JPH0227693Y2 - - Google Patents

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JPH0227693Y2
JPH0227693Y2 JP18796384U JP18796384U JPH0227693Y2 JP H0227693 Y2 JPH0227693 Y2 JP H0227693Y2 JP 18796384 U JP18796384 U JP 18796384U JP 18796384 U JP18796384 U JP 18796384U JP H0227693 Y2 JPH0227693 Y2 JP H0227693Y2
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double
row
ball
outer ring
ring
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JP18796384U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、組み立てを容易に行うことができる
複列玉軸受に関する。
従来技術 複列玉軸受を組み立てるには、まず内輪を偏ら
せて外輪の内周面に接触させ、内輪と外輪との間
に形成される三か月形の間隙に玉を挿入し、しか
るのちに内輪と外輪とを同軸状態に戻して玉入れ
作業を完了する。
考案の解決しようとする問題点 上記のような玉入れ作業において、内輪と外輪
の玉用複列軌道の寸法にそれぞれ最適の大きさの
玉を選択して挿入しなければならないが、内輪の
玉用複列軌道間と外輪の玉用複列軌道間との間に
形成される三か月形の間隙の最大寸法が玉の直径
よりも大きいから、一方から挿入された最適の玉
が、挿入されるべき側の軌道に入らずに他方の軌
道に挿入される恐れがある。このように玉が間違
つて複列軌道間に挿入されると、内輪と外輪とを
同軸状態に戻すことが出来ず、軸受の組み立てが
出来なくなる。
そこで、内輪と外輪間に仕切り板を設けること
も提案されているが、間隙が小さいために仕切り
板の形状と寸法に制約を受け、また玉入れ後に仕
切り板を取り外すことが必要となり、玉入れ作業
を複雑にするという問題がある。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する本考案の複列玉軸受は、
内輪の玉用複列軌道間及び外輪の玉用複列軌道間
の一方に、内輪と外輪間に玉を挿入するときに形
成される内外輪の各複列軌道間の三か月形間隙の
最大寸法を玉の直径より小さくする高さの環状突
起を設け、他方に前記環状突起を嵌め込み可能な
断面の環状溝を形成したことを特徴とする。前記
環状突起を有端リングで形成してもよい。
作 用 複列玉軸受の玉入れ作業において、内輪と外輪
の玉用複列軌道の寸法にそれぞれ最適の大きさの
玉を選択して内輪と外輪との間に挿入する場合、
内輪の玉用複列軌道間と外輪の玉用複列軌道間と
の間に形成される三か月形の間隙の最大寸法が玉
の直径よりも小さいから、一方側から挿入された
最適の玉は、前記環状突起により他方の軌道側へ
の移動を阻止される。
実施例 本考案の実施例について説明する。第1図にお
いて1は外周面に玉用複列軌道1a,1bを形成
した内輪、2は内周面に玉用複列軌道2a,2b
を形成した外輪、3は内輪1の玉用複列軌道1
a,1bと外輪2の玉用複列軌道2a,2b間に
それぞれ挿入された玉である。そして前記内輪1
の玉用複列軌道1a,1b間には環状の突起4が
形成され、前記外輪2の玉用複列軌道2a,2b
間には前記環状突起4を嵌め込み可能な断面の環
状溝5を形成している。前記環状突起4の突出高
さhは、第2図及び第3図に示すように内輪1を
偏らせて外輪2の内周面に接触させ内輪1と外輪
2間に玉3を挿入するときに形成される内外輪
1,2の各玉用複列軌道間の三か月形間隙6の最
大寸法Lを玉3の直径Dより小さくする高さに設
定する。
第4図は本考案の他の実施例であつて、前記外
輪2の玉用複列軌道2a,2b間には環状の突起
4が形成され、前記内輪1の玉用複列軌道1a,
1b間には前記環状突起4を嵌め込み可能な断面
の環状溝5を形成している。
第5図は本考案の他の実施例であつて、第1図
の実施例における前記突起4を、内輪1の玉用複
列軌道1a,1b間に形成した環状溝7に嵌着さ
れた有端リング8により形成している。
第6図は本考案の他の実施例であつて、第4図
の実施例における前記突起4を、外輪2の玉用複
列軌道2a,2b間に形成した環状溝7に嵌着さ
れた有端リング8により形成している。
なお、前記各実施例の環状突起4及び環状溝5
の断面形状は図示の形状に限定されず、本考案の
効果を損なわない形状であればよい。
前記各実施例の複列玉軸受の玉入れ作業におい
て、第2図及び第3図のように内輪1と外輪2と
を配置して内輪1と外輪2の玉用複列軌道1aと
2a,1bと2bの寸法にそれぞれ最適の大きさ
の玉3を選択して内輪1と外輪2との間に挿入す
る場合、内輪1の複列軌道間と外輪2の複列軌道
間との間に形成される三か月形の間隙6の最大寸
法Lが玉3の直径Dよりも小さいから、一方の玉
用複列軌道1a,2a間に挿入された最適の玉3
は、前記環状突起4により他方の軌道1b,2b
側への移動を阻止される。
効 果 本考案は上記の構成であるから、軸受の組み立
て工程において、内輪と外輪間への玉入れ作業
中、複列軌道への玉の誤挿入が完全に防止され、
組み立て作業を容易に、また組み立て機械を簡単
な構造にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
は第1図の複列玉軸受の玉入れ作業時の内輪と外
輪の配置の正面図、第3図は第2図の縦断面図、
第4図ないし第6図は本考案の他の実施例の縦断
面図である。 1……内輪、1a及び1b……玉用複列軌道、
2……外輪、2a及び2b……玉用複列軌道、3
……玉、4……環状突起、5……環状溝、8……
有端リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内輪の玉用複列軌道間及び外輪の玉用複列軌
    道間の一方に、内輪と外輪間に玉を挿入すると
    きに形成される内外輪の各複列軌道間の三か月
    形間隙の最大寸法を玉の直径より小さくする高
    さの環状突起を設け、他方に前記環状突起を嵌
    め込み可能な断面の環状溝を形成した複列玉軸
    受。 2 前記環状突起が内輪の玉用複列軌道間に設け
    られ、前記環状溝が外輪の玉用複列軌道間に形
    成された実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    複列玉軸受。 3 前記環状突起が外輪の玉用複列軌道間に設け
    られ、前記環状溝が内輪の玉用複列軌道間に形
    成された実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    複列玉軸受。 4 前記環状突起が、有端リングである実用新案
    登録請求の範囲第1ないし3項記載の複列玉軸
    受。
JP18796384U 1984-12-10 1984-12-10 Expired JPH0227693Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18796384U JPH0227693Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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JP18796384U JPH0227693Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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Publication Number Publication Date
JPS61101126U JPS61101126U (ja) 1986-06-27
JPH0227693Y2 true JPH0227693Y2 (ja) 1990-07-26

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JPS61101126U (ja) 1986-06-27

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