JPH0232678B2 - - Google Patents

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JPH0232678B2
JPH0232678B2 JP54500789A JP50078979A JPH0232678B2 JP H0232678 B2 JPH0232678 B2 JP H0232678B2 JP 54500789 A JP54500789 A JP 54500789A JP 50078979 A JP50078979 A JP 50078979A JP H0232678 B2 JPH0232678 B2 JP H0232678B2
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JP
Japan
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particles
initial
particle size
particle
ratio
Prior art date
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JP54500789A
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JPS55500317A (ja
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Reimondoeru Chuan
Hyuusutondeii Chen
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Brunswick Corp
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Brunswick Corp
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Publication date
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Publication of JPH0232678B2 publication Critical patent/JPH0232678B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B17/00Fire alarms; Alarms responsive to explosion
    • G08B17/12Actuation by presence of radiation or particles, e.g. of infrared radiation or of ions

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  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)
  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)
  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

請求の範囲 1 (A) 発火初期状態のもとで発生したサブミク
ロンの粒子を含有する流体のための流路を形成
する手段と、 (B) 前記流体流路に沿つて流れる固体粒子を予め
定められた第1と第2の粒径に分離する手段
と、 (C) 前記流体流路に沿つて流れる予め定められた
第1と第2の粒径の粒子の質量濃度をそれぞれ
感知して感知した第1と第2の粒径の粒子に応
じてそれぞれ第1と第2の出力を出す第1と第
2の感知手段と、 (D) 前記第1と第2の出力の比を出すために前記
第1と第2の感知手段に連結された手段と、発
火初期状態を示すものとしてこの比を処理する
ための手段と、 により構成される発火初期検出装置。
2 (A) 発火初期状態のもとで発生したサブミク
ロンの粒子を含有する流体のための流路を形成
する手段と、 (B) 前記流体流路に沿つて流れる固体粒子を予め
定められた第1と第2の粒径に分離する手段
と、 (C) 前記流体流路に沿つて流れる前記予め定めら
れた第1と第2の粒径の粒子の質量濃度をそれ
ぞれ感知して感知した第1と第2の粒径の粒子
に応じてそれぞれ第1と第2の出力を出す第1
と第2の感知手段と、 (D) 前記第1と第2の出力の比を出すために前記
第1と第2の感知手段に連結された手段と、 (E) 発火初期状態を示すものとして前記第1と第
2の出力の比の変化率を処理するための手段
と、 により構成される発火初期検出装置。
発明の背景 本発明は発火初期状態を検出するための装置お
よび方法に関し、特に発火初期状態を示すものと
して粒径分布の変化、特に異なる粒径の粒子を感
知する感知装置の出力の比を利用した発火初期検
出装置並びに検出方法に関する。
今日入手することのできる発火初期検出装置お
よびシステムは多種の原理を具体化している。火
炎、煙の存在、予め選定された温度レベル等に基
くものが最も多い。これらのうちの多くのものは
燃焼が実際に起こつた後の火炎を検出している。
残りのものは発火初期状態を検出するようにして
いる。後者の型式の検出装置は可燃物質が加熱さ
れて燃焼が実際に開始される前に可燃物質から放
出されるミクロン以下の粒子の増大を検出してい
る。発火初期検出装置のいくつかの例が譲受人が
共に本件と同じである米国特許第3953844号並び
に米国特許第4035788号に記載され図示されてい
る。前者の特許には検出された粒子質量の増大量
の関数である出力を出す検出装置に向けて特定の
粒径の粒子を指向させる収集装置を具えた発火初
期検出装置が開示されている。予め定められた値
に対しての出力の変化率が発火初期状態を示すも
のとなつている。
流体内において発火初期状態にある種々の粒子
と発火初期状態にない種々の粒子とを識別するこ
とは発火初期の検出並びに警報の誤発令の阻止に
おいて重要なことである。米国特許第3953844号
に開示されたシステムは予め定められた粒径より
も小さな粒子のみが検出装置に与えられてこれが
検出装置によつて検出される程度の識別を行な
う。しかしながらかなりの量のそのような小さな
粒径の粒子が生成され、この粒子量がそのような
粒径の範囲において通常大気中に存在する粒子濃
度と異なり、若くはその粒子濃度を越えて警報が
発令される場合がある。このような警報は当然進
行する燃焼状態を表示しておらず、従つて誤警報
となる。米国特許第4035788号に開示されている
ものもこの点に関しては同様である。
更に、粒子濃度を検出するようにしたこの種の
検出装置においては、粒子の検出源に発火検出装
置を近づけることが常に発火検出装置の効率の要
因となる。例えば、粒子の質量濃度の変化率を測
定する場合検出装置を危険な状態にある検出源に
極く近接して配置するのが好ましい。そうしない
場合には粒子濃度が遠隔警報装置の作動レベルに
達する前に火炎が発生し、従つて発火初期検出装
置の目的を果たせなくなる。通常どこで危険な状
態が生ずるかについては詳細に知られているので
監視領域周りに多数のこの種の発火検出装置を間
隔をおいて配置する必要がある。明らかにこれは
経済的であるとは言えない。
発明の要約 本発明においては発火初期状態が進行するにつ
れて検出可能な粒子の粒径分布がかなり変化する
ことが見い出されている。特に、物質の熱分解の
初期段階においては流体内、例えば大気内におけ
る粒子の粒径分布において寸法が0.5μm(ミクロ
ン)よりも小さな小粒子が優位を占める。熱分解
過程が火炎を生ずる自力燃焼に近づくにつれて流
体内においては例えば直径が1ミクロン近くの大
粒径の粒子の質量濃度がかなりの率で小粒径の粒
子の質量濃度を越える。実験を行なつた際に数多
くの粒径帯域における粒子の質量濃度が実際に測
定され、これが定量的に粒径分布を表わしている
“発火線図”の形に図表化されている。研究され
てきた全ての物質に対してこの発火線図では発火
初期状態が進行するにつれて形がかなり突然に変
化している。
更に、異なる2つの粒径、好ましくは大粒径と
小粒径の粒子の質量濃度の比をとつた場合にはこ
の比が進行する発火状態の初期段階から自力燃焼
が開始される直前の段階までの間にかなりの率で
変化することが見い出されている。この粒径分布
の変化並びに粒径比の挙動は本発明において発火
初期状態を示すものとして利用されている。ま
た、比という概念を用いることによつて検出装置
を危険な検出源に近接して配置する必要がなくな
る。
従つて、本発明の第1の目的は新規でかつ改良
された発火初期検出装置並びに方法を提供するこ
とにある。
本発明の別の目的は火炎がまさに生じようとし
ていることを確定するに当つてミクロン以下の粒
子の粒径分布の変化を利用することにある。
本発明の別の目的は異なる2つの粒径の質量濃
度比を発火初期状態を示すものとして用いた発火
初期検出装置並びに方法を提供することにある。
本発明の更に別の目的は検出装置を公知の発火
初期検出装置と比較して発火源からかなり離れた
位置に配置して実際に火炎が生ずる前に発火初期
状態にあることを表示するようにした発火初期検
出装置並びに方法を提供することにある。
本発明の更に別の目的は異なる2つの粒径にお
ける質量濃度の比を発火初期状態を示すものとし
て利用した発火初期検出装置並びに方法を提供す
ることにある。
本発明の更に別の目的は予め定められた変化率
に対する異なる2つの粒径における粒子の質量濃
度の比の変化率を発火初期状態を示すものとして
利用した発火初期検出装置並びに方法を提供する
ことにある。
本発明の更に別の目的並びに利点はその一部が
以下の記載において説明され、またその一部は記
載から明らかであるし或いは本発明を実施するこ
とによりわかるであろう。本発明の目的並びに利
点は特に添附した請求の範囲で述べられている手
段並びに組合せによつて具体化されかつ得られ
る。
上述の目的を達成するためにそして本発明の目
的によれば明細書中において具体化されると共に
広範に亘つて記載されているように、本発明の発
火初期検出装置は、発火初期状態のもとで発生し
た粒子を含有する流体のための流路を形成する手
段と、流体流路に沿つて流れる予め定められた第
1の粒径の粒子を感知してそれに応じて第1の出
力を出すための第1手段と、流体流路に沿つて流
れる予め定められた第2の粒径の粒子を感知して
それに応じて第2の出力を出すための第2手段
と、発火初期状態を示すものとして第1出力と第
2出力との比を出すために第1感知手段と第2感
知手段とに連結された手段とにより構成される。
発火初期検出装置は、流体流路内の粒子をそれ
らの粒径に応じて分離すると共に予め定められた
第1粒径の粒子と予め定められた第2粒径の粒子
とを夫夫含有する流体流路内の別個の第1および
第2流体流通路を供するための手段を有し、第1
手段が第1流体流通路に沿つて流れる予め定めら
れた第1粒径の粒子を感知するように配置され、
第2手段が第2流体流通路に沿つて流れる予め定
められた第2粒径の粒子を感知するように配置さ
れることが好ましい。
更に、本発明の別の実施例では発火初期状態を
示すものとしての比を処理するための手段が設け
られる。その好ましい形態においては、処理手段
が第1出力と第2出力との比に比例した値の信号
を出す手段と、予め定められた値を出す手段と、
信号値と予め定められた値とを比較して信号値が
予め定められた値に対して特定の値となつたとき
に発火初期状態であることを表示するための手段
とを有する。
更に、本発明による別の実施例においては処理
手段が発火初期状態を示すものとして感知装置か
らの出力の比の変化率を検出するための手段を有
する。
本発明の更に別の実施例においては、少くとも
根拠の一部に基いて流体内の粒子の粒径分布を検
出するための手段と、発火初期状態を示すものと
して流体内の粒径分布の変化を感知するための手
段とを具備する、粒子濃度が発火初期状態の間に
増大する流体内の粒子によつて発火初期状態を検
出するための発火初期検出装置が提供される。
本発明による上述の目的並びに利点を更に達成
するために、流体内の予め定められた第1の粒径
の粒子を感知してそれに応じて第1の出力を出
し、流体内の予め定められた第2の粒径の粒子を
感知してそれに応じて第2の出力を出し、発火初
期状態を示すものとして第1出力と第2出力との
比を出す各工程からなる、流体内の粒子によつて
発火初期状態を検出方法が提供される。
更に本発明の上述の目的並びに利点は、少くと
も根拠の一部に基いて流体内の粒子の粒径分布を
検出し、発火初期状態を示すものとして流体内の
粒径分布の変化を感知する各工程からなる、粒子
密度が発火初期状態の間に増大する流体内の粒子
によつて発火初期状態を検出する方法を提供する
ことにより達成される。
本明細書内に組み入れられていて本明細書の一
部を構成する添附図面は本発明の2つの実施例を
図示しており、これら添附図面は明細書と共に本
発明の原理を説明する上で役立つものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は発火初期状態において時間を関数とし
た異なる2つの粒径の粒子の濃度比と質量減少量
のグラフ表示、 第2図は発火初期状態の間における粒子の粒径
分布曲線のグラフ表示、 第3図は本発明の教えるところに従つて構成さ
れた発火初期検出装置の好ましい実施例を図解的
に示した図、 第4図は第3図に図示された本発明の実施例と
共に用いられる粒子分離装置を図解的に示した部
分断面斜視図、 第5図は本発明の別の実施例を図示した第3図
と同様の図である。
好ましい実施例の説明 次に、添附図面の第3図にその1例を図示した
本発明による好ましい実施例について並びに本発
明の原理について説明する。
しかしながらまず始めに第1図を参照すると、
横軸に発火初期状態の間の時間をとつたのに対し
て縦軸に2つの異なる粒子の質量濃度の比と試料
質量とをとつたグラフが示される。Mで示される
時間対試料質量曲線は熱分解物質が燃焼に向かう
推移を表わしている。このグラフから時間ととも
に熱分解が進むに従つて質量が初めはゆつくりと
減少することがわかる。熱分解過程が自力燃焼過
程に近づくにつれて質量が全質量滅失に至るまで
急激に減少する時間まで質量の減少率が増大す
る。
これと同じ期間において、曲線Rは予め定めら
れた第1の粒径の粒子と予め定められた第2の粒
径の粒子との質量濃度の比を示している。第1図
に図示したグラフからこの質量濃度の比は質量の
減少率が緩慢である初期熱分解過程の間ゆつくり
とした速度で増大することがわかる。しかしなが
ら質量が急激な減少過程或いは燃焼過程に突入す
る直前までこの質量濃度比Rは急速に増大する、
即ち質量濃度比Rの勾配はかなりの速度で大きく
なる。従つて、選択された粒径における質量濃度
比の挙動をゆつくりといぶつている質量が燃焼過
程に近づいていく発火初期状態を検出するための
根拠として利用でき、本発明の原理によればこの
挙動が利用される。
燃焼過程中、その初期状態において発生するア
ルフアセルロースのサブミクロン粒子を験知試料
として使用した実験結果が第1図中に曲線で具体
的に表示されている。更に第1図を参照すると、
C0.8が流体内、例えば大気内における粒径がほぼ
0.8ミクロンの粒子の質量濃度であり、C0.1が同一
流体内における粒径がほぼ0.1ミクロンの粒子の
質量濃度であるとすると、比C0.8/C0.1は発火初
期状態のはじめにおいて1よりも小さいことがわ
かる。この比は時間と共にゆつくりと増大するが
発火初期状態の間に急速に1に達して1を越え
る。熱分解過程が更に時間と共に進行するにつれ
て2つの粒子の質量濃度比は燃焼が起こる直前に
例えば3よりも大きなオーダーの値まで急激に増
大する。
ここには、験知試料としてアルフアセルロース
のサブミクロン粒子を使用した具体例が例示して
ある。また、質量濃度比におけるアルフアセルロ
ースのサブミクロン粒子の粒径もこれと同様例示
されている。更に本発明においては特定な粒径の
粒子の質量濃度よりもむしろ粒径分布のほうが重
要な要素である。
本発明によれば、流体内の粒子の濃度が増大す
る発火初期状態において発火初期状態が自力燃焼
まで進行するにつれて流体内の粒子の粒径分布が
変化し、この粒径分布の変化が発火初期状態を示
すものであることが見い出されている。特に熱分
解過程の初期には0.5ミクロンよりもはるかに粒
径の小さな微粒子が微粒子の粒径構成において優
位を占めている。この粒径分布は第2図において
Aで示される分布曲線によりグラフ表示される。
第1図に関して前述した例においてはほぼ .1
ミクロンの粒径を有する粒子が最大濃度であるこ
とを曲線Aは示している。
熱分解過程が自力燃焼過程に近づくにつれて大
粒径の粒子が粒子の粒径構成において優位を占め
てくる。この粒子の粒径構成はまた第2図におい
てBで示される分布曲線によりグラフ表示され
る。第1図に関して前述した例においては発火初
期状態の後期においてほぼ .8ミクロンの粒径
を有する粒子が最大濃度であることを曲線Bは示
している。従つて、本発明によれば前述した2つ
の先行特許のように特定な粒径の粒子濃度よりも
むしろ発火初期状態で生ずる粒子の粒径分布が発
火初期状態を示すものとして検出される。
より具体的には、異なる2つの粒径の濃度を粒
径分布を示すものとして検出し、この検出された
粒径分布が変化したとき発火初期状態を示すもの
として検出される。検出すべき2つの粒径はその
粒径の片方の濃度が発火初期状態の間において他
の粒径の濃度に比較して急激に増大し、他の粒径
の濃度は増大するには増大するが高速度で増大し
ないように選定するのが好ましい。前述の例にお
いて、粒径が0.8ミクロンである大きな方のアル
フアセルロース粒子の濃度は発火初期状態の間に
おいて0.1ミクロンの粒径のアルフアセルロース
粒子のわずかばかりの濃度増大に比較して急激に
増大することが実験により証明されている。
更に、本発明の発火検出装置は発火初期状態を
示すものとして粒子の質量濃度とその増大を検出
するようにしている検出装置と比較して、進行し
ている発火初期状態のところからかなり離れた位
置において発火初期状態の進行を検出することが
できる。粒子の濃度は発火初期状態のところから
離れるに従つて粒子の拡散により減少し、斯くし
て後者の型式の検出装置は離れた位置では全く作
用しない。しかしながら粒径分布の変化は発火初
期状態のところの近くでも離れてもその場でも同
じである。従つて数多くの従来の発火初期検出装
置は種々の位置に配置して発火初期状態を示すも
のとして増大する粒子濃度を検出する必要がある
が本発明では粒子濃度の拡散が激しいとしても離
れた位置において粒径分布を検出できるのでその
ような必要性がない。
次に第3図を参照すると、本発明の原理を利用
した改良された発火初期検出装置が図解的に示さ
れる。本発明によれば発火初期状態のもとで生成
された粒子を含有した流体のための流路を形成す
る手段が設けられる。この実施例ではハウジング
10が全体として矢印12で示される流体流路を
形成し、この流体流路12は入口14を有し、こ
の入口14を通して粒子が流入して発火初期検出
装置により処理される。これら粒子は空気のよう
な流体内に浮遊している。粒子分離装置16は流
路12内に設けられると共に入口14の端部に連
結される。
本発明によれば流体流路内において予め定めら
れた第1の粒径の粒子と予め定められた第2の粒
径の粒子を夫々含有する第1流体流通路と第2流
体流通路とに分離するために流体流路内において
粒径に応じて粒子を分離する手段が設けられる。
具体的に示されているように流体流路12内にお
ける2つの流通路18と20がその全体を16で
示す粒子分離装置の各出口に連結されて予め定め
られた粒径の粒子を受け取る。例えば、アルフア
セルロース材料並びに第1図に関連して前述した
発火初期状態を特に参照すると、粒径が0.8ミク
ロンの粒子を含有するミクロン以下ではあるけれ
ども大きな粒子が流通路18内に送り込まれて流
通路18に沿つて流れ、一方粒径が0.1ミクロン
の粒子を含有する小さな粒子が流通路20内に送
り込まれて流通路20に沿つて流れる。粒子分離
装置の好ましい形態が第4図に示され、後にこれ
について説明する。
本発明によれば少くとも根拠の一部に基いて流
体中の粒子の粒径分布を検出するための手段が設
けられる。特に、第1流通路内には流通路に沿つ
て流れる予め定められた第1の粒径の粒子を感知
するための手段が設けられる。同様に第2流通路
内には流通路に沿つて流れる予め定められた第2
の粒径の粒子を感知するための手段が設けられ
る。例えば、感知装置22が第1流通路18内に
設けられると共に感知装置24が第2流通路20
内に設けられ、各感知装置22と24とは夫々出
力26と28とを送出する。各出力は夫々関連す
る流通路に沿つて流れる粒子の質量濃度に比例す
ると共に各出力は後述する信号コンパレータ34
に連結される。感知装置22と24の感知手段と
しては電離室或いは光学検出器或いは水晶マイク
ロバランス検出装置のような従来の検出装置を用
いることができる。例えば、本件と譲受人が同一
の米国特許第4035788号に記載され図示された検
出装置のような電離検出装置を各出力26と28
を送出するために採用することができる。また、
米国特許第3953844号に記載され図示された型式
の振動水晶型検出装置を利用することができる。
従つて、本件と譲受人が同一の米国特許第
4035788号と第3953844号の各々の開示については
参照することによつてここで十分に説明したもの
としてこの明細書に組み込んだことにする。しか
しながら他の型式の水晶発振装置と電離検出装
置、並びに他の形式の粒子検出装置は技術分野に
おいては公知であり、出力26と28とを送出す
るための適当な回路は刊行物から容易に探し出す
ことができる。
第3図に示されるように流通路18と20とは
ポンプ30で排出するためにそれらの下流端部に
おいて互いに集合する。流体はポンプ30から共
通出口32を通して排出される。無論、ポンプ3
0は粒子を含有した流体を粒子分離装置16並び
に感知装置22と24を介して入口14内に引き
込む作用をなす。従つて、或る状況における粒子
の質量濃度が連続的にかつ即座に検出される。
本発明の好ましい形態においては、発火初期状
態を示すものとしての流体内における粒径分布の
変化を感知するための手段が設けられる。特に、
発火初期状態を示すものとして第1出力と第2出
力の比を出すために第1感知装置と第2感知装置
に連結された手段が設けられる。特に第3図を参
照すると、前述したように感知装置22と24は
各通路18と20内における異なる粒径の粒子の
質量濃度を計測してそれに応じた出力を送出する
ために流通路18と20に対して配置される。特
に、感知装置22と24からの出力26と28は
夫々信号コンパレータ34に送り込まれる。信号
コンパレータ34は出力26と28との比を造成
し、発火初期状態を示すものとして大粒子感知装
置22と小粒子感知装置24により感知された質
量濃度の比に比例した出力信号35を送出する。
本発明の好ましい形態においては、発火初期状
態を示すものとしての比を処理するための手段が
設けられる。特に、具体的に示されているよう
に、信号コンパレータ34からの出力信号35は
警報装置38に連結される。出力信号が警報装置
38内における問題のレベルを越えると警戒状
態にあることが表示される。一例として、警報装
置38はスレツシユホールド検出装置から構成す
ることができる。警報装置38のレベルは本検出
装置によつて検出すべく意図された発火初期状態
並びに物質の粒径に移存している発火初期検出装
置の応用のしかたによつて夫々選定される。信号
発生器42は警報装置38に調節可能な信号40
を送出するために用いられる。各感知装置22と
24からの第1および第2出力26と28の比と
予め定められた信号値40との比較は発火初期状態
を示すものとして使用される。例えば、大粒子の
質量濃度と小粒子の質量濃度との比が急激に増大
したときに予め定められた値を越えたレベルが
検出されて警戒状態に至らしめる。万一警戒状態
になれば警報器、記録装置、制御装置等を具備し
た従来慣用の警報装置が作動せしめられる。
粒子を夫々異なる予め定められた質量濃度を有
する別個の流通路に物理的に分離することをしな
いで粒子が唯一の流体流通路12に沿つて流れる
ときに夫々異なる予め定められた質量濃度の粒子
を感知装置22と24によつて感知できるという
ことは本発明の範囲内である。しかしながら特に
本発明による好ましい実施例においては粒子分離
装置によつて予め定められた異なる質量濃度を物
理的に別個の流通路に分離される。
次に第4図を参照すると、流体流路14内の粒
子を粒径に応じて分離して別個の粒径の粒子を別
個の流通路内に流出させるための粒子分離装置1
6の特定の形態が示される。特に、分離装置16
は粒子を含有した流体が52で示される矢印の方
向に入口50を通して流入する慣性型である。分
離装置16は中央部56を具えたハウジング54
を有する。中央部56は側壁面57を有し、この
側壁面57はその対向壁面59と共に入口50を
形成する。
壁面57と59は円弧状の流通路を形成する細
長く延びるノズル58に向けて収斂して全体的に
流体の流れ方向を逆向きにする。ノズル58はほ
ぼ2次元の線状流れを形成できる寸法を有し、ノ
ズル58からの流れは出口59を通つて部屋60
内に指向される。1つ若くはそれ以上のナイフエ
ツジ62がノズル出口59から噴出する流れの通
路内において部屋60内に配置される。図示され
た形態において、ナイフエツジ62は側壁面61
を有し、その側壁面61はそれに対向する中央部
56の壁面と共に小粒子用の微粒子分離流通路2
0を形成する。ナイフエツジ62の反対側壁面6
3はそれに対向するハウジング54の壁面65と
共に前述の大粒子の流通路18を形成する。
粒子を含有した流体は入口50内に流入し、こ
の流体は側壁57と59とが収斂していることに
よつてノズル58内に流入するために高速度に加
速される。渦流をほとんど生じないほぼ2次元層
流がノズル58によつて得られる。ノズルが長手
軸線回りに屈曲しているので浮遊している粒子は
大粒子が壁面65に沿つて前進すると共に小粒子
が乱れることなく通路20内に前進するようにし
て慣性力により互いに分離される。このようにし
て粒径に応じて分離された粒子が流通路18と2
0に流入する。
ナイフエツジ62はノズル58の出口部屋60
内において調節可能に配置することができる。更
に、粒子を所望の粒径帯域に分離するために2個
若くはそれ以上のナイフエツジを部屋60内に配
置することができ、これによつて特定の粒径帯域
内に予め定められた別個の粒径の粒子をより高次
に識別して収集することができる。
次に第5図に示した本発明の実施例を参照する
と、粒子感知装置からの出力の比と予め定められ
た値との比較ではなくて粒子感知装置からの出力
の比の変化率が発火初期状態を示すものであると
いう点を除けば第3図に示した検出装置に類似し
た発火初期検出装置が開示されている。従つて第
5図に示した実施例において第3図に示した実施
例と同一の構成要素については同じ番号に文字a
を付けて示す。これらの類似構成要素並びに作用
については第3図についての記載が適用できるの
で繰返し説明する必要がないと思う。
本発明のこの好ましい形態においては、処理装
置が発火初期状態を示すものとして粒径或いは質
量濃度の比の変化率を処理するための手段を有す
る。従つて、粒子濃度検出装置22aと24a、
例えば第3図に関して述べた検出装置からの出力
26aと28aの比の変化率が発火初期状態を示
すものとして使用される。この比の変化率を感知
するための回路は比出力信号をパルス信号72に
変換するための電圧制御型発振器70を有し、こ
のパルス信号は米国特許第3953844号の第6図に
関連して前に参照したこの米国特許に記載されて
いる回路への入力として適用することができる。
本発明は本発明の主旨或いは根本的な特徴を逸
脱することなく他の形態において具体化すること
ができる。従つて、本実施例はあらゆる観点から
みて説明のためであつてこれに限定されるもので
はなく、それ故請求の範囲と均等の意味並びに範
囲内でのあらゆる変更は請求の範囲内に含まれ
る。
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