JPH0234626B2 - - Google Patents
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- JPH0234626B2 JPH0234626B2 JP56174049A JP17404981A JPH0234626B2 JP H0234626 B2 JPH0234626 B2 JP H0234626B2 JP 56174049 A JP56174049 A JP 56174049A JP 17404981 A JP17404981 A JP 17404981A JP H0234626 B2 JPH0234626 B2 JP H0234626B2
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Description
本発明は詰綿材料に関するものである。
従来、防寒衣服や寝具類の中綿として最も好ま
しいものとして天然ダウンが用いられている。ダ
ウンは、すぐれた諸性質の故に世界中で重宝され
ているのであるが、生産量が極めて限られている
ために、非常に高価なものとなつており、このた
め近時これを人工的に生産せんとする試みが行わ
れ始めている。例えば天然ダウンにポリエステル
ステープルフアイバーを配合する方法、或いはポ
リエステル繊維にシリコン処理を施して使用する
方法等が試みられているが、これらはいずれも満
足し得るものではなく、天然ダウンの具有するそ
の精妙なる製造と他に類のないすぐれた諸性質、
例えばコンパクトに収納できる高圧縮性と、初期
の嵩高性並びに収納後再使用時の嵩高回復性就
中、機械的な力による回復性(ビートバツク性)
にすぐれ且つまたソフトな肌ざわりをも示すなど
の特質は未だ実現されていないのが現状である。 又、特公昭39−6330号公報には天然及び人造の
ふとん綿用繊維にセロフアンリボン状切断物を混
合したふとん綿が記載されているが嵩高性、圧縮
性及び圧縮復元性が不充分であり、更にドレープ
性及び風合の点でも満足し得るものではなく、所
謂ダウン・ライクのものとは言い難い。 本発明者らはかかる従来の欠陥を排除すべく鋭
意研究の結果本発明を完成したものである。 本発明の目的は、コンパクトに収納可能な高圧
縮性と、使用時の嵩高性即ち、初期及び収熱後再
使用時の嵩復元性特にビートパツク性にすぐれ、
且つまた柔軟な風合を有し、天然ダウンに優ると
も劣らない特性を具えた詰綿材料を提供するにあ
る。また、上記の諸特徴を有しながら、極めて安
価な詰綿材料を提供するにある。本発明の他の目
的は、嵩高性に富み、且つ保温性、保冷性等の断
熱性にすぐれた繊維複合体を提供するにある。 そして、上記の目的は、単糸繊度が3〜10デニ
ールで捲縮率が15%以上のポリエステル短繊維(A)
90〜10重量%と、単糸繊度が短繊維(A)より小さく
且つ0.7〜4デニールで捲縮率が15%未満のポリ
エステル短繊維(B)10〜90重量%とよりなる混合綿
100重量部に対して、屈曲を与えたポリエステル
フイルム状構造素子(C)を1〜50重量部配合してな
る詰綿材料により達成される。 本発明に適用される前記繊維としては、通常防
寒衣料、寝具類の中綿や断熱材等として用いられ
るポリエステル系繊維であり、ポリエステル系繊
維は各種力学的性質から見て本発明の繊維材料と
して用いるに好適である。 本発明の諸効果を最大に発揮せしめるには、フ
イルム状構造素子を混合する繊維材料として繊度
が3〜10デニールで捲縮率が15%以上の繊維(A)90
〜10重量%と、繊度が繊維(A)のそれより小さく且
つ0.7〜4デニールで捲縮率が15%未満の合成重
合体から成る繊維(B)10〜90重量%を配合混綿した
ものを用いる。 繊維(A)と繊維(B)は夫々本詰綿材料の嵩高性及び
使用後のビートバツク性・保温性の向上に寄与す
る。即ち、太繊度糸からなる繊維(A)はハリ・コシ
を有し、強い捲縮を持つため嵩高性を強く発現す
る。このため、捲縮率15%以上、好ましくは18%
以上である必要がある。但し、捲縮率の上限は捲
縮繊維の製造面からの制約により30%程度であ
る。 尚、本発明に謂う捲縮率とは、2mg/デニール
負荷時の繊維長をA、50mg/デニール負荷時の繊
維長をBとすれば(B−A)×100/B(%)で表
わされるもので、配合混綿され製品にあつた繊維
集合体から多数本をサンプリングして測定した時
の平均値で表わす。また細繊度糸からなる繊維(B)
の捲縮率は高々15%以下、好ましくは10%以下で
あり、捲縮率零即ち、捲縮のないものも含めて通
常使用されていないような捲縮率の小さな領域の
繊維を用いる場合にのみ効果が充分発揮されるも
ので、特にコンパクトに収納していたものを再度
使用する場合にこれを軽く叩くなど機械的な刺激
或いは振動を与える繊維(B)が交絡部の滑材となつ
てよく嵩が回復するなどの効果を示す。(ビー
ト・バツク性) 又、細繊度で捲縮率の小さな繊維(B)は繊維(A)の
交絡部間に位置する空隙の中に入り込み、空隙に
より生じた空気室を細分化して空気の対流を抑え
るので保温性も向上せしめる。 又、繊維(A)と繊維(B)の配合比率によつても詰綿
材料の物性が変化し、本発明の効果を充分得るに
は繊維(A)を90〜10重量%、好ましくは80〜20重量
%、更に好ましくは70〜30重量%と、繊維(B)を10
〜90重量%、好ましくは20〜80重量%、更に好ま
しくは30〜70重量%とを配合する。 かかる配合比率とすることによつて、前記した
繊維(A),Bの作用効果即ち適度な嵩高性・ビート
バツク性・保温性がバランスよく発揮される。 次に本発明に謂うフイルム状構造素子(C)とは、
一般に偏平糸・ラメ糸と云われるものでポリエス
テルから成る薄片状物であり、ポリエステル系は
力学的性質等にすぐれていて特に好ましい。ここ
で薄片状物とは縦、横の長さに比して厚さの薄い
ものであり、それらの寸法は本発明の詰綿材料に
最高の特性を与えるために適宜選択することがで
きるが、通常入手できるものとしては概して5〜
200μ、好ましくは10〜80μ程度である。 これらの薄片状物は縦、横の長さの比が通常10
以上、特に15以上のものであり、前記ラメ糸・偏
平糸がこの範囲に含まれることは勿論である。 そしてこれらは後述のカーデイングを容易にし
更に、嵩高性を付与するため適宜屈曲させたり、
捲縮を与えたりして立体的に変形せしめる。 また、これら薄片状物は表面に金属蒸着したも
のを用いると赤外線反射作用があり保温性向上の
ため好ましく、特にアルミニウムを蒸着したもの
は赤外線反射率が高いので好適である。 本発明に適用するフイルム状構造素子は前記繊
維に対して1〜50重量部、好ましくは2〜30重量
部、さらに好ましくは3〜25重量部、特に好まし
くは4〜20重量部の割合で配合する。 フイルム状構造素子は、主に嵩高性、圧縮性に
関連するため前記範囲より配合量が少ないと充分
な嵩高性・圧縮応力が得られず、又配合量が多く
なると風合を劣化せしめる。 本発明の繊維、フイルム状構造素子を配合した
詰綿材料は通常の方法で混綿配合することができ
る。また、フイルム状構造素子はその大きさによ
り前記繊維と共にカーデイングすることもでき、
場合によつては前記繊維のカード工程以後で配合
することもできる。 通常のカード工程にこれら繊維を供するために
は、通常20〜200mm程度の繊維長(綿〜羊毛程度)
にカツトすればよく、この範囲内程度であればバ
イアスカツト等により繊維長にバラツキがあつて
もカード性等を損うことはない。 配合した詰綿材料はウエツブ状としてばかりで
なく、ランダム繊維塊、例えばウエツブの配列を
乱したり、或いは機械、風力、又は人力で1〜10
cm程度の繊維塊に分離し、必要に応じてさらに丸
めて使用することができる。 また、本発明の詰綿材料はその構成要素の一部
又は全部を配合前に或いは加熱融着後の詰綿材料
を、必要に応じて油剤、シリコン系、弗素系等の
平滑剤で処理するなどして、繊維間の静摩擦係数
を低下せしめることが好ましい。この場合、弾性
重合体や柔軟剤等を併用しても良い。 尚、本発明の詰綿材料はその使用に際して適当
な側地に包むなどして、布団などの寝装品や防寒
保温を必要とする衣服、或いは断熱を必要とする
各種産業資材用等に用いられるが、この場合本発
明の詰綿材料のみを単層又は積層して使用するこ
とができる。 本発明の詰綿材料の奏する効果として、一つに
はすぐれた着用性能や耐洗濯性がある。即ち、本
発明の詰綿材料は水洗濯でもへたりが少なく、ま
た詰綿が片寄つてもダウン同様原型に復し易い。 本発明の詰綿材料の奏する効果は、二つにはダ
ウンライクな物性を示すことである。即ち、まず
初期の嵩高性が挙げられる。通常、同重量の試料
を採ると、最も嵩が高いのは天然ダウンであり、
これに比較すると一般の詰綿材料は概して約半分
良いものでも7割程度の嵩に過ぎない。これに対
して本発明に係る詰綿材料は天然ダウンに優ると
も劣らない嵩高さえ得られるのである。 次に本発明の詰綿材料は天然ダウンと同様の高
圧縮性が得られる。天然ダウンは高嵩高にも拘ら
ず、逆に圧縮に要する荷重が小さくて済み、非常
に小さな容積に圧縮することができるので、これ
を収納する時に場所を取らない利点がある。第三
の効果は嵩復元性にある。上記のようにコンパク
トに収納した後再びこれを使用する時嵩が充分回
復しなければならない。長時間コンパクトな形で
収納しておくと詰綿は次第に歪み、復元力が無く
なつて来るため従来の詰綿では嵩回復が悪い。こ
の点ダウンの回復後の嵩高は初期の嵩高と相俟つ
て至極良好である。特に手で叩くなどの機械的な
力を加えた時の回復性(ビートバツク性)にすぐ
れているが、本発明の詰綿材料もまたビートバツ
ク性を含む嵩回復性は従来の詰綿にないすぐれた
ものがある。 第四の効果は、保温性である。本発明の詰綿材
料は、短繊維が細かに交絡しておりその結果、微
細な空隙部を多数有するので、空気の対流が抑え
られ、従来の詰綿材料に比べ保温性に優れる。 以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、実施例中「部」は「重量部」を示す。また
各種測定評価は次の方法により行つた。 12cm角の側地2枚を重ね周囲を縫い合わせた袋
内に詰綿材料4gを詰めて測定試料とした。イン
ストロンにより上記試料を5mmまで圧縮し、この
状態で5分間放置した後除重して無荷重下に5分
間放置し、再度圧縮した。この測定から、 初期嵩高:初回圧縮過程に於いて、初荷重
(1.3g/cm2)時の厚さ(mm) 圧縮応力:初回圧縮過程に於いて5mmまで圧縮
した直後の応力(g/cm2) 初期圧縮硬さ:初回圧縮過適に於いて、試料を
初荷重時の厚さから20mm圧縮した時の応力(g/
cm2)を求めた。 次に試料に70g/cm2の高荷重を24時間負荷した
後、除重して5分間放置して自然回復せしめ、次
いで試料をタンブラー乾燥機にて5分間回転、振
動を与えてビートバツクせしめたものの初荷重時
の厚さを全回復嵩高(mm)とした。 洗濯後のビートバツク性:50cm角のクツシヨン
を作成し、これを三等分する様にキルテイングし
た。このものをタンブラー型洗濯機により10分間
洗濯、3分間のすすぎを3回繰返した後遠心脱
水、乾燥した。このものの中綿の片寄りを軽く手
で叩いた時の復元性を視触覚的に判定し、優、
良、可、不可の四段階に評価した。 また、保温性はJIS−L−1079A法に準拠した
方法により目付400g/m2の試料を用いて測定し
た保温率(%)で表わした。 尚、繊維間静摩擦係数はレーダー法により測定
した。 実施例 1 相対粘度(ηrel)1.37のポリエチレンテレフタ
レートと同1.25のポリエチレンテレフタレートと
を1対1の比率でサイドバイサイド型に複合して
得た複合中空糸よりなる中空率15.7%、繊度6デ
ニール、捲縮率22.6%、繊維長65mmの短繊維(A)と
繊度1.3デニール、捲縮率6.2%、繊維長50mmのポ
リエステル短繊維(B)とを第1表に示す配合比で配
合した混合綿100部に、展延面積が0.08cm2の短冊
形(幅0.027cm、長さ3cm)で捲縮を与えたアル
ミニウム蒸着ポリエステルフイルム10部を配合し
たものをカーデイングし、繊維塊に分離しさらに
直径3cm程度にまるめた詰綿材料をポリエステル
側地内に詰めて各種測定を行つた結果を第1表に
示す。尚、上記繊維は平滑済処理して摩擦係数を
0.16とした。
しいものとして天然ダウンが用いられている。ダ
ウンは、すぐれた諸性質の故に世界中で重宝され
ているのであるが、生産量が極めて限られている
ために、非常に高価なものとなつており、このた
め近時これを人工的に生産せんとする試みが行わ
れ始めている。例えば天然ダウンにポリエステル
ステープルフアイバーを配合する方法、或いはポ
リエステル繊維にシリコン処理を施して使用する
方法等が試みられているが、これらはいずれも満
足し得るものではなく、天然ダウンの具有するそ
の精妙なる製造と他に類のないすぐれた諸性質、
例えばコンパクトに収納できる高圧縮性と、初期
の嵩高性並びに収納後再使用時の嵩高回復性就
中、機械的な力による回復性(ビートバツク性)
にすぐれ且つまたソフトな肌ざわりをも示すなど
の特質は未だ実現されていないのが現状である。 又、特公昭39−6330号公報には天然及び人造の
ふとん綿用繊維にセロフアンリボン状切断物を混
合したふとん綿が記載されているが嵩高性、圧縮
性及び圧縮復元性が不充分であり、更にドレープ
性及び風合の点でも満足し得るものではなく、所
謂ダウン・ライクのものとは言い難い。 本発明者らはかかる従来の欠陥を排除すべく鋭
意研究の結果本発明を完成したものである。 本発明の目的は、コンパクトに収納可能な高圧
縮性と、使用時の嵩高性即ち、初期及び収熱後再
使用時の嵩復元性特にビートパツク性にすぐれ、
且つまた柔軟な風合を有し、天然ダウンに優ると
も劣らない特性を具えた詰綿材料を提供するにあ
る。また、上記の諸特徴を有しながら、極めて安
価な詰綿材料を提供するにある。本発明の他の目
的は、嵩高性に富み、且つ保温性、保冷性等の断
熱性にすぐれた繊維複合体を提供するにある。 そして、上記の目的は、単糸繊度が3〜10デニ
ールで捲縮率が15%以上のポリエステル短繊維(A)
90〜10重量%と、単糸繊度が短繊維(A)より小さく
且つ0.7〜4デニールで捲縮率が15%未満のポリ
エステル短繊維(B)10〜90重量%とよりなる混合綿
100重量部に対して、屈曲を与えたポリエステル
フイルム状構造素子(C)を1〜50重量部配合してな
る詰綿材料により達成される。 本発明に適用される前記繊維としては、通常防
寒衣料、寝具類の中綿や断熱材等として用いられ
るポリエステル系繊維であり、ポリエステル系繊
維は各種力学的性質から見て本発明の繊維材料と
して用いるに好適である。 本発明の諸効果を最大に発揮せしめるには、フ
イルム状構造素子を混合する繊維材料として繊度
が3〜10デニールで捲縮率が15%以上の繊維(A)90
〜10重量%と、繊度が繊維(A)のそれより小さく且
つ0.7〜4デニールで捲縮率が15%未満の合成重
合体から成る繊維(B)10〜90重量%を配合混綿した
ものを用いる。 繊維(A)と繊維(B)は夫々本詰綿材料の嵩高性及び
使用後のビートバツク性・保温性の向上に寄与す
る。即ち、太繊度糸からなる繊維(A)はハリ・コシ
を有し、強い捲縮を持つため嵩高性を強く発現す
る。このため、捲縮率15%以上、好ましくは18%
以上である必要がある。但し、捲縮率の上限は捲
縮繊維の製造面からの制約により30%程度であ
る。 尚、本発明に謂う捲縮率とは、2mg/デニール
負荷時の繊維長をA、50mg/デニール負荷時の繊
維長をBとすれば(B−A)×100/B(%)で表
わされるもので、配合混綿され製品にあつた繊維
集合体から多数本をサンプリングして測定した時
の平均値で表わす。また細繊度糸からなる繊維(B)
の捲縮率は高々15%以下、好ましくは10%以下で
あり、捲縮率零即ち、捲縮のないものも含めて通
常使用されていないような捲縮率の小さな領域の
繊維を用いる場合にのみ効果が充分発揮されるも
ので、特にコンパクトに収納していたものを再度
使用する場合にこれを軽く叩くなど機械的な刺激
或いは振動を与える繊維(B)が交絡部の滑材となつ
てよく嵩が回復するなどの効果を示す。(ビー
ト・バツク性) 又、細繊度で捲縮率の小さな繊維(B)は繊維(A)の
交絡部間に位置する空隙の中に入り込み、空隙に
より生じた空気室を細分化して空気の対流を抑え
るので保温性も向上せしめる。 又、繊維(A)と繊維(B)の配合比率によつても詰綿
材料の物性が変化し、本発明の効果を充分得るに
は繊維(A)を90〜10重量%、好ましくは80〜20重量
%、更に好ましくは70〜30重量%と、繊維(B)を10
〜90重量%、好ましくは20〜80重量%、更に好ま
しくは30〜70重量%とを配合する。 かかる配合比率とすることによつて、前記した
繊維(A),Bの作用効果即ち適度な嵩高性・ビート
バツク性・保温性がバランスよく発揮される。 次に本発明に謂うフイルム状構造素子(C)とは、
一般に偏平糸・ラメ糸と云われるものでポリエス
テルから成る薄片状物であり、ポリエステル系は
力学的性質等にすぐれていて特に好ましい。ここ
で薄片状物とは縦、横の長さに比して厚さの薄い
ものであり、それらの寸法は本発明の詰綿材料に
最高の特性を与えるために適宜選択することがで
きるが、通常入手できるものとしては概して5〜
200μ、好ましくは10〜80μ程度である。 これらの薄片状物は縦、横の長さの比が通常10
以上、特に15以上のものであり、前記ラメ糸・偏
平糸がこの範囲に含まれることは勿論である。 そしてこれらは後述のカーデイングを容易にし
更に、嵩高性を付与するため適宜屈曲させたり、
捲縮を与えたりして立体的に変形せしめる。 また、これら薄片状物は表面に金属蒸着したも
のを用いると赤外線反射作用があり保温性向上の
ため好ましく、特にアルミニウムを蒸着したもの
は赤外線反射率が高いので好適である。 本発明に適用するフイルム状構造素子は前記繊
維に対して1〜50重量部、好ましくは2〜30重量
部、さらに好ましくは3〜25重量部、特に好まし
くは4〜20重量部の割合で配合する。 フイルム状構造素子は、主に嵩高性、圧縮性に
関連するため前記範囲より配合量が少ないと充分
な嵩高性・圧縮応力が得られず、又配合量が多く
なると風合を劣化せしめる。 本発明の繊維、フイルム状構造素子を配合した
詰綿材料は通常の方法で混綿配合することができ
る。また、フイルム状構造素子はその大きさによ
り前記繊維と共にカーデイングすることもでき、
場合によつては前記繊維のカード工程以後で配合
することもできる。 通常のカード工程にこれら繊維を供するために
は、通常20〜200mm程度の繊維長(綿〜羊毛程度)
にカツトすればよく、この範囲内程度であればバ
イアスカツト等により繊維長にバラツキがあつて
もカード性等を損うことはない。 配合した詰綿材料はウエツブ状としてばかりで
なく、ランダム繊維塊、例えばウエツブの配列を
乱したり、或いは機械、風力、又は人力で1〜10
cm程度の繊維塊に分離し、必要に応じてさらに丸
めて使用することができる。 また、本発明の詰綿材料はその構成要素の一部
又は全部を配合前に或いは加熱融着後の詰綿材料
を、必要に応じて油剤、シリコン系、弗素系等の
平滑剤で処理するなどして、繊維間の静摩擦係数
を低下せしめることが好ましい。この場合、弾性
重合体や柔軟剤等を併用しても良い。 尚、本発明の詰綿材料はその使用に際して適当
な側地に包むなどして、布団などの寝装品や防寒
保温を必要とする衣服、或いは断熱を必要とする
各種産業資材用等に用いられるが、この場合本発
明の詰綿材料のみを単層又は積層して使用するこ
とができる。 本発明の詰綿材料の奏する効果として、一つに
はすぐれた着用性能や耐洗濯性がある。即ち、本
発明の詰綿材料は水洗濯でもへたりが少なく、ま
た詰綿が片寄つてもダウン同様原型に復し易い。 本発明の詰綿材料の奏する効果は、二つにはダ
ウンライクな物性を示すことである。即ち、まず
初期の嵩高性が挙げられる。通常、同重量の試料
を採ると、最も嵩が高いのは天然ダウンであり、
これに比較すると一般の詰綿材料は概して約半分
良いものでも7割程度の嵩に過ぎない。これに対
して本発明に係る詰綿材料は天然ダウンに優ると
も劣らない嵩高さえ得られるのである。 次に本発明の詰綿材料は天然ダウンと同様の高
圧縮性が得られる。天然ダウンは高嵩高にも拘ら
ず、逆に圧縮に要する荷重が小さくて済み、非常
に小さな容積に圧縮することができるので、これ
を収納する時に場所を取らない利点がある。第三
の効果は嵩復元性にある。上記のようにコンパク
トに収納した後再びこれを使用する時嵩が充分回
復しなければならない。長時間コンパクトな形で
収納しておくと詰綿は次第に歪み、復元力が無く
なつて来るため従来の詰綿では嵩回復が悪い。こ
の点ダウンの回復後の嵩高は初期の嵩高と相俟つ
て至極良好である。特に手で叩くなどの機械的な
力を加えた時の回復性(ビートバツク性)にすぐ
れているが、本発明の詰綿材料もまたビートバツ
ク性を含む嵩回復性は従来の詰綿にないすぐれた
ものがある。 第四の効果は、保温性である。本発明の詰綿材
料は、短繊維が細かに交絡しておりその結果、微
細な空隙部を多数有するので、空気の対流が抑え
られ、従来の詰綿材料に比べ保温性に優れる。 以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、実施例中「部」は「重量部」を示す。また
各種測定評価は次の方法により行つた。 12cm角の側地2枚を重ね周囲を縫い合わせた袋
内に詰綿材料4gを詰めて測定試料とした。イン
ストロンにより上記試料を5mmまで圧縮し、この
状態で5分間放置した後除重して無荷重下に5分
間放置し、再度圧縮した。この測定から、 初期嵩高:初回圧縮過程に於いて、初荷重
(1.3g/cm2)時の厚さ(mm) 圧縮応力:初回圧縮過程に於いて5mmまで圧縮
した直後の応力(g/cm2) 初期圧縮硬さ:初回圧縮過適に於いて、試料を
初荷重時の厚さから20mm圧縮した時の応力(g/
cm2)を求めた。 次に試料に70g/cm2の高荷重を24時間負荷した
後、除重して5分間放置して自然回復せしめ、次
いで試料をタンブラー乾燥機にて5分間回転、振
動を与えてビートバツクせしめたものの初荷重時
の厚さを全回復嵩高(mm)とした。 洗濯後のビートバツク性:50cm角のクツシヨン
を作成し、これを三等分する様にキルテイングし
た。このものをタンブラー型洗濯機により10分間
洗濯、3分間のすすぎを3回繰返した後遠心脱
水、乾燥した。このものの中綿の片寄りを軽く手
で叩いた時の復元性を視触覚的に判定し、優、
良、可、不可の四段階に評価した。 また、保温性はJIS−L−1079A法に準拠した
方法により目付400g/m2の試料を用いて測定し
た保温率(%)で表わした。 尚、繊維間静摩擦係数はレーダー法により測定
した。 実施例 1 相対粘度(ηrel)1.37のポリエチレンテレフタ
レートと同1.25のポリエチレンテレフタレートと
を1対1の比率でサイドバイサイド型に複合して
得た複合中空糸よりなる中空率15.7%、繊度6デ
ニール、捲縮率22.6%、繊維長65mmの短繊維(A)と
繊度1.3デニール、捲縮率6.2%、繊維長50mmのポ
リエステル短繊維(B)とを第1表に示す配合比で配
合した混合綿100部に、展延面積が0.08cm2の短冊
形(幅0.027cm、長さ3cm)で捲縮を与えたアル
ミニウム蒸着ポリエステルフイルム10部を配合し
たものをカーデイングし、繊維塊に分離しさらに
直径3cm程度にまるめた詰綿材料をポリエステル
側地内に詰めて各種測定を行つた結果を第1表に
示す。尚、上記繊維は平滑済処理して摩擦係数を
0.16とした。
【表】
上記の結果から、短繊維(A)と短繊維(B)との配合
比率が特定範囲である場合に、初期嵩高が大であ
り、圧縮応力も適度に低くて(腰が無くなる程低
くはない)、コンパクトに収納でき、しかも再使
用に際してビートバツクにすぐれているために嵩
高の回復も良いことが判る。 尚、初期圧縮硬さの結果から本発明の詰綿材料
は充分ソフトタツチでドレープ性にすぐれ肌沿い
も良いことが判る。 また、実験No.1−3の試料について保温率を測
定したところ80.3%で保温性も良好であつた。 実施例 2 繊度6デニール、捲縮率18.2%、繊維長65mmの
ポリエステル短繊維(A)と繊度1デニール、捲縮率
8.1%、繊維長48mmのポリエステル短繊維(B)とを
第2表に示す配合比で配合した混合綿100部に展
延面積が0.4cm3の短冊形(幅0.04cm、長さ10cm)
でくの字形に屈曲を与えたポリエステルフイルム
5部を配合したものをカーデイングし、直径4cm
程度の繊維塊に分離した詰綿材料をポリエステル
綿混の側地内に詰めて各種測定を行つた結果を第
2表に示す。尚上記の繊維は平滑剤処理して摩擦
係数を0.18とした。
比率が特定範囲である場合に、初期嵩高が大であ
り、圧縮応力も適度に低くて(腰が無くなる程低
くはない)、コンパクトに収納でき、しかも再使
用に際してビートバツクにすぐれているために嵩
高の回復も良いことが判る。 尚、初期圧縮硬さの結果から本発明の詰綿材料
は充分ソフトタツチでドレープ性にすぐれ肌沿い
も良いことが判る。 また、実験No.1−3の試料について保温率を測
定したところ80.3%で保温性も良好であつた。 実施例 2 繊度6デニール、捲縮率18.2%、繊維長65mmの
ポリエステル短繊維(A)と繊度1デニール、捲縮率
8.1%、繊維長48mmのポリエステル短繊維(B)とを
第2表に示す配合比で配合した混合綿100部に展
延面積が0.4cm3の短冊形(幅0.04cm、長さ10cm)
でくの字形に屈曲を与えたポリエステルフイルム
5部を配合したものをカーデイングし、直径4cm
程度の繊維塊に分離した詰綿材料をポリエステル
綿混の側地内に詰めて各種測定を行つた結果を第
2表に示す。尚上記の繊維は平滑剤処理して摩擦
係数を0.18とした。
【表】
上記の結果から短繊維(A)と短繊維(B)との配合比
率が特定範囲である場合に、初期嵩高が大であ
り、圧縮応力も適度に低くて(腰が無くなる程低
くはない)、コンパクトに収納でき、しかも再使
用に際してビートバツクにすぐれているために嵩
高の回復も良好なことが判る。 尚、初期圧縮硬さの結果から本発明の詰綿材料
は充分ソフテタツチでドレープ性にもすぐれ肌沿
いも良いことが判る。 また、実験No.2−4の試料について保温率を測
定したところ78.5%で保温性も良好であつた。 実施例 3 実施例1と同様の複合中空糸よりなる繊度5デ
ニール、捲縮率23.5%、繊維長50mmの短繊維(A)50
部と、繊度1デニール、捲縮率5.2%、繊維長38
mmの短繊維(B)50部とに延展面積が0.135cm2の短冊
形(幅0.027cm、長さ5cm)で捲縮を与えたアル
ミニウム蒸着ポリエステルフイルムを第3表に示
す配合量で配合したものをカーデイングし、直径
3cm程度の繊維塊に分離した詰綿材料をナイロン
側地内に詰めて各種測定を行つた結果を第3表に
示す。尚、上記繊維は平滑剤処理して摩擦係数を
0.17とした。
率が特定範囲である場合に、初期嵩高が大であ
り、圧縮応力も適度に低くて(腰が無くなる程低
くはない)、コンパクトに収納でき、しかも再使
用に際してビートバツクにすぐれているために嵩
高の回復も良好なことが判る。 尚、初期圧縮硬さの結果から本発明の詰綿材料
は充分ソフテタツチでドレープ性にもすぐれ肌沿
いも良いことが判る。 また、実験No.2−4の試料について保温率を測
定したところ78.5%で保温性も良好であつた。 実施例 3 実施例1と同様の複合中空糸よりなる繊度5デ
ニール、捲縮率23.5%、繊維長50mmの短繊維(A)50
部と、繊度1デニール、捲縮率5.2%、繊維長38
mmの短繊維(B)50部とに延展面積が0.135cm2の短冊
形(幅0.027cm、長さ5cm)で捲縮を与えたアル
ミニウム蒸着ポリエステルフイルムを第3表に示
す配合量で配合したものをカーデイングし、直径
3cm程度の繊維塊に分離した詰綿材料をナイロン
側地内に詰めて各種測定を行つた結果を第3表に
示す。尚、上記繊維は平滑剤処理して摩擦係数を
0.17とした。
【表】
【表】
上記の結果からアルミニウム蒸着ポリエステル
フイルムの配合量が特定の範囲であれば初期嵩高
が大きく、圧縮応力も適度で腰があつて圧縮もし
易く、且つまたビートバツクにすぐれていること
が判る。 実施例 4 実施例1と同様の複合中空糸よりなる繊度5デ
ニール、捲縮率22.8%、繊維長50mmの短繊維(A)50
部と、繊度1デニール、捲縮率6.3%、繊維長38
mmの短繊維(B)50部とに展延面積が0.12cm2の短冊形
(幅0.04cm、長さ3cm)で捲縮を与えたポリエス
テルフイルムを第4表に示す配合量で配合したも
のをカーデイングし、繊維塊に分離、直径2cm程
度の大きさにまるめた詰綿材料をポリエステル側
地内に詰めて各種測定を行つた結果を第4表に示
す。尚、上記5デニールの繊維は平滑剤処理して
摩擦係数を0.19とした。
フイルムの配合量が特定の範囲であれば初期嵩高
が大きく、圧縮応力も適度で腰があつて圧縮もし
易く、且つまたビートバツクにすぐれていること
が判る。 実施例 4 実施例1と同様の複合中空糸よりなる繊度5デ
ニール、捲縮率22.8%、繊維長50mmの短繊維(A)50
部と、繊度1デニール、捲縮率6.3%、繊維長38
mmの短繊維(B)50部とに展延面積が0.12cm2の短冊形
(幅0.04cm、長さ3cm)で捲縮を与えたポリエス
テルフイルムを第4表に示す配合量で配合したも
のをカーデイングし、繊維塊に分離、直径2cm程
度の大きさにまるめた詰綿材料をポリエステル側
地内に詰めて各種測定を行つた結果を第4表に示
す。尚、上記5デニールの繊維は平滑剤処理して
摩擦係数を0.19とした。
【表】
上記の結果からポリエステルフイルムの配合量
が特定の範囲であれば初期嵩高が大きく、圧力応
力も適度で腰があつて圧縮もし易く、且つビート
バツク性にもすぐれていることが判る。 実施例 5 第5表に示すように繊度、捲縮率並びにポリエ
ステル短繊維(A)とBの配合比率を変えた繊維材料
100部に展延面積が0.12cm2の短冊形(幅0.04cm、
長さ3cm)をしたアルミニウム蒸着ポリエステル
フイルム10部を配合、カーデイングした詰綿材料
をポリエステル綿混の側地内に詰めて各種測定を
行つた結果を第6表に示す。上記繊維は平滑剤処
理して摩擦係数を0.18とした。
が特定の範囲であれば初期嵩高が大きく、圧力応
力も適度で腰があつて圧縮もし易く、且つビート
バツク性にもすぐれていることが判る。 実施例 5 第5表に示すように繊度、捲縮率並びにポリエ
ステル短繊維(A)とBの配合比率を変えた繊維材料
100部に展延面積が0.12cm2の短冊形(幅0.04cm、
長さ3cm)をしたアルミニウム蒸着ポリエステル
フイルム10部を配合、カーデイングした詰綿材料
をポリエステル綿混の側地内に詰めて各種測定を
行つた結果を第6表に示す。上記繊維は平滑剤処
理して摩擦係数を0.18とした。
【表】
上記の結果から短繊維(A)及び短繊維(B)の繊度及
び捲縮率が特定の範囲内にあれば初期嵩高性と圧
縮性が両立し、且つ適度の腰やソフトな風合を示
すことが判る。
び捲縮率が特定の範囲内にあれば初期嵩高性と圧
縮性が両立し、且つ適度の腰やソフトな風合を示
すことが判る。
Claims (1)
- 1 単糸繊度が3〜10デニールで捲縮率が15%以
上のポリエステル短繊維(A)90〜10重量%と、単糸
繊度が短繊維(A)より小さく、且つ0.7〜4デニー
ルで捲縮率が15%未満のポリエステル短繊維(B)10
〜90重量%とよりなる混合綿100重量部に対して、
屈曲を与えたポリエステルフイルム状構造素子(C)
を1〜50重量部配合してなる詰綿材料。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56174049A JPS5875586A (ja) | 1981-10-29 | 1981-10-29 | 詰綿材料 |
US06/437,765 US4477515A (en) | 1981-10-29 | 1982-10-27 | Wadding materials |
EP19820305773 EP0078682B1 (en) | 1981-10-29 | 1982-10-29 | Wadding materials |
DE8282305773T DE3268456D1 (en) | 1981-10-29 | 1982-10-29 | Wadding materials |
AT82305773T ATE17380T1 (de) | 1981-10-29 | 1982-10-29 | Fuellmaterialien. |
EP19840105871 EP0137101A1 (en) | 1981-10-29 | 1982-10-29 | Wadding materials |
CA000414493A CA1172776A (en) | 1981-10-29 | 1982-10-29 | Wadding materials |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56174049A JPS5875586A (ja) | 1981-10-29 | 1981-10-29 | 詰綿材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5875586A JPS5875586A (ja) | 1983-05-07 |
JPH0234626B2 true JPH0234626B2 (ja) | 1990-08-06 |
Family
ID=15971724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56174049A Granted JPS5875586A (ja) | 1981-10-29 | 1981-10-29 | 詰綿材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5875586A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0671672U (ja) * | 1993-03-18 | 1994-10-07 | 積水化学工業株式会社 | 軒 樋 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6040417U (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-22 | フロ−ラン株式会社 | 肩口の寝冷え防止被服 |
JP5303359B2 (ja) * | 2009-05-25 | 2013-10-02 | 倉敷紡績株式会社 | 詰め綿 |
JP5578185B2 (ja) * | 2011-03-28 | 2014-08-27 | 東レ株式会社 | 混綿詰め綿 |
JP2015203161A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | 株式会社オンワードホールディングス | 衣服 |
-
1981
- 1981-10-29 JP JP56174049A patent/JPS5875586A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0671672U (ja) * | 1993-03-18 | 1994-10-07 | 積水化学工業株式会社 | 軒 樋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5875586A (ja) | 1983-05-07 |
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