JPH0238944Y2 - - Google Patents

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JPH0238944Y2
JPH0238944Y2 JP3624386U JP3624386U JPH0238944Y2 JP H0238944 Y2 JPH0238944 Y2 JP H0238944Y2 JP 3624386 U JP3624386 U JP 3624386U JP 3624386 U JP3624386 U JP 3624386U JP H0238944 Y2 JPH0238944 Y2 JP H0238944Y2
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JP
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roller
oil
bearing
yarn
roller shaft
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JPS62148577U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の技術分野] 本考案は糸条のローラ、特に油剤付与直後に設
けられるガイドローラに関する。
[従来技術] 一般にポリエステル繊維等の合繊綿紡糸工程で
は特開昭55−107503号公報又は第3図に部分的に
示すように、多数錘の口金1から紡出された糸条
Yを冷却し油剤付与装置2で油剤を付与した後、
走行方向を水平方向に変向して各糸条Yを合糸し
トウ(又はサブトウ)状として引取り、このトウ
をエゼクターなどを利用してトウ缶に放出し収容
する如くなしている。
この場合、油剤付与後の糸条Yを水平方向に方
向変換するガイドローラ(又は変向ローラ)3は
第2図に示すような自由回転ローラが機台に固定
され使用されている。すなわち第2図において4
は軸心を通る固定軸6に2つの軸受7,8を介し
て回転自在に支承されたローラ本体で、その中空
孔5の先端はボルト9によりキヤツプ10が取付
けられると共に軸受7,8はカラー11,12に
よりその位置を固定されている。13はボデイ、
14は取付用のねじである。
一般に合繊綿紡糸工程では溶融ポリマーをノズ
ルから押し出した直後(冷却後)、更に冷却を行
うと共に以後の工程調子改善等の目的で水溶性油
剤を糸条に付与しているが、この油剤を付与され
た糸条が前記ガイドローラ3に接触走行すると、
この際にかなりの接圧を受けるため油剤が絞り出
される状態となり固定軸等から油剤がローラ本体
内に侵入しグリースを洗い流して軸受を短期間で
損傷すると言う問題があつた。これは特に油剤を
スプレーにより多くの量を付与するような場合は
著しい傾向がある。又グリースが水溶性油剤に混
入すると合繊綿の該油剤付着品質異常となるため
グリース充填量も少量に規制している。このため
水溶性油剤の高濃度ゲル状油を軸受に充填してい
るが、やはり油剤に洗い流される結果、軸受の平
均寿命としては7日程度という短さであつた。
このようなガイドローラは紡糸機1台(系列)
に数十個(錘数に対応)設置されているため、1
つでも軸受の破損で故障が生じると紡糸生産を一
時停止して予備品のガイドローラと交換する必要
があり、著しく生産性を悪くしている。
又、軸受の交換を繰り返し継続使用もしている
が、ローラ本体の軸受嵌合孔の摩耗あるいは軸外
径の摩耗等から部品費用も年間莫大な額になる問
題があつた。
[考案の目的] 本考案はかかる従来の問題点を解消し寿命が長
く安定した生産が可能なガイドローラを提供する
ことを目的とするものである。
このような目的は以下に示す手段によつて達成
される。
[考案の構成] すなわち本考案は油剤付与後の糸条を案内する
ガイドローラであつて、ローラ軸が支持ボデイに
軸受を介して回転自在に支承されるとともに該ロ
ーラ軸の先端部に糸条と接するローラ本体が設け
られ、かつローラ本体と軸受との間の支持ボデイ
中に中空部を形成し該中空部に対応するローラ軸
位置に回転デイスクが固設されていることを特徴
とする糸条ガイドローラである。
[実施例] 以下本考案を図面に基いて説明する。第1図は
本考案の実施例を示す断面図である。
図において、21は支持ボデイ26の中空孔2
7に軸受28,29を介して回転自在に保持され
たローラ軸であり、該ローラ軸21の先端部には
ボルト25により糸条と接するローラ本体22が
固定されローラ軸21とローラ本体22が1体と
なつて回転するようになされている。24はロー
ラ本体21の中空孔23の先端を塞ぐキヤツプで
ある。支持ボデイ26には軸受28の前方位置と
なるローラ本体22取付側方向にローラ軸芯を中
心とする断面が円形状の中空部27′が形成され、
該中空部27′に対応するローラ軸21位置に油
剤等の液体流入を防ぐための回転リング30が固
着されている。この回転リング30は複数枚を所
定間隔で取付けるのが好ましいが、1枚であつて
もよい。31は蓋、32はサラビス、33,34
はカラーである。35は中空部27′の底部に穿
孔した排液孔、36は排液ホースである。37は
軸受固定用のボルト、38は座金、39はカバー
である。
このような構成からなるガイドローラ20は軸
受28,29が直接糸条が接触するローラ本体2
2から隔離され、しかも軸受前方位置に回転リン
グ30が取付けられている。このため、糸条から
分離しあるいは油剤付与装置から飛散した油剤等
は主としてローラ本体22からその内部に侵入す
るが、ここには軸受がないので従来のような問題
が生じることはない。油剤の1部はローラ軸21
を伝つて支持ボデイ26に流入するが、軸受28
の前面位置の回転リング30によりほぼ完全に振
り切られ、ここから内方に油剤が侵入することが
なくなる。
回転リング30によつて阻止された油剤は廃液
孔35から外部に導出されるので、中空部27′
に油剤が貯まることもない。従つて軸受28,2
9のグリースが油剤により薄められたり溶解し流
出することがなく、油剤によるトラブルは完全に
解消される。
[考案の効果] 以上に説明の如く、本考案によれば軸受部への
油剤侵入を阻止することができ、従つて軸受グリ
ースへの油剤混入がなく短期間の軸受損傷が大巾
に減少し、例えば従来と同条件の連続運転で1年
の寿命も可能となり、生産性の向上、補修費の減
少等で著しい効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は従来の実施例を示す断面図、第3図は紡糸工程
の説明図である。 21……ローラ軸、22……ローラ本体、2
7′……中空部、28,29……軸受、30……
回転リング、35……排液孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油剤付与後の糸条を案内するガイドローラであ
    つて、ローラ軸が支持ボデイに軸受を介して回転
    自在に支承されるとともに該ローラ軸の先端部に
    糸条と接するローラ本体が設けられ、かつローラ
    本体と軸受との間の支持ボデイ中に中空部を形成
    し該中空部に対応するローラ軸位置に回転デイス
    クが固設されていることを特徴とする糸条ガイド
    ローラ。
JP3624386U 1986-03-14 1986-03-14 Expired JPH0238944Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3624386U JPH0238944Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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JP3624386U JPH0238944Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62148577U JPS62148577U (ja) 1987-09-19
JPH0238944Y2 true JPH0238944Y2 (ja) 1990-10-19

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ID=30846467

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JP3624386U Expired JPH0238944Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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JPS62148577U (ja) 1987-09-19

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