JPH0229840Y2 - - Google Patents

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JPH0229840Y2
JPH0229840Y2 JP8776580U JP8776580U JPH0229840Y2 JP H0229840 Y2 JPH0229840 Y2 JP H0229840Y2 JP 8776580 U JP8776580 U JP 8776580U JP 8776580 U JP8776580 U JP 8776580U JP H0229840 Y2 JPH0229840 Y2 JP H0229840Y2
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braking coil
equation
braking
coil
circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、可動部を有する機械系のダンピング
手段として有効な電磁ダンピング装置に関し、更
に詳しくは、電子秤等において従来使用されてい
たオイルダンピング装置に置き換えることが可能
な電磁ダンピング装置に関するものである。
(従来の技術) 電子秤は、受皿上に被測定物体を載せ、受皿に
結合するビームの変位を電気的に測定し、被測定
物体の重量を測定するようになつている。
この場合、ビームの変位が迅速に、重量に対応
した位置に落ち着くように、ビームにダンピング
装置が取付けられる。
従来、このような電子秤には、オイルダンピン
グ装置が用いられていたが、オイルダンピング装
置は、オイルの粘性が温度等によつて変化するた
め、高精度の電子秤に用いるには難点があつた。
そこで、電気的な手法による電磁ダンピング装
置が提案されている。この電磁ダンピング装置
は、ビームの一部にビームの変位、速度、加速度
等を検出する検出手段を設け、この検出手段から
の信号を増幅後、検出手段とは別の場所であつ
て、ビームに結合しているフオースモータのフオ
ースコイルにフイードバツクし、フオースモータ
の発生する力によつてビームにダンピングをかけ
るようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構成の従来の電磁ダ
ンピング装置は、ビームに変位、速度等を検出す
るための検出手段を取付ける必要があり、構成が
複雑なうえに、フオースモータによつて発生する
フイードバツクによる力の作用点と、検出手段が
取付けられた場所とが異なることから、系が不安
定になるなどの問題点がある。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、簡単な構成で、かつ安定に
動作する電磁ダンピング装置を実現しようとする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 前記した問題点を解決する本考案の構成は、制
動すべきビームに結合する制動コイルと、この制
動コイルに磁界を与える磁石とからなるフオース
モータとを備えた電磁ダンピング装置において、
前記制動コイルに当該制動コイルと閉回路をなす
ように負性抵抗回路を接続するようにしたもので
ある。
(作用) ビームが動いた時、負性抵抗回路が接続された
制動コイルには、誘起電圧が発生し、この電圧に
よつて電流が負性抵抗回路を介して制動コイルに
流れる。この電流によつて制動コイルには、ビー
ムの運動変位Xに対して、ダンピングを大きくす
るような制動力が生ずる。また、そのダンピング
定数は、負性抵抗(−R)の値によつて任意に調
整することができる。
(実施例) 第1図は本考案にかかわる装置の構成概念図で
ある。図において、1はビーム、10はビーム1
の支点、2はビーム1の一方の端に結合するバネ
を示す。3はビーム1の他方の端に結合している
フオースモータで、永久磁石31、ヨーク32お
よび永久磁石31によつて生ずる磁束を切るよう
に動く制動コイル33で構成されている。
第2図はこの装置の電気回路図で、フオースモ
ータ3の制動コイル33は、負帰還抵抗R1,R2
正帰還抵抗R3を有する演算増幅器4から成る負
性抵抗回路と閉回路を形成するように接続されて
いる。
第3図は第2図回路の等価回路図である。演算
増幅器4で構成される回路は、負性抵抗−Rで代
表され、制動コイル33はこの負性抵抗−Rとと
もに閉回路を形成している。ここで負性抵抗−R
とは、そこに加わる電圧Vとそれによつて流れる
電流iによつて決まる抵抗値(V/i)が、負の
極性をもつものをいい、電流が流れた場合、電圧
降下が生ずる代りに、電圧上昇が生ずる。
このように構成した装置の動作を次に、第4図
の動作説明図を参照しながら説明する。
第4図において、いま、ビーム1のバネ2上の
位置に、例えば被測定重量のような外力Fが与え
られ、ビーム1が破線に示すように支点10を中
心としてθ(外力Fによる変位量x)だけ傾くも
のとすれば、この時、フオースモータ3の制動コ
イル33も、永久磁石31による磁界を横切るよ
うに移動するので、制動コイル33に誘起電圧が
発生し、これに基づく電流が流れる。この電流を
iとすると、(1)式が成立する。
1Md2θ/dt2+C′dθ/dt+B2・θ ・k+B・li=F・B …(1) ただし、B:ビーム1において、支点10と外
力Fが与えられた点までの距離及び支点1
0とフオースモータ3の制動コイル33の
結合点までの距離 IM:ビーム1の回転慣性 C′:ビーム1、制動コイル33を含む可動部の空
気等による摩擦定数 k :バネの等価バネ定数 l :制動コイルの巻数n,永久磁石31による
磁束Φによつて決まる定数 (1)式において、両辺をBで割ると(2)式が得られ
る。
IM/B・d2θ/dt2+C′/B・dθ/dt+ B・θ・k+l・i=F …(2) (2)式において、θは微少角で、θ=x/Bとお
くと(ただしxは、外力Fの作用点及び制動コイ
ル33の結合点の変位量)、d2θ/dt2=1/B d2x/d
t2, dθ/dt=1/B dx/dtとなり、これを(2)式に代入す
れば、 (3)式の通りとなる。
IM/B2 d2x/dt2+C′/B2 dx/dt+ kx+l・i=F …(3) (3)式において、IM/B2は可動部の等価質量m
であり、また、C′/B2を可動部周囲流体の粘性
定数Cで代表すれば、(3)式は(4)式のような運動方
程式が得られる。
md2x/dt2+Cdx/dt+kx+l・i=F …(4) 一方、フオースモータ3の制動コイル33に誘
起する電圧VCは、制動コイル33がオープン状
態とすれば、(5)式の通りとなる。
VC=n・Φ・dx/dt …(5) ただし、n:制動コイル33の巻数 Φ:制動コイル33が単位長さ変位したとき制動
コイルが切る磁束 (5)式をラプラス変換すると(6)式が得られる。
VC=n・Φ・S・x …(6) ところで、第2図回路において、演算増幅器4
の入力端(−)の電圧をVC・出力端電圧をVp
制動コイル33からの入力電流をiとすれば、(7)
式のような連立方程式が成立する。
(7)式から、演算増幅器4を含む回路の抵抗Rを
求めると、(8)式の通りとなる。
R=VC/i=−R2・R3/R1 …(8) (8)式において、抵抗R1,R2,R3はいずれも正
の数値であるから、制動コイル33側から演算増
幅器4側を見た抵抗(VC/i)は、負の値とな
り、負性抵抗となる。ここで、通常の抵抗ではそ
れに電流を流すと電圧降下が生じるが、負性抵抗
の場合、電圧上昇が生じることになる。
このような負性抵抗の抵抗値を−Rで代表し、
これを第3図等価回路に示すように制動コイル3
3と閉回路を形成するように接続し、制動コイル
33に流れる電流iを求めると、(6)式から(9)式の
通りとなる。
i=VC/RC−R+S・LC =nΦ/RC−R・S1+SLC/RC−R・x …(9) ただし、RC:制動コイルの等価抵抗 LC:制動コイルの等価インダクタン
ス (9)式において、{LC/(RC−R)}≪1とする
と、(10)式の通りとなる。
i=nΦ/RC−R・S・x …(10) 一方、(4)式をラプラス変換すると(11)式が得られ
る。
mS2x+CSx+kx+li=F(S) …(11) (11)式に(10)式を代入すると(12)式が得られる。
x{mS2+(C+l・n・Φ/RC−R)S+k}=F
(S) …(12) (12)式において、定数lは、制動コイル33の巻
数nと磁束Φの積に対応するので、l=nΦと表
わせば、変位xは、(13)式で表わすことができ
る。
x=F(S)/mS2+{C+(nφ)2/RC−R}S+
k…(13) 制動をかけない時のダンピング定数ξ01は、振
動工学の原理から(14)式の通りとなる。
また、(13)式、(14)式から制動をかけた時の
ダンピング定数ξは(15)式の通りとなる。
ξ=ξ01・{1+(nΦ)2/C(RC−R)}…(15) ただし、RC−R>0とする。
(15)式において、負性抵抗−Rは、(8)式から
明らかなように、抵抗R1,R2,R3の値を変える
ことにより任意に調整することができ、大きなダ
ンピング効果を得ることができる。
従つて、第1図において、フオースモータ3の
制動コイル33に、閉回路をなすように負性抵抗
回路を接続すれば、制動コイル33に流れる電流
による制動力は、ビーム1の運動変位xに対して
ダンピングを大きくするように働く。従つて、ビ
ーム1に外力Fを与えた時に生ずるビーム1の振
動を効果的に抑制することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、制動コ
イルに直列に負性抵抗回路を接続するだけである
から全体構成が簡単であり、また、ビームの変位
検出手段を制動コイル自身が兼用することから動
作の安定な電磁ダンピング装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置の構成概念図、第2
図は電気回路図、第3図は第2図の等価回路、第
4図は動作説明図である。 1……ビーム、2……バネ、3……フオースモ
ータ、33……制動コイル、4……増幅器、−R
……負性抵抗。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 制動すべきビームに結合する制動コイルとこ
    の制動コイルに磁界を与える磁石とからなるフ
    オースモータを備えた電磁ダンピング装置にお
    いて、前記制動コイルにこの制動コイルと閉回
    路をなすように負性抵抗回路手段を接続するよ
    うにした電磁ダンピング装置。 (2) 負性抵抗回路手段として、負帰還抵抗と正帰
    還抵抗とを有する演算回路を用いた実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の電磁ダンピング装
    置。
JP8776580U 1980-06-23 1980-06-23 Expired JPH0229840Y2 (ja)

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JP8776580U JPH0229840Y2 (ja) 1980-06-23 1980-06-23

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JPS5714683U JPS5714683U (ja) 1982-01-25
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JPS61154610A (ja) * 1984-12-28 1986-07-14 山田 善洋 収納キヤビネツト
JPS63214205A (ja) * 1987-03-03 1988-09-06 株式会社 玉井近代工芸社 昇降棚装置

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JPS5714683U (ja) 1982-01-25

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