JPH0230004A

JPH0230004A - 照明器具及びシステム照明器具

Info

Publication number: JPH0230004A
Application number: JP63180583A
Authority: JP
Inventors: Atsuji Ichikawa; 充二市川; Yoshimi Endo; 遠藤　吉見
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1988-07-20
Filing date: 1988-07-20
Publication date: 1990-01-31
Anticipated expiration: 2011-03-21
Also published as: JPH0828123B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、直管型の蛍光灯を利用した、天井埋込型の照
明器具及びこの設置構造に関するものである。

従来の技術現在、オフィスのような比較的広い部屋の照明としては
、直管型の蛍光灯を使用するものが主で、これには、照
明器具を天井面に取付けた直付型や、天井に埋込んだ埋
込型などが存している。通常、このような照明器具は、
直線状に連続配置した複数の照明器具列を平行に配置し
て使用している。

そこで、このような照明器具の一例を第８図に基づいて
説明する。この照明器具１では、下面に開口を有する細
長いボックス状のシャーシ２の内側に、同様に開口した
断面台形の反射板３が取付けられている。また、前記シ
ャーシ２の内部上面４から下方に立設された相対向する
二つのランプソケット５の間には、直管型の蛍光灯６が
前記反射板３に囲まれるように保持されている。一方、
前記反射板３の下部開口には、多数個の平板状のバッフ
ル７が前記蛍光灯６の長手方向に連設されている。なお
、これらバッフル７は、上記下部開口の内面に対応した
台形に形成されており、この上縁と下縁とは平行で水平
になっている。一方、前記シャーシ２の上方に設けられ
た空間には安定器８が配置されている。

このような構成において、例えば、天井に複数の照明器
具列（図示せず）を平行に設置した場合、各蛍光灯６か
ら照射された光は反射板３により下方に反射され、良好
に室内を照明する。この時、バッフル７が連続に設けら
れているため、照明器具１の長手方向などからは蛍光灯
６は略見えず、その直射光が目に入りにくくなっている
。

上述のような照明器具１は、バッフル７によりまぶしさ
も減少されており、各照明器具列の真下は極めて明るく
照明され、効果的なものである。

しかし、例えば、照明器具列の列間は光源からの距離が
大きいために照度が低下し、視覚上かなり暗く感じる。

そこで、作業能率の向上や視覚保護に対する要求から、
室内全体を均等に照明する照明装置が要望された。そこ
で、上記したような照明器具１を正方形状に四本組合わ
せて一つの口字形のブロックとし、これを天井に配設す
るスクエアラインシステムと称するものが開発された。

そこで、上述のように、前記照明器具１を正方形状に配
置した照明装置を第９図に基づいて説明する。これは、
四個の照明器具１を正方形状に配置したブロック９を、
スゲエアラインシステムとして天井面１ｏに埋込んだも
のである。なお、ここでは複数個のブロック９を、互い
の間隔がこのブロック９の一辺と略一致するように二剤
に配置している。

このような構成において、多数の各照明器具１がブロッ
ク９として天井面１ｏに略均等に配置されているので、
これらが点灯されると、擬似的な面光源として、略均等
に室内を照明する。

発明が解決しようとする問題点上述のようなブロック９によるスクエアラインシステム
は、前述のような、照明器具列を連続配置したものなど
に比すると、被照射面上の照度のバラツキが比較的少な
く、略均等に室内を照明し、効果的なものである。ここ
で、床面１１には、これらブロック９の配列に対応して
、略三段階の明るさの領域が生じている。すなわち、各
ブロック９の垂直投影面に相当する領域Ｓ工、各々二つ
の領域Ｓ゛１の間にはさまれるように存する領域Ｓ　２
１これら領域Ｓ１．Ｓ、に取り囲まれるように存する領
域Ｓ、などである。ここで、各領域８１〜Ｓ、内におけ
る照度を実際に測定すると、Ｓｌ：Ｓ２：Ｓ３弁　１０ニア：６となった。すなわち、前述の照明器具列を連続配置した
ものの短所を、かなり改善してはいるものの、領域Ｓ、
では領域Ｓ工の半分程度の照度しか得られていないこと
がわかる。つまり、室内の明るさが、場所により倍近く
も異なっていることがわかる。

問題点を解決するための手段長手方向と直交する断面の形状が非対称に湾曲した細長
い反射板を形成し、この反射板の中央から最深部の側に
ずれた位置に直管型の蛍光灯を配置し、この蛍光灯の下
方に位置し、この蛍光灯に近接した側の高さが高く逆側
か低い非対称形状の多数個のバッフルを設ける。

また、互いの反射面が略連続する鏡面反射板と、この鏡
面反射板の下側に配置された白色反射板とにより前記の
反射板を形成する。

或は、長手方向と直交する断面の形状が非対称に湾曲し
た細長い反射板を形成し、この反射板の中央から最深部
の側にずれた位置に直管型の蛍光灯を配置し、この蛍光
灯の下方に位置し、この蛍光灯に近接した側の高さが高
く逆側か低い非対称形状の多数個のバッフルを設けた四
個の照明器具を設け、これら四個の照明器具を前記各蛍
光灯が内側に存するよう正方形状に配置した複数個の口
字形のブロックをスクエアラインシステムなどとして天
井に配設する。

作用長手方向と直交する断面の形状が非対称に湾曲した細長
い反射板を形成し、この反射板の中央から最深部の側に
ずれた位置に直管型の蛍光灯を配置したことにより、こ
の蛍光灯から照射され、非対称形状の反射板に反射され
た光は、照明器具内で蛍光灯が片寄っている側と逆側横
方向の光量が多いので、四個の照明器具を各蛍光灯が内
側に存するように正方形状に組合わせて口字形のブロッ
クとし、これを多数、スクエアラインシステムとして天
井に配設することなどにより、各ブロックは横方向外側
に照射される光量が多いため、暗くなりがちな各ブロッ
ク間の下が高効率に照明され、さらに、多蛍光灯が配置
された側の高さが高く逆側か低い非対称形状の多数個の
バッフルを形成したことにより、略長手方向に照射され
る光は、蛍光灯が片寄っている側が狭く逆側か広いバッ
フル間の隙間を通過するため、蛍光灯が片寄っている側
と逆側の斜め下方に照射される光量が多いので、上記と
同様に形成した多数のブロックを天井に埋込むことなど
により、各ブロックは正方形の角方向に相当する斜め外
側に向かう光量が多いため、さらに暗くなりがちな各ブ
ロックの斜め下方も高効率に照明される。

実施例請求項１及び請求項２記載の発明の一実施例を第１図な
いし第５図に基づいて説明する。なお、第８図に例示し
た照明器具１と同一の部分は同一の符号９名称を用い、
説明も省略する。まず、本実施例の照明器具１２では、
ランプソケット５がシャーシ２の長手方向と直角な水平
方向に外れた位置に立設されているので、第１図中、蛍
光灯６はシャーシ２の中心から右方にずれた位置に配置
される。また、メツキ処理などにより、蛍光灯６と対向
する鏡面１３が設けられた鏡面反射板１４は、第１図に
例示するように、蛍光灯６の長手方向と直交する断面の
形状が、傾けた放物線のような非対称形状となっている
。また、この鏡面反射板１４は、その頂点に相当する最
深部１５が蛍光灯６の略真上に位置するよう、ねじ止め
などでシャーシ２の内部上面４に固定されており、ここ
では、その全体が蛍光灯６の中心より上側に存している
。一方、やはり、この蛍光灯６と対向する白色反射板１
６は、第１図に例示するように、その白色面１７□、１
７□は前記鏡面反射板１４を延長したような互いに異な
る傾斜で形成され、全体が台形の枠状に形成されている
。また、この白色反射板１６は、その外側面に取付けら
れた四個のＶ字型スプリング１８と、シャーシ２の内面
に取付けられたＣ形量口を持つ四個のスプリングキャッ
チ１９との係正により、その上部開口２０を前記鏡面反
射板１４の開口２１と一致させてシャーシ２の内部に配
設され、ここでは、その全体が蛍光灯６の中心より下側
に存している。・つまり、これら鏡面反射板、白色反射
板１４．１６は略一体となって非対称反射板２２を形成
している。さらに、この非対称反射板２２の下部開口２
３に連設された非対称バッフル２４は、第１図に例示す
るように、ずれて配置された蛍光灯６に近接した側の高
さが高く逆側か低い異形の平板状に形成されているため
、その上縁と下縁とは平行ではない。

このような構成において、この照明器具１２の配光特性
を第３図ないし第５図を参考に説明する。

なお、ここでは、説明を明確にするため、照明器具１２
に対し、第３図に示すような三種類の方向を想定する。

つまり、蛍光灯６の長手方向と直角で水平な方向Ａ１−
　Ａ２．これと直角な蛍光灯６の長手方向と平行な方向
Ｂ−Ｂ、これら方向Ａ、Ｈの中間に存する方向Ｃ□−０
２である。ここで、上記方向Ａ、Ｃに付した数は、照明
器具１２の中央から蛍光灯６がずれている方向を意味し
ている。

なお、これらの方向Ａ−Ｃは、例えば、水平な一平面内
に存している。

そこで、蛍光灯６から発せられ非対称反射板２２によっ
て反射された光は、非対称に広がりつつ連続する非対称
バッフル２４の間を通過して下方に照射される。

ここで、このようにして照射された光の、各方向Ａ−Ｃ
における配光特性を第５図を参考に説明する。上述のよ
うに、この照明器具１２は方向Ａ。

Ｃにおいては非対称な配光特性を有し、方向Ｂにおいて
は略対称な配光特性を有していることがわかる。これは
、方向Ａに関しては、非対称反射板２２の形状と、これ
に対面している蛍光灯６の位置のために、蛍光灯６から
照射された光が、方向Ａ□に多く反射されたことによる
。一方、方向Ｃに関しては、例えば、斜め下方に照射さ
れる光は、第４図に例示するような、あるバッフル２４
□の上縁、つぎのバッフル２４□の下縁９反射面１７１
に囲まれた扁平な三角状の開口２８を通過することにな
る。ここで、この開口２８は、Ｃ工の側が広く、Ｃ２の
側は狭いため、光はＣ８の側に多く照射されることにな
る。これにより、方向Ｃにおける配光特性は非対称とな
る。

なお１本実施例の照明器具１２では、その非対称反射板
２２を鏡面反射板１４と白色反射板１６とにより形成し
たので、鏡面１３による高効率な反射が期待でき、それ
でいて、これは外観には現われず、外観に存出している
白色反射板１６による反射光は柔らかで暖かみがある。

つぎに、請求項３記載の発明の一実施例を第６図及び第
７図に基づいて説明する。なお、第９図に例示した照明
装置と同一の部分は同一の符号。

名称を用い、説明も省略する。このシステム照明器具は
、各蛍光灯６が内側に来るように四本の照明器具１２を
正方形状に配置したブロック２５を。

スクエアラインシステムとして天井面１０に埋込んだも
のである。なお、ここでは、これら照明器具１２を口字
型のフレーム２６に取付けて一体のブロック２５として
いる。

このような構成において、このシステム照明装置につい
て説明する。ここで、ブロック２５及び領域Ｓ８〜Ｓ、
は、第９図に例示した従来例と同一の配置になっている
。そこで、各領域Ｓ工〜Ｓ、内における照度を実際に測
定すると、Ｓｌ：Ｓ、：Ｓ、弁　１０：９：８．５となった。すな
わち、最も暗い領域Ｓ３でも、最も明るい領域Ｓ工の８
５％の照度を示し、室内各所の明るさが略均−であるこ
とがわかる。これは、上述のように、各照明器具１２で
は方向Ｃ１に照射される光量が多いので、これを正方形
のブロック２５として天井面１０に連続配置したことに
より、特に暗くなりがちな領域Ｓ３が高効率に照明され
たことによる。同様に、各照明器具１２は方向へ〇に照
射される光量も多いので、これも、暗くなりがちな領域
Ｓ２を高効率に照明している。

発明の効果本発明は、上述のように長手方向と直交する断面の形状
が非対称に湾曲した細長い反射板を形成し、この反射板
の中央から最深部の側にずれた位置に直管型の蛍光灯を
配置したことにより、この蛍光灯から照射され、非対称
形状の反射板に反射された光は、照明器具内で蛍光灯が
片寄っている側と逆側横方向の光量が多いので、四個の
照明器具を各蛍光灯が内側に存するように正方形状に組
合わせて口字形のブロックとし、これを多数、スクエア
ラインシステムとして天井に配設することなどにより、
各ブロックは横方向外側に照射される光量が多いため、
暗くなりがちな各ブロック間の下が高効率に照明され、
さらに、蛍光灯に近接した側の高さが高く逆側か低い非
対称形状に形成された多数個のバッフルを設けたことに
より、略長手方向に照射される光は、蛍光灯が片寄って
いる側が狭く逆側か広いバッフル間の隙間を通過するた
め、蛍光灯が片寄っている側と逆側の斜め下方に照射さ
れる光量が多いので、上記と同様に形成した多数の口字
形のブロックを天井に埋込むことなどにより、各ブロッ
クは正方形の角方向に相当する斜め外側に向かう光量が
多いため、さらに暗くなりがちな各ブロックの斜め下方
も高効率に照明されるので、室内各所が均等な明るさと
なる等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は請求項１及び請求項２記載の照明器具の一実施
例を示す縦断側面図、第２図は照明器具の分解斜視図、
第３図は照明器具の配光特性を説明するための方向Ａ−
Ｃを付記した斜視図、第４図は照明器具の非対称バッフ
ルの説明図、第５図は第３図に付記した方向Ａ−Ｃにお
ける配光特性図、第６図はシステム照明器具の説明図、
第７図はブロックの正面図、第８図は従来の照明器具の
一例を示す縦断側面図、第９図は従来の照明器具を天井
に口字配置した室内の説明図である。６・・・蛍光灯、１０・・・天井、１２・・・照明器具
、１３・・・反射面、１４・・・鏡面反射板、１５・・
・最深部、１６・・・白色反射板、１７１，１７２・・
・反射面、２２・・・反射板、２４・・・バッフル、２
５・・・ブロック、Ｂ・・・長手方向出願人東京電気株式会社一篇」区ｔ５・・Ｊ゛ロツグ・・１肋向３図Ｃ□−−

Claims

【特許請求の範囲】１、長手方向と直交する断面の形状が非対称に湾曲した
細長い反射板と、この反射板の中央から最深部の側にず
れた位置に配置された直管型の蛍光灯と、この蛍光灯の
下方に位置しこの蛍光灯に近接した側の高さが高く逆側
が低い非対称形状に形成された多数個のバッフルとを設
けたことを特徴とする照明器具。２、互いの反射面が略連続する鏡面反射板とこの鏡面反
射板の下側に配置された白色反射板とにより反射板を形
成したことを特徴とする請求項１記載の照明器具。３、長手方向と直交する断面の形状が非対称に湾曲した
細長い反射板と、この反射板の中央から最深部の側にず
れた位置に配置された直管型の蛍光灯と、この蛍光灯の
下方に位置しこの蛍光灯に近接した側の高さが高く逆側
が低い非対称形状に形成された多数個のバッフルとを設
けた四個の照明器具を設け、これら四個の照明器具を前
記各蛍光灯が内側に存するよう正方形状に配置した複数
個のロ字形のブロックを天井に配設したことを特徴とす
るシステム照明器具。