JPH0237397Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は両端に小孔をあけ、中空で合成樹脂
製のやや弾力性のある小球を、若干ゆるめに網目
状の生地の袋中に収納した単位体を若干個布地で
カバーして形成した弾性体において、網目状の袋
の外周に枠体を挿入し、網目状の袋の変形を防止
するようにしたものに関する。

従来の技術 従来の布団、クツシヨン等の内部には、綿、パ
ンヤ等が封入されているが、使用するとき、綿等
は身体に当つて、変形し、面で肢体を支え、その
部分が凹んでしまつたり、固くなつたりして、次
第に役に立たなくなり、又ほこりがしたり、又す
ぐ湿つたりするので、度々日光に干したりして乾
燥させないと健康に悪いというような不都合があ
つた。

そこで第１図に示す如き、両端に小孔２，３を
あけた合成樹脂製の小球１を、第２図に示す如
く、網目状の生地の袋４中にゆるめに収納して単
位体５を形成し、その単位体５を若干個カバー６
中に入れて布団、クツシヨン等の弾性体２０を得
ることが考案されたが（第３図）、このような弾
性体においては、今度は網目状の袋４中で、小球
が自由に動くので、袋４が変形し、弾性体２０が
身体の体形に合つた形状とならず、弾性体の機能
を充分に果しているとはいえない面もあつた。

問題点を解決するための手段 従来の欠点を解決するためにこの考案では、単
位体を形成する網目状の袋の外周に枠体を挿入し
て、網目状の袋の自由な変形を防ぐようにしたも
のである。

実施例 この考案では第４図に示す如く、単位体５を形
成する網目状の袋４の外周にポリウレタン等で形
成した枠体１０を挿入し、袋４の自由な変形を防
ぎ、小球１，…が他と連動しないで動くのを防止
し、身体の体形に応じて凹むようにしたものであ
る。

効果 この考案はこのように構成されているので、枠
体によつて小球をゆるめに収納した網目状の袋の
自由な変形を防止し、小球が身体の体形に応じて
凹むようにすることができる。又小球で弾力をも
たせているので、綿等と異なり、マツサージ効果
もあり、球が動くので刺戟点が固定せず、しびれ
ない。又湿気を吸わないので、健康にもよい。さ
らに小球に小孔が２個あけてあるので、空気が流
通し、熱がこもらない。

【図面の簡単な説明】

第１図は収納される小球を示す図、第２図は単
位体の説明図、第３図は出来上つた弾性体の説明
図、第４図はこの考案の網袋の説明図である。 （符号の説明）、１……小球、２，３……小孔、
４……網目状の袋、５……単位体、６……カバ
ー、１０……枠体、２０……弾性体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 両端に小孔をあけた、中空で、合成樹脂製のや
   や弾力性のある小球を、若干ゆるめに網目状の生
   地の袋中に収納した単位体を若干個、布地でカバ
   ーして形成した布団、クツシヨン等の弾性体にお
   いて、小球を収納している網目状の袋の外周に、
   変形防止の枠体を挿入してあることを特徴とする
   布団、クツシヨン等の弾性体。