JPH0233914B2 - Taishokufukujukanoyobisonoseizohoho - Google Patents

Taishokufukujukanoyobisonoseizohoho

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JPH0233914B2
JPH0233914B2 JP21239283A JP21239283A JPH0233914B2 JP H0233914 B2 JPH0233914 B2 JP H0233914B2 JP 21239283 A JP21239283 A JP 21239283A JP 21239283 A JP21239283 A JP 21239283A JP H0233914 B2 JPH0233914 B2 JP H0233914B2
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JP
Japan
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corrosion
resistant
pipe
joint material
pressure
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JP21239283A
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Inventor
Toshinori Iwase
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 開示技術は、油井管等の耐蝕複重管の端部継手
部の耐圧性耐蝕性強度等を向上させる構造の技術
分野に属する。
<要旨の解説> 而して、この出願の発明は、該油井管等に使用
される耐蝕複重管が炭素鋼等の耐圧管に対してス
テンレス鋼等の耐蝕管が内側で熱拡管法等を介し
て非冶金的に緊結され、これらの端部にステンレ
ス鋼等の耐蝕継手材が一体化されている該耐蝕複
重管、及び、その製造方法に関する発明であり、
特に、上記耐圧管に対して継手部を成す耐蝕継手
材が予め溶接一体化され、該耐蝕継手材に耐蝕管
の厚み分の段差部を介して増厚部を形成させてお
き、該耐圧管と耐蝕継手材の該段部まで耐蝕管を
非冶金的に緊結一体化し耐蝕継手材とシール溶接
を介し一体化した耐蝕複重管、及び、その製造方
法に係る発明である。
<従来技術> 周知の如く、配管は種々の作業において広く用
いられており、用途によつて様々な構造の様態が
あるが、腐蝕性流体を諭送する配管、例えば、油
井管等に於ては外部に対する耐圧性、強度性は勿
論のこと、被輸送流体に対する耐蝕性を有さねば
ならない。
しかしながら1つの材料でこれらの要望を満た
す配管を作成することは甚だ困難であり、そのた
めに、所謂、耐蝕二重管等の耐蝕複重管が広く用
いられている。
さりながら、管体の構造は工場での製造の条
件、或いは、現地までの輸送の制約等により、一
般に製造は規格的にユニツト調に製造され、据付
現場で継手を介して所定長に配管されるのが一般
である。
そこで、通常は第1図に示す様に、炭素鋼など
の耐圧管1に対して、例えば、出願人の先願発明
において開示されているような熱拡管法等によ
り、ステンレス鋼等の耐蝕管2を内側にて非冶金
的に緊結一体化して耐蝕複重管とし、生産後野積
等の所定期間経過後、現地据付けまでの間耐蝕複
重管端部から耐圧管1と耐蝕管2の境界面に腐蝕
が侵入しないようにシール溶接3をしておき、こ
のようにして形成された耐蝕複重管4に対して予
め継手部5を加工しておいたカツプリング継手等
の耐蝕継手材6を用意し、第3図に示す様に両者
を突き合せ溶接7を行つて一体化している。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、該種製造法による耐蝕複重管4
においては第4図に示す様に、シール溶接3によ
る溶接熱影響部9に加えて、一体化突き合せ溶接
7による溶接熱影響部10が重なり合つた耐蝕性
を低下させる欠点があつたり、耐圧性を低下させ
る不具合があつた。
又、第5図に示す様に、ブローホール11や割
れ等が生ずる難点もあり、更に、両者の一体化溶
接7部分に耐圧管1、耐蝕管2の非冶金的接合部
があるためにX線等による非破壊検査が確実に行
われない等の不利点があり、更に、溶接による耐
蝕継手材の熱変形や溶け込みによる不具合もあつ
た。
更に、内径確保の為にビード仕上げの工数が多
くなるというデメリツトもあつた。
<発明の目的> この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく
耐蝕複重管の継手部における耐蝕継手材の溶接一
体化の問題点を解決すべき技術的課題とし、施工
が容易であるうえに継手部を成す耐蝕継手材の耐
蝕性、耐圧性を確保し、強度を向上させ、各種産
業における配管技術利用分野に益する優れた耐蝕
複重管、及び、その製造方法を提供せんとするも
のである。
<課題を解決するための手段・作用> 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とす
るこの出願の発明の構成は、前述課題を解決する
ために、予め耐蝕継手材に対し、継手部を機械加
工するとともにその内側の所定位置まで耐蝕管に
対する厚み部分の段部を介して増厚部を加工形成
させておき、この耐蝕継手材と耐蝕複重管を成す
耐圧管を突き合せ溶接し、その後熱拡管法等の手
段により該耐圧管と耐蝕継手材に対し耐蝕管を非
冶金的に内張して緊結一体化し、この場合、該耐
蝕管を全長に渡り内張した後上記段部で取除き、
或いは、最初から該段部まで内張するようにし、
最後に該段部で該耐蝕管と該段部をシール溶接す
るようにして、耐圧性耐蝕性強度に優れた耐蝕複
重管を現出し、非破壊検査も確実に行えるように
した技術的手段を講じたものである。
<実施例> 次に、この出願の発明の実施例を第6図以下の
図面に基づいて説明すれば以下の通りである。
尚、第1〜5図と同一態様部分は同一符合を用い
て説明するものとする。
第6、乃至、10図に示す実施例において、第
6図に示す様に、耐蝕複重管を成す炭素鋼の耐圧
管1の端部に突き合せ溶接のための開先12を機
械加工して所定に形成させておき、一方、第7図
に示す様にステンレス鋼のネジ継手としてのカツ
プリングの耐蝕継手材6′に継手部のネジ部5を
機械加工すると共に、耐蝕管2の厚みだけの段差
部13を介して内側に端蝕管の緊結部14を形成
し、その前部に増厚部15を形成し、内端部に突
き合せ溶接の開先12′を形成する。
そして、第8図に示す様に、耐圧管1と耐蝕継
手材6′の開先12、及び、12′を突き合せて、
突き合せ溶接7を行つて両者を一体化する。
このようにして、一体化した管体に対し、ステ
ンレス鋼の耐蝕管2を第9図に示す様に、出願人
の先願発明において多く開示されている熱拡管法
等の所定の手段を介して緊結させて一体化する。
したがつて、この場合、非冶金的に一体化され
た耐蝕管2は耐蝕継手材6′に対して図示する様
に、該段部13を含めて密着一体化されている。
次に、第10図に示す様に、耐蝕管2を耐蝕継
手材6′の段差部13で切断して除去する。
この切断除去に際しては該耐蝕継手材6′に対
して耐蝕管2は非冶金的に一体化されているため
に、容易に取除くことが出来る。
而して、その後耐蝕管2の切断端部と段差部1
3との間に所定にシール溶接16を行つて、管内
面の平滑化を図る。
このようにして継手部付きの耐蝕複重管4が形
成される。
尚、シール溶接16の溶接量は少ないので、内
径確保のためのビード切削も実質的に不要であ
る。
又、耐圧管1と耐蝕継手材6′との突き合せ溶
接は異材相互の溶接ではあるが、単一材の溶接で
あるので、溶接手段や後処理等の問題は特に多く
はない。
次に、第11図に示す実施例においては、耐蝕
複重管4′についてその継手部がフランジ継手を
形成するものであるが、該フランジ継手の耐蝕継
手材6′を上述工程と全く同様に予め機械加工し
ておき、突き合せ溶接7を行い一体化した後、耐
蝕管2を内張緊結一体化し、段差部13部で切断
除去してシール溶接16するようにした態様であ
る。
尚、この出願の発明の実施態様は上述各実施例
に限るものでないことは勿論であり、第9、乃
至、11図に示す実施例において、耐蝕管2を耐
圧管1、及び、耐蝕継手材6′,6″に突き合せ溶
接して一体化したものにその全長に対して、耐蝕
管2を内張緊結一体化する代りに段差部13の部
分まで耐蝕管2を内張して緊結一体化するように
する態様も採用可能であり、このようにすること
によつて工程の簡略化が行われ、工数低減が図る
ことが出来る等種々の態様が採用可能である。
又、耐蝕複重管の対象は油井管以外の配管に用
いることが出来ることも勿論である。
<発明の効果> 以上この出願の発明によれば、基本的に耐蝕複
重管の継手部を成す耐蝕継手材に増厚部が形成さ
れているために、耐圧性や強度が向上するという
優れた効果が奏される。
又、該耐蝕継手材と耐圧管1との突き合せ溶接
が耐圧管と耐蝕管とのシール溶接と重複していな
いために、母材の材質変形や熱変形、溶け込み等
の問題等もなくなることから耐蝕性が著しく向上
するという優れた効果も奏される。
したがつて、溶接の部分にブローホールや割れ
等の溶接欠陥部が生ぜず、健全な溶接が出来、継
手部に於ける信頼度が高まるという効果もある。
又、該継手部に対するX線等の被破壊検査がス
ムースに行われるというメリツトもある。
而して、耐蝕複重管の製造方法においては強度
継手となる耐蝕継手材と耐圧管1とが異材溶接で
はあるが、単一材相互の溶接であるため、容易に
行えるという都合の良さもある。
又、耐蝕継手材の内側に耐圧管の延長として耐
蝕管が内張されて緊結一体化されても、該耐蝕継
手材に対する耐蝕管は非冶金的に緊結されている
だけであるので、その切断除去は容易に行われる
というメリツトがある。
而して、段差部と耐蝕管端部とのシール溶接は
溶接量が少ないので、単に溶接がし易いばかりで
なく、管の内径に対するビード切削もしなくてす
む効果があり、更に又、該シール溶接は耐蝕管と
耐蝕継手材′の耐蝕材同士のシール溶接であるの
で、その熱変形や材質変化等の熱影響もほとんど
無いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2,3図は従来技術に基づく耐蝕複重管
の製造工程概略断面図、第4図は第3図A部拡大
熱影響模式図、第5図は同じく第3図A部拡大用
溶接欠陥模式図、第6図以下はこの出願の発明の
実施例の説明図であり、第6、乃至、10図は1
実施例の製造工程断面図、第11図は他の実施例
の第10図相当断面図である。 6,6″……耐蝕継手材、4,4′……耐蝕複重
管、13……段差部、15,15′……増厚部、
16……シール溶接。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 耐圧管に対して耐蝕管が非冶金的に緊結さ
    れ、それらの端部に耐蝕継手材が溶接一体化され
    ている耐蝕複重管において、該耐蝕管が上記耐圧
    管から耐蝕継手材の中途まで設けられてその端部
    と該耐蝕継手材との間にシール溶接がなされ、而
    して該耐蝕継手材の内径側に耐圧管の内径より小
    径を成す増厚部が形成されていることを特徴とす
    る耐蝕複重管。 2 耐圧管に対して耐蝕管が非冶金的に緊結さ
    れ、それらの端部に耐蝕継手材が溶接一体化され
    ている耐蝕複重管の製造方法において、耐圧管と
    予め内径側に大径部に段差部を介した小径の増厚
    部を形成しておいた耐蝕継手材とを溶接一体化
    し、次いで該耐圧管と増厚部を含む該耐蝕継手材
    に亘つて耐蝕管を非冶金的に緊結した後増厚部分
    の耐蝕管を除去したのち該耐蝕管と耐蝕継手材と
    を非増厚部でシール溶接するようにしたこと又は
    非増厚部でシール溶接したのち増厚部の耐蝕管を
    取除くようにしたことを特徴とする耐蝕複重管製
    造方法。
JP21239283A 1983-11-14 1983-11-14 Taishokufukujukanoyobisonoseizohoho Expired - Lifetime JPH0233914B2 (ja)

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