JPH0231476A - 半導体レーザ素子 - Google Patents
半導体レーザ素子Info
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- JPH0231476A JPH0231476A JP18123988A JP18123988A JPH0231476A JP H0231476 A JPH0231476 A JP H0231476A JP 18123988 A JP18123988 A JP 18123988A JP 18123988 A JP18123988 A JP 18123988A JP H0231476 A JPH0231476 A JP H0231476A
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Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
本発明は半導体レーザ素子、特に高僧転性を要求される
分布帰還型半導体レーザ素子に関する。
分布帰還型半導体レーザ素子に関する。
長距離大容量光通信を可能とする半導体レーザ(LD)
として、高速変調によっても単一波長を保つことができ
る分布帰還型(DFB : d i s −tribu
ted feedback)、あるいは分布反射型(
distributed Bra−gg refl
ection)の半導体レーザが開発されている。
として、高速変調によっても単一波長を保つことができ
る分布帰還型(DFB : d i s −tribu
ted feedback)、あるいは分布反射型(
distributed Bra−gg refl
ection)の半導体レーザが開発されている。
DFBレーザ(半導体レーザ素子)としては、1.3μ
m帯および1.5μm帯の波長を有するレーザが実用化
されている。
m帯および1.5μm帯の波長を有するレーザが実用化
されている。
一方、DFBレーザの特性改善のために、各因子の相関
が研究されている。たとえば、S、AKIBA、M、U
SAMIandK、UTAKA;1.5μm、λ/4
5hifted InGaAsP/lnP DFB
−Lasers、Jou−rnal of Lig
ht wave Te−chno Iogy、Vo
1.LT−5,81111(1987)のFig、4
に記載されているように、回折格子による結合強度にL
(には結合定数、Lは共振器長である。)と、I/L微
分効率との相関を示すグラフが示されている。このグラ
フからは、にLが小さい程1/L微分効率が高くなるこ
とが示されていて、たとえば、にLが3の場合はI/L
微分効率は0.2程度となり、にLが2の場合はI/L
微分効率は0.3強程度となり、にLが1の場合はI/
L微分効率は0.5強程度となっている(第11図参照
)。
が研究されている。たとえば、S、AKIBA、M、U
SAMIandK、UTAKA;1.5μm、λ/4
5hifted InGaAsP/lnP DFB
−Lasers、Jou−rnal of Lig
ht wave Te−chno Iogy、Vo
1.LT−5,81111(1987)のFig、4
に記載されているように、回折格子による結合強度にL
(には結合定数、Lは共振器長である。)と、I/L微
分効率との相関を示すグラフが示されている。このグラ
フからは、にLが小さい程1/L微分効率が高くなるこ
とが示されていて、たとえば、にLが3の場合はI/L
微分効率は0.2程度となり、にLが2の場合はI/L
微分効率は0.3強程度となり、にLが1の場合はI/
L微分効率は0.5強程度となっている(第11図参照
)。
また、昭和61年度電子通信学会総合全国大会予稿4−
120頁、rDFBレーザにおける縦モード選択性:服
部信−他」には、にLと単一モード発振確率との相関を
示すグラフが示されている(一部については第11図参
照)、DFBレーザの単一縦モード(SLM)発振確率
を高める手段として、共振器端面の反射率を非対称化す
る方法がある。そこで、このグラフには、片側端面の反
射率を2%とした場合における他の端面の反射率をそれ
ぞれ30%、60%、90%と変化させた場合の単一縦
モード発振確率とにLとの相関が示されている。このグ
ラフから、単一縦モード発振確率の増大を図るためには
、にLを1〜2に設定することが良いことが分る 〔発明が解決しようとする課題〕 本出願人による1、3μm帯DFBレーザは、n形1n
Pからなる基板と、この基板主面に設けられたピッチ約
200nmの回折格子と、この回折格子上にストライプ
状に設けられかつ下層部が前記回折格子上に設けられた
n形1nC;aAsPからなる光ガイド層およびこの光
ガイド層上に設けられたI nGaAs Pからなる活
性層とで構成された多層成長層と、この多層成長層の両
側の基板主面に設けられた多層埋込み層とを有する構造
となっていて、前記光ガイド層および活性層はO9ll
Im程度の厚さに設定されている。また、前記光ガイド
層のバンドギャップは1.051eVとなり、前記活性
層のバンドギャップは0.954eVとなっている。
120頁、rDFBレーザにおける縦モード選択性:服
部信−他」には、にLと単一モード発振確率との相関を
示すグラフが示されている(一部については第11図参
照)、DFBレーザの単一縦モード(SLM)発振確率
を高める手段として、共振器端面の反射率を非対称化す
る方法がある。そこで、このグラフには、片側端面の反
射率を2%とした場合における他の端面の反射率をそれ
ぞれ30%、60%、90%と変化させた場合の単一縦
モード発振確率とにLとの相関が示されている。このグ
ラフから、単一縦モード発振確率の増大を図るためには
、にLを1〜2に設定することが良いことが分る 〔発明が解決しようとする課題〕 本出願人による1、3μm帯DFBレーザは、n形1n
Pからなる基板と、この基板主面に設けられたピッチ約
200nmの回折格子と、この回折格子上にストライプ
状に設けられかつ下層部が前記回折格子上に設けられた
n形1nC;aAsPからなる光ガイド層およびこの光
ガイド層上に設けられたI nGaAs Pからなる活
性層とで構成された多層成長層と、この多層成長層の両
側の基板主面に設けられた多層埋込み層とを有する構造
となっていて、前記光ガイド層および活性層はO9ll
Im程度の厚さに設定されている。また、前記光ガイド
層のバンドギャップは1.051eVとなり、前記活性
層のバンドギャップは0.954eVとなっている。
一方、本発明者は顧客要求等の要請から、より高いT/
L微分効率(mw/mA)、たとえば、1/L微分効率
が0.2mw/mA以上のDFBレーザの開発を検討し
ていた。
L微分効率(mw/mA)、たとえば、1/L微分効率
が0.2mw/mA以上のDFBレーザの開発を検討し
ていた。
1/L微分効率は、前記文献にも示されているように、
回折格子による結合強度にLとも相関がある。そして、
このI/L微分効率は、第11図のグラフで示すように
、にLが小さい程高くなる。
回折格子による結合強度にLとも相関がある。そして、
このI/L微分効率は、第11図のグラフで示すように
、にLが小さい程高くなる。
他方、にLは前記文献でも示されるように、単−縦モー
ド発振確率とも相関がある0片側端面の反射率を2%と
し逆側端面の反射率を60%とした場合のDFBレーザ
におけるにLと単一縦モード発振確率の相関を、前記第
11図のグラフに二点鎖線で示すように組み込んだ場合
、xLは1を越えた部分が最も単一縦モード発振確率が
高く曲線を描くことが分る。
ド発振確率とも相関がある0片側端面の反射率を2%と
し逆側端面の反射率を60%とした場合のDFBレーザ
におけるにLと単一縦モード発振確率の相関を、前記第
11図のグラフに二点鎖線で示すように組み込んだ場合
、xLは1を越えた部分が最も単一縦モード発振確率が
高く曲線を描くことが分る。
したがって、r/L微分効率の向上を得るとしても、単
一縦モード発振確率も高くする必要があるところから、
にLは1程度を選択することが望ましいことが分る。
一縦モード発振確率も高くする必要があるところから、
にLは1程度を選択することが望ましいことが分る。
そこで、本発明者はにLが1となるような1゜3μm帯
DFBレーザの開発を検討した結果、光ガイド層3およ
び活性層4の厚さを0.1μmとし、活性層4のバンド
ギャップを0.954eVとし、かつ光ガイド層3のバ
ンドギャップを1゜051eVとする本出願人による半
導体レーザ素子ではxLlを満足しないことを突き止め
た。
DFBレーザの開発を検討した結果、光ガイド層3およ
び活性層4の厚さを0.1μmとし、活性層4のバンド
ギャップを0.954eVとし、かつ光ガイド層3のバ
ンドギャップを1゜051eVとする本出願人による半
導体レーザ素子ではxLlを満足しないことを突き止め
た。
にLのパラメータとしては、−例を挙げれば、回折格子
のピッチおよび振幅、活性層および光ガイド層の厚さお
よび組成等数多くある。
のピッチおよび振幅、活性層および光ガイド層の厚さお
よび組成等数多くある。
そこで、本発明者は、発振波長、光ガイド層および活性
層の厚さおよびその組成を固定した上で、光ガイド層の
組成の適性値を得ることによって本発明をなした。
層の厚さおよびその組成を固定した上で、光ガイド層の
組成の適性値を得ることによって本発明をなした。
本発明の目的は、I/L微分効率の高い1,3μm!D
FBレーザを提供することにある。
FBレーザを提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本発明の1.3μm帯DFBレーザは、回折
格子ピッチを約200nmとするとともに、光ガイド層
および活性層の厚さを0.11Imとなっている。また
、前記In、Ga+−、As。
格子ピッチを約200nmとするとともに、光ガイド層
および活性層の厚さを0.11Imとなっている。また
、前記In、Ga+−、As。
PI−Fからなる光ガイド層において、Xは0.847
となり、yは0.328となり、光ガイド層のバンドギ
ャップは1.127eVとなっている。
となり、yは0.328となり、光ガイド層のバンドギ
ャップは1.127eVとなっている。
上記した手段によれば、本発明の1.3μm帯DFBレ
ーザは、回折格子ピッチが約200nm、光ガイド層お
よび活性層の厚さは0.1μmとなり、かつr n *
G a I−x A S F P +−yからなる光
ガイド層にあっては前記Xは0.847となり、yは0
.328となって、光ガイド層のバンドギャップは1.
127eVとなり、にLが1となっている。この結果、
I/L微分効率が従来と比較して約30%向上した。ま
た、単一縦モード発振確率も高くなる。さらに、光ガイ
ド層のバンドギャップが高くなることにより、屈折率が
低下しレーザ光のビーム広がり角も従来の素子の平均値
の44.7度から、35.5度と約20%も狭窄された
。
ーザは、回折格子ピッチが約200nm、光ガイド層お
よび活性層の厚さは0.1μmとなり、かつr n *
G a I−x A S F P +−yからなる光
ガイド層にあっては前記Xは0.847となり、yは0
.328となって、光ガイド層のバンドギャップは1.
127eVとなり、にLが1となっている。この結果、
I/L微分効率が従来と比較して約30%向上した。ま
た、単一縦モード発振確率も高くなる。さらに、光ガイ
ド層のバンドギャップが高くなることにより、屈折率が
低下しレーザ光のビーム広がり角も従来の素子の平均値
の44.7度から、35.5度と約20%も狭窄された
。
以下図面を参照して本発明の一実施例について説明する
。
。
第1図は本発明の一実施例による1、 3μm帯DF
Bレーザを示す断面図、第2図〜第6図は本発明のDF
Bレーザの製造方法における各工程でのワークを示す図
であって、第2図はウェハの断面図、第3図は主面に回
折格子が設けられたウェハを示す断面図、第4図は主面
に多層成長層が設けられたウェハの断面図、第5図はエ
ツチングによってストライプが形成されたウェハを示す
断面図、第6図は多層埋込み層が設けられたウェハの断
面図、第7図は結合定数にLと光ガイド層のバンドギャ
ップとの相関を示すグラフ、第8図は本発明によるDF
Bレーザにおける電流−光出力特性を示すグラフ、第9
図は本発明によるDFBレーザチップおよび当社従来品
製造におけるDFBレーザチップのI/L微分効率の分
布状態を示すグラフ、第10図は本発明によるDFBレ
ーザチップおよび当社従来品製造におけるDFBレーザ
チンブのレーザビーム広がり角の分布を示すグラフ、第
11図はにLとI/L微分効率および単一縦モード発振
確率との相関を示すグラフである。
Bレーザを示す断面図、第2図〜第6図は本発明のDF
Bレーザの製造方法における各工程でのワークを示す図
であって、第2図はウェハの断面図、第3図は主面に回
折格子が設けられたウェハを示す断面図、第4図は主面
に多層成長層が設けられたウェハの断面図、第5図はエ
ツチングによってストライプが形成されたウェハを示す
断面図、第6図は多層埋込み層が設けられたウェハの断
面図、第7図は結合定数にLと光ガイド層のバンドギャ
ップとの相関を示すグラフ、第8図は本発明によるDF
Bレーザにおける電流−光出力特性を示すグラフ、第9
図は本発明によるDFBレーザチップおよび当社従来品
製造におけるDFBレーザチップのI/L微分効率の分
布状態を示すグラフ、第10図は本発明によるDFBレ
ーザチップおよび当社従来品製造におけるDFBレーザ
チンブのレーザビーム広がり角の分布を示すグラフ、第
11図はにLとI/L微分効率および単一縦モード発振
確率との相関を示すグラフである。
この実施例の1.3μm@DFBレーザ(レーザダイオ
ードチップ)は、第1図に示されるような構造となって
いる。
ードチップ)は、第1図に示されるような構造となって
いる。
レーザダイオードチップ(半導体レーザ素子)1は、I
nGaAsP(インジウム・ガリウム・砒素・燐)系の
化合物半導体で構成されている。
nGaAsP(インジウム・ガリウム・砒素・燐)系の
化合物半導体で構成されている。
すなわち、レーザダイオードチップ1は、第1図に示さ
れるように、厚さ90数μmのn形1nPの基板2の主
面〔上面: (100)結晶面〕にn形1nPからなる
厚さ0.1μmの光ガイド層3が設けられている。この
光ガイド層3は1μm幅のストライプとして形成されて
いるとともに、その上面は、たとえば、紙面に垂直とな
る方向に沿って200nmピッチの回折格子が形成され
ている。また、この光ガイド層3の上には、順次ストラ
イプ状に厚さ0.1μmのI nGaAs Pからなる
活性層4.厚さ3.0μmのp形1nPからなるクラッ
ド層5.厚さ0.3μmのp形1nGa A s Pか
らなるキャップ層6が設けられている。
れるように、厚さ90数μmのn形1nPの基板2の主
面〔上面: (100)結晶面〕にn形1nPからなる
厚さ0.1μmの光ガイド層3が設けられている。この
光ガイド層3は1μm幅のストライプとして形成されて
いるとともに、その上面は、たとえば、紙面に垂直とな
る方向に沿って200nmピッチの回折格子が形成され
ている。また、この光ガイド層3の上には、順次ストラ
イプ状に厚さ0.1μmのI nGaAs Pからなる
活性層4.厚さ3.0μmのp形1nPからなるクラッ
ド層5.厚さ0.3μmのp形1nGa A s Pか
らなるキャップ層6が設けられている。
前記光ガイド層3.活性層4.クラッド層5.キャップ
層6からなる多層成長層7は、前記クラッド層5および
キャップ層6の部分が逆三角形状の逆メサ構造となり、
前記活性層4から下の部分は基板2の表層部分をも含め
て徐々になだらかとなる三角形状の順メサ構造となって
いる。この多層成長層7はエツチングによって形成され
ている。
層6からなる多層成長層7は、前記クラッド層5および
キャップ層6の部分が逆三角形状の逆メサ構造となり、
前記活性層4から下の部分は基板2の表層部分をも含め
て徐々になだらかとなる三角形状の順メサ構造となって
いる。この多層成長層7はエツチングによって形成され
ている。
また、前記多層成長層7の両側の富んだ領域には、それ
ぞれ多層埋込み層8が形成されている。
ぞれ多層埋込み層8が形成されている。
この多層埋込み層8は、基板2上に形成された厚さ1μ
mのp形1nPからなるブロッキング層9゜このブロッ
キング層9上に形成された厚さ2.5μmのn形rnP
からなる埋込み層10.この埋込み層10上に形成され
た厚さ0.3μmの埋込みキャップ層11とからなって
いる。また、前記埋込みキャップ層11の上には絶縁膜
12が設けられている。この絶縁膜12は多層成長層7
に接する部分上には設けられていない、そして、前記絶
縁膜12をマスクとして、前記多層成長層70表層部、
すなわち、キャップ層6およびクラッド層5の表層部に
亘って亜鉛が拡散されて形成されたp十形拡散層13(
点々が付されている領域)が設けられている。このp◆
十形拡散層13電極コンタクト層となる。また、レーザ
ダイオードチップ1の主面にはアノード電極14が設け
られているとともに、裏面、すなわち、基板2の下面に
はカソード電極15が設けられている。
mのp形1nPからなるブロッキング層9゜このブロッ
キング層9上に形成された厚さ2.5μmのn形rnP
からなる埋込み層10.この埋込み層10上に形成され
た厚さ0.3μmの埋込みキャップ層11とからなって
いる。また、前記埋込みキャップ層11の上には絶縁膜
12が設けられている。この絶縁膜12は多層成長層7
に接する部分上には設けられていない、そして、前記絶
縁膜12をマスクとして、前記多層成長層70表層部、
すなわち、キャップ層6およびクラッド層5の表層部に
亘って亜鉛が拡散されて形成されたp十形拡散層13(
点々が付されている領域)が設けられている。このp◆
十形拡散層13電極コンタクト層となる。また、レーザ
ダイオードチップ1の主面にはアノード電極14が設け
られているとともに、裏面、すなわち、基板2の下面に
はカソード電極15が設けられている。
また、これが本発明の特徴の一つであるが、In z
G a I−X A S y P+−yからなる前記光
ガイド層3の組成は、Xが0.847、yが0.328
となり、バンドギャップとしては1.127eVとなっ
ている。また、活性層4のバンドギャップは0.954
eVとなッ7 イ6 。
G a I−X A S y P+−yからなる前記光
ガイド層3の組成は、Xが0.847、yが0.328
となり、バンドギャップとしては1.127eVとなっ
ている。また、活性層4のバンドギャップは0.954
eVとなッ7 イ6 。
つぎに、このような構造のレーザダイオードチップ1の
製造方法について説明する。
製造方法について説明する。
最初に、第2図に示されるように、化合物半導体薄板(
ウェハ)20が用意される。このウェハ20はn形(第
1導電型)のInPからなる基板2によって構成されて
いる。また、ウェハ20の厚さは300umの厚さとな
っている。なお、以下の説明で、この基板2自体をある
いはこの基板2の主面に形成される各層をも含めてウェ
ハとも称する。
ウェハ)20が用意される。このウェハ20はn形(第
1導電型)のInPからなる基板2によって構成されて
いる。また、ウェハ20の厚さは300umの厚さとな
っている。なお、以下の説明で、この基板2自体をある
いはこの基板2の主面に形成される各層をも含めてウェ
ハとも称する。
つぎに、第3図に示されるように、前記ウェハ20の主
面には、とッチaが約200nmとなる回折格子(グレ
ーティング)が形成される。
面には、とッチaが約200nmとなる回折格子(グレ
ーティング)が形成される。
つぎに、第4図に示されるように、前記ウェハ20の主
面、すなわち、回折格子21上に常用のエピタキシャル
成長法によって順次多層成長層7を形成する。この多層
成長層7は、直接前記回折格子21上に設けられたn形
1 nGaAs Pからなる光ガイド層3.この光ガイ
ド層3上に設けられたI nGaAs Pからなる活性
層4、この活性層4上に設けられたp形(第2導電型)
のInPからなるクラッド層5.このクラッド層5上に
設けられたp形1 nGaAs Pからなるキャップ層
6とによって構成される。前記光ガイド層3および活性
層4はいずれも0.1μmの厚さに形成される。また、
クラッド層5は2.5μmの厚さに形成されるとともに
、キャップ層6は0.3μmの厚さに形成される。
面、すなわち、回折格子21上に常用のエピタキシャル
成長法によって順次多層成長層7を形成する。この多層
成長層7は、直接前記回折格子21上に設けられたn形
1 nGaAs Pからなる光ガイド層3.この光ガイ
ド層3上に設けられたI nGaAs Pからなる活性
層4、この活性層4上に設けられたp形(第2導電型)
のInPからなるクラッド層5.このクラッド層5上に
設けられたp形1 nGaAs Pからなるキャップ層
6とによって構成される。前記光ガイド層3および活性
層4はいずれも0.1μmの厚さに形成される。また、
クラッド層5は2.5μmの厚さに形成されるとともに
、キャップ層6は0.3μmの厚さに形成される。
また、この多層成長層7の形成時、少な(とも前記光ガ
イド層3および活性層4のバンドギャップに注意が払わ
れて形成される。すなわち、この実施例では、I/L@
分効率分向率と単一縦モード発振確率の向上を図るため
、第11図に示されるグラフから、回折格子による結合
強度にLが1となるように光ガイド層3が設定される。
イド層3および活性層4のバンドギャップに注意が払わ
れて形成される。すなわち、この実施例では、I/L@
分効率分向率と単一縦モード発振確率の向上を図るため
、第11図に示されるグラフから、回折格子による結合
強度にLが1となるように光ガイド層3が設定される。
すなゎち、発振波長が1.3μm、光ガイド層3および
活性層4の厚さがQ、 lam、活性層のバンドギャ
ップが0.954eVの状態で、光ガイド層3のバンド
ギャップが1.127eVとなるように設定される。こ
のバンドギャップの設定は、具体的には、光ガイド層3
および活性層4のホトルミネッセンスのピーク波長を検
出することによって行われる。そして、光ガイド層3に
あっては、1l100nになるように、活性層4にあっ
ては1300nmとなるようにエピタキシャル成長を行
う、この結果、光ガイド層3のバンドギャップは1.1
27eVとなり、活性層4のバンドギャップは0.95
4eVとなる。また、InxGar−、AsyP+〜、
からなる光ガイド層3および活性層4において、光ガイ
ド層3のXは0,847、yは0.328となる。また
、活性層4のχは0゜714、yは0.613となる。
活性層4の厚さがQ、 lam、活性層のバンドギャ
ップが0.954eVの状態で、光ガイド層3のバンド
ギャップが1.127eVとなるように設定される。こ
のバンドギャップの設定は、具体的には、光ガイド層3
および活性層4のホトルミネッセンスのピーク波長を検
出することによって行われる。そして、光ガイド層3に
あっては、1l100nになるように、活性層4にあっ
ては1300nmとなるようにエピタキシャル成長を行
う、この結果、光ガイド層3のバンドギャップは1.1
27eVとなり、活性層4のバンドギャップは0.95
4eVとなる。また、InxGar−、AsyP+〜、
からなる光ガイド層3および活性層4において、光ガイ
ド層3のXは0,847、yは0.328となる。また
、活性層4のχは0゜714、yは0.613となる。
なお、当社従来品の場合には、光ガイド1!3のバンド
ギャップを1、051 eV (I n、 Gar−x
As、 pl−ITにおけるχは0.790.yは0
.449である。
ギャップを1、051 eV (I n、 Gar−x
As、 pl−ITにおけるχは0.790.yは0
.449である。
)となり、活性層4は本発明の場合と同様にバンドギャ
ップは0.954eVとなっている。
ップは0.954eVとなっている。
これによって、本発明の場合には、光ガイド層3と活性
層4の屈折率差が小さくなり、反射が起こりにくくなり
、バンドギャップが大きくなり、にLを1とさせること
ができる。
層4の屈折率差が小さくなり、反射が起こりにくくなり
、バンドギャップが大きくなり、にLを1とさせること
ができる。
なお、第7図のグラフは、回折格子による結合強度にL
と、光ガイド層のバンドギャップの相関を示すものであ
り、本発明者による計算によって得たものである。この
計算は、同グラフの右隅にも記載されているように、光
ガイド層3および活性層4の厚さを0.lIImとし、
活性層4のバンドギャップを0.954eVと設定した
ものによる。
と、光ガイド層のバンドギャップの相関を示すものであ
り、本発明者による計算によって得たものである。この
計算は、同グラフの右隅にも記載されているように、光
ガイド層3および活性層4の厚さを0.lIImとし、
活性層4のバンドギャップを0.954eVと設定した
ものによる。
つぎに、第5図に示されるように、前記ウェハ20の主
面に幅6μm程度の絶縁膜22が設けられる。この絶縁
膜22は、<110>なる襞間方向に沿って設けられる
。その後、プロメタノール等のエツチング液によって前
記ウェハ20の主面は、基板2の表層部に達するように
エツチングが行われる。このエツチングによって前記絶
縁膜22の下にストライプ部23が設けられる。このス
トライプ部23は、前記エツチングによってその中間部
がくびれた状態となる。すなわち、前記エツチングによ
って、クラッド層5から上方部分は異方性エツチングの
結果、その断面が逆三角形となる逆メサ部となり結晶の
<110>方向に沿ってストライプ状に残留し、かつ、
活性層4から下方は放物線を描くような順メサ部となっ
ている。
面に幅6μm程度の絶縁膜22が設けられる。この絶縁
膜22は、<110>なる襞間方向に沿って設けられる
。その後、プロメタノール等のエツチング液によって前
記ウェハ20の主面は、基板2の表層部に達するように
エツチングが行われる。このエツチングによって前記絶
縁膜22の下にストライプ部23が設けられる。このス
トライプ部23は、前記エツチングによってその中間部
がくびれた状態となる。すなわち、前記エツチングによ
って、クラッド層5から上方部分は異方性エツチングの
結果、その断面が逆三角形となる逆メサ部となり結晶の
<110>方向に沿ってストライプ状に残留し、かつ、
活性層4から下方は放物線を描くような順メサ部となっ
ている。
なお、前記絶縁膜22の間隔は、たとえば、レーザダイ
オードチップlのチップ寸法を規定する400μm程度
となっている。
オードチップlのチップ寸法を規定する400μm程度
となっている。
つぎに、第6図に示されるように、前記エツチングによ
って富んだ部分には、多層埋込み層8が形成される。こ
の多層埋込み層8は、前記基板2上に形成されるp形1
nPのブロッキング層9゜このブロッキング層9上に形
成されるn形1nPの埋込み層10.この埋込み層10
上に形成されるn形1nPからなる埋込みキャップ層1
1からなっている。また、前記ブロッキング層9の厚さ
はLam、埋込み層10の厚さは2.5μm、埋込みキ
ャップ層11の厚さは0.3μmとなっている。また、
このエピタキシャル成長後、前記ウェハ20の主面の絶
縁膜22が除去される。その後、前記ウェハ20の主面
にはSing等かるなる絶縁膜12が部分形成される。
って富んだ部分には、多層埋込み層8が形成される。こ
の多層埋込み層8は、前記基板2上に形成されるp形1
nPのブロッキング層9゜このブロッキング層9上に形
成されるn形1nPの埋込み層10.この埋込み層10
上に形成されるn形1nPからなる埋込みキャップ層1
1からなっている。また、前記ブロッキング層9の厚さ
はLam、埋込み層10の厚さは2.5μm、埋込みキ
ャップ層11の厚さは0.3μmとなっている。また、
このエピタキシャル成長後、前記ウェハ20の主面の絶
縁膜22が除去される。その後、前記ウェハ20の主面
にはSing等かるなる絶縁膜12が部分形成される。
この絶縁膜12は前記ストライプ部23に略対応する領
域は除かれるようにして設けられる。つぎに、このwA
緑膜12をマスクとして亜鉛が拡散される。この亜鉛の
拡散によって、キャップ層6からクラッド層5の表層部
に達する領域には、点々が施されて示されるようにp十
形拡散層13が形成される。また、このp十形拡散層1
3はストライプ部23の両側の埋込みキャップ層11お
よび埋込み層10の部分にも部分的に形成される。この
p+十形拡散層13電極に対するオーミック領域となる
。
域は除かれるようにして設けられる。つぎに、このwA
緑膜12をマスクとして亜鉛が拡散される。この亜鉛の
拡散によって、キャップ層6からクラッド層5の表層部
に達する領域には、点々が施されて示されるようにp十
形拡散層13が形成される。また、このp十形拡散層1
3はストライプ部23の両側の埋込みキャップ層11お
よび埋込み層10の部分にも部分的に形成される。この
p+十形拡散層13電極に対するオーミック領域となる
。
つぎに、図示はしないが、前記ウェハ20の主面には、
下層がCrとなり上層がAuとなる厚さが略1μmのア
ノード電極14が設けられる。また、前記ウェハ20の
裏面、すなわち、基板2は研磨され、全体の厚さが10
0μm程度とされる。
下層がCrとなり上層がAuとなる厚さが略1μmのア
ノード電極14が設けられる。また、前記ウェハ20の
裏面、すなわち、基板2は研磨され、全体の厚さが10
0μm程度とされる。
その後、前記ウェハ20の裏面には、AuGeNi /
P d / A uからなる厚さ1μm程度のカソー
ド電極15が形成される。前記アノード電極14および
カソード環8i+15は、いずれも蒸着アロイによって
形成される。ついで、前記ウェハ20は縦横に分断され
て、第1図に示されるようなレーザダイオードチップ1
が複数製造される。
P d / A uからなる厚さ1μm程度のカソー
ド電極15が形成される。前記アノード電極14および
カソード環8i+15は、いずれも蒸着アロイによって
形成される。ついで、前記ウェハ20は縦横に分断され
て、第1図に示されるようなレーザダイオードチップ1
が複数製造される。
このようにして製造されたレーザダイオードチップ1に
おいては、光ガイド層3および活性層4の厚さが0.1
μm1回折格子のピッチが略20Qnm、活性層4のバ
ンドギャップが0.954eVと固定された状態で、光
ガイド層3のバンドギャップが1.127eVとなって
いることから、第7図に示されるように、結合定数にが
1となる。
おいては、光ガイド層3および活性層4の厚さが0.1
μm1回折格子のピッチが略20Qnm、活性層4のバ
ンドギャップが0.954eVと固定された状態で、光
ガイド層3のバンドギャップが1.127eVとなって
いることから、第7図に示されるように、結合定数にが
1となる。
このため、I/L微分効率が、第10図のグラフに示さ
れるように高くなる。すなわち、当社従来品の場合には
、レーザダイオードチップ127個のI/L微分効率の
平均値が0.21mw/mAであったものが、本発明品
によれば、レーザダイオードチップ110個の1/L微
分効率の平均値が0.27mw/mAとなる。また、本
発明によれば、約30%効率が高くなる。
れるように高くなる。すなわち、当社従来品の場合には
、レーザダイオードチップ127個のI/L微分効率の
平均値が0.21mw/mAであったものが、本発明品
によれば、レーザダイオードチップ110個の1/L微
分効率の平均値が0.27mw/mAとなる。また、本
発明によれば、約30%効率が高くなる。
また、第8図は、前記実施例によって製造されたDFB
レーザの典型的なI/L (電流−光出力)特性である
。このグラフからも分るように、実施例レーザダイオー
ドチップによれば、室温で4Qmw以上の光出力が得ら
れるとともに、80°Cの高温でも10mw以上の光出
力が得られる。
レーザの典型的なI/L (電流−光出力)特性である
。このグラフからも分るように、実施例レーザダイオー
ドチップによれば、室温で4Qmw以上の光出力が得ら
れるとともに、80°Cの高温でも10mw以上の光出
力が得られる。
すなわち、本発明品によれば、高出力半導体レーザ素子
となる。
となる。
また、本発明のDFBレーザにおいては、第9図のグラ
フに示されるように、レーザビーム広がり角も、当社従
来品に比較して約20%狭窄される。すなわち、このグ
ラフでは、当社従来品の場合には、レーザダイオードチ
ップ104個のレーザビーム広がり角の平均値が44.
7° (deg)であったものが、本発明品によれば、
レーザダイオードチップ203個のレーザビーム広がり
角の平均値が35.3”と狭窄される。このレーザビー
ム広がり角の狭窄によって、外部光学系とのカップリン
グが容易となる。
フに示されるように、レーザビーム広がり角も、当社従
来品に比較して約20%狭窄される。すなわち、このグ
ラフでは、当社従来品の場合には、レーザダイオードチ
ップ104個のレーザビーム広がり角の平均値が44.
7° (deg)であったものが、本発明品によれば、
レーザダイオードチップ203個のレーザビーム広がり
角の平均値が35.3”と狭窄される。このレーザビー
ム広がり角の狭窄によって、外部光学系とのカップリン
グが容易となる。
このような実施例によれば、つぎのような効果が得られ
る。
る。
(1)本発明のDFBレーザは、I/L微分効率が向上
することから、DFBレーザは低い動作電流で動作する
という効果が得られる。
することから、DFBレーザは低い動作電流で動作する
という効果が得られる。
(2)上記(1)により、本発明のDFBレーザは低い
温度で動作するため、低消費型半導体レーザとなるとい
う効果が得られる。
温度で動作するため、低消費型半導体レーザとなるとい
う効果が得られる。
(3)上記(1)により、本発明のDFBレーザはI/
L微分効率が向上するため、各温度域での光出力が増大
し高出力型半導体レーザとなるという効果が得られる。
L微分効率が向上するため、各温度域での光出力が増大
し高出力型半導体レーザとなるという効果が得られる。
(4)上記(3)により、本発明のDFBレーザは、I
/L微分効率の向上によって、80°C程度の高温でも
動作できることから、本発明によるレーザダイオードチ
ップをパッケージに組み込む場合、放熱用のヒートシン
クが不要となり、半導体レーザ素子を組み込んだ光電子
装置の製造コストの低減が達成できるという効果が得ら
れる。
/L微分効率の向上によって、80°C程度の高温でも
動作できることから、本発明によるレーザダイオードチ
ップをパッケージに組み込む場合、放熱用のヒートシン
クが不要となり、半導体レーザ素子を組み込んだ光電子
装置の製造コストの低減が達成できるという効果が得ら
れる。
(5)上記(3)により、本発明のDFBレーザは、I
/L微分効率の向上によって、室温において40mw程
度で動作するため、伝送距離を長くできるという効果が
得られる。
/L微分効率の向上によって、室温において40mw程
度で動作するため、伝送距離を長くできるという効果が
得られる。
(6)本発明のDFBレーザは、レーザ光のビーム広が
り角を平均35°程度と狭窄できるため、外部光学系で
ある光ファイバとの結合効率を高くすることができると
いう効果が得られる。
り角を平均35°程度と狭窄できるため、外部光学系で
ある光ファイバとの結合効率を高くすることができると
いう効果が得られる。
(6)上記(1)〜(6)により、本発明によれば、高
出力かつ外部光学系との結合効率が高いDFBレーザを
提供することができるという相乗効果が得られる。
出力かつ外部光学系との結合効率が高いDFBレーザを
提供することができるという相乗効果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をそめ背景となった利用分野である埋め込みへテロ構造
の1.3μm帯分布帰還型半導体レーザの製造技術に適
用した場合について説明したが、それに限定されるもの
ではない。たとえば、他の発振波長を有するDFBレー
ザの製造技術に適用できる。
をそめ背景となった利用分野である埋め込みへテロ構造
の1.3μm帯分布帰還型半導体レーザの製造技術に適
用した場合について説明したが、それに限定されるもの
ではない。たとえば、他の発振波長を有するDFBレー
ザの製造技術に適用できる。
本発明は少なくとも回折格子を用いる半導体レーザ素子
の製造技術に適用できる。
の製造技術に適用できる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
上記した手段によれば、本発明の1.3μm帯DFBレ
ーザは、回折格子ピッチが約200nm、光ガイド層お
よび活性層の厚さが0.1μmとなり、かつI n、G
a1−xAsyP1−、からなる光ガイド層にあっては
前記Xは0.847となり、yは0.328となって、
光ガイド層のバンドギャップは1.127eVとなり、
にLが1となっている。この結果、I/L微分効率が従
来と比較して約30%向上する。また、単一縦モード発
振確率も高くなる。この結果、高出力半導体レーザを提
供することができる。さらに、本発明によれば、DFB
レーザは光ガイド層のバンドギャップが高くなることに
より、屈折率か低下しレーザ光のビーム広がり角も従来
の素子の平均値の44゜7度から、35.5度と約20
%も低くなるため、外部光学系との結合効率も向上する
。
ーザは、回折格子ピッチが約200nm、光ガイド層お
よび活性層の厚さが0.1μmとなり、かつI n、G
a1−xAsyP1−、からなる光ガイド層にあっては
前記Xは0.847となり、yは0.328となって、
光ガイド層のバンドギャップは1.127eVとなり、
にLが1となっている。この結果、I/L微分効率が従
来と比較して約30%向上する。また、単一縦モード発
振確率も高くなる。この結果、高出力半導体レーザを提
供することができる。さらに、本発明によれば、DFB
レーザは光ガイド層のバンドギャップが高くなることに
より、屈折率か低下しレーザ光のビーム広がり角も従来
の素子の平均値の44゜7度から、35.5度と約20
%も低くなるため、外部光学系との結合効率も向上する
。
第1図は本発明の一実施例による1、3μm帯DFBレ
ーザを示す断面図、 第2図は本発明のDFBレーザの製造方法に使用される
ウェハの断面図、 第3図は同じく主面に回折格子が設けられたウェハを示
す断面図、 第4図は同じく主面に多層成長層が設けられたウェハの
断面図、 第5図は同じくエツチングによってストライプが形成さ
れたウェハを示す断面図、 第6図は同じく多層埋込み層が設けられたウェハの断面
図、 第7図は同じく結合定数にLと光ガイド層のパン・ドギ
ャップとの相関を示すグラフ、第8図は本発明によるD
FBレーザにおける電流−光出力特性を示すグラフ、 第9図は本発明によるDFBレーザチップおよび当社従
来品製造におけるDFBレーザチップのI/L微分効率
の分布状態を示すグラフ、第10図は本発明によるDF
Bレーザチップおよび当社従来品製造におけるDFBレ
ーザチップのレーザビーム広がり角の分布を示すグラフ
、第11図はにLとI/L微分効率および単一縦モード
発振確率との相関を示すグラフである。 1・・・レーザダイオードチップ(半導体レーザ素子)
、2・・・基板、3・・・光ガイド層、4・・・活性層
、5・・・クラッド層、6・・・キャップ層、7・・・
多層成長層、8・・・多層埋込み層、9・・・ブロッキ
ング層、10・・・埋込み層、11・・・埋込みキャッ
プ層、12・・・絶縁膜、13・・・p十形拡散層、1
4・・・アノード電極、15・・・カソード電極、20
・・・ウェハ20・・、21・・・回折格子、22・・
・絶縁膜、23・・・ストライプ部。
ーザを示す断面図、 第2図は本発明のDFBレーザの製造方法に使用される
ウェハの断面図、 第3図は同じく主面に回折格子が設けられたウェハを示
す断面図、 第4図は同じく主面に多層成長層が設けられたウェハの
断面図、 第5図は同じくエツチングによってストライプが形成さ
れたウェハを示す断面図、 第6図は同じく多層埋込み層が設けられたウェハの断面
図、 第7図は同じく結合定数にLと光ガイド層のパン・ドギ
ャップとの相関を示すグラフ、第8図は本発明によるD
FBレーザにおける電流−光出力特性を示すグラフ、 第9図は本発明によるDFBレーザチップおよび当社従
来品製造におけるDFBレーザチップのI/L微分効率
の分布状態を示すグラフ、第10図は本発明によるDF
Bレーザチップおよび当社従来品製造におけるDFBレ
ーザチップのレーザビーム広がり角の分布を示すグラフ
、第11図はにLとI/L微分効率および単一縦モード
発振確率との相関を示すグラフである。 1・・・レーザダイオードチップ(半導体レーザ素子)
、2・・・基板、3・・・光ガイド層、4・・・活性層
、5・・・クラッド層、6・・・キャップ層、7・・・
多層成長層、8・・・多層埋込み層、9・・・ブロッキ
ング層、10・・・埋込み層、11・・・埋込みキャッ
プ層、12・・・絶縁膜、13・・・p十形拡散層、1
4・・・アノード電極、15・・・カソード電極、20
・・・ウェハ20・・、21・・・回折格子、22・・
・絶縁膜、23・・・ストライプ部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、第1導電型のInPからなる基板と、この基板主面
に設けられたピッチ約200nmの回折格子と、この回
折格子上にストライプ状に設けられかつ下層部が前記回
折格子上に設けられた第1導電型のInGaAsPから
なる光ガイド層およびこの光ガイド層上に設けられたI
nGaAsPからなる活性層とで構成された多層成長層
と、この多層成長層の両側の基板主面に設けられた多層
埋込み層とを有する半導体レーザ素子であって、前記光
ガイド層および活性層は0.1μm程度の厚さに設定さ
れているとともに、前記光ガイド層のバンドギャップを
1.127eVとし、かつ活性層のバンドギャップを0
.954eVとしたことを特徴とする半導体レーザ素子
。 2、前記光ガイド層はIn_xGa_1_−_xAs_
yP_1_−_yで構成され、前記光ガイド層のxは0
.847、yは0.328となっていることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の半導体レーザ素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18123988A JPH0231476A (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | 半導体レーザ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18123988A JPH0231476A (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | 半導体レーザ素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0231476A true JPH0231476A (ja) | 1990-02-01 |
Family
ID=16097231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18123988A Pending JPH0231476A (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | 半導体レーザ素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0231476A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5159831A (en) * | 1990-08-08 | 1992-11-03 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Device for correcting error between accelerator pedal position sensor and throttle valve position sensor |
JP2003133636A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-05-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 分布帰還型半導体レーザ素子 |
CN102433162A (zh) * | 2011-05-06 | 2012-05-02 | 华东理工大学 | 分级给氧气流床气化炉及其气化方法 |
CN102453550A (zh) * | 2011-05-06 | 2012-05-16 | 华东理工大学 | 多喷嘴分级给氧气流床气化炉及其气化方法 |
-
1988
- 1988-07-20 JP JP18123988A patent/JPH0231476A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5159831A (en) * | 1990-08-08 | 1992-11-03 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Device for correcting error between accelerator pedal position sensor and throttle valve position sensor |
JP2003133636A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-05-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 分布帰還型半導体レーザ素子 |
CN102433162A (zh) * | 2011-05-06 | 2012-05-02 | 华东理工大学 | 分级给氧气流床气化炉及其气化方法 |
CN102453550A (zh) * | 2011-05-06 | 2012-05-16 | 华东理工大学 | 多喷嘴分级给氧气流床气化炉及其气化方法 |
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