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59191145U (ja) * 1983-06-03 1984-12-18 金子農機株式会社 ロ−ルベ−ラ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6294746U (ja) 1987-06-17

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