JPH0235995B2 - - Google Patents
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- JPH0235995B2 JPH0235995B2 JP57185195A JP18519582A JPH0235995B2 JP H0235995 B2 JPH0235995 B2 JP H0235995B2 JP 57185195 A JP57185195 A JP 57185195A JP 18519582 A JP18519582 A JP 18519582A JP H0235995 B2 JPH0235995 B2 JP H0235995B2
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- JP
- Japan
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- frame
- feature parameter
- frames
- representative
- parameter vector
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- AQOKCDNYWBIDND-FTOWTWDKSA-N bimatoprost Chemical compound CCNC(=O)CCC\C=C/C[C@H]1[C@@H](O)C[C@@H](O)[C@@H]1\C=C\[C@@H](O)CCC1=CC=CC=C1 AQOKCDNYWBIDND-FTOWTWDKSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Liquid Crystal Substances (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は可変長フレーム型ボコーダに関し、特
に比較的に時間的変化の激しいフレーム付近の動
的特性改善に関する。
に比較的に時間的変化の激しいフレーム付近の動
的特性改善に関する。
ボコーダは音声信号を低速のデイジタル符号列
に変換する目的等で使用され、一定周期毎に音声
信号を分析し音声特徴パラメータを抽出し、更に
前記パラメータを波形の代りに伝送し、波形を再
合成するものであり、音声特徴パラメータの時間
的変化特性が比較的に緩やかであることを利用し
て情報圧縮を実現している。音声特徴パラメータ
の時間的変化特性は必づしも一様ではない。例え
ば子音と母音の連鎖部分ではパラメータは急速に
変化し、有声音定常部では、その変化は極めて緩
やかである。パラメータの時間的変化特性に対応
してフレーム区間を変化させる云わゆる可変長フ
レーム型ボコーダはフレーム長を固定したボコー
ダと比較して、より高度な情報圧縮が可能であ
る。
に変換する目的等で使用され、一定周期毎に音声
信号を分析し音声特徴パラメータを抽出し、更に
前記パラメータを波形の代りに伝送し、波形を再
合成するものであり、音声特徴パラメータの時間
的変化特性が比較的に緩やかであることを利用し
て情報圧縮を実現している。音声特徴パラメータ
の時間的変化特性は必づしも一様ではない。例え
ば子音と母音の連鎖部分ではパラメータは急速に
変化し、有声音定常部では、その変化は極めて緩
やかである。パラメータの時間的変化特性に対応
してフレーム区間を変化させる云わゆる可変長フ
レーム型ボコーダはフレーム長を固定したボコー
ダと比較して、より高度な情報圧縮が可能であ
る。
従来、可変長フレーム型ボコーダのフレーム長
選定手段として区分的最適矩形近似法が用いられ
ていた。
選定手段として区分的最適矩形近似法が用いられ
ていた。
第1図は区分的最適矩形近似法を説明するため
の波形図であり、一定周期で分析された20ケのフ
レームから20ケのフレームを最もよく矩形近似す
る5ケのフレームを選択する例を示している。図
に於いて101〜120は20ケのフレームの各々
の特徴パラメータが表現する物理的な位置であ
る。各々のフレーム相互間には物理的な距離が存
在する。
の波形図であり、一定周期で分析された20ケのフ
レームから20ケのフレームを最もよく矩形近似す
る5ケのフレームを選択する例を示している。図
に於いて101〜120は20ケのフレームの各々
の特徴パラメータが表現する物理的な位置であ
る。各々のフレーム相互間には物理的な距離が存
在する。
区分的最適矩形近似法は例えば20ケのフレーム
を最もよく代表する5ケのフレームと前記5ケの
フレームが代表する区間を矩形近似により求める
ものであり、その選択結果に関する評価値とし
て、代表フレームと代表フレームにより代表され
るフレームとの距離の総和をとる。総ての代表フ
レーム候補および代表フレーム候補が代表する区
間候補について、それぞれ距離の総和を求め、前
記総和が最小となる組合せを最適な組合せとして
選択する。
を最もよく代表する5ケのフレームと前記5ケの
フレームが代表する区間を矩形近似により求める
ものであり、その選択結果に関する評価値とし
て、代表フレームと代表フレームにより代表され
るフレームとの距離の総和をとる。総ての代表フ
レーム候補および代表フレーム候補が代表する区
間候補について、それぞれ距離の総和を求め、前
記総和が最小となる組合せを最適な組合せとして
選択する。
図において代表フレームは102,105,1
08,111,114の5フレームであり、各々
の代表フレームが代表するフレーム区間は101
〜103,104〜107,108〜109,1
10〜112,113〜120である。又、フレ
ームi,j間の距離をdijとすれば、図における距
離の総和dは d=d101,102+d102,103+ d104,105+d105,106+d105,107 +d108,109+d110,111+d111,112 +d113,114+d114,115+d114,116 +d114,117+d114,118+d114,119 +d114,120 である。
08,111,114の5フレームであり、各々
の代表フレームが代表するフレーム区間は101
〜103,104〜107,108〜109,1
10〜112,113〜120である。又、フレ
ームi,j間の距離をdijとすれば、図における距
離の総和dは d=d101,102+d102,103+ d104,105+d105,106+d105,107 +d108,109+d110,111+d111,112 +d113,114+d114,115+d114,116 +d114,117+d114,118+d114,119 +d114,120 である。
最適な代表フレームと代表フレームが代表する
フレーム区間を求める問題は以下に示すダイナミ
ツクプログラミングの手法を用いて能率よく処理
することができる。
フレーム区間を求める問題は以下に示すダイナミ
ツクプログラミングの手法を用いて能率よく処理
することができる。
Iケのフレームを最もよく代表するNケのフレ
ーム(但しI>N)およびNケの代表フレームが
各々代表する区間の境界をNケの代表フレームの
特徴パラメータベクトルとNケの代表フレームに
代表される特徴パラメータベクトルとの間の距離
の和が最小となるように選択する。この条件を満
たす代表フレームおよび境界は代表フレームにつ
いて多段(N段)構成した次の漸化式(1)、(2)、(3)
を解くことにより同時に求めることができる。
ーム(但しI>N)およびNケの代表フレームが
各々代表する区間の境界をNケの代表フレームの
特徴パラメータベクトルとNケの代表フレームに
代表される特徴パラメータベクトルとの間の距離
の和が最小となるように選択する。この条件を満
たす代表フレームおよび境界は代表フレームにつ
いて多段(N段)構成した次の漸化式(1)、(2)、(3)
を解くことにより同時に求めることができる。
G(n,i)=MinG(n‐1,i‐lmin)
+D(n,i;n‐1,i‐lmin)
G(n‐1,i‐lmin‐1)
+D(n,i;n‐1,i‐lmin‐1)
〓
G(n‐1,i‐lmax)
+D(n,i;n‐1,i‐lmax)
i=1,2,…,I
n=1,2,…,N (1)
ここでdijはi番目とj番目のフレームにおける
特徴パラメータベクトル間の距離を表わす。また
lは相隣る代表フレーム候補間の間隔を表わす。
最適な代表フレーム、および境界は漸化式(1)、(2)
を解いた後、(3)式で与えられる最小な評価値
Gminに付随して求まる。なお、区分的最適矩形
近似法については、伏木田氏の論文「最適矩形近
似を用いた可変フレーム周期音声分析合成方式」、
日本音響学会講演論文集3−2−23、1978年5月
に詳しく述べられている。
特徴パラメータベクトル間の距離を表わす。また
lは相隣る代表フレーム候補間の間隔を表わす。
最適な代表フレーム、および境界は漸化式(1)、(2)
を解いた後、(3)式で与えられる最小な評価値
Gminに付随して求まる。なお、区分的最適矩形
近似法については、伏木田氏の論文「最適矩形近
似を用いた可変フレーム周期音声分析合成方式」、
日本音響学会講演論文集3−2−23、1978年5月
に詳しく述べられている。
ダイナミツクプログラミングの手法により、あ
る代表フレームが代表する区間長が、代表フレー
ム自身を含めて、2フレームより構成される場
合、代表フレームと代表フレームに代表されるフ
レームを入替えても、ダイナミツクプログラミン
グを実行する区分内の距離の総和に変化が生じな
いことは自明である。
る代表フレームが代表する区間長が、代表フレー
ム自身を含めて、2フレームより構成される場
合、代表フレームと代表フレームに代表されるフ
レームを入替えても、ダイナミツクプログラミン
グを実行する区分内の距離の総和に変化が生じな
いことは自明である。
経験的な事実によれば、基本フレーム周期
10mSEC、区分長200mSEC即ち20ケの基本フレ
ームから5ケ程度の代表フレームを選択する場
合、音韻的変化の激しい、子音母音過渡部等に代
表フレームが代表する区間長が代表フレームを含
めて2フレームのものが多数認められる。
10mSEC、区分長200mSEC即ち20ケの基本フレ
ームから5ケ程度の代表フレームを選択する場
合、音韻的変化の激しい、子音母音過渡部等に代
表フレームが代表する区間長が代表フレームを含
めて2フレームのものが多数認められる。
一方、ボコーダの合成部では、分析部で分析さ
れた特徴パラメータが時々刻々変化するフイルタ
係数として、可変フイルタに与えられる。この可
変フイルタの出力が再合成された音声波形とな
る。故にボコーダの可変フイルタは、その伝達関
数が時々刻々変化する。可変フイルタにより合成
される合成音の音質は、瞬時瞬時の可変フイルタ
の伝達関数、即ち静特性のみで決定されるのでな
く、伝達関数の変化、即ち動特性に大きく依存す
る。特に伝達関数の時間変化が激しいときに、云
わゆる「反響音」等が発生し、合成音の品質を劣
化させることが多い。
れた特徴パラメータが時々刻々変化するフイルタ
係数として、可変フイルタに与えられる。この可
変フイルタの出力が再合成された音声波形とな
る。故にボコーダの可変フイルタは、その伝達関
数が時々刻々変化する。可変フイルタにより合成
される合成音の音質は、瞬時瞬時の可変フイルタ
の伝達関数、即ち静特性のみで決定されるのでな
く、伝達関数の変化、即ち動特性に大きく依存す
る。特に伝達関数の時間変化が激しいときに、云
わゆる「反響音」等が発生し、合成音の品質を劣
化させることが多い。
従来、区分的最適矩形近似法による可変長フレ
ームボコーダでは、代表フレームと代表フレーム
に代表されるフレームの距離の和についてのみ評
価して代表フレームを選択し、合成側の可変フイ
ルタの動特性には考慮が払われていなかつたた
め、子音母音過渡部等で云わゆる「反響音」が頻
繁に発生するという欠点を有していた。
ームボコーダでは、代表フレームと代表フレーム
に代表されるフレームの距離の和についてのみ評
価して代表フレームを選択し、合成側の可変フイ
ルタの動特性には考慮が払われていなかつたた
め、子音母音過渡部等で云わゆる「反響音」が頻
繁に発生するという欠点を有していた。
本発明の目的は、区分的最適矩形近似法による
可変長フレームボコーダに於いて、特に子音と母
音との渡り等、音韻変化の激しい場所に高い頻度
で発生する、選択された特徴パラメータベクトル
が代表するフレーム区間が2フレームの場合に、
前記2フレームと相隣る代表フレームと前記2フ
レームを構成する2組の特徴パラメータベクトル
との動的関係から、2組の特徴パラメータベクト
ルを代表するフレームを改めて選択することによ
り、合成側に於ける可変フイルタの動特性に係わ
る、合成音の品質劣化を緩和することにある。
可変長フレームボコーダに於いて、特に子音と母
音との渡り等、音韻変化の激しい場所に高い頻度
で発生する、選択された特徴パラメータベクトル
が代表するフレーム区間が2フレームの場合に、
前記2フレームと相隣る代表フレームと前記2フ
レームを構成する2組の特徴パラメータベクトル
との動的関係から、2組の特徴パラメータベクト
ルを代表するフレームを改めて選択することによ
り、合成側に於ける可変フイルタの動特性に係わ
る、合成音の品質劣化を緩和することにある。
次に図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第2図は本発明の実施例を説明するためのブロツ
ク図である。本発明は低域通過フイルタ/A/D
変換器201、ウインドウプロセツサ202、特
徴パラメータベクトル分析器203、DPプロセ
ツサ204、動的関係評価器205、フレーム選
択器206、音源情報分析器207、符号化器2
08、復号化器209、パルス発生器210、雑
音発生器211、v−uv切換スイツチ212、
音源振幅調節器213、合成フイルタ214、
D/A変換器/低域通過フイルタ215より構成
されている。
第2図は本発明の実施例を説明するためのブロツ
ク図である。本発明は低域通過フイルタ/A/D
変換器201、ウインドウプロセツサ202、特
徴パラメータベクトル分析器203、DPプロセ
ツサ204、動的関係評価器205、フレーム選
択器206、音源情報分析器207、符号化器2
08、復号化器209、パルス発生器210、雑
音発生器211、v−uv切換スイツチ212、
音源振幅調節器213、合成フイルタ214、
D/A変換器/低域通過フイルタ215より構成
されている。
波形入力端子216より入力された音声波形は
低域通過フイルタ/A/D変換器201により、
例えば音声帯域が3.4kHzに制限された後、8kHzで
標本化され量子化される。標本化音声信号はウイ
ンドウプロセツサ202へ供給される。ウインド
ウプロセツサ202は標本化音声信号を一時的に
記憶し、例えば240標本毎に1ブロツクとして、
音声波形を特徴パラメータベクトル分析器203
と音源情報分析器207とへ出力する。前記ブロ
ツクは例えば10mSEC毎に生成される。特徴パラ
メータベクトル分析器203は10mSEC毎に供給
されるブロツク化された音声波形から、例えば線
形予測分析によりP次のKパラメータ等の特徴パ
ラメータベクトルを抽出する。
低域通過フイルタ/A/D変換器201により、
例えば音声帯域が3.4kHzに制限された後、8kHzで
標本化され量子化される。標本化音声信号はウイ
ンドウプロセツサ202へ供給される。ウインド
ウプロセツサ202は標本化音声信号を一時的に
記憶し、例えば240標本毎に1ブロツクとして、
音声波形を特徴パラメータベクトル分析器203
と音源情報分析器207とへ出力する。前記ブロ
ツクは例えば10mSEC毎に生成される。特徴パラ
メータベクトル分析器203は10mSEC毎に供給
されるブロツク化された音声波形から、例えば線
形予測分析によりP次のKパラメータ等の特徴パ
ラメータベクトルを抽出する。
DPプロセツサ204は特徴パラメータベクト
ル分析器203より供給される特徴パラメータベ
クトル列のうち連続したI組(Iは例えば20)を
一区分として取扱い、前記式(1)〜(3)の演算により
Nケ(Nは例えば5)の代表フレームと、代表フ
レームが代表する区間の境界を求め、結果を動的
関係評価器205へ出力する。動的関係評価器2
05は、前記代表フレームが代表する区間が2フ
レームの場合に、次に説明する手順により2フレ
ームを代表するフレームを再決定する。
ル分析器203より供給される特徴パラメータベ
クトル列のうち連続したI組(Iは例えば20)を
一区分として取扱い、前記式(1)〜(3)の演算により
Nケ(Nは例えば5)の代表フレームと、代表フ
レームが代表する区間の境界を求め、結果を動的
関係評価器205へ出力する。動的関係評価器2
05は、前記代表フレームが代表する区間が2フ
レームの場合に、次に説明する手順により2フレ
ームを代表するフレームを再決定する。
第3図は前記手順を説明するための図である。
図において第J番目と第(J+1)番目のフレー
ムとが選択されたフレーム区間であり、又、第J
番目のフレームが前記フレーム区間を代表するフ
レームである。第K番目のフレームは前記フレー
ム区間の時間的に過去に選択された代表フレー
ム、第L番目のフレームは前記フレーム区間の時
間的に未来に選択された代表フレームである。フ
レームJ−K,(J+1)−K、J−L、(J+1)
−L間の距離をそれぞれdJ,K、d(J+1),K、dJ,L、
d(J+1),Lとする。
図において第J番目と第(J+1)番目のフレー
ムとが選択されたフレーム区間であり、又、第J
番目のフレームが前記フレーム区間を代表するフ
レームである。第K番目のフレームは前記フレー
ム区間の時間的に過去に選択された代表フレー
ム、第L番目のフレームは前記フレーム区間の時
間的に未来に選択された代表フレームである。フ
レームJ−K,(J+1)−K、J−L、(J+1)
−L間の距離をそれぞれdJ,K、d(J+1),K、dJ,L、
d(J+1),Lとする。
もし、dJ,K+dJ,L>d(J+1),K+d(J+1),Lならフレーム
J+1を代表フレームに選択し直す。
J+1を代表フレームに選択し直す。
又、dJ,K+dJ,Ld(J+1),K+d(J+1),Lなら、そのまま
フレームJを代表フレームに選択する。
フレームJを代表フレームに選択する。
第2図に於いて、動的関係評価器205により
修正された代表フレームおよび、DPプロセツサ
204により決定されている代表フレームが代表
する区間の境界に関するデータがフレーム選択器
206へ供給される。フレーム選択器206は特
徴パラメータベクトル分析器203より伝送路2
17を介して供給されるI組の特徴パラメータベ
クトル列から、N組を選択し、更にN組の選択さ
れた特徴パラメータベクトル列が代表する区間に
関する信号を付加して符号化器208へ結果を出
力する。音源情報分析器207はウインドウプロ
セツサ202より供給されるブロツク化された音
声波形から、ピツチ情報、有声無声(v−uv)
判別情報、電力情報等の音源情報を抽出し、符号
化器208へ出力する。符号化器208は特徴パ
ラメータベクトル、特徴パラメータベクトルが代
表する区間長、音源情報を量子化し符号化する。
修正された代表フレームおよび、DPプロセツサ
204により決定されている代表フレームが代表
する区間の境界に関するデータがフレーム選択器
206へ供給される。フレーム選択器206は特
徴パラメータベクトル分析器203より伝送路2
17を介して供給されるI組の特徴パラメータベ
クトル列から、N組を選択し、更にN組の選択さ
れた特徴パラメータベクトル列が代表する区間に
関する信号を付加して符号化器208へ結果を出
力する。音源情報分析器207はウインドウプロ
セツサ202より供給されるブロツク化された音
声波形から、ピツチ情報、有声無声(v−uv)
判別情報、電力情報等の音源情報を抽出し、符号
化器208へ出力する。符号化器208は特徴パ
ラメータベクトル、特徴パラメータベクトルが代
表する区間長、音源情報を量子化し符号化する。
以上が本実施例の分析側の説明である。次に本
実施例の合成側について説明する。符号化器20
8で符号化された特徴パラメータベクトル等は伝
送路218を介して復号化器209へ供給され
る。復号化器209は符号化された特徴パラメー
タベクトル等を復号し、音源情報のうちピツチ情
報をパルス発生器210へ、v−uv情報をv−
uv切換スイツチ212へ、電力情報を音源振幅
調節器213へ出力する。復号化器209は更
に、特徴パラメータベクトルが代表する区間長に
従つて特徴パラメータベクトルを可変フイルタで
ある合成フイルタ214の係数として合成フイル
タ214へ出力する。パルス発生器210は前記
ピツチ情報からピツチパルス列を発生し、v−
uv切換スイツチ212へ出力する。雑音発生器
211は白色雑音を発生し、v−uv切換スイツ
チ212へ出力する。v−uv切換スイツチ21
2は前記v−uv情報が有声を示す場合にはパル
ス発生器210の出力を、無声を示す場合には雑
音発生器211の出力を音源振幅調節器213へ
出力する。音源振幅調節器213はv−uv切換
スイツチ212より供給される信号の振幅を前記
電力情報に対応して調節し、結果を合成フイルタ
の音源信号として合成フイルタ214へ出力す
る。合成フイルタ214は例えばKパラメータよ
り音声を再合成するためのラテイスフイルタであ
り、その伝達関数は特徴パラメータベクトルの変
化に対応して変化する。合成フイルタ214で再
合成された音声は例えば8kHzで標本化されてお
り、D/A変換器/低域通過フイルタ215へ出
力される。D/A変換器/低域通過フイルタ21
5は標本化音声信号を連続音声波形に変換し、標
本化に係る折返し成分を除去して音声出力端子2
19へ合成音を出力する。
実施例の合成側について説明する。符号化器20
8で符号化された特徴パラメータベクトル等は伝
送路218を介して復号化器209へ供給され
る。復号化器209は符号化された特徴パラメー
タベクトル等を復号し、音源情報のうちピツチ情
報をパルス発生器210へ、v−uv情報をv−
uv切換スイツチ212へ、電力情報を音源振幅
調節器213へ出力する。復号化器209は更
に、特徴パラメータベクトルが代表する区間長に
従つて特徴パラメータベクトルを可変フイルタで
ある合成フイルタ214の係数として合成フイル
タ214へ出力する。パルス発生器210は前記
ピツチ情報からピツチパルス列を発生し、v−
uv切換スイツチ212へ出力する。雑音発生器
211は白色雑音を発生し、v−uv切換スイツ
チ212へ出力する。v−uv切換スイツチ21
2は前記v−uv情報が有声を示す場合にはパル
ス発生器210の出力を、無声を示す場合には雑
音発生器211の出力を音源振幅調節器213へ
出力する。音源振幅調節器213はv−uv切換
スイツチ212より供給される信号の振幅を前記
電力情報に対応して調節し、結果を合成フイルタ
の音源信号として合成フイルタ214へ出力す
る。合成フイルタ214は例えばKパラメータよ
り音声を再合成するためのラテイスフイルタであ
り、その伝達関数は特徴パラメータベクトルの変
化に対応して変化する。合成フイルタ214で再
合成された音声は例えば8kHzで標本化されてお
り、D/A変換器/低域通過フイルタ215へ出
力される。D/A変換器/低域通過フイルタ21
5は標本化音声信号を連続音声波形に変換し、標
本化に係る折返し成分を除去して音声出力端子2
19へ合成音を出力する。
なお、本発明では代表フレームを選択するため
の特徴パラメータベクトルと、合成フイルタの係
数として使用される特徴パラメータベクトルとは
必づしも同一の必要はない。又、本実施例では特
徴パラメータベクトルとして線形予測係数(Kパ
ラメータ)を使用しているが、例えば電力スペク
トル等、他のパラメータを使用することも可能で
ある。
の特徴パラメータベクトルと、合成フイルタの係
数として使用される特徴パラメータベクトルとは
必づしも同一の必要はない。又、本実施例では特
徴パラメータベクトルとして線形予測係数(Kパ
ラメータ)を使用しているが、例えば電力スペク
トル等、他のパラメータを使用することも可能で
ある。
以上述べた様に、本発明は区分的最適矩形近似
法による可変長フレームボコーダに於いて、特に
子音と母音との渡り等、音韻変化の激しい場所に
高い頻度で発生する選択された特徴パラメータベ
クトルが代表するフレーム区間が2フレームの場
合に、2フレームに相隣る代表のフレームと2フ
レームとをそれぞれ構成する2組の特徴パラメー
タベクトルの動的関係から、2組の特徴パラメー
タベクトルを代表するフレームを改めて選択する
ことにより、合成側に於ける合成フイルタ(可変
フイルタ)の動特性に係わる合成音の品質劣化を
緩和する効果がある。
法による可変長フレームボコーダに於いて、特に
子音と母音との渡り等、音韻変化の激しい場所に
高い頻度で発生する選択された特徴パラメータベ
クトルが代表するフレーム区間が2フレームの場
合に、2フレームに相隣る代表のフレームと2フ
レームとをそれぞれ構成する2組の特徴パラメー
タベクトルの動的関係から、2組の特徴パラメー
タベクトルを代表するフレームを改めて選択する
ことにより、合成側に於ける合成フイルタ(可変
フイルタ)の動特性に係わる合成音の品質劣化を
緩和する効果がある。
第1図は区分的最適矩形近似法を説明するため
の波形図、第2図は本発明の一実施例を示すブロ
ツク図、第3図aとbは動的関係評価器の手順を
説明する図でありaは時間的関係を、bはベクト
ル間距離概念を示す図である。 101〜120……20ケのフレームの特徴パラ
メータが表現する物理位置、201……低域通過
フイルタ/A/D変換器、202……ウインドウ
プロセツサ、203……特徴パラメータベクトル
分析器、204……DPプロセツサ、205……
動的関係評価器、206……フレーム選択器、2
07……音源情報分析器、208……符号化器、
209……復号化器、210……パルス発生器、
211……雑音発生器、212……v−uv切換
スイツチ、213……音源振幅調節器、214…
…合成フイルタ、215……D/A変換器/低域
通過フイルタ、216……波形入力端子、217
……伝送路、218……伝送路、219……音声
出力端子。
の波形図、第2図は本発明の一実施例を示すブロ
ツク図、第3図aとbは動的関係評価器の手順を
説明する図でありaは時間的関係を、bはベクト
ル間距離概念を示す図である。 101〜120……20ケのフレームの特徴パラ
メータが表現する物理位置、201……低域通過
フイルタ/A/D変換器、202……ウインドウ
プロセツサ、203……特徴パラメータベクトル
分析器、204……DPプロセツサ、205……
動的関係評価器、206……フレーム選択器、2
07……音源情報分析器、208……符号化器、
209……復号化器、210……パルス発生器、
211……雑音発生器、212……v−uv切換
スイツチ、213……音源振幅調節器、214…
…合成フイルタ、215……D/A変換器/低域
通過フイルタ、216……波形入力端子、217
……伝送路、218……伝送路、219……音声
出力端子。
Claims (1)
- 1 入力音声信号を一定フレーム周期で分析して
得られる所定区間の連続した特徴パラメータベク
トルから、区分的最適矩形近似法により、前記所
定区間を代表する少数の特徴パラメータベクトル
を選択し、更に前記少数の特徴パラメータベクト
ルがそれぞれ代表するフレーム区間を求めること
によりフレーム周期を可変とする可変長フレーム
型ボコーダにおいて、選択された特徴パラメータ
ベクトルが代表するフレーム区間が2フレームの
場合に、前記2フレームに相隣る代表のフレーム
と前記2フレームとをそれぞれ構成する2組の特
徴パラメータベクトルの距離を計測し、前記距離
の大小関係から前記2フレームを代表する特徴パ
ラメータベクトルを改めて選択する手段を有する
ことを特徴とする可変長フレーム型ボコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57185195A JPS5974597A (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | 可変長フレ−ム型ボコ−ダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57185195A JPS5974597A (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | 可変長フレ−ム型ボコ−ダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5974597A JPS5974597A (ja) | 1984-04-27 |
JPH0235995B2 true JPH0235995B2 (ja) | 1990-08-14 |
Family
ID=16166517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57185195A Granted JPS5974597A (ja) | 1982-10-21 | 1982-10-21 | 可変長フレ−ム型ボコ−ダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5974597A (ja) |
-
1982
- 1982-10-21 JP JP57185195A patent/JPS5974597A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5974597A (ja) | 1984-04-27 |
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