JPH02299504A

JPH02299504A - 田植機

Info

Publication number: JPH02299504A
Application number: JP12084289A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Yamazaki; 山崎　政弘
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-05-15
Filing date: 1989-05-15
Publication date: 1990-12-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分骨）この発明は不耕起状態で苗を移植する田植機に関する。

（従来の技術）従来から田植えは一部の湿田を除いて耕起し代かきした
円面に苗を移植していたので、そのエネルギーと労力と
は多大のものであった。しかも耕起し代かきするつど土
壌の酸化層が減少したうえ、毛細管が切断される等稲の
生長にマイナスの面な有していた。

そこで、苗を移植する部分だけを耕起して田植に要する
労力を軽減しようとする試みがあるが、苗植え装置の駆
動と共に耕起ｐ−タリーをも牽引駆動するため原動機が
大出力のものとなり、綜合的な省エネルギーを達成する
までには至っていない。

（発明が解決しようとする課題）この発明は苗移植作業において、必要最小限の労力１す
なわち、不耕起でありながら苗を移植する部分のみを移
植可能な状態にしつつ、エネルギーと作業期間を大幅に
削減した労力で苗移植することのできる田植機の提供を
その目的とするものである。

（課題を解決するための手段）第１の発明は田植機の苗植付部において、分離針の前部
に該分離針と位相を等しく整列した溝切りカッターを配
設して成るものである。

第２の発明は田植機の苗植付部において、分離針の前部
に該分離針と位相を等しく整列した溝切りカッターを配
設し、分離針の後部側方の少なくとも一側に覆土ローラ
ーを配設して成るものである。

第３の発明は田植機の苗植付部において、分離針の旋回
機構を進行方向に所定の間隔で前部と後部に２系列配列
して成るものである。

第４の発明は前記第６の発明における前部の分離針の旋
回機構において、分離針に代えて鉛直面に細心を有する
回転ドリルを配設して成るものである。ここに、溝切り
カッターとは一枚のＶ溝を掘削するカッターのほか、所
定の間隔で間隔調整自在に対設した二枚−組みのカッタ
をも含む。

（作　用）分離針の前部に配設した溝切りカッターは苗植付部の土
壌を崩落し易い状態或いは溝状に形成する。また、覆土
ｐ−ラーは溝に植付けられた苗を固定し、２系列配列さ
れた分離針の旋回機構における前部の分離針は苗植付は
ラインの土壌に軟弱化させ、分離針に代えて配設した回
転ドリルは苗植付部の土壌を苗植付けに抵抗のない四部
に掘削する。

（実施例］この発明を実施例により説明すると、第１図に示すよう
に田植機の苗植付部の分離針１の前方において苗タンク
のフレーム２に張り出した軸受け３に回転軸４を軸装し
、回転軸４には分離針１のセンターに位相を合わせて分
離針１の外側幅より若干幅広に第２図に示すように一対
の溝切りカッ創−５を分離針１の数と同数に幅調整自在
に係止すると共にスプロケット６を装着し、スプロケッ
ト６に噛合するチェーン７を田植機本体の出力端に装着
したスプロケット８に噛合して成る。

このような苗植付部を有する田植機は不耕起状態で水の
張られた圃場において、前期に刈取りした切株の近傍に
苗植付はラインを設定して田植え作業を開始Ｔるもので
ある。まず、前部の溝切りカッター５がアップカットで
円面に所要幅の切溝を入れると、該溝間の土は左右の溝
切りカッター５の側板抵抗により浮き上がった状態に軟
弱化され、後続の分離針１は容易に土にめり込むことが
でき、苗を損傷させることなく確実に定植させることか
できる。また、苗植付はラインが切株の近傍であるため
、はぼ平面化した面を確保できるので代かき作業も省略
される。

次に第６図に示すように、一枚方のＶ溝（或いはり溝で
もよい。）を掘削する溝切りカッター５を使用する場合
は、苗移植の定着を確保するため第４図に示すように、
分離針１の後方外側の少なくとも一側に覆土ローラー９
′ｆｒ：配設する。更に、不耕起という観点からは苗移
植個所のみの土壌をスポット的に植付は易いように崩壊
状に軟弱化させることも想起される。その場合は前後に
所定のピッチで２系列の分離針１の旋回機構を配列（図
外）する手段を挙げることができ、かつ、前方の旋回機
構においては分離針１に代えて鉛直面に回転軸心ご有す
る回転ドリルを装備することも挙げることができる。こ
の場合は少々同口の土壌でも苗のスポット移植を容易に
し、移植された苗は根が粘着して掘削四部から浮き上が
ることなく定着する。なお、不耕起による雑草処理の点
は秋の稲刈後浅耕すればよく、圃場面の均一化について
は数年に一度の単位で耕起式かき作業をすればよい。

（発明の効果）以上のようにこの発明の田植機によれば、苗移植作業時
の耕起と代かき作業が省略されるので、移植期間が短縮
されるうえ労力と経費が大幅に削減されるのほか、この
発明の田植機の溝切り不耕起は前年の稲の切株の傍に沿
って稲苗を植付けるために苗が小ざいときに切株が風よ
けになり田面に波が立たず生育がよい等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る田植機の苗植付部の概略部分側
面図、第２図は第１回のＡ−Ａ’部分矢視図、第６図は
溝切りカッターの他の実施例における正面図、第４図は
第３図に示す溝切りカッターを使用した場合の田植機の
苗植付部の概略部分側面図である。図中、１は分離針、２はフレーム、６は軸受け、４は回
転軸、５は溝切りカッター、６．８はスプロケット、７
はチェーン、９は覆土ｐ−ラー。＼　〜　ｃｆ′＞％

Claims

【特許請求の範囲】

（１）田植機の苗植付部において、分離針の前部に該分
離針と位相を等しく整列した溝切りカッターを配設して
成る田植機。
（２）田植機の苗植付部において、分離針の前部に該分
離針と位相を等しく整列した溝切りカッターを配設し、
分離針の後部側方の少なくとも一側に覆土ローラーを配
設して成る田植機。
（３）田植機の苗植付部において、分離針の旋回機構を
進行方向に所定の間隔で前部と後部に２系列配列して成
る田植機。
（４）前部の分離針の旋回機構において、分離針に代え
て鉛直面に軸心を有する回転ドリルを配設して成る請求
項（３）記載の田植機。