JPH0227864Y2 - - Google Patents

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JPH0227864Y2
JPH0227864Y2 JP7054585U JP7054585U JPH0227864Y2 JP H0227864 Y2 JPH0227864 Y2 JP H0227864Y2 JP 7054585 U JP7054585 U JP 7054585U JP 7054585 U JP7054585 U JP 7054585U JP H0227864 Y2 JPH0227864 Y2 JP H0227864Y2
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chamber
water
backwash
filtration
purification device
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、接触酸価、フロツク形成、沈澱分
離、ろ過分離を単一槽内に合理的にコンパクトに
まとめあげた浄水装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来の浄水設備としては、原水の接触酸化、そ
の後の薬品混和、フロツク形成、沈澱分離、ろ過
分離の各工程が順次行われるように平面的に配列
したものが一般であり、そのために設備全体が大
きくなり、各工程の運転管理も煩雑な配慮を必要
としていた。
近時、これらの各工程をコンパクトにまとめる
試みがなされているが、各工程を単純に組合わせ
たにとどまため、各工程間に特別な関係はなく、
各工程における諸操作は従来と変わるところはな
かつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、浄水工程の主要部たる接触酸化、フ
ロツク形成、沈澱分離、ろ過分離を有機的にコン
パクトに一体化して装置の設置面積の節減をはか
り、しかもろ材の洗浄をも自動化すると共に設備
や操作を簡略化し、原水水質の変化にも十分に対
応することができるようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、槽体1内上部に、原水流入管3に通
ずる接触酸化室30と、該接触酸化室30からの
水を受入れるフロツク形成室6を区画形成し、さ
らに槽体1内下部に溢流壁7にて沈澱室8とろ過
室9を区画形成し、前記沈澱室8内下部と前記フ
ロツク形成室6とを連通せしめ、前記ろ過室9の
上部に区画壁18にて逆洗水室19を形成し、該
逆洗水室19と前記ろ過室9下部とを連通せし
め、該連通部より上部において前記逆洗水室19
に流出管24を設けるとともに前記ろ過室9を逆
洗排水管13に連通せしめたことを特徴とする浄
水装置である。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図及び第2図を参照しな
がら説明すれば、槽体1内の上部には、流入弁2
を有する原水流入管3を開口した接触酸化設備3
1を備えた接触酸化室30が区画形成され、さら
にこの接触酸化室30からの水を受け入れる混和
設備(図示せず)を備えた薬品混和室4と、この
薬品混和室4と例えば溢流堰5を介して連通する
フロキユレータ設備(図示せず)を備えたフロツ
ク形成室6とが区画形成されている。
これら接触酸化室30、薬品混和室4、フロツ
ク形成室6の区画は、溢流堰5等による図示例以
外にも種々の変形が可能であり、また接触酸化室
30内の接触酸化設備31としては、公知の生物
酸化を促進するためのハニカム材、板状接触材、
管状接触材、紐状接解材、定型充填材等、あるい
は回転円板等が用いられる。
さらに槽体1内は、溢流壁7によつて沈澱室8
とろ過室9とが区画形成されており、図示例のよ
うに溢流壁7を槽体1の外壁とほぼ同心的に配置
して、溢流壁7と槽体1の外壁間を沈澱室8と
し、溢流壁7の内部をろ過室9たらしめるとよい
が、要は槽体1内の一部を沈澱室8とし他部をろ
過室9に区画すればよく、種々の変形が可能であ
る。
沈澱室8内には、沈澱分離作用を促進するため
の公知の傾斜板や傾斜管などの傾斜装置10を配
設して沈澱室8を傾斜沈澱室とするとよく、この
傾斜装置10の下方とフロツク形成室6間は直接
又は溢流堰5にて区画された連通部を経て連通管
11によつて連通されており、さらに沈殿室8内
底部に排水弁12を有する排水管13が連設され
ている。
ろ過室9の構成は、公知のようにろ材14、ろ
材支持床15が集水装置16上に支持され、集水
装置16の下部には集水室17が形成されてい
る。また、槽体1内でろ過室9の上部には、ろ過
室9のろ材14の逆洗に足る水量を保有しうる逆
洗水室19を区画壁18にて区画形成する。この
ろ逆洗水室19は、槽体1内の一部に区画形成す
ることができるが、例えば図示例のように、区画
壁18にて槽体1内を上下に区画し、区画壁18
の上部を逆洗水室19、下部を沈澱室8とろ過室
9とし、区画壁18の頂部にろ抗管20を逆洗水
室19の水位以上に立ち上げ、逆洗水室19とろ
過室9の集水室17とは調節弁21を有する連通
管22にて連通させてある。
図中、23は逆洗水室19内の連通管22の開
口部より上部に設けられた流出堰で、流出管24
が連結されており、25は弁26を有する表洗水
導入管、27は表洗管を示す。
次にその作用を説明すれば、第3図は浄水工程
を図示したもので、流入弁2を開として原水を原
水流入管3から接触酸化室30に導き、ここで生
物酸化処理がなされる。次に生物酸化処理された
原水を薬品混和室4に導き、ここで急速撹伴され
て原水は薬品(凝集剤など)と混和される。薬品
混和室4にて薬品が混和された原水は、溢流堰5
を溢流してフロツク形成室6内に流入し、ここで
緩速撹伴されてフロツクが形成されたのち連通管
11にて沈澱室8内の下方部に導かれる。沈澱室
8に至つた原水は上昇流にて傾斜装置10内を通
過する間にフロツクの捕捉、沈殿が促進され、清
澄化されて溢流壁7を溢流してろ過室9に導かれ
る。ろ過室9に導かれた原水は、ろ材14を通過
してろ過され、ろ材支持床15、集水装置16を
経て、ろ過水となつて集水室17に至り、連通管
22を経由して逆洗水室19に入り、上昇して流
出堰23を溢流して流出管24から取り出され
る。
このようにして浄水作用が行われるが、ある時
間経過すると、ろ材14の通水抵抗(ろ抗)が増
大し、また沈澱室8底部には沈澱汚泥が堆積する
から、ろ材14の逆洗や沈澱室8の沈澱汚泥の排
泥を行う。
すなわち、第4図に示したように、まず流入弁
2を閉とし原水流入管3からの原水の流入を停止
したのち、排水弁12を開とする。しかして、調
節弁21を所定の逆洗流量にあわせてあらかじめ
設定しておき、逆洗水室19に溜つている過水
を逆洗水として連通管22を経て集水室17へ導
入すると、逆洗水は集水室17、ろ材支持床15
を通過してろ材14を逆洗し、ろ材14に捕捉さ
れていたフロツク等の濁質を除去する。この濁質
を含んだ洗浄排水は、溢流壁7上端から溢流して
沈澱室8上部へ流入し、傾斜装置10に付着して
いる濁質を清掃しながら沈澱室8底部に至り、底
部に堆積している沈澱汚泥を同伴し、排水管1
3、排水弁12から排水、排泥される。このよう
な操作を一定時間行つたのち、再び前記の浄水工
程を再開する。
ところで、原水の濁度は必ずしも常に一定では
なく、気象条件その他の理由によつて変動する。
しかしながら、前記のように、沈澱室8の排泥と
ろ過室9の逆洗とが同時に一貫して行われるとき
は、原水濁度の変動に対する対応も十分に行われ
る。すなわち、原水が高濁度時には、当然のこと
ながら沈殿排泥量の増加とろ過のろ抗到達時間が
短くなるため、ろ過室9の逆洗頻度が多くなり、
沈澱室8の排泥も同時に行われるから、排泥も適
切に行われることになる。また、原水が低濁度時
には、沈澱泥量が減少し、ろ過時のろ抗到達時間
が長くなるため、ろ過室9の逆洗頻度が少なくな
り、沈澱室8の排泥も同時に行われ、適切な排泥
が行われることになる。
また、他の実施例を、第5図、第6図に示す。
すなわち、第5図のように、ろ抗管20を排水サ
イフオン管28にて槽外の排水溝29に連絡さ
せ、排水サイフオン管28のサイフオンをきかせ
れば、ろ過室9の逆洗排水を排水サイフオン管2
8から槽外へ排出させることができ、場合によつ
ては沈澱室8に設けた排水弁12を有する排水管
13を省略することもできる。
また、第6図のように立上り排水管32を排水
弁12に連絡させ、立上り排水管32の頂部に自
動空気抜弁33をつけることによつて逆洗完了時
沈澱室8内で一定水位を保ち得る。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、浄水工程の
主要部たる接触酸化、フロツク形成、沈澱分離、
ろ過分離が単一槽内にコンクトにまとめられ、さ
らに必要不可欠のろ材の逆洗は上部の逆洗水室か
ら逆洗水の自動流入により逆洗ポンプ等を使用す
ることなく自動的に行われ、全体の設置面積がき
わめて節減されるとともに、設備や操作が簡略化
され、原水水質の変化にも十分に対応することが
できるという、きわめて有用な効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は一実施
例の平面図、第2図は縦断側面図、第3図及び第
4図は作用説明図で、第5図及び第6図は他の実
施例を示す縦断側面図である。 1……槽体、2……流入弁、3……原水流入
管、4……薬品混和室、5……溢流堰、6……フ
ロツク形成室、7……溢流壁、8……沈澱室、9
……ろ過室、10……傾斜装置、11……連通
管、12……排水弁、13……排水管、14……
ろ材、15……ろ材支持床、16……集水装置、
17……集水室、18……区画壁、19……逆洗
水室、20……ろ抗管、21……調節弁、22…
…連通管、23……流出堰、24……流出管、2
5……表洗水導入管、26……弁、27……表洗
管、28……排水サイフオン管、29……排水
溝、30……接触酸化室、31……接触酸化設
備、32……立上り排水管、33……自動空気抜
弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 槽体1内上部に、原水流入管3に通ずる接触
    酸化室30と、該接触酸化室30からの水を受
    入れるフロツク形成室6を区画形成し、さらに
    槽体1内下部に溢流壁7にて沈澱室8とろ過室
    9を区画形成し、前記沈澱室8内下部と前記フ
    ロツク形成室6とを連通せしめ、前記ろ過室9
    の上部に区画壁18にて逆洗水室19を形成
    し、該逆洗水室19と前記ろ過室9下部とを連
    通せしめ、該連通部より上部において前記逆洗
    水室19に流出管24を設けるとともに前記ろ
    過室9を逆洗排水管13に連通せしめたことを
    特徴とする浄水装置。 2 前記区画壁18を、槽体1内が上下に区画さ
    れる如く配置し、上部を前記逆洗水室19とし
    下部を前記沈澱室8及びろ過室9としたもので
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載の浄水
    装置。 3 前記溢流壁7を前記槽体1外壁とほぼ同心的
    に配置し、該溢流壁7と槽体1外壁間を沈澱室
    8とし内部をろ過室9たらしめたものである実
    用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の
    浄水装置。 4 前記接触酸化室30が生物酸化を促進するた
    めのハニカム、板状接触材、管状接触材、紐状
    接触材、定型充填材等又は、回転円板等を有す
    るものである実用新案登録請求の範囲第1〜3
    項のいずれか一つの項記載の浄水装置。 5 前記沈澱室8が沈澱促進用の傾斜装置を有す
    る傾斜沈澱室である実用新案登録請求の範囲第
    1〜4項のいづれか一つの項記載の浄水装置。 6 前記逆洗排水管13として、前記沈澱室8に
    連接した排水管を利用するものである実用新案
    登録請求の範囲第1〜5項のいずれかの一つの
    項記載の浄水装置。 7 前記逆洗排水管13が前記区画壁18から槽
    外に連通した排水サイフオン管である実用新案
    登録請求の範囲第1〜5項のいずれか一つの項
    記載の浄水装置。
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