JPH0231447Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （考案の目的） 本考案は室内用屑物入れのカバーに関するもの
である。

従来の屑物入れは、薄金属板、プラスチツク板
等で形成し、その外側面に絵模様や図案等を直接
印刷したものが一般に使用されているが、年中同
一絵模様であつて変化がないと共に、内面は大変
汚れ易いため衛生上好ましくなかつた。

そこで本考案では屑物入れの内側及び外側にカ
バーを掛けることにより、季節に相応しい絵模様
とか、自分の好みに合う絵模様や図案のカバーと
簡単に取り替え得るようにすると共に、屑物入れ
の内面も常に衛生的であるようにし、合わせて屑
物の出し入れを容易にできるようにしたものであ
る。

（問題点を解決するための手段） 本考案では上記問題点を解決するために、内側
部と外側部からなり、上記内側部は洗濯可能な生
地で屑物入れの内面に適合する大きさの袋状に形
成してあり、上記外側部は所要の生地で、屑物入
れの外周面全体を被覆できる大きさの筒状に形成
して、その下端部にゴム紐を挿通し、且つ外側部
の一側中間部からゴム紐部分に亘り縦方向に接合
部を設け、該接合部にはフアスナー又は面フアス
ナー等を縫着して開閉できるようにすると共に、
外側部の上端縁を上記内側部の上端縁に接続して
構成した。

（実施例） 次に図面につき本考案の実施例を説明すると、
カバー１０は内側部１１と外側部１２からなつて
いる。

上記内側部１１は洗濯可能な生地、例えばビニ
ールシート、又は丈夫な布地等で屑物入れ１３の
内面に適合する大きさの袋状に形成されている。

上記外側部１２は必要に応じて表面に所望の絵
模様等１３を表示した美しい布地で屑物入れ１３
の外周面全体を被覆できる大きさの筒状に形成し
て、その下端部にゴム紐１４を挿通し、上端縁を
上記内側部１１の上端縁に縫着又は接着により接
続１５してある。

更に１６は外側部１２の一側の中間部からゴム
紐１４部分に亘り縦方向に設けた接合部であつ
て、該接合部１６にはフアスナー１７を縫着して
開閉できるようにしてある。なお、図示省略した
が、フアスナー１７に代えて面フアスナーを使用
することもできる。

（考案の効果） 上記構成からなる本考案に於いては、内側部１
１が投入物で汚損した場合にはカバー１０を取外
して内側部１１だけ又はカバー１０全体を洗濯で
きるので、常に衛生的である。

又、外側部１２には季節に相応しい絵模様を表
示したり、或は自分の好みの絵模様や図案等を表
示したカバーと自由に取替えて使用できるので、
部屋の装飾や気分の一新にも役立つものである。

又、下部にゴム紐１４を通してあることによ
り、屑物入れ１３の外周面に密着し易く、屑物入
れが円形に限らず、楕円形四角形等の場合にもピ
ツタリと適合できる。

又、外側部１２には、その一側の中間部からゴ
ム紐１４部分に亘り縦方向に接合部１６を設け、
該接合部１６にはフアスナー１７又は面フアスナ
ーを縫着して開閉できるようにしてあるから、屑
物入れ１３が下部から上部へ次第に広径になつて
いるような場合でもカバー１０の取替えを容易に
行うことができる。

更に、外側部１２と内側部１１との接合部１５
が屑物入れ１３の口部に密着するように取付けら
れるから、屑物を入れたり取り出す場合に口部に
引つかかることがなく容易に行なうことができ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すものであつて、第
１図はカバーを引き伸ばした状態の斜視図、第２
図は使用状態の斜視図、第３図は同上縦断面図を
示す。 １０……カバー、１１……内側部、１２……外
側部、１３……屑物入れ、１４……ゴム紐、１５
……接続、１６……接合部、１７……フアスナ
ー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内側部と外側部からなり、上記内側部は洗濯可
   能な生地で屑物入れの内面に適合する大きさの袋
   状に形成してあり、上記外側部は所要の生地で、
   屑物入れの外周面全体を被覆できる大きさの筒状
   に形成して、その下端部にゴム紐を挿通し、且つ
   外側部の一側中間部からゴム紐部分に亘り縦方向
   に接合部を設け、該接合部にはフアスナー又は面
   フアスナー等を縫着して開閉できるようにすると
   共に、外側部の上端縁を上記内側部の上端縁に接
   続したことを特徴とする屑物入れカバー。