JPH0231922B2 - - Google Patents

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JPH0231922B2
JPH0231922B2 JP55037991A JP3799180A JPH0231922B2 JP H0231922 B2 JPH0231922 B2 JP H0231922B2 JP 55037991 A JP55037991 A JP 55037991A JP 3799180 A JP3799180 A JP 3799180A JP H0231922 B2 JPH0231922 B2 JP H0231922B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
vegetation
slopes
microorganisms
turfgrass
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP55037991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56134903A (en
Inventor
Dairoku Okumura
Takenori Iida
Yoshinori Esato
Takenobu Fukutome
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RYOKUEI KENSETSU KK
Original Assignee
RYOKUEI KENSETSU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by RYOKUEI KENSETSU KK filed Critical RYOKUEI KENSETSU KK
Priority to JP3799180A priority Critical patent/JPS56134903A/ja
Publication of JPS56134903A publication Critical patent/JPS56134903A/ja
Publication of JPH0231922B2 publication Critical patent/JPH0231922B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Sowing (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高速道路、ゴルフ場、山岳丘陵地等の
植生条件に恵まれない法面に対する芝草の植生方
法に関する。
芝草の植生に際しては、植生基盤となる土壌自
体が植物の発芽成育のために良好な条牛を保持す
る必要があることは勿論であるが、山岳丘陵地の
傾斜面やダム、道路等土地開発に伴い発生する切
取・盛土斜面や岩盤斜面等の法面は、気象、地
質、地形、方位等その他の要因と併せて悪条件の
場所が多く、そのために法面保護並びに緑化作業
に難渋を来している。とくに岩盤法面にあつては
植生に不可欠な表層土がないばかりでなく、前記
した切取斜面等と同様に植生に欠くことのできな
い微生物(有用菌)が全く存しないところからこ
れまで緑化が不可能とされてきた。
そこで本発明者らは、種々の実験と研究を重
ね、切取・盛土斜面や岩盤斜面等の法面に対して
既述した土壌条件を人為的に改良することを試
み、ここに特殊土壌微生物を活用した土壌基材を
使用し、これに土壌安定剤、養生剤及び必要に応
じてこれに保水剤等を加え、生物学的に土壌の改
良を促進させ、もつて植生の発芽、根の伸長と成
育の活発化をはかり、従来から不安定感のある法
面緑化の安全を期し得るようにしたものである。
以下において本発明の具体的な内容を実施例を
もとに説明すると、土壌基材は各種土壌微生物の
うち特別に培養した一般土壌中にはほとんど含ま
れていない糸状菌、あるいは放線菌を鶏、牛豚糞
等の有機物に添加し、或いはさらに鋸屑等の有機
物を添加して植物にとつて最も有用な腐食栄養素
を生産せしめ、それに天然の腐植含有豊富な腐植
土とパーライト或いはバーミキユライト等の改良
剤を混合した生物的土壌をもつて構成するものと
し、これを植生種子と共に吹きつけて法面におけ
る植生の基盤土壌に有用な土壌構造(団粒構造)
と組成に改良すると共に、植生の発芽、根の伸
長、成育を促進させるものである。
そして培養のために使用される法面緑化に有効
な糸状菌としては例えばペニシリウム菌を、また
放線菌としては例えばストレプトミセス等の使用
が考えられる。これらの微生物は法面の土壌中に
おいて物質分解者として有機物を分解し、植物に
とつて有用な腐植を生産するという一般微生物に
みられるのと同様の効果のほかに、とくに土壌構
造を好ましい団粒構造とし、しかも植物生長ホル
モン(ビタミン、アミノ酸)を産出合成し、根毛
の伸長促進により植生の成育をはかり、また土壌
の恒常性(ホメオスタシス)を保持すると共に、
土壌の有害微生物の異常発生を防止し、その他土
壌環境の悪化を生物学的にコントロールする等の
他の土壌微生物では全く期待することができない
独自の諸作用をはたすものである。
尚、自然界において土壌に有機質を与えるもの
としては、植物残滓、落葉、動物死体、糞尿等が
あり、それらは微生物がエサとして分解吸収し、
以下順次土壌微生物や土壌小動物が、所謂サクセ
ツシヨン(遷移)を経過して、土壌に腐植を産出
し、土壌を固粒化し、植生基盤を良好な土壌に移
行させるものであるが、上記した本発明の土壌基
材は、このために最も有効な人為的培養を可能な
らしめるものである。
次ぎに種子としては例えばケンタツキー31フエ
スキユ、クリーピングレツドフエスキス、ハイラ
ンドベントグラス、ホワイトクローバー、ヨモギ
等のうち施工対象地に好適な種類を1種又は2種
以上選択して使用する。
さらに養生剤としてはフアイバー、安定剤とし
てはルナゾール、タマノリ、フリントコート等
が、また肥料は特に種類を問わないがこの場合に
好適なものは、緩効性乃至遅効性高度化成がよ
い。
また対象となる法面における種子の吹付施工面
基盤土壌が例えば花崗岩風化土壌の如き乾燥しや
すい土壌や保水性の少ない土壌に対しては、植生
に水分を保持させ発芽成育を助成するために適当
な保水性を具有させる必要がある。
従つてこのような場合においては適当な保水給
水性能力を有する保水剤として例えばルーテング
ゲルを秤量添加する。
ルーテングゲルはポリ酸化エチレンから成る粒
剤であつて水を養分を含んで膨潤した状態のとこ
ろに根毛が侵入接触し、ゲルは根毛に付着して根
毛に水分および養分を供給すると共に、土壌水分
を適度にコントロールし且つ養分を補給して植生
の発芽と成育を促進する作用をはたすものであ
る。
芝草類の植物の施工に際しては、既述した土壌
基材をもとにし、目的の斜面吹付地の環境条件に
応じて配合される植生種子、養生剤、安定剤及び
肥料さらに必要に応じて保水剤をも含めて、これ
をポンプ吹付けかガン吹付けを行うものである。
実施例 1 施工面積100m2に対し、 有機物 鶏・牛糞等 20% 〃 木質(鋸屑等) 20% 〃 ピートモス 10% 腐植土 腐植含有 10%以上 40% 改良剤 パーライト 8% バーミキユライトイト 2% 上記の組成よりなる土壌基材にペニシリリユウ
ム菌他4種の菌を添加培養させたもの500/m2
にさらに、 種 子 ケンタツキー31フエスキユ0.9Kg/100m2 クリーピングレツドフエスキユ
0.7Kg/100m2 ハイランドベントグラス 0.3Kg/100m2 ホワイトクローバー 0.3Kg/100m2 ヨモギ 0.3Kg/100m2 養生剤 フアイバー 80Kg/100m2 安定剤 ルナゾール 10Kg/100m2 タマノリ 10Kg/100m2 肥 料 高度化成 10Kg/100m2 を、それぞれ秤量配合し、これをポンプ吹付けに
より吹付け厚5mmを以て傾斜角度30度、原基盤土
壌厚3cm、非乾燥土硬度27度以下または破砕岩類
の介在はあるが植生発芽後、原土壌に根が侵入可
能な法面個所に施工し、その終了後1ケ月経過時
に該法面に対し多量の雨量に相当する水の供給を
3時間継続し、その後1日経過してから状態を観
察したところ、法面には何ら変化も見られず植生
は強固に促進されていることが確認された。
実施例 2 実施例1と同一の菌を添加培養させた土壌基材
500/m2に対し、種子、養生剤、安定剤、肥料
等はすべて既述した実施例1と同一の種類および
配合割当とし、これに対し更に保水剤としてのル
ーテングゲルを2Kg/100m2秤量添加したものを、
花崗岩風化土壌地、傾斜角度20度、原基盤土壌厚
20cm、乾燥性土硬度10度にポンプ吹付により施工
しその終了後数度の降雨を受けたが、法面には何
ら変化が見られず、植生は確実に発芽成育が促進
されていることが確認された。
上記いずれの実施例よりも明らかな如く、本発
明の方法によれば山岳丘陵地の傾斜面やダム、道
路等土地開発に伴い発生する切取・盛土斜面や岩
盤斜面等の如き芝草の植生に欠くことのできない
微生物(有用菌)の全く存しなかつたり、あるい
は表層土自体が存しないような気象、地質、地
形、方位その他の要因と併せて植生条件に恵まれ
ない法面に対する芝草の植生施工を実施するに際
し、一般の土壌中にはほとんどみることの少ない
糸状菌や放線菌のうち少なくとも一種の土壌微生
物を有機物中に積極的に培養させることにより植
物にとつて最も有用な腐植栄養素を生産せしめる
という一般微生物にみられるのと同様の作用効果
のほかに、適度な保水性をながく持続させること
ができ、とくに土壌中における有害物質の異常発
生を阻止し、また土壌環境の悪化を生物学的にコ
ントロールする等の諸作用を活用し、その施工法
の条件に応じて種々の材料を選択配合し、自然界
において無視し得ない土壌微生物の既述した作用
を利用して目的の法面条件に適した、しかも安
価、迅速、合理的な緑化施工を実施できる等種々
の有用な効果を奏するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鶏糞或いは鋸屑等の有機物に腐植土或いは土
    壌改良剤のうち少なくとも一種を混合し、さらに
    糸状菌、放線菌の如き土壌微生物を添加培養させ
    た土壌基材に、芝草の種子および養生剤、安定
    剤、肥料を秤量配合せしめ、これを適当な手段に
    よつて目的個所に吹きつけることを特徴とする法
    面における芝草の植生施工法。
JP3799180A 1980-03-25 1980-03-25 Greening method of lawn Granted JPS56134903A (en)

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JP3799180A JPS56134903A (en) 1980-03-25 1980-03-25 Greening method of lawn

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JPS56134903A JPS56134903A (en) 1981-10-22
JPH0231922B2 true JPH0231922B2 (ja) 1990-07-17

Family

ID=12513028

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Families Citing this family (3)

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JPS6170927A (ja) * 1984-09-14 1986-04-11 株式会社ケ−・エフ・シ− 種子吹付のり面緑化工法に用いる人工土壌基材
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JPS5247445A (en) * 1976-09-22 1977-04-15 Topy Ind Production of culture soil
JPS53117543A (en) * 1977-03-14 1978-10-14 Yamabishi Sangiyou Yuugen Cultivation of lawn
JPS5485909A (en) * 1977-12-17 1979-07-09 Nippon Peroxide Co Ltd Tablet contained seed

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