JPH0240822Y2 - - Google Patents

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JPH0240822Y2
JPH0240822Y2 JP1985071987U JP7198785U JPH0240822Y2 JP H0240822 Y2 JPH0240822 Y2 JP H0240822Y2 JP 1985071987 U JP1985071987 U JP 1985071987U JP 7198785 U JP7198785 U JP 7198785U JP H0240822 Y2 JPH0240822 Y2 JP H0240822Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 システムキツチン用フロアーキヤビネツト(以
下、単に「キヤビネツト」と言う)の床面から作
業台の上面までの高さ寸法に関する規定は、日本
工業規格(以下JISと言う)等の規格類によつて
定められている。本考案は、規格類に定められた
複数の規定のそれぞれに対して、一種類のキヤビ
ネツトで対応することを可能とするシステムキツ
チン用キヤビネツトの支持機構に関する。
「従来の技術」 システムキツチンを設ける場合、床置き用のキ
ヤビネツトは、その作業台面が水平となるように
することが必要である。しかし、設置しようとす
る床面の仕上げ度合によつては、床面に起伏、凹
凸、傾斜などが残つて平滑となつていないことが
ある。また、キヤビネツトにも、板材の変形、歪
み、製作上の寸法誤差等を有することがある。こ
のようなときには、そのままでは作業台を水平に
設置することが困難であるので、キヤビネツト
に、荷重の支持ばかりでなく、水平調節も可能な
支持機構を備えることが必要とされる。そのよう
なシステムキツチン用キヤビネツトの支持機構と
して従来用いられていたものを、第2図及び第3
図に示す。
第2図に示した支持機構は、キヤビネツトAの
荷重を支えるための該キヤビネツトA下部に固定
された台輪10と、キヤビネツトAの水平調節を
するために前記台輪10の裏面に取着されたアジ
ヤスター装置11とからなる。該アジヤスター装
置11は台輪10の裏面にビス14等により固定
された支持具12と、支持具12に対して上下動
可能に螺着された水平調節用ボルト13とからな
る。そして、キヤビネツト底板1には、ドライバ
ー等を差し入れて前記水平調節用ボルト13を上
下させ、キヤビネツトAの水平調節を行うための
調節孔16が穿設されている。
また、第3図に示した支持機構は、予め枠組さ
れた台輪20に上記のものと同様のアジヤスター
装置11を取着したものである。該支持機構は、
台輪20を床面に載設する段階でおおまかの水平
調節をし、台輪20上にキヤビネツトを載置固定
した後、綿密な水平調節を行うためのものであ
る。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、システムキツチン用キヤビネツトの
高さ寸法に関して、例えば、JIS A 0017「シス
テムキツチン構成材のモデユール呼び寸法」の表
4には、作業台の上面の高さ寸法に関して800mm、
850mmの二種類が規定されている。そこで、それ
ぞれの規格に適合するキヤビネツトを製造するこ
とも可能であるが、そうすると、一つの規格に即
応するキヤビネツトの製作に際して材質、デザイ
ン等の異なる多種類の部材を用意するのが通常で
あるから、二種類の規格それぞれについて様々な
キヤビネツトを製造する場合のことを考えると、
その流通、施工、在庫等の管理が複雑となり、能
率が悪い。
逆に、一種類のキヤビネツトを、前記高さ寸法
のそれぞれに対応させようとすると、高さ寸法の
高限値と低限値との高低差値に見合つた調節範囲
を有する支持機構が必要である。ところが、前記
従来の支持機構では、広範囲の高さ調節をするこ
とは不可能であつた。
また、一般的に、広範囲の高さ調節が可能な支
持機構においては脚部の長さが長いものを用いな
くてはならないため、その調節可能範囲内の最短
値はかなり大きな値となる。つまり、前記最短値
状態においても床面からキヤビネツト底面までの
寸法を大きくせざるを得ない。従つて、キヤビネ
ツトの作業台高さをJISに適合させようとすると、
底板までの寸法を小さくしなくてはならず、収納
部を狭隘なものとせざるを得ない、という問題点
があつた。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、キヤビネツトの水平調節をすると共
に、JIS等の規格類に定められた作業台の上面ま
での高さ寸法規格の複数に対して、一種類のキヤ
ビネツトで対応させることを可能とするために、
以下のような手段を講じた。これを、本考案に係
る一実施例を示す第1図a及びbに基づいて説明
する。即ち、システムキツチン用キヤビネツトの
支持機構を、キヤビネツトAの底板1下面に取付
けられた支持具2と、該支持具2に対して下方へ
の突出長さを調節可能に竪込まれた脚部3とから
構成し、作業台の上面の高さ寸法に関して規格類
で定められた高限値と低限値との高低差値がWで
あるときに、前記支持具2の支承上面2aと前記
脚部3の着床点3a間長さの調節可能範囲内最長
値をH〔第1図a参照〕、最短値をh〔第1図b参
照〕とすると、 H−h≧W となるようにH,hをそれぞれ定め、且つ、前記
キヤビネツト底板1の厚みtに対して、前記支持
具2の高さs及び脚部3の長さlをそれぞれ、 h≧s>h−t h+t≧l>h となるように設定し、前記最短値状態において前
記脚部3が前記支持具2の支承上面2aより突出
する部分をキヤビネツト底板1に収納させること
とした。
「作用」 システムキツチン用キヤビネツトの支持機構
を、キヤビネツトAの底板1下面に取付けられた
支持具2と、該支持具2に対して下方への突出長
さを調節可能に竪込まれた脚部3とから構成した
ものであるから、キヤビネツトAの荷重は該支持
機構によつて支持される。
前記調節可能範囲内最長値Hと最短値hとの差
値が、高さ寸法に関して規格類で定められた高限
値と低限値との高低差値Wよりも大である。即
ち、 H−h≧W であるので、前記高限値と低限値間内のいずれの
値に対しても一種類のキヤビネツトで対応するこ
とが出来る。
キヤビネツト底板1の厚みtに対して、前記支
持具2の高さsを、前記調節可能範囲内最短値h
以下であるように、即ち、 h≧s>h−t となるように設定し、一方、脚部3の長さlは、
前記最短値hよりも大きく、即ち、 h+t≧l>h となるように設定したので、前記調節可能範囲内
の最短値状態において前記脚部3は前記支持具2
の支承上面2aより突出するが、該突出部分の最
大長さはキヤビネツト底板1の厚みt以下となる
から、突出部分をキヤビネツト底板に収納させた
ときに前記脚部3がキヤビネツト底板1の上面か
らさらに突出することはない。
「実施例」 本考案に係るシステムキツチン用キヤビネツト
の支持機構を、JIS A 0017「システムキツチン
構成材のモデユール呼び寸法」の表4に規定され
ている作業台の上面の高さに対応させた実施例に
ついて説明する。
本実施例の支持機構を構成する支持具2は、金
属製であつて略〓型状をしており、キヤビネツト
底板1の下面にビス4等により固定されている。
前記支持具2下部の中央には、脚部3を竪込める
ための雌螺子部が設けられている。
脚部3は、下端部に着床部3aを備えた竪込み
用のボルト材であり、前記支持具2との螺合度合
を加減して下方への突出長さを調節する。
前記JIS A 0017では、作業台の上面の高さ寸
法に関して800mm、850mmの二種類が規定されてい
る。従つて、高低差値W=50mmとなる。また、同
じく表4において台輪の高さは50mm以上とされて
いる。しかし、キヤビネツトAの収納部容積をで
きるだけ大きくすることが望ましいので、台輪の
高さは規格下限値の50mmとするのが実際的であ
る。従つて、前記支持具2の支承上面2aと前記
脚部3の着床点3a間長さの調節可能範囲内最短
値hは50mm以下であればよい。一方、前記調節可
能範囲内最長値Hは、台輪の高さの下限値50mmに
前記高低差値W=50mmを加えた100mm以上である
ことが必要である。
通常、キヤビネツト底板1の厚みtは20mm程度
である。そして、前記最短値hを、上述した台輪
の高さ寸法と一致させて50mmとすれば、前記キヤ
ビネツト底板1の厚みt=20mmに対して、前記支
持具2の高さs及び脚部の長さlの範囲はそれぞ
れ、 50≧s>50−20=30,50+20=70≧l>50 となる。そこで、例えば、 s=45mm,l=70mm と設定すれば、前記調節可能範囲内最長値Hは、
前記のlとsの和からキヤビネツト支持に必要な
支持具2と脚部3との螺合長さを差し引いた値と
なり、100mm以上とすることができる。前述した
ように前記最短値hは50mmであり、前記高低差値
W=50mmであるから、 H−h≧W となる。即ち、本実施例に係る支持機構によれ
ば、一種類のキヤビネツトAを、作業台上面の高
さに関してJISに規定された二種類の規格のそれ
ぞれに対応させることが可能である。そして、前
記最短値状態において脚部3が支持具2の支承上
面2aから突出する長さはl−h=20mmであるか
ら、該突出部分をキヤビネツト底板1から突出さ
せることなく収納することができる。
次に、本実施例の支持機構を用いたシステムキ
ツチン用キヤビネツトの施工方法を説明する。な
お、本実施例においては底板下面から作業台上面
までの高さが750mmのキヤビネツトを使用した。
前記支持機構はキヤビネツト底板1下面の四隅
にビス4止めによつて固定される。
キヤビネツトAの作業台上面の高さを850mmに
設定する場合には、前記支持具2の支承上面2a
と前記脚部3の着床点3a間長さを100mmに調節
する。そして、キヤビネツトAを設置場所に据付
けて、作業台上面が水平となるように支持機構を
微調整する。次に、床面とキヤビネツト底板1と
の間に、100mmの板幅を有する幕板5aを取付け
て台輪とする。該幕板5aの取付方法は、支持具
2の側面に介設材6を取着し、該介設材6に前記
幕板5aを木ねじ、接着剤等の適宜の手段によつ
て固定すればよい。あるいは、支持具2へ幕板5
aを直接取付けることも可能である。
一方、キヤビネツトAの作業台上面の高さを
800mmとする場合には、前記脚部3が前記支持具
2の支承上面2aより突出する部分をキヤビネツ
ト底板1に収納させることにより、前記支持具2
の支承上面2aと前記脚部3の着床点3a間長さ
を最短値の50mmに調節する。そして、キヤビネツ
トAの台輪として板幅が50mmの幕板5bを取付け
る。この場合、板幅50mmの幕板5bを用意しても
よいが、前記板幅100mmの幕板5aを半分に切断
して使用することにすれば、用意すべき幕板は一
種類のみとなり経済的である。前記従来の、キヤ
ビネツトに一体的に設けられた台輪(第2図参
照)であれば、高さ変更は実質上不可能である。
また、キヤビネツトを載設するための枠組みされ
た台輪(第3図参照)であつても、台輪を分解し
て目的高さに合わせて切断加工し、再構成すると
いうことは非常に困難かつ煩雑であつた。これに
対し、本案支持機構であれば、台輪を予め組むの
ではなく、施工現場にて支持具2に取付けるもの
であるから、運搬や取付作業が楽であり、しかも
高さ寸法の変更が施工現場にて容易にできる。
以上、本考案をJISに適応させた実施例につい
て説明したが、本考案はJIS以外の規格類にも対
応可能であることは言うまでもない。
「考案の効果」 本考案に係るシステムキツチン用キヤビネツト
の支持機構によれば、一種類のキヤビネツトを、
作業台上面の高さ寸法に関してJIS等の規格類に
定められた複数の規定に即応させることができ
る。従つて、製造、流通、施工、在庫管理等につ
いて区別をつける必要がないので生産の能率化を
図ることができる。
広範囲の高さ調節が可能であつて、しかも、床
面からキヤビネツト底板下面までの高さを最小に
することができる、つまりキヤビネツトの作業台
上面から底板までの寸法が最大になるので、キヤ
ビネツトの収納部容積を最大にすることができ
る。
その上、本案支持機構は、高さ調節ばかりでな
く作業台上面の水平微調節も可能である。
キヤビネツトの荷重は支持機構によつて支え、
幕板を支持具に取付けて台輪とするものとしたの
で、幕板は一種類を用意すれば充分となる。従つ
て、従来のように作業台上面の高さ寸法規格のそ
れぞれに合わせた台輪を用意する必要がなくな
り、生産性、作業性、施工性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図a及びbは本考案の一実施例を示したも
のであり、同図aは調節可能範囲内の最長値状態
を、同図bは最短値状態をそれぞれ示す縦断面図
である。第2図及び第3図はいずれも従来例を示
したものであり、第2図はキヤビネツトと台輪と
が一体となつている支持機構を示す縦断面図、第
3図はキヤビネツトと台輪とが別体となつている
従来の支持機構を示す部分切截斜視図である。 A……キヤビネツト、1……キヤビネツト底
板、2……支持具、3……脚部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 キヤビネツトの底板下面に取付けられた支持具
    と、該支持具に対して下方への突出長さを調節可
    能に竪込まれた脚部とからなるシステムキツチン
    用キヤビネツトの支持機構であつて、作業台の上
    面の高さ寸法に関して規格類で定められた高限値
    と低限値との高低差値がWであるときに、前記支
    持具の支承上面と前記脚部の着床点間長さの調節
    可能範囲内最長値をH、最短値をhとすると、 H−h≧W であり、且つ、前記キヤビネツト底板の厚みtに
    対して、前記支持具高さs、前記脚部の長さlが
    それぞれ、 h≧s>h−t h+t≧l>h となるように設定され、前記最短値状態において
    前記脚部が前記支持具の支承上面より突出する部
    分をキヤビネツト底板に収納させることを特徴と
    するシステムキツチン用キヤビネツトの支持機
    構。
JP1985071987U 1985-05-15 1985-05-15 Expired JPH0240822Y2 (ja)

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JPS61187547U JPS61187547U (ja) 1986-11-22
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5637402U (ja) * 1979-08-31 1981-04-09
JPS5637644U (ja) * 1979-08-31 1981-04-09

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5637402U (ja) * 1979-08-31 1981-04-09
JPS5637644U (ja) * 1979-08-31 1981-04-09

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