JPH0229120Y2 - - Google Patents

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JPH0229120Y2
JPH0229120Y2 JP1984067631U JP6763184U JPH0229120Y2 JP H0229120 Y2 JPH0229120 Y2 JP H0229120Y2 JP 1984067631 U JP1984067631 U JP 1984067631U JP 6763184 U JP6763184 U JP 6763184U JP H0229120 Y2 JPH0229120 Y2 JP H0229120Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
container
hoisting drum
lifting
rope
ground
Prior art date
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Expired
Application number
JP1984067631U
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English (en)
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JPS60180299U (ja
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Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、果樹を容器内で栽培する方法におい
て、容器の底部から出た根を切る場合に使用する
果樹栽培用容器の吊上げ具に関するものである。
(従来技術) みかん等を栽培する場合に、鉢植して根の広が
りを制限すると味が良くなるが、小さな鉢での栽
培では隔年でしか結実しない。このような点か
ら、みかん等の栽培に適した方法として、ある程
度の容量を有する箱形の容器に耕土を入れてその
中で栽培することにより、連年結実を可能にしな
がら味を良くし、かつ密植栽培により収獲量も多
くすることのできるようにした栽培方法(いわゆ
るボツクス栽培)が知られている。このような栽
培方法による場合、上記容器の底部には水抜き用
兼根出し用の多数の穴が設けられていて、この穴
を通して延び出した根を定期的に切断することが
必要となり、この際、地面に載置された容器の片
側を持上げて、その底面を地面から引き離す必要
がある。従来、このような作業は人力によつて行
われていたが、耕土を入れた容器はかなりの重量
を有し、その上、根の先端が地面にくい込んでい
るので、容器を持上げるには大きな力が必要とな
り、しかも容器を持上げてからこの状態を保持し
つつ根切り作業を行わなければならないので、一
人の作業者によつてこれらの作業を行うことは困
難であり、これらの作業が非常に面倒なものであ
つた。
(考案の目的) 本考案はこれらの事情に鑑み、果樹栽培用容器
の片側を持上げてその底部を地面から離し、この
状態で容器の底部から出た根を切るという作業
を、一人の作業者によつても極めて簡単に行うこ
とのできる果樹栽培用容器の吊上げ具を提供する
ものである。
(考案の構成) 本考案の果樹栽培用容器の吊上げ具は、地面に
設置し得るようにしたフレームの上部に、ロープ
を巻上げる巻上げドラムと、この巻上げドラムを
回転させるハンドルと、巻上げドラムの軸体に具
備した被係止部に対して係脱可能な巻戻り防止用
の係止部材とを装備するとともに、上記巻上げド
ラムから導出したロープの先端に棒状の吊上げ杆
をロープ先端から垂下する状態に取付け、この吊
上げ杆の下端に、果樹栽培用容器の一側部下端を
支持するための前方へ突出した平板状の支持片
と、後方へ多少上向きに突出した操作片とを連設
したものである。
(実施例) 第1図乃至第3図は本考案の吊上げ具の構造の
具体例を示している。これらの図において、1は
吊上げ具のフレームであつて、パイプにより形成
された一対の支柱2,3と、この両支柱2,3を
連結する連結板4と、上部枠5とを備えている。
上記両支柱2,3は前方からみると第1図に示す
ように、その各上方部が比較的狭い間隔で相対向
し、中間部でそれぞれ外方に屈曲して、各下方部
が比較的広い間隔で相対向しており、また側方か
らみると第2図に示すように若干くの字形に屈曲
して、上方部が多少前傾した形状となつている。
この両支柱2,3の中間部に連結板4の両端が溶
接され、上端部に上部枠5が溶接されている。ま
た両支柱2,3の各下端近傍部には適当な大きさ
の半円形状等の設置用プレート6,6が固着さ
れ、両支柱2,3の各下端部2a,3aは上記設
置用プレート6,6より下方に突出している。こ
うして、両支柱2,3の下端部2a,3aを地中
に埋入させて設置用プレート6,6を地面に当接
させることにより、起立姿勢で地面に設置するこ
とができるようにフレーム1が構成されている。
上記フレーム1の上部には、巻上げドラム7
と、この巻上げドラム7を回転させるハンドル8
と、巻上げドラム7に対する巻戻り防止用の係止
部材9とが装備されている。上記巻上げドラム7
は、その軸体7aが上部枠5に軸支されることに
よつてフレーム1に回転自在に取付けられてい
る。ハンドル8は、アーム部8aとその先端に取
付けた把手部8bとからなり、アーム部8aの基
端部が上記軸体7aの一端に固着されている。ま
た上記軸体7aの他端には被係止部としての爪車
10が取付けられており、これに対して係止部材
9は、上部枠5に回動可能に取付けられた係止片
9aと、この係止片9aに連設された操作杆9b
とからなり、係止片9aが上記爪車10に対して
係脱可能となつていて、係止片9aが爪車10に
係合したときに巻上げドラム7の巻戻りが阻止さ
れるようにしている。さらに上部枠5の一側部に
は、ハンドル8を操作するときなどにフレーム1
のぐらつきを防止するため把持される把持杆11
が取付けられており、この把持杆11は所望に応
じて上部枠5の左側部と右側部とに付け替え可能
となつている。
上記巻上げドラム7からはロープ12が導出さ
れ、このロープ12の先端には、棒状の吊上げ杆
13がロープ先端から垂下する状態に取付けられ
ている。この吊上げ杆13の上端部13aは前方
に屈曲し、その先端がロープ12に取付けられて
いる。この吊上げ杆13の下端には、果樹栽培用
容器20の一側部下端を支持するための平板状の
支持片14と、この支持片14を上記容器20と
地面との間にさし込む操作を足で簡単に行うこと
ができるようにするための操作片15とが連設さ
れている。上記支持片14および操作片15は鋼
板により形成されて吊上げ杆13の下端に溶接さ
れており、支持片14は前方へ水平もしくは若干
上向きに突出し、操作片15は後方へ多少上向き
に突出している。
このように構成された吊上げ具の用途および使
い方を第4図および第5図に基づいて次に説明す
る。
いわゆるボツクス栽培においては、適当な大き
さの箱形の果樹栽培用容器20が用いられ、この
容器20の底壁および側壁下端部には水抜き用兼
根出し用の多数の穴21…が設けられており、こ
の容器20に耕土22が入れられて果樹23の坂
培が行われる。そして、通常時にはその容器20
が地面25に置かれているが、上記穴21…から
果樹23の根24が延び出したときには、上記容
器20を持上げて根切り作業を行う必要がある。
この根切り作業を行う際に前記の吊上げ具が使
用される。この場合に、先ずこの吊上げ具のフレ
ーム1を果樹栽培用容器20に近接させて地面2
5上に起立状態に設置し、前記支持片14を上記
容器20の一側部下端と地面25との間に挿し込
む。このとき、第4図に示すように、予め上記支
持片14を地面25に接する程度にまで下降させ
て、その先端を容器20の一側部下端に臨ませた
状態で、作業者が前記操作片15を足で矢印方向
に踏み込むことにより、容易に支持片14を上記
容器20の一側部下端と地面25との間に挿し込
むことができる。次に、前記ハンドル8を操作し
てロープ12を巻上げ、吊上げ杆13を上昇させ
る。これにより、上記容器20の片側下端が吊上
げ杆13の支持片14によつて吊上げられ、上記
容器20が次第に傾く。この際、フレーム1の支
柱上部を前方(果樹栽培用容器側)へ傾斜させて
その上端に巻上げドラム7を取付け、かつ吊上げ
杆13の上端を前方に屈曲させておくことによ
り、前記支持片14が容器20の下端から離脱す
ることを確実に防止することができる。そして、
第5図に示すように根切り作業が可能な状態にま
で上記容器20の片側を吊上げてから、前記係止
片9aを爪車10に係止させることにより、上記
容器20がこの状態に保持される。従つてこの状
態で、上記容器20の下方に出た根を剪断鋏等で
簡単に切断することができる。
根切り作業が終われば、上記係止片9aを爪車
10から離脱させ、吊上げ杆13を下降させて上
記容器20を元の状態に戻してから、吊上げ具を
取外せばよい。
なお、フレーム1の形状は上記実施例に限定さ
れず、地面に設置することのできる適宜の形状で
あればよい。
(考案の効果) 以上のように本考案の吊上げ具は、フレームの
上端に巻上げドラムとこれに対するハンドルおよ
び係止部材を装備し、巻上げドラムから導出した
ロープに吊上げ杆を取付け、その下端に、前方へ
突出した平板状の支持片と後方へ多少上向きに突
出した操作片とを連設している。このため、いわ
ゆるボツクス栽培における根切り作業時に、上記
操作片を足で踏込むことによつて上記支持片を容
易に果樹栽培用容器の一側部下端と地面との間に
を挿し込むことができるとともに、このようにし
てからハンドル操作によつて上記容器の片側を吊
上げることができ、かつ上記係止部材によつてこ
の状態を保持することができる。従つて、一人の
作業者でも簡単に上記の根切り作業を行うことが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は吊
上げ具の正面図、第2図は縦断側面図、第3図は
第1図の−線に沿つた断面図、第4図および
第5図はそれぞれ使用状態を示す要部の縦断側面
図である。 1……フレーム、7……巻上げドラム、8……
ハンドル、9……係止部材、12……ロープ、1
3……吊上げ杆、14……支持片、15……操作
片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地面に設置し得るようにしたフレームの上部
    に、ロープを巻上げる巻上げドラムと、この巻上
    げドラムを回転させるハンドルと、巻上げドラム
    の軸体に具備した被係止部に対して係脱可能な巻
    戻り防止用の係止部材とを装備するとともに、上
    記巻上げドラムから導出したロープの先端に棒状
    の吊上げ杆をロープ先端から垂下する状態に取付
    け、この吊上げ杆の下端に、果樹栽培用容器の一
    側部下端を支持するための前方へ突出した平板状
    の支持片と、後方へ多少上向きに突出した操作片
    とを連設したことを特徴とする果樹栽培用容器の
    吊上げ具。
JP6763184U 1984-05-08 1984-05-08 果樹栽培用容器の吊上げ具 Granted JPS60180299U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6763184U JPS60180299U (ja) 1984-05-08 1984-05-08 果樹栽培用容器の吊上げ具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6763184U JPS60180299U (ja) 1984-05-08 1984-05-08 果樹栽培用容器の吊上げ具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60180299U JPS60180299U (ja) 1985-11-29
JPH0229120Y2 true JPH0229120Y2 (ja) 1990-08-03

Family

ID=30601630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6763184U Granted JPS60180299U (ja) 1984-05-08 1984-05-08 果樹栽培用容器の吊上げ具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60180299U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57196082U (ja) * 1981-06-03 1982-12-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60180299U (ja) 1985-11-29

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