JPH022990A - 圧力管下端シール装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は、圧力管型原子炉の圧力管下端に遠隔操作で
シールを着脱するための圧力管下端シール装置に関する
。

【従来の技術】

この種のシール装置として従来第３図の如くボールラッ
チ機構を用いた構造のものが知られている。第３図にお
いて、圧力管７にシール本体１１を挿入し圧力管内面と
シール本体１１との間にパツキン１５を取り付けてシー
ルしている。シール本体１１は内部に挿入されたラッチ
１２によりボール１３を外径側に押し出して圧力管の溝
に係合させボール１３を介して圧力管とシール本体１１
とを固定させている。ラッチ１２とシール本体１１との
間にはスプリング（圧縮コイルばね）１４があり、スプ
リングの力でラッチ１２を下方へ押している。 シール本体１１のボール用穴は外周部につばを形どって
いるため組立時内側から挿入されていて、ボール１３は
外側に脱落することはない。このシール本体１１を圧力
管７と着脱するにはシール本体１１と結合しかつラッチ
１２を上下動させる図示されないグラブが必要であり、
グラブは内筒と外筒からなり互いに独立して昇降動作が
できることと、シール本体１１と結合するラッチ機構が
必要であり複雑な構造となり高価であった。

【発明が解決しようとする課題】

従来は圧力管へシール本体を着脱するには、ラッチ、ボ
ール、グラブが必要なためシール装置は複雑な構造であ
った。 この発明はシールを圧力管へ着脱する装置としてポール
ラッチ機構を用いないで、簡単な構造でしかも容易に操
作できる圧力管下端シール装置を提供することを目的と
する。

【課題を解決するための手段】

上記目的はこの発明によれば、圧力管の下端にはめ合い
圧力管をシールするシールコレットと、このコレットの
外径側に上下移動自在に配置され前記シールコレットの
変形を拘束するロックスリーブと、前記シールコレット
装着時に昇降軸に結合され前記ロックスリーブを押し上
げる装着スリーブと、前記シールコレット引抜き時に前
記昇降軸に結合される引抜きコレットと、前記シールコ
レットを圧力管下端に押し上げあるいは前記引抜きコレ
ットを前記シールコレットのフランジに係合させて前記
シールコレットを圧力管下端から引抜く昇降軸とから構
成する圧力管下端シール装置によって達成される。

【作　用】

この発明は、シールコレットを昇降軸によって圧力管下
方から押し上げ、ロックスリーブを自重で下げればシー
ルコレットが圧力管下端からはづれないようロックでき
、しかせシールコレットを引抜く時は引抜きコレットを
昇降軸に取り付けてシールコレットのフランジに係合さ
せて引抜くことができる。

【実施例】

第１図はこの発明の実施例による圧力管下端シール装置
のシール状態を示す断面図である。 第１図においてシールコレット１は外径側にＯリング３
を備え圧力管の内径側にＯリング３を接触させてシール
する。シールコレット１は圧力管の内径に挿入される部
分と円筒に縦スリ７トを多数（実施例では８か所）入れ
、板ばねの機能を持つものでコレットの先端には圧力管
７の外周の段付部に係合する丸みを持ったふくらみを付
けている。 シールコレットを装着すると圧力管の内圧によりシール
コレット１は下方に押し下げられるのでコレットは外径
側に拡げられる力が作用してコレットが圧力管の段付部
から脱落しないように、ロックスリーブ２をコレットの
外径側にはめ合わせる。 ロックスリーブ２は自重により下がってシールコレット
のフランジに当たって止まりシールコレットの先が拡が
らないようロックしている。しかじロックスリーブ２は
下から押し上げればシールコレットのロックをはずすこ
とができる。 第２図はこの発明の実施例による圧力管下端シール装置
の操作時の断面図で右半分は装着操作時左半分は引抜き
操作時を示す。 第２図において、シールコレット１を圧力管に装着する
ときは昇降軸５に装着スリーブ４を取り付はシールコレ
ットを圧力管の下方から押し上げ圧力管の下端をシール
コレットのフランジに当てかつ前記装着スリーブ４の先
端でロックスリーブを押し上げてシールコレットの先端
が自由に移動できるようにする。このためコレットの拡
がりは可能でシールコレットは圧力管に取り付けられる
。 その後昇降軸を下げると前記ロックスリーブは自重で下
がりシールコレラ）・が圧力管からはずれないようにロ
ックする。 シールコレットｌを引抜くときは昇降軸５に引抜きコレ
ット６を取り付けて、前記ロックスリーブ２の下部を前
記引抜きコレット６の先端で押し上げてシールコレット
１のロックを解き、引抜きコレット６の先端の爪をシー
ルコレット１のフランジに係合させて昇降軸を下降させ
てシールコレットｌを引抜くことができる。 このようにシールコレット１は往復動をする昇降軸５に
よって着脱できる。

【発明の効果】

この発明によれば、簡単な構造でしかも昇降軸に装着ス
リーブを取り付けてシールコレットを押し上げるか、ま
たは昇降軸に引抜きコレットを取り付けて下降させると
いう昇降軸の上下動によって、容易にシールコレットを
圧力管下端に取り付けてシールするかあるいはシールコ
レットを取りはずすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例による圧力管下端シール装置
のシール状態を示す断面図、第２図は第１図のシール装
置の操作時の断面図、第３図は従来例による圧力管下端
シール装置の構造を示す断面図である。 １：シールコレット、２；ロックスリーブ、３：Ｏリン
グ、４：装着スリーブ、５：昇降軸、６：引抜きコレッ
ト、７：圧力管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）圧力管下端をシールするシール装置であつて、圧力
   管の下端に結合し圧力管をシールするシールコレットと
   、このシールコレットの外径側に上下移動自在に配置さ
   れ前記シールコレットの変形を拘束するロックスリーブ
   と、前記シールコレット装着時に昇降軸に結合され前記
   ロックスリーブを押し上げる装着スリーブと、前記シー
   ルコレット引抜き時に前記昇降軸に結合される引抜きコ
   レットと、前記シールコレットを圧力管下端に押し上げ
   て装着するかあるいは前記引抜きコレットを前記シール
   コレットのフランジに係合させて圧力管下端から引抜く
   昇降軸とから構成することを特徴とする圧力管下端シー
   ル装置。