JPH02302696A - 高速増殖炉用ライニング設備 - Google Patents
高速増殖炉用ライニング設備Info
- Publication number
- JPH02302696A JPH02302696A JP1123621A JP12362189A JPH02302696A JP H02302696 A JPH02302696 A JP H02302696A JP 1123621 A JP1123621 A JP 1123621A JP 12362189 A JP12362189 A JP 12362189A JP H02302696 A JPH02302696 A JP H02302696A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sodium
- building
- concrete
- floor
- resistant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000009434 installation Methods 0.000 title 1
- 229910052708 sodium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 42
- 239000011734 sodium Substances 0.000 claims abstract description 42
- DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M Ilexoside XXIX Chemical compound C[C@@H]1CC[C@@]2(CC[C@@]3(C(=CC[C@H]4[C@]3(CC[C@@H]5[C@@]4(CC[C@@H](C5(C)C)OS(=O)(=O)[O-])C)C)[C@@H]2[C@]1(C)O)C)C(=O)O[C@H]6[C@@H]([C@H]([C@@H]([C@H](O6)CO)O)O)O.[Na+] DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M 0.000 claims abstract description 41
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 25
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims abstract description 21
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims abstract description 21
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 abstract description 9
- 239000010959 steel Substances 0.000 abstract description 9
- 238000010276 construction Methods 0.000 abstract description 8
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 6
- 230000002265 prevention Effects 0.000 abstract description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 2
- CPLXHLVBOLITMK-UHFFFAOYSA-N Magnesium oxide Chemical compound [Mg]=O CPLXHLVBOLITMK-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 2
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 2
- 238000010422 painting Methods 0.000 abstract 2
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 229910052681 coesite Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 229910052593 corundum Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 229910052906 cristobalite Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract 1
- 229910003465 moissanite Inorganic materials 0.000 abstract 1
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 abstract 1
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 abstract 1
- 229910052682 stishovite Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 229910052905 tridymite Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 229910001845 yogo sapphire Inorganic materials 0.000 abstract 1
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 4
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N Iron oxide Chemical compound [Fe]=O UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 2
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 2
- ZSLUVFAKFWKJRC-IGMARMGPSA-N 232Th Chemical compound [232Th] ZSLUVFAKFWKJRC-IGMARMGPSA-N 0.000 description 1
- 206010003497 Asphyxia Diseases 0.000 description 1
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052776 Thorium Inorganic materials 0.000 description 1
- 206010050091 Urinoma Diseases 0.000 description 1
- 239000013543 active substance Substances 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 1
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 description 1
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 description 1
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は高速増殖炉発電プラントにおけるコンクリート
建屋のコンクリート壁を保護するための高速増殖炉用ラ
イニング設備に関するものである。
建屋のコンクリート壁を保護するための高速増殖炉用ラ
イニング設備に関するものである。
(従来の技術)
一般に高速増殖炉の冷却材として用いられる液体金属ナ
トリウムは、化学的に非常に活性な物質であり、酸素や
水素と激−しく反応する。このため、大規模がナトリウ
ム漏洩が生じた場合、ナトリウムが雰囲気中の酸素や水
素と反応して大量の熱を発生する。また、漏洩ナトリウ
ムが建屋のコンクリート壁に接触すると、コンクリート
中の水分と反応して水素を発生する。そして、上述した
ナトリウム−コンクリート反応によって発生した水素が
配管や機器を収納している部屋に蓄積されると非常に危
険であり、また発熱による脱水によってコンクリートの
構造上の強度が低下する。これを防止するため、高速増
殖炉発電プラントでは後述する安全対策が採られている
。
トリウムは、化学的に非常に活性な物質であり、酸素や
水素と激−しく反応する。このため、大規模がナトリウ
ム漏洩が生じた場合、ナトリウムが雰囲気中の酸素や水
素と反応して大量の熱を発生する。また、漏洩ナトリウ
ムが建屋のコンクリート壁に接触すると、コンクリート
中の水分と反応して水素を発生する。そして、上述した
ナトリウム−コンクリート反応によって発生した水素が
配管や機器を収納している部屋に蓄積されると非常に危
険であり、また発熱による脱水によってコンクリートの
構造上の強度が低下する。これを防止するため、高速増
殖炉発電プラントでは後述する安全対策が採られている
。
第5図は高速増殖炉発電プラントの概略を示すもので、
この発電プラントは外側をコントリートg1で囲まれた
原子炉格納容器2内に原子炉容器3が収容されている。
この発電プラントは外側をコントリートg1で囲まれた
原子炉格納容器2内に原子炉容器3が収容されている。
この原子炉容器3内には一次ナトリウム4が循環してお
り、原子炉補助建屋5に配管された配管内を流れる二次
ナトリウム6と熱交換するようになっている。そして、
上記二次ナトリウム6は過熱器7および蒸発器8で水と
熱交換され、過熱蒸気を発生させる。この過熱蒸気は蒸
気管9を通って蒸気タービン10に送られ、蒸気タービ
ン10を駆動して発電機11を回転させる。
り、原子炉補助建屋5に配管された配管内を流れる二次
ナトリウム6と熱交換するようになっている。そして、
上記二次ナトリウム6は過熱器7および蒸発器8で水と
熱交換され、過熱蒸気を発生させる。この過熱蒸気は蒸
気管9を通って蒸気タービン10に送られ、蒸気タービ
ン10を駆動して発電機11を回転させる。
また、蒸気タービン10を駆動した蒸気は復水器12に
送られて凝縮され、ここで復水となる。
送られて凝縮され、ここで復水となる。
そして、復水器12内の復水は給水ポンプ13により蒸
発器8に送られ、二次ナトリウム6と熱交換される。
発器8に送られ、二次ナトリウム6と熱交換される。
一方、蒸発器8で給水と熱交換した二次ナトリウム6は
二次主循環ポンプ14を経て一次ナトリウムとの熱交換
系に送られる。なお、15は二次ナトリウム循環系に儲
けられる空気冷却器であり、16は循環ポンプである。
二次主循環ポンプ14を経て一次ナトリウムとの熱交換
系に送られる。なお、15は二次ナトリウム循環系に儲
けられる空気冷却器であり、16は循環ポンプである。
高速増殖炉発電プラントの発電サイクルは一般に上述し
た構成となっており、炉心の熱を直接伝える一次ナトリ
ウム4は放射化されていることから、その漏洩対策は特
に厳しく、原子炉容器3は勿論のこと、−次ナトリウム
4が流れる配管や一次≠トリウム4を循環させるポンプ
及び熱交換器等の機器類が設けられている原子炉格納容
器2内は、ナトリウムと反応性のない窒素ガスで満たさ
れており、ナトリウム火災の防止を図っている。
た構成となっており、炉心の熱を直接伝える一次ナトリ
ウム4は放射化されていることから、その漏洩対策は特
に厳しく、原子炉容器3は勿論のこと、−次ナトリウム
4が流れる配管や一次≠トリウム4を循環させるポンプ
及び熱交換器等の機器類が設けられている原子炉格納容
器2内は、ナトリウムと反応性のない窒素ガスで満たさ
れており、ナトリウム火災の防止を図っている。
また、ナトリウム−コンクリート反応を防止するために
配管や機器類が設置されている各部屋のコンクリート壁
には、鋼製ライナが全面に張設されている。
配管や機器類が設置されている各部屋のコンクリート壁
には、鋼製ライナが全面に張設されている。
一方、二次ナトリウム6の場合は放射化されていないの
で、−次ナトリウム4の場合はど厳しくはないものの、
二次ナトリウム循環系の配管や機器類の大部分は空気雰
囲気の原子炉補助建屋5内に設置されているため、ナト
リウム火災が発生しやすい。従って、前述した過熱器7
、蒸発器8、二次主循環ポンプ14、空気冷却器15等
が設置されている部屋には第6図に示すように鋼製の床
ライナ17が敷設され、漏洩ナトリウムは床ライナ17
から連通管18を通って貯溜タンク19に収容されたり
、あるいは火災抑制板20付の貯溜タンク19で窒息消
火した後にオーバーフロータンク22に収容される。
で、−次ナトリウム4の場合はど厳しくはないものの、
二次ナトリウム循環系の配管や機器類の大部分は空気雰
囲気の原子炉補助建屋5内に設置されているため、ナト
リウム火災が発生しやすい。従って、前述した過熱器7
、蒸発器8、二次主循環ポンプ14、空気冷却器15等
が設置されている部屋には第6図に示すように鋼製の床
ライナ17が敷設され、漏洩ナトリウムは床ライナ17
から連通管18を通って貯溜タンク19に収容されたり
、あるいは火災抑制板20付の貯溜タンク19で窒息消
火した後にオーバーフロータンク22に収容される。
以上のようなライニング設備によって、従来はナトリウ
ム火災を防止したり、ナトリウム−コンクリート反応を
抑制したりして原子炉補助建屋5のコンクリート強度を
確保している。
ム火災を防止したり、ナトリウム−コンクリート反応を
抑制したりして原子炉補助建屋5のコンクリート強度を
確保している。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、原子炉補助建屋5では建屋内が空気雰囲気で
あるため、漏洩したナトリウムが空気と反応して燃焼し
、鋼製の床ライナ17を熱膨張等により変形させる可能
性がある。このような鋼製ライナ17の変形を防止する
ため、従来は第7図に示すように床コンクリート23上
に敷設された床ライナ17を振れ止め24に保持された
ライナフレーム25でスライド可能に支持している。な
お、図中26は壁コンクリート、27は断熱層、28は
接触防止板である。
あるため、漏洩したナトリウムが空気と反応して燃焼し
、鋼製の床ライナ17を熱膨張等により変形させる可能
性がある。このような鋼製ライナ17の変形を防止する
ため、従来は第7図に示すように床コンクリート23上
に敷設された床ライナ17を振れ止め24に保持された
ライナフレーム25でスライド可能に支持している。な
お、図中26は壁コンクリート、27は断熱層、28は
接触防止板である。
しかしながら、このようなライナ設備は構造が複雑とな
り、施工作業が困難であるばかりでなく所要資材の量も
増大し、コスト高となる問題を持っていた。
り、施工作業が困難であるばかりでなく所要資材の量も
増大し、コスト高となる問題を持っていた。
本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、
施工作業が容易で且つ所要資材が少なくて済み、原子炉
補助建屋を低コストで建設できる高速増殖炉用ライニン
グ設備を提供することを目的とする。
施工作業が容易で且つ所要資材が少なくて済み、原子炉
補助建屋を低コストで建設できる高速増殖炉用ライニン
グ設備を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために本発明は、高速増殖炉の二次
ナトリウム循環系が設置される原子炉補助建屋内のコン
クリート床面に耐熱及び耐ナトリウム性の塗布材をコー
ティングしたものである。
ナトリウム循環系が設置される原子炉補助建屋内のコン
クリート床面に耐熱及び耐ナトリウム性の塗布材をコー
ティングしたものである。
(作 用)
本発明では原子炉補助建屋内のコンクリート床面に耐熱
及び耐ナトリウム、性の塗布材をコーティングすること
により、漏洩ナトリウムが建屋の構造材コンクリートに
接触するのを塗布材によって防止できるので、建屋の床
コンクリートに鋼製の床ライナをスライド可能に敷設す
る必要がない。
及び耐ナトリウム、性の塗布材をコーティングすること
により、漏洩ナトリウムが建屋の構造材コンクリートに
接触するのを塗布材によって防止できるので、建屋の床
コンクリートに鋼製の床ライナをスライド可能に敷設す
る必要がない。
従って、施工作業が容易となるとともに所要資材も少な
くて済み、原子炉補助建屋を低コストで建・設すること
ができる。
くて済み、原子炉補助建屋を低コストで建・設すること
ができる。
(実施例)
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。
。
第1図は本発明の第1実施例を示し、第5図に示した過
熱器7、蒸発器8、二次主循環ポンプ14、空気冷却器
15等が設置されている原子炉補助建屋5内の一部を示
したものである。同図において、31は原子炉補助建屋
5の床コンクリートであり、この床コンクリート31の
上面には耐熱及び耐ナトリウム性の塗布材32が一定厚
さでコーティングされている。上記塗布材32は例えば
A 1203 、 M g O、Z r 02 、 S
i O2。
熱器7、蒸発器8、二次主循環ポンプ14、空気冷却器
15等が設置されている原子炉補助建屋5内の一部を示
したものである。同図において、31は原子炉補助建屋
5の床コンクリートであり、この床コンクリート31の
上面には耐熱及び耐ナトリウム性の塗布材32が一定厚
さでコーティングされている。上記塗布材32は例えば
A 1203 、 M g O、Z r 02 、 S
i O2。
SiCのうち少なくとも1種類を主成分としたもので、
塗布後にバーナ等の加熱器により加熱され、水分が除去
されている。
塗布後にバーナ等の加熱器により加熱され、水分が除去
されている。
また、原子炉補助建屋5の床面には勾配がつけられてお
り、最も低い場所にはドレンバイブ33が設けられてい
る。このドレンバイブ33は床コンクリート31を貫通
して階下に形成された部屋34に連通しており、この部
屋34の床コンクリート31にも塗布材32が一定厚さ
でコーティングされ、さらに勾配がつけられた床コンク
リート31の最も低い場所にドレンバイブ33が設けら
れている。従って、原子炉補助建屋5内で漏洩したナト
リウムはドレンバイブ33を通って原子炉補助建屋5の
最下部に流下するようになっている。
り、最も低い場所にはドレンバイブ33が設けられてい
る。このドレンバイブ33は床コンクリート31を貫通
して階下に形成された部屋34に連通しており、この部
屋34の床コンクリート31にも塗布材32が一定厚さ
でコーティングされ、さらに勾配がつけられた床コンク
リート31の最も低い場所にドレンバイブ33が設けら
れている。従って、原子炉補助建屋5内で漏洩したナト
リウムはドレンバイブ33を通って原子炉補助建屋5の
最下部に流下するようになっている。
この原子炉補助建屋5の最下部には、第2図に示すよう
にドレンバイブ33からの漏洩ナトリウムを貯溜する貯
溜ビット35が設けられている。この貯溜ピット35は
岩盤36上に施工されたペースマット37を掘り起こし
て形成されており、耐熱性のコンクリート38とその内
面を覆うライナ39とを組み合わせた構造となっている
。なお、ライナ39は鋼板または前述した塗布材32が
使用される。また、第2図において40はダンプタンク
である。
にドレンバイブ33からの漏洩ナトリウムを貯溜する貯
溜ビット35が設けられている。この貯溜ピット35は
岩盤36上に施工されたペースマット37を掘り起こし
て形成されており、耐熱性のコンクリート38とその内
面を覆うライナ39とを組み合わせた構造となっている
。なお、ライナ39は鋼板または前述した塗布材32が
使用される。また、第2図において40はダンプタンク
である。
このような構成によると、配管等から漏洩したナトリウ
ムが原子炉補助建屋5内の構造材コンクリートと接触す
るのを塗布材32によって防止することができる。従っ
て、従来のように二次ナトリウム循環系の配管や機器が
設置されている部屋の床面に鋼製の床ライナを敷設する
必要がないので、施工作業が容易となる。しかも、従来
のように熱膨張等による床ライナの変形を防止するため
に床ライナをスライド可能な構造にする必要がないので
、所要資材の量も少なくて済み、原子炉補助建屋の建設
コストを大幅に低減できる。なお、上記実施例では塗布
材32をバーナ等の加熱器により加熱して水分を除去す
ると述べたが、塗布材32中に発熱剤として酸化鉄等を
含有させて水分を除去するようにしてもよい。
ムが原子炉補助建屋5内の構造材コンクリートと接触す
るのを塗布材32によって防止することができる。従っ
て、従来のように二次ナトリウム循環系の配管や機器が
設置されている部屋の床面に鋼製の床ライナを敷設する
必要がないので、施工作業が容易となる。しかも、従来
のように熱膨張等による床ライナの変形を防止するため
に床ライナをスライド可能な構造にする必要がないので
、所要資材の量も少なくて済み、原子炉補助建屋の建設
コストを大幅に低減できる。なお、上記実施例では塗布
材32をバーナ等の加熱器により加熱して水分を除去す
ると述べたが、塗布材32中に発熱剤として酸化鉄等を
含有させて水分を除去するようにしてもよい。
第3図は本発明の第2実施例を示し、この実施例では床
コンクリート31の上に耐熱及び耐ナトリウム性の塗布
材32を塗布し、さらにその上に防水コーティング41
が施されている。また、第4図は本発明の第3実施例を
示し、この実施例では原子炉補助建屋5の床コンクリー
ト31上に耐熱性のコンクリート42を施工し、その上
に塗布材32を施工し、さらにその上に防水コーティン
グ41を施したものである。
コンクリート31の上に耐熱及び耐ナトリウム性の塗布
材32を塗布し、さらにその上に防水コーティング41
が施されている。また、第4図は本発明の第3実施例を
示し、この実施例では原子炉補助建屋5の床コンクリー
ト31上に耐熱性のコンクリート42を施工し、その上
に塗布材32を施工し、さらにその上に防水コーティン
グ41を施したものである。
[発明の効果]
以上説明したように本発明は、二次ナトリウム循環系の
配管や機器が設置される原子炉補助建屋内のコンクリー
ト床面に耐熱及び耐ナトリウム性の塗布材をコーティン
グしたものである。従って、漏洩ナトリウムが原子炉補
助建屋内の構造材コンクリートに接触するのを塗布材に
よって防止でき、原子炉補助建屋内の床コンクリートに
鋼製の床ライナをスライド可能に敷設する必要がないの
で、施工作業が容易になるとともに大量の所要資材を必
要とせず、原子炉補助建屋を低コストで建設することが
できる。
配管や機器が設置される原子炉補助建屋内のコンクリー
ト床面に耐熱及び耐ナトリウム性の塗布材をコーティン
グしたものである。従って、漏洩ナトリウムが原子炉補
助建屋内の構造材コンクリートに接触するのを塗布材に
よって防止でき、原子炉補助建屋内の床コンクリートに
鋼製の床ライナをスライド可能に敷設する必要がないの
で、施工作業が容易になるとともに大量の所要資材を必
要とせず、原子炉補助建屋を低コストで建設することが
できる。
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示し、第1
図は原子炉補助建屋内の一部を示す斜視図、第2図は原
子炉補助建屋の最下部を示す断面図、第3図は本発明の
第2実施例を示す斜視図、第4図は本発明の第3実施例
を示す斜視図、第5図ないし第7図は従来技術の説明図
である。 2・・・原子炉格納容器、3・・・原子炉容器、4・・
・−次ナトリウム、5・・・原子炉補助建屋、6・・・
二次ナトリウム、7・・・過熱器、8・・・蒸発器、1
0・・・蒸気タービン、11・・・発電機、12・・・
復水器、13・・・給水ポンプ、31・・・床コンクリ
ート、32・・・塗布材、33・・・ドレンバイブ、3
5・・・貯溜ピ・ント、36・・・岩盤、37・・・ベ
ースマ・ソト、41・・・防水コーティング、42・・
・耐熱性コンクリート。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 32−−−塗乃甘 33−−−ドしンノずづア 第 1 図 3″:J 第2図 第3図
図は原子炉補助建屋内の一部を示す斜視図、第2図は原
子炉補助建屋の最下部を示す断面図、第3図は本発明の
第2実施例を示す斜視図、第4図は本発明の第3実施例
を示す斜視図、第5図ないし第7図は従来技術の説明図
である。 2・・・原子炉格納容器、3・・・原子炉容器、4・・
・−次ナトリウム、5・・・原子炉補助建屋、6・・・
二次ナトリウム、7・・・過熱器、8・・・蒸発器、1
0・・・蒸気タービン、11・・・発電機、12・・・
復水器、13・・・給水ポンプ、31・・・床コンクリ
ート、32・・・塗布材、33・・・ドレンバイブ、3
5・・・貯溜ピ・ント、36・・・岩盤、37・・・ベ
ースマ・ソト、41・・・防水コーティング、42・・
・耐熱性コンクリート。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 32−−−塗乃甘 33−−−ドしンノずづア 第 1 図 3″:J 第2図 第3図
Claims (1)
- 高速増殖炉の二次ナトリウム循環系が設置される原子炉
補助建屋内のコンクリート床面に耐熱及び耐ナトリウム
性の塗布材をコーティングしたことを特徴とする高速増
殖炉用ライニング設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1123621A JPH02302696A (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | 高速増殖炉用ライニング設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1123621A JPH02302696A (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | 高速増殖炉用ライニング設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02302696A true JPH02302696A (ja) | 1990-12-14 |
Family
ID=14865120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1123621A Pending JPH02302696A (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | 高速増殖炉用ライニング設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02302696A (ja) |
-
1989
- 1989-05-17 JP JP1123621A patent/JPH02302696A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3712851A (en) | Nuclear power station | |
JP5911762B2 (ja) | 原子力プラントおよび静的格納容器冷却系 | |
US3899391A (en) | Containment vessel construction for nuclear power reactors | |
US10147506B2 (en) | Conformal core cooling and containment structure | |
JP2014081219A (ja) | 原子力プラントおよび静的格納容器冷却系 | |
JPS5880596A (ja) | 鋼製圧力容器内におかれた炉心構造の安全保護設備 | |
JPH02302696A (ja) | 高速増殖炉用ライニング設備 | |
JPS622277B2 (ja) | ||
WO2021075284A1 (ja) | 原子力プラント | |
Louie et al. | Containment Sodium Chemistry Models in MELCOR. | |
JPS63289494A (ja) | ライニング装置 | |
JPS6396598A (ja) | 高速増殖炉用ライニング設備 | |
JPH0489599A (ja) | 高速増殖炉用ライニング設備 | |
JP2005156198A (ja) | 原子炉建屋 | |
JPS62170893A (ja) | 高速増殖炉用ライニング設備 | |
Gronemeyer et al. | 75,000 Kilowatts of Electricity by Nuclear Fission at the Hallam Nuclear Power Facility | |
Peak et al. | Response of liquid metal fast breeder reactor containment to a hypothetical core meltdown accident | |
Kuczera | R&D activities on safety aspects of future PWR plants performed at KfK | |
Scott et al. | Additional Aspects of the Enrico Fermi Atomic Power Plant | |
JP2694963B2 (ja) | 原子力プラントの復水貯蔵設備 | |
RU2118001C1 (ru) | Кипящий ядерный реактор и ядерная энергетическая установка, в которой он используется | |
JPH0577275B2 (ja) | ||
Kogut | Nuclear Power Plants, US: Containment Structures | |
JPS6121493A (ja) | 冷却系配管構造 | |
JPH07101239B2 (ja) | 高速増殖炉用ライニング設備 |