JPH023473Y2 - - Google Patents

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JPH023473Y2
JPH023473Y2 JP1984192308U JP19230884U JPH023473Y2 JP H023473 Y2 JPH023473 Y2 JP H023473Y2 JP 1984192308 U JP1984192308 U JP 1984192308U JP 19230884 U JP19230884 U JP 19230884U JP H023473 Y2 JPH023473 Y2 JP H023473Y2
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JP
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bobbin
spindle
protrusion
bobbin body
rotational
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、ボビン本体の下部内面に嵌着するソ
ケツト又はリング体を省略し得て、ボビンの軽量
化及びコスト低減をはかることができ、かつスピ
ンドルの回転をボビンに円滑に伝えることのでき
る糸巻用ボビンに関するものである。
〔従来技術〕
従来、糸巻用ボビンへワインダーのスピンドル
回転を伝えるために、そのボビン本体の下部内面
に、スピンドル回転駆動部が嵌合するソケツト又
はリング体を嵌着することが行なわれている。こ
のボビンは、ソケツト又はリング体を嵌着するた
め、重量増加になることが避けられず、前記ボビ
ンとソケツトとの嵌合が緩いとスピンドルが空転
して駆動力が伝達されないという問題がある。ま
た、そのソケツト又はリング体が、合成樹脂製、
金属製の成形品であるため、これを成形する高価
な金型が必要で、コストアツプになるという問題
がある。
また、これを改良するものとして、第9図に示
すように、ボビン本体10の下端部内径を拡大し
て、スピンドル回転駆動部に嵌合する嵌合孔11
に形成し、この嵌合孔11に切欠15を設け、こ
の切欠15にスピンドル回転駆動部の駆動係合面
に係合する係止具14に装着したボビンが提案
(実公昭54−28497号)されているが、このボビン
は、ボビン本体下端の嵌合孔11がスピンドルの
回転応力と遠心力で口径が拡大して、切欠15の
幅が広くなり、係止具14が外れやすく、回転中
に係止具14が飛ぶ危険があること、回転による
風圧、遠心力で切欠15の部分の層間剥離が起
り、これが波及して表面紙がめくれる恐れがある
こと、輸送中、取扱い中に切欠15から係止具1
4が外れる恐れがあること、されらにより回転伝
導機能を喪失しやすいことなどの問題がある。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上述のような従来の問題に鑑
み、ボビン本体の下部内面に嵌着するソケツト又
はリング体を省略し得て、ボビンの軽量化及びコ
スト低減をはかることができ、かつスピンドルの
回転をボビンに円滑に伝えることができる糸巻用
ボビンを提供せんとすることにある。
〔考案の構成〕
上記目的を達成する本考案の糸巻用ボビンは、
複数箇所を切欠き円とした回転駆動部をスピンド
ルに設け、これに内面に回転伝導部を形成する円
筒状ボビン本体端部を嵌合した際に、前記伝導部
と前記複数の切欠き部との間に形成される空間と
なる箇所の少なくとも一部を埋めるブロツク体
が、前記ボビン本体の内周に接する外面と、前記
スピンドル回転駆動部に係合する内面とを有し、
且つ前記外面に突起部を設けたものから成り、該
突起部を、前記ボビン本体端部の所定位置に打ち
込みないし差込みにより取付けたことを特徴とし
ている。
前記回転伝導部は、前記ボビン本体に固定さ
れ、且つスピンドル回転駆動部の前記切り欠き部
によつて生じる空間の少なくとも一部を前記ブロ
ツク体で埋めることにより、回転駆動部の回転駆
動力をボビン本体に伝達することができる。また
前記突起部は、前記ブロツク体のボビン本体への
固定を強固にする。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案に係る前記ブロツク体を3ケ用
いた糸巻用ボビンの実施例を示す回転伝動部周辺
の斜視図、第2図はその一部縦断側面図である。
第1図、第2図において、ボビン本体1の下部
内面には、回転伝導部2及びその上部にスピンド
ル接触部3が設けられ、更に図示されていない中
間部内面及び上部には、スピンドルの軸部が嵌合
する軸受及びデニール標示止め用などに必要なキ
ヤツプが嵌着されている。
しかして、本考案では、ボビン本体1の下部内
面に3ケのブロツク体4を、その内周面に沿つて
ほぼ等間隔に固定し、各ブロツク体4の平面部に
より前記回転伝導部2を形成している。
前記ブロツク体4としては、第3図に示すよう
に、一面を弧状面として該面の中央部に1ケの突
出部5を設け、他面を平面部6としたもの、第4
図に示すように、一面を端部切裁の弧状面として
該面の中央部に2ケの突出部5を設け、他面を平
面部6としたもの、第5図に示すように、一面を
半円弧状面として該面の中央部に1ケの突出部5
を設け、他面を平面部6としたものなどを用いる
ことができ、該ブロツク体4は、その突出ブロツ
ク5を、ボビン本体1の下部内面に打ち込み又は
差し込むことにより、その弧状面がボビン本体内
面に合致するように固定され、各平面部6がそれ
ぞれスピンドル回転駆動部の駆動係合面に係合す
ることにより、スピンドルの回転がボビンに円滑
に伝えられる。
第6図は、ボビン本体1の下部内面に、前記第
5図に示すブロツク体3ケを、その内周面に沿つ
てほぼ等間隔に固定し、各ブロツク体4の平面部
6からなる回転伝導部2を形成したものである。
この実施例のものは、各ブロツク体4の平面部6
がスピンドル回転駆動部7の駆動係合面と係合す
ることにより、スピンドルの回転がボビンに円滑
に伝えられると共に、空間8に相当する分だけブ
ロツク体4を省略できることにより、一層ボビン
の軽量化をはかることができる。
前記ブロツク体4としては、合成樹脂製(比較
的硬質で高強度のものがよい)や金属製の成形品
或いは合成樹脂と金属の複合成形品等を用いるこ
とができる。また、該ブロツク体4のボビン本体
内面への固定は、その突出部5の該内面への打ち
込みまたは差し込みで行なうことができ、その突
出部5はボビン本体内面壁の厚み中にあつても、
またこれを貫通してもよい。
第7図及び第8図は、突出部5をボビン本体を
貫通して外面に突出させ、その先端部を利用して
糸止め部を形成した例を示すものである。
即ち、第7図に示すように、ボビン本体1の下
部内面に、突出部5を有するブロツク体4を打ち
込み又は差し込みで貫通させると共に、ボビン本
体外面に突出した突出部5の先端を加熱金型で成
形して成形部5aを形成し、該成形部5aとボビ
ン本体外面との間に糸止め機能をもたせることが
できる。
また、上記第7図と同様の加工の際に、第8図
に示すように、薄い舌片9を介在させ、該舌片9
とボビン本体外面との間に糸止め機能をもたせる
こともできる。
なお、前記ボビン本体1としては、好ましくは
紙製のものが用いられるが、木製、合成樹脂製、
金属製のものにも適用することが可能である。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案の糸巻用ボビンは、複
数箇所を切欠き円とした回転駆動部をスピンドル
に設け、これに内面に回転伝導部を形成する円筒
状ボビン本体端部を嵌合した際に、前記伝導部と
前記複数の切欠き部との間に形成される空間とな
る箇所の少なくとも一部を埋めるブロツク体が、
前記ボビン本体の内周に接する外面と、前記スピ
ンドル回転駆動部に係合する内面とを有し、且つ
前記外面に突起部を設けたものから成り、該突起
部を、前記ボビン本体端部の所定位置に打ち込み
ないし差込みにより取付けた構成としたので、次
の効果を得ることができる。
即ち、ボビン本体の下部内面に嵌着するソケツ
ト又はリング体を省略することができ、ボビンの
軽量化及びコスト低減をはかることができると共
に、各ブロツク体の面状の係合部とスピンドル回
転駆動部との係合によりスピンドルの回転を円滑
にボビンに伝えることができる。しかも、本考案
では、各ブロツク体のボビン本体内面への固定
を、その突出部の該内面への打ち込みもしくは差
し込みにより行なつているので、その固定を強個
なものとすることができ、スピンドルの回転応力
や遠心力により、或いは輸送中、取扱い中に、該
ブロツク体がボビン本体から外れる恐れが全くな
く、安全性に優れると共に、良好な回転伝導機能
を持続させることができる。また、ブロツク体の
突出部をボビン本体を貫通して外面に突出させ、
その先端部を成形もしくは更に舌片を介在させて
利用することにより糸止め機能をもたせることが
できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る糸巻用ボビンの実施例を
示す回転伝導部周辺の斜視図、第2図はその一部
縦断側面図、第3図乃至第5図は回転伝導部を形
成するブロツク体を例示するものでそれぞれAは
平面図、Bは側面図、Cは背面図、第6図は本考
案に係る糸巻用ボビンの他の実施例を示す回転伝
導部分の断面図、第7図及び第8図はブロツク体
の突出部を利用して糸止め部を形成した例を示す
もので、それぞれAはブロツク体周辺の縦断側面
図、Bはボビン本体下部の側面図、第9図は従来
の糸巻用ボビンの斜視図である。 1……ボビン本体、2……回転伝導部、4……
ブロツク体、5……突出部、6……平面部、7…
…スピンドル回転駆動部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数箇所を切欠き円とした回転駆動部をスピン
    ドルに設け、これに内面に回転伝導部を形成する
    円筒状ボビン本体端部を嵌合した際に、前記伝導
    部と前記複数の切欠き部との間に形成される空間
    となる箇所の少なくとも一部を埋めるブロツク体
    が、前記ボビン本体の内周に接する外面と、前記
    スピンドル回転駆動部に係合する内面とを有し、
    且つ前記外面に突起部を設けたものから成り、該
    突起部を、前記ボビン本体端部の所定位置に打ち
    込みないし差込みにより取付けた糸巻用ボビン。
JP1984192308U 1984-12-20 1984-12-20 Expired JPH023473Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984192308U JPH023473Y2 (ja) 1984-12-20 1984-12-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984192308U JPH023473Y2 (ja) 1984-12-20 1984-12-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61108267U JPS61108267U (ja) 1986-07-09
JPH023473Y2 true JPH023473Y2 (ja) 1990-01-26

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ID=30749731

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984192308U Expired JPH023473Y2 (ja) 1984-12-20 1984-12-20

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JPS61108267U (ja) 1986-07-09

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