JPH02412Y2 - - Google Patents

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JPH02412Y2
JPH02412Y2 JP6631385U JP6631385U JPH02412Y2 JP H02412 Y2 JPH02412 Y2 JP H02412Y2 JP 6631385 U JP6631385 U JP 6631385U JP 6631385 U JP6631385 U JP 6631385U JP H02412 Y2 JPH02412 Y2 JP H02412Y2
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spindle
spinner wheel
supply pipe
water supply
cavity
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JP6631385U
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  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スラグから微小径のロツクウールを
製造するための製綿装置、特にそのスピンナーホ
イールの冷却構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、スラグを高温溶融化させた後、このスラ
グを高速で回転するスピンナーホイールの周表面
に流下供給し、スピンナーホイールの遠心力を利
用して流下スラグをスピンナーホイール半径方向
に吹き飛ばすことにより、繊維状のロツクウール
を製造する製綿装置が使用されている。
この製綿装置におけるスピンナーホイールは製
品の特性に応じてその径及び配置ピツチが設定さ
れ、また高温のスラグが流下供給されるので、ス
ピンナーホイールの保護のために各種の冷却装置
を付帯しなければならない。
スピンナーホイールの周表面には高温スラグが
直接触れるために熱による損耗が激しく、材質と
して耐熱性に優れたものを選定する必要がある。
このような状況に対し、近来ではスピンナーホ
イールの材質の改良及び冷却系の改善がなされて
はいるが、耐熱損耗には種々の限界があり、スピ
ンナーホイール交換の頻度が極めて高く生産性の
低下を招く原因となつている。
このようなスピンナーホイールの耐熱の問題に
対して、第3図に示すようにスピンナーホイール
内を水冷する構造としたものがある。
これは製綿装置内のスピンドルケーシング1に
中空状のスピンドル2を回転可能に配置し、この
スピンドル2先端に内部を空洞としたスピンナー
ホイール3を固定し、さらにスピンドル2内の軸
線方向に冷却水の給水管4を二重管状に設けたも
のである。
給水管4の一端はスピンドル2の端部で開口し
てスピンナーホイール3の空洞部5を外部と連通
し、さらにスピンドル2には空洞部5から端部近
傍まで給水管4表面を内壁とする環状断面の排水
路6を形成している。給水管4からの冷却水はス
ピンナーホイール3の空洞部5内に流入して冷却
し、排水路6を流下して排出口20から排出する
冷却水の循環系となつている。
そして、スピンドル2の回転数は約3600〜
7000rpmであるために、給水管4に冷却水の供給
管またはホース等を直接接続することができず、
図示のように供給管21の先端にノズル22を設
け、このノズル22から給水管4に冷却水を噴射
する構成となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来構造において、給水管4からス
ピンナーホイール3の空洞部5に流入する冷却水
は、スピンナーホイール3の高速回転による影響
を受け、矢印で示すように流入冷却水が空洞部5
内全体を流動することなく排水路6側へ還流する
シヨートパース現象を生じる。
これは、スピンナーホイール3の高速回転によ
つて空洞部5内の冷却水に大きな遠心力が作用す
ることに起因するものである。即ち、空洞部5の
内周面5aに近い領域では冷却水が半径方向外方
に向かう遠心力によつて滞留するようになり、給
水管4からの流入冷却水はこの滞留水の存在によ
つて空洞部5内全体を循環流動することなく排水
路6方向に流下してしまうためである。
このように空洞部5内で冷却水のシヨートパス
現象が生じると、スピンナーホイール3の中心部
分のみが局所的に冷却されるので、効率的なスピ
ンナーホイール3全体の冷却が不十分となり、冷
却能力が低下してしまうという問題がある。
本考案の目的は、高速回転するスピンナーホイ
ールに冷却水を循環供給する構成とした製綿装置
において、スピンナーホイール内を流動する冷却
水を滞留することなく流動循環させることにより
冷却効率を向上させ、スピンナーホイールの保全
を図ることにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、冷却水の給水管を内管として軸線方
向に配置した二重管状のスピンドルと、スピンド
ルの一端側を回転可能に支持するスピンドルケー
シングと、スピンドルの他端に同軸上に固定しか
つスピンドル内に連通する空洞部を形成したスピ
ンナーホイールとを備えた製綿装置において、給
水管の管端を前記空洞部内に突出し、さらに同管
端に、空洞部の半径方向内周壁との間に環状の通
水路を形成する流動促進板を固定した構成とし
て、給水管の管端から供給した冷却水を強制的に
スピンナーホイールの半径方向に流動させるよう
にしたものである。
〔実施例〕
以下、第1図と第2図に示す実施例に基づいて
本考案を説明する。
同図における製綿装置は、従来例と同様にスピ
ンドルケーシング1、スピンドル2、スピンナー
ホイール3、及び給水管4を備え、スピンドル2
内にはスピンナーホイール3の空洞部5に一端が
開口する環状断面の排水路6を形成している。
スピンドルケーシング1内にはスピンドル2を
支持する軸受7を配置し、一側端にはラビリンス
パツキン8を備えたスリーブ9,10を間隔をお
いて設け、さらに両スリーブ9,10間には中空
状の排水筒11を固定している。
スピンドル2の排水路6の一端側には排水筒1
1内に連通する排出口12を設け、スピンナーホ
イール3からの還流冷却水はこの排出口12から
排水筒11内に流入し、さらに排水筒11の下部
に開口する排水口13から系外に排水される。
さらに、14は端部のスリーブ10に固定した
中空状の給水ボツクスで、冷却水の供給管15を
着脱可能な接続筒16を配置している。
ここで、給水管4はスピンナーホイール3の空
洞部5内まで突出し、その先端に空洞部5内を軸
線方向に二分割するような円板状の流動促進板1
7を固定している。この流動促進板17は空洞部
5の内周面5aとの間に環状の通水路18を形成
し、給水管4から冷却水がスピンナーホイール3
の内壁に沿つて流下し排水路6に還流可能な構成
である。
上記構成において、供給管15からの冷却水
は、給水ボツクス14内に流入して高速で回転し
ているスピンドル2の給水管4に供給され、スピ
ンナーホイール3の空洞部5から排水路6、排出
口12、排水筒11を経て排水口13から排出す
る循環系によつてスピンナーホイール3を冷却す
る。
この場合、空洞部5に流入した冷却水はスピン
ナーホイール3の前面側に噴出して流動促進板1
7に沿つて円周方向に流れ、通水路18から流動
促進板17の背部に至つた後排水路6に還流す
る。この冷却水の流動では、スピンナーホイール
3の高速回転時の遠心力によつて冷却水が空洞部
5内の円周部分に滞留しようとしても、給水管4
からの給水ヘツド圧により強制的に流動化され、
冷却水は空洞部5内全体を通過するようにして排
水路6方向へ流下する。
従つて、冷却水のシヨートパスを生じることな
く、熱負荷が最も大きなスピンナーホイール3の
周壁3a部分も流動冷却水により冷却でき、スピ
ンナーホイール3全体を効果的に冷却可能であ
る。
尚、本実施例では流動促進板17は平板状に形
成されているが、インペラやプロペラのようなも
のでも良いことは当然である。
〔考案の効果〕 本考案は、高速回転するスピンナーホイール内
の冷却水が滞留することなく流動循環させること
ができるので、スピンナーホイール全体を効率的
に冷却でき、スピンナーホイールの熱損を防止し
耐久性の向上が可能であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る製綿装置の要部断面図、
第2図は同第1図の−線矢視断面図、第3図
は従来例を示す断面図である。 1……スピンドルケーシング、2……スピンド
ル、3……スピンナーホイール、4……給水管、
5……空洞部、6……排水路、11……排水筒、
12……排出口、13……排水口、14……給水
ボツクス、15……供給管、16……接続筒、1
7……流動促進板、18……通水路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却水の給水管を内管として軸線方向に配置し
    た二重管状のスピンドルと、同スピンドルの一端
    側を回転可能に支持するスピンドルケーシング
    と、同スピンドルの他端に同軸上に固定しかつス
    ピンドル内に連通する空洞部を形成したスピンナ
    ーホイールとを備え、前記給水管の管端を前記空
    洞部内に突出させ、さらに同管端に、同空洞部の
    半径方向内周壁との間に環状の通水路を形成する
    流動促進板を固定してなる製綿装置の冷却構造。
JP6631385U 1985-05-02 1985-05-02 Expired JPH02412Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6631385U JPH02412Y2 (ja) 1985-05-02 1985-05-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6631385U JPH02412Y2 (ja) 1985-05-02 1985-05-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61183929U JPS61183929U (ja) 1986-11-17
JPH02412Y2 true JPH02412Y2 (ja) 1990-01-08

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ID=30599099

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JP6631385U Expired JPH02412Y2 (ja) 1985-05-02 1985-05-02

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JPS61183929U (ja) 1986-11-17

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