JPH02289553A - ポリ(エステル)カーボネート用の離型剤 - Google Patents

ポリ(エステル)カーボネート用の離型剤

Info

Publication number
JPH02289553A
JPH02289553A JP2056780A JP5678090A JPH02289553A JP H02289553 A JPH02289553 A JP H02289553A JP 2056780 A JP2056780 A JP 2056780A JP 5678090 A JP5678090 A JP 5678090A JP H02289553 A JPH02289553 A JP H02289553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
thermoplastic
mixture
polyester
mold release
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2056780A
Other languages
English (en)
Inventor
Holger Ohst
ホルガー・オースト
Helmut-Martin Meier
ヘルムート―マルテイン・マイアー
Klaus Kircher
クラウス・キルヒヤー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH02289553A publication Critical patent/JPH02289553A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/60Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/62Releasing, lubricating or separating agents based on polymers or oligomers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D251/00Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
    • C07D251/02Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
    • C07D251/12Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D251/26Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hetero atoms directly attached to ring carbon atoms
    • C07D251/30Only oxygen atoms
    • C07D251/34Cyanuric or isocyanuric esters

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 たとえば酸化リチウム、ナトリウムメトキシド、ギ酸ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ホウ
水素化ナトリウム、カリウム第3ブチラート、アルカリ
石鹸、鉛塩、チタニウムテトラブチラート、トリエチル
アミン、シュウ酸、四価スズの有機化合物およびトリエ
チルホスファンを含む種々の触媒がアルキルイソシアネ
ートの三量化に使用し得ることは公知の事実である(ウ
ルリヒ(H. Ulrich) .ヘテロクムレン類の
環状付加反応(CycloaddiLion Reac
tion of HeLerocumulenes) 
, 1967. 128ページ以下、アカデミック・プ
レス)。
トリアルキルホスファンおよびアリールアルキルホスフ
ァン、ならびに元素の周期系(P S E)のIVa,
 IVb, Va  およびIlb 族の元素の有機金
属化合物も触媒として記述されている(バタイ(S. 
Patai) ,シアネートとチオー誘導体の化学(C
hmistry of Cyanates and T
hio−Derivatives). 1977. 6
74ページ以下)。
トリアルキルホス7アンはカーク・オットマー(Kir
k−Othmer) ,化学技術事典(Encyclo
pediaof Chemical Technolo
gy) + 13巻,794ページ,1981において
も触媒として挙げられている。
長鎖の脂肪族イソシアヌル酸エステルは公知物質であり
、エラストマー用の添加剤として(EP136 898
) 、発泡防止剤として(DOS1 965 643)
 、防水剤として(ケミカル・アブストラク7 (C.
A.)55巻, 24564 c )および殺虫剤( 
insecticide)として(C.A.104巻,
16499n)使用されている。イソシアヌル酸トリア
ルキルは、高分子量の芳香族ポリカーボネートおよびポ
リエステルカーボネート用の流動促進剤としても挙げら
れている( U S 4,243.570)。
たとえば脂肪酸(E P 189 572) 、ケトン
(E P  100 918) 、ビニルエーテル(U
S4,438.234) 、N,N−ジアリルアミド(
4,554.302)、シロキサン(U S 3,75
1,519) 、パラフィンおよびアノレカン(US 
4,415,696, US 4,626.566)パ
ーフルオロアルキルスルホンアミ}’(DOS2 50
6 726) 、ならびに、特に脂肪酸エステル(E 
P 103 107. Do S 2 729 485
, U S4,131,575. US 4,097.
435. US 3,836,499)を含む多くの化
合物が、ポリカーボネート用の離型剤として記述されて
いる。
上に引用した特許中の各種の化合物がポリヵーポネート
用の離型剤として有用であり得るという限りにおいて、
個々にこれらの特許を引用する。
その離型剤としての有効性の他にも、上記のポリカーボ
ネート中の各種の化合物は、これらが透明であり、変色
をほとんど示さず、熱応力下での分子量低下を最小限に
受けるのみである限りにおいて、工業的な観点からこれ
らに対してなされる個別の付加的な要求にも適合する。
しかし、これらの付加的な要求が上記の全ての観点にお
いて同時に満足されなければならない場合には、上記の
各種の化合物は離型剤としては不適当である。
近年のポリカーボネート成形用材料が満足しなければな
らない全ての要求を考慮すれば、上記の各種の化合物は
全て、透明性に影響を与える(たとえばシロキサン、パ
ラフィンおよびアルカン)か、または、ポリカーボネー
ト/ポリエステノレカーボネートの分子量低下を促進す
るという欠点を伴うことが見いだされている。脂肪酸エ
ステルは特にエステル交換、したがって高温における分
解により長期の熱的挙動に逆効果を与える。幾つかの離
型剤が特許明細書に記載されているにも拘わらず、色お
よび透明性に逆効果を与えない、短期の機械的、電気的
および熱的性質に有意の効果を持たない、かつ、離型剤
としての極めて良好な挙動にも拘わらず長期の熱的挙動
にも有意の影響を与えない成分に関する実用上の必要が
、いまだに存在する。
驚くべきことには、トリアリールホスファンを触媒とし
て用いて相当するイソシアネートから製造した長鎖の脂
肪族イソシアヌル酸エステルは、上記の欠点のいかなる
ものをも示さない、ポリカーボネートおよび/または芳
香族ポリエステルカーボネートおよび/または芳香族ポ
リエステルの高度に効率的な離型剤であることが実証さ
れた。
先行技術に従って製造した脂肪族イソシアヌル酸エステ
ルは、ポリカーボネートに使用した場合には、難問を提
出する。酸性触媒(たとえば有機スズ化合物)と塩基性
触媒(たとえばナトリウムメトキシド、トリエチルホス
ファン)との双方とも、ポリカーボネートの深刻な分子
量低下の原因となる。これらの触媒の生成したイソシア
ヌル酸エステルからの定量的除去(蒸留、結晶化または
中和)は困難な問題である。無触媒の三量化は不可能で
ある。
驚くべきことには、脂肪族イソシアネートの三量化は触
媒としてのトリアリールホスファン、特にトリフェニル
ホスファンを用いて可能なのである。
したかって、本発明は、使用する脂肪族イソシアネート
を基準にして0.1ないし10重量%の量の、好ましく
はl重量%ないし5重量%の量のトリアリールホスファ
ンを使用し、NCo値(NCO 値に関してはフィ一ウ
ェーターヘーヒトレン(Vieweg−H6chtle
n) ,高分子ハンドブック(Kunststoff−
Handbuch) , Vll巻, 1966. 9
0ページを参照)がO%になるまで反応を継続すること
を特徴とする、50ないし250°Cの範囲の温度にお
ける、好ましくは150ないし220℃の範囲の温度に
おける、空気中、または不活性気体中0.1バールない
し100バールの圧力下での、好ましくは1バールない
し10バールの圧力下での、触媒の存在下における脂肪
族イソシアネートの三量化方法に関するものである。た
とえば窒素が不活性気体として使用される。
本発明はまた、本発明記載の方法により得られるイソシ
アヌル酸エステルに関するものでもある。
本発明はまた、本発明に従って得られるイソシアヌル酸
エステルの、熱可塑性芳香族ポリカーボネート用の、熱
可塑性芳香族ポリエステルカーボネート用の、および熟
可塑性芳香族ポリエステル用の離型剤としての使用に関
するものでもある。
本発明はまた、本発明に従って得られるイソシアヌル酸
エステルをポリカーボネートおよび/またはポリエステ
ルカーボネートおよび/またはポリエステルの重量を基
準にして0.05重量%ないし3重量%の量で、好まし
くは0.1ないし1重量%の量で有する熱可塑性芳香族
ポリカーボネートの混合物および/または熱可塑性芳香
族ポリエステルカーボネートの混合物および/または熟
可塑性芳香族ポリエステルの混合物に関するものでもあ
る。
既に述べたように、触媒、すなわちトリアリールホスフ
ァンは三量化したイソシアヌル酸エステルから除去され
ず、イソシアヌル酸エステルを離型剤として使用した場
合にはポリカーボネート中に、およびポリエステルカー
ボネート中に、およびポリエステル中に組み込まれる。
しかし、トリアリールホスファンはまた、イソシアヌル
酸エステル+ トリアリールホスファンの合計量を基準
にして最大約65重量%までの、離型剤混合物基準の大
量ででも使用することができる。
したがって本発明はまた、イソシアヌル酸エステルとト
リアリールホスファンとの合計量を基準にして、三量化
した脂肪族イソシアネートが99.9重量%ないし35
重量%の量であり、トリアリールホスファンが0.1重
量%ないし65重量%である、三量化した脂肪族イソシ
アネートとトリアリールホスファンとの混合物に関する
ものでもある。
本発明はまた、本発明記載の三量化した脂肪族イソシア
ネートとトリアリールホスファンとの混合物のポリカー
ボネート用の、およびポリエステルカーボネート用の、
およびポリエステル用の、ならびにポリカーボネートお
よび/またはポリエステルカーボネートおよび/または
ポリエステルの混合物用の離型剤としての使用に関する
ものでもある。
上記のように、この混合物を使用する場合には、ポリカ
ーボネート中の、またはポリエステルヵーポネート中の
、またはポリエステル中のイソシアヌル酸エステルとト
リアリールホスファンとの合計重量は0.05ないし3
重量%、好ましくは0.1ないし1重量%である。
本発明はまた、本発明記載の三量化した脂肪族イソシア
ネートとトリアリールホスファンとの混合物の含有量が
、ここでも、ポリカーボネートおよび/またはポリエス
テルカーボネートおよび/またはポリエステルの重量を
基準にして0.05重量%ないし3重量%、好ましくは
0.1重量%ないし1重量%である、三量化した脂肪族
イソシアネートを有し、かつ、トリアリールホスファン
を有する熱可塑性芳香族ポリカーボネートの混合物およ
び/または熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネートの
混合物および/または熱可塑性芳香族ポリエステルの混
合物に関するものでもある。
既に述べたように、たとえばイソシアヌル酸トリアルキ
ルを含むイソシアヌル酸エステルがポリカーボネートお
よびポリエステノレカーポネート用の流動促進剤として
使用し得ることは、US−P4.243.570より公
知である。イソシアヌル酸エステルの製造はこの米国特
許には特定されておらず、単に、イソシアヌル酸エステ
ルが、たとえばカーク・オットマー,化学技術事典,2
0巻,662ないし671ページ,ジ9ン・ワイリーア
ンドサンズ(John Wiley & Sons) 
+ 196Lニューヨークに記載されている通常の方法
で製造し得ると述べられているに過ぎない(US−P 
4.243.570のカラム2,第3ないし第8行)。
トリアリールホスファンは、EP−P 0 143 906およびそれに引用されている文献よ
り、ポリカーボネート用の安定剤として公知である。
本件出願人らの考えでは、脂肪族イソシアヌル酸エステ
ルとトリアリールホスファンとの混合物の離型剤として
の使用は、特に離型と流動促進とは同一の工程をほとん
ど含んでいないので、これら2種の引用文献からは明白
ではない。
小量のポリアルキレンテレフタレートおよび/または有
機リン酸エステルの添加によりポリカーボネートの流動
性を改良し得ることは公知であるが、この方法で得られ
る流動性の改良は、離型挙動のいかなる有意の改良をも
伴うものではない。
他方、効果的な離型剤として知られる長鎖の有機酸とア
ルコールとのエステルは、流動促進剤としては有意に作
用しない。流動性の改良は、アルカリ性またはアミン性
の不純物が加工中に重合体分子を破壊して実用上は望ま
しくない分子量の低下に導く場合にのみ、通常の離型剤
によって得られるのである。
適当な脂肪族イソシアネートは、狭い意味での脂肪族イ
ソシアネート、すなわちアルキル基を含有するものと、
環状脂肪族イソシアネート、すなわちシクロアルキル基
を含有するものとの双方である。
本発明の関連では、イソシアネートはモノイソシアネー
トおよびジイソシアネートの双方である七理解される。
したがって、問題のイソシアネートは総合的に、(環状
)脂肪族(七ノーおよびジー)イソシアネートとして表
される。
好ましい(環状)脂肪族モノイソシアネートは式(1) R−N−C−0             (1)?中
、 RはC1−,。アルキル基またはC4−1■シクロアル
キル基であり、ctt−14アルキル基が特に好ましい に相当するものである。
好ましい(環状)脂肪族ジイソシアネートは式OCN−
R’−NCO          (2)式中、 R′はC ,,4アルキレンまたはC ,−,,シクロ
アルキレンであり、C.−,。アルキレンおよびC.−
1。シクロアルキレンが特に好ましい に相当するものである。
(環状)脂肪族ジイソシアネートは(環状)脂肪族モノ
イソシアネートとの結合でのみ、使用する特定のモノイ
ソシアネートの重量を基準にしてlO重量%以内の量で
、好ましくは2重量%の量で使用される。
本発明に従う使用に適したトリアリールホスファンは、
アルキル、アリールまたはハロゲン置換基により一置換
または数置換されていてもよいC ,.4アリール基を
含有するものである。
好ましいトリアリールホスファンは式(3)式中、 R”、R”おJ:びR1vはcH.、C,H.、C =
 H s、F%CIまたはBrにより一置換または数置
換されていてもよいフエニルまたはナフチルを表す に相当するものである。
モノイソシアネートの例はエチルイソシアネート、プロ
ビルイソシアネート、プチルイソシアネート、イソプロ
ビルイソシアネート、第2プチルイソシアネート、イン
ブチルイソシアネート、第3プチルイソシア不一ト、ド
デシルイソシア不一ト、ヘキサデシルイソシアネート、
ステアリルイソシアネート、シクロヘキシルイソシアネ
ート、3,3.5−トリメチルシクロヘキシルイソシア
不−ト、2−ノルポルニルメチルイソシアネートである
好ましいモノイソシアネートは、たとえばドデシルイソ
シアネート、ヘキサデシルイソシアネート、ステアリル
イソシアネートおよびこれらのイソシアネートの混合物
である。
ジイソシアネートの例はへキサメチレンジイソシアネー
ト、2.2.4−}リメチル−1.6−ジイソシアナト
ヘキサン、l,4−ジイソシアナトシク口ヘキサン、3
.3.5− トリメチル−1−インシアナト−3−イン
シアナトメチルシク口ヘキサン、ジメリルジイソシアネ
ート、ビス−(4−インシアナトシク口ヘキシル)一メ
タンである。
好ましいジイソシアネートは、たとえばヘキサメチレン
ジイソシアネートである。
適当なトリアリールホスファンは、たとえばトリ7エニ
ルホスフ7ン、トリスーp−トリルホスファ冫、トリス
ー(p一ノ二ノレフエニノレ)一ホス7アン、トリスー
ナフチルホスファン、トリスー(p−”ロロフェニル)
一ホスファン、トリスー(p−フルオロフェニル)一ホ
スファンおよびメシチルフェニルー0−クロロフェニル
ホスファンである。
トリ7エニルホス7アンが特に好ましい。
イソシアネートもトリアリールホスファンもともに、個
別に使用することも、2種の異なるイソシアネートの混
合物としても2種の異なるトリアリールホスファンの混
合物としても使用することができるが、前提として、使
用する特定のジイソシアネートの合計量が最大でも使用
する特定のモノイソシアネートの合計量のlO重量%の
量でなければならない。
得られる三量化したイソシアネートは、好ましくは式(
4a) の構造を、または、3個以上のイソシアヌル酸環を有す
るオリゴマー構造、すなわち少なくとも1個の構造単位
(4C) を含有し、枝分かれ構造の場合には少なくとも1個の構
造単位(4d) の構造を、または式(4b) 上記の各式において、 RおよびR′は式(1)および(2)に関して定義した
ものと同様である を含有するものを有する。構造(4a)と(4b)との
混合物、ならびに/または(4c)および/または(4
d)を基剤とするものとの混合物も任意に存在していて
もよい。
本発明記載の方法により得られる三量化したイソシアネ
ートは、粉末に細分し得るガラス様の固化した熔融物の
形状に集積する。
本発明記載の三量化したイソシアネートとトリアリール
ホスファンとの混合物を、本発明に従うトリアリールホ
スファンの存在下における脂肪族イソシアネートの三量
化以外の方法で製造する場合には、たとえば以下の方法
を適用するのが最良である。
三置換イソシアヌル酸エステルは一般に、イソシアヌル
酸のアルキル化により得られる。たとえば、塩化n−ヘ
キシルを用いる高温でのイソシアヌル酸のアルキル化が
71%の収率であることは、カーク・オットマー、化学
技術事典、7巻、401ページ, 1979に記載され
ている。この反応ののち、この三アルキル化したイソシ
アヌル酸エステルは、公知の手法、所望の量でトリアリ
ールホスファンと混合して、本発明記載の離型剤を形成
させることができる。
本発明の関連での熱可塑性芳香族ポリカーボネートは、
ジフェノール、特にジヒドロキシジアリールアルカンと
ホスゲンまたは炭酸ジエステルとの反応により得られる
縮重合物であり、未置換のジヒドロキシジアリールアル
カンに加えて、アリール基がヒドロキシル基の 〇一位
および/またはm一位にメチル基またはハロゲン原子を
有するジヒドロキシジアリールアルカンも好適である。
枝分かれポリカーボネートも好適である。たとえばモノ
フェノールは連鎖停止剤として使用され、たとえばトリ
スフエノールまたはテトラフェノールは枝分かれ剤とし
て使用される。
ポリエステルカーボネートは、ゲル浸透クロマトグラ7
イーにより、またはCHzClx中、25℃での、10
0 wrQあたり0.5gの濃度における相対粘性測定
により決定した値として、一方ではto.oooないし
300.000の範囲の、好ましくは50.000ない
し250.000の範囲の、他方では20.000ない
し40,000の重量平均分子量M.を有する。
適当なジフェノールは、たとえばハイドロキノン、レゾ
ルシノール、4.4’−ジヒドロキシジフェニル、ビス
−(ヒドロキシ7エニル)一アルカンたとえばC1−.
−アルキレンまたは C,−.−アルキリデンビスフェ
ノール、ビス−(ヒドロキシ7エニル)一シクロアルカ
ンたとえば置換されていることもある C S−+S−
シクロアルキレンまたは置換されていることもある C
 S−+6−シクロアルキリデンビスフェノール、ビス
ー(ヒドロキシ7エニル)一スルフィド、エーテル、ケ
トン、スルホキシドまたはスルホン、および α ,/
−ビス−(ヒドロキシフェニル)一ジイソプ口ピルベン
ゼン、ならびに対応する核アルキル化および核ハロゲン
化化合物である。
好ましいポリカーボネートは、西ドイツ特許出願P 3
8 32 396.6に記載されているビスー(4−ヒ
ドロキシフエニル)−2.2−プロパン(ビス7エノー
ルA)、ビスー(4−ヒドロキシ−3.5−ジクロ口フ
ェニル)−2.2−プロパン(テトラク口口ビスフェノ
ールA)、ビス−(4−ヒドロキシ−3.s−シブロモ
フェニル) −2.2−プロパン(テトラプロモビスフ
ェノールA)、ビス−(4一ヒドロキシ−3.5−ジメ
チルフエニル) −2.2−プロパン(テトラメチルビ
スフェノールA)、ビス−(4−ヒドロキシ7エニル)
−1.1−シクロヘキサン(ビス7エノーノレ Z) 
、1.1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3.3
.5−トリメチルシクロヘキサン(TMC  ビスフェ
ノール)ヲ基剤とするもの、および三核ビスフェノール
、たとえばa,a  −ビスー(4−ヒドロキシフェニ
ル)一p−ジイソプ口ピルベンゼンを基剤とするもので
ある。他の適当なジフェノール、およびポリカーボネー
トの製造は、たとえばUS−PS3,028.365、
3,062.781および3,879.347に記載さ
れている。
枝分かれポリカーボネートは、たとえばUS−P S 
4.185.009に、およびDE−PS2 500 
092に記載されている。
本発明の関連での熱可塑性芳香族ポリエステルはジフェ
ノール、芳香族ジカルポン酸二塩化物、連鎖停止剤およ
び、任意に、枝分かれ剤を基剤とするものである。
適当なジフェノールは、ポリカーボネートの製造に関し
て上に述べた化合物である。
モノフェノールは連鎖停止剤として使用され、トリスフ
エノールおよびテトラフェノールは枝分かれ剤として使
用される。
加えて、芳香族トリカルポン酸三塩化物もしくは芳香族
テトラカルポン酸四塩化物またはより高次の芳香族カル
ポン酸の酸塩化物も枝分かれ剤として有利に使用するこ
とができる。
これらは、使用する芳香族ジカルボン酸二塩化物を基準
にして0.Olないし1モル%の量で使用し、一方、フ
ェノール性枝分かれ剤を使用する場合には、芳香族ポリ
エステルの製造に使用するジフェノールを基準にして、
o.oiないし1モル%の量で使用する。
芳香族ポリエステルの製造用の枝分かれ剤は、たとえば
D E−O S 2 940 024、9/lOベージ
に記載されている。
適当な芳香族ジカルボン酸二塩化物はテレフタル酸二塩
化物、イソフタル酸二塩化物、0−7タル酸二塩化物、
ジ7エニルジカルボン酸二塩化物、ジ7エニルエーテル
ジカルボン酸二塩化物、ナフタレンジカルボン酸二塩化
物およびこれらの混合物である。
好ましい混合物はテレフタル酸二塩化物とイソ7タル酸
二塩化物との20:lないし1:20の比の、より特定
的には7:3ないし3:7の比の混合物である。
酸二塩化物、ジフェノール、連鎖停止剤および、任意に
、枝分かれ剤よりの芳香族ポリエステルの製造は、好ま
しくは界面縮重合法(たとえばDE−OS 2 940
 024およびTMC−ビスフェノールの西ドイツ特許
出願P 3903103.9を参照)により、公知の手
法で実施する。
本発明の関連での熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネ
ートは、ジフェノール、ホスゲン、芳香族ジカルポン酸
二塩化物、連鎖停止剤および、任意に、枝分かれ剤より
公知の手法で得られるものである。ポリエステルカーボ
ネートおよびその製造は公知である(たとえばEP−O
SOO36080およびU S −P 3,169,1
21.ならびに TMC−ビスフェノールの西ドイツ特
許出願 P 3903103.9を参照)。
適当なジフェノールは、ポリカーボネートの製造に関し
て上に挙げたものである。
適当な芳香族ジカルポン酸二塩化物は、芳香族ポリエス
テルの製造に関して既に挙げたもの、テレフタル酸二塩
化物とイソフタル酸二塩化物との既に述べた特に好まし
い比の混合物である。
適当な連鎖停止剤は、ポリカーボネートおよびポリエス
テルの製造に適したものとして、既に挙げたモノフェノ
ールである。
適当な枝分かれ剤は、芳香族ポリエステルに関して上に
挙げた3価以上の7ェノールおよび三官能性以上の芳香
族カルポン酸塩化物である。
本発明記載の芳香族ポリエステルカーボネートは、カー
ボネート基と芳香族カルボン酸エステル基との合計モル
数を基準にして約80モル%までの、好ましくは約50
モル%までのカーポ不一ト基を含有する。
本発明記載の芳香族ポリエステルカーボネートエステル
成分およびカーボネート成分は、双方とも、ブロックの
形状ででも統計的分布でででも縮重合物中に存在するこ
とができる。
芳香族ポリエステルおよびポリエステルカーボネートの
相対溶液粘性(V、1)は1.l8ないし1.4の範囲
、好ましくは1.22ないし1.3の範囲(ポリエステ
ルおよびポリエステルカーボネートそれぞれ0.5 g
を100 mQのC H 2 C 1 zに溶解させた
溶液について、25℃で測定した値)である。
本発明に従って得られる三量化したイソシア不−トまた
は個別に製造したイソシアヌル酸エステルとトリアリー
ルホスファンとの本発明記載の混合物は、たとえばプラ
スチック粒状体にロール混入し、続いて押出し機中で均
質化し、再造粒することにより、熱可塑性芳香族ポリカ
ーボネートおよび/または熱可塑性芳香族ポリエステル
カーボネートおよび/または熱可塑性芳香族ポリエステ
ルに組み込むことができるが、これらはまた、ポリカー
ボネートおよび/またはポリエステルカーボネートおよ
び/またはポリエステルの現実の製造中に組み込むこと
もできる。
ポリカーボネート、ポリエステノレカーポネートまたは
ポリエステルに典型的な他の添加剤、たとえば耐衝撃性
改良剤、安定剤、耐炎剤、顔料および充填剤、ならびに
強化用材料も通常の量で、本発明記載の離型剤の組込み
の前、途中または後に、本発明記載の成形用混和物に組
み込むことができる。
本発明はまた、本発明に従って使用する離型剤を有し、
かつ耐衝撃性改良剤、安定剤、耐炎剤、顔料、充填剤お
よび強化用材料より選択した少なくともl種の標準的な
添加剤を通常の量有する熱可塑性芳香族ポリカーボネー
トの混合物および/または熱可塑性芳香族ポリエステル
カーボネートの混合物および/または熱可塑性芳香族ポ
リエステルの混合物に関するものでもある。
したがって、本発明はまた、本発明に従って得られる離
型剤、すなわち本発明に′従って三量化したイソシアネ
ートまたは本発明記載のイソシアヌル酸エステルとトリ
アリールホスファンとの混合物を熱可塑性ポリカーボネ
ートおよび/または熱可塑性ポリエステルカーボネート
および/または熱可塑性ポリエステルに通常の方法で、
熱可塑物を基準にして0.05重量%ないし3重量%の
量、好ましくは0.1重量%ないし1重量%の量、熟可
塑物の製造中に、または製造後に添加し、続いて、得ら
れる混合物を220℃ないし420℃の温度で均質化し
、ついで造粒し、任意に耐衝撃性改良剤、安定剤、耐炎
剤、顔料、充填剤および強化用材料よりなるグループか
ら選択した標準的な添加剤を公知の手法で、熱可塑性ポ
リカーボネートおよび/または熱可塑性ポリエステルカ
ーボネートおよび/または熱可塑性ポリエステルに通常
の量、本発明記載の離型剤の組み込みの前、途中または
後に組み込むことを特徴とする、熱可塑性芳香族ポリカ
ーボネートおよび/または熱可塑性芳香族ポリエステル
カーボネートおよび/または熱可塑性芳香族ポリエステ
ルの熱可塑性成形用混和物の製造方法に関するものでも
ある。
本発明記載の離型剤および任意に上記の標準的な添加剤
の本発明に従う組み込みはまた、再造粒に替えて、所望
の成形品への、または粒状体以外の半製品への、または
最終製品への組み込みの直後に熱可塑物を加工すること
に変更することもできる。
既に述べたように、本発明記載の離型剤および任意に上
記の標準的な添加剤を熱可塑性ポリカーボネートに、お
よび/または熱可塑性ポリエステルカーボネートに、お
よび/または熱可塑性ポリエステルに、その製造中に、
たとえば熱可塑物の製造中の集積しつつある有機溶液に
、蒸発により濃縮する前に添加することもできる。引き
続く蒸発による濃縮および粒状体または成形品への加工
は、通常の方法で実施することができる。
標準的な添加剤の例は亜リン酸塩安定剤、対加水分解用
のエボキシド、酸化防止剤、溶媒抵抗性付与剤、UV安
定剤、火炎抵抗性改良用の滴下阻止剤、不活性充填剤、
ならびに、全て組み込み前にその活性を公知の手法で変
化させ得る活性充填剤および活性顔料である。
本発明に従って使用する離型剤の芳香族ポリカーボネー
トまたはポリエステルカーボネートへの添加はその透明
性またはその色調に不利益な影響を与えることもなく、
熱応力下においていかなる分子量低下の原因となること
もない。芳香族ポリエステルは、両者においていかなる
負の影響をも示さない。
本発明記載の離型剤の本発明に従う使用により射出成形
における離型圧(demolding pressur
e)が減少し、高い表面品質を有する無傷の成形品を得
ることが可能になる。
したがって、本発明はまた、本発明記載の成形用混和物
の射出成形による加工に関するものでもある。
本発明記載の成形用混和物は、使用する鋳型が離型剤を
含有する成形用混和物を必要とするいかなる場合にも、
また、成形品がその長期の熱的安定性に関して最も厳格
な要求をも満足しなければならないいかなる場合にも、
鋳型成形品または射出成形品として使用することができ
る。
以下の実施例において、添加剤に関する全ての百分率は
熱可塑性樹脂を基準にする重量百分率である。
比較例 l(無触媒) ステアリルイソシアネート 100 gを窒素下、20
0℃で撹拌した。13時間後にも、イソシアネート価に
減少が認められなかった。NCO 価=14.4%。
実施例 l ステアリルイソシアネート 100 gとトリ7エニル
ホスファン5gとを窒素下、200℃で35時間撹拌し
た。NCO価:0%。
比較例 2(標準触媒) ステアリルイソシアネート 100 gと酸化ジブチル
スズ2gとを窒素下、200℃で、NCO価が0%にな
るまで反応させた。
実施例 2 使用するポリカーボネートの一般的製造方法約454 
fillsの4.4′−ジヒドロキシジ7エニル−2.
2−グロバンと9.5部の p一第3ブチル7エノール
とを1.5 0の水にけん濁させる。撹拌器と気体導入
管とを備えた三つ首フラスコ中で、上記の反応混合物に
15分間、撹拌しながら窒素を通じて反応混合物から酸
素を除去する。ついで、355部の45%水酸化ナトリ
ウムと 1000部の塩化メチレンとを添加する。この
混合物を25℃に冷却する。冷却してこの温度を維持し
ながら、237部のホスゲンを120分かけて添加する
。l5ないし30分後に、またはホスゲンの吸収が始ま
ったのちに、追加量の75部の45%水酸化ナトリウム
を添加する。生成した溶液に1.6部のトリエチルアミ
ンを添加し、この混合物をさらに15分間撹拌する。高
度に粘稠な溶液が得られるので、塩化メチレンを添加し
てその粘性を調節する。水相を分離する。有機相を、塩
およびアルカリがなくなるまで水で洗浄する。洗浄した
溶液からポリカーボネートを単離し、乾燥する。このポ
リカーボネートは、0.5%塩化メチレン溶液について
20℃で測定した値で1.29ないし1.30の相対粘
性を有する。これはほぼ32.000の分子量に相当す
る。かくして得られるポリカーボネートを押出しし、造
粒する。
実施例 3 表1に示した量の離型剤を、実施例2に従って製造した
ポリカーボネート粒状体に、室温のドラム中でロール混
入し、続いて280℃で押出ししてストランドとする。
ついで、得られるストランドを造粒する。
表1 3a本木》 リスリトーノレ)京) 3c木本》 99.5     0.5 (比較例2)3d 99.5     0.5 (実施例l)本】 使用し
た脂肪酸エステルはロキシオール(Loxiol) V
PG 861σ(ヘンケル社( Henke IKGa
A)の製品)である。
木*)実施例3a,3b  および3c  は比較例で
ある。
離型効果 本発明に従って使用した離型剤の有効性を、射出成形用
混和物の離型に必要な離型力の基準で測定する。この実
施例において離型力は、電気的記録系を用い、長さ35
 mII+,直径40 mm, 壁厚2mmのシリンダ
ーの形状の射出成形品の全離型を通じての、離型中の水
圧射出器の油シリンダーの圧力上昇(building
 up)に従って測定する。表2は、実施例3a ない
し3d  に関して、また種々の鋳聖温度に関して、時
間の関数としての必要な平均離型力を示す。
表  2 3a 3b 3C 3d 90℃ 110℃ 130℃ 90℃ 110℃ 130℃ 90℃ 110’0 130℃ 90℃ 110℃ 130℃ バーノレ ノく ー ノレ バーノレ バール パーノレ ノ{−ノレ ノ《−ノレ バール バール バール バーノレ バーノレ 老化挙動 熱応力下の老化挙動を分子量低下の基準で測定した。こ
の目的には、本発明に従って使用する離型剤の組み込み
後の、かつ再造粒(実施例3a)後の、芳香族ポリカー
ボネートの粒状体を155℃の空気再循環炉(reci
rculating air oven)に貯蔵し、分
子量の減少は相対溶液粘性(5gの粒状体をIQの塩化
メチレンに溶解させ、25℃で測定した値、D I N
 5t 562 p 1.3)の基準に従った。
表  3 初期値 1.298  1.296  1.280  1.29
3500時間後の値 1292  1.233  1.
184  1.283l000時間後の値1.285 
 1.208   −  1.258300℃の加工温
度で製造した射出成形品を、透明度および色調に関して
、その光透過度および黄色指数(yellowness
 index)結果は表4に示してある。
の基準で評価した。
表  4 光透過度1 87.00% 88.37% 84.57% 87.34% 黄色指数幻 5.9 4.2 16.3 6.2 幻 厚さ4 m+aの試験板について、DIN5033
(単色光試料照明;測定寸法o/d;ジアノ(Dian
o)分光光度計)に従って測定した値 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
1、使用する脂肪族イソシアネートを基準にして0.1
ないしlO重量%の量のトリアリールホスファンを使用
し、NCO 値が0%になるまで反応を継続することを
特徴とする、50ないし2 5 0 ’Oの範囲の温度
における、空気中、または不活性気体中0.1ないし1
00バールの範囲の圧力下での、触媒の存在下における
脂肪族イソシアネートの三量化方法。
2.上記の第1項記載の方法により得られるイソシアヌ
ル酸エステル。
3.上記の第1項記載のイソシアヌル酸エステルの熱可
塑性芳香族ポリカーボネート用の、熱可塑性芳香族ポリ
エステルカーボネート用の、および熱可塑性芳香族ポリ
エステル用の離型剤としての使用。
4.本発明に従って得られるイソシアヌル酸エステルを
ポリカーボネートおよび/またはポリエステルカーボネ
ートおよび/またはポリエステルの重量を基準にして0
.05ないし3重量%の量有する、熱可塑性芳香族ポリ
カーボネートの混合物および/または熱可塑性芳香族ポ
リエステルカーボネートの混合物および/または熱可塑
性芳香族ポリエステルの混合物。
5、イソシアヌル酸エステルとトリアリールホスファン
との合計量を基準にして、三量化した脂肪族イソシアネ
ートが99.9ないし35重量%の量であり、トリアリ
ールホスファンが(Ll ftいし65重量%である、
三量化した脂肪族イソシアネートとトリアリールホスフ
ァンとの混合物。
6.上記の第5項記載の混合物のポリカーボネート用の
、ポリエステルカーボネート用の、およびポリエステル
用の、ならびにポリカーボネートおよび/またはポリエ
ステルカーボネートおよび/またはポリエステルの混合
物用の離型剤としての使用。
7.上記の第5項記載の混合物の含有量がポリカーボネ
ートおよび/またはポリエステルカーボネートおよび/
またはポリエステルの重量を基準にして0.05重量%
ないし3重量%、好ましくは0.1重量%ないし1重量
%の量である、特許請求の範囲第3項記載の三量化した
脂肪族イソシアネートと、およびトリアリールホスファ
ンと、熱可塑性芳香族ポリカーボネートとの混合物およ
び/または熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネートと
の混合物および/または熱可塑性芳香族ポリエステルと
の混合物。
8.耐衝撃性改良剤、安定剤、耐炎剤、顔料、充填剤お
よび強化用材料よりなるグループから選択した他の標準
的な添加剤をも通常の量含有することを特徴とする上記
の第4または第7項記載の混合物。
9.上記の第2項記載の三量化したイソシアネートまた
は上記の第5項記載のイソシアヌル酸エステルとトリア
リールホスファンとの混合物を熱可塑性ポリカーボネー
トおよび/または熱可塑性ポリエステルカーボネートお
よび/または熱可塑性ポリエステルに通常の方法で、熱
可塑物を基準にして0.05重量%ないし3重量%の量
、熱可塑物の製造中、または製造後に添加し、続いて、
得られる混合物を220℃ないし420℃の範囲の温度
で均質化し、ついで造粒し、任意に、耐衝撃性改良剤、
安定剤、耐炎剤、顔料、充填剤および強化用材料よりな
るグループから選択した標準的な添加剤を公知の手法で
、熱可塑性ポリカーボネートおよび/または熱可塑性ポ
リエステルカーボネートおよび/または熱可塑性ポリエ
ステルに通常の量、本発明記載の離型剤の組み込み前に
、組み込み中に、または組み込み後に組み込むことを特
徴とする、熱可塑性芳香族ポリカーボネートおよび/ま
たは熱可塑性芳香族ボリエステルカーボネートおよび/
または熱可塑性芳香族ポリエステルよりの熱可塑性成形
用混和物の製造方法。
10.上記の第4、第7または第8項記載の混合物の射
出成形による加工。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、使用する脂肪族イソシアネートを基準にして0.1
    ないし10重量%の量のトリアリールホスファンを使用
    し、NCO値が0%になるまで反応を継続することを特
    徴とする、50ないし250℃の範囲の温度における、
    空気中、または不活性気体中0.1ないし100バール
    の範囲の圧力下での、触媒の存在下における脂肪族イソ
    シアネートの三量化方法。 2、本発明に従って得られるイソシアヌル酸エステルを
    ポリカーボネートおよび/またはポリエステルカーボネ
    ートおよび/またはポリエステルの重量を基準にして0
    .05ないし3重量%の量有する、熱可塑性芳香族ポリ
    カーボネートの混合物および/または熱可塑性芳香族ポ
    リエステルカーボネートの混合物および/または熱可塑
    性芳香族ポリエステルの混合物。 3、イソシアヌル酸エステルとトリアリールホスファン
    との合計量を基準にして、三量化した脂肪族イソシアネ
    ートが99.9ないし35重量%の量であり、トリアリ
    ールホスファンが0.1ないし65重量%である、三量
    化した脂肪族イソシアネートとトリアリールホスファン
    との混合物。 4、特許請求の範囲第3項記載の混合物の含有量がポリ
    カーボネートおよび/またはポリエステルカーボネート
    および/またはポリエステルの重量を基準にして0.0
    5重量%ないし3重量%、好ましくは0.1重量%ない
    し1重量%の量である、特許請求の範囲第3項記載の三
    量化した脂肪族イソシアネートと、およびトリアリール
    ホスファンと、熱可塑性芳香族ポリカーボネートとの混
    合物および/または熱可塑性芳香族ポリエステルカーボ
    ネートとの混合物および/または熱可塑性芳香族ポリエ
    ステルとの混合物。
JP2056780A 1989-03-16 1990-03-09 ポリ(エステル)カーボネート用の離型剤 Pending JPH02289553A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3908598A DE3908598A1 (de) 1989-03-16 1989-03-16 Formtrennmittel fuer poly(ester)carbonate
DE3908598.8 1989-03-16

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02289553A true JPH02289553A (ja) 1990-11-29

Family

ID=6376480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2056780A Pending JPH02289553A (ja) 1989-03-16 1990-03-09 ポリ(エステル)カーボネート用の離型剤

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5036151A (ja)
EP (1) EP0388698A1 (ja)
JP (1) JPH02289553A (ja)
DE (1) DE3908598A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03115456A (ja) * 1989-08-07 1991-05-16 General Electric Co <Ge> イソシアヌレートまたはシアヌレート含有難燃性熱可塑性樹脂組成物

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19504263A1 (de) * 1995-02-09 1996-08-14 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von Kunststoff-Formteilen und eine Formtrennmittel-Zubereitung

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1166316A (en) * 1966-02-02 1969-10-08 Bayer Ag Polymerization of Aromatic Polyisocyanates
US4243570A (en) * 1979-07-25 1981-01-06 General Electric Company Plasticized polycarbonate composition
DE3332065A1 (de) * 1983-09-06 1985-03-21 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von stabilisierter plycarbonat-formkoerper nach dem entgasungsspritzguss- oder dem entgasungsextrusionsverfahren
EP0155559A1 (en) * 1984-02-29 1985-09-25 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Process for production of isocyanurate ring-containing polyisocyanate and resin composition for urethane paints comprising said polyisocyanate and acrylic polyol
DE3543925A1 (de) * 1985-12-12 1987-06-19 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von isocyanuratgruppen aufweisenden polyisocyanaten und ihre verwendung als isocyanatkomponente zur herstellung von polyurethanen

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03115456A (ja) * 1989-08-07 1991-05-16 General Electric Co <Ge> イソシアヌレートまたはシアヌレート含有難燃性熱可塑性樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
EP0388698A1 (de) 1990-09-26
DE3908598A1 (de) 1990-09-20
US5036151A (en) 1991-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2081974B1 (de) Polycarbonate und copolycarbonate mit verbesserter metallhaftung
EP1203041B1 (de) Verfahren zur herstellung von modifizierten polycarbonaten
EP2268706B1 (de) Polycarbonate mit umlagerungsstrukturen, cyclischen und linearen oligomeren sowie verbessertem fliessverhalten
EP2147038B1 (de) Verfahren zur herstellung von polycarbonat nach dem schmelzeumesterungsverfahren
EP2313456B1 (de) Modifizierte polycarbonate mit verbesserten oberflächeneigenschaften
EP1165654A1 (de) Hochverzweigte polykondensate
JPS6090254A (ja) ポリカ−ボネ−ト成形製品の製造方法
EP1359176B1 (de) Polycarbonate, Polyestercarbonate und Polyester mit speziellen verzweigten Endgruppen
EP1613682B1 (de) Hochverzweigte polycarbonate und copolycarbonate mit verbesserter fliessf higkeit, ihre herstellung und verwendung
EP2090605B1 (de) Verfahren zur Herstellung von Polycarbonaten
JPH01278528A (ja) ポリカーボネートの製造方法
EP1836234B1 (de) Polycarbonate mit guter benetzbarkeit
TWI354680B (en) Transesterification process for the production of
EP0481296A2 (de) Herstellung von lösungsmittelfreiem Polycarbonat durch Festphasenpolykondensation von Oligomeren
US3409704A (en) Polycarbonate compositions
US3367958A (en) Stabilized polycarbonates
JPH02289553A (ja) ポリ(エステル)カーボネート用の離型剤
US4323501A (en) Esters of phosphorous acid
EP1277781B1 (de) Verfahren zur Herstellung von Copolycarbonaten
EP1266924B1 (de) Polycarbonate und Polyestercarbonate mit verzweigten Endgruppen
EP1556434B1 (de) Polycarbonate, polyestercarbonate und polyester mit lateral-ständigen cycloalkyl-substituierten phenolen
DE10338907A1 (de) Polycarbonate und Copolycarbonate mit verminderter Wasseraufnahme und verbesserter Fließfähigkeit, ihre Herstellung und Verwendung
DE10248951A1 (de) Herstellung von Polycarbonat mit Hilfe eines Filtrationskonzeptes