JPH0236304A - 金属線間距離の測定方法 - Google Patents

金属線間距離の測定方法

Info

Publication number
JPH0236304A
JPH0236304A JP18540788A JP18540788A JPH0236304A JP H0236304 A JPH0236304 A JP H0236304A JP 18540788 A JP18540788 A JP 18540788A JP 18540788 A JP18540788 A JP 18540788A JP H0236304 A JPH0236304 A JP H0236304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
pulse signal
receiving coil
coil
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18540788A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2599438B2 (ja
Inventor
Toji Kin
東治 金
Fumihiko Abe
文彦 安倍
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP18540788A priority Critical patent/JP2599438B2/ja
Publication of JPH0236304A publication Critical patent/JPH0236304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2599438B2 publication Critical patent/JP2599438B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、平帯状の絶縁体内に複数の金属線を並列配置
して形成したフラットケーブルの、各金属線の中心距離
を測定する金属線間距離の測定方法に関する。
(従来の技術) OA機器等の電子機器の普及に伴い第15図に示すよう
なフラットケーブル40が使用されつつある。このフラ
ットケーブル40は、多数本例えば、8本の金属線(以
下心線導体という)41〜48を僅かな間隔で多数本平
行に配列し、絶縁部材49により一体的に絶縁して帯状
に形成したものである。フラットケーブルとしては、使
用目的により1本のフラットケーブル中の各心線導体の
太さが同し太さのもの、或いは異なっているもの等種・
聾のものがある。例えば、第15図に示すフラットケー
ブル40は心線導体41〜4日の太さが異なり、太い心
線導体41.42は給電用として、細い心線導体43〜
48は信号伝送用として使用される。
このような多数の並列心線導体とコネクタとの接続を自
動化するためには、並列せる各心線導体の中心距離(ピ
ッチ)が正確に規定値に設定されていることが必要であ
る。従って、これらの各部の寸法を高精度に測定する必
要があり、普通目視により測定している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、僅かの間隔で配列された多数の心線導体
の中心距離を目視により正確に測定することは極めて困
難な作業であり、且つ作業効率も悪い。
並列心線導体の中心距離を電気的に検出する方法として
、励磁コイルと受信コイルとを対向配置して磁気ヘッド
を形成し、前記励磁コイルを交流電流により励6fiL
、ギャンブ内に前記並列心線導体を移動させ、各心線導
体が磁界を横切るときに受信コイルに誘起する起電力の
変化を検出することによりこれらの各心線導体の中心距
離を検出するようにしたものがある。
磁気ヘッドの検出怒度を高め、僅かの間隔で隣合う他の
心線導体の影響を少なくするためには、細い心線導体に
磁束を収束させることが必要であり、コイルを巻回する
磁性材料として使用するフェライトコアの先端を、極め
て細く (直径0.5 mm以下)加工することが必要
である。しかしながら、フェライトコアは、脆く、且つ
硬い材質であるためにその加工は極めて困難である。
また、従来の信号処理方法においては、例えば第15図
に示すようなフラットケーブル40の各心線導体41〜
48を検出した場合、当該検出した信号を、検波し、全
波整流して位置信号として取り出すようにしているため
に当該位置信号波形が第16図のe1〜e、のように変
化し、特に、太い心線導体41.42の位置信号!!+
、、ezの波形が2山の波形となり複雑となる。この結
果、これらの心線導体41.42の中心位置を正確に検
出することが困難となる。しかも、同じ製造ラインで多
品種生産を行う場合、1つの測定装置により多種類のフ
ラットケーブルの寸法を測定しなければならず、太さが
異なる心線導体の中心距離を正確に測定することは困難
であり、また、信号処理回路のコンピュータの計算ソフ
トも複雑となる等の問題がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、フラットケ
ーブルの各心線導体の太さが異なる場合でも、これらの
心線導体の中心位置を良好に検出し、各心線導体の中心
距離を正確に測定することが可能な金属線間距離の測定
方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明によれば、励磁コイル
と受信コイルとを対向配置した磁気ヘッドの各コイルに
、スリットを有する遮蔽板を装着して不均一交流磁界を
形成し、当該不均一交流磁界を、多数の金属線が絶縁並
置されたフラットケーブルを横切って移vJさせ、各金
属線の中心位置において前記受信コイルの出力信号の変
化を検出すると共に、前記励磁コイルを励磁する交流励
磁電流によりサンプリングパルス信号を形成し、当該サ
ンプリングパルス信号により前記受信コイルから各金属
線の中心位置において順次出力される前記信号をサンプ
ルホールドして順次各金属線の位置信号を得、これらの
各位置信号により前記フラットケーブルの各金属線の中
心距離を測定するようにしたものである。
(作用) 磁気ヘッドの不均一交流磁界内にフラットケーブルを横
切らせると、各金属線が遮蔽板のスリント位置を通過す
るときに受信コイルに誘起される起電力の変化が最大と
なる。一方、交流磁電流により形成したサンプリングパ
ルス信号により前記受信コイルの出力信号をサンプリン
グして略ピーク値近傍の信号即ち、検出すべき金属線の
中心位置における位置信号を得る。
この位置信号を順次信号処理回路に取り込み、各金属線
の中心位置における位置信号を得、これらの各位置信号
によりフラットケーブルの各金属線の中心距離を測定す
る。これにより、金属線の太さが異なるフラットケーブ
ルにおける各金属線の中心距離の測定が正確、且つ容易
となる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は、フラットケーブルの金属線間距離を測定する
方法を実施するための心線導体検出用のセンサの概要を
示し、センサ1は、2個の磁気ヘッド3.4から成り、
一方の磁気ヘッド3は、略コ字状をなし断面角形のコア
5の開口端内面に円柱状の磁極6.6が一体的に形成さ
れ、これらの磁極6.6の各端面が僅かのギャップGで
離隔対向して配置されている。各磁極6.6の先端には
夫々励磁コイル7、受信コイル8(第3図)が巻回され
ている。他方の磁気ヘッド4も磁気ヘッド3と同様に形
成されており、コア10の先端の各磁極11.11の先
端には励磁コイル12、受信コイル13(第5図)が巻
回されている。
磁気ヘノド3の励磁コイル7、受信コイル8には遮蔽板
14.15が、磁気ヘッド4の励磁コイル12、受信コ
イル13には遮蔽板16.17が装着されている。遮蔽
板14は第2図に(a)に示すように有底円筒体を軸方
向に2分割して14a、14bとし、これら両者を接着
剤により接着固定して再び有底円筒形とし、その底面1
4cの直径位置にス’J/)14d(第1図、第6図)
を形成したものである。従って、スリン)14dは、そ
の幅dが接着剤の被膜の厚さ程度と極めて狭く設定され
ている。遮蔽板15も第2図(b)に示すように遮蔽板
14と同様に形成されている。磁気ヘッド4の励磁コイ
ル12、受信コイル13の各遮蔽板16.17も遮蔽板
14.15と全く同様に形成されている。これらの遮蔽
板14〜17は、電導性の良好な例えば銅の薄板により
形成されている。
遮蔽板14.15は、第1図及び第3図に示すように各
磁極6.6の先端の励磁コイル7、受信コイル8に外嵌
して装着されており、これらの遮蔽板14.15のスリ
ット14d、15dは、互いに対向して同一垂直面内に
あり、且つコア5の側部5aの幅方向に沿って配置され
ている。遮蔽板16.17は、各磁極11.11の先端
の励磁コイル12、受信コイル13に夫々外嵌して装着
され、スリット16’d、17dは互いに対向して同一
垂直面内にあり、且つコア10の側部10aの長手方向
に沿って配置されている。即ち、遮蔽板14.15のス
リット14d、15dと、遮蔽板16.17のスリット
16d、17dとは互いに略直角をなして配置されてい
る。
そして、磁気ヘッド3と4は、第1図に示すように僅か
な間隔で並んで配置され、第3図に2点鎖線で示すケー
シング2内に収納されて図示しない充填材により一体的
にモールドされる。
これらの磁気ヘッド3.4の各励磁コイル7.12は、
第5図に示すように直列に接続されて信号処理回路20
の高周波励磁′r!l源回路21に接続され、同一の高
周波励磁電流即ち、電圧、位相が同一の励磁電流を供給
される。また、各受信コイル8.13は差動結合されて
差動増幅回路22に接続される。
また、第4図に示すフラットケーブル(テープカード電
線)40は、第15図に示すフラットケーブル40と同
じもので、心線導体41〜48が僅かの間隔で並列に配
置され、絶縁部部材49により一体的にモールドされて
帯状に形成されている。そして、心線導体41.42は
、太く (幅広、且つ厚肉)設定されて給電用とされ、
他の心線導体43〜48は細く(幅狭、且つ薄肉)設定
されて信号伝送用とされている。
以下に作用を説明する。
磁気ヘッド3の励磁コイル7に高周波励磁Ti源回路2
6から高周波励磁電流が供給されると、当該励磁コイル
7から発生される高周波磁束が遮蔽板14の底面(端面
)14cと鎖交し、当該底面14cに第6図(a)に点
線で示すように渦電流が誘導される。この高周波磁束は
、更に対向する他方の磁極6側の遮蔽板15の底面(端
面)15cにも鎖交し、当該端面15cに第60[有1
)に点線で示すように渦電流が誘導される。
遮蔽板14.15に誘導される渦電流は、励磁コイル7
の磁束の変化を妨げる方向の磁束を発生し、従って、遮
蔽板14.15の各底面14cと15cとを通る磁束は
弱められて低磁束密度となる。一方、これらの底面14
c、15cの各スリット14d、15dの部分において
は、渦電流が発生せず、従って、これらの各スリンl−
14d、15dを通る磁束は妨げられることなく高磁束
密度となる。この結果、遮蔽板14.15間のギャップ
Gにおける磁束分布は、第7図に示すようにスリット1
4d、15dの位置の垂直面内に集中した不均一な磁束
分布となる。
第7図において、横軸は、遮蔽板14のスリット14d
の中心からの距離Xを、縦軸は、磁束密度Bmを示す、
これにより、遮蔽板14と15との間のギャップGの磁
束分布は、スリン)14d、15dの位置において極め
て幅狭で、且つ高い磁束密度となる。
他方の磁気ヘッド4についても上記磁気ヘノド3と同様
の磁束分布が得られる。尚、磁気センサ3と4との各磁
束分布の勾配は、互いに略直角をなしている。
このセンサ1の各磁気ヘノド3.4のギヤツブG内に第
3図に示すようにフラットケーブル40を介挿し、当該
センサ1を矢印へで示すように一定速度で移動させてフ
ラットケーブル40を横切らせる。このとき、磁気ヘッ
ド3の遮蔽板14.15のスリット14d、15dは、
心線導体41〜48に対して平行に横切り(第8図(a
))、磁気ヘッド4の遮蔽板16.17のスリン)16
d、17dは心線導体41〜48に対して直角に横切る
(第8図(b))ことになる。
磁気ヘッド3の磁極6.6が各心線導体41〜48を横
切ると、当該心線導体31に渦電流が誘導され、その渦
電流は最大磁束密度であるス’J yト14d、15d
の通過位置において最大となり、これらのスリット14
d、15dが遠ざかるにつれて小さくなる。従って、磁
気ヘッド3の受信コイル8に鎖交する磁束は通過する心
線導体41〜4日によって変化し、スリット14d、1
5dの位置において大きく変化する。即ち、受信コイル
8と鎖交する磁束は、遮蔽板のスリン)14d、15d
が心線導体41〜48の真上(中心)に位置したときに
羊の変化量が最大となる。この結果、受信コイル8の誘
起起電力は、遮蔽板のスリット14d、15dが心線導
体41〜48の各中心を横切る時に最小となる。
磁気ヘッド3の遮蔽板14.15の各スリット14d、
15dは心線導体41〜48に対して平行に横切るため
に、受信コイル8に誘起される起電力は、第9図(a)
に示すように変化する。即ち、受信コイル8の起電力は
スリット14d、15dが各心線導体41〜48の各真
上部ち、中心を横切る瞬間に最小となり、しかも、その
変化量は大きく、且つ極めて急峻となる。
磁気ヘッド4の遮蔽板16.17の各スリット16d、
17dは心線導体41〜48に対して略直角に横切るた
めに、受信コイル13に誘起される起電力は、第9図(
b)に示すように変化する。即ち、受信コイル13の起
電力は、スリット16d、17dが各心線導体31を横
切る間略一定となり、その変化量も小さく、なだらかと
なる。
これらの受信コイル8と13とは差動結合されており、
従って、各出力電圧は打ち消し合い、この結果、励磁電
流の振幅と周波数の不安定や、周囲の電磁界の影響によ
る出力信号のドリフトとノイズのレベルが大幅に抑制さ
れ、心線導体41〜48の各中心位置における13号の
みが大きく検出される。従って、センサIを第3図の矢
印六方向に移動させることにより、フラットケーブル4
0の各心線導体41〜48の各中心位置を正確に検出す
ることが可能となる。
ところで、受信コイル8.13が心線導体を横切る際に
、その出力電圧が第9図(a)に示すように変化するの
は、フラットケーブル40の心線導体43〜48のよう
に心線導体が細く即ち、幅が挟い場合であり、心線導体
41.42等のように太い即ち、幅が広い場合には第9
図(a)に示すようには単純に変化しない。
即ち、第10図(a)〜(e)に示すように遮蔽板14
.15間のギヤツブG内を、幅広の心線導体41が矢印
Aで示す方向に平行に移動する場合、受信コイル8の出
力電圧は第11図(a)〜(e)に示すように変化する
。この信号波形から明らかなように、心線導体41の前
端が遮蔽板14.15のスリット14d、15dに僅か
に掛かった位置における受信コイル8の出力は第11図
(a)に示すように大きくなり、第10(b)に示すよ
うに移動するに伴い小さくなる(第11図ら))。
心線導体41の中心が、遮蔽板14.15のスリット1
4d、15dと一致した位置(第10図(C))におい
て、受信コイル日の出力は、第11図(C)に示すよう
に再び大きくなり、且つ、その位相が、同図(a)に示
す出力に対して略180°変化する。そして、当該心線
導体41が更に移動すると(第1O図(d))受信コイ
ル8の出力が小さくなり(第11図(d))、後端がス
リット14d、15dの近傍に達すると(第10図(e
))、当該受信コイル日の出力が再び大きくなり、且つ
、その位相が180°変化(第11図(e))する。
このように、受信コイル8.13の出力電圧は、検出す
べき心線導体が太い即ち、幅広の場合には、その中央位
置がスリット14d、15dに合致した時にその位相が
反転するために、その出力電圧をそのまま位置信号とし
て処理した場合には前述した第16図に示す信号el、
e2のように複雑に変化することとなる。従って、かか
る位相変化に有効に対処することが必要である。
第5図において信号処理回路20は、高周波励磁電源回
路21から励磁信号Exを移相回路23に取り込み、当
該励磁信号Eχの位相を差動増幅回路22の出力信号の
位相とできるだけ同相となるように調整する。これは差
動増幅回路22の出力信号波形の位相が、遮蔽板14〜
17の板厚、磁気ヘッド3.4のコア5.10の間隔等
の種々の原因によりよって変化し、励磁信号波形の位相
と異なるためである。
コンパレータ24は、移相回路23から入力される励磁
信号Exと、当該励磁信号Exの略ピーク値近傍に設定
された閾値■工とを比較し、Ex〉■イの開信号を出力
して、サンプリングパルス信号Pを形成する。このサン
プリングパルス信号Pは、励磁信号Exの周期と同期し
て形成され、そのタイミングは前記移相回路23により
差動増幅回路22の出力信号の略ピーク値近傍に設定さ
れる。このサンプリングパルス信号Pの発生タイミング
即ち、サンプリングタイミングを差動増幅回路22の出
力信号の略ピーク値近傍に設定することにより、センサ
1の検出感度を高くすることができる。このサンプリン
グパルス信号Pはサンプルホールド回路25に加えられ
る。
一方、差動増幅回路22から出力された信号eは、サン
プル・ホールド回路25においてサンプリングパルス信
号Pにより第12図及び第13図に示すようにサンプリ
ングされる。センサ1のギヤツブG内に心線導体41が
入っていない状態においては、第12図に示すように励
磁コイル7の励磁信号Eχと、受信コイル8の出力信号
eとは同位相となる。尚、図中点線及び斜線で示す部分
は、サンプリングパルス信号Pによるサンプリングタイ
ミングを示す。
センサ1のギヤツブG内に心線導体41が入り、その中
心が遮蔽板14.15のスリット14d、1.5 dと
合致した時には、第13図に示すように受信コイル日の
出力信号eの位相が励磁信号Exの位相に対して略18
0′ずれ、負側のピーク値近傍においてサンプリングさ
れる。この結果、心線導体41の中心位置における位置
信号のみを検出することができる。
サンプルホールド回路25から出力された位置信号は、
ローパスフィルタ26を経て低周波増幅回路27に加え
られ増幅される。この低周波増幅回路27から出力され
た心線導体41の位置信号e、は、第14図に示すよう
な奇麗な波形となる。
心線導体42についても心線導体41と同様である。そ
して、センサ1の前記移動に伴いフラットケーブル40
の各心線導体42〜4日の中心位でに応じた位置信号e
2〜e8が順次出力される。
この低周波増幅回路27から構成される装置信号は、ア
ナログ−デジタル変換器(以下A/D変換器という)2
8で対応するデジタル信号に変換された後、マイクロコ
ンピュータ29に入力される。
マイクロコンピュータ29はA/D変換器28から順次
入力されるフラットケーブル40の各心線導体41〜4
8の各位置信号により、これらの各心線導体41〜48
の各中心距離を演算し、その演算結果をプリンタ等の出
力装置30によりプリントアウトする。これにより、フ
ラットケーブル40の各心線導体41〜48の中心距離
を正確に測定することが可能となる。
従って、第4図に示すように矢印Bで示す方向に搬送さ
れるフラットケーブル40に対して矢印A、A’方向に
交互にセンサ1を走査させることにより、フラットケー
ブル40の各心線導体41〜48の中心距離を連続的に
測定することができる。
尚、本実施例においては、センサlとして2個の磁気ヘ
ッド3と4とを使用し、各励磁コイルを同一の高周波励
磁電源により同一に励磁し、各受信コイルを差動結合し
て構成した場合について記述したが、これに限るもので
はなく、検出感度の高い方の磁気ヘッド即ち、磁気ヘッ
ド3のみを使用してセンサを構成してもよい。勿論、実
施例のように2個の磁気ヘッドを使用した場合には、1
個の磁気ヘッドを使用したセンサに比して、励磁電流の
振幅と周波数の不安定、周囲の電磁界の影響等による出
力信号のドリフトとノイズのレヘルを大幅に抑制するこ
とが可能となり、センサの検出感度を大幅に高めること
ができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、励磁コイルと受信
コイルとを対向配置した磁気ヘッドの各コイルに、スリ
ットを有する遮蔽板を装着して不均一交流磁界を形成し
、当該不均一交流磁界を、多数の金属線が絶縁並置され
たフラットケーブルを横切って移動させ、各金属線の中
心位置におい4゜ て前記受信コイルの出力信号の変化を検出すると共に、
前記励磁コイルを励磁する交流励磁電流によりサンプリ
ングパルス信号を形成し、当該サンプリングパルス信号
により前記受信コイルから各金属線の中心位置において
順次出力される前記信号をサンプルホールドして順次各
金属線の位置信号を得、これらの各位置信号により前記
フラットケーブルの各金属線の中心距離を測定するよう
にしたので、前記フラットケーブルの金属線の太さ(特
にその幅)が異なっている場合でも、これらの各金属線
の中心距離を正確に測定することが可能となり、しかも
、信号処理回路のコンピュータは複雑な信号の計算ソフ
トを使用することなく、簡単な計算ソフトにより計算を
行うこ七ができる等の等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る金属線間路の離測定方法に通用す
るセンサの磁気ヘノドの一実施例を示す斜視図、第2図
は第1図の遮蔽板の組立斜視図、第3図は第1図の磁気
ヘッドの断面図、第4図は第3図のセンサの要部及びフ
ラットケーブルとの関係を示す説明図、第5図は本発明
に係る測定方法に適用する信号処理回路の一実施例を示
す回路図、第6図は第1図の磁気ヘノドの遮蔽板の底面
に誘導される渦電流を示す図、第7図は第3図の磁気ヘ
ッドの遮蔽板間のギャップの磁束分布を示す図、第8図
は第3図の磁気ヘッドと心線導体との関係を示す図、第
9図は第3図の磁気ヘッドの受信コイルの起電力を示す
図、第10図は第3図の磁気ヘッドのギャップ間を幅広
の心線導体が五多動する場合の説明図、第11図は第1
0図の心線導体の各位置における受信コイルの出力電圧
を示す波形図、第12図は第3図の磁気へ、ドの遮蔽板
間に心線導体がない状態における励磁信号と差動増幅回
路の出力信号との関係を示す波形図、第13図は第3図
の磁気ヘノドの遮蔽板間の各スリットに心線導体の中心
が一致した状態における励磁信号と差動増幅回路の出力
信号との関係を示す波形図、第14図は第5図の信号処
理回路により検出した第4図に示すフラ7)ケーブルの
各心線導体の中心位置を示す信号波形図、第15図はフ
ラットケーブルの一例を示す断面図、第16111aは
従来の測定方法によるフラットケーブルの各心線導体の
中心位置を示す信号波形図である。 1・・・センサ、2・・・ケーシング、3.4・・・磁
気ヘッド、5.10・・・コア、6.11・・・磁極、
  7.12・・・励磁コイル、8.13・・・受信コ
イル、14〜17・・遮蔽板、14d−17d・・・ス
リント、19・・エツジセンサ、20・・・信号処理回
路、40・・フラットケーブル、41〜48・・・心線
導体(金属線)、4つ・・・!i!!縁部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)励磁コイルと受信コイルとを対向配置した磁気ヘ
    ッドの各コイルに、スリットを有する遮蔽板を装着して
    不均一交流磁界を形成し、当該不均一交流磁界を、多数
    の金属線が絶縁並置されたフラットケーブルを横切って
    移動させ、各金属線の中心位置において前記受信コイル
    の出力信号の変化を検出すると共に、前記励磁コイルを
    励磁する交流励磁電流によりサンプリングパルス信号を
    形成し、当該サンプリングパルス信号により前記受信コ
    イルから各金属線の中心位置において順次出力される前
    記信号をサンプルホールドして順次各金属線の位置信号
    を得、これらの各位置信号により前記フラットケーブル
    の各金属線の中心距離を測定することを特徴とする金属
    線間距離の測定方法。
  2. (2)前記サンプリングパルス信号は、前記励磁電流に
    同期して形成することを特徴とする請求項1記載の金属
    線間距離の測定方法。
  3. (3)前記サンプリングパルス信号は、前記受信コイル
    の出力信号の略ピーク値近傍に形成することを特徴とす
    る請求項1記載の金属線間距離の測定方法。
JP18540788A 1988-07-27 1988-07-27 金属線間距離の測定方法 Expired - Lifetime JP2599438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18540788A JP2599438B2 (ja) 1988-07-27 1988-07-27 金属線間距離の測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18540788A JP2599438B2 (ja) 1988-07-27 1988-07-27 金属線間距離の測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0236304A true JPH0236304A (ja) 1990-02-06
JP2599438B2 JP2599438B2 (ja) 1997-04-09

Family

ID=16170253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18540788A Expired - Lifetime JP2599438B2 (ja) 1988-07-27 1988-07-27 金属線間距離の測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2599438B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349627A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The ワイヤ位置検出方法及びその装置
WO2011020326A1 (zh) * 2009-08-18 2011-02-24 厦门盛华电子科技有限公司 一种检测、控制手机射频卡刷卡距离的方法及装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349627A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The ワイヤ位置検出方法及びその装置
WO2011020326A1 (zh) * 2009-08-18 2011-02-24 厦门盛华电子科技有限公司 一种检测、控制手机射频卡刷卡距离的方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2599438B2 (ja) 1997-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1730542B1 (en) Fluxgate magnetometer
US5414400A (en) Rogowski coil
EP0332048A3 (en) Multiple coil eddy current probe and method of flaw detection
JPH0236304A (ja) 金属線間距離の測定方法
JP3072304B2 (ja) 金属探知方法
JP2567919B2 (ja) フラットケーブルの寸法測定方法
JPS6166104A (ja) 金属薄膜膜厚測定方法
CN114608431A (zh) 一种双层正弦式时栅直线位移传感器
JP2651003B2 (ja) 渦電流式変位センサ
JPH01176905A (ja) 絶縁金属線群間隔測定方法
JP2532123B2 (ja) 金属線間距離測定方法
JP2547247B2 (ja) 金属線間距離測定センサ
JP2004219098A (ja) 熱電対の配線に発生したノイズのキャンセル方法
JPH0713561B2 (ja) 絶縁金属線群間隔の測定方法
WO1997014014A1 (en) Inductive device for determining measures and positions of measuring objects of electrically conductive material
JP2697867B2 (ja) ケーブルの偏肉測定方法及び偏肉測定装置
KR960004556B1 (ko) 마테우치효과를 이용한 좌표입력장치
JPH0140057Y2 (ja)
SU851291A1 (ru) Датчик магнитного пол
SU979981A2 (ru) Способ контрол физико-механических параметров ферромагнитных изделий
SU1068849A1 (ru) Способ измерени магнитной индукции в листовой стали и устройство дл его осуществлени
JPS62276454A (ja) 強磁性体の異物の検出方法
JPS5451562A (en) Calibration method of electromagnetic flow meter
JPS6411912B2 (ja)
JPH0143265B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 12