JPH02289251A - 眼球の固定兼切開装置及び固定装置 - Google Patents

眼球の固定兼切開装置及び固定装置

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JPH02289251A
JPH02289251A JP2031338A JP3133890A JPH02289251A JP H02289251 A JPH02289251 A JP H02289251A JP 2031338 A JP2031338 A JP 2031338A JP 3133890 A JP3133890 A JP 3133890A JP H02289251 A JPH02289251 A JP H02289251A
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JP
Japan
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eyeball
pad
fixing
fixation
carrier
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JP2031338A
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Cirum Maria
マリア チルム
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、眼球の研究、検査及びこれらの演習(以下研
究等という)を行なうにあたり、それ自体公知である人
間又は動物の眼球を固定し、また横へおおよそ2等分す
る眼球の固定及び切開装置に関するものであり、更に本
発明は、最初に切断された眼球が開いた状態でプラスチ
ック或いはガラス製のガラスのように澄んだ円形のキャ
リヤ上へ移され、そこで固定され、また手術或いはこれ
に類することに関連して光源からくまなく光を照らされ
る眼球を固定する装置に関するものである。
従来技術及びその問題点 眼球の手術或いはそれらの結果を観察するという目的で
目の研究を行なう場合、その眼球は先ず固定及び切開さ
れ、開かれたり、或いは切開されたままで、先の眼球手
術の結果を眼球において観察したり、或いは例えば人工
の目のレンズを入れるというようにその他の目の手術を
行なうため、しっかり接合されるように固定される必要
がある。
標本が固定されると、この標本に通常の眼球内の諸条件
をまねながら、眼球の機能の観察或いは、特殊な器具を
使用する手術についての研究をするために、光源からの
光をくまなく照らすことができる。
従来公知とされていた眼球固定装置は、眼球が開いた状
態ないし切開された状態でガラス板上にはりつけられる
ことだけを考慮に入れている。しかし、この固定装置は
、比較的高価であり、又はりつけることにより、眼球の
細かい組織に傷をつけてしまうという欠点がある。
更に、ガラス板の上に固定された眼球は力学的に重みに
耐えられず、眼球の内圧を変えることはできない、すな
わち、およその眼球内圧を測るために送られる液体が眼
球内の容量を増加させるために、その眼球をガラス板か
らはがすことになる。
従って本発明の目的は、研究等のために眼球を構造上に
簡単な方法で固定する公知のタイプの固定装置を基礎と
し、眼球に傷が入らず、また、眼球の実際の状態に匹敵
し得るなるべく多くの再生可能な状態を作り出し、その
うえ簡単な方法により、繰り返すことのできる研究等の
ための眼球の固定装置を提供すること、及び眼球が研究
等のために簡単に切開され、その際、眼球の残りの部分
に傷をつけることも、眼球のレンズ部分に欠点となるよ
うな変化をひきおこすこともなく眼球を切断し得る装置
を提供することにある。
発明の概要 研究等を目的として眼球を固定するという課題を解決す
るために、本発明は、キャリヤが密閉されて下の部分中
にセットされており、円形のパッドがキャリヤの上から
うつむけにその眼球を包囲しており、パッドの下方では
外側からその眼球に届くように少なくとも圧力調整及び
/又は換気用溝が備えられ、そのうえ、下の部分に上か
ら載せることのできる上の部分が備えられ、上の部分は
パッドの外側の範囲において、側面でパッドと重なり合
っている眼球部分のために環状の固定部品を有しており
、更に前記下の部分と上の部分との間に環状溝が、下の
部分から外側へ通じている換気用溝と一緒に形成されて
いる眼球室が備えられている固定装置を提供する。
前記上の部分を下の部分と一緒にすることにより眼球は
固定され、研究等のために利用可能とされ、その際、標
本化された眼球は絶えず眼球固定装置中で放置されるこ
とが考慮に入れられている。
特に好ましい形態の場合、前記上の部分中の吸引溝が洗
浄水を除去するべく配慮し、その際、前記上の部分は固
定部品に由来して外側へ傾いて形成されているので、洗
浄水用の排出面が形成され、これに吸引溝がつなげられ
ている。
標本は簡単に前記下の部分の内部空間中のキャリヤの上
へ載せられ、その際、円形のパッドが眼球の縁を内側か
ら包囲する。
この固定装置の第2の部分は、前記上の部分で構成され
、該部分は、真ん中に開口が空いており、この開口部は
キャリヤ上に載っている標本の上にかぶせられるので、
眼球はこの開口を通って押されると同時に、縁がパッド
の方へ押し付けられ、更に前記上の部分の円形の固定部
品により確実にパッドの円周で固定されることになる。
本発明において前記上の部品に開けられている開口の内
側は、前記上の部分と下の部分が一緒になる最後の瞬間
に初めて眼球の壁がパッドの方へ押し付けられるが、同
時に眼球の形がゆがめられることのないように、ぎざぎ
ざが入れられたり、山形に形成されている。
このようにして、標本は、ここで研究等がされ得るよう
に、キャリヤ上の透き通っているタイプの丸い開口の上
だけに載っており、そのうえ、眼球は円い形にだけ縁の
部分で保持され、その際眼球の反応が損なわれる危険性
は生じない。
各タイプの液体の導入と排出を制御することによって眼
球の内圧を任意に上げ下げすることができるのと同様に
、眼球の開いている空洞と通じている下部にある圧力調
整及び/又は換気用溝を通ってそれぞれのタイプの液体
を眼球の内部へ導入及び排出することも可能である。
前記上の部分と下の部分は、外側へ延びている換気用溝
を有する環状溝の範囲内でつなぎ合わされるので、余分
な液体又は空気が外部へ排出されることは場合によって
は好都合である。
眼球を固定する両方の部分、とりわけ、前記上の部分と
下の部分の結合は、これらの部分を互いに引き離すこと
で、固定の解除をなすことになり、場合によっては、−
度固定された標本を望ましい形態でそのまま固定してお
くこともできる。
好都合とされる形態の場合、パッドは眼球内部へ向かっ
て傾いて形成されており、眼球の切断された端部を包囲
しており、パッドは外側において内側へ3度傾いており
、他方、前記上の部分の固定部品は外側へパッドに比べ
て一層少なく傾いている。このため、はんの限られた眼
球部分だけがパッドの方へ押し付けられ、つまり、強膜
の周辺部分がパッドの外側のベースへ押し付けられる。
従って眼球Φ部分の剪断は阻止される。
好都合なことに、ここではパッドは同じく外側において
内側へ4度傾いており、これに反し前記上の部分の固定
部品の傾きは2度に過ぎない。
従って固定部品とパッド間に約1mmの隔たりがとられ
ていることは好都合であり、この結果として、固定する
際に眼球の壁を押しつぶしたり、歪めることを回避する
ために眼球の壁の一部だけがぴったり押し付けられるこ
とになる。
この主要な特徴により、眼球の手術自体或いは眼球手術
の結果を特に好都合に観察することができ、その際、こ
のタイプの固定装置を利用することにより眼球の緒特性
の損なわれる危険性は総じて全くない。
そのほかに、固定部品は、パッドの方へ傾斜した面に沿
って円錐の階段状の外側に対応する波形起伏を備えるこ
とは好都合である。
固定部品の波形起伏は省略可能であり、この結果、固定
部品は、全体として円錐形に内側へ傾いて形成されてお
り、また、上述の通り前記下の部分の内側へ傾いたパッ
ドと関連して約1mmの隔たりを介して眼球の壁が固定
されることになる。
本発明に記載の固定装置の構造は、この装置が開かれて
いたとしても眼球を固定することができるので、全側面
から眼球の中をのぞき込むことが可能である。従ってあ
らゆる種類の目の手術の観察並びにデモンストレーショ
ンが可能となったが、これは従来、不可能とされていた
ことである。
更に一層好都合な形態において、前記下の部分に締付は
媒体、とりわけ、差込み又は取っ手が形成されており、
前記上の部分が対応する隙間をとって載せられると、前
記上の部分はこの締付は媒体中へ食い込んだり、場合に
よっては取り付けられる。
前記上の部分中の吸引用の小さな溝を通り再び放出され
る洗浄水を標本へ供給することに関連して、広範囲に亘
り自然の状態が眼球のために達成可能とされる。
固定装置の標本が載っている前記下の部分中の透明なキ
ャリヤは、好都合なことに底から一定の隔たりをとって
置かれているので、前記下の部分を載せる際、その透明
なキャリヤは下敷きに触れず、また、触れない限りはキ
ャリヤにひっかき傷を作ることは不可能である。
本発明の特に好都合とされる他の形態は、材料一体部品
として前もって円形に作り上げられてあった前記上の部
分が、ここにおいて第2形態に倣って、円形の複数の部
品で構成されており、これらが複合されて再び円板状の
前記上の部分を生み出すように企図されている。
従って操作上重要な利点が生み出される。なぜかという
と、眼球の固定が保証され、しかも、前記上の部分の取
付は中に眼球に傷つけることのないように、上述の通り
に分割された前記上の部分を、即ち、1つ1つの環セグ
メントを前記下の部分の上に順番に取り付けることは、
かなり簡単とされるからである。
そのほかに、本発明は、研究等を目的とする固定装置及
び眼球切開装置に関するものであり、その際、それ自体
公知の人間或いは動物の目が固定され、横へおおよそ2
等分され、続いて場合によってはその他の手術のために
キャリヤへ移される。
眼球を切開するこの種の固定及び切断装置は、標本にさ
れた眼球を使って眼球手術を遂行したり、或いはその眼
球手術の結果を鑑定するために必須である。
これに加えて標本にされる眼球は開かれ、即ち、特に好
都合なことに横の方向へ切り離され、その際、眼球を固
定され、その際、眼球の切り離される予定の範囲を切り
離し作業用のナイフの刃のために開けておくことが大切
である。
従来、眼球を分割する場合、ビンセットのような装置で
固定することしか知られていなかった。
その場合、眼球を支持乃至固定する際に眼球の外側壁に
一部不規則な加圧がかかるので、外科用メスにより実施
される切断のそのラインが規則正しく走らないことが起
こり、また引続いて眼球の内部から液体がはっきりしな
いほど流れ出る危険性が生じることになった。
本発明の切断装置の場合、切断ブロックにくぼみとこの
中にセットされて膨らますことのできる薄膜が用意され
ており、またこのくぼみ中へ挿入された眼球は切断ブロ
ック上に載せられた開口を1個備えている切断用載せ台
により固定されることは、本目的にかなっている。薄膜
は同時に固定リングにより上から支えられ、また切断ブ
ロックの上面を密閉するように押し付けられる。
この実施態様の場合、くぼみが設けられ、そこに薄膜が
用意されているのは切断ブロックの片半分だけであり、
その上に眼球が載せられる。薄膜は切断ブロックに結び
つけられている固定リングによって支えられ、固定リン
グは向こう側に上の切断用載せ台を載せている。
切断過程としては、開口つき切断用載せ台が切断ブロッ
クの上に載せられ、切断用載せ台の開口部分で薄膜を膨
らますことにより眼球は固定される。切断用載せ台の開
口から外へ出る眼球の部分が切り取られる。
本発明によると、最初の実施態様の場合も、第2の実施
態様の場合も、容量を可変の薄膜を使用することが重要
である。この技術的な考え方は若干の実施態様において
実現可能である。最初の実施態様の場合、薄膜は比較的
薄いプラスチック膜で形成されており、この薄膜は循環
する上の環状パッドを有しており、このパッドと一緒に
切断ブロック中の囲繞する上の環状溝に保持されるとい
うことが企図されている。薄膜は上から、この薄膜の切
断ブロック上に載っている部分と共に切断ブロックに取
付は可能な固定リングにより保持される。
従って薄膜の外側壁と切断ブロック中のくぼみの内側壁
間の隙間は、回りの雰囲気から気密に密閉されている。
本発明によると、吹管中へ過圧空気を送り込むことによ
り上述の隙間がその過圧の作用下におかれ、更にこのた
めに薄膜が切断ブロックのくぼみ中でその中に横たわっ
ている眼球を1指してラジアルに1方向へ変形させるよ
うに、この隙間の中まで吹管を通すことが企図されてい
る。
従って薄膜は固定される眼球の方へ力が掛けられぴった
りと接触させられ、移動させられることのないようにこ
の眼球を大切に保護する。つまり眼球は、固定されるこ
の全周に於て、その全周上で一定に分布された均等な固
定力により保持される。これにより、切断ブロック中で
眼球は大切に固定される。
第2の実施態様では薄膜の形態について、この薄膜が2
重被膜の中空体として形成されており、この内部空間は
空気の作用により吹管と結ばれている。この場合、ここ
では切断ブロックのくぼみの内側壁及びこれの一部をな
す薄膜の外側壁間にできた隙間の中へ空気が導入される
のではなく、薄膜が容量可変の中空体或いはこれに類す
るものとして膨らまされ、このことが、眼球に対し均一
な状態での固定効果を招くことになる。
薄膜の両形態は異なる2実施例において使用される。
第2の実施態様においては、この実施態様の場合ニハ、
ベース本体の、それぞれ1個のくぼみをつけており、互
いに向かい合っている2個の同じ半分が用意されており
、このくぼみ中へ切断される眼球が挿入され、また、こ
れらの半分をつなぎ合わせることにより割れ目を形成し
ながら保持され、その際、これらのくぼみの中へ内張り
のやり方でそれぞれ1枚の膨らますことのできる薄膜が
セットされている。
眼球の両側で外部から接している膨脹可能な薄膜と結び
ついているこの配置により、切断される標本は、その周
囲において極くわずかな加圧の影響の下に均等に保持さ
れ、その際、特に切断手術を遂行できるように、眼球の
ほぼ中央に割れ目が空けられている。
膨脹可能な薄膜は、とりわけさまざまな大きさの適当な
眼球を確実に固定することができる。中にくぼみが備え
つけられており、また同じく内張りの仕方に倣って中に
張っである膨脹可能な薄膜つきのベース本体は、先ず、
眼球の上にかぶせられてから、固定される。続いて、空
気が上の部屋及び下の部屋乃至薄膜の中へ吹き込まれる
。このように固定された眼球は、続いて、ナイフ、手術
用のメス或いはかみそりの刃を使って両方のベース本体
間に残されている隙間を通って切り離される。手術用の
メスの示された切断ラインは切断が済むと、膨らまされ
た薄膜に引き渡されるわずかな圧力に関連して、すぐに
再びひとりでに閉じるので、切断される際にコントロー
ルできない液体が眼球の内側から流れ出るのを阻止でき
る。
本発明の構造は設計上特別簡単であり、とりわけさまざ
まな大きさの眼球に適合可能とされ、その際、薄膜乃至
空気室は多少の差はあれ、ともか(標本のサイズに膨ら
まされる。ベース本体の間に形成されている隙間と関連
して、ここでは1本の切断ラインが提供される。この切
断ラインは局部的に組みこまれているので、別の眼球標
本の場合、切断を繰り返すことができる。
薄膜がホース連結部と吹管を介し外部の空気供給装置と
結ばれていることは有利である。
従って互いに向き合っているベース本体中で薄膜を膨ら
ますことにより眼球は簡単な方法で大切に固定されるこ
とができる。
好都合とされる実施態様では、標本をその周囲の幅広い
部分で確実に包囲するために、くぼみは半円形につくら
れている。
その他の実施態様では、ベース本体の半分は両方共、固
定装置を介し案内棒にセットされており、そこでは締付
けねじを用いて縦溝の中で調整リングと共に固定される
。棒の案内と関連して、ベース本体の同様な両半分がつ
なぎ合わせられる際、くぼみは標本に基づいて正確に整
えられるので、適切な切断を何度も繰り返されることが
可能である。
実  施  例 下記において本発明は1実施例について図示されている
添付図面に基づき一層詳細に説明される。
同時に、添付図面及びその発明の詳細な説明に基づき、
本発明のその他の特徴及び利点が判明する。
本発明の目的は、個々の請求項の目的だけではなく、請
求項を相互に1項1項組み合わせることによっても明ら
かにされる。
第1〜3図によると、下の部分(7)はベース板(1)
でできており、この真ん中に開口が空いており、縁(8
)に沿って円形のガラスのように澄んだキャリヤ(3)
がビンと張られているので、ベース板(1)とキャリヤ
(3)からなる一体式の加工品が造り出される。
キャリヤ(3)は、ここでは、ベース板(1)の下面と
同一平面上に置かれているのではなく、ベース板(1)
の下面から一定の隔たりをとっているので、キャリヤ(
3)にひっかき傷のつくことはない。
第2図によると、キャリヤ(3)の上方に円形のパッド
(10)が備えられており、このパッドの内側は、パッ
ド(10)によって形づくられている内部空間(1)の
方へ軽く傾いている。
固定装置の内部の内側空間(13)中では圧力調整及び
/又は換気用溝(5)が左と右から固定装置中へ通じて
おり、これらの溝を利用すると、導入と排出を制御する
ことにより眼球の内圧を任意に上昇或いは降下させるこ
とができるのと同様に、あらゆるタイプの液体を眼球の
内部へ送り込んだり排出することも構造上簡単に行なう
ことができるようになる。
更に第1〜3図からは、パッド(10)の外側の周囲に
環状溝(9)が掘られてあって、この溝は第1図による
と、溝(6)と共に外部へ通じている。
第2図と第3図によると、環状溝(9)は、下の部分(
7)及び第5図に示されている上の部分(14)の中で
半分ずつ用意されているので、上の部分と下の部分をつ
なぎ合わせると閉じた環状溝(9)が作られることにな
る。
パッド(10)の外側は、特に第2図から分かれる通り
、わずかに内側へ傾いており、より詳述すると、第6図
による内側空間(13)上へ挿入された眼球(19)を
縁の部分で好都合に把持できるようにわずかに約4度傾
いている点が好都合である。その際円形パッド(10)
はその截頭の上の周囲をそれ自体軟かい可撓性の眼球内
部へ突っ込んでいる。
更に第1〜3図によるとベース板(1)の上側には取っ
手(12)つきの差込み(11)が備えられており、こ
れらは上の部分(14)の対応する隙間(18)中へ後
からかみ込んだりまたはしっかり留められる。
この差込み(11)は特に第6図を見るとわかる通り、
円錐形に形づくられることもでき、その際、第4図に記
載の円錐形の隙間(18)と連結することにより同様に
上の部分(14)が下の部分(7)上に固定される配置
が生み出され、この配置では眼球(19)はずれること
なく固定される。
第4図と第5図には上の部分(14)が示されており、
ここで眼球(19)を埋込む方法により縁の部分で固定
するために、第1〜3図に示されている下の部分(7)
が第6図に示す通りに開かれている。
その他の形態において、上の部分は下の部分上でねじを
使って締付けられることにより標本が絶えずそのまま残
っている一体的な固定を生み出すように企図されること
もできる。
上の部分(14)は中心に設けられている円形の固定部
品(15)つきの固定板(2)でできており、その際、
開口(21)が1個空けられている。
固定部品(15)は縁の部分に波形起伏(16)を有し
ており、これは上の部分(14)を下の部分(7)とつ
なぎ合わせる際に眼球(19)の縁を第6図に示される
通り、固定しながら把持する。
波形起伏(16)は省略してもよく、その結果、固定部
品(15)は単に円錐形の締付は面を有しているだけで
あり、この締付は面は下の部分のパッド(10)におけ
る対応する円錐形の締付面と1mmはどの一定の隔たり
を介して眼球の縁を締付ける。
そのほかに第4図と第5図によると固定板(2)に沿っ
て外側へ突き出ている吸引溝(4)が備えられており、
この溝は図示の場合、両側に設置可能とされ、その際、
吸引溝(4)は、場合によってはあふれる洗浄水を外部
へ導き、この洗浄水は更に傾むいて延びている排出面(
17)を介して固定板(2)の上面に沿って外側まで案
内される。
第5図によると、固定部品(15)は、単なる1例とし
て2度という角度に内側へ傾いて形成されていて、その
ため上の部品(14)を下の部品(7)上へ載せる際、
固定部品(15)は内側へ傾いたパッド(10)と関連
して、パッドの上方へ突き出ている眼球の縁を確実に固
定することになる。ここでは眼球の縁は、好都合なこと
に固定部品との間の約1mmの隔たりをとった結び付き
としてしっかり締められ、ここでも眼球の縁が押しつぶ
される危険性は生じない。
第6図によると、同じ参照番号であるにもかかわらず標
本、ここでは眼球(19)であって、しかもこれがガラ
スキャリヤ(3)上に載せられていることが分かり、特
に据え付けられている装置はキャリヤ(3)と結びつく
と、同時に標本の光学特性を調査したり、或いは実施さ
れた眼球手術の結果等々を鑑定するために上或いは下か
らくまなく光が照らされる窓のように機能する。
第6図による固定装置の取り付けられた状態まで到達す
るために、先ず、眼球標本(19)が内部空間(13)
中へ挿入され、キャリヤ(3)の上に載せられる。その
際、とりわけ第6図によると、パッド(10)はその傾
きのせいでわずかに眼球の内部に入ると同時に、それ自
体が硬い眼球の縁はパッド(10)の外側面と重なり合
う。
第4〜5図によると、要するに下の部分(7)を上の部
分(14)が押し付けており、その際、開口(21)は
突き出ている眼球(19)にかぶせられると同時に、固
定部品(15)が円錐形の固定面と共に重なり合ってい
る眼球の縁を把持する。次に固定部品(15)とパッド
(10)のそれぞれの傾きと関連して約1mmの一定の
隔りを仲立ちとして眼球の縁はパッド(10)の外側に
沿って固定される。
第6図によると、下及び上の部分(7)(14)がここ
では例えば、円錐形の差込(11)を用いて、特に環状
溝(9)を形成しながら取り付けられるように企図され
ている。
そのほかに第6図からは、圧力調整(b)及び/または
換気用溝(5)が、予備室(22)を介し液体を眼球の
内部へ導入ないし排出させることになり、実際の状況に
おおよそ類似させて眼球の内圧を任意に上げ下げするた
めに使われることが分かる。
眼球固定装置、とりわけ、この上に栽っている眼球(1
9)の内容全体を冷却するため、溝(5)を通して選択
的に冷却水を導入することができる。
ここでは予備室(22)は、冷却を一定時間維持する予
備空間の働きをする。
この予備室(22)は洗浄液或いは培養液と関連される
と好都合である。と言うのは、溝(5)への供給が引き
離された後も、標本に関する所望の条件を一定時間維持
する成る予備が残されているからである。
第6図によると、下の部分(7)を上の部分(14)と
つなぎ合わせる際、パッド(10)と固定部品(15)
の間に約1mmという一定の隔たりが残っているので、
眼球(19)の外側の縁が押しつぶされることは、何れ
の場合においても回避されることが特別はっきりする。
そのほかに第6図によると、吸引溝(4)が特に、ここ
ではあふれる液体を吸引システムの中へ排出するために
、両側で吸引可能であることが分かる。
さらに第6図からは、パッド(10)の重要な機能を識
別することができる。先ずパッドは、わずかに食い込ん
だだけで眼球(19)を把持するために眼球内部に向か
ってわずかに傾いており、そのほかに外側の部分では内
側へ4度はど傾いているので、この」1方にある固定部
品(15)の2度しか傾いていない円錐形の内側と一緒
に特別大切に眼球壁の厚みの一部だけが把持される。こ
のため、眼球壁を押しつぶすことは包括的に阻止される
。このほかに、サイズの異なる眼球のための遊びも同じ
く保証されることになる。
ここに記載の眼球固定装置は、設定目標とさまざまな眼
球のサイズに合わせられるようにさまざまなサイズに、
とりわけ、キャリヤ(3)、パッド(10)及び上の部
分(14)中の開口(21)の直径を色々に製造可能と
される。
1つの形態として固定装置全体はプラスチックでつくら
れることもでき、その際、透明なキャリヤは下の部分と
一緒に一体として射出成形され、又、そのため一体を成
している。
上に部分と下の部分で構成されている固定装置のこの種
の実施例は第7〜10図において示されている。
同一部品には、ここでも同じ参照番号がつけている。
第7〜10図に示す全部品は透明のプラスチック製であ
る。第7図と第8図に示されている上の部分(14)の
場合、眼球の強膜を固定する作用を達成するためにステ
ップ状の波形起伏(16)が内側の中央開口(21)の
部分に装着されている。
第9〜10図は下の部分(7)を示しており、この下の
部分は第7〜8図の上の部分と共に完全に揃った固定部
品を生み出す。
先に述べた実施例とは異なり、ここでは眼球標本用の載
せ面としてガラスキャリヤ(3)ではなく、これに代わ
って、下の部分(7)の残りの部分と材料一体形式に結
びつけられている載せ面(23)が備えられている。
さらに第9図によると、載せ面(23)の下側には隙間
(24)が設けられており、載せ面にセットされる固定
装置は下から汚されないこと並びに透明な載せ面(23
)を通しての視界が損なわれないことが確保されている
ことが分かる。
この実施例の特徴は、パッド(10)の部分の5度の角
変がここでは省略されており、又第11図中では、これ
に代わってパッド(10)がゼロ度の角度になるように
提案されていることである。
上の部分に割り当てられている固定面は、同様にゼロ度
の角度になっているので、これら両方の固定面は平行に
隣接しており、その際、一定のはめ合わせベアーが利用
される。つまり固定面はぴったりと互いに隣接している
のではなしに、固定面同士の正確に限定された隔たりが
とられており、その際、さまざまな上の部分が唯一の下
の部分に割り当てられると同時に、そこでは固定部品同
士の隔たりを使用する眼球の壁の厚みに対応するべく調
節することができるように企図されている。
第11図乃至第15図に示す実施例のその他の主要な差
異は、第3図において例示的に示されている差込(11
)が、ここでは、上の部分(14a)における対応する
円錐形の穴(18)中へはいり込めるように、丸くされ
たヘッドをつけているのではなくて、円錐形のヘッドと
なっている点である。従って上の部分(14a)は下の
部分(7a)上に一層良好に据付は可能とされる。
第3の主要な相違する特徴は、上述の実施例の場合、洗
浄水を受ける容器が上の部分(14)に形成されてあっ
た点である。この種の受は容器は第4.5図では例えば
、排水面(17)として示されている。新しい実施例に
よると、この種の排水面(17)は第11図乃至第12
図に示されているとおり、下の部分(7a)に設けられ
ている。
ここでは排水面(17)の範囲内に若干の面が用意され
ており、これは次の通りである。
さらに掘り下げられた内部の面(25)において上の部
分は、これに設けられている下の面(26)と共に使わ
れる(第16図を参照のこと)。
面(25)の半径方向への外側の境界には半径方向の切
下げ(27)が施されており、この中へ、上の部分(1
4a)の対応して変形された縁がかみ込んでいる。
この場合、この面(25)の範囲において同様に下の部
分に排出溝乃至環状溝(9)があらかじめ設けられてい
る。
この環状溝を設けると固定される眼球のより良好な座り
が達成されることになる。
第11〜16図に示す実施例の場合、類似の使用方法に
より、吸引溝(5)が下の部分に備えられており、これ
については第14図に示されているとおりである。
面(25)上で垂直方向へ配置されているその他の面に
は第11図では(28)の参照番号がつけられている。
この面は排出する洗浄水の受は面として役立っており、
その際、洗浄水は上の部分(14a)の上面(29)か
らこの面(20)を介して流れる。続いてここから液体
は溝(5)を通って外部へ吸い出される。
ここで重要とされるのは、上の部分(14)が第1〜1
0図に記載のその他の両実施例に基づいて示された通り
、円形の一体部品でできているのではなく、これが、第
11〜16図に示す実施例の場合、分割された1部品で
できている点である。
つまり、上の部分はいくつかの円形分割部品(14,a
 −c )で構成されており、その際、これは3個の等
しい対称的な部品が用意されている場合には製造上の理
由により優先されることを意味する。第13図にはこの
種の分割された上の部分(14a)であって、特に12
0’の分割角度が企図されているものが示されているの
で、ちょうど3個の等しい分割部品が生み出されること
になる。
第15図には、このように複合された上の部分が示され
ており、そこでは(14a)、(14b)と(14c)
という3個の部品が1個の円形を呈する上の部分に複合
されている。
ここでは境界線(31)、(32)及び(33)が識別
可能である。
これらの境界線は、部分(14a−c)が平坦に境界線
(31)の部分で隣接するように形成されている。しか
し、この境界線31−33の範囲内では、例えば、爪止
め、切下げ又はこれに類するような適当な接続媒体が備
えられるように企図されている。
第17図は上の部分と下の部分のつなぎ合わせられた状
態を示しており、ここでは、上の部分(14)が対応す
る下の部分の上へ載せられていることが分かる。
下の部分の中央の隙間(13)の範囲内には同時にその
他の隙間(34)が設けられており、この中ヘキャリャ
(3)は挿入される。これは第17図から明らかである
。キャリヤはここではガラスのように澄んでいるガラス
キャリヤ或いはプラスチックキャリヤでできている。
第16a図によると、波形起伏(16)は上の部分(1
4)の内側にある隙間の範囲内で垂直方向に並べられて
いることが詳細に示されている。
つまり、上記の発明の詳細な説明の通り、固定面はこの
範囲内でちょうど平行に、正確に限定された間隔をおく
ことにより隣接している。
第17図によると液体は面(28)の範囲内に集められ
、溝(5)を介して排出される。
これまでの発明の詳細な説明に記載される通り、下の部
分はキャリヤ(3)と−緒に材料一体の部品として仕上
げられており、その場合、続いてガラスのように透明な
プラスチックが射出成形されることは特に好都合である
下の部分(7)の底面の周囲には隙間(23)が均等に
分布されており、この隙間はそこに使われている金属の
小プレートを受は取るために使われる。この金属小プレ
ートは、そこに締め付けられたり或いははりつけられる
。これらの措置の意図は、下の部分(7)を、その上に
載せられた上の部分(14)と共に磁気固定装置上に固
定することである。これに加えて固定面(図示せず)に
は対応する永久或いは電磁石が埋め込まれているので、
全装置をこの固定面上に固定させることができる。
さらに第11.12及び13図によると、固定装置の中
央にできた内部隙間中へ引込管(5a)乃至排出管(5
b)が口(35)、(36)を介して連通されている。
この中央隙間は然るべき洗浄及び圧縮流体の出し入れが
可能である。
本発明の利点は、ここに記載の眼球固定装置を利用する
と、耐水性を備えており、しかも密着された部屋が眼球
のため生み出され、これにもかかわらず、上述の溝シス
テムを介し眼球への出入りは常に自由となっているので
、手術中に眼球の内圧を測定するために、このシステム
中へ、さらに圧力測定装置を持ち込むこともできる点に
ある。
この手術中、眼球は上及び下から観察可能であり、又、
同時に手術中の圧力も測定できる。眼球内圧を記録した
ものは、1台又は2台のビデオ−カメラが撮影したビデ
オの画像と同期であり、例えばファコ乳化装置のような
眼科器具の比較による品質管理を可能にする。
この種の器具を用いると、水晶体(Linse)は超音
波作用の下に解像されると同時に、この手術はここに記
載の眼球固定装置を使い、抜群に良好な方法で実施する
ことができる。ここでは手術の際に生じる圧力は、ここ
に記載されている圧力測定により明らかにされ、手術的
な措置と関連づけられる。
眼球を固定及び切開する装置の場合、第18乃至20図
による切断ブロック(116)は主に、透明なプラスチ
ック製のプラスチック本体或いは金属でできており、そ
の際、プラスチック本体中には半円形のくぼみ(122
)かつ(られている。
くぼみ(122)は、後から第29図に示す通り第27
図と第28図に示されている薄膜(118)で内張すさ
れる。
(ぼみ(122)中へ、切断ブロック(116)を貫通
している吹管(119)が通じており、この吹管はくぼ
み(122)の範囲において出口(129)を利用して
はまり込んでいる。くぼみ(122)は、同時に上の中
央開口(147)を形成している。
切断ブロック(116)は、第19図と第20図による
と半径方向の内側を循環する環状フランジ(126)を
有しており、この環状フランジは下って環状溝(127
)中へ移行する。環状溝の向こう側には再び平面、即ち
環状フランジ(125)が設けられている。
この環状フランジ(126)は、第27図と第28図に
より詳細に示されている薄膜(118)を溝(143)
中へ食い込ませるのに役立つ。
内(Ill lこあるパッド(142)は、ここではフ
ランジ(126)に内側で接しており、他方、環状フラ
ンジ(126)自体は溝(143)中へ食い込んでいる
。薄膜(118)の、溝(143)につなげられている
連結管(144)は、この時、切断ブロック(116)
の環状フランジ上に載っている。
薄膜(118)は、切断ブロック(116)の内部の隙
間(122)の半径にほぼ匹敵する半径(14’5)を
有している。薄膜の厚み(146)は広範囲に可変であ
る。特に良好とされる実施例において、厚みは例えば0
.5mmに相当する。これは、吹管(119)を通り過
圧が中に入れられると、薄膜が隙間(122)中で容易
に自在に変形され、それにより出口(129)を通って
空気又はその他の圧縮流体がくぼみ(122)の内部壁
と薄膜の外側周囲とにはさまれた隙間へ届けられること
になる。
隔膜(118)を固定するには、第21図と第22図に
よって詳細に示されている固定リング(120)が使わ
れる。この固定リング(120)はここにおいて均等に
全周上に分布された孔(130)を有しており、これら
の穴の中へ固定用のねじ(123)が食い込み、これら
の固定用のねじは切断ブロック(116)に配置された
ねじ穴(128)中へねじ込まれる。
そのほかに固定リング(120)は外側の環状フランジ
(148)を有しており、この環状フランジは、この上
に載せられた切断面の載せ台(121)をしっかり固定
するのに使われる。
切断用載せ台は第23乃至第25図に一層詳細に示され
ている。
この切断用載せ台は主として中央の開口(133)を有
しており、この開口は、切断ブロックの中央開口(14
7)より小さく開けられており、又、固定リング(12
0)の中央開口(131)に匹敵する大きさである。
切断用載せ台は、断面U字形の輪郭を呈するサイドの連
結管(137)を形づくっており、この連結管は第26
図によると、固定リング(120)をサイドから押え付
けており、その際、下の保持具(135)中の固定リン
グは連結管(134)の範囲内に保持される。
切断用載せ台(121)の中央の開口(133)と境を
接する縁(138)は、好ましいことに、ここで切断ブ
ロック中へ挿入される眼球(105)の外周にぴったり
合わせるように、即ち、眼球(105)が上へ向かって
くぼみ(122)から抜は出ることを阻止するために角
度(139)内側へ傾けられている。
切断用載せ台(121)は同時にねじ(141)により
その下に横になっている固定リング(120)と結ばれ
、その際、ねじ(141)は切断用載せ台(121)中
の対応している穴(140)を通り抜けて、固定リング
(120)中のねじ穴(132)中へねじ込まれている
眼球は次の通りに固定される。
先ず、切断ブロック中へゴム製の薄膜(118)が挿入
され、次に固定リングが固定ねじ(123)により切断
ブロック上へ取り付けられる。引き続き切断用載せ台(
121)がねじ(141)によって固定リング(120
)と結合される。空気が吹管(119)から吹き込まれ
る。このため薄膜(118)がくぼみ(122)の中の
眼球へ向かって半径方向の1方向へ変形させられ、くぼ
みの中の眼球は全方向から等しい固定力により支持され
る。眼球は、ここではくぼみ(122)から」二へ抜は
出すことはない。それは、切断用載せ台(121)の中
央開口(133)が切断ブロック(116)及び固定リ
ング(120)の中央開口(131)と(147)より
狭いからである。
このように保護される眼球の場合には手術用のメス、カ
ミソリの刃或いはこれに類する刃物が切断用載せ台(1
21)の上へ平らに載せられ、また切断用載せ台(12
1)の面に平行に切断される。眼球は全ての方向から等
しい力で支えられていることから、変形せず、従って絶
対に真っ直ぐな、しかもゆがみのない切断面となる。
固定リング(120)と切断用載せ台(121)をより
良好に固定するために切断用載せ台(121)上のその
下面の部分に接して肩(136)が形成されており、こ
の肩は環状フランジ(148)の範囲内で固定リング(
120)に接している。
切断用載せ台は、そのほかに保持具(137)の範囲内
で固定リング(120)の上面上にフラットに載ってい
る。
眼球(105)が真二つに切られてから、切断用載せ台
(121)が取りのけられ、この代わりにパッドつきの
ここには図示されていない眼球固定装置の下の部分が、
切開されてむき出しになっている眼球外皮の内側におい
て眼球標本を固定するために導入される。するとその上
に載っている眼球固定装置全体が回転させられ、薄膜中
へ空気を入れると眼球は切断装置から押し出されるので
、この眼球は載せられている眼球固定装置との接続を失
うことなく切断装置から離れることになる。
第30図に従った第2の実施例によると、先ずベース本
体(103)の半分(113)が見て取れる。これは、
好都合なことに、ベース板(104)上に置かれている
ベース本体(103)の半分(113)と向かい合わせ
にベース本体(103′)の半分(113’)が置かれ
ており、その際、切断装置のこの向かい側も同様に形成
されている。
第30図によると、ベース本体(103)乃至(103
’)或いはこれらの半分(113)乃至(11B’)に
くぼみ(114)、(114’)が備えられており、こ
れらのくぼみには、それぞれ薄膜(101)、(101
’)が内張すされている。
薄膜(101)、(101’)は、ここにおいてくぼみ
(114)、(114’)の内部の半径(106)、(
106’)の範囲内に張られており、その際、膨張可能
な薄膜(101)、(101’)はそれぞれホース連続
管(109)と吹管(102)、(102’)によりベ
ース本体(10B)、(103’)を通って外側へ通じ
ている。
眼球を切開する切断装置の機能は第30図によると下記
の通りである。
標本にされる眼球(105)は下の半分(,113)に
つくられているくぼみ(114)中へ、より詳述すると
、くぼみ(114)の中にセットされた、一種のゴム製
被膜(101)であって最初に未だふくらまされていな
いものの上に挿入される。
さらに、ここでは上の半分(113’)は下の半分(1
13)上へ案内され、その際、第30図に概略的に示さ
れる通り、隙間(115)がつくられており、この範囲
内では、眼球に切込みを入れたり、完全に引き離すため
、1本に切断ラインに沿ってナイフが入れられる。
さらに、ここでは薄膜(101)、(101’ )に外
から吹管(102)、(102’)を通り、場合によっ
ては圧力マツメーターと協力して空気が送り込まれ、薄
膜はふくらまされ、挿入された眼球標本は上述の通り、
大切に、しかも確実に固定されることになる。
第30図による好都合な装置の場合には半分(113)
、(113’)は固定装置(112)、(112’)に
、より詳述すると案内棒(107)の範囲内にセットさ
れてるいる。この範囲内では、調整リング(110)を
介して縦方向の溝(111)と関連づけることにより、
ベース本体(103)、 (103’)は繰り返すこと
のでき・る配列として正確に連通されることができる。
互いに向き合っている半分(113)、(113’)が
−緒にされることにより十分な隙間(15)が形成され
るや否や、ベース本体(103)、(103’)は固定
ねじにより案内棒(107)に取り付けられ、固定ねじ
は、調整リング(110)を仲立ちにして案内棒、即ち
(107)の部分に食い込む。
さらに、ここでは上述された通り、くぼみ(114)、
(114’)中に敷かれている薄膜(101)、(10
1’)がふくらまされるので、この薄膜を介して案内棒
(107)に支持されているベース本体(103)、(
103’)ないしく、113)、(113’)は眼球(
105)を大切に、しかも確実に支えることができ、又
上記の通り切断可能とされる。
ここでは、さらに眼球標本を固定するために、第1乃至
第15図による眼球固定装置のその他の部品、即ち、1
個の固定部品が標本の上にかぶせられる。眼球固定装置
のこれら両方の部分、ここでは上及び下の部分(7)、
(14)が−緒に、場合によっては取付は装置と結びつ
いて差込(11)及び取っ手(12)を介して、或いは
ねじ連結部を介して連結されていて、眼球標本は上述の
通り眼球固定装置或いはベース板(1)の中に固定され
ており、そこにおいて眼球固定装置自体は切断装置の型
紙(Schablone)  (121)と同じ大きさ
の開口を有していることになる。
上及び下の部品(14)、(7)を用いて、ガラスキャ
リヤ(3)の上方において、ベース板(1)に眼球を固
定する際には、そのほかに、換気溝(5)又は溝(6)
を通り不可避の空気が眼球の内部から取り除かれ、眼球
内部の圧力は、場合によってはその他の供給用小溝を通
り希望通りに調節されることになる。
この過程の終りには、眼球固定装置の導入並びに排出用
の小溝は留め金で閉じられ、先ず、上述の通り切断装置
中で切断されてから、次に固定装置中で固定された眼球
は研究等のため或いは手術に自由に処理可能とされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る、1具体例としての固定装置の
下の部分の正面図を、第2図は、第1図による固定装置
の横断面図を、第3図は、第1図による固定装置の側面
図を、第4図は本発明に係る、1具体例としての固定装
置の上の部分の正面図を、第5図は、第4図による上の
部分の断面図を、第6図は、眼球標本を挿入して組み立
てられている状態の上及び下の部分をそれぞれ示してい
る。第7図は、第8図の■−■線に沿って切断された固
定装置の」二の部分のその他の構造を示している。第8
図は、第7図による上の部分の平面図を示している。第
9図は、第10図のIX−IX線に沿って切断された他
の実施例の下の部分の切断図を示している。第10図は
、第9図による下の部分の平面図を示している。第11
図は本発明に係る固定装置の他の1実施例の図を、第1
1図は下の部分の断面図を示しており、第12図は、第
11図による下の部分の平面図を、第13図は、第12
図の■−■線に沿った断面図を、第14図は、分割され
た形の上の部分の平面図を、第15図は、下の部分及び
この上に載せられるいる分割された上の部分から成る組
み立てられた固定装置の平面図を、第16図は、第14
図のXVI−XVT線に沿って切断された断面図の上の
部分の側面図を、第17図は、第15図の固定装置の断
面図を、第18図は、最初の実施例における切断ブロッ
クの断面図を、第19図は、第18図による切断ブロッ
クの拡大詳細図を、第20図は、第18図の矢印■方向
に見た切断ブロックの平面図を、第21図は、固定リン
グの断面図を、第22図は、第21図の固定リングの平
面図を、第23図は、第24図の矢印■方向に見た切断
用載せ台の下からの正面図を、第24図は、切断用載せ
台の断面図を、第25図は、第24図の矢印■方向に見
た切断用載せ台の平面図を、第26図は、切断ブロック
及びこの切断ブロックに属している部品の断面図を、第
27図は、薄膜の側面図を、第28図は、第27図によ
る薄膜の縁部分の拡大詳細図を、第29図は、第18乃
至28図による切断プロ・ツクを実際に使用している時
の断面図を、第30図は、最初の実施例に変更が加えら
れた第2の実施例であって、そこでは2台の対称的な固
定装置が備えられているものを示している。 (3)・・・キャリヤ (5)・・・圧力調整及び/または換気用溝(6)・・
・換気溝 (7)・・・下の部分 (9)・・・環状溝 (14)・・・上の部分 (15)・・・固定部分 (16)・・・段階 (19)・・・眼球 (101)、(101’)・・・薄膜 (102)、(102’)・・・吹管 、(103’)・・・ベース本体 ・・・案内棒 ・・・締付けねじ ・・・ホース連結管 ・・・調整ねじ ・・・溝 、(112’)・・・固定装置 、(113’)・・・2個の半分 、(114’)・・・くぼみ ・・・隙間 ・・・切断ブロック ・・・薄膜 ・・・吹管 ・・・固定リング ・・・切断用載せ台 ・・・くぼみ ・・・環状フランジ ・・・開口 ・・・中央開口 ・・・中央開口 ・・・縁 ・・・角度 (以 上) F/(321 H517

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)それ自体公知である人又は動物の眼球が先ず切り
    取られ、開いた状態のままプラスチック又はガラス製の
    ガラスのように澄んだ円形のキャリヤ上へ移され、また
    、そこでは場合によっては手術又はこれに類することと
    関連して光源からくまなく光が照らされる、人工眼球を
    検査、研究、演習等のために固定する装置において、前
    記キャリヤは密閉されて下の部分中にセットされており
    、円形のパッドが該キャリヤ上で前記眼球を側面から取
    り囲んでおり、該パッドの下には内側へ該眼球まで通じ
    ている圧力調整及び/または換気溝が備えられており、
    更に、上から前記下の部分上へ載せることのできる上の
    部分が備えられており、該上の部分は前記パッドの外側
    の範囲内で、該パッドにサイドから重なり合っている前
    記眼球の範囲のために環状の固定部品を有しており、前
    記下の部分及び上の部分間には、該下の部分において外
    部へ通じている換気溝を備えた環状溝或いはくぼみが形
    成されていることを特徴とする固定装置。
  2. (2)前記パッドは、この内側に沿って上記眼球内部ま
    で、該眼球の切断された端部を取り囲んでおり、更に該
    パッドは、この外側において内側へ傾いており、他方、
    前記固定部分には該パッドの傾きに比べるとより少ない
    傾きがつけられているので傾きの差異が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の固定装置。
  3. (3)前記パッド及び前記固定部分に該パッドに割り当
    てられている面の間には、平行な一定の固定用隙間が前
    記眼球のために設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の固定装置。
  4. (4)前記パッドと前記固定部品との間の傾きの差は約
    2度に相当することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の固定装置。
  5. (5)前記固定部品及び前記パッド間には隔たりがとら
    れ、固定の際に前記眼球の壁が押しつぶされないように
    該眼球壁の一部しか押し付けられないことを特徴とする
    請求項2又は3に記載の固定装置。
  6. (6)前記固定部品は固定面を有していることを特徴と
    する請求項1に記載の固定装置。
  7. (7)前記固定部品は、前記パッドの方へ傾いている面
    に沿って段が設けられているか、又はぎざぎざをつけた
    内面を有する孔付部材として形成されていることを特徴
    とする請求項1から5のいずれかに記載の固定装置。
  8. (8)前記下の部分には差込又は取っ手のような取付具
    が取り付けられており、該取付具中へ前記上の部分は、
    対応する隙間をとって上に載せられたときに嵌合し、必
    要に応じて固定されることを特徴とする請求項1に記載
    の固定装置。
  9. (9)前記下の部分と上の部分からなる前記固定装置は
    プラスチック製であり、該下の部分は前記キャリヤと一
    体に形成されており、該キャリヤはガラスのように澄ん
    だプラスチックでできていることを特徴とする請求項1
    に記載の固定装置。
  10. (10)前記上の部分は分割された形状のいくつかの円
    形の部品で構成されており、これらの部品が1つにまと
    められてこの円形の上の部分となっていることを特徴と
    する請求項1から9のいずれかに記載の固定装置。
  11. (11)前記固定装置の中央の開口中へ1又は複数の導
    入及び/又は排出溝が通じていることを特徴とする請求
    項1から10のいずれかに記載の固定装置。
  12. (12)眼球を固定し、横へおおよそ2等分し、引続い
    てその他の手術のためにキャリヤ上へ移すための眼球の
    固定及び切開装置において、切断ブロックには1個のく
    ぼみと、該くぼみの面を覆い容量を変えることのできる
    薄膜が該くぼみ中に備えられていることを特徴とする装
    置。
  13. (13)前記薄膜の容量が変化させられるように、前期
    切断ブロック中に1本の吹管が設置され、該吹管の開口
    が前記薄膜の外周部分に位置していることを特徴とする
    請求項12に記載の装置。
  14. (14)前記薄膜の容量が変化させられるように、前記
    薄膜が膨らますことのできる、弾力的に延ばすことので
    きる中空体として形成されていることを特徴とする請求
    項12に記載の装置。
  15. (15)前記薄膜は周部を囲繞している上のパッドを有
    しており、該パッドには半径方向の1方へ溝が形成され
    ており、該溝は、環状フランジの範囲内で前記切断ブロ
    ックの上面に沿って、該切断ブロックに取付け可能な固
    定リングにより密閉されながら固定されていることを特
    徴とする請求項2から14のいずれかに記載の装置。
  16. (16)前記固定リング上に切断用載せ台が取付けられ
    ており、該切断用載せ台の中央の開口は切断ブロック及
    び固定リングの同心円の中央開口より小さいことを特徴
    とする請求項12から15のいずれかに記載の装置。
  17. (17)切断用載せ台の中央開口は、内側へ傾いている
    角度を有する縁と境を接していることを特徴とする請求
    項16に記載の装置。
  18. (18)それ自体公知である人間又は動物の眼球が固定
    され、横へおおよそ2等分され、引続いて、その他の手
    術のためにキャリヤ上へ移される眼球の固定及び切開装
    置において、1個のベース本体の互いに向き合っている
    同じ2個の半分がそれぞれその中にくぼみを備えており
    、この中へ前記切断される眼球が挿入され、隙間を形成
    しながら該半分をつなぎ合わせることにより保持され、
    該くぼみ中へ内張りの方法に従って、それぞれ容量を変
    えることのできる薄膜が敷かれていることを特徴とする
    装置。
  19. (19)前記薄膜はホース連結管及び吹管を介して外部
    からの空気の供給と連結されていることを特徴とする請
    求項18に記載の装置。
  20. (20)前記くぼみは半円形に形成されていることを特
    徴とする請求項18に記載の装置。
  21. (21)前記ベース本体の半分は固定装置を介して案内
    棒にセットされており、締付けねじを用いて縦方向の溝
    中で調整リングとつなげられて固定されることを特徴と
    する前記請求項18に記載の装置。
JP2031338A 1989-02-09 1990-02-09 眼球の固定兼切開装置及び固定装置 Pending JPH02289251A (ja)

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DE3906840.4 1989-03-03
DE19893936572 DE3936572A1 (de) 1989-02-09 1989-11-03 Vorrichtung zur halterung von augen
DE3936571A DE3936571A1 (de) 1989-03-03 1989-11-03 Schneidvorrichtung zum aufschneiden von augen
DE3936571.9 1989-11-03
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