JPH02284321A

JPH02284321A - ガス絶縁断路器

Info

Publication number: JPH02284321A
Application number: JP10339389A
Authority: JP
Inventors: Masaru Miyagawa; 勝宮川; Tetsuo Yoshida; 哲雄吉田; Nobuo Masaki; 信男正木
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-04-25
Filing date: 1989-04-25
Publication date: 1990-11-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、ガス絶縁スイッチギヤ等に収納するガス絶縁
断路器に関するものである。

（従来の技術）第６図は従来のガス絶縁断路器を収納したガス絶縁スイ
ッチギヤの一例を示す。

同図に示すように従来のガス絶縁スイッチギヤは、金属
密閉容器１内に遮断器２．ガス絶縁断路器３．母線４．
ケーブルヘッド５が収納され、各々仕切板１ａにより収
納スペースが区分されている。これらの機器間は、仕切
板１ａに取付けられたスペーサ６を介して主回路導体７
により接続されている。一方、金属密閉容器１内には、
絶縁ガス８が低圧力で封入されている。

この金属密閉容器１に収納されている従来のガス絶縁断
路器３は、可動側と固定側の２つの部分が１つの断路器
ベース上に配置されている。すなわち、可動側は、可動
側がいし３ａの上部に通電部を固定し、この通電部をに
金属材から形成された可動側シールド３ｂを取付けると
共に接続断路棒３Ｃが断路器取付面と平行に固定側と同
軸上で摺動できるようになっている。また、接続断路棒
３Ｃの非接触側端部には、この接続断路棒３Ｃを駆動す
るための絶縁材から製作された操作板３ｄが連結され、
ざらにこの端部の電界を緩和し所定の耐電圧を満足させ
るため、金属材から形成された接続断路棒シールド３ｅ
が取付けられている。

一方、固定側は、固定側がいし３ｆの上部に上記した可
動側通電部と同軸でかつ接続断路棒３Ｃも同軸となるよ
うに通電部をを固定し、この通電部をに接続断路棒３Ｃ
が摺動できるようになっている。また、この通電部には
所定の耐電圧を満足するように、金属材から形成された
固定側シールド３ｇが取付けられている。

以上、説明したように従来のガス絶縁断路器３は、シー
ルドとして金属性シールドを用いて通電部等の電界緩和
を行っていたため、縮小化に限界があった。このため、
同図に示すようなガス絶縁断路器３の大きざになり、ま
た、ガス絶縁断路器３とスペーサ６の相間ピッチの相違
により、接続断路棒３Ｃの中心線とスペーサ６の中心線
を同一とすることは不可能であった。そこで、ガス絶縁
断路器３は、可動側と固定側を一対として１つのベース
３ｈ上に取付けた構成とする必要があった。

（発明が解決しようとする課題）以上の理由からガス絶縁断路器は、外形１重量共に大き
く、金属密閉容器への組込みが容易でなく、また、同図
からも明らかなように、ガス絶縁スイッチギヤの収納機
器中量も大きい容積を占めているため、ガス絶縁スイッ
チギヤの縮小化を阻む大きな要因となっていた。

よって、ガス絶縁スイッチギヤ全体のコストを高くする
と共に、設置スペースの縮小化を困難なものとしていた
。

そこで、本発明の目的は、構成を簡素化し、小形軽量化
することにより、これを収納するガス絶縁スイッチギヤ
への組込みを容易にすると共に、ガス絶縁スイッチギヤ
縮小化を可能にし、全体を安価にすることができるガス
絶縁断路器を提供することにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は、第１の絶縁体および第２の絶縁体にそれぞれ
支持され、且つ同軸上に配置された第１の接触部および
第２の接触部と、この第１の接触部を貫通して軸方向に
移動し、第２の接触部と接離する棒状導体を備え、第２
の接触部を、収納する電気機器の枠体に絶縁体を介して
装着すると共に、第１の絶縁体には第２の接触部と対向
する側に絶縁材よりなるシールドを一体に設けるように
したものである。

（作　用）棒状導体を第２の接触子側に移動すると、この先端が第
２の接触子に接触して接続状態を保持する。また、接続
断路棒を反対側に移動すると、この先端が第２の接触子
と離れて断路状態を保持する。一方、対地間絶縁は、そ
れぞれの絶縁体により保たれ、極間は、第１の絶縁体に
設けたシールドと第２の接触部を支持する絶縁体により
保たれている。なお、棒状導体先端の電界緩和には、接
触部を構成する接触子も作用している。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第
１図は、本発明の一実施例を示す断面図であり、第２図
は第１図のＡ−Ａ線断面図を示し、第３図は第２図の側
面図を示し、第４図は第１図のＢ矢視図をボし、第５図
は第１図のＣ−Ｃ線断面図を示す。

第１図乃至第５図において、ガス絶縁断路器１０は、ベ
ース１１と、このベース１１に垂直状に取付けられた可
動側接触部１２と、ベース１１に回動自在に支持された
操作板１３と、この操作板１３の端部に一端を連結され
、可動側接触部１２を摺動しながら水平方向に移動自在
とした接続断路棒１４と、金属密閉容器１の仕切板１ａ
に設けた開口部１ｂを覆うように取付けられたスペーサ
１５から構成されている。ここで、スペーサ１５と可動
側接触部１２は、断路位置において所定の極間絶縁が保
てる距離に配置されている。

上記した可動側接触部１２は、可動側がいし１６と、こ
の可動側がいし１６の上部に下半部および円筒状とした
軸方向の一側（第３図で右側）を一体として埋設された
可動側導体主体部１７と、この可動側導体主体部１７の
上半部に取付けられ、上部にガス絶縁スイッチギヤの主
回路導体７を接続する端子１８ａを設けた可動側導体カ
バ一部１８と、この可動側導体カバ一部１８および可動
側導体主体部１７により支持され、接続断路棒１４をガ
イドする円筒部１９と、この円筒部１９の一側（第１図
で左側）の端部に設けた環状の溝に係合して支持され、
複数個の接触子２０が円周方向に沿って配列され、この
接触子２０に接触圧力を付加するばね２１を設けた接触
部２２で構成されている。ここで、接触子２０には、内
側に接続断路棒１４に接触する円弧状接触面が設けられ
ている。また、上記した可動側がいし１６の上部の一側
（第３図で右側）は、可動側シールド１６ａを一体に形
成している。

また、上記した接続断路棒１４の可動側の端部には、絶
縁材を一体にモールドした接続断路棒シールド２３が設
けられている。この接続断路棒シールド２３には、両側
部に突起部２４が設けられ、この突起部２４に絶縁材か
ら形成された操作板１３の長孔１３ａが挿入し連結され
ている。

さらに、上記したスペーサ１５は、固定金具２６を介し
て仕切板１ａの開口部１ｂを覆うように取付けられる絶
縁体２７と、この絶縁体２７に一体に埋設され、中心の
両側に突起部２８を設けた中心導体２９と、この突起部
２８に設けた環状の溝に係合して支持され、複数個の接
触子３０が円周方向に沿って配列され、この接触子３０
に接触圧力を付加するばね３１を設けた接触部３２で構
成されている。ここで、接触部３２の一方（第１図で右
側）は、その中心を接続断路棒１４の中心線に一致させ
接続位置で接触し、他方（第１図で左側）は、遮断器２
の端子２ａに接続する。また、接触子３０には、内側に
接続断路棒１４（または端子２ａ）に接触する円弧状の
接触面が設けられている。なお、仕切板１ａには環状の
溝１Ｃが設けられ、この溝１ＣにＯリング３３を挿入し
てスペーサ１５の左右の部屋の気密を保持している。

以上のように配置することができるのは、可動側シール
ド１６ａに絶縁材を用いて断路器を縮小したことと、従
来スペーサ６と断路器３の相間ピッチが異なっていたの
をスペーサ６の沿面形状と中心導体径を最適化すること
により、スペーサ６の相間ピッチを縮小化し、断路器３
の相間ピッチに合わせることができたからである。

次に、上記した実施例の作用を説明する。図示しない操
作機構部を駆動し、操作板１３を第１図において時計方
向に回動させると、接続断路棒１４は水平状態を保ちな
がら右側へ移動し、接続断路棒１４がスペーサ１５の接
触部３２から離れ、同図に示す接続状態から断路状態に
変わる。一方、絶縁は、次の構成で保たれている。すな
わち、対地間絶縁については、スペーサ１５は絶縁体２
６の沿面により、可動側接触部１２は可動側がいし１６
の沿面によりそれぞれ保たれており、また、極間絶縁に
ついては、可動側接触部１２の可動側シールド１６ａと
スペーサ１５により保たれている。なお、接続断路棒１
４の先端（第１図で左端）の電界緩和に、接触部２２が
役立っている。

したがって、以上のように構成された実施例は、スペー
サ１５が断路器の固定側となるため、従来固定側に設け
られていたがいし、シールド、固定側導体等が不要とな
り、組立の部品点数の削減とこれによる組立工数の削減
ができる。また、断路器が簡素化し、小形軽量になるた
め、ガス絶縁スイッチギヤへの組込み作業が容易となる
ばかりでなく、ガス絶縁スイッチギヤ全体の縮小化とコ
ストダウンが可能となる。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、断路器を簡素化し
、小形軽量化すると共に、これを収納するガス絶縁スイ
ッチギヤへの組込みを容易にし且つこれを縮小化するこ
とにより、設置スペースも縮小され全体を安価とするこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第２図は第
１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第２図の側面図、第４
図は第１図のＢ矢視図、第５図は第１図のＣ−Ｃ線断面
図、第６図は従来のガス絶縁断路器を収納したガス絶縁
キユービクルの側面図である。１・・・金属密閉容器１ａ・・・仕切板７・・・主回路導体８・・・絶縁ガス１１・・・ベース１２・・・可動側接触部１３・・・操作板１４・・・接続断路棒１５・・・スペーサ１６、２７・・・絶縁体１６ａ・・・シールド２０、３０・・・接触子代理人　弁理士　則　近　憲　佑同　　第子丸　健第第

Claims

【特許請求の範囲】

第１の絶縁体および第２の絶縁体にそれぞれ支持され、
かつ同軸上に配置された第１の接触部および第２の接触
部と、この第１の接触部を貫通して軸方向に移動し、前
記第２の接触部と接離する棒状導体を備え、前記第２の
接触部を、収納する電気機器の枠体に絶縁体を介して装
着すると共に、前記第１の絶縁体には前記第２の接触部
と対向する側に絶縁材よりなるシールドを一体に設けた
ことを特徴とするガス絶縁断路器。